ルーフキャリア用移動式回動梯子
【課題】側面移動可能な梯子によりキャリアへの荷物積み下ろし、固定、それらの作業を容易にするキャリア用梯子を提供する。
【解決手段】キャリア本体側面に梯子を移動可能させるレールを取り付け、レール内には移動支点体部と回動架台が一体化された梯子が収められ、使用する場所まで梯子を横移動させ梯子を回動させれば使用状態になる。梯子の格納にはロックハンドルを使用して2カ所で固定されるので1連の作業を容易にすることを特徴とする。
【解決手段】キャリア本体側面に梯子を移動可能させるレールを取り付け、レール内には移動支点体部と回動架台が一体化された梯子が収められ、使用する場所まで梯子を横移動させ梯子を回動させれば使用状態になる。梯子の格納にはロックハンドルを使用して2カ所で固定されるので1連の作業を容易にすることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車高のあるワンボックス車等のキャリア側面を利用し固定されたC型レール〔図3−1〕内を横可動往き支点体部及び回動架台支点部〔図6―3,17〕を組み合わせた梯子2によって横移動を行い任意の場所での昇降をすること、および支点を軸に梯子を水平にレール本体に固定〔図1〕する事で、格納するものである。
【背景技術】
【0002】
車両後部の固定された梯子。脚立。キャリアに先端部を当接または鉤爪を掛けたりして地面から立掛ける方式の梯子。中には折りたたんで格納するものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平09−183339号公報
【特許文献1】特開2003−104127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、固定された梯子は後部以外の作業は困難となり、立掛け式の梯子はその都度付け替える。またキャリアから外して置くと、収納し忘れ紛失しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
キャリア本体の部材〔図12−15,16〕を利用してキャリア側面に固定された架台〔図4〕14にC型レール1内に横可動往き支点体部〔図11−3〕と回動機能を持たせた回動架台〔図12―10〕を梯子2と一体化させる事で、横移動と任意の場所での昇降を可能とさせ、尚且つ支点と回動機能を軸に梯子2を水平にレール1に固定格納する機能〔図5−9,9a〕を持たせたものである。
【発明の効果】
【0006】
車両に負担を掛けずキャリア本体の部材〔図12−15,16〕を利用してレールを取り付けることができる。梯子2とレール1は〔図6〕移動支点体3と回動架台支点部17によって接合されるので、梯子2の紛失、置き忘れはなく格納も楽に行える。横移動は移動支点体3のなかのカム〔図9―4〕によって梯子2を垂直方向に回動することで、ブレーキ〔図9―5〕がかかり,水平方向に回動すると解除され、使用したい場所へ楽に移動できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】車体ルーフキャリアへC型レール、移動式回動梯子を取り付けた全体状態図
【図2】C型レール及び移動式回動梯子の格納時、使用時の側面状態図
【図3】車体ルーフキャリアへのC型レール取り付け状態図
【図4】車体ルーフキャリアへのC型レール取り付け用固定金具
【図5】移動式回動梯子全体構造図
【図6】移動式回動梯子全体構造透視図
【図7】回動架台及び突き出しアーム全体図
【図8】回動架台及び突き出しアーム側面透視全体図
【図9】C型レール内の移動支点体構造図
【図10】C型レール及び移動式回動梯子の格納時透視断面図
【図11】C型レール内の移動支点体及び回動梯子の透視状態図
【図12】移動式回動架台及び突き出しアーム断面透視全体図
【図13】移動式回動架台及び突き出しアーム使用時正面図
【図14】回動梯子接地状態側面透視図
【図15】C型レールに仮預け用フックを使用状態図
【発明を実施するための形態】
【0008】
キャリア本体のアンダーステーの部材〔図12〕15とクランプ16を利用して取り付けるため、メーカー側の形状に合わせた架台14で対応する。
アンダーステーの部材とクランプの形状に合わせた架台14によってC型レール1をキャリアに固定する。
【0009】
C型レール内には回動軸〔図13−10〕と突き出しアーム〔図12,13−7〕、格納時固定用のロックハンドル〔図5−9〕等一体の回動架台〔図12〕10をブレーキの機能を持つ移動支点体〔図9−3〕に接合し収める事で、任意の場所までの移動を簡略し、突き出しアーム7には梯子2を車両から一定距離を保たせ梯子支持部分〔図5,10−8〕の自在継ぎ手によることで接地面に対して適正な角度を取り、更に梯子の横倒れ防止〔図5,13−6〕プレートによって体重移動による横倒れを防ぐ。
【0010】
また移動支点体〔図9〕3の回動軸17にはカム4を利用し梯子を水平方向から回動させ垂直方向になるとき移動支点体そのものが滑らないようにブレーキ5をかける機能を持たせる。
【0011】
地面に接する梯子部分2は、地面の凹凸による不安定を無くすため接地部分〔図5,14−11〕を一点とすることを特徴とし、
梯子格納〔図1,5〕は、移動支点体部の回動架台10のロックハンドル9と、梯子2下部側に有るロックハンドル9aの二か所によってレールに水平に固定される。なお梯子2には格納時の作業として、C型レール1に固定するまでレールに仮預けをするためのフック〔図14,15−12〕を梯子下部裏側につけておくことで作業態勢を立て直すことができる。
【0012】
本発明は以上の構成からなるので、使用するときの手順として、C型レール1と梯子2を固定する回動架台10側のロックハンドル9をまず解除し梯子側のロックハンドル9aを解除する事で、移動支点体部分3の回動架台部10を支点として梯子2を取り出すことができる。梯子を垂直に立てると移動支点体部分3でブレーキがかかるので任意の場所まで移動してから垂直に立て、さらに回動可動部10の突き出しアーム7を手前に倒す感じで引き出す〔図12,13〕ことでC型レールに横倒れ防止6のプレート部分が接して、アームが固定される。
梯子を保持する突き出しアームは、使用時にアームの支点が梯子の支持部分より上の位置となるので梯子使用時横倒れ防止のプレートに人の重さを伝えやすくC型レールの側面を圧迫する事で回動可動部10を固定させる。梯子を接地させるときは突き出しアームの梯子の支持部分8のパイプ径を梯子の径より大きくすることで容易にスライドでき、また自在継ぎ手によって適正な角度で設置される。格納時は仮預けをするためのフック12を利用し態勢を整え〔図15〕た後、ロックハンドル9a、そして9という順で固定していく。
【符号の説明】
【0013】
1 C型レール
2 梯子
3 移動支点体部
4 カム
5 ブレーキ
6 横倒れ防止プレート
7 突き出しアーム
8 梯子支持部分
9 ロックハンドル
9a ロックハンドル
10 回動架台
11 接地部分
12 仮預け用フック
13 最上部桁
14 C型レール固定架台
15 キャリアアンダーステー
16 アンダーステークランプ
17 回動架台支点部
18 突き出しアーム支点部
19 ロック留め金具
20 キャリア
【技術分野】
【0001】
本発明は、車高のあるワンボックス車等のキャリア側面を利用し固定されたC型レール〔図3−1〕内を横可動往き支点体部及び回動架台支点部〔図6―3,17〕を組み合わせた梯子2によって横移動を行い任意の場所での昇降をすること、および支点を軸に梯子を水平にレール本体に固定〔図1〕する事で、格納するものである。
【背景技術】
【0002】
車両後部の固定された梯子。脚立。キャリアに先端部を当接または鉤爪を掛けたりして地面から立掛ける方式の梯子。中には折りたたんで格納するものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平09−183339号公報
【特許文献1】特開2003−104127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、固定された梯子は後部以外の作業は困難となり、立掛け式の梯子はその都度付け替える。またキャリアから外して置くと、収納し忘れ紛失しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
キャリア本体の部材〔図12−15,16〕を利用してキャリア側面に固定された架台〔図4〕14にC型レール1内に横可動往き支点体部〔図11−3〕と回動機能を持たせた回動架台〔図12―10〕を梯子2と一体化させる事で、横移動と任意の場所での昇降を可能とさせ、尚且つ支点と回動機能を軸に梯子2を水平にレール1に固定格納する機能〔図5−9,9a〕を持たせたものである。
【発明の効果】
【0006】
車両に負担を掛けずキャリア本体の部材〔図12−15,16〕を利用してレールを取り付けることができる。梯子2とレール1は〔図6〕移動支点体3と回動架台支点部17によって接合されるので、梯子2の紛失、置き忘れはなく格納も楽に行える。横移動は移動支点体3のなかのカム〔図9―4〕によって梯子2を垂直方向に回動することで、ブレーキ〔図9―5〕がかかり,水平方向に回動すると解除され、使用したい場所へ楽に移動できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】車体ルーフキャリアへC型レール、移動式回動梯子を取り付けた全体状態図
【図2】C型レール及び移動式回動梯子の格納時、使用時の側面状態図
【図3】車体ルーフキャリアへのC型レール取り付け状態図
【図4】車体ルーフキャリアへのC型レール取り付け用固定金具
【図5】移動式回動梯子全体構造図
【図6】移動式回動梯子全体構造透視図
【図7】回動架台及び突き出しアーム全体図
【図8】回動架台及び突き出しアーム側面透視全体図
【図9】C型レール内の移動支点体構造図
【図10】C型レール及び移動式回動梯子の格納時透視断面図
【図11】C型レール内の移動支点体及び回動梯子の透視状態図
【図12】移動式回動架台及び突き出しアーム断面透視全体図
【図13】移動式回動架台及び突き出しアーム使用時正面図
【図14】回動梯子接地状態側面透視図
【図15】C型レールに仮預け用フックを使用状態図
【発明を実施するための形態】
【0008】
キャリア本体のアンダーステーの部材〔図12〕15とクランプ16を利用して取り付けるため、メーカー側の形状に合わせた架台14で対応する。
アンダーステーの部材とクランプの形状に合わせた架台14によってC型レール1をキャリアに固定する。
【0009】
C型レール内には回動軸〔図13−10〕と突き出しアーム〔図12,13−7〕、格納時固定用のロックハンドル〔図5−9〕等一体の回動架台〔図12〕10をブレーキの機能を持つ移動支点体〔図9−3〕に接合し収める事で、任意の場所までの移動を簡略し、突き出しアーム7には梯子2を車両から一定距離を保たせ梯子支持部分〔図5,10−8〕の自在継ぎ手によることで接地面に対して適正な角度を取り、更に梯子の横倒れ防止〔図5,13−6〕プレートによって体重移動による横倒れを防ぐ。
【0010】
また移動支点体〔図9〕3の回動軸17にはカム4を利用し梯子を水平方向から回動させ垂直方向になるとき移動支点体そのものが滑らないようにブレーキ5をかける機能を持たせる。
【0011】
地面に接する梯子部分2は、地面の凹凸による不安定を無くすため接地部分〔図5,14−11〕を一点とすることを特徴とし、
梯子格納〔図1,5〕は、移動支点体部の回動架台10のロックハンドル9と、梯子2下部側に有るロックハンドル9aの二か所によってレールに水平に固定される。なお梯子2には格納時の作業として、C型レール1に固定するまでレールに仮預けをするためのフック〔図14,15−12〕を梯子下部裏側につけておくことで作業態勢を立て直すことができる。
【0012】
本発明は以上の構成からなるので、使用するときの手順として、C型レール1と梯子2を固定する回動架台10側のロックハンドル9をまず解除し梯子側のロックハンドル9aを解除する事で、移動支点体部分3の回動架台部10を支点として梯子2を取り出すことができる。梯子を垂直に立てると移動支点体部分3でブレーキがかかるので任意の場所まで移動してから垂直に立て、さらに回動可動部10の突き出しアーム7を手前に倒す感じで引き出す〔図12,13〕ことでC型レールに横倒れ防止6のプレート部分が接して、アームが固定される。
梯子を保持する突き出しアームは、使用時にアームの支点が梯子の支持部分より上の位置となるので梯子使用時横倒れ防止のプレートに人の重さを伝えやすくC型レールの側面を圧迫する事で回動可動部10を固定させる。梯子を接地させるときは突き出しアームの梯子の支持部分8のパイプ径を梯子の径より大きくすることで容易にスライドでき、また自在継ぎ手によって適正な角度で設置される。格納時は仮預けをするためのフック12を利用し態勢を整え〔図15〕た後、ロックハンドル9a、そして9という順で固定していく。
【符号の説明】
【0013】
1 C型レール
2 梯子
3 移動支点体部
4 カム
5 ブレーキ
6 横倒れ防止プレート
7 突き出しアーム
8 梯子支持部分
9 ロックハンドル
9a ロックハンドル
10 回動架台
11 接地部分
12 仮預け用フック
13 最上部桁
14 C型レール固定架台
15 キャリアアンダーステー
16 アンダーステークランプ
17 回動架台支点部
18 突き出しアーム支点部
19 ロック留め金具
20 キャリア
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリア側面に取り付けたC型レールと移動支点体部と回動架台が一体化された梯子によって梯子横移動をおこなうことを特徴とする。
【請求項2】
移動支点体部には、カムを利用したブレーキ機能を回動軸に持たせ梯子の回動によりC型レール内でブレーキパッドが作用することを特徴とする。
【請求項3】
移動支点体部に接合する回動軸には、梯子を保持する突き出しアーム、梯子横倒れ防止のプレート、梯子格納時のロックハンドル、を備えた回動架台が付くことを特徴とする。
【請求項4】
梯子を保持する突き出しアームの支点は梯子の支持部分より上の位置とすることで梯子横倒れ防止のプレートに人の重さが伝わりC型レールの側面を圧迫させ回動架台を固定することを特徴とする。
【請求項5】
梯子を保持する突き出しアームの梯子の支持部分は、梯子のパイプ径より大きくし自在継ぎ手を使用する事で、梯子をスライドさせ接地面に対して適正な角度を得させることを特徴とする。
【請求項6】
梯子はキャリアと接地面の距離に対して、突き出しアームの梯子の支持部分でスライドする事で調整され、更に地面の凹凸による不安定を無くすため接地部分を一点とすることを特徴とする。
【請求項1】
キャリア側面に取り付けたC型レールと移動支点体部と回動架台が一体化された梯子によって梯子横移動をおこなうことを特徴とする。
【請求項2】
移動支点体部には、カムを利用したブレーキ機能を回動軸に持たせ梯子の回動によりC型レール内でブレーキパッドが作用することを特徴とする。
【請求項3】
移動支点体部に接合する回動軸には、梯子を保持する突き出しアーム、梯子横倒れ防止のプレート、梯子格納時のロックハンドル、を備えた回動架台が付くことを特徴とする。
【請求項4】
梯子を保持する突き出しアームの支点は梯子の支持部分より上の位置とすることで梯子横倒れ防止のプレートに人の重さが伝わりC型レールの側面を圧迫させ回動架台を固定することを特徴とする。
【請求項5】
梯子を保持する突き出しアームの梯子の支持部分は、梯子のパイプ径より大きくし自在継ぎ手を使用する事で、梯子をスライドさせ接地面に対して適正な角度を得させることを特徴とする。
【請求項6】
梯子はキャリアと接地面の距離に対して、突き出しアームの梯子の支持部分でスライドする事で調整され、更に地面の凹凸による不安定を無くすため接地部分を一点とすることを特徴とする。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2013−53484(P2013−53484A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193409(P2011−193409)
【出願日】平成23年9月5日(2011.9.5)
【出願人】(710005980)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月5日(2011.9.5)
【出願人】(710005980)
【Fターム(参考)】
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