説明

仕分装置

【課題】効率良く仕分作業ができる仕分装置を提供する。
【解決手段】仕分装置1は、物品群aを設定順番で搬送して物品投入位置に順次位置させる物品群搬送手段22を備える。仕分装置1は、物品注文情報に基づいて物品を投入する各仕分先毎の出荷容器2を搬送する容器搬送手段26を備える。容器搬送手段26は、一の物品群aが物品投入位置に位置した状態時に一の物品群aの物品を投入すべき出荷容器2を搬送する物品投入容器搬送部27を有する。容器搬送手段26は、一の物品群aが物品投入位置に位置した状態時に一の物品群aの次に物品投入位置に位置する他の物品群aの物品を投入すべき出荷容器2を貯留する第1容器貯留部28を有する。容器搬送手段26は、他の物品群以降の物品群の物品を投入すべき出荷容器2を貯留する第2容器貯留部29を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、効率良く仕分作業ができる仕分装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば多階層構造の保管部に対応するように垂直方向に積層された複数の受け渡し部を有し導入された複数の物品収納ケースである専用トレイを受け渡し部に仕分けるように構成された縦型仕分け装置と、保管部と縦型仕分け装置との間を走行するように構成され縦型仕分け装置の各段の受け渡し部から専用トレイを受け取り保管部の所定の保管領域に投入する仕分け台車を有する走行仕分け部と、物品注文情報に基づいて保管部の所定の保管領域から所定の専用トレイを取り出して出庫レーンに受け渡すトレイ取出装置とを備える仕分装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−103873号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の仕分装置の場合、物品を各アイテム毎に専用トレイに例えば1個ずつ一旦投入して保管部で保管した後、トレイ取出装置にて出庫レーンに移載された専用トレイから物品を1個ずつ取り出し、この取り出した物品を各仕分先毎(例えば各家庭毎)の出荷容器(例えば保冷容器)に再度投入しなければならず、仕分作業の効率が悪くなるおそれがある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効率良く仕分作業ができる仕分装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の仕分装置は、物品注文情報に基づいて物品が投入される各仕分先毎の出荷容器を搬送する容器搬送手段を備える仕分装置であって、前記容器搬送手段は、物品群が予め設定された順番で位置する物品投入位置の近傍に配設され、一の物品群が前記物品投入位置に位置した状態時にその一の物品群の物品が投入される出荷容器を搬送する物品投入容器搬送部と、前記一の物品群が前記物品投入位置に位置した状態時にその一の物品群の次に前記物品投入位置に位置する他の物品群の物品が投入される出荷容器を前記物品投入容器搬送部から受け入れて貯留し、前記他の物品群が前記物品投入位置に位置した状態では貯留していた出荷容器を前記物品投入容器搬送部に搬出する第1容器貯留部と、前記一の物品群が前記物品投入位置に位置した状態時に前記他の物品群以降の物品群の物品が投入される出荷容器を貯留する第2容器貯留部とを有するものである。
【0006】
請求項2記載の仕分装置は、請求項1記載の仕分装置において、前記第2容器貯留部は、前記他の物品群に続く1つまたは複数の物品群に関して、物品群の物品が投入される出荷容器を物品群毎に整理して貯留するものである。
【0007】
請求項3記載の仕分装置は、請求項1または2記載の仕分装置において、前記第2容器貯留部で貯留される出荷容器の並替を行うための連絡ラインを備え、前記連絡ラインの上流側は、下流側が前記物品投入容器搬送部の上流側に接続されかつ上流側が前記第2容器貯留部に接続された上流側搬送ラインに接続され、前記連絡ラインの下流側は、下流側が前記第2容器貯留部に接続されかつ上流側が前記物品投入容器搬送部の下流側に接続された下流側搬送ラインに接続されているものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えば作業者等が物品注文情報に応じて物品を各仕分先毎の出荷容器に直接投入できるとともに、作業者等に対し物品を投入すべき出荷容器を連続的に供給できるため、効率良く仕分作業ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の仕分装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1において、1は仕分装置で、この仕分装置1は、例えば多数の物品(例えば冷凍食品や冷蔵食品等の商品)を取り扱う物流センタ等に設置され、物品を各仕分先(例えば各家庭)からの物品注文情報(オーダ情報)に応じて各仕分先毎の出荷容器(例えば発泡スチロール製の保冷容器)2に仕分けて出荷するための仕分設備である。
【0011】
仕分装置1は、図1に示されるように、空の出荷容器2をRFIDタグ(無線ICタグ)付きの載置トレイ3に載せた状態にして供給する容器供給部6と、容器供給部6から供給される各仕分先毎の出荷容器2に物品注文情報に基づいて物品を仕分ける仕分部7と、仕分部7から搬出される出荷容器2を一時的に保管する保管部8と、保管部8から搬出される出荷容器2を出荷待機エリアまで搬送する出荷搬送部9とを具備している。
【0012】
容器供給部6は、空の出荷容器2を搬送する容器用ライン11と、空の出荷容器2に袋10を掛ける袋掛け機12と、RFIDタグ(無線ICタグ)付きの載置トレイ3を搬送するトレイ用ライン13とを備えている。また、容器供給部6は、空の出荷容器2を載置トレイ3に載せる容器挿入機14と、空の出荷容器2を載置トレイ3に載せたまま搬送して仕分部7に供給する容器供給ライン15とを備えている。
【0013】
なお、出荷容器2は、容器挿入機14にて載置トレイ3に載せられた後においては、出荷搬送部9の容器取出機17にて載置トレイ3から取り出されるまでは、載置トレイ3に載置された状態のまま運用される。出荷容器2は、容器取出機17にて載置トレイ3から取り出された後、ラベル貼付機18にて出荷ラベルが貼り付けられる。
【0014】
仕分部7は、図1および図2に示されるように、入荷された物品を保管する自動倉庫21から自動ピッキングされて搬出される複数の物品群(例えばAグループ、Bグループ、Cグループ……)aを予め設定された順番で搬送し、各物品群aを作業者による投入作業が行なわれるオーダ仕分エリア内の物品投入位置に順次位置させる物品群搬送手段22を備えている。
【0015】
自動倉庫21は、例えばパレット自動倉庫部およびバケット自動倉庫部等にて構成されている。物品群aは、例えば複数アイテム(例えば12〜20種)の複数個の物品からなるもので、物品が各アイテム毎のケースに複数個入れられた状態で物品群搬送手段22にて搬送される。物品群aは、同一アイテムの複数個の物品からなるものでもよい。
【0016】
物品群搬送手段22は、例えば上下複数段、例えば上下2段で2本の物品群搬送ライン23を有している。物品群搬送ライン23のうち物品投入位置に位置する部分である作業者対向部23aには、作業者に投入すべき物品を知らせるための表示手段24が設けられている。
【0017】
また、仕分部7は、オーダ仕分エリア内において1人の作業者によって物品注文情報に基づいて物品群aの物品が投入される各仕分先毎の出荷容器2を搬送する容器搬送手段26を備えている。
【0018】
容器搬送手段26は、図3にも示すように、物品群搬送手段22の物品群搬送ライン23の作業者対向部23aの近傍つまり物品投入位置の近傍に配設され、オーダ仕分エリア内に位置し、一の物品群(例えばEグループ)aが物品投入位置に位置した状態時にその一の物品群aが投入される出荷容器2を搬送する物品投入容器搬送部27を有している。
【0019】
また、容器搬送手段26は、一の物品群(例えばEグループ)aが物品投入位置に位置した状態時には、その一の物品群aの次に物品投入位置に位置する他の物品群(例えばFグループ)aの物品が次に投入される出荷容器2を物品投入容器搬送部27の下流側から受け入れて貯留し、他の物品群(例えばFグループ)aが物品投入位置に位置した状態になると、その貯留していた出荷容器2を物品投入容器搬送部27の上流側に搬出する第1容器貯留部28を有している。
【0020】
さらに、容器搬送手段26は、一の物品群(例えばEグループ)aが物品投入位置に位置した状態時には、他の物品群(例えばFグループ)a以降の物品群(例えばGグループ、Hグループ、Iグループ等)aの物品が投入される出荷容器2を貯留し、他の物品群(例えばFグループ)aが物品投入位置に位置した状態になると、その貯留していた出荷容器2のうち、他の物品群(例えばFグループ)aの次に物品投入位置に位置するさらに他の物品群(例えばGグループ)aの物品が投入される出荷容器2を物品投入容器搬送部27側に向けて搬出する第2容器貯留部29とを有している。
【0021】
そして、第2容器貯留部29は、一の物品群(例えばEグループ)aが物品投入位置に位置した状態時において、他の物品群(例えばFグループ)aに続く1つまたは複数の物品群に関して、すなわち例えば少なくとも2つの物品群(例えばGグループおよびHグループの2つの物品群)aに関しては、それら各物品群aの物品が投入される出荷容器2を各物品群毎に整理して貯留する。
【0022】
物品投入容器搬送部27は、例えば物品群搬送ライン23の作業者対向部23aの近傍にこの作業者対向部23aと対向して平行に位置する例えば1本の作業者対向ライン31を有している。
【0023】
第1容器貯留部28は、例えば物品投入容器搬送部27の作業者対向ライン31と平行に位置する複数本、3本の貯留ライン32を有している。出荷容器2を一時的に貯留する貯留ライン32の上流側が搬入ライン33を介して作業者対向ライン31の下流側に接続され、貯留ライン32の下流側が搬出ライン34を介して作業者対向ライン31の上流側に接続されている。
【0024】
第2容器貯留部29は、オーダ仕分エリアに位置する作業者が次に投入すべき物品が同じ物品群(例えばGグループ、Hグループ)である出荷容器2を物品群単位で貯留する互いに平行な複数本の整理貯留ライン36と、次に投入すべき物品が異なる物品群(例えばIグループ、Jグループ、Kグループ等)である出荷容器2をランダムに貯留する互いに平行な複数本のランダム貯留ライン37とを有している。
【0025】
整理貯留ライン36の上流側およびランダム貯留ライン37の上流側は下流側搬送ライン41に接続され、この下流側搬送ライン41の上流側が作業者対向ライン31の下流側に接続されている。下流側搬送ライン41の下流側は保管部8に接続されている。
【0026】
また、整理貯留ライン36およびランダム貯留ライン37に一時的に貯留された出荷容器は、受渡用移動体42によって貯留ライン36,37の下流端部から取り出されて上流側搬送ライン43に移載される。この上流側搬送ライン43の下流側は作業者対向ライン31の上流側に接続され、この上流側搬送ライン43の途中に容器供給部6の容器供給ライン15が接続されている。上流側搬送ライン43と下流側搬送ライン41とは連絡ライン44を介して接続されている。
【0027】
そして、例えばEグループの物品の投入が完了し、Fグループの物品の物品が物品投入位置に位置した状態になり、第2容器貯留部29の整理貯留ライン36上の出荷容器(Gグループの物品が投入される出荷容器)2が上流側搬送ライン43に搬出されると、ランダム貯留ライン37上の出荷容器2は、上流側搬送ライン43に搬出され、連絡ライン44から下流側搬送ライン41に戻される。下流側搬送ライン41に戻された出荷容器2のうちIグループの物品が投入される出荷容器2のみが空いた整理貯留ライン36に搬入され、Iグループ以外の物品が投入される出荷容器2は再度ランダム貯留ライン37に搬入される。このように物品投入位置に停止する物品群aが変わることに応じて出荷容器2の並替が行われる。なお、図1に示すように、受渡用移動体42および連絡ライン44の代わりに、並替手段45を用いて出荷容器2の並替を行うようにしてもよい。
【0028】
また、容器供給ライン15と上流側搬送ライン43とが接続された部分の近くには、載置トレイ3のRFIDタグに物品注文情報等の情報を書き込む情報書込手段46が設けられている。作業者対向ライン31の下流側の近くには、載置トレイ3のRFIDタグに対して情報の読み取りおよび書き込みをする情報読取書込手段47が設けられている。上流側搬送ライン43および下流側搬送ライン41等の所定部分の近くには、載置トレイ3のRFIDタグから情報を読み取る読取手段48が設けられている。
【0029】
保管部8は、図1に示されるように、物品注文情報に応じた物品が収容され仕分部7の下流側搬送ライン41から搬出される出荷容器2を搬送する第1搬送ライン51と、第1搬送ライン51に接続され出荷容器2を保管する複数本の保管ライン52と、各保管ライン52からの出荷容器2を受け入れて搬送する第2搬送ライン53と、第2搬送ライン53からの出荷容器2の並び順を予め設定された仕分先の順番に合わせる並替手段54とを有している。
【0030】
ここで図4に示されるように、例えば物流センタ等の下フロアの略中央には容器供給部6の2本の容器供給ライン15が設置され、下フロアの両側には仕分部7がそれぞれ設置されている。また、上フロアの両側には保管部8の第1搬送ライン51、保管ライン52および第2搬送ライン53がそれぞれ設置され、上フロアの略中央には、両側の第2搬送ライン53からの出荷容器2を並べ替える1つの並替手段54が設置されている。そして、並替手段54にて一方側の第2搬送ライン53から搬出される出荷容器2の並替が行われている間に、他方側の保管ライン52に第1搬送ライン51から出荷容器2が搬入されて保管される。
【0031】
出荷搬送部9は、図1に示されるように、保管部8の1つの並替手段54から搬出される出荷容器2を搬送する搬送ライン61と、各仕分先毎の出荷容器2を載置トレイ3から取り出す容器取出機17と、出荷容器2に出荷ラベル貼り付けるラベル貼付機18とを有している。なお、搬送ライン61の搬送途中の投入エリア内において、作業者は、出荷容器2にイレギュラー品、大量品、牛乳・卵等の物品(商品)を投入する。出荷容器2は、出荷台車62に積み付けられた出荷される。
【0032】
次に、仕分装置1の作用等を説明する。
【0033】
空の出荷容器2が、載置トレイ3に載せられたまま、容器供給部6の容器供給ライン15から仕分部7の上流側搬送ライン43に供給されると、各出荷容器2には、物品注文情報に基づいて物品が投入される。
【0034】
例えば図3に示す状態では、オーダ仕分エリア内の作業者は、表示手段24の表示を見ながら、物品投入位置に位置したEグループの物品を1個或いは複数個取って、物品投入容器搬送部27上の出荷容器2に投入する。Eグループの物品が投入された出荷容器2のうち次にFグループの物品が投入される出荷容器2のみが第1容器貯留部28にて貯留され、Eグループの物品が投入された出荷容器2のうち次にGグループ以降の物品が投入される出荷容器2は、第2容器貯留部29にて貯留される。
【0035】
Eグループの物品を投入すべき出荷容器2がなくなると、次はFグループの物品が物品群搬送手段22にて搬送されて物品投入位置で位置する。すると、物品投入容器搬送部27では、Fグループの物品を投入すべき出荷容器2が搬送され、作業者は、表示手段24の表示を見ながら、Fグループの物品を1個或いは複数個取って物品投入容器搬送部27上の出荷容器2に投入する。この際、1つ前のEグループの物品が既に投入されている出荷容器2は第1容器貯留部28から物品投入容器搬送部27に供給されるが、それ以外の出荷容器2は第2容器貯留部29から供給される。
【0036】
このようにして物品注文情報に応じた物品が投入された出荷容器2は、仕分部7から搬出されて保管部8で一時的に保管された後、出荷搬送部9にて出荷待機エリアまで搬送されて出荷される。
【0037】
そして、このような仕分装置1によれば、例えば作業者等が物品注文情報に応じて物品を各仕分先毎の出荷容器2に直接投入できるとともに、作業者に対し物品を投入すべき出荷容器2を連続的に自動供給できるため、作業者による投入作業を滞らせることなく、効率良く仕分作業ができる。また、従来必要であった専用トレイを使用しないため、専用トレイに入らない等のイレギュラーが発生しない等の効果もある。
【0038】
また、次に投入すべき物品が同じ物品群aである出荷容器2が整理貯留ライン36に貯留されるよう第2容器貯留部29で貯留される出荷容器2の並替を行うための連絡ライン44を備え、連絡ライン44の上流側は、下流側が物品投入容器搬送部27の上流側に接続されかつ上流側が第2容器貯留部29に接続された上流側搬送ライン43に接続され、連絡ライン44の下流側は、下流側が第2容器貯留部29に接続されかつ上流側が物品投入容器搬送部27の下流側に接続された下流側搬送ライン41に接続されているため、投入すべき物品群aが物品投入位置に位置する時に備え、物品投入容器搬送部27に影響を与えることなく、事前に出荷容器2の並替を行うことが可能となり、物品投入容器搬送部27での作業効率を向上できるとともに、出荷容器2の供給もスムーズに効率良く行うことができる。なお、上流側搬送ライン43の中間位置であって連絡ライン44の上流側が接続された位置より上流の位置に、容器供給部6の容器供給ライン15が接続されているため、第2容器貯留部29からには限らず、容器供給ライン15からの出荷容器2も第2容器貯留部29へ連絡ライン44経由で直接搬送し並替を行う場合もある。
【0039】
なお、上記実施の形態では、第1容器貯留部28が複数本、例えば3本の貯留ライン32を有する構成について説明したが、貯留ライン32の数は任意であり、4本以上でもよく、或いは1本でもよい。
【0040】
また、物品投入容器搬送部27の作業者対向ライン31の数も任意であり、例えば物品群搬送ライン23に対応するように上下複数段にしてもよい。
【0041】
さらに、物品群を予め設定された設定順番で搬送して物品投入位置に位置させる物品群搬送手段22を備えた構成には限定されず、例えば台車を用いて人手で物品群を設定順番で物品投入位置に位置させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施の形態に係る仕分装置の全体イメージ図である。
【図2】同上仕分装置の仕分部を示す斜視図である。
【図3】同上仕分装置の仕分部の概略平面図である。
【図4】同上仕分装置の仕分部および保管部を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1 仕分装置
2 出荷容器
26 容器搬送手段
27 物品投入容器搬送部
28 第1容器貯留部
29 第2容器貯留部
41 下流側搬送ライン
43 上流側搬送ライン
44 連絡ライン
a 物品群

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品注文情報に基づいて物品が投入される各仕分先毎の出荷容器を搬送する容器搬送手段を備える仕分装置であって、
前記容器搬送手段は、
物品群が予め設定された順番で位置する物品投入位置の近傍に配設され、一の物品群が前記物品投入位置に位置した状態時にその一の物品群の物品が投入される出荷容器を搬送する物品投入容器搬送部と、
前記一の物品群が前記物品投入位置に位置した状態時にその一の物品群の次に前記物品投入位置に位置する他の物品群の物品が投入される出荷容器を前記物品投入容器搬送部から受け入れて貯留し、前記他の物品群が前記物品投入位置に位置した状態では貯留していた出荷容器を前記物品投入容器搬送部に搬出する第1容器貯留部と、
前記一の物品群が前記物品投入位置に位置した状態時に前記他の物品群以降の物品群の物品が投入される出荷容器を貯留する第2容器貯留部とを有する
ことを特徴とする仕分装置。
【請求項2】
前記第2容器貯留部は、前記他の物品群に続く1つまたは複数の物品群に関して、物品群の物品が投入される出荷容器を物品群毎に整理して貯留する
ことを特徴とする請求項1記載の仕分装置。
【請求項3】
前記第2容器貯留部で貯留される出荷容器の並替を行うための連絡ラインを備え、
前記連絡ラインの上流側は、下流側が前記物品投入容器搬送部の上流側に接続されかつ上流側が前記第2容器貯留部に接続された上流側搬送ラインに接続され、
前記連絡ラインの下流側は、下流側が前記第2容器貯留部に接続されかつ上流側が前記物品投入容器搬送部の下流側に接続された下流側搬送ラインに接続されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の仕分装置。

【図3】
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【図1】
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【図2】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−37567(P2008−37567A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−213307(P2006−213307)
【出願日】平成18年8月4日(2006.8.4)
【出願人】(000103426)オークラ輸送機株式会社 (84)
【Fターム(参考)】