説明

フィルム用エチレン−α−オレフィン共重合体、フィルムおよび食品包装用フィルム

【課題】押出負荷、引取性といった成形加工性に優れるエチレン−α−オレフィン共重合体であって、かつ、機械的強度、外観に優れ、さらに清浄性にも優れるフィルムを製造するために適したフィルム用エチレン−α−オレフィン共重合体を提供する。
【解決手段】エチレンに基づく単量体単位と炭素数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位を有し、密度(d)が860〜950kg/m3であり、メルトフローレート(MFR)が1〜100g/10分であり、Mw/Mnが4〜30であり、Mz/Mwが2〜5であり、スウェル比(SR)が1.7以上であり、線形粘弾性測定によって求められる特性緩和時間(τ)が0.01〜10秒であり、示差走査熱量計(DSC)によって観測される融解ピークが単一であるフィルム用エチレン−α−オレフィン共重合体。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
エチレンに基づく単量体単位と炭素数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位を有し、密度(d)が860〜950kg/m3であり、メルトフローレート(MFR)が1〜100g/10分であり、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が4〜30であり、Z平均分子量(Mz)と重量平均分子量(Mw)との比(Mz/Mw)が2〜5であり、スウェル比(SR)が1.7以上であり、線形粘弾性測定によって求められる特性緩和時間(τ)が0.01〜10秒であり、示差走査熱量計(DSC)によって観測される融解ピークが単一であるフィルム用エチレン−α−オレフィン共重合体。
【請求項2】
13C−NMRにより測定される炭素数5以上の分岐数(NLCB)が炭素原子1000個あたり0.1以上である請求項1に記載のフィルム用エチレン−α−オレフィン共重合体。
【請求項3】
請求項1または2に記載のエチレン−α−オレフィン共重合体または該共重合体を含む樹脂組成物からなるフィルム。
【請求項4】
食品包装用である請求項3に記載のフィルム。

【公開番号】特開2011−6676(P2011−6676A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−122509(P2010−122509)
【出願日】平成22年5月28日(2010.5.28)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】