説明

ナビゲーション装置、ナビゲーション装置の情報提供方法及び情報通信システム

【課題】本発明は、ユーザに対して何ら煩雑な操作を強いることなく、画面に表示された各種情報を外部機器へ受け渡せるようにする。
【解決手段】本発明は、シリアル番号、URL、又はエラーコードをPND2の不揮発性メモリ21に記憶し、当該シリアル番号、当該URL又は当該エラーコードを読み出してモニター4に表示し、当該シリアル番号、当該URL又は当該エラーコードを無線通信、QRコードに対する携帯電話機6の撮像処理、又はメモリカードを介したオフライン通信処理により携帯電話機6へ受け渡すことにより、ユーザに対して何ら煩雑な操作を一切させることなく、携帯電話機6へモニター4に表示されたシリアル番号、URL又はエラーコードを受け渡すことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーション装置の情報提供方法及び情報通信システムに関し、例えば、ポータブルナビゲーション装置(以下、これをPND(Portable Navigation Device)と呼ぶ)に適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来、PNDにおいては、ユーザ登録の申請を行わせる場合、シリアル番号及びサーバに接続するためのURL(Uniform Resource ocator)が書かれたユーザ登録用紙が当該PNDの梱包箱に収められており、パーソナルコンピュータ等でサーバに接続して、ユーザ登録を行うための氏名及び住所等の個人情報とシリアル番号とを入力する必要がある。
【0003】
一方、車両用ナビゲーション装置において、当該車両用ナビゲーション装置に何らかの不具合が発生した場合、当該車両用ナビゲーション装置の画面上にエラーに対応したガイダンスメッセージを表示するようになされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−44550公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところでかかる構成のPNDにおいては、PNDの画面上に表示されたシリアル番号や、URL、エラーコード等をメモ用紙等に書き写させる等の煩雑な作業をユーザに強いるという問題があった。
【0005】
またPNDにおいては、シリアル番号や、URL、エラーコード等をユーザに書き写させる際に間違えて書き写されたり、又はパーソナルコンピュータ等に入力する際に間違えて入力された場合、ユーザ登録を行えない、又はエラーコードに対するエラー概要や対応方法等の情報を得られないという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザに対して何ら煩雑な操作を強いることなく、識別番号、通信用アドレス又はエラー情報等の各種情報を正確かつ容易に外部機器へ受け渡し得るナビゲーション装置、ナビゲーション装置の情報提供方法及び情報通信システムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明のナビゲーション装置及びナビゲーション装置の情報提供方法においては、自身に対して固有に与えられた識別番号と、サーバに対して通信するための通信用アドレス又は、不具合が生じたときのエラー情報を記憶手段に記憶し、当該記憶手段から識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を読み出して画面に表示し、識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を外部機器へ受け渡すことにより、ユーザに対して何ら煩雑な操作を一切させることなく、ナビゲーション装置の画面に表示された識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を外部機器へ受け渡すことができる。
【0008】
また本発明の情報通信システムにおいては、ナビゲーション装置と、当該ナビゲーション装置と通信する通信端末装置とからなる情報通信システムであって、ナビゲーション装置は、自身に対して固有に与えられた識別番号と、サーバに対して通信するための通信用アドレス又は、不具合が生じたときのエラー情報を記憶した記憶手段と、識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を画面に表示するナビゲーション表示手段と、識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を所定の方法により外部機器へ受け渡す提供手段と具え、通信端末装置は、提供手段によって受け渡された識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を取得する取得手段と、取得手段により取得した識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を画面に表示する端末表示手段と、通信用アドレスに基づいてサーバと通信する通信手段とを設けることにより、ユーザに対して何ら煩雑な操作を一切させることなく、ナビゲーション装置の画面に表示された識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を外部機器へ受け渡すことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザに対して何ら煩雑な操作を一切させることなく、ナビゲーション装置の画面に表示された識別番号、通信用アドレス又はエラー情報を外部機器へ受け渡すことができ、かくしてユーザに対して何ら煩雑な操作を強いることなく、識別番号、通信用アドレス又はエラー情報等の各種情報を正確かつ容易に外部機器へ受け渡し得るナビゲーション装置、ナビゲーション装置の情報提供方法及び情報通信システムを実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0011】
(1)情報通信システムの全体構成
図1において、1は全体として本発明の情報通信システムを示し、携帯型で持ち運び可能な主に車内に持ち込まれて用いられるPND2、当該PND2と無線通信可能な携帯電話機6及び当該携帯電話機6とインターネットNTを介して接続されるサーバ11とによって構成されている。
【0012】
PND2は、本体部3における前面にモニター4が設けられており、本体部3に内蔵された不揮発性メモリやハードディスク等に格納されている地図データに応じた地図画像等をモニター4に対して表示し得るようになされている。
【0013】
またPND2には、本体部3の右側面にメモリカードを挿入するためのメモリカード挿入口5が設けられており、メモリカード挿入口5を介してメモリカードを抜き差しするようになされている。
【0014】
携帯電話機6は、本体部7の右側面にメモリカード挿入口8が設けられ、当該本体部7の上方にLCD(Liquid Crystal Display)10及び当該LCD10の下方にCCD(Charge Coupled Device)でなるカメラ部9が設けられた構造でなり、当該カメラ部9により撮像された画像をLCD10に表示すると共に、その画像データをメモリカード挿入口8から差し込まれたメモリカードに対して書き込み得るようになされている。
【0015】
なお携帯電話機6は、PND2のモニター4に表示された図示しないQRコード(登録商標)をカメラ部9により撮像すると、QRコード情報をLCD10に表示し得るようになされている。
【0016】
サーバ11は、PND2のアプリケーションプログラムを追加するための更新プログラム、PND2の不具合に対応したエラー概要及び対処方法を含むエラー対処情報、修理対応店及びサービスステーションの施設情報等に関する種々の提供情報が記憶されており、インターネットNTを介して携帯電話機6と接続されると、更新プログラム、エラー対処情報等の提供情報を相互に授受し得るようになされている。
【0017】
(2)PND、携帯電話機及びサーバの回路構成
(2−1)PNDの回路構成
図2に示すように、PND2はバッテリ31から供給された電力によって動作し、CPU(Central Processing Unit)20が全体を統括制御すると共に、不揮発性メモリ21に格納された基本プログラムや各種アプリケーションプログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)22上で実行することにより、通常のナビゲーション機能、後述する情報提供取得処理機能を実現するようになされている。
【0018】
このPND2は、不揮発性メモリ21に全国の地図を示す地図データが記憶されていると共に、各種施設などの関心地点を表すPOI(Point Of Interest)データが地図上の位置に対応付けられた状態で予め記憶されている。
【0019】
またPND2は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波をGPSユニット23によって受信することにより、緯度、経度及び高度等からなるGPS情報を常時算出するようになされており、その結果得られたGPS情報をCPU20へ送出する。
【0020】
PND2のCPU20は、GPSユニット23から供給されたGPS情報と不揮発性メモリ21に記憶されている地図データとを比較することにより、現時点でPND2が存在する位置(すなわち、PND2が搭載された車両が存在する位置)を含む所定範囲の地図データを読み出し、その地図データに応じて自車位置とその周辺とを表す所定倍率の地図画像をモニター4のLCD24に表示するようになされている。
【0021】
またPND2のCPU20は、モニター4のLCD24の表面に設けられたタッチパネル25に対するユーザ操作に応じて、目的地としてPOIデータが任意に選択された場合、車両の自車位置からPOIデータに対応した目的地までの到達経路等を探索し、その到達経路を表したナビゲーション地図画像をLCD24に表示し得るようになされている。
【0022】
このときPND2のCPU20は、到達経路を表したナビゲーション地図画像をLCD24に表示すると共に、車両が到達経路に従って目的地まで走行する間、ユーザの運転を誘導及び補助(以下、これらをナビゲートと呼ぶ)するための音声情報を生成し、音声処理部26を介してナビゲート音声としてスピーカ27から出力する。
【0023】
このようにしてPND2では、ユーザ所望の目的地まで車両をナビゲートするナビゲーション機能を提供し得るようになされている。
【0024】
またPND2は、例えばBluetooth(登録商標)モジュール又はIrDA(Infrared Data Association)モジュール等でなる無線通信ユニット28を有しており、当該PND2の周辺に存在し、Bluetoothモジュール又はIrDAモジュール等を含む通信端末(例えばBluetoothモジュール又はIrDAモジュールを搭載した携帯電話機6)との間で種々のデータ通信を実行し得るようになされている。
【0025】
さらにPND2のCPU20は、当該PND2のモニター4に表示された各種情報をQRコード変換部29でQRコードに変換してモニター4に表示するようになされている。
【0026】
さらにPND2は、CPU20とメモリカードとを電気的に接続するためのメモリカード装着部30を有しており、当該メモリカード装着部30を介して地図データやPOIデータをメモリカードに対して書き込み又はメモリカードから読み出し得るようになされている。
【0027】
(2−2)携帯電話機の回路構成
図3に示すように、携帯電話機6はバッテリ50から供給される電力によって動作し、CPU40が全体を統括制御すると共に、不揮発性メモリ41に格納された基本プログラムや各種アプリケーションプログラムを読み出してRAM42上で実行することにより、通常の携帯電話機としての通話機能、インターネット接続機能及び無線通信機能等を実現し得るようになされている。
【0028】
また携帯電話機6のCPU40は、通話機能を実現する場合、マイクロフォン44によって集音したユーザの音声を音声コーデック45によって圧縮符号化し、その音声データを送受信部43からアンテナ43Aを介して送信する一方、当該アンテナ43A及び送受信部43を介して受信した通話相手の音声データを音声コーデック45によって伸張復号化し、その結果得られる相手音声をスピーカ46から出力する。
【0029】
因みに携帯電話機6のCPU40は、通話相手の携帯電話機ナンバー、通話相手の名前、電波の受信強度等に関する種々の携帯電話機情報をLCD10に表示し得るようになされている。
【0030】
さらに携帯電話機6のCPU40は、Bluetoothモジュール又はIrDAモジュール等からなる無線通信ユニット47を介してPND2の無線通信ユニット28と相互に無線通信し得るようになされており、不揮発性メモリ41に格納されたPOIデータ等をPND2へ無線送信し得るようになされている。
【0031】
さらに携帯電話機6のCPU40は、カメラ部9で撮像された画像を携帯電話機6のLCD10に表示し、その画像に対応した画像データを不揮発性メモリ41に記憶させると共に、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードに対して当該画像データを書き込み得るようになされている。
【0032】
さらに携帯電話機6のCPU40は、PND2のモニター4に表示されたQRコードをカメラ部9で撮像すると、QRコード変換部49により当該QRコードをQRコード情報に変換し、これをLCD10に表示し得るようになされている。
【0033】
(2−3)サーバの回路構成
次に、図4を用いてサーバ11の回路構成について説明する。
【0034】
サーバ11のCPU60は、ROM(Read Only Memory)62のブートプログラムに従って、ハードディスクドライブ61から基本プログラム等をRAM63上に立ち上げることにより、全体を統括制御すると共に各種処理を実行するようになされている。
【0035】
またサーバ11のCPU60は、携帯電話機6からの要求に応じて、ハードディスクドライブ61に蓄積された更新プログラムや、エラー対処情報、修理対応店及びサービスステーションの施設情報等の提供情報をネットワークインタフェース64により携帯電話機6へ送信し得るようになされている。
【0036】
さらにサーバ11のCPU60は、携帯電話機6から送信されたシリアル番号、ユーザの住所及び氏名等の個人情報をネットワークインタフェース64により受信すると、当該シリアル番号及び個人情報をハードディスクドライブ61に保存することによりユーザ登録を行うようになされている。
【0037】
(3)情報提供取得処理
次に、情報通信システム1において行われる情報提供取得処理について、各モードに分けてそれぞれ説明する。
【0038】
(3−1)ユーザ登録モード
図5に示すようにPND2のCPU20は、ユーザによりメニュー画面PNMを表示するための操作が行われたことを認識すると、不揮発性メモリ21に予め登録されているメニュー画面PNMを読み出してモニター4に表示するようになされている。
【0039】
PND2のCPU20は、メニュー画面PNMのメニュー選択アイコンICをスクロールして表示させるために当該メニュー画面PNMの右側にスクロールバーSBを表示し、メニュー画面PNMに入りきらないメニュー選択アイコンICが存在する場合、タッチパネル25を介してスクロールバーSBの上ボタンUB又は下ボタンDBがユーザにタッチ操作されたことを認識すると、メニュー選択アイコンICが上又は下へ順々に移動し、メニュー画面PNMに表示し得るようになされている。
【0040】
PND2のCPU20は、メニュー画面PNMのユーザ登録アイコンIC1がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号(シリアルNo.1234567890)及びユーザ登録用URL(http://www.user registration)を読み出し、当該シリアル番号及び当該ユーザ登録用URLと、当該シリアル番号及び当該ユーザ登録用URLを携帯電話機6へ受け渡す方法をユーザに選択させるための送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置されたユーザ登録提供方法選択画面PNU1を生成し、モニター4に表示するようになされている。
【0041】
そしてPND2のCPU20は、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、無線通信ユニット28を介して携帯電話機6へシリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データを送信するようになされている。
【0042】
このとき携帯電話機6のCPU40は、PND2から送信されたユーザ登録画面データを無線通信ユニット47を介して受信し、当該ユーザ登録画面データに対応したユーザ登録画面MBU1をLCD10に表示するようになされている。
【0043】
携帯電話機6のCPU40は、ユーザ登録画面MBU1中のユーザ登録用URLに対する操作に応じて、ユーザ登録用URLに対応したサーバ11に接続すると、そのサーバ11へシリアル番号を送信する。
【0044】
サーバ11は、携帯電話機6から送信されたシリアル番号を受信すると、ユーザ登録するために必要な個人情報である住所及び氏名を入力させるための住所入力欄AS及び氏名入力欄NSとシリアル番号とが配置されたユーザ入力画面データを携帯電話機6に送信する。
【0045】
なおサーバ11は、携帯電話機6から受信したシリアル番号がすでにユーザ登録されていた場合、例えばユーザ登録がすでになされている旨のメッセージを携帯電話機6に対して送信し、ユーザ登録がすでに行われていたことをユーザに知らせるようになされている。
【0046】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から送信されたユーザ入力画面データを受信し、当該ユーザ入力画面データに対応したユーザ入力画面MBU2をLCD10に表示し、ユーザにより住所入力欄AS及び氏名入力欄NSに対して住所及び氏名が入力された後、送信ボタンFBが操作されたことを認識すると、シリアル番号、住所及び氏名をサーバ11へ送信する。
【0047】
その後、携帯電話機6のCPU40は、サーバ11からユーザ登録を完了した旨のメッセージを受信すると、ユーザ登録完了通知画面MBU3をLCD10に表示することにより、ユーザに対してユーザ登録が完了した旨を知らせ得るようになされている。
【0048】
またPND2のCPU20は、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データをQRコード変換部29によりQRコードC1に変換し、当該QRコードC1が付されたQRコード表示画面PNU2をモニター4に表示するようになされている。
【0049】
このとき携帯電話機6のCPU40は、ユーザの指示に従って、QRコード表示画面PNU2のQRコードC1をカメラ部9により撮像した場合、QRコード変換部49により当該QRコードC1をユーザ登録画面データに変換し、当該ユーザ登録画面データに対応したユーザ登録画面MBU1をLCD10に表示するようになされている。
【0050】
この場合もユーザ登録提供方法選択画面PNU1の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、ユーザ登録用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11へシリアル番号を送信した後、サーバ11から送信されたユーザ入力画面データを受信し、当該ユーザ入力画面データに対応したユーザ入力画面MBU2をLCD10に表示するようになされている。
【0051】
携帯電話機6のCPU40は、ユーザによりユーザ入力画面MBU2の住所入力欄AS及び氏名入力欄NSに対して住所及び氏名が入力された後、送信ボタンFBが操作されたことに応じて、シリアル番号、住所及び氏名をサーバ11に送信し、当該サーバ11から登録完了のメッセージを受信すると、ユーザ登録完了通知画面MBU3をLCD10に表示することにより、ユーザに対してユーザ登録が完了した旨を知らせ得るようになされている。
【0052】
一方、PND2のCPU20は、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1のメモリカードアイコンSI3がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、PND2のメモリカード装着部30に装着されたメモリカードへシリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データを書き込むようになされている。
【0053】
なおPND2のCPU20は、メモリカード装着部30にメモリカードが装着されていない場合、モニター4にユーザ登録画面PNU1を再び表示し、ユーザに対して送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3のいずれかを再び選択させるようになされている。
【0054】
携帯電話機6のCPU40は、メモリカード装着部48にユーザによって装着されたメモリカードからユーザ登録画面データを読み込むことによりオフライン通信を行い、当該ユーザ登録画面データに対応したユーザ登録画面MBU1をLCD10に表示するようになされている。
【0055】
この場合もユーザ登録提供方法選択画面PNU1のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、ユーザ登録用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11へシリアル番号を送信した後、サーバ11から送信されたユーザ入力画面データを受信し、当該ユーザ入力画面データに対応したユーザ入力画面MBU2をLCD10に表示するようになされている。
【0056】
携帯電話機6のCPU40は、ユーザによりユーザ入力画面MBU2の住所入力欄AS及び氏名入力欄NSに対して住所及び氏名が入力された後、送信ボタンFBが操作されたことに応じて、シリアル番号、住所及び氏名をサーバ11に送信し、当該サーバ11から登録完了のメッセージを受信すると、ユーザ登録完了通知画面MBU3をLCD10に表示することにより、ユーザに対してユーザ登録が完了した旨を知らせ得るようになされている。
【0057】
(3−2)プログラム更新モード
図5との対応部分に同一符号を付した図6に示すように、PND2のCPU20は、メニュー画面PNMのプログラム更新アイコンIC2がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号(シリアルNo.1234567890)及びプログラム更新用URL(http://www.new program)を読み出し、当該シリアル番号及び当該プログラム更新用URLと、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置されたプログラム更新提供方法選択画面PNP1を生成し、モニター4に表示するようになされている。
【0058】
PND2のCPU20は、プログラム更新提供方法選択画面PNP1の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号及びプログラム更新用URLが含まれたプログラム更新画面データを無線通信ユニット28を介して携帯電話機6へ送信するようになされている。
【0059】
このとき携帯電話機6のCPU40は、PND2から送信されたプログラム更新画面データを無線通信ユニット47を介して受信し、当該プログラム更新画面データに対応したプログラム更新画面MBP1をLCD10に表示するようになされている。
【0060】
携帯電話機6のCPU40は、プログラム更新画面MBP1中のプログラム更新用URLに対するユーザ操作に応じて、プログラム更新用URLに対応したサーバ11に接続すると、そのサーバ11へシリアル番号を送信する。
【0061】
このときサーバ11は、携帯電話機6から受信したシリアル番号がすでにユーザ登録されていたか否か判断し、当該シリアル番号がユーザ登録されている場合、更新プログラムを取得するためのプログラム取得画面データを携帯電話機6へ送信する。
【0062】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から送信されたプログラム取得画面データを受信すると、当該プログラム取得画面データに対応したプログラム取得画面MBP2をLCD10に表示するようになされている。
【0063】
携帯電話機6のCPU40は、プログラム取得画面MBP2の取得ボタンGBがユーザにより操作されたことを認識すると、サーバ11から更新プログラムを受信し、当該更新プログラムをPND2へ転送する方法をユーザに選択させるための送信ボタンRB1及びメモリカードボタンRB2が配置された転送方法選択画面MBP3を生成し、LCD10に表示するようになされている。
【0064】
携帯電話機6のCPU40は、転送方法選択画面MBP3の送信ボタンRB1がユーザにより操作されたことを認識すると、無線通信ユニット47を介して更新プログラムをPND2へ送信するようになされている。
【0065】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された更新プログラムを無線通信ユニット28を介して受信すると、ユーザに対して更新プログラムが取得されたことを知らせ得るプログラム取得完了通知画面PNP3をモニター4に表示するようになされている。
【0066】
また携帯電話機6のCPU40は、転送方法選択画面MBP3のメモリカードボタンRB2がユーザにより操作されたことを認識すると、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードへ更新プログラムを書き込むようになされている。
【0067】
PND2のCPU20は、メモリカード装着部48にユーザによって装着されたメモリカードから更新プログラムを読み込むことによりオフライン通信を行い、プログラム取得完了通知画面PNP3をモニター4に表示するようになされている。
【0068】
因みにサーバ11は、シリアル番号がユーザ登録されていない場合、ユーザ登録モード(図5)と同様のユーザ入力画面データを携帯電話機6へ送信する。
【0069】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11からユーザ入力画面データを受信し、当該ユーザ入力画面データに対応したユーザ入力画面MBU2をLCD10に表示すると、ユーザに対してユーザ登録を行わせた後、プログラム取得画面MBP2を表示するようになされている。
【0070】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から更新プログラムを受信すると、転送方法選択画面MBP3をLCD10に表示し、当該転送方法選択画面MBP3の送信ボタンRB1がユーザにより操作されたことを認識した場合、無線通信ユニット47を介して更新プログラムをPND2へ送信し、メモリカードボタンRB2がユーザにより操作されたことを認識した場合、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードへ更新プログラムを書き込むようになされている。
【0071】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された更新プログラムを無線通信ユニット28を介して受信する、又はメモリカード装着部30に装着されたメモリカードから更新プログラムを読み込むことにより更新プログラムを取得し、プログラム取得完了通知画面PNP3をモニター4に表示するようになされている。
【0072】
またPND2のCPU20は、プログラム更新提供方法選択画面PNP1のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号及びプログラム更新用URLが含まれたプログラム更新画面データをQRコード変換部29によりQRコードC2に変換し、当該QRコードC2が付されたQRコード表示画面PNP2をモニター4に表示するようになされている。
【0073】
このとき携帯電話機6のCPU40は、ユーザの指示に従って、QRコード表示画面PNP2のQRコードC2をカメラ部9により撮像した場合、QRコード変換部49により当該QRコードC2をプログラム更新画面データに変換し、当該プログラム更新画面データに対応したプログラム更新画面MBP1をLCD10に表示するようになされている。
【0074】
この場合もプログラム更新提供方法選択画面PNP1の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、プログラム更新用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11に対してシリアル番号を送信し、ユーザ登録を完了させた後、プログラム取得画面MBP2をLCD10に表示するようになされている。
【0075】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から更新プログラムを受信すると、転送方法選択画面MBP3をLCD10に表示し、当該転送方法選択画面MBP3の送信ボタンRB1がユーザにより操作されたことを認識した場合、無線通信ユニット47を介して更新プログラムをPND2へ送信し、メモリカードボタンRB2がユーザにより操作されたことを認識した場合、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードへ更新プログラムを書き込むようになされている。
【0076】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された更新プログラムを無線通信ユニット28を介して受信する、又はメモリカード装着部30に装着されたメモリカードから更新プログラムを読み込むことにより更新プログラムを取得し、ユーザに対して更新プログラムが取得されたことを知らせ得るプログラム取得完了通知画面PNP3をモニター4に表示するようになされている。
【0077】
一方、PND2のCPU20は、プログラム更新提供方法選択画面PNP1のメモリカードアイコンSI3がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号及びプログラム更新用URLが含まれたプログラム更新画面データをメモリカード装着部30に装着されたメモリカードへ書き込むようになされている。
【0078】
このとき携帯電話機6のCPU40は、メモリカード装着部48にユーザによって装着されたメモリカードからプログラム更新画面データを読み込むことによりオフライン通信を行い、当該プログラム更新画面データに対応したプログラム更新画面MBP1をLCD10に表示するようになされている。
【0079】
この場合もプログラム更新提供方法選択画面PNP1のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、プログラム更新用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11に対してシリアル番号を送信し、ユーザ登録を完了させた後、プログラム取得画面MBP2をLCD10に表示するようになされている。
【0080】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から更新プログラムを受信すると、転送方法選択画面MBP3をLCD10に表示し、当該転送方法選択画面MBP3の送信ボタンRB1がユーザにより操作されたことを認識した場合、無線通信ユニット47を介して更新プログラムをPND2へ送信し、メモリカードボタンRB2がユーザにより操作されたことを認識した場合、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードへ更新プログラムを書き込むようになされている。
【0081】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された更新プログラムを無線通信ユニット28を介して受信する、又はメモリカード装着部30に装着されたメモリカードから更新プログラムを読み込むことにより更新プログラムを取得し、ユーザに対して更新プログラムが取得されたことを知らせ得るプログラム取得完了通知画面PNP3をモニター4に表示するようになされている。
【0082】
(3−3)サイト情報入手モード
図6との対応部分に同一符号を付した図7に示すように、PND2のCPU20は、メニュー画面PNMの商品関連サイトアイコンIC3がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号(シリアルNo.1234567890)及び商品関連サイト用URL(http://www.relative site)を読み出し、当該シリアル番号及び当該商品関連サイト用URLと、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置された商品関連サイト提供方法選択画面PNR1を生成し、モニター4に表示するようになされている。
【0083】
PND2のCPU20は、商品関連サイト提供方法選択画面PNR1の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号及び商品関連サイト用URLが含まれた商品関連サイト画面データを無線通信ユニット28を介して携帯電話機6へ送信するようになされている。
【0084】
このとき携帯電話機6のCPU40は、PND2から送信された商品関連サイト画面データを無線通信ユニット47を介して受信し、当該商品関連サイト画面データに対応した商品関連サイト画面MBR1をLCD10に表示するようになされている。
【0085】
携帯電話機6のCPU40は、商品関連サイト画面MBR1中の商品関連サイト用URLに対するユーザ操作に応じて、商品関連サイト用URLに対応したサーバ11に接続すると、そのサーバ11へシリアル番号を送信する。
【0086】
このときサーバ11は、携帯電話機6から受信したシリアル番号がすでにユーザ登録されていたか否か判断し、当該シリアル番号がユーザ登録されている場合、PND2に関連した商品情報が含まれた商品画面データを送信する。
【0087】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から商品画面データを受信すると、当該商品画面データに対応した商品画面MBR2(この場合、一例として「PND2に関連したカーオーディオ装置」とする。)をLCD10に表示するようになされている。
【0088】
因みにサーバ11は、シリアル番号がユーザ登録されていない場合、ユーザ登録モード(図5)と同様のユーザ入力画面データを携帯電話機6へ送信する。
【0089】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11からユーザ入力画面データを受信し、当該ユーザ入力画面データに対応したユーザ入力画面MBU2をLCD10に表示すると、ユーザに対してユーザ登録を行わせた後、商品画面MBR2をLCD10に表示するようになされている。
【0090】
またPND2のCPU20は、商品関連サイト提供方法選択画面PNR1のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号及び商品関連サイト用URLが含まれた商品関連サイト画面データをQRコード変換部29によりQRコードC3に変換し、当該QRコードC3が付されたQRコード表示画面PNR2をモニター4に表示するようになされている。
【0091】
このとき携帯電話機6のCPU40は、ユーザの指示に従って、QRコード表示画面PNR2のQRコードC3をカメラ部9により撮像した場合、QRコード変換部49により当該QRコードC3を商品関連サイト画面データに変換し、当該商品関連サイト画面データに対応した商品関連サイト画面MBR1をLCD10に表示するようになされている。
【0092】
この場合も商品関連サイト提供方法選択画面PNR1の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、商品関連サイト用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11へシリアル番号を送信し、ユーザ登録を完了させた後、当該サーバ11から商品画面データを受信し、当該商品画面データに対応した商品画面MBR2をLCD10に表示するようになされている。
【0093】
一方、PND2のCPU20は、商品関連サイト提供方法選択画面PNR1のメモリカードアイコンSI3がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号及び商品関連サイト用URLが含まれた商品関連サイト画面データをメモリカード装着部30に装着されたメモリカードへ書き込むようになされている。
【0094】
このとき携帯電話機6のCPU40は、メモリカード装着部48にユーザによって装着されたメモリカードから商品関連サイト画面データを読み込むことによりオフライン通信を行い、当該商品関連サイト画面データに対応した商品関連サイト画面MBR1をLCD10に表示するようになされている。
【0095】
この場合も商品関連サイト提供方法選択画面PNR1のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、商品関連サイト用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11へシリアル番号を送信し、ユーザ登録を完了させた後、当該サーバ11から商品画面データを受信し、当該商品画面データに対応した商品画面MBR2をLCD10に表示するようになされている。
【0096】
(3−4)案内モード
図6との対応部分に同一符号を付した図8に示すように、PND2のCPU20は、メニュー画面PNMの修理対応店・サービスステーション案内アイコンIC4がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号(シリアルNo.1234567890)及び案内用URL(http://www.service station)を読み出し、当該シリアル番号及び案内用URLと、GPSユニット23から供給されたGPS情報(この場合、一例として「○○県△△市××町」とする。)と、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置された案内提供方法選択画面PNS1を生成し、モニター4に表示するようになされている。
【0097】
PND2のCPU20は、案内提供方法選択画面PNS1の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号、案内用URL及びGPS情報が含まれた案内画面データを無線通信ユニット28を介して携帯電話機6へ送信する。
【0098】
このとき携帯電話機6のCPU40は、案内画面データを無線通信ユニット47を介して受信し、当該案内画面データに対応した案内画面MBS1をLCD10に表示するようになされている。
【0099】
携帯電話機6のCPU40は、案内画面MBS1中の案内用URLに対するユーザ操作に応じて、案内用URLに対応したサーバ11に接続すると、そのサーバ11へシリアル番号及びGPS情報を送信する。
【0100】
このときサーバ11は、携帯電話機6から受信したシリアル番号がすでにユーザ登録されていたか否かを判断し、当該シリアル番号がユーザ登録されている場合、例えば10km以内に存在する修理対応店又はサービスステーションの施設情報と、現在地から修理対応店又はサービスステーションまでの距離情報とが含まれた施設選択画面データを携帯電話機6へ送信する。
【0101】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から送信された施設選択画面データを受信すると、当該施設選択画面データに対応した施設選択画面MBS2をLCD10に表示するようになされている。
【0102】
携帯電話機6のCPU40は、ユーザにより施設選択画面MBS2に表示された例えば施設アイコンAC1(「○○店」)が選択されると、当該施設アイコンAC1に対応した○○店の施設情報をPND2へ転送する方法をユーザに選択させるための送信ボタンRB1及びメモリカードボタンRB2が配置された転送方法選択画面MBS3をLCD10に表示するようになされている。
【0103】
携帯電話機6のCPU40は、転送方法選択画面MBS3の送信ボタンRB1がユーザにより操作されたことを認識すると、無線通信ユニット47を介して○○店の施設情報をPND2へ送信するようになされている。
【0104】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された○○店の施設情報を無線ユニット28を介して受信すると、当該施設情報に含まれた緯度及び経度から地図画像上の○○店を目的地として設定し、現在地から○○店までの到達経路等を探索し、その到達経路を表した目的地案内画面PNS3をモニター4に表示し得るようになされている。
【0105】
なおPND2は、携帯電話機6から送信された○○店の施設情報をPOIに登録し、不揮発性メモリ21へ格納し得るようになされている。
【0106】
また携帯電話機6のCPU40は、転送方法選択画面MBS3のメモリカードボタンRB2がユーザにより操作されたことを認識すると、メモリカード装着部30に装着されたメモリカードへ○○店の施設情報を書き込むようになされている。
【0107】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された○○店の施設情報を無線通信ユニット28を介して受信すると、当該施設情報に含まれた緯度及び経度から地図画像上の○○店を目的地として設定し、現在地から○○店までの到達経路等を探索し、その到達経路を表した目的地案内画面PNS3をモニター4に表示し得るようになされている。
【0108】
因みにサーバ11は、シリアル番号がユーザ登録されていない場合、ユーザ登録モード(図5)と同様のユーザ入力画面データを携帯電話機6へ送信する。
【0109】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11からユーザ入力画面データを受信し、当該ユーザ入力画面データに対応したユーザ入力画面MBU2をLCD10に表示すると、ユーザに対してユーザ登録を行わせた後、施設選択画面MBS2をLCD10に表示するようになされている。
【0110】
携帯電話機6のCPU40は、施設選択画面MBS2の施設アイコンAC1が選択されると、転送方法選択画面MBS3を表示し、転送方法選択画面MBS3の送信ボタンRB1がユーザにより操作されたことを認識した場合、無線通信ユニット47を介して○○店の施設情報をPND2へ送信し、メモリカードボタンRB2がユーザにより操作されたことを認識した場合、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードへ○○店の施設情報を書き込むようになされている。
【0111】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された○○店の施設情報を受信する、又はメモリカード装着部30に装着されたメモリカードから○○店の施設情報を読み込むことにより当該施設情報を取得し、目的地案内画面PNS3をモニター4に表示し得るようになされている。
【0112】
またPND2のCPU20は、案内提供方法選択画面PNS1のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号、案内用URL及びGPS情報が含まれた案内画面データをQRコード変換部29によりQRコードC4に変換し、当該QRコードC4が付されたQRコード表示画面PNS2をモニター4に表示するようになされている。
【0113】
このとき携帯電話機6のCPU40は、ユーザの指示に従って、QRコード画面PNS2のQRコードC4をカメラ部9により撮像した場合、QRコード変換部49により当該QRコードC4を案内画面データに変換し、当該案内画面データに対応した案内画面MBS1をLCD10に表示するようになされている。
【0114】
この場合も案内提供方法選択画面PNS1の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、案内用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11にシリアル番号及びGPS情報を送信し、ユーザ登録を完了させた後、施設選択画面MBS2をLCD10に表示するようになされている。
【0115】
携帯電話機6のCPU40は、施設選択画面MBS2の施設アイコンAC1が選択されると、転送方法選択画面MBS3を表示し、当該転送方法選択画面MBS3の送信ボタンRB1がユーザにより操作されたことを認識した場合、無線通信ユニット47を介して○○店の施設情報をPND2へ送信し、メモリカードボタンRB2がユーザにより操作されたことを認識した場合、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードへ○○店の施設情報を書き込むようになされている。
【0116】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された○○店の施設情報を無線通信ユニット28を介して受信する、又はメモリカード装着部30に装着されたメモリカードから○○店の施設情報を読み込むことにより当該施設情報を取得し、目的地案内画面PNS3をモニター4に表示し得るようになされている。
【0117】
一方、PND2のCPU20は、案内提供方法選択画面PNS1のメモリカードアイコンSI3がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号、案内用URL及びGPS情報が含まれた案内画面データをメモリカード装着部30に装着されたメモリカードへ書き込むようになされている。
【0118】
このとき携帯電話機6のCPU40は、メモリカード装着部48にユーザによって装着されたメモリカードから案内画面データを読み込むことによりオフライン通信を行い、当該案内画面データに対応した案内画面MBS1をLCD10に表示するようになされている。
【0119】
この場合も案内提供方法選択画面PNS1のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、案内用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11にシリアル番号及びGPS情報を送信し、ユーザ登録を完了させた後、施設選択画面MBS2をLCD10に表示するようになされている。
【0120】
携帯電話機6のCPU40は、施設選択画面MBS2の施設アイコンAC1が選択されると、転送方法選択画面MBS3を表示し、当該転送方法選択画面MBS3の送信ボタンRB1がユーザにより操作されたことを認識した場合、無線通信ユニット47を介して○○店の施設情報をPND2へ送信し、メモリカードボタンRB2がユーザにより操作されたことを認識した場合、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードへ○○店の施設情報を書き込むようになされている。
【0121】
PND2のCPU20は、携帯電話機6から送信された○○店の施設情報を受信する、又はメモリカード装着部30に装着されたメモリカードから○○店の施設情報を読み込むことにより当該施設情報を取得し、目的地案内画面PNS3をモニター4に表示し得るようになされている。
【0122】
(3−5)エラー対応モード
図6との対応部分に同一符号を付した図9に示すように、PND2のCPU20は、当該PND2に何らかの不具合が発生した場合、その不具合に対応した例えば「XYZ−123」と表されたエラーコードが含まれたエラーコード表示画面PNE1をモニター4に表示するようになされている。
【0123】
PND2のCPU20は、モニター4に表示したエラーコード表示画面PNE1がユーザによりタッチ操作されたことを認識すると、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号(シリアルNo.1234567890)及びエラー対応用URL(http://www.user support)を読み出し、当該シリアル番号及び当該エラー対応用URLと、エラーコード表示画面PNE1に表示されたエラーコードと、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置されたエラーコード対応提供方法選択画面PNE2を生成し、モニター4に表示するようになされている。
【0124】
PND2のCPU20は、エラーコード対応提供方法選択画面PNE2の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号、エラーコード及びエラー対応用URLが含まれたエラーコード対応画面データを無線通信ユニット28を介して携帯電話機6へ送信するようになされている。
【0125】
このとき携帯電話機6のCPU40は、PND2から送信されたエラーコード対応画面データを無線通信ユニット47を介して受信し、当該エラーコード対応画面データに対応したエラーコード対応画面MBE1をLCD10に表示するようになされている。
【0126】
携帯電話機6のCPU40は、エラー対応用URLに対するユーザ操作に応じて、エラー対応用URLに対応したサーバ11に接続すると、そのサーバ11へシリアル番号及びエラーコードを送信する。
【0127】
このときサーバ11は、携帯電話機6から受信したシリアル番号がすでにユーザ登録されていたか否か判断し、当該シリアル番号がユーザ登録されている場合、シリアル番号、エラーコード、当該エラーコードに対応したエラー概要及び対処方法が含まれたエラー対処画面データを送信する。
【0128】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から送信されたエラー対処画面データを受信すると、当該エラー対処画面データに対応したエラー対処画面MBE2をLCD10に表示するようになされている。
【0129】
因みにサーバ11は、シリアル番号がユーザ登録されていない場合、ユーザ登録モード(図5)と同様のユーザ入力画面データを携帯電話機6へ送信する。
【0130】
携帯電話機6のCPU40は、サーバ11からユーザ入力画面データを受信し、当該ユーザ入力画面データに対応したユーザ入力画面MBU2をLCD10に表示すると、ユーザに対してユーザ登録を行わせた後、エラー対処画面MBE2をLCD10に表示するようになされている。
【0131】
またPND2のCPU20は、エラーコード対応提供方法選択画面PNE2のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号、エラーコード及びエラー対応用URLが含まれたエラーコード対応画面データをQRコード変換部29でQRコードC5に変換し、当該QRコードC5が付されたQRコード表示画面PNE3をモニター4に表示するようになされている。
【0132】
このとき携帯電話機6のCPU40は、ユーザの指示に従って、QRコード表示画面PNE3のQRコードC5をカメラ部9により撮像した場合、QRコード変換部49により当該QRコードC5をエラーコード対応画面データに変換し、当該エラーコード対応画面データに対応したエラーコード対応画面MBE1をLCD10に表示するようになされている。
【0133】
この場合もエラーコード対応提供方法選択画面PNE2の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、エラー対応用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11へシリアル番号及びエラーコードを送信し、ユーザ登録を完了させた後、当該サーバ11からエラー対処画面データを受信し、当該エラー対処画面データに対応したエラー対処画面MBE2をLCD10に表示するようになされている。
【0134】
一方、PND2のCPU20は、エラーコード対応提供方法選択画面PNE2のメモリカードアイコンSI3がユーザにタッチ操作されたことを認識すると、シリアル番号、エラーコード及びエラー対応用URLが含まれたエラーコード対応画面データをメモリカード装着部30に装着されたメモリカードへ書き込むようになされている。
【0135】
このとき携帯電話機6のCPU40は、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードからエラーコード対応画面データを読み込み、当該エラーコード対応画面データに対応したエラーコード対応画面MBE1をLCD10に表示するようになされている。
【0136】
この場合もエラーコード対応提供方法選択画面PNE2のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作された場合と同様に、携帯電話機6のCPU40は、エラー対応用URLに従ってサーバ11に接続すると、当該サーバ11へシリアル番号及びエラーコードを送信し、ユーザ登録を完了させた後、当該サーバ11からエラー対処画面データを受信し、当該エラー対処画面データに対応したエラー対処画面MBE2をLCD10に表示するようになされている。
【0137】
(4)情報提供取得処理手順
次に上述したユーザ登録モード、プログラム更新モード、サイト情報入手モード及び案内モードにそれぞれ対応したPND2の情報提供処理手順、エラー対応モードに対応したPND2のエラー対応処理手順、これら各モードにそれぞれ対応した携帯電話機6の情報取得提供処理手順について順に説明する。
【0138】
(4−1)情報提供処理手順
図10に示すように、PND2のCPU20は、アプリケーションプログラムに従い、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移り、ユーザ登録モード(図5)において、メニュー画面PNMのユーザ登録アイコンIC1がユーザによりタッチ操作されたことに従い、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号及びユーザ登録用URLを読み出し、当該シリアル番号及び当該ユーザ登録用URLと、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置されたユーザ登録提供方法選択画面PNU1を生成し、モニター4に表示して次のステップSP2へ移る。
【0139】
またプログラム更新モード(図6)の場合、ステップSP1においてPND2のCPU20は、メニュー画面PNMのプログラム更新アイコンIC2がユーザによりタッチ操作されたことに従い、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号及びプログラム更新用URLを読み出し、当該シリアル番号及び当該プログラム更新用URLと、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置されたプログラム更新提供方法選択画面PNP1を生成し、モニター4に表示して次のステップSP2へ移る。
【0140】
一方サイト情報入手モード(図7)の場合、ステップSP1においてPND2のCPU20は、メニュー画面PNMの商品関連サイトアイコンIC3がユーザによりタッチ操作されたことに従い、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号及び商品関連サイト用URLを読み出し、当該シリアル番号及び当該商品関連サイト用URLと、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置された商品関連サイト提供方法選択画面PNR1を生成し、モニター4に表示して次のステップSP2へ移る。
【0141】
但し案内モード(図8)の場合、ステップSP1においてPND2のCPU20は、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号及び案内用URLを読み出し、当該シリアル番号及び当該案内用URLと、GPSユニット23から供給されたGPS情報と、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置された案内提供方法選択画面PNS1を生成し、モニター4に表示して次のステップSP2へ移る。
【0142】
ステップSP2においてPND2のCPU20は、モニター4に表示したユーザ登録提供方法選択画面PNU1(図5)、プログラム更新提供方法選択画面PNP1(図6)、商品関連サイト提供方法選択画面PNR1(図7)、又は案内提供方法選択画面PNS1(図8)の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP3へ移り、否定結果が得られるとステップSP4へ移る。
【0143】
ステップSP3においてPND2のCPU20は、ユーザ登録モード(図5)においてシリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データ、プログラム更新モード(図6)においてシリアル番号及びプログラム更新用URLが含まれたプログラム更新画面データ、サイト情報入手モード(図7)においてシリアル番号及び商品関連サイト用URLが含まれた商品関連サイト画面データ、又は案内モード(図8)においてシリアル番号、案内用URL及びGPS情報が含まれた案内画面データを無線通信ユニット28を介して携帯電話機6へ送信し、次のステップSP8へ移って処理を終了する。
【0144】
ステップSP4においてPND2のCPU20は、モニター4に表示したユーザ登録提供方法選択画面PNU1(図5)、プログラム更新提供方法選択画面PNP1(図6)、商品関連サイト提供方法選択画面PNR1(図7)、又は案内提供方法選択画面PNS1(図8)のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP5へ移り、否定結果が得られるとステップSP6へ移る。
【0145】
ステップSP5においてPND2のCPU20は、QRコード変換部29によりユーザ登録画面データをQRコードC1、プログラム更新画面データをQRコードC2、商品関連サイト画面データをQRコードC3、又は案内画面データをQRコードC4にそれぞれ変換し、当該QRコードC1が付されたQRコード表示画面PNU2(図5)、当該QRコードC2が付されたQRコード画面表示PNP2(図6)、当該QRコードC3が付されたQRコード表示画面PNR2(図7)、又は当該QRコードC4が付されたQRコード表示画面PNS2(図8)をそれぞれモニター4に表示し、次のステップSP8へ移って処理を終了する。
【0146】
ステップSP6においてPND2のCPU20は、モニター4に表示したユーザ登録提供方法選択画面PNU1(図5)、プログラム更新提供方法選択画面PNP1(図6)、商品関連サイト提供方法選択画面PNR1(図7)、又は案内提供方法選択画面PNS1(図8)のメモリカードアイコンSI3がユーザによりタッチ操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP7へ移り、否定結果が得られると、このことは送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2又はメモリカードアイコンSI3のいずれもタッチ操作されていないことを意味し、ステップSP2へ戻りユーザによる送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2又はメモリカードアイコンSI3のいずれかがタッチ操作されるまで待ち受ける。
【0147】
ステップSP7においてPND2のCPU20は、メモリカード装着部30に装着されたメモリカードへユーザ登録画面データ、プログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ又は案内画面データを書き込み、次のステップSP8へ移って処理を終了する。
【0148】
(4−2)エラー対応処理手順
図11に示すように、PND2のCPU20は、アプリケーションプログラムに従い、ルーチンRT2の開始ステップから入ってステップSP11へ移り、PND2に何らかの不具合が発生したか否かを判断し、否定結果が得られると再度ステップSP11へ戻り、不具合が発生したことを判断するまで待ち受けるのに対し、肯定結果が得られると次のステップSP12へ移る。
【0149】
ステップSP12においてPND2のCPU20は、不具合に対応したエラーコードが含まれたエラーコード表示画面PNE1(図9)をモニター4に表示し、次のステップSP13へ移る。
【0150】
ステップSP13においてPND2のCPU20は、ユーザによりエラーコード表示画面PNE1がタッチ操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると、このことはエラーコードを携帯電話機6へ受け渡すことを意味し、次のステップSP14へ移り、否定結果が得られるとステップSP21へ移って処理を終了する。
【0151】
ステップSP14においてPND2のCPU20は、不揮発性メモリ21に格納されているシリアル番号及びエラー対応用URLを読み出し、当該シリアル番号及び当該エラー対応用URLと、エラーコード表示画面PNE1に表示されたエラーコードと、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置されたエラーコード対応提供方法選択画面PNE2を生成し、モニター4に表示して次のステップSP15へ移る。
【0152】
ステップSP15においてPND2のCPU20は、モニター4に表示したエラーコード対応提供方法選択画面PNE2の送信アイコンSI1がユーザにタッチ操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP16へ移り、否定結果が得られるとステップSP17へ移る。
【0153】
ステップSP16においてPND2のCPU20は、シリアル番号、エラー対応用URL及びエラーコードが含まれたエラーコード対応画面データを無線通信ユニット28を介して携帯電話機6へ送信し、次のステップSP21へ移って処理を終了する。
【0154】
ステップSP17においてPND2のCPU20は、モニター4に表示したエラーコード対応提供方法選択画面PNE2のQRコードアイコンSI2がユーザにタッチ操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP18へ移り、否定結果が得られるとステップSP19へ移る。
【0155】
ステップSP18においてPND2のCPU20は、エラーコード対応画面データをQRコード変換部29によりQRコードC5に変換し、当該QRコードC5が付されたQRコード表示画面PNE3をモニター4に表示し、次のステップSP21へ移って処理を終了する。
【0156】
ステップSP19においてPND2のCPU20は、モニター4に表示したエラーコード対応提供方法選択画面PNE2のメモリカードアイコンSI3がユーザにタッチ操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP20へ移り、否定結果が得られると、このことはエラーコード対応提供方法選択画面PNE2の送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2又はメモリカードアイコンSI3のいずれもタッチ操作されていないことを意味し、ステップSP15へ戻りユーザによるエラーコード対応提供方法選択画面PNE2の送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2又はメモリカードアイコンSI3のいずれかがタッチ操作されるまで待ち受ける。
【0157】
ステップSP20においてPND2のCPU20は、メモリカード装着部30に装着されたメモリカードへエラーコード対応画面データを書き込み、次のステップSP21へ移って処理を終了する。
【0158】
(4−3)情報取得提供処理手順
図12に示すように、携帯電話機6のCPU40は、アプリケーションプログラムに従い、ルーチンRT3の開始ステップから入ってステップSP31へ移り、ユーザにより無線受信する操作がなされたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP32へ移り、否定結果が得られるとステップSP33へ移る。
【0159】
ステップSP32において携帯電話機6のCPU40は、無線通信ユニット47を介してPND2から送信されたユーザ登録画面データ、プログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ、案内画面データ又はエラーコード対応画面データのいずれかを受信し、次のステップSP37へ移る。
【0160】
ステップSP33において携帯電話機6のCPU40は、ユーザの指示に従って、PND2のモニター4に表示されたQRコードC1、QRコードC2、QRコードC3、QRコードC4又はQRコードC5のいずれかをカメラ部9により撮像したか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP34へ移り、否定結果が得られるとステップSP35へ移る。
【0161】
ステップSP34において携帯電話機6のCPU40は、カメラ部9によって撮像したQRコードC1、QRコードC2、QRコードC3、QRコードC4又はQRコードC5をそれぞれユーザ登録画面データ、プログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ、案内画面データ又はエラーコード対応画面データにQRコード変換部49により変換して次のステップSP37へ移る。
【0162】
ステップSP35において携帯電話機6のCPU40は、ユーザによりメモリカードを読み込む操作がなされたか否かの判断をし、肯定結果が得られると次のステップSP36へ移り、否定結果が得られると、このことはPND2から情報を取得する操作が行われていないことを意味し、ステップSP31へ戻り、ユーザによる情報取得操作を認識するまで待ち受ける。
【0163】
ステップSP36において携帯電話機6のCPU40は、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードからユーザ登録画面データ、プログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ、案内画面データ又はエラーコード対応画面データを読み出し、次のステップSP37へ移る。
【0164】
ステップSP37において携帯電話機6のCPU40は、PND2から提供されたユーザ登録画面データに対応したユーザ登録画面MBU1(図5)、プログラム更新画面データに対応したプログラム更新画面(図6)、商品関連サイト画面データに対応した商品関連サイト画面(図7)、案内画面データに対応した案内画面(図8)又はエラーコード対応画面データに対応したエラーコード対応画面(図9)をLCD10に表示し、次のステップSP38へ移る。
【0165】
ステップSP38において携帯電話機6のCPU40は、LCD10に表示したユーザ登録用URL、プログラム更新用URL、商品関連用URL、案内用URL又はエラー対応用URLに対応したサーバ11へ接続する操作が行われたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP39へ移り、否定結果が得られるとステップSP46へ移って処理を終了する。
【0166】
ステップSP39において携帯電話機6のCPU40は、サーバ11と接続すると、当該サーバ11へシリアル番号を送信し、サブルーチンSRT1へ移る。
【0167】
但しステップSP39において携帯電話機6のCPU40は、案内モード(図8)の場合、シリアル番号及びGPS情報をサーバ11へ送信し、エラー対応モード(図9)の場合、シリアル番号及びエラーコードをサーバ11へ送信し、サブルーチンSRT1へ移る。
【0168】
図13に示すように携帯電話機6のCPU40は、サブルーチンSRT1の開始ステップから入って次のステップSP51へ移り、サーバ11から送信されたユーザ入力画面データを受信し、当該ユーザ入力画面データに対応したユーザ入力画面MBU2(図5〜図9)をLCD10に表示して次のステップSP52へ移る。
【0169】
ステップSP52において携帯電話機6のCPU40は、ユーザによりユーザ入力画面MBU2の住所入力欄AS及び氏名入力欄NSに対して住所及び氏名が入力されると、次のステップSP53へ移る。
【0170】
ステップSP53において携帯電話機6のCPU40は、ユーザ入力画面MBU2の送信ボタンFBが操作されると、シリアル番号、住所及び氏名をサーバ11に送信し、次のステップSP54へ移る。
【0171】
ステップSP54において携帯電話機6のCPU40は、ユーザ登録が完了した後、ルーチンRT3のステップSP40へ戻る。
【0172】
但しユーザ登録モード(図5)の場合、ステップSP54において携帯電話機6のCPU40は、ユーザ登録が完了した後、ユーザ登録完了通知画面MBU3をLCD10に表示し、ルーチンRT3のステップSP40へ戻る。
【0173】
すなわちサブルーチンSRT1において携帯電話機6のCPU40は、シリアル番号、ユーザに入力された住所及び氏名をサーバ11へ送信してユーザ登録が完了し、次のステップSP40へ戻る。
【0174】
なおサブルーチンSRT1において携帯電話機6のCPU40は、サーバ11がすでにユーザ登録していると判断した場合、ユーザ登録を行わずに次のステップSP40へ移る。
【0175】
ステップSP40において携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から更新プログラム、商品情報、施設情報、又はエラー概要及び対処方法の提供情報を受信し、次のステップSP41へ移る。
【0176】
ステップSP41において携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から送信された更新プログラム、商品情報、施設情報、又はエラー概要及び対処方法の提供情報がPND2へ転送できるか否かを判断し、肯定結果が得られると、このことはサーバ11から送信された提供情報が、更新プログラム又は施設情報であることを意味し、送信ボタンRB1及びメモリカードボタンRB2が含まれた転送方法選択画面MBP3(図6)又は転送方法選択画面MBS3(図8)を生成してLCD10に表示し、次のステップSP42へ移り、否定結果が得られるとステップSP46へ移って処理を終了する。
【0177】
ステップSP42において携帯電話機6のCPU40は、ユーザによる転送方法選択画面MBP3(図6)又は転送方法選択画面MBS3(図8)の送信ボタンRB1が操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると、次のステップSP43へ移り、否定結果が得られるとステップSP44へ移る。
【0178】
ステップSP43において携帯電話機6のCPU40は、サーバ11から送信された更新プログラム又は施設情報を無線通信ユニット47を介してPND2へ送信し、ステップSP46へ移って処理を終了する。
【0179】
ステップSP44において携帯電話機6のCPU40は、ユーザによる転送方法選択画面MBP3(図6)又は転送方法選択画面MBS3(図8)のメモリカードボタンRB2が操作されたか否かを判断し、肯定結果が得られると次のステップSP45へ移り、否定結果が得られると、このことはユーザにより転送方法選択画面MBP3(図6)又は転送方法選択画面MBS3(図8)の送信ボタンRB1及びメモリカードボタンRB2のいずれも操作されていないことを意味し、ステップSP42へ戻り、ユーザによる転送方法選択画面MBP3(図6)又は転送方法選択画面MBS3(図8)の送信ボタンRB1又はメモリカードボタンRB2のいずれかが操作されたことを認識するまで待ち受ける。
【0180】
ステップSP45において携帯電話機6のCPU40は、メモリカード装着部48に装着されたメモリカードへサーバ11から送信された更新プログラム又は施設情報を書き込み、次のステップSP46へ移って処理を終了する。
【0181】
(5)動作及び効果
以上の構成において、PND2のCPU20は、モニター4に表示したメニュー画面PNM(図5)のユーザ登録アイコンIC1がタッチ操作されると、シリアル番号及びユーザ登録用URLが配置されたユーザ登録提供方法選択画面PNU1(図5)をモニター4に表示することにより、モニター4に表示したユーザ登録提供方法選択画面PNU1の画面内容をユーザに対して目視確認させることができる。
【0182】
因みにPND2のCPU20は、プログラム更新モード(図6)、サイト情報入手モード(図7)及び案内モード(図8)についても同様に、モニター4に表示したプログラム更新提供方法選択画面PNP1(図6)、商品関連サイト提供方法選択画面PNR1(図7)又は案内提供方法選択画面PNS1(図8)の画面内容をユーザに対して目視確認させることができる。
【0183】
またPND2のCPU20は、当該PND2に何らかの不具合が発生した場合、その不具合に対応したエラーコードが含まれたエラーコード表示画面PNE1(図9)をモニター4に表示し、当該エラーコード表示画面PNE1がタッチ操作されると、シリアル番号、エラー対応用URL及び当該エラーコードが配置されたエラーコード対応提供方法選択画面PNE2(図9)をモニター4に表示することにより、ユーザに対してモニター4に表示したエラーコード対応提供方法選択画面PNE2の画面内容を目視確認させることができる。
【0184】
ところでPND2のCPU20は、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1(図5)の送信アイコンSI1がタッチ操作されると、シリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データを携帯電話機6へ無線送信し、携帯電話機6に無線受信させることにより、ユーザに対してメモ用紙等に書き写させる等の煩雑な操作を一切強いることなくユーザ登録画面データを携帯電話機6へ受け渡すことができる。
【0185】
またPND2のCPU20は、プログラム更新モード(図6)、サイト情報入手モード(図7)、案内モード(図8)及びエラー対応モード(図9)についても同様に、携帯電話機6に無線受信させることにより、ユーザに対してメモ用紙等に書き写させる等の煩雑な操作を一切強いることなくプログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ、案内画面データ又はエラーコード対応画面データを携帯電話機6へ受け渡すことができる。
【0186】
一方PND2のCPU20は、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1(図5)のQRコードアイコンSI2がタッチ操作されると、シリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データをQRコードC1に変換し、当該QRコードC1が付されたQRコード表示画面PNU2(図5)をモニター4に表示し、モニター4に表示したQRコードC1を携帯電話機6に対して撮像させることにより、ユーザに対してメモ用紙等に書き写させる等の煩雑な操作を一切強いることがなく、かつ無線通信中に伝送エラーが起きることなくユーザ登録画面データを携帯電話機6へ受け渡すことができる。
【0187】
またPND2のCPU20は、プログラム更新モード(図6)、サイト情報入手モード(図7)、案内モード(図8)及びエラー対応モード(図9)についても同様に、モニター4に表示したQRコードC2、QRコードC3、QRコードC4又はQRコードC5を携帯電話機6に対して撮像させることにより、ユーザに対してメモ用紙等に書き写させる等の煩雑な操作を一切強いることがなく、かつ無線通信中に伝送エラーが起きることなくプログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ、案内画面データ又はエラーコード対応画面データを携帯電話機6へ受け渡すことができる。
【0188】
ところでPND2のCPU20は、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1(図5)のメモリカードアイコンSI3がタッチ操作されると、シリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データをメモリカードに書き込み、当該メモリカードに書き込まれたユーザ登録画面データを携帯電話機6に対して読み取らせることにより、ユーザに対してメモ用紙等で書き写させる等の煩雑な操作を一切強いることがなく、かつユーザが当該PND2の近くにいない場合においてもメモリカードを介してオフライン通信を行わせ、ユーザ登録画面データを携帯電話機6へ受け渡すことができる。
【0189】
またPND2のCPU20は、プログラム更新モード(図6)、サイト情報入手モード(図7)、案内モード(図8)及びエラー対応モード(図9)についても同様に、メモリカードに書かれたプログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ、案内画面データ及びエラーコード対応画面データを携帯電話機6に対して読み取らせることにより、ユーザに対してメモ用紙等で書き写させる等の煩雑な操作を一切強いることがなく、かつユーザが当該PND2の近くにいない場合においてもメモリカードを介してオフライン通信を行わせ、プログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ、案内画面データ又はエラーコード対応画面データを携帯電話機6へ受け渡すことができる。
【0190】
なおPND2のCPU20は、ユーザ登録モード(図5)において、ユーザ登録画面データを携帯電話機6へ受け渡すと、当該携帯電話機6がユーザ登録用URLに対応したサーバ11へ接続し、当該携帯電話機6がユーザ入力画面MBU2をLCD10に表示することにより、ユーザに対して住所及び氏名を入力させるだけで容易かつ速やかにユーザ登録を行わせることができる。
【0191】
またPND2のCPU20は、プログラム更新モード(図6)において、プログラム更新画面データを携帯電話機6へ受け渡すと、当該携帯電話機6がプログラム更新用URLに対応したサーバ11へ接続し、当該携帯電話機6がサーバ11から受信した更新プログラムを当該PND2へ提供することにより、容易かつ短時間に更新プログラムを取得することができる。
【0192】
さらにPND2のCPU20は、サイト情報入手モード(図7)において、商品関連サイト画面データを携帯電話機6へ受け渡すと、当該携帯電話機6が商品関連サイト用URLに対応したサーバ11へ接続し、当該携帯電話機6が商品画面MBR2をLCD10に表示することにより、容易に当該PND2に関連した商品情報をユーザに対して提供することができる。
【0193】
加えてPND2のCPU20は、案内モード(図8)において、案内画面データを携帯電話機6へ受け渡すと、当該携帯電話機6が案内用URLに対応したサーバ11へ接続し、当該携帯電話機6がサーバ11から受信した現在地に近い修理対応店及びサービスステーションの施設情報をPND2へ提供すると、ルート案内を行うことができ、ユーザに対して何ら煩雑な操作を一切行わせることなく、修理対応店又はサービスステーションへの到達経路を案内することができる。
【0194】
ところでPND2のCPU20は、エラー対応モード(図9)において、エラーコード対応画面データを携帯電話機6へ受け渡すと、当該携帯電話機6がエラー対応用URLに対応したサーバ11へ接続し、当該携帯電話機6がエラー対処画面MBE2をLCD10に表示することにより、容易にエラーコードに対応したエラー概要及び対処方法をユーザに対して提供することができる。
【0195】
以上の構成によれば、情報通信システム1におけるPND2では、ユーザ登録モード(図5)においてシリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データを無線通信、QRコードC1に対する携帯電話機6の撮像処理、又はメモリカードを介したオフライン通信処理により携帯電話機6へ受け渡すことができ、かくしてユーザに対して何ら煩雑な操作を一切行わせることなく、正確かつ容易にユーザ登録画面データを携帯電話機6へ受け渡すことができる。
【0196】
またPND2は、プログラム更新モード(図6)、サイト情報入手モード(図7)、案内モード(図8)及びエラー対応モード(図9)においても同様に、無線通信、QRコードC2〜C5に対する携帯電話機6の撮像処理、又はメモリカードを介したオフライン通信処理により携帯電話機6へ受け渡すことができ、かくしてユーザに対して何ら煩雑な操作を一切行わせることなく、正確かつ容易にプログラム更新画面データ、商品関連サイト画面データ、案内画面データ及びエラーコード対応画面データを携帯電話機6へ受け渡すことができる。
【0197】
(6)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、例えばユーザ登録モード(図5)では、シリアル番号及びユーザ登録用URLと、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3とが配置されたユーザ登録提供方法選択画面PNU1を生成し、モニター4に表示した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図14に示すようにシリアル番号及びユーザ登録用URLの右側にQRコードC1を付し、当該シリアル番号、当該ユーザ登録用URL及び当該QRコードC1と、送信アイコンSI1及びメモリカードアイコンSI3とが配置されたユーザ登録提供方法選択画面PNU3を生成し、モニター4に表示するようにしても良い。
【0198】
また上述した実施の形態においては、PND2及び携帯電話機6の間をBluetooth又はIrDAによって無線接続する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11系の無線LAN(Local Area Network)や、CAN(Controller Area Network)、Felica(ソニー株式会社登録商標)等のその他種々の無線通信方法によってPND2及び携帯電話機6の間を無線接続するようにしても良い。
【0199】
さらに上述した実施の形態においては、例えばユーザ登録モード(図5)では、シリアル番号、ユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データをメモリカードを介したオフライン通信により携帯電話機6へ受け渡す場合について述べたが、本発明はこれに限らず、USB(Universal Serial Bus)メモリや小型のハードディスクドライブ等のその他種々のデータ記憶装置を介してシリアル番号、ユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データを携帯電話機6へ受け渡すようにしても良い。
【0200】
さらに上述した実施の形態においては、例えばユーザ登録モード(図5)では、PND2のCPU20が、シリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データを携帯電話機6へ受け渡す場合について述べたが、本発明はこれに限らず、PND2のモニター4に表示された地図データや不揮発性メモリ21に格納されたPOI情報等のその他種々の不揮発性メモリ21に格納された情報を携帯電話機6へ受け渡すようにしても良い。
【0201】
さらに上述した実施の形態においては、例えばユーザ登録モード(図5)では、PND2のCPU20が、シリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データを携帯電話機6へ受け渡す際、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1に送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3を配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1に送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3のいずれか1つを配置、又は送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3を任意に組み合わせて配置するようにしても良い。
【0202】
さらに上述した実施の形態においては、例えばユーザ登録モード(図5)では、PND2のCPU20が、シリアル番号及びユーザ登録用URLが含まれたユーザ登録画面データをメモリカードを介したオフライン通信により携帯電話機6へ受け渡す際、メモリカード装着部30にメモリカードが装着されていないとき、ユーザ登録提供方法選択画面PNU1を再び表示し、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2又はメモリカードアイコンSI3のいずれかをユーザに対して再び選択させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、メモリカードが装着されていないとき、送信アイコンSI1、QRコードアイコンSI2及びメモリカードアイコンSI3のいずれかを再び選択させるのではなく、例えば「メモリカードを挿入してください」等のメッセージをモニター4に表示して、ユーザに対してメモリカードを挿入することを促すようにしても良い。
【0203】
さらに上述した実施の形態においては、PND2のCPU20が、予め不揮発性メモリ21に格納されているアプリケーションプログラムに従い、上述したルーチンRT1の情報提供処理手順及びルーチンRT2のエラー対応処理手順を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶媒体からインストールしたアプリケーションプログラムや、インターネットからダウンロードしたアプリケーションプログラム、その他種々のルートによってインストールしたアプリケーションプログラムに従って上述した情報提供処理手順及びエラー対応処理手順を実行するようにしても良い。
【0204】
さらに上述した実施の形態においては、携帯電話機6のCPU40が、予め不揮発性メモリ41に格納されているアプリケーションプログラムに従い、上述したルーチンRT3の情報取得提供処理手順及びサブルーチンSRT1のユーザ登録処理手順を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶媒体からインストールしたアプリケーションプログラムや、インターネットからダウンロードしたアプリケーションプログラム、その他種々のルートによってインストールしたアプリケーションプログラムに従って上述した情報取得提供処理手順及びユーザ登録処理手順を実行するようにしても良い。
【0205】
さらに上述した実施の形態においては、記憶手段として不揮発性メモリ21、表示手段としてモニター4、提供手段として無線通信ユニット28、QRコード変換部29及びメモリカード装着部30によって本発明のナビゲーション装置としてのPND2を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成でなる記憶手段、表示手段及び提供手段によってナビゲーション装置を構成するようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0206】
本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション装置の情報提供方法及びナビゲーション装置の情報提供システムは、例えばPND以外にも、据え置き型のナビゲーション装置等に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0207】
【図1】情報通信システムを示す略線図である。
【図2】PNDの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図3】携帯電話機の回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図4】サーバの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図5】ユーザ登録モードを示す略線図である。
【図6】プログラム更新モードを示す略線図である。
【図7】サイト情報入手モードを示す略線図である。
【図8】案内モードを示す略線図である。
【図9】エラー対応モードを示す略線図である。
【図10】情報提供処理手順を示すフローチャートである。
【図11】エラー対応処理手順を示すフローチャートである。
【図12】情報取得提供処理手順を示すフローチャートである。
【図13】ユーザ登録処理手順を示すフローチャートである。
【図14】他の実施の形態におけるユーザ登録提供方法選択画面を示す略線図である。
【符号の説明】
【0208】
1……情報通信システム、2……PND、3……本体部、4……モニター、5……メモリカード挿入口、6……携帯電話機、7……本体部、8……メモリカード挿入部、9……カメラ部、10……LCD、11……サーバ、20……CPU、21……不揮発性メモリ、22……RAM、23……GPSユニット、24……LCD、25……タッチパネル、26……音声処理部、27……スピーカ、28……無線通信ユニット、29……QRコード変換部、30……メモリカード装着部、31……バッテリ、40……CPU、41……不揮発性メモリ、42……RAM、43……送受信部、44……マイクロフォン、45……音声コーデック、46……スピーカ、47……無線通信ユニット、48……メモリカード装着部、49……QRコード変換部、50……バッテリ、60……CPU、61……ハードディスクドライブ、62……ROM、63……RAM。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自身に対して固有に与えられた識別番号と、サーバに対して通信するための通信用アドレス又は、不具合が生じたときのエラー情報を記憶した記憶手段と、
上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を画面に表示する表示手段と、
上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を所定の方法により外部機器へ受け渡す提供手段と
を具えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
上記通信用アドレスに基づいてアクセスした上記サーバから所定の提供情報を受信した上記外部機器を介して当該提供情報を受け取る取得手段と、
上記取得手段により受け取った上記提供情報が施設情報である場合、当該施設情報の緯度経度情報に応じて位置情報を生成する位置情報生成手段と、
上記位置情報を上記記憶手段に登録する位置情報登録手段と
を具えることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
上記提供手段は、
上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を上記外部機器へ無線通信により受け渡す
ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
上記提供手段は、
上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を上記外部機器に撮像させることにより受け渡すための所定の変換方式による符号化画像に変換し、上記表示手段の画面に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
上記提供手段は、
上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を所定の情報格納媒体に書き込み、上記情報格納媒体を介して上記外部機器へ上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報をオフライン通信により受け渡す
ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
自身に対して固有に与えられた識別番号と、サーバに対して通信するための通信用アドレス又は、不具合が生じたときのエラー情報を記憶した記憶手段から上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を読み出し、所定の表示手段の画面に表示する表示ステップと、
上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を所定の方法により外部機器へ受け渡す提供ステップと
を具えることを特徴とするナビゲーション装置の情報提供方法。
【請求項7】
ナビゲーション装置と、当該ナビゲーション装置と通信する通信端末装置とからなる情報通信システムであって、
上記ナビゲーション装置は、
自身に対して固有に与えられた識別番号と、サーバに対して通信するための通信用アドレス又は、不具合が生じたときのエラー情報を記憶した記憶手段と、
上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を画面に表示するナビゲーション表示手段と、
上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を所定の方法により外部機器へ受け渡す提供手段と
を具え、
上記通信端末装置は、
上記提供手段によって受け渡された上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を取得する取得手段と、
上記取得手段により取得した上記識別番号、上記通信用アドレス又は上記エラー情報を画面に表示する端末表示手段と、
上記通信用アドレスに基づいて上記サーバと通信する通信手段と
を具えることを特徴とする情報通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−25254(P2009−25254A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−191435(P2007−191435)
【出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】