説明

スケジュール表示方法及び表示装置

【課題】 スケジュールを容易に把握可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーに対応する1ヶ月分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置であり、前記第1の領域にはカーソルが表示され、カーソルを移動することにより前記第1の領域に表示されている日を選択可能であり、前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、1ヶ月分のスケジュールを前記第2の表示領域に表示することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スケジュールを表示する方法及びスケジュールを表示可能な表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の携帯電話等の電子機器にはスケジュール機能が搭載されている。このスケジュール機能では、カレンダー、例えばその月の1日〜31日(30日や29日の場合もある)を表示すると共にカーソルを表示し、カーソルを移動させることによりカーソルが指示されている日のスケジュールをカレンダーとは別の領域に表示させるものである。
【0003】
また、このようなスケジュールを表示する機能に関する公開特許公報も数多く開示されており、例えば特許文献1には、カレンダーとその月に関連する写真を表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−225562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の携帯電話装置では、スケジュールを表示するにはカーソルをスケジュールが登録されている日に移動させる必要があり、一目でその月や週のスケジュールを把握することができなかった。また、特許文献1に記載の技術では、月のスケジュール一覧とカーソルが指示している日のスケジュールの詳細とをユーザが把握できるように切替表示する技術に関しては開示されていない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、請求項1に記載の表示装置は、 1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーに対応する1ヶ月分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置であり、 前記第1の領域にはカーソルが表示され、カーソルを移動することにより前記第1の領域に表示されている日を選択可能であり、前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、1ヶ月分のスケジュールの内、重要なスケジュールのみを前記第2の表示領域に表示することを特徴とする。
請求項2記載の表示装置は、請求項1に記載の表示装置であり、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示する際には、当該表示するスケジュールは、前記第2の表示領域に1ヶ月分のスケジュールを表示する際に表示するスケジュールよりもより詳細な内容であることを特徴とする。
請求項3記載の表示装置は、1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーの内、一週間分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置であり、前記第1の領域にはカーソルが表示され、カーソルを移動することにより前記第1の領域に表示されている日を選択可能であり、前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、前記カーソルが指示している週のスケジュールの内、重要なスケジュールのみを前記第2の表示領域に表示することを特徴とする。
請求項4記載の表示装置は、請求項3に記載の表示装置であり、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示する際には、当該表示するスケジュールは、前記第2の表示領域に1週間分のスケジュールを表示する際に表示するスケジュールよりもより詳細な内容であることを特徴とする。
請求項5記載の表示装置は、請求項1〜4に記載の表示装置であり、前記重要なスケジュールは、予めユーザの操作により指定可能であることを特徴とする。
請求項6記載のスケジュール表示方法は、1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーに対応する1ヶ月分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置のスケジュール表示方法であり、前記表示装置にスケジュールを表示する際には、前記第1の領域には移動可能なカーソルを表示し、前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、1ヶ月分のスケジュールの内、重要なスケジュールのみを前記第2の表示領域に表示することを特徴とする。
請求項7記載のスケジュール表示方法は、請求項6に記載のスケジュール表示方法であり、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示する際には、当該表示するスケジュールは、前記第2の表示領域に1ヶ月分のスケジュールを表示する際に表示するスケジュールよりもより詳細な内容とすることを特徴とする。
請求項8記載のスケジュール表示方法は、1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーの内、1週間分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置のスケジュール表示方法であり、前記表示装置にスケジュールを表示する際には、前記第1の領域には移動可能なカーソルを表示し、前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、カーソルが指示している週の1週間分のスケジュールの内、重要なスケジュールのみを前記第2の表示領域に表示することを特徴とする。
請求項9記載のスケジュール表示方法は、請求項8に記載のスケジュール表示方法であり、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示する際には、当該表示するスケジュールは、前記第2の表示領域に1週間分のスケジュールを表示する際に表示するスケジュールよりもより詳細な内容とすることを特徴とする。
請求項10記載のスケジュール表示方法は、請求項6〜9に記載のスケジュール表示方法であり、前記重要なスケジュールは、予めユーザの操作により指定可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1及び2に記載の発明では、スケジュールを表示する際に、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていなければ、その月のスケジュールの内重要なスケジュールの一覧を表示し、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていれば、その日の詳細なスケジュールに表示が切り替わるため、ユーザはその月のスケジュールの重要なスケジュール一覧を把握できると共に、スケジュールの詳細を見たい日にカーソルを移動するだけで容易に見ることが可能である。
請求項3及び4に記載の発明では、スケジュールを表示する際に、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていなければ、カーソルが指示している週のスケジュールの内重要なスケジュール一覧を表示し、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていれば、その日の詳細なスケジュールに表示が切り替わるため、ユーザはその週のスケジュールの内重要なスケジュールの一覧を把握できると共に、スケジュールの詳細を見たい日にカーソルを移動するだけで容易に見ることが可能である。
請求項6及び7に記載の発明では、スケジュールを表示する際に、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていなければ、その月のスケジュールの重要なスケジュール一覧を表示し、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていれば、その日の詳細なスケジュールに表示が切り替わるため、ユーザはその月のスケジュールの内重要なスケジュールの一覧を把握できると共に、スケジュールの詳細を見たい日にカーソルを移動するだけで容易に見ることが可能である。
請求項8及び9に記載の発明では、スケジュールを表示する際に、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていなければ、カーソルが指示している週の内重要なスケジュール一覧を表示し、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていれば、その日の詳細なスケジュールに表示が切り替わるため、ユーザはその週のスケジュールの重要なスケジュール一覧を把握できると共に、スケジュールの詳細を見たい日にカーソルを移動するだけで容易に見ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明を適用してなる一実施例装置の斜視図である。
【図2】本実施例装置のブロック図である。
【図3】第1実施例におけるディスプレイ60の表示形態の一例である。
【図4】第1実施例におけるディスプレイ60の表示形態の一例である。
【図5】第2実施例におけるディスプレイ60の表示形態の一例である。
【図6】第2実施例におけるディスプレイ60の表示形態の一例である。
【図7】第3実施例におけるディスプレイ60の表示形態の一例である。
【図8】第3実施例におけるディスプレイ60の表示形態の一例である。
【図9】第4実施例におけるディスプレイ60の表示形態の一例である。
【図10】第4実施例におけるディスプレイ60の表示形態の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明を適応してなる実施例装置について説明する。尚、本実施例では携帯電話装置について行ったが、スケジュールを表示可能な電子機器、例えばパーソナルコンピュータ等についても同様に実施可能である。
【実施例】
【0010】
本発明を適用してなる実施例装置について以下に説明する。尚、本実施例では携帯電話装置を一例にとり、その動作を説明する。
【0011】
図1は、本実施例装置の斜視図である。図1において、携帯電話装置1は、ディスプレイ60と、テンキー51と、マイク11、十字キー56、決定キー57とを有している。
【0012】
図2は、本実施例装置のブロック図を示している。図2に示すように、携帯電話装置1は、アンテナ2と接続された通信部3を備えている。この通信部3は、後述のベースバンド部4からの信号をアンテナ2を介して基地局へ発信し、あるいはアンテナ2を介して基地局からの電波を受信する。
【0013】
また、通信部3は、ベースバンド部4と接続されている。ベースバンド部4は、CDMA処理回路5と、音声コーデック6と、を有している。ここで、CDMA処理回路5は、符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。また、音声コーデック6は、音声を圧縮(符号化)、伸張(復号化)したり、アナログとデジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路(図示省略)により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。尚、この通信部3やCDMA処理回路5は電子メールの送受信機能も備えている。
【0014】
また、ベースバンド部4には、切替回路7が接続されている。この切替回路7には、増幅回路8を介して第1スピーカ9が接続されている。この第1スピーカ9は、増幅回路8で増幅されたベースバンド部4の電気信号を音声に変換する。この第1スピーカ9は、ユーザの耳にあてて通話に使用される。
【0015】
また、切替回路7には、増幅回路10を介してマイクロホン11が接続されている。このマイクロホン11は、通話に使用され、音声を電気信号に変換する。マイクロホン11により出力された電気信号は、増幅回路10で増幅されてベースバンド部4に出力される。
【0016】
また、切替回路7には、増幅回路12を介して第2スピーカ13が接続されている。この第2スピーカ13は、増幅回路12で増幅されたベースバンド部4の電気信号を音声に変換する。この第2スピーカ13は、受話音を周囲の人にも聞かせるための拡声用のスピーカである。また、第2スピーカ13は、着信報知の鳴動や警告音の鳴動も行う。
切替回路7は、ベースバンド部4との接続を、第1スピーカ9用の増幅回路8とマイクロホン11用の増幅回路10側にするか、あるいは第2スピーカ13用の増幅回路12とマイクロホン11用の増幅回路10側にするかを切り替える。
【0017】
また、通信部3、ベースバンド部4、切替回路7には、制御回路(制御部)14がそれぞれ接続されている。この制御回路100の制御により上述した切替回路7による切り替えが行われる。また、制御回路100によりベースバンド部4の音声コーデック6が制御され、音声コーデック6により第1スピーカ9及び第2スピーカ13の音量やマイクロホン11の感度が変更される。制御回路100は、ROM15と接続されており、ROM15に格納されているシステムプログラムに基づき各部を制御する。
RAM16には、カレンダー情報が格納されている。より具体的には、1月〜12月までの各月毎のカレンダー画像と、ユーザが登録したスケジュール情報が格納されている。このスケジュール情報は、スケジュール内容と、月、日、時刻、重要なスケジュールであるか否かを示すフラグが対応付けて複数格納可能である。
【0018】
制御回路100には、入力部50が接続されている。この入力部50は、電話番号等の入力を行うテンキー51と、通話の開始を操作する通話キー52と、通話の終了を操作する切キー53と、各種機能の設定を行う機能キー54と、電源キー55と、カーソルを移動させるための十字キー56と、項目を決定するための決定キー57と、を有している。また、制御回路100には、ディスプレイ60のバックライトである照明部61が接続されている。
【0019】
尚、ディスプレイ60には、カレンダーを表示するための第1の表示領域と詳細なスケジュールを表示するための第2の表示領域とを有しており、これらの表示領域については後ほど詳細に説明する。
【0020】
次に本実施例装置の動作について説明する。まず第1の実施例について説明する。図3及び図4は第1実施例の表示形態を示す図である。第1実施例では、制御部100がディスプレイ60にカレンダーを表示する際(例えば7月の1ヶ月分のカレンダー)に制御回路100は、RAM16に格納されているその月(7月の)1日〜31日のカレンダーを第1の表示領域200に表示すると共に、その月のスケジュール一覧を第2の表示領域300に表示する。更に、第1の表示領域200にカーソル400を表示させる。カーソル400は十字キー56の操作に応じて移動可能である。
【0021】
尚、スケジュールは予めユーザが入力部50を操作することにより登録可能であり、例えば、スケジュール内容、月、日、時刻、を対応付けてRAM16に格納可能である。
【0022】
第1実施例の特徴は以下の点にある、まず、制御部100は、RAM16に格納されている情報を読み込みことにより、カーソル400が指示している日にスケジュールが登録されていないと判定すると、第2の表示領域200に、その月の1ヶ月分のスケジュール一覧を表示するように、ディスプレイ60を制御する。制御部100が、十字キー56からの入力操作があると判定すると、その操作に応じてカーソル400を移動し、RAM16に格納されている情報に基づいて、カーソルが指示した日にスケジュールがあれば、図4に示すように、そのカーソルが指示した日(例えば28日)のスケジュールに表示が切り替わるように、ディスプレイ60を制御する。そのスケジュール表示は、1ヶ月分のスケジュールを表示した際よりもより詳細なスケジュールが表示される。
【0023】
具体的に説明すると、図3に示すように、カーソル400が指示する日にスケジュールが登録されていなければ、第2の表示領域300には、1ヶ月分のスケジュール(1日の会議、13日の待ち合せ、22日の会議、23日の出張、28日のハイキング)が表示される。続いて、カーソルが移動され、カーソルが指示している日(例えば28日)にスケジュールが登録されていれば、図4に示すように、「28日 ハイキング 田中さんと○○駅前で待ち合わせ」とより具体的なスケジュールが表示される。
【0024】
このように、第1実施例装置では、スケジュールを表示する際に、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていなければ、その月のスケジュール一覧を表示し、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていれば、その日の詳細なスケジュールに表示が切り替わるため、ユーザはその月のスケジュール一覧を把握できると共に、スケジュールの詳細を見たい日にはカーソル400を移動するだけで容易に見ることが可能である。
【0025】
次に第2実施例の動作について説明する。図5及び図6は第2実施例の表示形態を示す図である。第2実施例では、制御部100がディスプレイ60にカレンダーを表示する際(例えば7月の1ヶ月分のカレンダー)に制御回路100は、RAM16に格納されているその月(7月の)1日〜31日のカレンダーを第1の表示領域200に表示すると共に、カーソル400が存在する週のスケジュール一覧を第2の表示領域300に表示する。又、第1の表示領域200にカーソル400を表示させる。カーソル400は十字キー56の操作に応じて移動可能である。
【0026】
尚、スケジュールは予めユーザが入力部50を操作することにより登録可能であり、例えば、スケジュール内容、月、日、時刻、を対応付けてRAM16に格納可能である。
【0027】
第2実施例の特徴は以下の点にある、まず、制御部100は、RAM16に格納されている情報に基づいて、カーソル400が指示している日にスケジュールが登録されていないと判定すると、第2の表示領域200には、そのカーソルが存在する週の1週間分のスケジュール一覧が表示される(図5参照)。具体的に説明すると、図5に示すように、カーソル400が指示している週(28日〜31日)のスケジュール一覧が第2の表示領域300に表示される。続いて、制御部100が、十字キー56からの入力操作があると判定すると、その操作に応じてカーソル400が移動され、RAM16に格納されている情報に基づいて、カーソルが指示した日に予定があると判定すると、図6に示すように、そのカーソルが指示した日(例えば28日)のスケジュールをRAM16から読み込み、ディスプレイ60に表示させる。そのスケジュール表示は、一週間分のスケジュールを表示した際よりもより詳細なスケジュールが表示される。具体的には、図6に示すように「28日 ハイキング 田中さんと07:00に○○駅前で待ち合わせ。」と第2の表示領域200に表示される。
【0028】
具体的に説明すると、図5に示すように、カーソル400が指示する日にスケジュールが登録されていなければ、第2の表示領域300には、そのカーソルが存在する週のスケジュール(28日 ハイキング、29日会議、30日技術説明会)が表示される。続いて、カーソルが28日に移動されると、28日にはスケジュールが登録されているので、図6に示すように28日のスケジュールの詳細(28日 ハイキング 田中さんと07:00に○○駅前で待ち合せ。)が表示される。
【0029】
このように、第2実施例装置では、スケジュールを表示する際に、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていなければ、その週のスケジュール一覧を表示し、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていれば、その日の詳細なスケジュールに表示が切り替わるため、ユーザはその週のスケジュール一覧を把握できると共に、スケジュールの詳細を見たい日にはカーソル400を移動するだけで容易に見ることが可能である。
【0030】
次に第3実施例装置について説明する。図7及び図8は第3実施例の表示形態を示す図である。第3実施例では、制御部100がディスプレイ60にカレンダーを表示する際(例えば7月の1ヶ月分のカレンダー)に制御回路100は、RAM16に格納されているその月(7月の)1日〜31日のカレンダーを第1の表示領域200に表示すると共に、カーソル400が存在する週のスケジュール一覧を第2の表示領域300に表示する。又、第1の表示領域200にカーソル400を表示させる。カーソル400は十字キー56の操作に応じて移動可能である。
【0031】
尚、スケジュールは予めユーザが入力部50を操作することにより登録可能であり、例えば、スケジュール内容、月、日、時刻、重要なスケジュールであるか否かを示すフラグを対応付けてRAM16に格納可能である。
【0032】
第3実施例の特徴は以下の点にある、制御部100は、カーソル400が指示している日にスケジュールが登録されていないと判定すると、第2の表示領域200に、その月のスケジュールの内、ユーザが予め設定した重要なスケジュールの一覧を表示する(図7参照)。尚、この重要なスケジュールは、予めユーザが入力部50を操作することにより、RAM16に、重要なスケジュールであることを示すフラグと、日付、時刻、スケジュール内容とが対応付けて格納される。
具体的に説明すると、図7に示すように、制御部100は、月のスケジュールの内、重要なスケジュールであることを示すフラグが付されたスケジュールをRAM16から読み込み、その一覧を第2の表示領域300に表示する(尚、重要なスケジュールとは、例えば、図7に示す1日の会議、22日の会議、23日の出張)。続いて、制御部100が、十字キー56からの入力操作があると判定すると、その操作に応じてカーソル400が移動され、カーソルが指示した日に予定があれば、図8に示すように、そのカーソルが指示した日(例えば28日)のスケジュールに表示が切り替わるよう、ディスプレイ60を制御する。そのスケジュール表示は、1ヶ月分のスケジュールを表示した際よりもより詳細なスケジュールが表示される。より具体的には、図8に示すように「28日 ハイキング 田中さんと07:00に○○駅前で待ち合わせ。」と第2の表示領域200に表示される。
具体的に説明すると、制御部100は、図7に示すように、月の重要なスケジュールを表示する際には、RAM16に格納されている情報のうち、重要なスケジュールであることを示すフラグが付されたスケジュール(1日会議 22日会議 23日出張)を読み込み、ディスプレイ60の第2の表示領域300に表示させる。
尚、このときカーソル400が指示されている日にはスケジュールが登録されていないとする。続いて、制御部100は、十字キー56の操作に基づいてカーソル400を移動させ、カーソル400がスケジュールが登録されている日を指示すると、図8に示すように、カーソル400が指示した日のスケジュールの詳細(例えば、28日 ハイキング 田中さんと07:00に○○駅前で待ち合せ。)をディスプレイ60に表示させる。
【0033】
このように、第3実施例装置では、スケジュールを表示する際に、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていなければ、その月のスケジュールの内重要なスケジュールの一覧を表示し、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていれば、その日の詳細なスケジュールに表示が切り替わるため、ユーザはその月の重要なスケジュール一覧を把握できると共に、スケジュールの詳細を見たい日にはカーソル400を移動するだけで容易に見ることが可能である。
【0034】
次に第4実施例の動作について説明する。図9及び図10は第4実施例の表示形態を示す図である。第4実施例では、制御部100がディスプレイ60にカレンダーを表示する際(例えば7月の1ヶ月分のカレンダー)に制御回路100は、RAM16に格納されているその月(7月の)1日〜31日のカレンダーを第1の表示領域200に表示すると共に、カーソル400が存在する週のスケジュール一覧を第2の表示領域300に表示する。又、第1の表示領域200にカーソル400を表示させる。カーソル400は十字キー56の操作に応じて移動可能である。
【0035】
尚、スケジュールは予めユーザが入力部50を操作することにより登録可能であり、例えば、スケジュール内容、月、日、時刻、重要なスケジュールであるか否かを示すフラグを対応付けてRAM16に格納可能である。
【0036】
第4実施例の特徴は以下の点にある、まず、カーソル400が指示している日にスケジュールが登録されていなければ、第2の表示領域200には、そのカーソルが存在する週の1週間分のスケジュールの内、ユーザが予め設定した重要なスケジュールの一覧が表示される(図9参照)。尚、この重要なスケジュールは、予めユーザが入力部50を操作することにより、RAM16に、重要なスケジュールであることを示すフラグと、日付、時刻、スケジュール内容とが対応付けて格納される。
具体的に説明すると、図9に示すように、制御部100は、カーソル400が指示している週(28日〜31日)のスケジュールの内、重要なスケジュールであることを示すフラグが付されたスケジュールをRAM16から読み込み、その一覧を第2の表示領域300に表示する。続いて、制御部100が、十字キー56からの入力操作があると判定すると、その操作に応じてカーソル400が移動され、カーソルが指示した日に予定があれば、図10に示すように、そのカーソルが指示した日(例えば28日)のスケジュールに表示が切り替わるよう、ディスプレイ60を制御する。そのスケジュール表示は、一週間分のスケジュールを表示した際よりもより詳細なスケジュールが表示される。より具体的には、図10に示すように「28日 ハイキング 田中さんと07:00に○○駅前で待ち合わせ。」と第2の表示領域200に表示される。
【0037】
より具体的に説明すると、制御部100は、図9に示すように、カーソル400が存在する週の重要なスケジュールを表示する際には、RAM16に格納されている情報のうち、重要なスケジュールであることを示すフラグが付されたスケジュール(28日 ハイキング、29日 会議)を読み込み、ディスプレイ60の第2の表示領域300に表示させる。
尚、このときカーソル400が指示されている日にはスケジュールが登録されていないとする。続いて、制御部100は、十字キー56の操作に基づいてカーソル400を移動させ、カーソル400がスケジュールが登録されている日を指示すると、図9に示すように、カーソル400が指示した日のスケジュールの詳細(例えば、28日 ハイキング 田中さんと07:00に○○駅前で待ち合せ。)がディスプレイ60に表示される。
【0038】
このように、第4実施例装置では、スケジュールを表示する際に、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていなければ、その週のスケジュールの内重要なスケジュールの一覧を表示し、カーソルが指示している日にスケジュールが登録されていれば、その日の詳細なスケジュールに表示が切り替わるため、ユーザはその週の重要なスケジュール一覧を把握できると共に、スケジュールの詳細を見たい日にはカーソル400を移動するだけで容易に見ることが可能である。
【符号の説明】
【0039】
50 入力部
51 テンキー
56 十字キー
57 決定キー
60 ディスプレイ
200 第1の表示領域
300 第2の表示領域
400 カーソル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーに対応する1ヶ月分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置であり、
前記第1の領域にはカーソルが表示され、カーソルを移動することにより前記第1の領域に表示されている日を選択可能であり、
前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、1ヶ月分のスケジュールの内、重要なスケジュールのみを前記第2の表示領域に表示することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示装置であり、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示する際には、当該表示するスケジュールは、前記第2の表示領域に1ヶ月分のスケジュールを表示する際に表示するスケジュールよりもより詳細な内容であることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーの内、一週間分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置であり、
前記第1の領域にはカーソルが表示され、カーソルを移動することにより前記第1の領域に表示されている日を選択可能であり、
前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、前記カーソルが指示している週のスケジュールの内、重要なスケジュールのみを前記第2の表示領域に表示することを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の表示装置であり、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示する際には、当該表示するスケジュールは、前記第2の表示領域に1週間分のスケジュールを表示する際に表示するスケジュールよりもより詳細な内容であることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1〜4に記載の表示装置であり、前記重要なスケジュールは、予めユーザの操作により指定可能であることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーに対応する1ヶ月分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置のスケジュール表示方法であり、
前記表示装置にスケジュールを表示する際には、
前記第1の領域には移動可能なカーソルを表示し、
前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、1ヶ月分のスケジュールの内、重要なスケジュールのみを前記第2の表示領域に表示することを特徴とするスケジュール表示方法。
【請求項7】
請求項6に記載のスケジュール表示方法であり、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示する際には、当該表示するスケジュールは、前記第2の表示領域に1ヶ月分のスケジュールを表示する際に表示するスケジュールよりもより詳細な内容とすることを特徴とするスケジュール表示方法。
【請求項8】
1ヶ月分のカレンダーを表示する第1の領域と、当該第1の領域に表示されているカレンダーの内、1週間分のスケジュールを表示する第2の領域とを有する表示装置のスケジュール表示方法であり、
前記表示装置にスケジュールを表示する際には、
前記第1の領域には移動可能なカーソルを表示し、
前記カーソルがスケジュール登録されている日を指示している際には、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示し、一方、前記カーソルがスケジュールが登録されていない日を指示している際には、カーソルが指示している週の1週間分のスケジュールの内、重要なスケジュールのみを前記第2の表示領域に表示することを特徴とするスケジュール表示方法。
【請求項9】
請求項8に記載のスケジュール表示方法であり、前記カーソルが指示している日に対応するスケジュールを前記第2の表示領域に表示する際には、当該表示するスケジュールは、前記第2の表示領域に1週間分のスケジュールを表示する際に表示するスケジュールよりもより詳細な内容とすることを特徴とするスケジュール表示方法。
【請求項10】
請求項6〜9に記載のスケジュール表示方法であり、前記重要なスケジュールは、予めユーザの操作により指定可能であることを特徴とするスケジュール表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−53740(P2011−53740A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−199511(P2009−199511)
【出願日】平成21年8月31日(2009.8.31)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】