説明

データ処理装置及び記憶媒体

【課題】本発明は、個人情報を管理する電子ツールにおいてPIMソフトとしてのアプリケーションプログラムの個人データを効率よく利用することにある。
【解決手段】データ処理装置10は、各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続される通信手段12を有し、入力手段13から処理対象データと処理コマンドが入力されると前記通信手段によりセンター装置にデータサービスを要求し、当該センター装置から場所情報を取得する。そして取得した場所情報が住所録データに登録されているか否かを判別し、また当該場所に行く予定があるかをスケジュールデータから判別し、当該場所に行く予定のスケジュールデータが有ると判別された場合は、当該スケジュールデータに対して当該場所へ行く旨の行動スケジュールを登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理装置及び記憶媒体に係り、詳細には、アプリケーション間のデータリンクを設定するデータ処理装置及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、個人情報を管理する電子ツールとして電子手帳やパームトップコンピュータ等の各種電子機器が広く普及している。これらの電子機器では、個人情報管理用のソフトウエアとしてPIM(Personal Information Manager)ソフトを採用している。このPIMソフトでは、個人に関わる管理情報として住所録、スケジュール、メモ帳等を所定の管理形態(五十音順、日付順、入力時間順等)で管理するように、その各個人情報に応じた入力環境及び情報処理環境を提供するためのアプリケーションを個別に用意している。
【0003】
すなわち、PIMソフトにおいては、住所録データ及び住所録関連データを入力する住所録アプリケーションプログラム、スケジュールデータ及びスケジュール関連データを入力するスケジュールアプリケーションプログラム、またメモデータをメモ帳形式で入力するメモ帳アプリケーションプログラム、といように目的に応じて個別に個人情報を入力するように個別にアプリケーションプログラムが用意されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来の個人情報を管理する電子ツールにあってはPIMソフトを採用し、このPIMソフトにあっては目的に応じて個別に個人情報を入力するように個別にアプリケーションプログラムが用意されていたため、そのアプリケーションプログラム間で共通あるいは利用関係が設定された個人情報が有ったとしても、アプリケーションプログラム間では個人情報のリンク間系を設定することが困難であるという問題があった。
【0005】
すなわち、例えば、住所録プログラムにおいて管理されている住所録データを、スケジュールプログラムにおいて予定表に利用しようとした場合、その住所録データを予定表上にコピーして活用するといった形態では利用可能であるが、元の住所録データとコピー先の予定表データとの間には、何等リンク関係は設定されていない。このため、予定表上に住所録データを利用する場合は、住所録アプリケーションプログラムを起動して住所録データを検索する等の操作手順が必須となり、アプリケーションプログラム間で個人情報を利用する際の操作に手間がかかるとともに、アプリケーションプログラム間における個人情報の有効利用が行い難いという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、個人情報を管理する電子ツールにおいてPIMソフトとしてのアプリケーションプログラム間で個人情報のリンク関係を設定して、アプリケーションプログラム間における個人情報の利用を容易にするデータ処理装置及び記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続される通信手段と、住所録データとスケジュールデータを記憶するデータメモリと、処理対象データと処理コマンドを入力する入力手段と、この入力手段から入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記通信手段により前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から場所情報を取得する情報取得手段と、この取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別する場所判別手段と、この場所判別手段により場所情報が前記住所録データに登録されていると判別された場合は、当該場所に行く予定の前記スケジュールデータの有無を判別するスケジュール判別手段と、このスケジュール判別手段により当該場所に行く予定のスケジュールデータが有ると判別された場合は、当該スケジュールデータに対して当該場所へ行く旨の行動スケジュールを登録する登録手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
この請求項1記載の発明のデータ処理装置によれば、各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して通信手段を接続し、住所録データとスケジュールデータをデータメモリに記憶し、入力手段から入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記通信手段により前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から場所情報を情報取得手段により取得すると、この取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを場所判別手段により判別し、この場所情報が前記住所録データに登録されていると判別された場合は、スケジュール判別手段により当該場所に行く予定の前記スケジュールデータの有無を判別し、当該場所に行く予定のスケジュールデータが有ると判別された場合は、登録手段により当該スケジュールデータに対して当該場所へ行く旨の行動スケジュールが登録される。
【0009】
請求項3記載の発明は、コンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、住所録データとスケジュールデータを記憶するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、処理対象データと処理コマンドを入力するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、この入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から場所情報を取得するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、この取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、この場所判別処理により場所情報が前記住所録データに登録されていると判別された場合は、当該場所に行く予定の前記スケジュールデータの有無を判別するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、このスケジュール判別処理により当該場所に行く予定のスケジュールデータが有ると判別された場合は、当該スケジュールデータに対して当該場所へ行く旨の行動スケジュールを登録するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0010】
したがって、携帯情報端末等のデータ処理装置がこの記憶媒体に記憶されたプログラムを実行すれば、管理されていたスケジュールデータに対して、簡単な操作手順でセンター装置にアクセスして行動に必要な情報を検索して行動補助情報として活用することができ、そのスケジュールに基づく行動を補助するチケット予約等の手続を自動的に行って、ユーザーのスケジュール調整を容易にしている。
【0011】
請求項2記載の発明は、各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続される通信手段と、住所録データとスケジュールデータを記憶するデータメモリと、処理対象データと処理コマンドを入力する入力手段と、この入力手段から入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記通信手段により前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から時間情報と場所情報を取得する情報取得手段と、この取得した時間情報が前記スケジュールデータと重複するか否かを判別するとともに、取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別する判別手段と、この判別手段によりスケジュールが重複せず、場所情報が登録されていると判別された場合は、前記取得した時間情報と場所情報を報知する報知手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
この請求項2記載の発明のデータ処理装置によれば、各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して通信手段を接続し、住所録データとスケジュールデータをデータメモリに記憶し、入力手段から入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記通信手段により前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から時間情報と場所情報を情報取得手段により取得すると、判別手段により、この取得した時間情報が前記スケジュールデータと重複するか否かを判別するとともに、取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別し、この判別手段によりスケジュールが重複せず、場所情報が登録されていると判別された場合は、報知手段により前記取得した時間情報と場所情報を報知する。
【0013】
請求項4記載の発明は、コンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、住所録データとスケジュールデータを記憶するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、処理対象データと処理コマンドを入力するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、この入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から時間情報と場所情報を取得するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、この取得した時間情報が前記スケジュールデータと重複するか否かを判別するとともに、取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、この判別処理によりスケジュールが重複せず、場所情報が登録されていると判別された場合は、前記取得した時間情報と場所情報を報知するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0014】
したがって、データ処理装置がこの記憶媒体のプログラムを実行すれば、に格納されたスケジュールデータベースには、センター装置で検索された検索結果が報知された後、ユーザーの要望に応じて検索結果が登録されるとともに、その検索結果を登録する際にはスケジュールの重複が考慮されるため、スケジュールの変更を容易にし、スケジュールに検索結果を有効に利用することができる。
【発明の効果】
【0015】
請求項1載の発明のデータ処理装置及び請求項3載の発明の記憶媒体によれば、携帯情報端末等のデータ処理装置内で管理されていたスケジュールデータに対して、簡単な操作手順でセンター装置にアクセスして行動に必要な情報を検索して行動補助情報として活用することができ、そのスケジュールに基づく行動を補助するチケット予約等の手続を自動的に行って、ユーザーのスケジュール調整を容易にしている。
【0016】
請求項2記載の発明のデータ処理装置及び請求項4記載の発明の記憶媒体によれば、データ処理装置内に格納されたスケジュールデータベースには、センター装置で検索された検索結果が報知された後、ユーザーの要望に応じて検索結果が登録されるとともに、その検索結果を登録する際にはスケジュールの重複が考慮されるため、スケジュールの変更を容易にし、スケジュールに検索結果を有効に利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施の形態)
図1〜図3は、本発明を適用した第1の実施の形態の携帯情報端末1を示す図である。
【0019】
まず、構成を説明する。
【0020】
図1は、本第1の実施の形態の携帯情報端末1の要部構成を示すブロック図である。この図1において、携帯情報端末1は、CPU2、入力部3、RAM4、表示部5及び記憶装置6により構成されており、各部はバス8に接続されている。
【0021】
CPU(Central Processing Unit )2は、入力部3から入力されるキー入力指示により選択されたPIMソフトとしてのアプリケーションプログラム(以下、PIMアプリケーションという)を記憶装置6から読み出してRAM4に展開し、このRAM4に展開したPIMアプリケーションプログラムに基づいて個人情報(住所録データ、スケジュールデータ等)の入力処理及び入力された個人情報を記憶装置6に格納された対応するデータベースへの登録処理等を実行する。
【0022】
また、CPU2は、入力部3のキー入力においてリンクモードキーが操作されると後述するリンクモード処理を実行し、PIMアプリケーションにより各種データベースに記憶された個人情報に対するユニークコード(リンクコード)の設定とリンクデータタイトルの設定を促す処理を行って、その設定指示に従って当該個人情報にユニークコード及びリンクデータタイトルを設定し、この設定したユニークコードを当該個人情報が格納される記憶装置6内のデータベースに関連付けて格納するとともに、当該ユニークコードとリンクデータタイトルを記憶装置6内のリンクデータメモリに格納する。
【0023】
さらに、CPU2は、リンクモード処理において、リンクデータメモリに予め格納されたリンクデータタイトルが選択された場合は、当該リンクデータタイトルに関連してリンクデータメモリに格納されたユニークコードに基づいて、各種データベースに格納された個人情報を読み出して表示することにより、ユニークコードを利用してPIMアプリケーション毎に登録された個人情報にリンク関係を設定して、PIMアプリケーション間での個人情報の有効利用を可能としている。
【0024】
入力部3は、カーソルキー、数字入力キー、各種機能キー、リンクモードキー及びリンクキー等を備え、押下されたキーの押下信号をCPU2に出力する。
【0025】
RAM(Random Accesss Memory )4は、CPU2により処理される各種PIMアプリケーションプログラムやその個人情報に係るデータを一時的に格納するメモリエリアを形成する。
【0026】
表示部5は、液晶パネル等により構成され、CPU2から入力される表示データ(PIMアプリケーションプログラムに応じた入力画面や入力されたデータ等)を表示する。
【0027】
記憶装置6は、プログラムやデータ等か予め記憶されている記憶媒体7を有しており、この記憶媒体7は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体7は記憶装置6に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記憶媒体7には上記各種PIMアプリケーションプログラム(住所録プログラム、スケジュールプログラム等)、リンクモード処理プログラム及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0028】
また、この記憶媒体7に記憶するプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体7に記憶されているプログラム、データを通信回線を介して使用する構成にしてもよい。
【0029】
また、記憶装置6は、PIMアプリケーションプログラムに必要なメモリ領域として各種データベースとして図2(a)、(b)に示す住所録データベースとスケジュールデータベースを有し、後述するリンクモード処理おいて利用される図2(c)に示すリンクデータメモリを有する。図2(a)の住所録データベースには、店舗や映画館等の名称と、その住所及び電話番号を関連付けて格納するとともに、その住所録データ毎にリンクキー処理に際して設定されるユニークコードを格納するようにしている。同図(b)のスケジュールデータベースには、日付、時間帯、場所及び行動内容を関連付けて格納するとともに、そのスケジュールデータ毎にリンクキー処理に際して設定されるユニークコードを格納するようにしている。同図(c)のリンクデータメモリには、上記CPU2により実行されるリンクモード処理において個人情報に設定されたユニークコードを、そのリンクデータタイトルと関連付けて格納するようにしている。
【0030】
次に、本第1の実施の形態の動作を説明する。
【0031】
本第1の実施の形態の携帯情報端末1により実行されるリンクモード処理について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0032】
このフローチャートに記載した各機能を実現するプログラムはCPU2が読み取り可能なプログラムコードの形態で上記記憶媒体7に記憶されている。
【0033】
この図3に示すリンクモード処理は、入力部3におけるリンクモードのキー操作を監視することにより実行開始の有無が判別されるため、まず、入力部3におけるリンクモードキーの押下の有無をチェックする(ステップS1)。ユーザーによりリンクモードキーが押下されると、次いで、現在の状態が、データリンクを行うPIMアプリケーション(住所録アプリケーション、スケジュールアプリケーション)が選択され、何らかのデータが表示部5に表示されているか判断する(ステップS2)。
【0034】
表示部5にデータリンクされる個人情報(例えば住所録データの「AAA本店」)が表示されている場合は、Yesに進み,入力部3においてリンクーキーが押下されるかをチェックする(ステップS3)。リンクキーが押下されると、その個人情報にユニークコードが設定されているか否かを、当該個人情報が格納された図2の(a)の住所録データベースあるいは図2(b)のスケジュールデータベースを検索して判別する(ステップS4)。
【0035】
その検索の結果、その個人情報にユニークコードが設定されていない場合は、その個人情報に新たなユニークコードを設定する(ステップS5)。「AAA本店」にユニークコードが付いてないとしたら「0001」のように付け、既に付いていればそのままステップS6に移行する。そしてステップS6では、リンクデータメモリに記憶されているタイトルデータを一覧表示する。第2図(c)のように「我が輩は猫である」と「面接」というタイトルが記憶されていたとすると(まだ何のリンクも張っていない状態とする)、これらのタイトルが一覧表示され、ユーザは「AAA本店」に関連付けるタイトルを選択することができる。ここで「我が輩は猫である」を選択すると、リンクデータメモリの「我が輩は猫である」に「AAA本店」のユニークコード「0001」が付加されることになる(ステップS9)。
【0036】
一方リンクデータタイトル入力画面においてユーザーにより「新規」のデータを入力することもできる(ステップS7→S8)。この場合は、新たなタイトルが入力されリンクデータに追加され(ステップS8)、その対応するエリアに「AAA本店」のユニークコード「0001」が付加されることになる(ステップS9)。
【0037】
図2(c)は最終的に「我が輩は猫である」というタイトルに対して「AAA本店」と「10/3のスケジュール」のリンク情報が記憶され、「面接」というタイトルに対して「CCC理容室」のリンク情報が記憶された状態を示している。
【0038】
また、ステップS2において、PIMアプリケーションが起動されず、データが表示されていない状態が判断された場合は、リンクデータメモリに記憶されているタイトルを「選択」するための入力画面を表示部5に表示する(ステップS10)。そして、表示されたタイトルの中から1つのタイトルが選択されると(ステップS11)、この選択されたタイトルが格納されたリンクデータメモリ内のユニークコードをRAM4に読み出す(ステップS12)。次に、この読み出したユニークコードが設定された住所録データを住所録データベースから読み出し、あるいは読み出したユニークコードが設定されたスケジュールデータをスケジュールデータベースから読み出して表示部5に表示する(ステップS13)。
【0039】
すなわち、「我が輩は猫である」が選択されると、住所録データにユニークコード「0001」が設定されているため、対応する住所録データが読み出され表示部5に表示され、また同時に、スケジュールデータベースでは2行目のスケジュールデータにユニークコード「0002」が設定されているため、そのユニークコード「0002」に対応するスケジュールデータが読み出され表示部5に表示される。
【0040】
以上のように、本第1の実施の形態の携帯情報端末1では、リンクモード処理機能を有し、このリンクモード処理機能を利用するために記憶装置6内にリンクデータメモリを格納し、このリンクデータメモリには各タイトルに対して、PIMアプリケーションで登録された各種個人情報(住所録データ、スケジュールデータ)に設定されたユニークコードが関連付けられて格納される。つまり、リンクモード処理に際しては、PIMアプリケーションを起動してリンクする個人情報が表示されている場合は、タイトルを新規入力あるいは選択することにより、その個人情報に対してユニークコードが自動的に設定されて当該PIMアプリケーションに対応するデータベースに格納されるとともに、そのユニークコードと入力/選択されたリンクデータタイトルとともにリンクデータメモリに格納される。
【0041】
さらに、リンクモード処理では、リンクデータタイトル選択画面でタイトルを選択すると、その選択されたリンクデータタイトルに設定されたユニークコードから関連付けられた個人情報(住所録データ、スケジュールデータ)が対応するデータベース(住所録データベース、スケジュールデータベース)から読み出されて表示される。
【0042】
したがって、従来はPIMアプリケーション毎に個別に管理されていた個人情報を簡単な操作手順でリンク関係を設定することができ、PIMアプリケーション間で個人情報を利用することが容易にできる。また、個人情報にユニークコードとリンクデータタイトルから構成されるリンク情報を設定して、そのリンクデータタイトルの呼び出しを容易にしたことにより、PIMアプリケーション起動中においてリンク関係を設定した個人情報の検索を容易にすることができる。
【0043】
(第2の実施の形態)
図4〜図11は、本発明を適用した第2の実施の形態の携帯情報端末10を示す図である。
【0044】
まず、構成を説明する。
【0045】
図4は、本第2の実施の形態の携帯情報端末10の要部構成を示すブロック図である。この図4において、携帯情報端末10は、CPU11、通信ユニット12、入力部13、表示部14、記憶装置15、RAM17及びI/F部18により構成されており、各部はバス19に接続されている。
【0046】
CPU11は、入力部13から入力されるキー入力指示により選択されたPIMアプリケーションを記憶装置15から読み出してRAM17に展開し、このRAM17に展開したPIMアプリケーションプログラムに基づいて個人情報(住所録データ、スケジュールデータ等)の入力処理及び入力された個人情報を記憶装置6に格納された対応するデータベースへの登録処理等を実行する。
【0047】
また、CPU2は、入力部13のキー入力においてアシスタント機能を実行させるコマンド入力として「購入」キーあるいは「調査」キーが操作されると、後述するアシスタント機能処理を開始し、入力されたコマンドを判断し、記憶装置15内の便利帳に格納された対象データ及び分類データに基づいて、個人の行動を補助する内容(例えば、購入予定の本が置かれた書店の調査、所望の映画の上映予定映画館の調査等)の検索処理を、通信ユニット12により後述するサービスセンター20に依頼し、その検索結果をサービスセンター20から通信ユニット12により受信して表示部14に表示した後、ユーザーの要求に応じて購入依頼や予約依頼等の処理を自動的に実行する。
【0048】
通信ユニット12は、CPU11により実行されるアシスタント機能処理において、CPU11の制御によりサービスセンター20との間で各種コマンドや検索データ等を所定の通信プロトコルに基づいて無線信号をアンテナ12aにより送・受信する通信機能を有する。また、通信ユニット12は、後述するアシスタント実行処理に際して、本の予約等を実行する場合は書店に発呼して予約する旨のメッセージを送信する通信機能等も有する。
【0049】
入力部13は、カーソルキー、数字入力キー、各種機能キー、アシスタントモードキー及び「購入」、「調査」等のコマンドキー等を備え、押下されたキーの押下信号をCPU11に出力する。
【0050】
表示部14は、液晶パネル等により構成され、CPU11から入力される表示データ(PIMアプリケーションプログラムに応じた入力画面や入力されたデータ等)を表示する。
【0051】
記憶装置15は、プログラムやデータ等か予め記憶されている記憶媒体16を有しており、この記憶媒体16は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体16は記憶装置15に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記憶媒体16には上記各種PIMアプリケーションプログラム(住所録プログラム、スケジュールプログラム等)、アシスタント機能処理プログラム及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0052】
また、この記憶媒体16に記憶するプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体16に記憶されているプログラム、データを通信回線を介して使用する構成にしてもよい。
【0053】
また、記憶装置15は、PIMアプリケーションプログラムに必要なメモリ領域として各種データベースとして図5(a)、(b)に示す住所録データベースとスケジュールデータベースを有し、後述するアシスタント機能処理おいて利用される図5(c)に示す便利帳メモリを有する。図5(a)の住所録データベースには、店舗や映画館等の名称と、その住所及び電話番号を関連付けて格納し、同図(b)のスケジュールデータベースには、日付、時間帯、場所及び行動内容を関連付けて格納している。同図(c)の便利帳メモリには、上記CPU11により実行されるアシスタント機能処理において処理される対象データと、分類データと、コマンドデータとを、関連付けて格納するようにしている。
【0054】
RAM17は、CPU11により処理される各種PIMアプリケーションプログラムやその個人情報に係るデータを一時的に格納するメモリエリアを形成する。
【0055】
I/F部18は、図示しない外部のコンピュータシステム等と有線により接続する接続機能と、PIMアプリケーションの処理により記憶装置15に登録された各種個人情報等を図示しない外部のコンピュータシステムに送信したり、また外部のコンピュータシステムから個人情報の関連情報を受信したりする際に、その外部のコンピュータシステムとの間でデータの授受を行うデータ授受機能と、を有する。
【0056】
次に、サービスセンター20の要部構成を図6に示すブロック図に基づいて説明する。この図6のサービスセンター20では、本のサービスセンター機能や映画のサービスセンター機能等を有する。
【0057】
通信ユニット21は、上記図4に示した携帯情報端末10との間で上記アシスタント機能処理に伴う各種コマンドや検索データ等を所定の通信プロトコルに基づいて無線信号をアンテナ21aにより送・受信する通信機能を有し、受信した各種コマンドを情報検索装置22に出力し、情報検索装置22から入力される検索データを情報携帯端末10に送信する。
【0058】
情報検索装置22は、通信ユニット21から入力される各種コマンド(すなわち、上記「購入」、「調査」等のコマンド)に基づいて携帯情報端末10が所望するデータをデータベース22から検索し、その検索データを通信ユニット21に出力する。
【0059】
データベース23は、本のサービスセンター機能や映画のサービスセンター機能を実現するため、本の在庫情報及び予約情報をデータベース化して書店データベースとして格納するとともに、映画館の情報(例えば、上映中あるいは上映予定の映画タイトル、上映期間、上映時間等)及び予約情報をデータベース化して映画館データベースとして格納する。そして、データベース23は、その各データベースに格納された書店情報や映画館情報が情報検索装置22により検索されて読み出される。
【0060】
次に、本第2の実施の形態の動作を説明する。
【0061】
本第2の実施の形態の携帯情報端末10により実行されるアシスタント機能処理について図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0062】
このフローチャートに記載した各機能を実現するプログラムはCPU11が読み取り可能なプログラムコードの形態で上記記憶媒体16に記憶されている。
【0063】
この図7に示すアシスタント機能処理は、入力部13におけるアシスタントモードのキー操作を監視することにより実行開始の有無が判別されるため、まず、入力部13におけるアシスタントモードキーの押下の有無をチェックする(ステップS21)。ユーザーによりアシスタントモードキーが押下されると、図8に示す便利帳入力モード画面を表示部14に表示し、その便利帳入力モード画面においてコマンド入力の有無をチェックする(ステップS22)。
【0064】
便利帳入力モード画面においてコマンドが入力されると、続いて図8の便利帳入力モード画面において処理対象データの入力及び分類データ(例えば、ホテル、レストラン、書籍・CD、映画、交通等)の選択が行われて、記憶装置15内の図5(c)に示した便利帳メモリに処理すべきデータが格納されたか否かを確認する(ステップS23)。処理対象データ及び分類データの便利帳メモリへの格納を確認すると、ステップS22で入力されたコマンドを判断する(ステップS24)。図8の便利帳入力モード画面では、コマンドとして予め「購入」と「調査」が用意されているため、入力コマンドは「購入」か「調査」かが判断される。次いで、ステップS23で選択された分類の内容を判断する(ステップS25)。図8の便利帳入力モード画面では、分類データとして予め「ホテル、レストラン、書籍・CD、映画、交通」が用意されているため、この分類データの中で選択された分類データの内容が判断される。
【0065】
そして、この分類データの判断を終了すると、判断したコマンド及び分類データに基づいてアシスタント実行処理が開始される。このアシスタント実行処理について図9及び図10に示すフローチャートを参照して説明する。
【0066】
図9に示すフローチャートは、コマンドが「購入」で、分類が「書籍・CD」の場合に実行されるアシスタント実行処理を示している。
【0067】
図9においてアシスタント実行処理を開始すると、まず、分類「書籍・CD」に基づいて記憶装置15内の便利帳メモリに格納されている書籍のタイトル(対象データ)を読み出す(ステップS31)。図5(c)に示した便利帳メモリでは、「分類:書籍」に対応して「対象(タイトル):我が輩は猫である」が格納されているため、この「対象(タイトル):我が輩は猫である」が処理対象データとして読み出される。次いで、この便利帳メモリから読み出した書籍タイトル「我が輩は猫である」が置かれている書店の候補の検索依頼信号を通信ユニット12からサービスセンター20に送信する(ステップS32)。
【0068】
この携帯情報端末10からの「我が輩は猫である」が置かれている書店の候補の検索依頼信号を通信ユニット21により受信したサービスセンター20では、情報検索装置22が受信した「我が輩は猫である」が置かれている書店の候補の検索依頼に基づいてデータベース23内の本の在庫情報や予約情報等を格納した書店データベースを検索し、そのデータベース23から検索した候補書店データとして、例えば、その候補書店の「書店名」等の候補書店情報を通信ユニット21により携帯情報端末10に対して送信する。
【0069】
そして、携帯情報端末10は、サービスセンター20から送信される候補書店情報の通信ユニット12における受信の有無をチェックし(ステップS33)、サービスセンター20から送信される候補書店情報が通信ユニット12により受信されると、その受信した候補書店情報により取得した候補書店の「書店名」の住所が記憶装置15内の図5(a)に示した住所録データベースに登録されているか否かをチェックする(ステップS34、S35)。その書店の住所が登録済みでない場合は、ステップS41に移行して、その書店が何処にあるかのコメントを作成して表示部14に表示して、その書店の住所データの入力を促して、本アシスタント実行処理を終了する。また、その書店の住所が登録済みである場合は、通信ユニット12により当該書店に発呼して「我が輩は猫である」を予約する旨のメッセージを送信する(ステップS36)。
【0070】
次いで、記憶装置15内の図5(b)に示したスケジュールデータベースを調べて(ステップS37)、その書店に近く行く予定があるか否かをチェックする(ステップS38)。その書店に近く行く予定がない場合は、ステップS42に移行して、「我が輩は猫である」の予約を済ませたので、その書店へ行く旨のメッセージを作成して表示部14に表示して、その書店へ行くように促して、本アシスタント実行処理を終了する。また、その書店に近く行く予定がある場合は、「我が輩は猫である」の予約を済ませた旨を図11に示すように便利帳結果出力画面として表示部14に表示するとともに、その予約内容をスケジュールデータとして取り込んで(ステップS39)、本アシスタント実行処理を終了する。
【0071】
また、ステップS33において、サービスセンター20から送信される候補書店情報が通信ユニット12により受信されないと、すなわち、候補書店が見つからないと、候補書店が見つからない旨のメッセージを作成して表示部14に表示して(ステップS40)、本アシスタント実行処理を終了する。
【0072】
次いで、図10に示すフローチャートは、コマンドが「調査」で、分類が「映画」の場合に実行されるアシスタント実行処理を示している。
【0073】
図10においてアシスタント実行処理を開始すると、まず、分類「映画」に基づいて記憶装置15内の便利帳メモリに格納されている映画のタイトル(対象データ)を読み出す(ステップS51)。図5(c)に示した便利帳メモリでは、「分類:映画」に対応して「対象(タイトル):風と共に去りぬ」が格納されているため、この「対象(タイトル):風と共に去りぬ」が処理対象データとして読み出される。次いで、この便利帳メモリから読み出した映画タイトル「風と共に去りぬ」を上映中あるいは上映予定の映画館の候補の検索依頼信号を通信ユニット12からサービスセンター20に送信する(ステップS52)。
【0074】
この携帯情報端末10からの「風と共に去りぬ」を上映中あるいは上映予定の映画館の候補の検索依頼信号を通信ユニット21により受信したサービスセンター20では、情報検索装置22が受信した「風と共に去りぬ」を上映中あるいは上映予定の映画館の候補の検索依頼に基づいてデータベース23内の映画館の情報(例えば、上映中あるいは上映予定の映画タイトル、上映期間、上映時間等)及び予約情報等を格納した映画館データベースを検索し、そのデータベース23から検索した候補映画館データとして、例えば、その候補映画館の「映画館名」、「上映期間」、「上映時間」等の候補映画館情報を通信ユニット21により携帯情報端末10に対して送信する。
【0075】
そして、携帯情報端末10は、サービスセンター20から送信される候補映画館情報の通信ユニット12における受信の有無をチェックし(ステップS53)、サービスセンター20から送信される候補映画館情報が通信ユニット12により受信されると、その受信した候補映画館情報により取得した候補映画館の「上映時間」が、記憶装置15内の図5(b)に示したスケジュールデータベースに登録されているスケジュールと重ならないか否かをチェックする(ステップS54)。また、取得した候補映画館の住所が記憶装置15内の図5(a)に示した住所録データベースに登録されていることを確認する(ステップS55)。
【0076】
そして、サービスセンター20から取得した検索結果、すなわち映画館情報である「映画館名」、「上映期間」、「上映時間」をまとめて図11に示すように便利帳結果出力画面として表示部14に表示する(ステップS56)。この図11に示す便利帳結果出力画面では、「風と共に去りぬ」がEEE映画館で上映予定であり、「12/1」に見に行くことをスケジュールに入れて良いかをユーザーに問い合わす表示を行っている。ここで、便利帳結果出力画面に表示した「YES」キーが押下されると、通信ユニット12によりEEE映画館に発呼して「風と共に去りぬ」の「12/1」のチケットを予約する旨のメッセージを送信し、EEE映画館で上映予定の「風と共に去りぬ」を「12/1」に見に行くことをスケジュールデータベースに登録して(ステップS57)、本アシスタント実行処理を終了する。
【0077】
また、ステップS53において、サービスセンター20から送信される候補映画館情報が通信ユニット12により受信されないと、すなわち、候補映画館が見つからないと、候補映画館が見つからない旨のメッセージを作成して表示部14に表示して(ステップS58)、本アシスタント実行処理を終了する。
【0078】
以上のように、本第2の実施の形態の携帯情報端末10では、アシスタント処理機能を有し、このアシスタント処理機能を利用するために記憶装置6内に便利帳メモリを格納し、この便利帳メモリには処理対象データ、分類データ(検索分類)、コマンドデータ(アシスタント処理の実行内容)をユーザーの指定により任意に格納する。
【0079】
そして、アシスタント実行処理に際しては、便利帳メモリに登録された処理対象データ、分類データ、コマンドデータから指定される内容に従って、サービスセンター20に検索依頼信号が送信され、このサービスセンター20から検索結果を取得すると、その検索結果を住所録データベースあるいはスケジュールデータベースと照らし合わせてユーザーの行動を補助するメッセージが作成されて表示部14に表示される。さらに、このアシスタント実行処理では、メッセージに対するユーザーの指示に応じてスケジュールの作成や書籍購入の予約、あるいは映画チケットの予約等が検索された候補書店あるいは候補映画館に対して自動的に行われる。
【0080】
したがって、携帯情報端末10内で管理されていたスケジュールデータに対して、簡単な操作手順でサービスセンター20にアクセスして行動に必要な情報を検索して行動補助情報として活用することができ、そのスケジュールに基づく行動を補助するチケット予約等の手続を自動的に行って、ユーザーのスケジュール調整を容易にしている。また、携帯情報端末10内に格納されたスケジュールデータベースには、サービスセンター20で検索された検索結果が報知された後、ユーザーの要望に応じて検索結果が登録されるとともに、その検索結果を登録する際にはスケジュールの重複が考慮されるため、スケジュールの変更を容易にし、スケジュールに検索結果を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明のデータ処理装置及び記憶媒体を適用した第1の実施の形態の携帯情報端末1の要部構成を示すブロック図。
【図2】図1の記憶装置6内に格納される住所録データベース(同図(a))、スケジュールデータベース(同図(b))、リンクデータメモリ(同図(c))の各メモリ構成を示す図。
【図3】図1の携帯情報端末1により実行されるリンクキー処理のフローチャート。
【図4】本発明のデータ処理装置及び記憶媒体を適用した第2の実施の形態の携帯情報端末10の要部構成を示すブロック図。
【図5】図4の記憶装置15内に格納される住所録データベース(同図(a))、スケジュールデータベース(同図(b))、便利帳メモリ(同図(c))の各メモリ構成を示す図。
【図6】本第2の実施の形態のサービスセンター20の要部構成を示すブロック図。
【図7】図4の携帯情報端末10により実行されるアシスタント機能処理のフローチャート。
【図8】図7のアシスタント機能処理において図4の表示部14に表示される便利帳入力モード画面を示す図。
【図9】図7のアシスタント機能処理の後に実行されるアシスタント実行処理のフローチャート。
【図10】図7のアシスタント機能処理の後に実行されるアシスタント実行処理のフローチャート。
【図11】図9及び図10の各アシスタント処理実行後に図4の表示部14に表示される便利帳検索結果の一例を示す図。
【符号の説明】
【0082】
1、10 携帯情報端末
2、11 CPU
3、13 入力部
4、17 RAM
5、14 表紙部
6、15 記憶装置
7、16 記憶媒体
8、16 バス
12、21 通信ユニット
18 I/F部
20 サービスセンター
22 情報検索装置
23 データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続される通信手段と、
住所録データとスケジュールデータを記憶するデータメモリと、
処理対象データと処理コマンドを入力する入力手段と、
この入力手段から入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記通信手段により前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から場所情報を取得する情報取得手段と、
この取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別する場所判別手段と、
この場所判別手段により場所情報が前記住所録データに登録されていると判別された場合は、当該場所に行く予定の前記スケジュールデータの有無を判別するスケジュール判別手段と、
このスケジュール判別手段により当該場所に行く予定のスケジュールデータが有ると判別された場合は、当該スケジュールデータに対して当該場所へ行く旨の行動スケジュールを登録する登録手段と、
を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項2】
各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続される通信手段と、
住所録データとスケジュールデータを記憶するデータメモリと、
処理対象データと処理コマンドを入力する入力手段と、
この入力手段から入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記通信手段により前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から時間情報と場所情報を取得する情報取得手段と、
この取得した時間情報が前記スケジュールデータと重複するか否かを判別するとともに、取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によりスケジュールが重複せず、場所情報が登録されていると判別された場合は、前記取得した時間情報と場所情報を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項3】
コンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
住所録データとスケジュールデータを記憶するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
処理対象データと処理コマンドを入力するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
この入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から場所情報を取得するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
この取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
この場所判別処理により場所情報が前記住所録データに登録されていると判別された場合は、当該場所に行く予定の前記スケジュールデータの有無を判別するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
このスケジュール判別処理により当該場所に行く予定のスケジュールデータが有ると判別された場合は、当該スケジュールデータに対して当該場所へ行く旨の行動スケジュールを登録するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項4】
コンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
各種データサービスを提供するセンター装置と通信媒体を介して接続するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
住所録データとスケジュールデータを記憶するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
処理対象データと処理コマンドを入力するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
この入力される処理対象データと処理コマンドに基づいて前記センター装置にデータサービスを要求し、この要求に応じて当該センター装置から時間情報と場所情報を取得するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
この取得した時間情報が前記スケジュールデータと重複するか否かを判別するとともに、取得した場所情報が前記住所録データに登録されているか否かを判別するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
この判別処理によりスケジュールが重複せず、場所情報が登録されていると判別された場合は、前記取得した時間情報と場所情報を報知するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−18844(P2006−18844A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−205020(P2005−205020)
【出願日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【分割の表示】特願平8−346200の分割
【原出願日】平成8年12月25日(1996.12.25)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】