プラチナ耐性ガンの治療法
【課題】プラチナ耐性ガンの新規な治療法の提供。
【解決手段】HERの二量体化を効果的に阻害するHER2抗体とゲムシタビンとの組み合わせを用いて、プラチナ耐性の卵巣ガン、原発性腹膜ガン、または卵管ガンを処置する方法。
【解決手段】HERの二量体化を効果的に阻害するHER2抗体とゲムシタビンとの組み合わせを用いて、プラチナ耐性の卵巣ガン、原発性腹膜ガン、または卵管ガンを処置する方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
卵巣ガン、原発性腹膜ガン、および卵管ガンからなる群より選択されるプラチナ耐性ガンを処置するための方法であって、患者に、トラスツズマブよりも効果的にHERの二量体化を阻害するHER2抗体と、代謝拮抗化学療法剤とを、それぞれ該ガンを処置するのに有効量投与することを含む方法。
【請求項2】
HER2抗体がHER2のドメインIIに結合する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
HER2抗体がパーツズマブである、請求項1記載の方法。
【請求項4】
代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、前記請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
【請求項5】
患者由来の腫瘍試料がHER活性化を示す、前記請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
【請求項6】
患者由来の腫瘍試料がHER2活性化を示す、請求項5記載の方法。
【請求項7】
代謝拮抗化学療法剤のみで処置された患者に比較して生存の改善が結果として生じる、前記請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
代謝拮抗化学療法剤のみで処置された患者に比較して無進行生存の改善が結果として生じる、請求項7記載の方法。
【請求項9】
代謝拮抗化学療法剤のみで処置された患者に比較して全生存の改善が結果として生じる、請求項7記載の方法。
【請求項10】
客観的奏功が結果として生じる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項11】
完全寛解が結果として生じる、請求項10記載の方法。
【請求項12】
部分応答が結果として生じる、請求項10記載の方法。
【請求項13】
HER2抗体が、約840mgのローディング用量に続いて、約3週間毎に約420mgとして投与される、前記請求項1〜12のいずれか一項記載の方法。
【請求項14】
HER2抗体が、約3週間毎に投与される約1050mgの間の用量として投与される、請求項1〜12のいずれか一項または複数項記載の方法。
【請求項15】
ゲムシタビンが3週間サイクルの1日目および8日目に約600mg/m2から1250mg/m2の間の用量で投与される、請求項4記載の方法。
【請求項16】
代謝拮抗化学療法剤がHER2抗体の投与の前または後に投与される、前記請求項1〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項17】
代謝拮抗化学療法剤の少なくとも1回の投与およびHER2抗体の少なくとも1回の投与の間のタイミングが約1か月以下である、請求項16記載の方法。
【請求項18】
代謝拮抗化学療法剤の少なくとも1回の投与およびHER2抗体の少なくとも1回の投与の間のタイミングが約2週間以下である、請求項17記載の方法。
【請求項19】
代謝拮抗化学療法剤およびHER2抗体が単一製剤または別々の製剤として患者に同時投与される、請求項1〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項20】
ガンがHER2を過剰発現しない、請求項1記載の方法。
【請求項21】
患者に第2の化学療法剤を投与することをさらに含む、前記請求項1〜20のいずれか一項記載の方法。
【請求項22】
第2の化学療法剤が、タキサン、カペシタビン、プラチナ系化学療法剤、アントラサイクリン、リポソームドキソルビシン、トポテカン、ペメトレキセド、ビンカアルカロイド、およびTLK286からなる群より選択される、請求項21記載の方法。
【請求項23】
代謝拮抗化学療法剤とHER2抗体との組み合わせを用いた処置の結果として、患者に相乗的な、または相加的よりも大きい治療上の利益が生じる、前記請求項1〜22のいずれか一項記載の方法。
【請求項24】
ゲムシタビンとHER2抗体との組み合わせを用いた処置の結果として、患者に相乗的な、または相加的よりも大きい利益が生じる、請求項4記載の方法。
【請求項25】
HER2抗体がネイキッドな抗体である、前記請求項1〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項26】
HER2抗体がインタクトな抗体である、前記請求項1〜25のいずれか一項記載の方法。
【請求項27】
HER2抗体が、抗原結合領域を含む抗体フラグメントである、請求項1〜25のいずれか一項記載の方法。
【請求項28】
ガンが卵巣ガンである、前記請求項1〜27のいずれか一項記載の方法。
【請求項29】
ガンが原発性腹膜ガンである、請求項1〜27のいずれか一項記載の方法。
【請求項30】
ガンが卵管ガンである、請求項1〜27のいずれか一項記載の方法。
【請求項31】
卵巣ガン、原発性腹膜ガン、および卵管ガンからなる群より選択されるプラチナ耐性ガンを処置するための方法であって、患者に、HER2のヘテロ二量体結合部位に結合するHER2抗体とゲムシタビンとを、それぞれ該ガンの処置に有効量投与することを含む方法。
【請求項32】
抗体が、HER2とEGFRまたはHER3とのヘテロ二量体化を遮断する、請求項31記載の方法。
【請求項33】
卵巣ガン、原発性腹膜ガン、および卵管ガンからなる群より選択されるプラチナ耐性ガンを処置するための方法であって、患者に、HER2のドメインIIに結合するHER2抗体とゲムシタビンとを、それぞれ該ガンの処置に有効量投与することを含む方法。
【請求項34】
HER2のドメインI、II、およびIIIの間の結合部に結合する、請求項33記載の方法。
【請求項1】
卵巣ガン、原発性腹膜ガン、および卵管ガンからなる群より選択されるプラチナ耐性ガンを処置するための方法であって、患者に、トラスツズマブよりも効果的にHERの二量体化を阻害するHER2抗体と、代謝拮抗化学療法剤とを、それぞれ該ガンを処置するのに有効量投与することを含む方法。
【請求項2】
HER2抗体がHER2のドメインIIに結合する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
HER2抗体がパーツズマブである、請求項1記載の方法。
【請求項4】
代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、前記請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
【請求項5】
患者由来の腫瘍試料がHER活性化を示す、前記請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
【請求項6】
患者由来の腫瘍試料がHER2活性化を示す、請求項5記載の方法。
【請求項7】
代謝拮抗化学療法剤のみで処置された患者に比較して生存の改善が結果として生じる、前記請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
代謝拮抗化学療法剤のみで処置された患者に比較して無進行生存の改善が結果として生じる、請求項7記載の方法。
【請求項9】
代謝拮抗化学療法剤のみで処置された患者に比較して全生存の改善が結果として生じる、請求項7記載の方法。
【請求項10】
客観的奏功が結果として生じる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項11】
完全寛解が結果として生じる、請求項10記載の方法。
【請求項12】
部分応答が結果として生じる、請求項10記載の方法。
【請求項13】
HER2抗体が、約840mgのローディング用量に続いて、約3週間毎に約420mgとして投与される、前記請求項1〜12のいずれか一項記載の方法。
【請求項14】
HER2抗体が、約3週間毎に投与される約1050mgの間の用量として投与される、請求項1〜12のいずれか一項または複数項記載の方法。
【請求項15】
ゲムシタビンが3週間サイクルの1日目および8日目に約600mg/m2から1250mg/m2の間の用量で投与される、請求項4記載の方法。
【請求項16】
代謝拮抗化学療法剤がHER2抗体の投与の前または後に投与される、前記請求項1〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項17】
代謝拮抗化学療法剤の少なくとも1回の投与およびHER2抗体の少なくとも1回の投与の間のタイミングが約1か月以下である、請求項16記載の方法。
【請求項18】
代謝拮抗化学療法剤の少なくとも1回の投与およびHER2抗体の少なくとも1回の投与の間のタイミングが約2週間以下である、請求項17記載の方法。
【請求項19】
代謝拮抗化学療法剤およびHER2抗体が単一製剤または別々の製剤として患者に同時投与される、請求項1〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項20】
ガンがHER2を過剰発現しない、請求項1記載の方法。
【請求項21】
患者に第2の化学療法剤を投与することをさらに含む、前記請求項1〜20のいずれか一項記載の方法。
【請求項22】
第2の化学療法剤が、タキサン、カペシタビン、プラチナ系化学療法剤、アントラサイクリン、リポソームドキソルビシン、トポテカン、ペメトレキセド、ビンカアルカロイド、およびTLK286からなる群より選択される、請求項21記載の方法。
【請求項23】
代謝拮抗化学療法剤とHER2抗体との組み合わせを用いた処置の結果として、患者に相乗的な、または相加的よりも大きい治療上の利益が生じる、前記請求項1〜22のいずれか一項記載の方法。
【請求項24】
ゲムシタビンとHER2抗体との組み合わせを用いた処置の結果として、患者に相乗的な、または相加的よりも大きい利益が生じる、請求項4記載の方法。
【請求項25】
HER2抗体がネイキッドな抗体である、前記請求項1〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項26】
HER2抗体がインタクトな抗体である、前記請求項1〜25のいずれか一項記載の方法。
【請求項27】
HER2抗体が、抗原結合領域を含む抗体フラグメントである、請求項1〜25のいずれか一項記載の方法。
【請求項28】
ガンが卵巣ガンである、前記請求項1〜27のいずれか一項記載の方法。
【請求項29】
ガンが原発性腹膜ガンである、請求項1〜27のいずれか一項記載の方法。
【請求項30】
ガンが卵管ガンである、請求項1〜27のいずれか一項記載の方法。
【請求項31】
卵巣ガン、原発性腹膜ガン、および卵管ガンからなる群より選択されるプラチナ耐性ガンを処置するための方法であって、患者に、HER2のヘテロ二量体結合部位に結合するHER2抗体とゲムシタビンとを、それぞれ該ガンの処置に有効量投与することを含む方法。
【請求項32】
抗体が、HER2とEGFRまたはHER3とのヘテロ二量体化を遮断する、請求項31記載の方法。
【請求項33】
卵巣ガン、原発性腹膜ガン、および卵管ガンからなる群より選択されるプラチナ耐性ガンを処置するための方法であって、患者に、HER2のドメインIIに結合するHER2抗体とゲムシタビンとを、それぞれ該ガンの処置に有効量投与することを含む方法。
【請求項34】
HER2のドメインI、II、およびIIIの間の結合部に結合する、請求項33記載の方法。
【図1A】
【図1B】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図1B】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2013−14611(P2013−14611A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−208489(P2012−208489)
【出願日】平成24年9月21日(2012.9.21)
【分割の表示】特願2007−516733(P2007−516733)の分割
【原出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−208489(P2012−208489)
【出願日】平成24年9月21日(2012.9.21)
【分割の表示】特願2007−516733(P2007−516733)の分割
【原出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
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