説明

プロジェクターおよび照明方法

【課題】 画像を投写していない状態でプロジェクターによって発生する影を目立たなくさせることが可能なプロジェクター等を提供すること。
【解決手段】 蛍光灯等からの照明光を受ける状態で、金具によって壁面に取り付けられたプロジェクター100が、ホワイトボード等の投写対象領域に画像を投写する投写部190と、投写部190による画像の投写が行われていない状態で、投写対象領域の少なくとも一部に光を投射する発光部110を含んで構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する影を目立たなくさせるためのプロジェクターおよび照明方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、プロジェクターを天吊り状態で使用する形態や、短焦点型のプロジェクターを壁面に金具で取り付けて使用する形態においては、天井における照明器具からの照明光により、画像が投写されていない時に壁面に影が発生することがある。プロジェクターを床置き状態で使用する形態においても、同様に、床に置かれた間接照明器具の照明光により、壁面に影が発生することがある。このような影を目立たなくさせる手法として、特開2006−245914号公報では、撮像画像に基づいて影部領域を判定し、画像の輝度値を調整し、通常の画像投写部によって当該画像を投写することにより、影をなくす手法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−245914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、通常の画像投写部は、消費電力量が多い上、点灯や消灯に時間がかかるため、長期間使用したり、画像を投写していない状態で使用したりする目的には適していない。
【0005】
本発明にかかるいくつかの態様は、上記課題を解決することにより、画像を投写していない状態でプロジェクターによって発生する影を目立たなくさせることが可能なプロジェクターおよび照明方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様の1つであるプロジェクターは、投写対象領域に画像を投写する投写部と、前記投写部による画像の投写が行われていない状態で、前記投写対象領域の少なくとも一部に光を投射する発光部と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の態様の1つである照明方法は、投写対象領域に画像を投写する投写部と、発光部とを含むプロジェクターによる照明方法であって、前記プロジェクターは、前記投写部による画像の投写を停止し、当該画像の投写を停止した状態で、前記発光部を用いて前記投写対象領域の少なくとも一部に光を投射することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、プロジェクターは、画像の投写を停止した状態で、発光部を用いて投写対象領域の少なくとも一部に光を投射することにより、画像を投写していない状態でプロジェクターによって発生する影を目立たなくさせることができる。
【0009】
また、前記プロジェクターへの電力供給開始指示、前記プロジェクターへの電力供給停止指示、前記プロジェクターへの画像の投写開始指示、前記プロジェクターへの画像の投写停止指示、照明器具への電力供給開始指示、前記照明器具への電力供給停止指示、前記照明器具への点灯指示、前記照明器具への消灯指示のうちの少なくとも1つの指示に応じて、前記発光部による光の投射を制御する制御部を含んでもよい。これによれば、プロジェクターは、指示に応じて発光部による光の投射を制御することができるため、実際の状況により適合した制御を行うことができる。
【0010】
また、前記制御部は、前記プロジェクターへの投写開始指示に応じて、前記発光部による光の投射を停止させてもよい。これによれば、プロジェクターは、画像の投写開始に連動して発光部による光の投射を停止することができるため、より省電力化を図ることができる。
【0011】
また、前記制御部は、前記照明器具への消灯指示に応じて、前記発光部による光の投射を停止させてもよい。これによれば、プロジェクターは、照明器具への消灯指示に連動して発光部による光の投射を停止することができるため、より省電力化を図ることができる。
【0012】
また、前記プロジェクターは、前記プロジェクターに照射される光の照度を測定する照度測定部を含み、前記制御部は、前記照度測定部によって測定された前記照度に基づき、前記発光部による光の投射を制御してもよい。これによれば、プロジェクターは、影の要因となる光の照度に応じて発光部による光の投射を制御することにより、影の発生を適切に防止できる上、より省電力化も図ることができる。
【0013】
また、前記発光部の光源は、前記投写部の光源よりも使用可能時間が長い光源であってもよい。これによれば、プロジェクターは、発光部として、例えば、LED(Light Emitting Diode)等のいわゆる長寿命光源を用いることにより、発光部の交換の手間を軽減することができる。
【0014】
また、前記発光部は、電池駆動であってもよい。これによれば、プロジェクターは、プロジェクター本体に電力が供給されていない状態であっても、発光部を点灯させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施例における投写時の壁面を示す図である。
【図2】第1の実施例における非投写時で発光部を発光させない状態の壁面を示す図である。
【図3】第1の実施例におけるプロジェクターの外観図である。
【図4】第1の実施例における非投写時で発光部を発光させた状態の壁面を示す図である。
【図5】第1の実施例におけるプロジェクターの機能ブロック図である。
【図6】第1の実施例におけるプロジェクターのハードウェアブロック図である。
【図7】第1の実施例における照明手順を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施例におけるプロジェクターの機能ブロック図である。
【図9】第2の実施例におけるプロジェクターのハードウェアブロック図である。
【図10】第2の実施例における照明手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明をプロジェクターに適用した実施例について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施例は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施例に示す構成のすべてが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0017】
(第1の実施例)
図1は、第1の実施例における投写時の壁面を示す図である。本実施例のプロジェクター100は、金具30で壁面に取り付けられる短焦点型のプロジェクター100である。プロジェクター100は、ホワイトボード10等の投写対象領域に画像20を投写する。
【0018】
図2は、第1の実施例における非投写時で発光部を発光させない状態の壁面を示す図である。例えば、プロジェクター100が投写を停止すると、天井に設けられた照明器具の一種である蛍光灯40からの光がプロジェクター100に当たり、ホワイトボード10に影50が発生してしまう。これにより、ホワイトボード10に文字等が書き込まれても影50によって視認しづらくなってしまう。
【0019】
図3は、第1の実施例におけるプロジェクター100の外観図である。本実施例のプロジェクター100は、画像を投写する投写部190に加え、投写部190の光源とは異なる光源を有する発光部110を含んで構成されている。
【0020】
図4は、第1の実施例における非投写時で発光部110を発光させた状態の壁面を示す図である。例えば、発光部110は、ホワイトボード10の全体を含む領域に光を投射するように形成されている。これにより、画像20が投写されていない状態であっても、ホワイトボード10に影50が発生することがなく、プレゼンター等が快適にプレゼンテーションを行うことができる。次に、このような機能を有するプロジェクター100の機能ブロックについて説明する。
【0021】
図5は、第1の実施例におけるプロジェクター100の機能ブロック図である。プロジェクター100は、発光部110と、画像データ122、制御データ124等を記憶する記憶部120と、操作部130と、リモコン(リモートコントローラー)等からの赤外光を受光する受光部132と、画像生成部140と、投写部190と、発光部110等を制御する制御部150を含んで構成されている。なお、制御データ124は、例えば、ユーザーの指示に対応する制御内容等を示すデータである。
【0022】
図6は、第1の実施例におけるプロジェクター100のハードウェアブロック図である。プロジェクター100の各部の機能を実装するためのハードウェアとしては以下のものを適用可能である。例えば、発光部110はLED(光源)910等、記憶部120はRAM920、フラッシュROM922等、操作部130は操作パネル930等、受光部132は赤外受光ユニット932等、画像生成部140は画像処理回路940等、制御部150はCPU950等、投写部190はランプ駆動回路990、ランプ(光源)991、照明光学系992、液晶駆動回路993、液晶ライトバルブ994、レンズ995等を適用可能である。
【0023】
次に、発光部110等を用いたプロジェクター100における照明手順について説明する。図7は、第1の実施例における照明手順を示すフローチャートである。制御部150は、受光部132や操作部130からの信号に基づき、ユーザーがリモコンや操作パネル930を操作して画像20の投写停止指示を行ったかどうかを判定する(ステップS1)。
【0024】
画像20の投写停止指示が行われた場合、制御部150は、制御データ124に基づき、投写部190を制御して画像20の投写を停止させる(ステップS2)。また、この場合、制御部150は、制御データ124に基づき、発光部110を制御して発光を開始させる(ステップS3)。
【0025】
発光部110による発光が行われている状態で、制御部150は、受光部132や操作部130からの信号に基づき、ユーザーがリモコンや操作パネル930を操作して画像20の投写開始指示を行ったかどうかを判定する(ステップS4)。
【0026】
画像20の投写開始指示が行われた場合、制御部150は、制御データ124に基づき、投写部190を制御して画像データ122に基づく画像20の投写を開始させる(ステップS5)。また、この場合、制御部150は、制御データ124に基づき、発光部110を制御して発光を停止させる(ステップS6)。
【0027】
以上のように、本実施例によれば、プロジェクター100は、画像20の投写を停止した状態で、発光部110を用いてホワイトボード10に光を投射することにより、画像20を投写していない状態でプロジェクター100によって発生する影50を目立たなくさせることができる。
【0028】
また、本実施例によれば、プロジェクター100は、ユーザーの指示に応じて発光部110による光の投射を制御することができるため、実際の状況により適合した制御を行うことができる。さらに、本実施例によれば、プロジェクター100は、画像20の投写開始に連動して発光部110による光の投射を停止することができるため、より省電力化を図ることができる。
【0029】
また、本実施例によれば、プロジェクター100は、発光部110として、LED910等のいわゆる長寿命光源を用いることにより、発光部110の交換の手間を軽減することができる上、LED910はランプ991と比べて消費電力も少ないため、より省電力化を図ることができる。
【0030】
(第2の実施例)
第1の実施例では、制御部150は、プロジェクター100への画像20の投写開始指示や投写停止指示に応じて発光部110の発光を制御しているが、制御のきっかけとなる指示はこれらの指示に限定されない。例えば、当該指示は、これらの指示に加え、プロジェクター100への電力供給開始指示、プロジェクター100への電力供給停止指示、蛍光灯40等の照明器具への電力供給開始指示、照明器具への電力供給停止指示、照明器具への点灯指示、照明器具への消灯指示のうちの少なくとも1つの指示であってもよい。より具体的には、例えば、制御部は、プロジェクター100への電力供給開始指示、照明器具への電力供給停止指示、照明器具への消灯指示のうちの少なくとも1つの指示に応じて発光部110の発光停止制御を行ったり、プロジェクター100への電力供給停止指示、照明器具への電力供給開始指示、照明器具への点灯指示のうちの少なくとも1つの指示に応じて発光部110の発光開始制御を行ったりしてもよい。本実施例では、制御部が、蛍光灯40への点灯指示および消灯指示に応じて発光部110を制御する実施例について説明する。
【0031】
図8は、第2の実施例におけるプロジェクター101の機能ブロック図である。プロジェクター101は、上述したプロジェクター100と同様の構成であるが、蛍光灯40への点灯指示または消灯指示を示す照明情報が入力される照明情報入力部160を含み、制御部151が、制御データ125に基づき、当該照明情報に応じて発光部110を制御する点でプロジェクター100と異なっている。なお、制御データ125は、例えば、ユーザーの指示に対応する制御内容等を示すデータ、発光部110の点灯状態を示すデータ、投写部190の投写状態を示すデータ等を含んでもよい。
【0032】
図9は、第2の実施例におけるプロジェクター101のハードウェアブロック図である。プロジェクター101のハードウェア構成は上述したプロジェクター100の構成と同様であるが、発光部110が二次電池982によっても駆動可能であり、照明情報入力部160に対応する赤外受光ユニット960を含んで構成されている点でプロジェクター100と異なっている。
【0033】
次に、制御部151等を用いたプロジェクター101における照明手順について説明する。図10は、第2の実施例における照明手順を示すフローチャートである。制御部151は、照明情報入力部160からの照明情報に基づき、蛍光灯40が消灯したかどうかを判定する(ステップS11)。例えば、赤外受光ユニット960が、蛍光灯40に対する点灯指示および消灯指示を行うためのリモコンからの赤外光を受光することにより、照明情報を生成して制御部151に出力することにより、制御部151は、蛍光灯40が消灯したかどうかを判定することができる。
【0034】
制御部151は、制御データ125に基づき、発光部110が発光中かどうかを判定する(ステップS12)。制御部151は、発光部110が発光中の場合、制御データ125に基づき、発光部110を制御して発光を停止させる(ステップS13)。なお、制御部151は、発光部110による発光の開始または停止に応じて発光状態を示すデータを更新し、投写部190による投写の開始または停止に応じて投写状態を示すデータを更新してもよい。
【0035】
発光部110が発光している状態で、制御部151は、照明情報入力部160からの照明情報に基づき、蛍光灯40が点灯したかどうかを判定する(ステップS14)。制御部151は、蛍光灯40が点灯した場合、制御データ125に基づき、画像20が投写されていない非投写状態であるかどうかを判定する(ステップS15)。蛍光灯40が点灯し、かつ、非投写状態である場合、制御部151は、制御データ125に基づき、発光部110を制御して発光を開始させる(ステップS16)。
【0036】
以上のように、本実施例によっても、プロジェクター101は、第1の実施例と同様の作用効果を奏する。また、本実施例によれば、プロジェクター101は、蛍光灯40への点灯に連動して発光部110による光の投射を停止することができるため、より省電力化を図ることができる。さらに、本実施例によれば、プロジェクター101は、二次電池982を用いることにより、プロジェクター101本体に電力が供給されていない状態であっても、発光部110を点灯させることができる。
【0037】
(その他の実施例)
なお、本発明の適用は上述した実施例に限定されず、変形が可能である。例えば、第1の実施例と第2の実施例は適宜組み合わせることが可能である。具体的には、例えば、第1の実施例におけるプロジェクター100の発光部110は、第2の実施例に記載した二次電池982等によって駆動してもよい。また、発光部110に電力を供給するための電池は、二次電池982に限定されず、一次電池であってもよい。また、発光部110の個数や発光部110の光源の個数は1つに限定されず、複数であってもよい。
【0038】
また、制御部150、151は、照度センサー等の照度測定部を用いて、プロジェクター100、101に照射される蛍光灯40等からの光の照度に応じて、発光部110の発光強度を調整したり、複数の発光部110から発光させる発光部110を選択したりしてもよい。より具体的には、例えば、制御部150、151は、照度が基準値よりも高ければ、発光部110の発光強度を通常よりも高くし、照度が基準値よりも低ければ、発光部110の発光強度を通常よりも低くしてもよい。これによれば、プロジェクター100、101は、影の要因となる光の照度に応じて発光部110による光の投射を制御することにより、影50の発生を適切に防止できる上、より省電力化も図ることができる。
【0039】
また、制御部150、151に対する指示入力方法は、上述した操作パネル930の操作や、リモコン操作に限定されず、例えば、プロジェクター100、101の電源スイッチ操作、蛍光灯40の電源スイッチ操作等であってもよい。より具体的には、例えば、蛍光灯40の電源スイッチ回路からプロジェクター100、101に電源スイッチのオンおよびオフを示す信号の伝達経路を設け、制御部150、151は、当該伝達経路からの当該信号に応じて、蛍光灯40の電源スイッチのオンを示す信号であれば、発光部110、111の発光開始制御を行い、蛍光灯40の電源スイッチのオフを示す信号であれば、発光部110、111の発光停止制御を行ってもよい。
【0040】
また、発光部110は、投写対象領域の全体を含む領域に対して発光する必要はなく、例えば、影50が発生する可能性のある投写対象領域の一部に対して発光してもよい。また、発光部110の光源は、LED910に限定されず、例えば、白熱電球、蛍光灯等であってもよい。また、照明器具は、蛍光灯40に限定されず、例えば、LED照明器具、電気スタンド、白熱電球等であってもよい。また、投写対象領域は、ホワイトボード10に限定されず、例えば、壁、スクリーン、黒板等であってもよい。
【0041】
また、制御データ124、125は必須ではなく、制御部150、151は内部のプログラム等に応じて制御を行ってもよい。また、制御手順は上述した第1および第2の実施例の順序に限定されない。さらに、第2の実施例の赤外受光ユニット932、960は共通化されてもよい。
【0042】
また、プロジェクター100、101は、天吊り形態のプロジェクター(明るい照明光であれば投写対象領域から離れていても投写対象領域に影50が発生する)や、床置き形態のプロジェクター(明るい間接照明によって投写対象領域に影50が発生する)等であってもよい。また、プロジェクター100、101は、液晶プロジェクター(透過型、LCOS等の反射型)に限定されず、例えば、デジタルマイクロミラーデバイスを用いたプロジェクター等であってもよい。また、投写部190は、ランプ991の代わりに有機EL素子、シリコン発光素子、レーザーダイオード、LED等の固体光源を含む自己発光素子を採用してもよい。また、プロジェクター100、101の機能を複数の装置(例えば、PCとプロジェクター等)に分散してもよい。
【符号の説明】
【0043】
10 ホワイトボード(投写対象領域)、20 画像、30 金具、40 蛍光灯(照明器具)、50 影、60 投射光、100、101 プロジェクター、110 受信部、120 記憶部、122 画像データ、124、125 制御データ、130 操作部、132 受光部、140 画像生成部、150、151 制御部、160 照明情報入力部、190 投写部、910 LED(光源)、920 RAM、922 フラッシュROM、930 操作パネル、932、960 赤外受光ユニット、940 画像処理回路、950 CPU、980 電源、982 二次電池(電池)、990 ランプ駆動回路、991 ランプ(光源)、992 照明光学系、993 液晶駆動回路、994 液晶ライトバルブ、995 レンズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
投写対象領域に画像を投写する投写部と、
前記投写部による画像の投写が行われていない状態で、前記投写対象領域の少なくとも一部に光を投射する発光部と、
を含むプロジェクター。
【請求項2】
請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記プロジェクターへの電力供給開始指示、前記プロジェクターへの電力供給停止指示、前記プロジェクターへの画像の投写開始指示、前記プロジェクターへの画像の投写停止指示、照明器具への電力供給開始指示、前記照明器具への電力供給停止指示、前記照明器具への点灯指示、前記照明器具への消灯指示のうちの少なくとも1つの指示に応じて、前記発光部による光の投射を制御する制御部を含むプロジェクター。
【請求項3】
請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記プロジェクターへの投写開始指示に応じて、前記発光部による光の投射を停止させる、
プロジェクター。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記照明器具への消灯指示に応じて、前記発光部による光の投射を停止させる、
プロジェクター。
【請求項5】
請求項2〜4のいずれかに記載のプロジェクターであって、
前記プロジェクターに照射される光の照度を測定する照度測定部を含み、
前記制御部は、前記照度測定部によって測定された前記照度に基づき、前記発光部による光の投射を制御する、
プロジェクター。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクターであって、
前記発光部の光源は、前記投写部の光源よりも使用可能時間が長い光源である、
プロジェクター。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクターであって、
前記発光部は、電池駆動である、
プロジェクター。
【請求項8】
投写対象領域に画像を投写する投写部と、発光部とを含むプロジェクターによる照明方法であって、
前記プロジェクターは、
前記投写部による画像の投写を停止し、
当該画像の投写を停止した状態で、前記発光部を用いて前記投写対象領域の少なくとも一部に光を投射する、
照明方法。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−109193(P2013−109193A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−254707(P2011−254707)
【出願日】平成23年11月22日(2011.11.22)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】