説明

マットレス装置

【課題】この発明はマットレス本体を構成するエアーチューブの端部を補強したマットレス装置に関する。
【解決手段】マットレス本体12及びこのマットレス本体を内部に収容した袋状の外装体を備えたマットレス装置であって、マットレス本体は、長手方向をマットレス本体の幅方向に沿わせて並設された複数のエアーチューブ17と、帯板状の基部23a及びこの基部に所定間隔で設けられた複数の補強片23bが弾性材料によって形成されていて、マットレス本体の幅方向の少なくとも一方の端部に補強片を隣り合うエアーチューブの端部間に着脱可能に挿入して設けられる補強部材23とによって構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、マットレス本体がエアーチューブによって構成されたマットレス装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、マットレス装置はマットレス本体と、このマットレス本体が収容された袋状の外装体とによって構成されている。病院用ベッドに用いられるマットレス装置には、上記マットレス本体をコイルスプリングに代わり、特許文献1に示されるように複数のエアーチューブを並設して形成されたものが用いられることがある。
【0003】
複数のエアーチューブを並設して形成された上記マットレス本体によれば、各エアーチューブに供給する圧縮空気の圧力を制御することが可能となる。そのため、利用者は好みなどに応じてマットレス本体の硬さを部分的或いは全体的に調整することができるということがある。
【0004】
しかも、上記構成のマットレス装置を長期にわたって寝たきりの患者が利用するような場合、たとえば各エアーチューブに供給される空気圧を周期的に変化させれば、患者は臀部などの身体の重たい部分がエアーチューブによって同じ強さで長期間にわたって圧迫され続けるということがなくなるから、辱瘡の発生を減少させることができるということがある。
【0005】
ところで、マットレス本体が複数のエアーチューブを並設して構成されている場合、エアーチューブの長手方向の両端部である、マットレス本体の幅方向の両端部が荷重に対して変形し易いということがある。つまり、マットレス本体の幅方向の両端部が他の部分に比べて柔らか過ぎるということがある。
【0006】
そのため、利用者がエアーチューブの長手方向の端部である、マットレス本体の幅方向の端部に手をついたり、腰掛けるなどした場合、その端部の変形が大きいため、身体が不安定な状態となり、好ましくないということがある。しかも、エアーチューブの両端部が変形し易いと、マットレス装置の実効使用面積が減少するということもある。
【0007】
そこで、特許文献2では、並設された複数のエアーチューブの周辺部に比較的硬質な弾性材料によって形成された枠状体を設けてマットレス本体とし、このマットレス本体の周辺部を上記枠状体によって補強するようにしている。
【特許文献1】特開2000−354613号公報
【特許文献2】特許第3560800号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、並設された複数のエアーチューブの周辺部に枠状体を設けてマットレス本体を構成すると、上記枠状体によってマットレス本体が大型化するということがあったり、エアーチューブと枠状体が分離し易いから、寝心地が悪くなるなどのことがある。
【0009】
しかも、エアーチューブの端部と、枠状体とでは荷重に対する圧縮度合、つまり硬さが大きく異なるから、エアーチューブと枠状体との境界部分での硬さの変化が大きくなり、利用者に不快感を与えることがある。
【0010】
この発明は、エアーチューブを並設して構成されるマットレス本体の幅方向の端部を簡単な構成で確実に補強することができ、しかもその補強によってマットレス本体の幅方向の端部で硬さが急激に変化することがないようにしたマットレス装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、マットレス本体及びこのマットレス本体を内部に収容した袋状の外装体を備えたマットレス装置であって、
上記マットレス本体は、
長手方向を上記マットレス本体の幅方向に沿わせて並設された複数のエアーチューブと、
帯板状の基部及びこの基部に所定間隔で設けられた複数の補強片が弾性材料によって形成されていて、上記マットレス本体の幅方向の少なくとも一方の端部に上記補強片を隣り合うエアーチューブの端部間に着脱可能に挿入して設けられる補強部材と
によって構成されていることを特徴とするマットレス装置にある。
【0012】
上記補強部材の補強片の高さ寸法は上記エアーチューブの高さ寸法とほぼ同じに設定されていて、上記補強部材は上記基部を上記マットレス本体の下面に位置させ上記補強片を隣り合うエアーチューブの端部間に挿入させて設けられることが好ましい。
【0013】
上記補強片の上記マットレス本体の上面側の幅方向の端部に位置する角部は斜面に形成されていることが好ましい。
【0014】
上記補強部材は上記基部を上記マットレス本体の側面に位置させて上記補強片を隣り合うエアーチューブの端部間に挿入して設けられることが好ましい。
【0015】
上記補強片は上記基部に連結された基端から先端に向かって高さ寸法が次第に小さくなるテーパ状に形成されていることが好ましい。
【0016】
上記補強部材は上記マットレス本体の幅方向の端部に着脱可能に設けられることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
この発明によれば、補強部材の補強片が隣り合うエアーチューブの端部間に着脱可能に挿入されるから、上記補強片によってマットレス本体の幅方向の端部を補強することができる。しかも、隣り合うエアーチューブの端部間に補強片が挿入されていることで、補強部材がエアーチューブから分離し難いため、上記補強片がエアーチューブの端部を確実に補強することができ、さらに補強辺がエアーチューブの端部間に入り込んでいることで、マットレス本体の幅方向の端部における硬さの変化を緩やかにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図6はこの発明の第1の実施の形態を示す。図1は病院用のベッド1を示ス斜視図であって、このベッド1はベッドフレーム2を備えている。このベッドフレーム2の下面の長手方向の両端部には、一対の脚体3が回動可能かつ所定の回動角度で保持可能に設けられている。一対の脚体3の回動角度を調整すれば、上記ベッドフレーム2の支持高さを変更できるようになっている。
【0019】
上記ベッドフレーム2の長手方向一端にはヘッドボード5a、他端にフットボード5bが立設され、幅方向の一側面には一対の支持管8が所定間隔で設けられている。一対の支持管8には、側柵6が一対の脚杆7を着脱可能に挿入して支持されている。
【0020】
上記ベッドフレーム2の上面にはマットレス装置11が載置されている。このマットレス装置11はマットレス本体12(図2、図5及び図6に示す)と、このマットレス本体12を収納被覆した袋状の外装体13とによって構成されている。
【0021】
上記マットレス本体12は、図2に示すように矩形状のベースシート14を有する。このベースシート14の上面には幅方向に所定間隔で離間した一対の保持ベルト15が長手方向に沿って設けられている。この保持ベルト15は弛みを持たせた状態で上記ベースシート14に所定間隔で縫着されている。それによって、上記保持ベルト15は複数の保持部15aを形成している。
【0022】
上記保持部15aには、気密性の樹脂製シートによって断面が矩形に形成されたエアーチューブ17が挿入保持されている。図3と図6に示すように、上記エアーチューブ17の端面の上下端には折り返し片17aが形成され、これら折り返し片17aにはホック18が設けられている。
【0023】
図2に示すように、上記ベースシート14の幅寸法は上記エアーチューブ17の長さ寸法よりも長く形成されていて、その幅方向の両端部には上記エアーチューブ17の両端面の上下の折り返し片17aに設けられたホック18に嵌め合わされるそれぞれ一対のホック21が設けられている。
【0024】
つまり、ベースシート14の幅寸法はホック21をエアーチューブ17のホック18に嵌めることができる分だけ長く形成されている。上記ホック18、21を嵌め合わすことで、並設された複数のエアーチューブ17がベースシート14でずれ動かないように保持される。また、ベースシート14の長さ寸法は、並設された複数のエアーチューブ17の両端から、エアーチューブ17の高さ寸法に対応する長さで突出するよう設定されている。
【0025】
図1に示すように、上記外装体13は上記マットレス本体12の外周面に設けられるまち地13aと、上下面に設けられる鏡地13b(上面のみ図示)によって形成されている。上記まち地13aの上端縁のほぼ全長と、上面側の鏡地13bの周辺部はファスナ19によって開閉可能に連結されている。
【0026】
上記保持ベルト15に保持されてベースシート14上に並設された複数のエアーチューブ17に、所定の圧力の圧縮空気を充填すると、図2と図5に示すように隣り合うエアーチューブ17の側面が互いに弾性的に密接するようになっている。
【0027】
上記マットレス本体12の幅方向の一端部で、図1にAで示す範囲、つまりベッドフレーム2に設けられた側柵6から外れる部分には、図4乃至図6に示す補強部材23が装着される。
【0028】
上記補強部材23は半硬質ウレタンフォームや発泡ポリウレタンなどの弾性材料によって帯板状の基部23aと、上記ベースシート14に並設保持されたエアーチューブ17の間隔と同じピッチで上記基部23aに設けられた複数の補強片23bとが一体成形されている。上記補強片23bは側面形状が矩形状であって、その先端部の一対の角部のうちの一方は斜面23cに形成されている。なお、図示しないが一対の角部の両方に斜面23cを形成してもよい。
【0029】
そして、上記補強部材23は図5と図6に示すように、上記基部23aがエアーチューブ17の下面とベースシート14の上面との間に挿入され、上記補強片23bが隣り合う一対のエアーチューブ17の側面間に挿入されて上記マットレス本体12の幅方向の端部に設けられている。このとき、補強片23bの角部に形成された斜面23cはマットレス本体12の上面側の幅方向の端部に位置している。
【0030】
そして、上面にエアーチューブ17が保持されたベースシート14に補強部材23を設けたならば、上記ベースシート14の幅方向両端部を折り曲げてその両端部に設けられたホック21をエアーチューブ17の端面の折り返し片17aのホック18に嵌めた後、このエアーチューブ17をベースシート14とともに外装体13の内部に収容する。
【0031】
このような構成のマットレス装置11によれば、マットレス本体12の幅方向一端部の、側柵6から外れた範囲Aに、補強部材23が基部23aをエアーチューブ17の下面とベースシート14の上面との間に挿入し、補強片23bを隣り合う一対のエアーチューブ17の側面間に挿入して設けられている。
【0032】
そのため、マットレス本体12の補強部材23が設けられた幅方向の一端部は上記補強片23bによって補強されることになるから、その部分、つまりエアーチューブ17の長手方向の端部に対応する部分に利用者が手を付いたり、腰掛けるなどして荷重を加えても、その荷重によってエアーチューブ17が大きく押し潰されるのが制限される。
【0033】
それによって、マットレス本体12の幅方向の端部に利用者が手を付いたり、腰掛けたときなどに、エアーチューブ17の端部が大きく圧縮変形し、利用者が身体のバランスを崩してふらついたり、倒れるなどのことを防止することができる。
【0034】
なお、補強部材23の基部23aに設けられる複数の補強片23bの間隔を成人の手の幅方向の大きさよりも狭い間隔にしておけば、利用者がマットレス装置11の幅方向の端部に手を付いたとき、その手が補強片23bに必ず当たるから、その補強片23bによってエアーチューブ17の端部が大きく潰れるのを確実に防止することができる。
【0035】
上記補強部材23の補強片23bは、隣り合うエアーチューブ17の側面間に挿入保持されている。つまり、隣り合うエアーチューブ17の側面は空気圧によって膨張した状態で密着するから、その側面間に挿入された補強片23bはエアーチューブ17によって弾性的に保持されることになる。
【0036】
しかも、補強部材23の基部23aはベースシート14の上面とエアーチューブ17の下面とで保持され、その保持状態は利用者がマットレス装置11に仰臥すると、利用者の体重によってずれ動くようなことがない。
【0037】
そのため、マットレス装置11を使用している最中に、補強部材23がずれ動いてその補強片23がマットレス本体12の隣り合うエアーチューブ17の側面間から外れるということがないから、上記補強片23によるマットレス本体12の幅方向の端部の補強を安定した状態で確実に行なうことができる。
【0038】
上記マットレス本体12の上面側に位置する上記補強片23の角部は斜面23cに形成されている。そのため、マットレス装置11の幅方向の端部に利用者が手を付いたり、腰掛けたときに、補強片23の角部に設けられた斜面23cによって利用者の手が強く押圧されるのを防止することができる。
【0039】
上記マットレス本体12の上記補強部材23が設けられた幅方向の端部の硬さは、エアーチューブ17間に挿入された補強片3によって、エアーチューブ17と補強片3とが合成された硬さになる。
【0040】
そのため、マットレス本体12の補強部材23の補強片3によって補強された幅方向の端部は、利用者に補強片3の硬さだけを伝えることのない状態になるから、利用者に不快感を与え難い。
【0041】
つまり、エアーチューブ17間に補強片3を挿入することで、エアーチューブ17の柔らかさと、補強片3の硬さとの境界が生じ難いから、利用者に比較的良好な感触を与えながら、マットレス本体12の幅方向の端部を補強することができる。
【0042】
上記補強部材23はエアーチューブ17に対して着脱可能に設けられている。そのため、ベッドフレーム2から側柵6を外して利用する場合、外装体13のまち地13aと鏡地13bを連結したファスナ19を開き、上記マットレス本体12の端部から補強部材23を取り外し、このマットレス本体12の側柵6が設けられていた箇所に対応する部分に装着するようにしてもよい。
【0043】
或いは、複数の補強部材23を用意しておくことで、範囲Aの箇所を補強した補強部材23をそのままにしておき、他の補強部材23を側柵6が設けられていた箇所に装着するようにしてもよい。
【0044】
それによって、マットレス本体12の幅方向一端が長手方向のほぼ全長にわたって補強されることになるから、マットレス本体12の有効に利用することができる部分を拡大することができる。上記補強部材23はマットレス本体12の幅方向一端だけでなく、他端に設けるようにしてもよい。
【0045】
図7乃至図9はこの発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態は補強部材123の変形例を示すものであって、補強部材123は第1の実施の形態と同様、半硬質ウレタンフォームや発泡ポリウレタンなどの弾性材料によって帯板状の基部123aと、並設保持されたエアーチューブ17の間隔と同じピッチで上記基部123aに設けられた複数の補強片123bとが一体成形されている。
【0046】
上記基部123aは補強片123bよりも厚手に形成されている。それによって、補強片123bよりも基部123aの方が荷重に対して変形し難くなっている。つまり、硬く形成されている。上記補強片123bの上下面は基部123aに連結された基端から先端に向かって幅寸法(硬さ寸法)が次第に小さくなる一対の傾斜面123cによってテーパ状に形成されている。
【0047】
そして、上記構成の補強部材123は図8に示すように基部123aをマットレス本体12の幅方向の側面、つまり並設されたエアーチューブ17の端面に位置させ、補強片123bを隣り合うエアーチューブ17の端部間に挿入して設けられる。
【0048】
この実施の形態では、図7に示すように補強部材123はマットレス本体12の幅方向両端に、長手方向全長にわたって設けられているが、第1の実施の形態と同様、補強部材123はマットレス本体12の幅方向一側だけに設けたり、長手方向に対しては部分的に設けるようにしてもよい。
【0049】
このようにして補強部材123をマットレス本体12の幅方向の端部に設ければ、マットレス本体12の幅方向の端部は、エアーチューブ17の端部に挿入された補強部材123の補強片123bによって上記エアーチューブ17の端部が補強され、エアーチューブ17の端面に接触して設けられた基部123aによってマットレス本体12の側面部分が補強される。
【0050】
マットレス本体12の幅方向の硬さは、図8にXで示すエアーチューブ17だけの部分が最も柔らかく、次いでYで示す補強片123bが挿入された部分が柔らかく、Zで示す基部123aが位置する部分が最も硬くなる。つまり、マットレス本体12の幅方向の端部は外方へ行くにつれて次第に硬くなり、硬さが極端に変化する境界が生じ難いため、利用者に不快感を与える難くなる。
【0051】
しかも、補強部材123の補強片123bは、一対の傾斜面123cによってマットレス本体12の幅方向内方に向かって高さ寸法が次第に低くなるテーパ状に形成されている。補強片123bの高さ寸法が低ければマットレス本体12の補強度合が小さくなる。
【0052】
そのため、図8のYで示す部分の補強片123bによるマットレス本体12の幅方向端部の補強は、幅方向外方に行くにつれて徐々に大きくなるから、そのことによっても、マットレス本体12の幅方向の端部の硬さの変化が緩やかになり、利用者に与える感触が向上する。つまり、マットレス本体12幅方向の端部において、硬さに極端な境界が生じ難くなる。
【0053】
なお、上記第1の実施の形態において、補強部材の基部をエアーチューブの下面に位置させたが、上記基部をエアーチューブの端面に位置させるようにしてもよい。
また、第1、第2の実施の形態において、補強部材はマットレス本体の幅方向の端部に着脱可能に設けるようにしたが、上記補強部材の補強片或いは基部をマットレス本体のエアーチューブの端部に接着するなどして補強部材をマットレス本体に固定して設けるようにしてもよい。
【0054】
補強部材をマットレス本体に固定して設ければ、使用中に補強部材がマットレス本体の端部から外れるなどしてずれ動くことがないから、マットレス本体を安定した状態で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すマットレス装置が載置されたベッドの斜視図。
【図2】複数のエアーマットが並設保持されたベースシートの平面図。
【図3】エアーチューブの斜視図。
【図4】(a)は補強部材の正面図、(b)は同じく平面図、(c)は同じく側面図。
【図5】ベースシートに並設保持されたエアーチューブの一端部に補強部材を装着した状態の平面図。
【図6】図5に示す状態の側面図。
【図7】この発明の第2の実施の形態を示す幅方向の端部に補強部材が設けられたマットレス本体の平面図。
【図8】補強部材が設けられたエアーチューブの端部の拡大図。
【図9】(a)は補強部材の平面図、(b)波同じく正面図、(c)は同じく側面図。
【符号の説明】
【0056】
12…マットレス本体、13…外装体、14…ベースシート、15…保持ベルト、17…エアーチューブ、19…ファスナ、23,123…補強部材、23a,123a…基部、23b,123b…補強片、23c…斜面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マットレス本体及びこのマットレス本体を内部に収容した袋状の外装体を備えたマットレス装置であって、
上記マットレス本体は、
長手方向を上記マットレス本体の幅方向に沿わせて並設された複数のエアーチューブと、
帯板状の基部及びこの基部に所定間隔で設けられた複数の補強片が弾性材料によって形成されていて、上記マットレス本体の幅方向の少なくとも一方の端部に上記補強片を隣り合うエアーチューブの端部間に挿入して設けられる補強部材と
によって構成されていることを特徴とするマットレス装置。
【請求項2】
上記補強部材の補強片の高さ寸法は上記エアーチューブの高さ寸法とほぼ同じに設定されていて、上記補強部材は上記基部を上記マットレス本体の下面に位置させ上記補強片を隣り合うエアーチューブの端部間に挿入して設けられることを特徴とする請求項1記載のマットレス装置。
【請求項3】
上記補強片の上記マットレス本体の上面側の幅方向の端部に位置する角部は斜面に形成されていることを特徴とする請求項2記載のマットレス装置。
【請求項4】
上記補強部材は上記基部を上記マットレス本体の側面に位置させて上記補強片を隣り合うエアーチューブの端部間に挿入して設けられることを特徴とする請求項1記載のマットレス装置。
【請求項5】
上記補強片は上記基部に連結された基端から先端に向かって高さ寸法が次第に小さくなるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項4記載のマットレス装置。
【請求項6】
上記補強部材は上記マットレス本体の幅方向の端部に着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1記載のマットレス装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2010−131037(P2010−131037A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−297049(P2008−297049)
【出願日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(000010032)フランスベッド株式会社 (95)
【Fターム(参考)】