説明

フライ食品用改質剤、並びにこれを含有するフライ食品及びフライ食品用プレミックス

【課題】フライ食品の時間の経過とともに失われがちなサクサク感を維持し得、これによって比較的長い期間に亘って美味しく食することができるフライ食品を作ることのできるバッター改質剤を提供すること。
【解決手段】下記(a)及び(b)の条件を満たしている(A)ショ糖脂肪酸エステル、並びに(B)糖類が配合されてなる分散液を噴霧乾燥することにより得られるバッター改質剤。
(a)脂肪酸が、炭素数14〜22の飽和脂肪酸及び/または不飽和脂肪酸であること。
(b)エステル組成が、モノエステルが0重量%を超えて40重量%以下、ジエステルが5重量%以上100重量%未満、トリエステルが0重量%を超えて40重量%以下、テトラエステル以上のポリエステルが0重量%を超えて15重量%以下であること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フライ食品用改質剤、並びにこれを含有するフライ食品、及びフライ食品用プレミックスに関し、詳しくはコロッケ、フライ、天ぷら等のフライ食品を作る際に使用するフライ食品用改質剤、並びにこれを含有するフライ食品用プレミックス、及びフライ食品用プレミックスに関し、主として、調理後、時間の経過とともに食品中の残存水分や周囲環境からの水分移行などによって失われる、調理直後の軽い食感を長期的に持続させることができる、フライ食品用改質剤、並びこれを含有するフライ食品、及びフライ食品用プレミックスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的にフライ食品は、調理直後にはサクサクとした軽い食感があるものの、時間の経過とともに食品中の残存水分や周囲環境からの水分移行などによってその食感が損なわれてしまう。この様な食感の改善のために、油ちょう温度の上昇や油ちょう時間の延長し、食品中の水分を少なくすることで、食感をある程度維持するとは可能であるが、その場合、硬化して食べにくくなったり、こげた色目になったり、工程時間が長くなって製造効率が低下したりするなど、別な問題が生じうる。そこで、主に食感改善の為に(A)ショ糖脂肪酸エステル、モノグリセリン脂肪酸モノエステル、有機酸モノグリセリド、及びレシチンからなる群より選ばれる1種以上からなる乳化剤、及び(B)蛋白分解物、及び糖類からなる群より選ばれる1種以上からなる賦形剤を混合してなる分散液を噴霧乾燥することによって得られてなるバッター改質剤(特許文献1)、食用油脂と、水と、2000Gの遠心法による保水量が100g/100g以上の食用保水性物質と、ロスマイルス法により25℃で0.1重量%含有水溶液として測定した起泡力が50mm以上の起泡剤と、乳化安定剤とを含むエマルジョンからなる冷凍フライ類に用いるバッター液、(特許文献2)、及び温度が20℃での個体脂量が3〜20%の範囲の植物脂に、HLBが2以下であって、構成脂肪酸が炭素数が8〜22の飽和脂肪酸20〜80%と、炭素数が16〜22の不飽和脂肪酸80〜20%とからなるショ糖脂肪酸エステルを、特定量配合した、室温付近での固化する現象の改良されたフライ用油脂組成物。(特許文献3)が提案されている。しかし、調理後の食品の食感は改良されるものの、その食感の維持という点では改善の余地があり、より良好な食感をより長期的に持続させることができる改質剤が要求されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−65193号公報
【特許文献2】特開平7−255402号公報
【特許文献3】特開平8−228677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、調理後、時間の経過とともに食品中の残存水分や周囲環境からの水分移行などによって失われる、調理直後の軽い食感を長期的に持続させることができる、フライ食品用改質剤、並びこれを含有するフライ食品用プレミックス、及びフライ食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、特定の組成を有するショ糖脂肪酸エステルと糖類を水に分散した分散液を噴霧乾燥して得られるフライ食品用改質剤が調理直後のみならず長期間軽い食感を持続させることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記(a)及び(b)の条件を満たしている(A)ショ糖脂肪酸エステル、並びに(B)糖類が配合されてなる分散液を噴霧乾燥することにより得られるフライ食品用改質剤であることを第一の要旨とする。
(a)脂肪酸が、炭素数14〜22の飽和脂肪酸及び/または不飽和脂肪酸であること。
(b)エステル組成が、モノエステルが0重量%を超えて40重量%以下、ジエステルが5重量%以上100重量%未満、トリエステルが0重量%を超えて40重量%以下、テトラエステル以上のポリエステルが0重量%を超えて15重量%以下であること。
本発明のフライ食品用改質剤は、成分(A)5〜80重量%、及び成分(B)95〜20重量%からなることが好ましい。
また、本発明は前記フライ食品用改質剤を調理前の生地全量中に0.01〜5重量%含有してなることを特徴とするフライ食品を第2の要旨とする。
更に、本発明は前記フライ食品用改質剤を小麦粉100重量%に対し0.01〜5重量%含有してなることを特徴とするフライ食品用プレミックスを第3の要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によりフライ食品の食感改良、およびそのその食感を持続させる効果を有する改質剤の提供が可能となった。すなわち、フライ食品が調理後にザクザク、あるいはバリバリといった硬い食感になるのを防ぎ、サクサク又はパリパリした軽い食感とし、更にこの食感を長時間持続することが出来る改質剤を提供することが可能となった。
【0007】
また本発明の改質剤は冷水に容易に分散可能であるため、既存の改質剤のように、加温してから水に分散する必要はなく、小麦粉との粉末混合でもその機能は損なわれることなく発現するものであり、取り扱いが容易である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
【0009】
本発明のフライ食品改質剤は特定の条件を満たすショ糖脂肪酸エステル及び糖類が配合されてなる分散液を噴霧乾燥することにより得られることを特徴とする。
本発明のショ糖脂肪酸エステルは下記(a)及び(b)の条件を満たすものである。
(a)脂肪酸が、炭素数14〜22の飽和脂肪酸及び/または不飽和脂肪酸であること。
(b)エステル組成が、モノエステルが0重量%を超えて40重量%以下、ジエステルが5重量%以上100重量%未満、トリエステルが0重量%を超えて40重量%以下、テトラエステル以上のポリエステルが0重量%を超えて15重量%以下であること。
本発明のショ糖脂肪酸を構成する脂肪酸は炭素数14〜22であるが、炭素数16〜18が性能、味への影響の少なさ、入手しやすさの点で好ましい。炭素数が14未満の場合は、より親水的になるために食感が十分に維持できないことのほか、味に影響を及ぼす恐れがあり、22を超える場合はより親油的になるために食感が十分に維持できないことのほか原料コストが高いなどの理由で工業化が困難になる。本発明のショ糖脂肪酸のエステル組成はモノエステルが0重量%を超えて40重量%以下、ジエステルが5重量%以上100重量%未満、トリエステルが0重量%を超えて40重量%以下、テトラエステル以上のポリエステルが0重量%を超えて15重量%以下であるが、好ましくは、モノエステルが20重量%以上30重量%以下、ジエステルが30重量%以上60重量%以下、トリエステルが15重量%以上30重量%以下、テトラエステル以上のポリエステルが0重量%を超えて10重量%以下である。エステル組成が前記範囲外となると、例えばモノエステルが多すぎれば親水性が高くなってしまい、逆にトリエステルやポリエステルが多すぎれば親油性が高くなってしまい、いずれの場合でも食感の維持という本来の性能が発揮されなくなる。また、例えば、ジエステルを60%以上にすることで本改質剤の性能はより高まるが高度な精製が必要となって製造コストが掛かりすぎてしまい、実際の使用においてコスト的な制約が生じる恐れがある。
【0010】
本発明のショ糖脂肪酸エステルがフライ食品にサクサクとした軽い食感を与える機構については定かではないが下記の通り推測できる。
【0011】
即ち、生地中の各種成分とショ糖脂肪酸エステルが相互作用し、各成分は生地中でより微細に均一分散される。また、油ちょう時に生地中のショ糖脂肪酸エステルが水分と揚げ油の置換を促進し、速やかに水分を低下させる。さらに、ショ糖脂肪酸エステルの添加により空気と水の表面張力が低下し、攪拌操作によって細密な気泡が生地中に形成される結果、油ちょう後の生地構造が多孔質化する。加えて、ショ糖脂肪酸エステルはグルテンやでんぷんと相互作用することが一般的に知られており、グルテン網を緻密化させたり、デンプンの糊化や老化に影響を及ぼしたりすると考えられる。以上の効果が複合的に作用し、ショ糖脂肪酸エステルを含むフライ食品は調理後に軽い食感を示すと考えられる。
【0012】
本発明のフライ食品改質剤に使用される(B)糖類は特に限定されるものではないが具体的には、単糖類、二糖類、多糖類、糖アルコールなどが挙げられる。これらは一種類を単独で使用しても、二種類以上を併用しても良い。具体的には、単糖類は、ブドウ糖、果糖、ガラクトースなどが挙げられる。二糖類としては、ショ糖、乳糖、トレハロース、麦芽糖などが挙げられる。多糖類としては、デキストリン、デンプン、ペクチンなどが挙げられ、糖アルコールとしては、ソルビトール、キシリトール、マルチトースなどが挙げられる。なお、上述のデンプンは、その分解物も含む。すなわち、デンプンとしては小麦デンプン、馬鈴薯デンプン、トウモロコシデンプン、タピオカデンプンなどが挙げられ、デンプン分解物としては、上記のデンプンの加水分解物である。湿熱デンプンを使用することもできる。前記糖類のうち比較的安価で入手しやすく、味への影響も少ないなどの点でデキストリン(DE=2〜30%)が好ましい。
【0013】
本発明のフライ食品改質剤の成分(A)ショ糖脂肪酸エステルと成分(B)糖類の配合割合は特に限定はされないが、成分(A)は5〜80重量%、成分(B)は20〜95重量%であることが、冷水への良好な分散性を得る上で好ましい。さらに好ましい範囲は、成分(A)は10重量%〜60重量%、成分(B)は40重量%〜90重量%である。
成分(A)が5重量%未満の場合、有効成分が少ないために食品への添加量が増大する可能性が生じ、80重量%以上では冷水などへの分散性が良くなく、また、噴霧乾燥が困難になる可能性も生じる。
【0014】
本発明の改質剤は、(A)ショ糖脂肪酸エステルと(B)糖類とを配合されてなる分散液を調整する工程と、該分散液を噴霧乾燥する工程より製造されてなる。
【0015】
本発明の分散液の調整は(A)ショ糖脂肪酸エステルと(B)糖類と水を混合してこれらの水分散液を調整する。具体的には、(A)ショ糖脂肪酸エステルと(B)糖類の総量(固形分)100重量部に対し、水100部(前記総量の固形分が50%)〜900部(前記総量の固形分が10%)を添加し、安定な分散体が得られるまで攪拌、混合することにより得られる。攪拌はホモミキサー(ディスパー翼)等の通常の攪拌手段により行うことができる。
【0016】
本発明の噴霧乾燥工程は従来公知の方法により行うことができるが吸気温度90〜200℃、排気温度50〜100℃、アトマイザー回転速度12000〜20000rpmの条件で乾燥することが好ましい。本発明の改質剤は噴霧乾燥する工程を経ることにより得られるものであり、単に、(A)ショ糖脂肪酸エステルと(B)糖類とを粉末のまま混合して用いても、本発明のような作用効果は得られない。
【0017】
本発明のフライ食品は、上記改質剤を調理前の生地全量中に0.01〜5重量%含むものである。改質剤の配合割合が0.01重量%未満では十分な改質効果が得られないという問題が生じ、5重量%以上では、効果が頭打ちになるとともに、コストが増大し、経済的な不利益を招く恐れもある。より好ましい範囲は、0.1〜3重量%である。
【0018】
本発明のフライ食品用プレミックスは、上記改質剤を小麦粉100重量%に対し0.01〜5重量%含むものである。改質剤の配合割合が0.01重量%未満では性能が発揮されない問題が生じ、5重量%以上では、効果が頭打ちでコストが高くなるのみである。より好ましい範囲は、0.1〜3重量%である。
【実施例】
【0019】
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例、比較例中、部及び%は特に断らない限り重量基準である。
【0020】
改質剤1の製造
ショ糖1.0mol、ステアリン酸メチル0.7mol、パルミチン酸メチル0.3mol、炭酸カリウム3.0gを、DMSO3000.0gに溶解し、90〜100℃、減圧下で5時間反応させた。溶媒を留去後、精製、乾燥を経てショ糖脂肪酸エステルを得た。このエステル組成をゲル浸透クロマトグラフィー(検出器:Shodex社製RI−71、ポンプ:島津社製LC−6A、カラム:日本分光社製MEGAPAK GEL 201F、及び201FP、流速:3ml/min、溶離液:THF、以下、GPCという。)にて分析したところ、モノエステル50%、ジエステル35%、トリエステル15%、テトラエステル以上のポリエステル0%であった。
得られたショ糖脂肪酸エステルをメタノールに溶解した後、メタノールと同量のn−ヘキサンを加えて向流分配し、静置して二層に分離させn−ヘキサン層を分取した。n−ヘキサンを留去して、得られたショ糖脂肪酸エステルのエステル組成をGPCにて分析したところ、モノエステル24%、ジエステル60%、トリエステル16%、テトラエステル以上のポリエステルが0%であった。また、得られたショ糖脂肪酸エステルを加水分解して、脂肪酸組成をガスクロマトグラフィー(本体:Hewlett packard社製HP−5890、カラム:Agilent Technology社製DB−1 (内径0.53mm x 長さ15m x 膜厚 0.15 mm)、インジェクション温度:300℃、ディテクター温度:300℃、オーブン温度トレンド:100℃1分、300℃まで10℃/minで昇温、300℃5分、キャリアガス:ヘリウム、以下GCという。)にて分析したところ、ステアリン酸70%、パルミチン酸30%であった。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルと、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの3倍量のデキストリン(DE=22%)(三和澱粉工業社製サンデック#250)を、ショ糖脂肪酸エステルの20倍量の純水に室温で分散後、70℃で加熱溶解させた。その後、高圧ホモジナイザー(三丸機械工業社製ホモジナイザーH3−1B、15MPa)にて均質化し、噴霧乾燥(平野工業社製遠心噴霧乾燥装置SA−5型、乾燥条件:吸気温度150℃、排気温度70℃、スラリー供給速度:12L/h、アトマイザー回転速度18000rpm)してショ糖脂肪酸エステル製剤(ショ糖脂肪酸エステル25%、デキストリン75%)を得た。
【0021】
改質剤2の製造
改質剤1の脂肪酸メチルをパルミチン酸メチルのみとし、それ以外は同様の操作によってショ糖パルミチン酸エステルを得た(エステル組成:モノエステル25%、ジエステル55%、トリエステル20%、テトラエステル以上のポリエステルが0%、脂肪酸組成:パルミチン酸100%)。得られたショ糖脂肪酸エステルと、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの1.5倍量のデキストリン(DE=26%)(三和澱粉工業社製サンデック#300)を、ショ糖脂肪酸エステルの10倍量の純水に室温で分散後、70℃で加熱溶解させた。その後、改質剤1と同様の条件で均質化及び噴霧乾燥を行いショ糖脂肪酸エステル製剤(ショ糖脂肪酸エステル40%、デキストリン60%)を得た。
【0022】
改質剤3の製造
実施例1の脂肪酸メチルをステアリン酸メチルのみとし、それ以外は同様の操作によってショ糖ステアリン酸エステル製剤を得た(エステル組成:モノエステル30%、ジエステル55%、トリエステル15%、テトラエステル以上のポリエステルが0%、脂肪酸組成:ステアリン酸100%)。得られたショ糖脂肪酸エステルと、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの3倍量のデキストリン(DE=10%)(三和澱粉工業社製サンデック#100)と、同じく3倍量のD−ソルビトール(東和化成工業株式会社製ソルビットDP−50)を、ショ糖脂肪酸エステルの20倍量の純水に室温で分散後、70℃で加熱溶解させた。その後、改質剤1と同様の条件で均質化及び噴霧乾燥を行いショ糖脂肪酸エステル製剤(ショ糖脂肪酸エステル15%、D−ソルビトール85%)を得た。
【0023】
改質剤4の製造
ショ糖1.0mol、ステアリン酸メチル1.05mol、パルミチン酸メチル0.45 mol、炭酸カリウム6.0gを、DMSO 3000.0gに溶解し、90〜100℃、減圧下で5時間反応させた。溶媒を留去後、精製、乾燥を経てショ糖脂肪酸エステルを得た。このエステル組成をGPCにて分析したところ、モノエステル34%、ジエステル30%、トリエステル22%、テトラエステル以上のポリエステル14%であった。また、得られたショ糖脂肪酸エステルを加水分解して、脂肪酸組成をGCにて分析したところ、ステアリン酸70%、パルミチン酸30%であった。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルと、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの3倍量のデキストリン(DE=13%)(三和澱粉工業社製サンデック#100)を、ショ糖脂肪酸エステルの20倍量の純水に室温で分散後、70℃で加熱溶解させた。その後、改質剤1と同様の条件で均質化及び噴霧乾燥を行いショ糖脂肪酸エステル製剤(ショ糖脂肪酸エステル25%、デキストリン75%)を得た。
【0024】
改質剤5の製造
改質剤1で得られたショ糖脂肪酸エステルと、改質剤4で得られたショ糖脂肪酸エステルを混合し、脂肪酸組成がステアリン酸70%、パルミチン酸30%、エステル組成がモノエステル30 %、ジエステル42%、トリエステル20%、テトラエステル以上のポリエステル8%であるショ糖脂肪酸エステルを得た。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルと、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの0.82倍量のデキストリン(DE=30%)(三和澱粉工業社製サンデック#300)を、ショ糖脂肪酸エステルの7倍量の純水に室温で分散後、70℃で加熱溶解させた。その後、実施例1と同様の条件で均質化及び噴霧乾燥を行いショ糖脂肪酸エステル製剤(ショ糖脂肪酸エステル25%、デキストリン75%)を得た。
【0025】
改質剤6の製造
ショ糖1.0mol、ステアリン酸メチル1.4mol、パルミチン酸メチル0.6mol、炭酸カリウム6.0gを、DMSO 3000.0gに溶解し、90〜100℃、減圧下で6時間反応させた。溶媒を留去後、精製、乾燥を経てショ糖脂肪酸エステルを得た。このエステル組成をGPCにて分析したところ、モノエステル20%、ジエステル35%、トリエステル30%、テトラエステル以上のポリエステル15%であった。また、得られたショ糖脂肪酸エステルを加水分解して、脂肪酸組成をGCにて分析したところ、ステアリン酸70%、パルミチン酸30%であった。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルと、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの2.3倍量のデキストリン(DE=7%)(三和澱粉工業社製サンデック#70)を、ショ糖脂肪酸エステルの12倍量の純水に室温で分散後、70℃で加熱溶解させた。その後、改質剤1と同様の条件で均質化及び噴霧乾燥を行いショ糖脂肪酸エステル製剤(ショ糖脂肪酸エステル25%、デキストリン75%)を得た。
【0026】
改質剤7の製造
改質剤1と同様にして調製されたショ糖脂肪酸エステル(エステル組成:モノエステル24%、ジエステル60%、トリエステル16%、テトラエステル以上のポリエステルが0%、脂肪酸組成:ステアリン酸70%、パルミチン酸30%)をそのまま試験に供した。
【0027】
改質剤8の製造
改質剤2と同様にして調製されたショ糖パルミチン酸エステル(エステル組成:モノエステル25%、ジエステル55%、トリエステル20%、テトラエステル以上のポリエステルが0%、脂肪酸組成:パルミチン酸100%)を、そのまま試験に供した。
【0028】
改質剤9の製造
改質剤3と同様にして調製されたショ糖ステアリン酸エステル(エステル組成:モノエステル30%、ジエステル55%、トリエステル15%、テトラエステル以上のポリエステルが0%、脂肪酸組成:ステアリン酸70%、パルミチン酸30%)をそのまま試験に供した。
【0029】
改質剤10の製造
改質剤4と同様にして調製されたショ糖脂肪酸エステル(エステル組成:モノエステル34%、ジエステル29%、トリエステル22%、テトラエステル以上のポリエステル15%、脂肪酸組成:ステアリン酸70%、パルミチン酸30%)を、製剤化せずにそのまま試験に供した。
【0030】
改質剤11の製造
改質剤5と同様にして調製されたショ糖脂肪酸エステル(エステル組成:モノエステル30%、ジエステル42%、トリエステル20%、テトラエステル以上のポリエステル8%、脂肪酸組成:ステアリン酸70%、パルミチン酸30%)をそのまま試験に供した。
【0031】
改質剤12の製造
改質剤6と同様にして調製されたショ糖脂肪酸エステル(エステル組成:モノエステル20%、ジエステル35%、トリエステル30%、テトラエステル以上のポリエステル15%、脂肪酸組成:ステアリン酸70%、パルミチン酸30%)をそのまま試験に供した。
【0032】
改質剤13の製造
ショ糖2.0mol、ステアリン酸メチル0.7mol、パルミチン酸メチル0.3mol、炭酸カリウム3.0gを、DMSO 3000.0gに溶解し、90〜100℃、減圧下で5時間反応させた。溶媒を留去後、精製、乾燥を経てショ糖脂肪酸エステルを得た。このエステル組成をGPCにて分析したところ、モノエステル70%、ジエステル20%、トリエステル10%、テトラエステル以上のポリエステル0%であった。また、得られたショ糖脂肪酸エステルを加水分解して、脂肪酸組成をGCにて分析したところ、ステアリン酸70%、パルミチン酸30%であった。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルをそのまま試験に供した。
【0033】
改質剤14の製造
改質剤4と同様にして調製されたショ糖脂肪酸エステル(エステル組成:モノエステル34%、ジエステル29%、トリエステル22%、テトラエステル以上のポリエステル15%、脂肪酸組成:ステアリン酸70%、パルミチン酸30%)と、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの0.1倍量のデキストリン(DE=22%)(三和澱粉工業社製サンデック#250)を、ショ糖脂肪酸エステルの4.5倍量の純水に室温で分散後70℃で加熱溶解させた。改質剤1と同様の条件で均質化及び噴霧乾燥を行いショ糖脂肪酸エステル製剤(ショ糖脂肪酸エステル90%、デキストリン10%)を得た。
【0034】
改質剤15の製造
ショ糖1.5mol、ステアリン酸メチル0.7mol、パルミチン酸メチル0.3mol、炭酸カリウム3.0gを、DMSO3000.0gに溶解し、90〜100℃、減圧下で5時間反応させた。溶媒を留去後、精製、乾燥を経てショ糖脂肪酸エステルを得た。このエステル組成をGPCにて分析したところ、モノエステル52%、ジエステル32%、トリエステル12%、テトラエステル以上のポリエステル4%であった。また、得られたショ糖脂肪酸エステルを加水分解して、脂肪酸組成をGCにて分析したところ、ステアリン酸70%、パルミチン酸30%であった。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルと、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの3倍量のデキストリン(DE=26%)(三和澱粉工業社製サンデック#250)を、ショ糖脂肪酸エステルの20倍量の純水に室温で分散後、70℃で加熱溶解させた。その後、改質剤1と同様の条件で均質化及び噴霧乾燥を行いショ糖脂肪酸エステル製剤(ショ糖脂肪酸エステル25%、デキストリン75%)を得た。
【0035】
改質剤16の製造
ショ糖0.8mol、ステアリン酸メチル1.68mol、パルミチン酸メチル0.72mol、炭酸カリウム6.0gを、DMSO3000.0gに溶解し、90〜100℃、減圧下で7時間反応させた。溶媒を留去後、精製、乾燥を経てショ糖脂肪酸エステルを得た。このエステル組成をGPCにて分析したところ、モノエステル0%、ジエステル0%、トリエステル5%、テトラエステル以上のポリエステル95%であった。また、得られたショ糖脂肪酸エステルを加水分解して、脂肪酸組成をGCにて分析したところ、ステアリン酸70%、パルミチン酸30%であった。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルをそのまま試験に供した。
【0036】
改質剤17の製造
ショ糖1.0mol、ラウリン酸メチル1.5mol、炭酸カリウム6.0gを、DMSO3000.0gに溶解し、90〜1.00℃、減圧下で5時間反応させた。溶媒を留去後、精製、乾燥を経てショ糖脂肪酸エステルを得た。このエステル組成をGPCにて分析したところ、モノエステル35%、ジエステル40%、トリエステル20%、テトラエステル以上のポリエステル5%であった。また、得られたショ糖脂肪酸エステルを加水分解して、脂肪酸組成をGCにて分析したところ、ラウリン酸100%であった。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルをそのまま試験に供した。
【0037】
改質剤18の製造
ショ糖1.0mol、オレイン酸メチル0.9mol、リノール酸メチル0.6mol、炭酸カリウム6.0gを、DMSO3000.0gに溶解し、90〜100℃、減圧下で5時間反応させた。溶媒を留去後、精製、乾燥を経てショ糖脂肪酸エステルを得た。このエステル組成をGPCにて分析したところ、モノエステル0%、ジエステル40%、トリエステル40%、テトラエステル以上のポリエステル20%であった。また、得られたショ糖脂肪酸エステルを加水分解して、脂肪酸組成をGCにて分析したところ、オレイン酸60%、リノール酸40%であった。
このようにして得られたショ糖脂肪酸エステルをそのまま試験に供した。
【0038】
改質剤19の製造
実施例1と同様にして調製されたショ糖脂肪酸エステル(エステル組成:モノエステル24%、ジエステル60%、トリエステル16%、テトラエステル以上のポリエステルが0%、脂肪酸組成:ステアリン酸70%、パルミチン酸30%)と、重量にしてショ糖脂肪酸エステルの3倍量のデキストリン(DE=22%)(三和澱粉工業社製サンデック #250)を粉体混合し試験に供した。
上記実施例及び比較例のショ糖脂肪酸エステルとその製剤のエステル組成、及び脂肪酸組成を下記表1に示す。
【表1】

【0039】
(1)揚げ玉での評価
実施例1−1
薄力粉190部と改質剤1を0.6部混合して10℃に冷却した後、10℃の水310部を加えてミキサー(ホバートジャパン株式会社製ホバートフードミキサーN−50)でstage3で比重が0.7になるまで攪拌しバッターを調整した。得られた前記バッターの粘度、温度を測定したのち、175℃で45秒油ちょうして揚げ玉を調製した。
実施例1−2〜1−3、比較例1−1〜1−9
改質剤1をそれぞれ3、5、7、9、11、13、15〜19とした以外は実施例1−1と同様に揚げ玉を調整した。
揚げ玉の評価
油ちょう直後、及びそれから1時間後に、揚げ玉を食して食感を評価した。評価結果を下記表2に示した。
【表2】

食感の評価
5:非常にサクサクする
4:かなりサクサクする
3:ややサクサクする
2:あまりサクサクしない
1:全くサクサクしない
【0040】
(2)春巻きでの評価
実施例2−1
薄力粉132.5部、準強力粉105部、α化澱粉12.5部、改質剤1を1.5部プレミックスし5℃に冷却しプレミックスを調整した。また、水362.5部に食塩2.5部を加え、室温で攪拌して溶解させた後、5℃に冷却し食塩水を調整した。前記プレミックスに冷却した前記食塩水と大豆油(室温)12.5部を加え、ミキサー(ホバートジャパン株式会社製ホバートフードミキサーN−50)でStage2で12分間攪拌しバッターを調整した(5℃)。攪拌後、前記バッターを5℃で1時間静置した後、ホットプレートに薄く延ばして表面温度120℃で焼成し、縦約15cm、横約15cm、厚さ1〜2mmの春巻きの皮を調製した。市販の油ちょう用冷凍春巻きを解凍し、皮をはがして取り出した具材を調製した春巻きの皮で包み、180℃で5分間油ちょうした。
実施例2−2、2−3比較例2−1〜2−10
改質剤1をそれぞれ2、4、7、8、10、13〜19とした以外は実施例2−1と同様に春巻きを調整した。
春巻きの評価
油ちょう直後に以下の評価基準に基づき目視による外観(気泡によるでこぼこの状態)と食感を評価後、それから室温で1時間静置後に再び食して食感を評価した。評価結果を下記表3に示した。
外観の評価
5:でこぼこがなくなだらかである
4:あまりでこぼこしていない
3:ややでこぼこしている
2:かなりでこぼこしている
1:非常にでこぼこしている
食感の評価
5:非常にパリパリする
4:かなりパリパリする
3:ややパリパリする
2:あまりパリパリしない
1:全くパリパリしない
【表3】

【0041】
(3)コロッケでの評価
実施例3−1
中だねの配合と調製方法
マッシュポテト100部に食塩1.5部と胡椒少々を加え、80℃の温水275部を加えて手早く混ぜ合わせ中だねを調整した。得られた前記中だね90gを俵型にまとめ、5℃で一晩静置した。
バッターの配合と調製方法
薄力粉150部、コーンスターチ150部、改質剤1を3部プレミックスし、5℃に冷却し、水(5℃)400部を加え、ミキサー(ホバートジャパン株式会社製ホバートフードミキサーN−50)でstage3でバッターの比重が0.7g/mlになるまで攪拌してバッターを調整した。
コロッケの調製方法
前記中だね表面に薄力粉をまぶし、前記バッターを付着させ、さらに市販のパン粉(フライスター細目,フライスター製)を付着させた後、−30℃で一晩冷凍してから1.80℃の大豆白絞油で6分間揚げた。
実施例3−2、3−3、比較例3−1〜3−9
改質剤1をそれぞれ2、5、7、8、11、13、15〜19とした以外は実施例3−1と同様にコロッケを調整した。
コロッケの評価
6分間揚げた後、十分に油を切り、室温で30分静置後、および3時間静置後に食して下記評価基準に基づき食感を評価した。
評価結果を下記表4に示した。
食感の評価
5:非常にサクサクする
4:かなりサクサクする
3:ややサクサクする
2:あまりサクサクしない
1:全くサクサクしない
【表4】

【0042】
(4)天ぷらでの評価
実施例4−1
薄力粉200部、改質剤1を2部プレミックスし、5℃に冷却した。水300部と卵100部を混ぜ合わせ5℃に冷却した。前記プレミックスと水と卵の混合物をミキサー(ホバートジャパン株式会社製ホバートフードミキサーN−50)でstage3で1分間攪拌しバッターを調整した。エビ(ブラックタイガー、剥き身)に前記バッターを付着させ、180℃の大豆白絞油で3分間揚げた。
実施例4−2〜4−4、比較例4−1〜4−11
改質剤1をそれぞれ4〜6、7、10〜19とした以外は実施例4−1と同様に天ぷらを調整した。
天ぷらの評価
十分に油を切った直後と、室温で1時間静置後に食して下記評価基準に基づき食感を評価した。評価結果を下記表5に示した。
食感の評価
5:非常にサクサクする
4:かなりサクサクする
3:ややサクサクする
2:あまりサクサクしない
1:全くサクサクしない
【表5】

【0043】
(5)揚げパンでの評価
実施例5−1
強力粉1400部、薄力粉600部、上白糖600部、ドライイースト60部、改質剤1を1.4部プレミックスし、5℃に冷却した。また、水960部に食塩60部を加え、室温で攪拌して溶解させた後、5℃に冷却した。卵400部も5℃に冷却した。前記プレミックスに前記食塩水と前記卵を加え、ミキサー(関東混合機工業株式会社製カントーミキサーSS型71)にて低速で2分、中速で3分混捏しドウを調整した。更に、室温にしたマーガリン200部をドウに加え、さらに低速で1分、中速で10分間混捏した。前記ドウをボウルに移し、濡れ布巾で覆って23℃で20分静置後、前記ドウを100gに分割、麺棒で厚さ1cm程度に伸ばし、前記ドウのシートを円筒状にたたみ、たたんだ前記ドウを23℃で15分静置後、再度麺棒で厚さ1cm程度に伸ばしてガス抜きし、円筒状にたたんだ。たたんだ前記ドウを、33℃80%RHのホイロに30分間静置して発酵させ、十分に膨らんだことを確認後、170℃の大豆白絞油に入れて、両面を2分ずつ揚げた後、十分に油を切り揚げパンを作成した。
実施例5−2、5−3、比較例5−1〜5−10
改質剤1をそれぞれ2、4、7、8、10、13〜19とした以外は実施例5−1と同様に揚げパンを作成した。
揚げパンの評価
油から出した前記揚げパンを、室温で30分静置した後、下記評価基準に基づき油っぽさと食感を評価し、さらに3時間後に再び食感を評価した。評価結果を下記表6に示した。
油っぽさの評価
5:油っぽくない
4:あまり油っぽくない
3:やや油っぽい
2:かなり油っぽい
1:非常に油っぽい
食感の評価
5:非常にサクミがある
4:かなりサクミがある
3:ややサクミがある
2:あまりサクミがない
1:全くサクミがない
【表6】

【0044】
(6)ケーキドーナッツでの評価
実施例6−1
強力粉180部、薄力粉120部、ベーキングパウダー12部、改質剤1を1.5部プレミックスした。ショートニング、卵、牛乳は室温とし、ショートニング13部に砂糖100部を加えてミキサー(ホバートジャパン株式会社製ホバートフードミキサーN−50)でstage 2で2分間混練後、卵50部とバニラエッセンスを加えて2分間混練し、牛乳115部を加えて2分間混練し、前記プレミックスを加えて5分間混練してドウを得た。このドウをボウルに移し、濡れ布巾で覆って5℃で30分間静置した後、ドウの厚さが1cmになるよう麺棒で伸ばした。直径5cm、内径2cmの抜き型によりドウを成型し、これを170℃の大豆白絞油で両面を2分ずつ揚げて、十分に油を切った。
実施例6−2、6−3、比較例6−1〜6−10
改質剤1をそれぞれ2、4、7、9、10、13〜19とした以外は実施例6−1と同様にケーキドーナッツを作成した。
ケーキドーナッツの評価
油から出したケーキドーナッツを、室温で10分静置した後、油っぽさと食感を下記評価基準に基づき評価し、さらに3時間後に再び食感を評価した。評価結果を下記表7に示した。
油っぽさの評価
5:油っぽくない
4:あまり油っぽくない
3:やや油っぽい
2:かなり油っぽい
1:非常に油っぽい
食感の評価
5:非常にサクミがある
4:かなりサクミがある
3:ややサクミがある
2:あまりサクミがない
1:全くサクミがない
【表7】

【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明中の改質剤は、フライ食品全般の食感を改良する目的で利用でき、具体的には、てんぷらの衣、あるいは揚げ玉となるバッター、フライやカツの具材とパン粉のつなぎとなる部分のバッター、揚げ餃子や春巻き等の皮や揚げパン、ドーナッツ、かりんとう、揚げあられや揚げせんべい、スナック菓子なドウの生地に配合することができる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記(a)及び(b)の条件を満たしている(A)ショ糖脂肪酸エステル、並びに(B)糖類が配合されてなる分散液を噴霧乾燥することにより得られるフライ食品用改質剤。
(a)脂肪酸が、炭素数14〜22の飽和脂肪酸及び/または不飽和脂肪酸であること。
(b)エステル組成が、モノエステルが0重量%を超えて40重量%以下、ジエステルが5重量%以上100重量%未満、トリエステルが0重量%を超えて40重量%以下、テトラエステル以上のポリエステルが0重量%を超えて15重量%以下であること。
【請求項2】
前記成分(A)5〜80重量%、及び成分(B)95〜20重量%からなることを特徴とする請求項1に記載のフライ食品用改質剤。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のフライ食品用改質剤を、調理前の生地全量中に0.01〜5重量%含有してなることを特徴とするフライ食品。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のフライ食品用改質剤を、小麦粉100重量%に対し0.01〜5重量%含有してなることを特徴とするフライ食品用プレミックス。

【公開番号】特開2012−115227(P2012−115227A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270163(P2010−270163)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(000003506)第一工業製薬株式会社 (491)
【Fターム(参考)】