説明

ペットに給餌する装置

【課題】保持デバイスの上に配置される取外し可能なペット給餌コンテナを備えるペット給餌装置を提供すること。
【解決手段】給餌コンテナを取り外すことにより、食器洗浄機などの一般的な手段または同一の目的で使用可能な同様の他の手段において、給餌コンテナを容易に洗浄および消毒することが可能となる。給餌コンテナおよび保持デバイスは、給餌コンテナまたは装置自体の移動または変位を回避し、それにより食物、水、または同様の他の液体のこぼれを防ぐために、エラストマーにより被覆される。移動抵抗性により、他の場合であれば給餌コンテナと保持デバイスとの間で生じる望ましくない騒音が、防止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペットに給餌する装置に関する。詳細には、本発明は、取外し可能な給餌コンテナを備える装置を提供する。
【背景技術】
【0002】
動物給餌装置が、当技術分野においてよく知られている。とりわけ、仕切られたコンパートメントを有する給餌装置が、広く使用されている。仕切られた給餌皿が、ペットに対して完全な栄養を供給するのに好都合なように、食物および水を別個に保持する単体ユニットを形成している。この特定の分野における複数の手法が、この分野における複数の問題点の解決を助けてきた。同一発明者による同時係属出願である特許文献1に記載された1つのかかる手法である、耐熱性/耐デント性ボウルが、開示されている。この発明は、給餌の際に動物によってペットフードコンテナ上に生じる引っかき傷およびくぼみ(そのような引っかき傷およびへこみを与えられた表面は、微生物を成長させやすい)の問題を解決することを目的とする。ステンレス鋼は、ペットフードを保管および供給する装置を作製するのに最適な材料である。ステンレス鋼は、ペットが生じさせる引っかき傷および溝に対して耐性があるだけでなく、これらの引っかき傷および溝によって生じるへこみ内で繁殖する有害な真菌および細菌に対する耐性も有する。前記発明は、内方金属層と、プラスチックまたは他の同様の材料から作製される外方耐熱層と、を備え、内方金属層および外方耐熱層の頂端部を相互に重ね合わせることによって内方金属層および外方耐熱層が共に圧縮および固定される、改良された2層耐熱性/耐デント性ボウルを特許請求している。
【0003】
食物を収容するボウルは、餌を食べる動作の際に、ペットによって押し回され、または動き回される。これにより、ボウル内に収容された食物または液体がこぼれる。さらに、床上のコンテナのこのような移動により、望ましくない騒音が生じる。同一発明者による別の同時係属出願である特許文献2は、コンテナに対する締まり嵌め装着部として、コンテナの底部に抗スリップ措置を施すことにより、この問題の解決を試みている。このようにすることで、ペットがコンテナボウルから飲食を行なっている際の、コンテナの移動が防止される。これらのコンテナは、典型的には、食物を保管するための入れ物としての役割を果たす少なくとも1つの内方金属シェルと、取扱いを容易にすることが可能であり、内方金属シェルのためのスタンドとしての役割を果たす外方プラスチックシェルと、を含む。外方シェルについては、他の材料に優先してプラスチックが選択されている。これは、プラスチックが、良好な製造性、低コスト性、製造後の印刷やエンボス加工の容易性等の、種々の望ましい特性を有することによる。
【0004】
既に知られているように、次回の使用の前に、ペット給餌コンテナを洗浄することが望ましい。このような作業は、残飯またはボウルの周囲に例えばボウルを保持するスタンド上にこぼされた食物の残留物上における、望ましくない微生物成長の発達を抑制する。しかし、プラスチックスタンド、または同様の他の非金属材料から作製されるスタンドは、熱湯または洗剤を使用する食器洗浄機または任意の他の手段において洗浄サイクルを繰り返し受けると、劣化する。したがって、ユーザは、次回の使用の前に、給餌装置を効果的に洗浄または消毒することができない。
【0005】
先行技術の特許文献3は、保管コンテナ、保管コンテナを覆う給餌テーブル、ならびに、保管コンテナおよび給餌テーブルを3方において囲むスプラッシュボードを提供することにより、この洗浄および食物のこぼれの問題に対処している。給餌テーブルは、取外し可能な皿から構成される。洗浄するため、給餌テーブルは、垂直方向に上方に持ち上げることにより取り外され、スプラッシュボードが、こぼれを防ぐ。しかし、このデバイスは、あらゆるペットに使用することはできない。非常に大型サイズのペットは、このデバイスを依然として動かすことが可能であり、それにより、床上ではないとしても木製給餌テーブル上に食物をこぼして、給餌ボウルの周囲のエリアを汚すことがあることが分かっている。さらに、デバイスのこのような移動によってさらにボウルが変位することも分かっている。この変位により、給餌ボウルの外側に食物がこぼれ、場合によっては、給餌ボウルがひっくり返されることさえもある。
【0006】
本発明は、エラストマー材料を用いてペット給餌コンテナに裏張りを施すことにより、全てのこれらの問題を解決し続けるものである。このエラストマー材料は、ペットによって給餌装置全体が変位された場合でも、給餌コンテナを定位置に留まらせるのに役立つ。さらに、この裏張りを施された給餌コンテナは、このコンテナを保持するスタンドに対して給餌コンテナが移動することにより生じることのある、がたつき音、金属衝突音などの望ましくない騒音の発生を防ぐ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】1591/DEL/2006
【特許文献2】1869/DEL/2008
【特許文献3】米国特許第4,699,089号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明の目的は、取外し可能な給餌コンテナを備え、それにより該コンテナの完全な洗浄を可能にする、ペット給餌装置を提供することである。
【0009】
本発明の第2の目的は、各使用の後に容易に洗浄および消毒することが可能なペット給餌コンテナを提供することである。
【0010】
本発明の第3の目的は、餌を食べる動作の際に、ペットによる押し、突き、またはひっくり返しによって動かすことが不可能である、ペット給餌装置を提供することである。
【0011】
本発明の第4の目的は、ペットが給餌装置を移動させることができる場合でも変位されない給餌コンテナを提供することである。
【0012】
本発明の第5の目的は、給餌装置の上または周囲への食物、水、または同様の他の液体のこぼれを防ぎ、それにより清潔かつ衛生的な環境を保つことである。
【0013】
本発明の第6の目的は、給餌コンテナの移動を防ぎ、それにより望ましくない騒音の発生を防ぐ、ペット給餌装置を提供することである。
【0014】
本発明の第7の目的は、洗浄が容易であることにより、ペットの所有者がペットの飼育に対して手間がかからないようになる、ペット給餌装置を提供することである。
【0015】
本発明の第8の目的は、清潔な給餌コンテナにおいてペットに給餌する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、保持デバイスの上に配置される取外し可能なペット給餌コンテナを備えるペット給餌装置を提供する。給餌コンテナを取り外すことにより、食器洗浄機などの一般的な手段または同一の目的で使用可能な同様の他の手段において、給餌コンテナを容易に洗浄および消毒することが可能となる。給餌コンテナおよび保持デバイスは、エラストマーにより被覆されており、給餌コンテナまたは装置自体の移動または変位を回避し、それによりその食物、水、または同様の他の液体のこぼれを防いでいる。移動抵抗性により、他の場合であれば給餌コンテナと保持デバイスとの間で生じる望ましくない騒音が、防止される。
【0017】
以下の説明を添付の図面と組み合わせて読むことにより、本発明の十分な理解を得ることが可能である。これらの図面は、もっぱら例示のためにのみ提示されるものであり、添付の特許請求の範囲は、これらの図面に示される特定の実施形態に限定されないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】給餌装置の側面図である。
【図2】給餌装置の裏張りを備えるボウルの分解図である。
【図3】図1で「X」として示されるエリアの拡大図である。
【図4】ボウルが仮想線で示される、図1に図示されるような給餌装置の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、食物、水、および同様の他の液体を、受け、保持し、ペットに対する給餌のためにそれらを飲食し得るようにするための、ペット給餌装置1に関する。図面を参照として、本発明によるペット給餌装置1の好ましい一実施形態が開示される。図1〜4は、ペット用の給餌装置1と、その種々の構成要素を図示する。この装置は、コンテナ11を受けて保持する保持デバイス21上に支持された2つの給餌コンテナ11のみから実質的に構成される。これらの給餌コンテナは共に、緩やかな(soft)円形の、実質的に同様の形状のものである。本実施形態においては、両給餌コンテナ11および保持デバイス21は、金属材料から作製される。構成する金属は、好ましくは、平滑で、研磨され、容易にくぼみまたは引っかき傷が生じない、耐錆性、耐食性、無毒性表面などの、望ましい特性を有するべきである。給餌コンテナ11および/または保持デバイス21を、このような望ましい特性を実現するのに適切な既知の材料により、任意に被覆することができる。別の実施形態において、給餌装置1は、同一のスタンド上に配置された1つまたは2つ以上のコンテナを含むものとすることができる。コンテナは、実質的に同一の形状またはサイズのものであってよく、そうでなくてもよい。複数の給餌コンテナの場合、その形状およびサイズは、給餌コンテナの美観的設計および実用性に応じて変更することができる。
【0020】
図1において分かるように、各給餌コンテナ11は、底壁部13を備え、この底壁部13は、側壁部14に隣接し、この側壁部14は、上方へかつ底壁部13から離隔するように延在し、コンテナ11の頂端部44に達する。コンテナ11の底壁部13および側壁部14および頂端部44は共に、コンテナ11が保持することの可能な食物、水、または同様の他の液体の量として変換(translate)することのできる、コンテナ11の体積12を画成する。本例の給餌コンテナ11は、実質的に円形であり、そのため、底壁部は円形であり、側壁部は実質的に曲線形状となる。
【0021】
コンテナ11の側壁部14は、2つの側方端部、すなわち第1の側方端部42および第2の側方端部43を有する。第1の側方端部42は、側壁部14をコンテナ11の底壁部13に連結し、第2の側方端部43は、側壁部14をコンテナ11の頂部44に接合する。側壁部14は、上方に、およびコンテナ11の底壁部13から離隔している。側壁部14の上方部分16は、底壁部に対して測定された場合に、側壁部14の下方部分50に比較して外方に角度を付けられる。代替の一実施形態においては、側壁部14の上方部分16および下方部分50の両方が、同一の角度であることが可能である。
【0022】
コンテナ11の頂端部44は、給餌コンテナ11に沿って周方向に延在する当接部24で終端する。本実施形態において、当接部24は、側壁部14の頂部44まで水平方向および側方に延在するリップ17を形成する。本実施形態において、リップ17の円周は、側壁部14の頂部44の円周に等しい。当接部24の形状は、給餌コンテナ11の形状に左右される。代替の一実施形態において、当接部は、側壁部の頂部の長さ全体にわたって延在してよく、またはそうでなくてもよい。
【0023】
側壁部14の上方部分16は、エラストマー材料または弾性特性を有する同様の他の材料の裏張り54で、被覆または裏張りされる。各給餌コンテナ11は、このような弾性材料からなる少なくとも1つの同様の層または裏張り54を有する。弾性材料は、ゴムおよびプラスチックなどのエラストマー材料から選択されてよい。裏張り54は、給餌コンテナ11の上方部分16の外部を覆って嵌着するように構成される。裏張り54の形状およびサイズは、前記外部部分を覆ってぴったりと嵌着するように、給餌コンテナ11の上方部分16の形状およびサイズに一致する。裏張り54は、2つの側方端部、すなわち上方側方端部25aおよび下方側方端部25bを有する。図2および図3において分かるように、上方側方端部25aは、リップ17の下側を側方および水平方向に被覆し、下方側方端部25bは、コンテナ11の側壁部14にわたって周方向に延在する突出部23に隣接する。したがって、裏張りは、一方の端部における当接するリップ部分と、他方の端部における突出部との間に支持される。したがって、突出部は、側壁部14の上方部分16上に裏張りを保持し、裏張り54が側壁部14の下方部分50へと下がるのを防ぐ。前記突出部23は、給餌コンテナ11の外部表面上に存在する。突出部は、スタンプ加工、成形、または同様の他の適切な技術などの様々なプロセスにより得ることが可能である。裏張り54は、保持デバイス21から給餌コンテナ11を離隔し、コンテナ11とその保持デバイス21との間の直接的な接触を防ぐことに留意されたい。したがって、裏張りは、直接的な金属間接触を防ぎ、ペットが、その提供された食物、水または同様の他の液体を食べる際に、がたつき音、金属衝突音、打撃音、等々の音が発生するのを抑制する。裏張り54により実現される別の利点は、ペットが餌を食べる際に、給餌コンテナ11の移動(movement)または変位(displacement)が防止されることである。給餌プロセスの際に、ペットは、コンテナを押しまたは突き、それによって、口でコンテナを移動または変位させる場合がある。このような動きが、裏張り54の存在により防止され、食物、水または同様の他の液体のこぼれおよびはね散りが、回避される。さらに、弾性の性質を有する本発明の裏張り54は、コンテナ11の洗浄前に取り外すのに十分な柔軟性を有し、給餌コンテナ11の次回の使用前に元の位置に戻すことが可能である。
【0024】
給餌コンテナ11は、図1、図3、および図4において分かるように、保持デバイス21内に配置される。本実施形態において、保持デバイス21は、直径0.125インチの厚さのワイヤ状ステンレス鋼フレームである。しかし、代替の一実施形態においては、フレーム24は、任意の他の適切な金属材料から作製されてよく、平滑で、研磨され、容易にくぼみまたは引っかき傷が生じ得ない、耐錆性、耐食性、無毒性表面などの、望ましい特性を実現するようにさらに被覆されてもよい。図1および図3において明らかに分かるように、保持デバイス21のフレームは、給餌コンテナ11を外部にて囲む、実質的に楕円形状であるフレーム24を含む。この「外部にて」という位置は、保持デバイス21により形成されるような、図4において分かるような溝Mおよび溝N中に給餌コンテナが配置される際に、互いに離れる方向に向いているコンテナ11の外部部分を意味する。さらに、フレーム24は、フレーム24の中央部分を横切るクロスバーのように延在する2つの実質的に平行なステンレス鋼ワイヤ15によって支持される。クロスバーは、中間部分15aおよび端部部分15bにさらに区分される。クロスバー15は、中間部分15aが給餌コンテナ11を内部にて支持し、それにより給餌コンテナ11が完全に支持されるのを確実にするように、2つの給餌コンテナ11間に延在する。この「内部にて」という位置は、互いに対向している給餌コンテナ11の部分を意味する。クロスバー15は、端部部分15bにて若干屈曲され、クロスバー15をフレーム24に連結させる。したがって、フレーム24およびクロスバーは共に、給餌コンテナ11を受け、保持する溝Mおよび溝Nを形成する。保持デバイス21のフレーム24は、給餌装置の前側および後側で一対の脚部20の上にさらに支持される。給餌装置1の各側上の一対の脚部20は、中央部分18により共に接合される。この中央部分18は、給餌装置1を保持するハンドルとしても機能し、したがって、給餌装置1を所望の場所に持ち運ぶのを容易にし、その持ち運びに好都合なものとなる。脚部20の端部部分56(図示せず)は、プラスチック、またはゴム、または弾性特性および移動抵抗性を有する同様の他の材料などの、エラストマー材料から作製されたプラグ22によって、被覆または裏張りされる。換言すれば、このエラストマー材料または同様の他の材料は、給餌装置1が上に配置される床に対して、給餌プロセスの際にペットによって押された場合にまたは突かれた場合に、前記装置が移動または変位することがないように十分な摩擦力を生じさせるものであるべきである。
【0025】
代替の一実施形態において、本発明の給餌コンテナは、側壁部の第2の側方端部に隣接するとともに底壁部から水平方向に延在する、追加の下方リップを備えてよい。前記下方リップは、下方リップの下側に溝を備え、適切なエラストマー材料または同様の他の弾性材料からなるリングが、上にコンテナを配置できる床または地面に対して十分な摩擦力を生じさせる。適切には抗スリップリングとして表現されるリングは、締まり嵌めまたは同様の適切な手段により、溝内にて保持され得る。
【0026】
さらに別の代替の実施形態において、給餌装置は、ワイヤ状フレームの代わりに、鋼からなるブロックであってよい。前述のように、その設計および形状は、本発明の給餌装置および構成要素の美観的設計および実用性により左右され得る。この中実ブロックは、短い脚部を備えてよく、この脚部には、移動抵抗性のためにプラグが装着されてよい。
【0027】
ペットまたはその所有者の要件および要望に応じてデバイスをカスタマイズする目的により、前記給餌装置またはその構成要素の、追加のハンドル、エンボス加工、印刷、または塗装などの、任意の他の美観的変更またはそれ以外の小さな変更を行なうことが可能である。
【0028】
さらに、本発明は、ペット給餌装置1、給餌コンテナ11、およびその保持デバイス21を洗浄する方法を提供する。前記方法は、溝Mおよび溝Nから使用済みの/汚れた給餌コンテナ11を持ち上げること及び取り外すことを含む。側壁部14の上方部分16の上に位置する裏張り54は、取り外されなければならない。こうして裏張り54を有さない、使用済みの/汚れた給餌コンテナ11は、食器洗浄機または洗浄用の同様の他の一般的な手段において洗浄することが可能であり、必要な場合には、その後に消毒することが可能である。保持デバイス21および裏張り54は、裏張りおよびプラグ22の性質のため、別個に、食器洗浄機以外において洗浄することが可能である。給餌コンテナ11を洗浄し、消毒し、乾燥させた後に、上方部分16に裏張りを戻すことが可能である。裏張り54の弾性および柔軟な性質により、裏張り54は、困難を伴うことなく取り外す、および元に戻して配置することが可能である。さらに、裏張りを施されたコンテナが、次回の使用のために、溝Mおよび溝N内に戻される。
【0029】
さらに、本発明の給餌装置1は、ペットへの給餌を、面倒を伴わずに快適に行なうことを可能にする。
【0030】
本発明は、本発明の種々の原理およびその実際的な用途を説明するために、例示および説明の目的において提示される例示的な実施形態を用いて、上記において説明されることに留意されたい。これは、包括的なものとして、または開示される正確な形態に本発明を限定するものとして意図されず、上述の教示に鑑みて多数の修正および変更が可能であることが明らかである。
【符号の説明】
【0031】
1 ペット給餌装置
11 給餌コンテナ
12 体積
13 底壁部
14 側壁部
15 ステンレス鋼ワイヤ、クロスバー
15a 中間部分
15b 端部部分
16 上方部分
17 リップ
18 中央部分
20 脚部
21 保持デバイス
22 プラグ
23 突出部
24 当接部、フレーム
25a 上方側方端部
25b 下方側方端部
42 第1の側方端部
43 第2の側方端部
44 頂端部
50 下方部分
54 裏張り
56 端部部分
M 溝
N 溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのペット給餌コンテナおよび保持デバイスを備えるペット給餌装置であって、
前記ペット給餌コンテナは、前記保持デバイスの溝内に取外し可能に位置決めされ、底壁部を備え、前記底壁部は側壁部に隣接し、前記側壁部は上方に前記底壁部から離隔するように延在して前記コンテナの頂端部に達し、また前記コンテナの前記底壁部、前記側壁部、および前記頂端部は、前記コンテナにより保持される食物、水、または同様の他の液体の体積を画成し、
前記給餌コンテナの取外し可能な特性により、前記コンテナの洗浄および消毒が容易になり、
前記保持デバイスは、前記ペット給餌コンテナを受けて保持するフレームを備え、前記フレームは、前記保持デバイスの前記フレームに連結される脚部の上に支持され、
前記ペット給餌コンテナは、エラストマー材料または同様の他の弾性材料の裏張りによって、外部を被覆または裏張りされて、ペットが飲食する際の前記給餌コンテナの変位または移動を防ぐ、ペット給餌装置。
【請求項2】
前記側壁部が、第1の側方端部および第2の側方端部をさらに備え、前記第1の側方端部が、前記側壁部を前記コンテナの前記底壁部に連結し、前記第2の側方端部は、前記側壁部を前記コンテナの前記頂端部に連結する、請求項1に記載のペット給餌コンテナ。
【請求項3】
前記コンテナの前記頂端部が、前記給餌コンテナに沿って周方向に延在するリップの形態の当接部で終端する、請求項1および2に記載のペット給餌コンテナ。
【請求項4】
前記コンテナの外部表面上に、前記コンテナの前記側壁部にわたって周方向に延在する突出部をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載のペット給餌コンテナ。
【請求項5】
前記裏張りが、前記側壁部の上方部分上に位置決めされ、前記リップの下側上を側方におよび水平方向に被覆する上方側方端部と、前記突出部に隣接する下方側方端部と、を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のペット給餌コンテナ。
【請求項6】
前記コンテナの前記裏張りが、前記当接するリップ部分と、前記側壁部の前記突出部との間に支持される、請求項1から5のいずれか一項に記載のペット給餌コンテナ。
【請求項7】
前記突出部が、さらに、前記コンテナの前記側壁部の前記上方部分の上に前記裏張りを保持し、前記裏張りが前記側壁部の下方部分に摺動して下がるのを防ぐ、請求項1から6のいずれか一項に記載のペット給餌コンテナ。
【請求項8】
前記裏張りが、エラストマー特性および弾性特性を有し、ゴムおよびプラスチックを含む材料から選択される材料から作製される、請求項1から7のいずれか一項に記載のペット給餌コンテナ。
【請求項9】
金属の性質を有するとともに、選択的に被覆され、平滑で、研磨され、くぼみがなく、引っかき傷がない、耐錆性、耐食性、無毒性表面という所望の特性を実現する、請求項1から8のいずれか一項に記載のペット給餌コンテナおよび保持デバイス。
【請求項10】
前記フレームの一部が、前記給餌コンテナを外部にて囲み、その前記給餌コンテナ間において互いに対して実質的に平行に延在する2つのクロスバーによって支持される、請求項1に記載の保持デバイス。
【請求項11】
前記給餌コンテナを内部にて支持する中間部分と、前記フレームに隣接する端部部分とを備える、請求項10に記載のクロスバー。
【請求項12】
前記フレームおよび前記クロスバーが共に、前記給餌コンテナを受けて保持する溝を形成する、請求項1から11のいずれか一項に記載の保持デバイス。
【請求項13】
前記脚部が、中央部分によってさらに接合され、前記中央部分が、前記ペット給餌装置を保持および搬送するハンドルとしても機能する、請求項1から12のいずれか一項に記載の保持デバイス。
【請求項14】
前記脚部の端部部分が、プラグにより被覆または裏張りされ、前記プラグは、前記ペット給餌装置が上に配置される床または地面に対して摩擦力を生じさせ、それにより前記装置の移動または変位を防ぐ、エラストマー材料または他の適切な材料から作製される、請求項1から13のいずれか一項に記載の保持デバイス。
【請求項15】
形状が実質的に同様であるが、サイズが必ずしも同様ではない、少なくとも2つの給餌コンテナを備える、前記ペット給餌装置。
【請求項16】
前記裏張りが、前記金属保持デバイスから前記金属コンテナを隔離し、それにより、ペットへの給餌の際に発生する望ましくない騒音を抑制する、請求項1から15のいずれか一項に記載のペット給餌コンテナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−55301(P2012−55301A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−271588(P2010−271588)
【出願日】平成22年12月6日(2010.12.6)
【出願人】(510321882)
【Fターム(参考)】