説明

トイレ装置

【課題】 通常の用便と治療に使い分け可能なトイレ装置を提供すること。
【解決手段】 腰掛けて使われる便器2後部の収容部5と隔てたボール面部分4aに出入り口部6を開口し、収容部5に、使用者の肛門に対して接触〜挿入可能なノズル10と連動関係にあるノズル誘導要素11を備え、このノズル誘導要素11はノズル10と、当該ノズル10が出入り口部6を経て収容部5内の後退位置と便器2に腰掛けた使用者の肛門に対向〜接触〜挿入可能な出動位置との間を進退可能な連動関係にしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は肛門の外部あるいは内部への医薬品、オイル,クリーム,パウダー等の各種スキンケア用品、潤滑剤等の投与、肛門内の便の吸引、洗浄等の治療に有用であるトイレ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第8頁第13欄第9〜11行に「・・・使用者が浣腸補助装置の先端を肛門に挿入させるように適宜に操作スイッチを操作すると浣腸補助装置の先端が肛門に挿入される」が、同欄第16〜20行に「浣腸補助装置の先端が肛門に挿入されると自動又は手動操作にて浣腸液が肛門から腸内に注入され、浣腸液の注入が止まると浣腸液の注入ポンプが停止して、浣腸補助装置は自動的に待避の位置まで伸縮待避する。・・・」が、それぞれ記載されている。
ところで、前記したものでは、浣腸補助装置がボール面内に定置されていて、使用時および不使用時を問わず、露出している内容のものになっている。
また、浣腸補助装置がボール面内に露呈しているので、浣腸を必要としない通常の用便時には不適である。
【特許文献1】特開2000−325258公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする課題は、第1には、通常の用便と治療に使い分け可能なトイレ装置を、第2には、さらに、汎用の便器と同様に使用可能であるトイレ装置を、第3には、さらに、医薬品、オイル,クリーム,パウダー等の各種スキンケア用品、潤滑剤等の投与、肛門内の便の吸引等の治療、肛門の外部そして内部の撮影が可能であるトイレ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は前記した課題を達成するため、以下の構成にしたことを特徴とする。
1.腰掛けて使われる便器後部の収容部と隔てたボール面部分に出入り口部を開口し、収容部に、使用者の肛門に対して接触〜挿入可能なノズルと連動関係にあるノズル誘導要素を備え、このノズル誘導要素は前記ノズルと、当該ノズルが前記出入り口部を経て収容部内の後退位置と便器に腰掛けた使用者の肛門に対向〜接触〜挿入可能な出動位置との間を進退可能な連動関係にしてあることを特徴とする。
2.前記した1において、収容部に、蓋部誘導要素に導かれることで出入り口部の後側に沿いスライドして当該出入り口部を開閉可能な蓋部を備えてあることを特徴とする。
3.前記した1または2において、ノズルが、ノズル先端部分に適宜数のノズル孔および/またはカメラを有していることを特徴とする。
【0005】
本発明における便器は、水洗便器、簡易水洗便器、汲み取り便器のいずれのものであってもよい。水洗便器、簡易水洗便器は、公知の洗浄器付きのものであってもよい。
収容部は、便器と同一体に成形されている同一体タイプであってもよいし、便器と接合される別体タイプであってもよく、同質材あるいは異質材のいずれでもよい。
出入り口部は、ノズルがノズル誘導要素に導かれることで収容部内の後退位置と、便器に腰掛けた患者の肛門に対向した対向出動位置そして肛門に接触した接触出動位置を経て肛門に挿入した挿入出動位置との間を進退動作するのを妨げない位置および形状であればよい。そのため、便器が水洗便器あるいは簡易水洗便器である場合には、出入り口部の位置は、ボール面における底の水封水の液面よりも上位のボール面部分に開口形成されることになる。
【0006】
蓋部は、出入り口部の閉じ時に同口部から洗浄水等が収容部側に浸入しないように出入り口部を密閉状に閉じ可能であればよく、構造,材質の制限はない。
蓋部誘導要素は、蓋部が出入り口部の後側に沿いスライドして当該出入り口部を収容部内側から開閉動作するように誘導可能な機構のものであればよい。ノズル誘導要素は、ノズルが出入り口部を経て収容部内の後退位置と便器に腰掛けたボール面上の患者の肛門に対向した対向出動位置そして肛門に接触した接触出動位置を経て肛門に挿入した挿入出動位置との間を進退動作するように誘導可能な機構のものであればよい。また、ノズル誘導要素は、ノズル前後誘導要素とノズル上下誘導要素で構成してあるものであっても良い。ノズル前後誘導要素はノズルと、このノズルが出入り口部を経て収容部内の後退位置とボール面内の待機位置との間を前後動可能な連動関係にしてあればよく、ノズル上下誘導要素はノズルと、このノズルが前記待機位置と便器に腰掛けたボール面上の患者の肛門に対向した対向出動位置そして肛門に接触した接触出動位置を経て肛門に挿入した挿入出動位置との間を上下動可能な連動関係にしてあればよい。かかる蓋部誘導要素およびノズル誘導要素は、それぞれモーター等の駆動源の駆動力を受けて適時可動するように制御されて自動運転する自動タイプであってもよいし、人力を受けて可動する手動タイプであってもよい。
【0007】
ノズルは、使用者の肛門に対して、洗浄水の供給、医薬品の供給、スキンケア用品の供給、ノズルの挿入をスムーズにする潤滑剤、肛門内から便の吸引の少なくとも1以上が可能であればよく、そのため、ノズルは1〜複数の適宜数のノズル孔を有し、各ノズル孔は個別に接続している洗浄水供給要素、医薬品供給要素、スキンケア用品供給要素、潤滑剤供給要素等から供給される洗浄水、医薬品、スキンケア用品、潤滑剤等をそれぞれの専用のノズル孔から肛門に供給可能であり、吸引要素の吸引力で専用のノズル孔を通じて肛門内から便を吸引可能であればよい。
ノズル先端に備えられるカメラは、内視鏡で使用されている公知のものでよく、肛門の内外を撮影し得るものであればよい。また、その映像をデーターとしてメモリースティック等に記録し、同データーを電子メールを通じて病院に送信し、医師が肛門内部あるいは外部の映像により診断して、投与する薬の種類や数量を処方し送信者に指示するようにしてもよい。このような手法を採用した場合には在宅診断が可能になり、高齢化社会における在宅治療に大きく寄与することになる。
さらに、ノズル頂部および周辺表面にゴム等の柔軟弾性材を被覆することで、接触あるいは挿入時における冷たさや硬さをやわらげられることになる。
【発明の効果】
【0008】
A.請求項1により、ノズルが出入り口部を経てボール面内と収容部内とに進退可能であるから、非治療時における通常の使用と治療時の使用とに使い分けすることができ、特に一般家庭向けに有用である。
B.請求項2により、さらに、非治療時には出入り口部を蓋部で閉じておくことで、水洗便器として何人でも支障なく用便することができ、汎用の水洗便器と同様に使用できる。
そして、用便後あるいは治療時には、蓋部を開けることにより、開口した出入り口部からノズルをボール面内に繰り出して、肛門と対向状あるいは接触状もしくは挿入状に出動させることで、肛門を外側から洗浄したり、肛門に外用薬を塗布したり、肛門内部を洗浄あるいは痔治療用の軟膏を挿入したり、肛門内部から便を吸引すること等ができる。
C.請求項3により、さらに、複数のノズル孔を専用にすれば、医薬品の投与、オイル,クリーム,パウダー等の各種スキンケア用品の投与、潤滑剤の投与、肛門内の便の吸引等の治療を個別に行なうことができる。また、カメラで肛門の内部あるいは外部を撮影することも可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1〜図7には本発明のトイレ装置における実施の1形態を例示しており、トイレ装置1は、便座3に腰掛けて使われる水洗便器2とこの水洗便器2後部の収容部5を接続して一体化してある。そして、水洗便器2におけるボール面4と収容部5とを隔てる隔壁部分すなわちボール面底の水封水の液面よりも上位のボール面部分4aには出入り口部6を開口して、ボール面4と収容部5を連通状に形成している。
収容部5には、蓋部誘導要素8に導かれることで出入り口部6の後側に沿いガイドレール9に案内されてスライドして当該出入り口部6を収容部5側から開閉動作可能な蓋部7と、便座3に腰掛けた使用者の肛門に対して洗浄水の供給、医薬品やスキンケア用品の供給、潤滑剤の供給、肛門内から便の吸引等の少なくとも1以上が可能なノズル10と連動関係にあるノズル誘導要素11を備えている。
蓋部7は、ガイドレール9に案内されてスライドすることにより、出入り口部6を密閉状に閉じ可能であり、防水シール9aで口部の密閉度合を高めている。
【0010】
蓋部誘導要素8は、モーター8aの駆動力を受けてカム8bが正逆回転すると、このカム8bにリンク8cを経て連動状の揺動杆8dが支軸8fを支点として揺動し、当該揺動杆8dの長孔8e内の軸7aを経て蓋部7が開閉動作するように形成してある。
ノズル誘導要素11は、ノズル10の前後誘導要素12と上下誘導要素13を有している。前後誘導要素12はノズル10と、このノズル10が出入り口部6を経て収容部5内の後退位置とボール面4内の待機位置との間を平行リンク12hに案内されて前後動して進退可能な連動関係にしてあり、モーター12aの駆動力を受けて歯車12bが正逆回転すると、この歯車12bに噛合している歯車12cが支軸12dを支点として回転し、当該歯車12cに一体のリンク12eならびに支軸12fを支点として揺動可能なリンク12gからなる平行リンク12hと一体連動状の可動体12iが前後方向に平行移動するように形成してある。
【0011】
上下誘導要素13はノズル10と、このノズル10がボール面4内の待機位置と水洗便器2に腰掛けた使用者の肛門に対向あるいは接触もしくは挿入の各状態における出動位置との間を平行リンク13iに案内されて上下動可能な連動関係にしてあり、可動体12hにおけるモーター13aの駆動力を受けてカム13bが正逆回転すると、このカム13bにリンク13cを経て連動状の揺動杆13dが回転軸13eを支点として揺動し、当該回転軸13eを経て揺動杆13dと一体に揺動するリンク13fならびに支軸13gを支点として揺動可能なリンク13hからなる平行リンク13iと一体連動状のノズル保持体13jが上下方向に平行移動するように形成してある。
【0012】
ノズル保持体13jに着脱・交換可能に垂直状に保持されているノズル10は、上端の頂部10a形状を丸頭状に成形することで肛門に対して挿入および抜き易く整えてあり、この頂部10aには、洗浄水供給要素14に連通しているノズル孔10bと、医薬品供給要素15に連通しているノズル孔10cと、潤滑剤供給要素16に連通しているノズル孔10dを開口している。各ノズル孔10b,10c,10dはノズルの頂部10aに互いに隣接して設けられている。
【0013】
洗浄水供給要素14は、内蔵しているタンク内の洗浄水(温水も含む)をポンプでノズル孔10bに供給し、このノズル孔10bから洗浄水が肛門に噴出されるように形成してある。
医薬品供給要素15は、内蔵しているタンク内の医薬品をポンプでノズル孔10cに供給し、このノズル孔10cから医薬品が流出して肛門に投与されるように形成してある。
潤滑剤供給要素16は、内蔵しているタンク内の潤滑剤をポンプでノズル孔10dに供給し、このノズル孔10dから潤滑剤が肛門に塗布されるように形成してある。
【0014】
そして、収容部5内における後退位置のノズル10上には洗浄・殺菌装置17を配設することで、ノズル10を洗浄し殺菌して、使用毎に衛生的に使用し得るようにしてある。また、収容部5上には蓋状カバー18を開閉可能に取り付けてあり、この蓋状カバー18を開くことで洗浄水、潤滑剤、医薬品を補充し得るようにしてある。蓋状カバー18は透明にしてもよく、閉じた状態でも収容部5内が視認可能である。同様に、各供給要素14、15、16におけるタンクを透明にすることでカバー越しに目視確認し得る。
制御装置19は、前記したモーターやポンプが適時運転するようにしてある。
【0015】
図8には本発明のトイレ装置における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
水洗便器2は収容部5と同一体に成形してあり、両者間の隔壁に出入り口部6を開口してある。
【0016】
図9〜図11には本発明のトイレ装置における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
ノズル誘導要素20はノズル10と、このノズル10が出入り口部6を経て収容部5内の後退位置とボール面4内の待機位置と水洗便器2に腰掛けた使用者の肛門に対向あるいは接触もしくは挿入の各状態における出動位置との間を平行リンク13iに案内されて上下動可能な連動関係にしてある。ガイドレール20aには可動体20bを収容部5内の後退位置からボール面4内の待機位置まで進退可能に備えてあり、この可動体20bにおける略く字状ガイド孔20cにはノズルホルダー20dを、当該ガイド孔20cに案内されることで斜め上向きの姿勢から上向きの姿勢に変動し且つこの上向き姿勢のまま上下動し得るように備えてある。
【0017】
そして、モーター20eの駆動力を受けてベルト20fが回転すると、このベルト20fにアーム20gを経て連動状のノズルホルダー20dが可動体20bとともに後退位置から出入り口部6を経てボール面4内の待機位置に繰り出し、可動体20bがガイドレール20a端のストッパー20hで前進を止められるのにともない、ノズルホルダー20dのみがガイド孔20cに案内されて斜め上向きの姿勢から上向きの姿勢に変動し且つこの上向き姿勢のままノズル10が使用者の肛門に対向あるいは接触もしくは挿入の各状態に上動し得るようにしてある。ノズル10はベルト20fが逆回転することで収容部5内の後退位置に復動する。
そのため、可動体20bとノズルホルダー20d間には引張りバネ(コイルスプリング)20iを架設し、バネ力は、可動体20bとノズルホルダー20dがともに進退するように働く一方で、可動体20bがガイドレール20a端のストッパー20hで前進を止められた後に更にノズルホルダー20dおよびノズル10がベルト20fに押された際に、ノズル10が斜め上向きの姿勢から上向きの姿勢に変動し且つこの上向き姿勢のまま使用者の肛門に対向あるいは接触もしくは挿入の各状態に上動するのを妨げないようにしてある。
【0018】
次に、使用状態の一例として前記した図1のトイレ装置の場合について説明する。
出入り口部6を蓋部7で閉じた状態では、水洗便器2を汎用の水洗便器と同様に用便して通常通り使用する。したがって、屎尿等はトラップを経て下水道へ流され、ボール面4は同面に流される洗浄水で洗浄されて衛生的且つ綺麗に保たれる。
そして、肛門の洗浄時には、蓋部7を開き、開口した出入り口部6からノズル10をボール面4内に繰り出し、肛門に向けて洗浄水を噴出して洗浄する。この洗浄後は、ノズル10を収容部5内に後退させ、蓋部7で入り口部6を閉じて通常の使用に備える。
肛門の治療時には、蓋部7を開き、開口した出入り口部6からノズル10をボール面4内に繰り出し、肛門にノズル10を接触させて潤滑剤を塗布した後、ノズル10を肛門内に挿入し医薬品を肛門内部に注入し治療する。この治療後は、ノズル10を収容部5内に後退させ、蓋部7で入り口部6を閉じて通常の使用に備える。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明のトイレ装置における実施の1形態を例示している縦断面図。
【図2】ノズルが繰り出した状態の縦断面図。
【図3】蓋部誘導要素の部分拡大縦断面図。
【図4】蓋部誘導要素の部分拡大背面図。
【図5】ノズル誘導要素の部分拡大横断面図。
【図6】前後誘導要素の部分拡大縦断面図。
【図7】上下誘導要素の部分拡大縦断面図。
【図8】本発明のトイレ装置における実施の他の1形態を例示している縦断面図。
【図9】本発明のトイレ装置における実施の他の1形態を例示している縦断面図。
【図10】ノズルがボール面内の待機位置まで出動した状態の縦断面図。
【図11】ノズルが待機位置から上動した状態の縦断面図。
【符号の説明】
【0020】
1 トイレ装置
2 水洗便器(便器)
3 便座
4 ボール面
4a ボール面部分
5 収容部
6 出入り口部
7 蓋部
8 蓋部誘導要素
8a、12a、13a、20e モーター
8b、13b カム
8c リンク
8d、13d 揺動杆
8e 長孔
8f、12f、13g 支軸
9、20a ガイドレール
9a 防水シール
10 ノズル
10a 頂部
10b、10c、10d ノズル孔
11、20 ノズル誘導要素
12 前後誘導要素
12b、12c 歯車
12d 支軸
12e、12g、13c、13f、13h リンク
12h、13i 平行リンク
12i、20b 可動体
13 上下誘導要素
13e 回転軸
13j ノズル保持体
14 洗浄水供給要素
15 医薬品供給要素
16 潤滑剤供給要素
17 洗浄・殺菌装置
18 蓋状カバー
19 制御装置
20c ガイド孔
20d ノズルホルダー
20f ベルト
20g アーム
20h ストッパー
20i 引張りバネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
腰掛けて使われる便器後部の収容部と隔てたボール面部分に出入り口部を開口し、
収容部に、使用者の肛門に対して接触〜挿入可能なノズルと連動関係にあるノズル誘導要素を備え、
このノズル誘導要素は前記ノズルと、当該ノズルが前記出入り口部を経て収容部内の後退位置と便器に腰掛けた使用者の肛門に対向〜接触〜挿入可能な出動位置との間を進退可能な連動関係にしてあることを特徴とするトイレ装置。
【請求項2】
収容部に、蓋部誘導要素に導かれることで出入り口部の後側に沿いスライドして当該出入り口部を開閉可能な蓋部を備えてあることを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
【請求項3】
ノズルが、ノズル先端部分に適宜数のノズル孔および/またはカメラを有していることを特徴とする請求項1または2記載のトイレ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−183296(P2006−183296A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−376820(P2004−376820)
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【出願人】(505001627)
【Fターム(参考)】