説明

ドーム状窓、及びこのようなドーム状窓を備える監視カメラ装置

【課題】監視カメラ装置のドーム状窓を、収差などの問題なしに、低いコストで提供する。
【解決手段】第1窓部6及び第2窓部7を備える監視カメラ装置用ドーム状窓である。前記第1窓部6は前記第2窓部7に、接合部に沿って接合され、該接合部では、前記第1窓部6の接合端部10が前記第2窓部7の接合端部に取り付けられる。光吸収体11が前記接合部内に、または前記接合部の上に配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドーム状窓に関するものであり、特に監視カメラ装置用ドーム状窓に関するものである。本発明はまた、このようなドーム状窓を備える監視カメラ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
監視カメラ装置は普通、銀行、店舗、または公共の場所のような特定領域を監視するために使用される。カメラ装置は多くの場合、回動させ、/またはチルトさせることにより、異なる位置からの画像撮影が特定領域において可能になるように配置される。
【0003】
監視カメラ装置は半球ドーム状窓を備えることができる。
【0004】
ドーム状窓は普通、射出成形プロセスにより形成されることにより、確実に壁厚を均一にする。
【0005】
屋外用途のような幾つかの用途では、画像をドーム状窓の水平面に平行な位置、または当該水平面の上方の位置から撮影することが望ましい。監視カメラ装置のレンズ機構は普通、チルト動作を行ない、ドーム状窓の半球部分の中心点を通って延びる、または当該中心点の近傍を延びる回動軸の回りを回動するように構成されるので、ドーム状窓には従って、ドーム状窓の前記半球部分に隣接する更に別の透明部分を設けて、ドーム状窓の水平面に平行な複数方向、または当該水平面の上方の複数方向における観察を可能にする。
【0006】
更に別の部分は、必要な抜き勾配を有する円筒形とすることができ、ドーム状窓はこの場合、一体部材として射出成形により形成することができる。しかしながら、ドーム状窓の円筒形部分は、レンズ機構により撮影される画像の品質に、ドーム状窓が部分的に非球面の形状を呈することによって収差が生じるので影響する。
【0007】
その結果、更に別の部分には球形の一部分の形状を付与して、ドーム状窓を略球形にすることができ、これによりドーム状窓が部分的に非球面の形状を呈することによって収差が生じることに起因して画像品質に影響するということがなくなる。
【0008】
このような球形ドーム状窓を一体部材に形成すると、成形プロセスの後に金型を壊す事態に到り、これは明らかに製造コストが嵩む方法である。別の構成として、球形ドーム状窓を2つの別体部分として形成する、例えば半球部分を一方の窓部として、球形の一部分の形状を有する部分を一方の窓部として形成することができる。しかしながらこのような2つの部分から成るドーム状窓によって1つの接合部が形成され、この接合部に沿ってドーム状窓の2つの窓部を接合する。当該接合部は撮影画像の品質に影響することになる。
【0009】
従って、監視カメラ装置用ドーム状窓を改良する必要があることが明らかである。
【発明の概要】
【0010】
上述の事項に鑑みて、本発明の目的は、監視カメラ装置のドーム状窓の改良を行なうことにある。
【0011】
別の目的は、ドーム状窓の2つの窓部を接合する接合部が画像品質に及ぼす悪影響を無くす、または少なくとも低減する構成のこのようなドーム状窓の改良を行なうことにある。
【0012】
このようなドーム状窓を改良した監視カメラ装置を提供することも目的としている。
【0013】
上の目的、及び以下の説明から明らかになる更に他の目的のうちの少なくとも1つの目的を達成するために、請求項1に記載の特徴を有する監視カメラ装置用ドーム状窓、及び請求項13に記載の特徴を有する監視カメラ装置が本発明に従って提供される。ドーム状窓の種々の実施形態は、請求項2または12から明らかになり、監視カメラ装置の種々の実施形態は、請求項14または15から明らかになる。
【0014】
更に詳細には、本発明によれば、第1窓部及び第2窓部を備える監視カメラ装置用ドーム状窓が提供され、前記第1窓部は前記第2窓部に、接合部に沿って接合され、該接合部では、前記第1窓部の接合端部が前記第2窓部の接合端部に取り付けられる。前記ドーム状窓は、光吸収体が前記接合部内に、または前記接合部の上に配置されることを特徴とする。
【0015】
ドーム状窓が2つの窓部を備えるので、ドーム状窓を射出成形により形成することができ、更にドーム状窓に概略球形の形状を付与することができる。光吸収体が第1窓部及び第2窓部を接合する接合部内に、または接合部の上に配置されることから、前記接合部内の光反射に起因する画像品質への悪影響を無くすか、または少なくとも大幅に低減することができる。接合部は、ドーム状窓の一致部分を通して観察する場合に、レンズ機構の視線における細い黒線としてしか現われない。ズームイン状態のようなほとんどのズーム設定では、細い黒線の形状の接合部は、画像の中には全く見ることができず、接合部はごく細い絞りとして機能するに過ぎず、入射光の量をほとんど減らすことがない。
【0016】
前記光吸収体は、本発明の1つの実施形態によれば光吸収特性を有する被覆部材を備え、該被覆部材は、前記第1及び第2窓部の前記接合端部のうちの少なくとも1つの接合端部に装着される。被覆部材の形態の光吸収体を、前記接合端部のうちの少なくとも1つの接合端部に装着することにより、ドーム状窓のうちの前記接合部を含む部分を通して観察する場合に、レンズ機構によって検出される接合部の幅を最小にすることができる。別の構成として、または追加される形で前記被覆部材は、前記ドーム状窓の内側または外側に、前記接合部を覆って延在するように装着することができる。
【0017】
光吸収特性を有する前記被覆部材は、テープ、両面テープ、顔料接着剤、及び顔料コーティング、顔料インク、または顔料ペイントから成るグループから選択することができる。
【0018】
別の実施形態によれば、前記接合端部は、一致する断面輪郭線を有することができる。これにより接合部サイズを最小にすることができ、更に第1及び第2窓部を、これらの窓部の接合時に相互に位置合わせするガイド部を設けることができる。
【0019】
前記第1窓部は半球形状を有することができ、前記第2窓部は、球形の一部分の形状を有することができる。詳細には、前記第1及び第2窓部は同じ球形の一部分を形成することができる。
【0020】
更に別の実施形態によれば、前記接合部は環状とすることができる。
【0021】
更に別の実施形態によれば、前記第1窓部は前記第2窓部と鏡像対称である。
【0022】
前記第1及び第2窓部の壁厚は、1〜2mmの範囲とすることができる。薄い壁厚を使用することにより、レンズ機構によって検出される接合部の幅を最小にすることができる。
【0023】
前記第1及び第2窓部は、PMMAまたはPCのようなプラスチック材料により形成することができる。
【0024】
更に、本発明によればこれまでに説明したドーム状窓を備える監視カメラ装置が提供される。上に述べた本発明によるドーム状窓の利点及び効果は、関連部分において、本発明による監視カメラ装置に更に適用することができる。
【0025】
1つの実施形態によれば、前記監視カメラ装置は、前方レンズ面が前記ドーム状窓の半球部分までの一定距離Dの位置に配置される、構成のチルトレンズ機構、または回動レンズ機構を備えることができる。前記距離Dは、1〜20mmの範囲とすることができ、更に好ましくは4〜10mmの範囲とすることができる。接合部が画像品質に及ぼす影響は、距離Dが出来る限り小さい値に保持される場合には、最小に抑えることができる。
【0026】
全体を通して、請求項に使用される全ての用語は、本明細書において明示的に他の定義が為されない限り、当技術分野におけるこれらの用語の普通の意味に従って解釈されるものとする。「要素、デバイス、コンポーネント、手段、ステップなど」に関する全ての言及は、明示的に別段に記述されない限り、前記要素、デバイス、コンポーネント、手段、ステップなどの少なくとも1つの例に言及していると非限定的に解釈されるべきである。本明細書において開示されるいかなる方法のステップも、明示的に記述されない限り、開示された通りの順序で実行される必要はない。
【0027】
本発明の上記目的、特徴、及び利点のみならず、更に別の目的、特徴、及び利点は、本発明の好適な実施形態に関する以下の例示的かつ非限定的な詳細な説明により、添付の図面を参照することによって一層深く理解され、これらの図面では同じ参照番号が同様の構成要素に関して使用される。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、本発明による監視カメラ装置の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す監視カメラ装置に用いる本発明によるドーム状窓の斜視図である。
【図3】図3は、監視カメラ装置に用いる本発明によるドーム状窓の第2の実施形態の斜視図である。
【図4】図4は、図2に示すドーム状窓の分解斜視図である。
【図5】図5は、監視カメラ装置に用いる本発明によるドーム状窓の第3の実施形態の部分切り欠き側面図である。
【図6a】図6aは、接合端部の別の実施形態を示す本発明によるドーム状窓の部分断面図である。
【図6b】図6bは、接合端部の別の実施形態を示す本発明によるドーム状窓の部分断面図である。
【図6c】図6cは、接合端部の別の実施形態を示す本発明によるドーム状窓の部分断面図である。
【図7】図7は、監視カメラ装置に用いる本発明によるドーム状窓の第4の実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明による監視カメラ装置1は図1に開示されている。
【0030】
監視カメラ装置1は、ドーム状窓3及びレンズ機構4(破線で図示される)を支持する基台2を備え、レンズ機構4はドーム状窓3の内側でチルト動作を行ない、/または回動することにより移動可能である。監視カメラ装置1の更に別の部分または部品は、これらの部分または部品が本発明を記載するためには必要ではないので説明されない。
【0031】
レンズ機構4の前方レンズ面5は、ドーム状窓3の半球部分の内側表面から距離Dの位置に配置され、この距離Dは、レンズ機構4のチルト動作時または回動時には一定になっている。距離Dは、1〜20mmの範囲、更に好ましくは4〜10mmの範囲とすることができる。
【0032】
「ドーム状窓」という用語は、監視カメラ装置のレンズ機構を部分的に密閉するための密閉部材または蓋部材を指す。
【0033】
ドーム状窓3は、少なくとも外側に向かって観察する場合には透明である。
【0034】
非限定的な例として、ドーム状窓3は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)またはポリカーボネート(PC)のようなプラスチック材料により形成することができ、1〜2mmの範囲の均一な壁厚を有することができる。
【0035】
ドーム状窓3は射出成形により形成して、このような均一な壁厚を確保することができる。
【0036】
監視カメラ装置1のドーム状窓3は、以下の説明において更に参照されることになる図2に分離して図示される。
【0037】
ドーム状窓3は、第1窓部6及び第2窓部7を備える。図示の実施形態では、第1窓部6は半球形であり、第2窓部7は球形の一部分の形状を有する。第1窓部6及び第2窓部7はこのように、同じ球形の構成部分を形成する。
【0038】
第1窓部6は第2窓部7に、接合部8に沿って接合され、この接合部8では、第1窓部6の接合端部10が、第2窓部7の接合端部9に取り付けられる。接合部8は、水平方向または緯度方向に向いており、第1窓部6が半球形であり、かつ第2窓部7が、球形の一部分の形状を有するので、接合端部9,10は環状であり、従って接合部8も環状である。
【0039】
光吸収体11は接合部8内に配置され、この光吸収体11は、以下の説明において更に参照されることになる図4に更に詳細に図示される。光吸収体11は別の構成として、または追加される形で接合部の上に配置されてもよく、これについては以下に詳細に説明する。
【0040】
光吸収体11は光吸収特性を有する被覆部材12を備え、この被覆部材12を第1窓部6及び第2窓部7の接合端部9,10のうちの少なくとも一方の接合端部に装着する。
【0041】
光吸収体11の目的は、前記接合部8内の光反射を無くす、または少なくとも大幅に低減することにある。
【0042】
図4に示す実施形態では、被覆部材12は両面テープの形態である。当該テープを艶消し黒色とすることにより、当該テープに光吸収特性を持たせることができる。両面テープは更に、第1窓部6及び第2窓部7を接合するために使用される。
【0043】
別の構成として、被覆部材12は顔料接着剤の形態とすることができる。接着剤を艶消し黒色に着色する顔料を用いて、当該接着剤に光吸収特性を持たせることができる。このような顔料の例がカーボンブラックである。接着剤は更に、第1窓部及び第2窓部を接合するために使用することができる。
【0044】
更に別の構成では、被覆部材は、顔料コーティング、顔料インク、または顔料ペイントの形態とすることができる。コーティング、インク、またはペイントを艶消し黒色に着色する顔料を用いて、当該コーティング、インク、またはペイントに光吸収特性を持たせることができる。このような顔料の例がカーボンブラックである。
【0045】
このように本発明によれば、監視カメラ装置1のドーム状窓3が提供される。ドーム状窓3は、第1窓部6及び第2窓部7を備え、これらの第1窓部6及び第2窓部7は、接合部8に沿って接合され、光吸収体11は前記接合部8内に、または前記接合部8の上に配置される。
【0046】
結果的にドーム状窓3は接合部8を提示するようになる。使用時には、接合部8はレンズ機構4の視線に、レンズ機構4の特定の向きに対応して配置されることになる。しかしながら前記接合部8内に、または前記接合部8の上に配置される光吸収体11は、前記接合部8による影響を、接合部が光を全く反射しない細い黒線としてしか現われないように受け、レンズ機構4をズームさせるほとんどのズーム設定では接合部8は程度の差はあるが、レンズ機構4により撮影される画像の中には見ることができなくなる。
【0047】
光吸収体11によって接合部8内の光反射が無くなる、または少なくとも大幅に低減されることにより画像品質が大幅に向上するが、その理由はこれらの反射が光吸収体を設けない場合には、画像の中にくっきりと見えてしまうからである。
【0048】
ズームイン状態におけるようなほとんどのズーム設定では、細い黒線として現われる接合部8は、実際には撮影画像の中には見ることができず、ごく細い絞りとして機能するに過ぎず、レンズ機構4への入射光の量をほとんど減らすことがない。完全なズームアウト状態では、接合部8は画像の中に直線状の影としてかすかにしか見ることができない。
【0049】
接合部8による画像品質に対する影響を最小に抑えるために、レンズ機構4の前方レンズ面5と接合部8、すなわちドーム状窓3の内側表面との間の距離Dは、出来る限り小さい値に保持する必要がある。実際、距離Dは、1〜20mmの範囲とすることができ、更に好ましくは4〜10mmの範囲とすることができる。距離Dは、上述のように、ドーム状窓3の球形部分に対して、レンズ機構4のチルト動作時及び/又は回動時に一定に、または略一定に保持することができる。
【0050】
本発明は、上に説明した実施形態に限定されないことを理解されたい。
【0051】
上述のように光吸収体は、別の構成として、または追加される形で接合部の上に装着することができる。このように、本発明によるドーム状窓3の第3の実施形態によれば、艶消し黒色テープの形態の被覆部材12は、図5に示すようにドーム状窓3の内側に、前記接合部8を覆う延伸部となるように装着することができる。被覆部材は別の構成として、または追加される形で前記ドーム状窓の外側の接合部の上に装着してもよい(点線で図示される)。
【0052】
更に、ドーム状窓3の第2窓部7には球形の一部分の形状とは別の形状を付与することができる。以下の説明において参照される図3では、本発明によるドーム状窓3の第2の実施形態が図示されている。この実施形態では、第2窓部7に円筒形状が付与されている。画像品質はレンズ機構4で、ドーム状窓3の第1半球形窓部6及び円筒形窓部7の両方を通して外側に向かって観察する場合に、光学効果に起因する影響を受けることになるが、接合部内の光反射に起因する悪影響は、前記接合部8内に配置される光吸収体11により無くなっているか、または少なくとも大幅に低減されている。
【0053】
第2窓部の更に別の形状を想到することもできる。例えば、第2窓部には切頂円錐形状を付与することができる。
【0054】
図2及び3に示すドーム状窓の実施形態では、第1及び第2窓部の接合端部は、半径方向に真っ直ぐ延びる一致する断面輪郭線を有し、この断面輪郭線は図6aに図示され、図6aは、前記接合部8を含むドーム状窓3の一部分の断面図を描いている。これらの断面輪郭線に他の形状を付与してもよいことを理解されたい。第1及び第2窓部の接合端部の一致する断面輪郭線は、例えば図6b及び6cにそれぞれ示すように、斜めに延びることができる、またはV字形またはU字形を有することができる。これらの接合端部を、断面輪郭線が一致するように形成することにより、接合部サイズを最小にすることができ、更に、第1及び第2窓部を、これらの窓部の接合時に相互に位置合わせするガイド部を設けることができる。
【0055】
上に示す実施形態では、接合部は、水平方向または緯度方向に向いている。接合部、及び前記接合部内に、または前記接合部の上に配置される光吸収体は、他の方向に向けることができることを理解されたい。本発明によるドーム状窓3の第4の実施形態によれば、このような他の向きは、図7に示す垂直方向または縦方向の向きとすることができる。ドーム状窓が、図2及び3に示す形状に一致する形状を有する場合、これによって、第1及び第2窓部が鏡像対称になる。
【0056】
従って、幾つかの変形及び変更を想到することができ、これは本発明が添付の請求項によってのみ規定されることを意味する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1窓部(6)及び第2窓部(7)を備える監視カメラ装置(1)用ドーム状窓であって、
前記第1窓部(6)は前記第2窓部(7)に、接合部(8)に沿って接合され、該接合部(8)では、前記第1窓部(6)の接合端部(10)が前記第2窓部(7)の接合端部に取り付けられ、
光吸収体(11)が前記接合部(8)内に、または前記接合部(8)の上に配置されることを特徴とする、ドーム状窓。
【請求項2】
前記光吸収体(11)は、光吸収特性を有する被覆部材(12)を備え、該被覆部材(12)は、前記第1及び第2窓部(6,7)の前記接合端部(9,10)のうちの少なくとも1つの接合端部に装着される、請求項1に記載のドーム状窓。
【請求項3】
前記光吸収体(11)は、光吸収特性を有する被覆部材(12)を備え、該被覆部材(12)は、前記ドーム状窓の内側または外側に装着され、かつ前記接合部(8)を覆うように延設される、請求項1又は2に記載のドーム状窓。
【請求項4】
光吸収特性を有する前記被覆部材(12)は、テープ、両面テープ、顔料接着剤、及び顔料コーティング、顔料インク、または顔料ペイントから成るグループから選択される、請求項2又は3に記載のドーム状窓。
【請求項5】
前記接合端部(9,10)は、一致する断面輪郭線を有する、先行する請求項のいずれか一項に記載のドーム状窓。
【請求項6】
前記第1窓部(6)は半球形状を有する、先行する請求項のいずれか一項に記載のドーム状窓。
【請求項7】
前記第2窓部(7)は、球形の一部分の形状を有する、先行する請求項のいずれか一項に記載のドーム状窓。
【請求項8】
前記第1及び第2窓部(6,7)は、同じ球形の一部分を形成する、請求項6及び7に記載のドーム状窓。
【請求項9】
前記接合部(8)は環状である、先行する請求項のいずれか一項に記載のドーム状窓。
【請求項10】
前記第1窓部(6)は、前記第2窓部(7)と鏡像対称である、請求項1または5のいずれか一項に記載のドーム状窓。
【請求項11】
前記第1及び第2窓部(6,7)の壁厚は、1〜2mmの範囲である、先行する請求項のいずれか一項に記載のドーム状窓。
【請求項12】
前記第1及び第2窓部(6,7)は、PMMAまたはPCのようなプラスチック材料により形成される、先行する請求項のいずれか一項に記載のドーム状窓。
【請求項13】
先行する請求項のいずれか一項に記載のドーム状窓(3)を備える監視カメラ装置。
【請求項14】
前方レンズ面(5)が、前記ドーム状窓(3)の半球部分までの一定距離(D)の位置に配置される構成のチルトレンズ機構(4)または回動レンズ機構(4)を備える、請求項13に記載の監視カメラ装置。
【請求項15】
前記距離(D)は、1〜20mmの範囲であり、更に好ましくは4〜10mmの範囲である、請求項14に記載の監視カメラ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−205307(P2012−205307A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−65255(P2012−65255)
【出願日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【出願人】(502208205)アクシス アーベー (39)
【Fターム(参考)】