説明

健康増進用食品及びその製造方法

【課題】 ルバーブの保持する有効成分や栄養価を変質や滅失させずに、健康増進や美容効果を高めることの可能な、健康増進用食品及びその製造方法の提供。
【解決手段】 ルバーブの葉柄を洗浄のうえ、低温若しくは冷凍保管したうえ適宜の大きさに切断若しくは磨砕し、糖類を配合のうえその水分活性(Aw)が0.8乃至0.85に煮熟させてゲル化させ以ってジャムを形成する健康増進用食品の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生活習慣病の予防による健康増進と、特には排便性の促進による美容効果を著しく高めることの可能な、健康増進食品及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の我が国は急速な高齢化に加えて高度成長期の生産性向上の名目のもと農業においては膨大量の農薬類や殺虫剤或いは化学肥料が使用され続けられて来ており、更に産業資材においても科学物質や有機溶剤或いはフロンガス等が多用され、且これらが揮散、蒸散或いは排気排出されて、大気や水ばかりか土壌に至るまで生活環境全体が極度に汚染され、而も医学の発達に伴うこれらを原因とする疾病の解明とも相俟って、疾病の罹病率は膨大数に昇っている。
【0003】
かかる経緯により健康志向は著しく高まっており、既に食品については添加剤の有無はもとより、賞味期限や生産地並びに生産管理状態の確認に至るまでの安全性や信頼性が商品選択の重要要件とされるに至っており、加えてビタミン類やミネラル類或いは薬理作用や生理活性作用等の栄養素や栄養価を保持する食品や飲料等が積極的に選択購買がなされているものであるが、依然として各種の疾病罹患率は高く、とりわけ生活習慣病と称される癌、心臓病、脳卒中に加え高血圧、糖尿病、高コレステロール血症等は高齢化と且食生活を含めた生活環境の変化所謂欧米化ととにより、激増の一途を辿っている。
【0004】
これがため、恰もこれら生活習慣病に対し薬理作用や生理活性作用が優れるが如きに喧伝し、以って罹病弱者に極めて高価なサプリメント類を販売し、これにより多くのトラブル発生も見聞されている。
他方において、長期に亘り食用若しくは飲用に供され、且薬理作用や生理活性作用も実用上から評価され、而も安価で食用や飲用にも容易な食品若しくは飲料として、乳酸菌飲料やビフィズス菌飲料、ヨーグルト或いは蜂蜜等が知られている。
【0005】
ところで我が国には明治の初期に、ルバーブ(食用ダイオウ)なる食物が導入され栽培されてきており、該ルバーブは葉柄に多くのペクチンを含み、杏に似た香気とリンゴより強い酸味を有すると共に煮熟により容易にジャムを作れることが知られている。そしてその後の研究により、ルバーブは生食はもとよりジャムやゼリー等の加工或いはシチューやスープ等への食材としても使用できることに加え、葉柄の赤味はアントシアニンを初め、タンニン、アントラキノン誘導体、有機酸類が含まれており、抗酸化作用により細胞の老化防止や癌の抑制、血清コレステロールを下げて動脈硬化の予防、或いはカリウムイオンを多量に含有することから高血圧の予防や改善と、而も多量に含有する食物繊維の内、水溶性食物繊維が多いことから生活習慣病の予防には極めて好適なことが解明されるに至っている。
【0006】
かかるルバーブの薬理作用や生理活性作用に注目して、ルバーブ飲料についての先願がなされているもので、かかる先願においてはルバーブを搾汁した濾過液を、少なくとも8,600xgの遠心力で少なくとも4分間遠心分離して清澄なルバーブ抽出液となしたうえ、塩化カルシウムを少なくとも0.1%添加して抽出液中のシウ酸を除去するルバーブ飲料の製造方法に存するものであるが、かかる先願ではルバーブの有効成分を塩化カルシウムにより変質や滅失させたり食物繊維を分離除去させたりして、ルバーブ本来の折角の有効成分や栄養価の活用には至っていない。
【特許文献1】 特開平9−168376号公報
【0007】
発明者はルバーブの保持する有効成分や栄養価を変質や滅失させずに積極的に摂取せしめて健康増進と美容効果を高めるためには、ルバーブの葉柄を洗浄のうえ低温若しくは冷凍保管により、鮮度保持と且ペクチンの溶解性を高めたうえ、適宜大きさに磨砕若しくは切断のうえ糖類とともに、その水分活性(Aw)が0.8乃至0.85に煮熟させてジャムとなし、若しくは適宜大きさに磨砕したうえ、その糖濃度が65%以上となるように糖類と共に煮熟させてソースとなし、且このソースの糖類をその形状の一部が崩壊し若しくは全体が保形されたルバーブに浸透させてプレサーブ若しくはコンポートとなし、或いは磨砕したルバーブを糖類とともに、その水分活性(Aw)が0.90乃至0.95に煮熟させて野菜ジュースとなしたうえ、100乃至120℃2乃至3秒の殺菌をなすことにより極めて能率的に且ルバーブの有効成分や栄養価を保持した健康増進用の食品を形成しえることを究明し本発明に至った。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明はルバーブが保持する有効成分や栄養価を、変質若しくは滅失させることなく健康増進や美容効果を著しく高めることの可能な、健康増進用食品及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために本発明が用いた技術的手段は、収穫したルバーブの葉柄を洗浄のうえ、その温度が0乃至10℃の低温度若しくはその温度が0乃至−18℃の冷凍温度で保管することにより、酵素活動の抑制や失活と且多量に含有されたペクチンの煮熟による溶解性を高めて、生産性を著しく高めることにある。
かくして低温若しくは冷凍保管されたルバーブの葉柄は、適宜の大きさに磨砕し若しくは切断させるもので、この磨砕や切断の大きさは本発明が目的とする具体的健康増進用食品によって異なるもので、ジャムでは煮熟によりゲル状に形成させることから、比較的粗く切断させることで形成可能であるが、プレサーブやコンポートにおいてはソースを形成させるうえから、比較的細かく磨砕させ、更に野菜ジュースでは極めて微細な磨砕がなされる。
【0010】
そしてこの磨砕若しくは切断されたルバーブの葉柄は、ジャムにおいては糖類とともにその水分活性(Aw)が0.8乃至0.85に煮熟させてゲル化によりジャムとなし、更にプレサーブやコンポートにおけるソースでは、その糖濃度が65%以上となるよう糖類と共に煮熟させてソースとなし、且このソースの糖類をルバーブの形状の一部が崩壊され、若しくは全体が保形されたルバーブに浸透させてプレザーブ若しくはコンポートとなす。
更に野菜ジュースとしては、微細に磨砕したルバーブを糖類とともに、その水分活性(Aw)が0.90乃至0.95に煮熟させたうえ、100乃至120℃で2乃至3秒の殺菌して形成させる、健康増進用食品及び製造方法に存する。
【発明の効果】
【0011】
本発明は上述の如き構成からなるものであって、使用するルバーブの葉柄には、アントシアニンを初めタンニン、アントキラキノン誘導体と有機酸が含まれており、抗酸化作用による細胞の老化防止やガンの抑制、血清コレステロールの低下による動脈硬化の予防や、カリウムイオンの多量の含有により高血圧の予防や改善に加えて、水溶性食物繊維を多量に含む食物繊維により生活習慣病の予防には極めて有効な栄養成分や栄養価を保持しており、且これら栄養成分や栄養価を変質させ若しくは滅失させることなく、収穫後洗浄のうえ低温若しくは冷凍保管がなされるため、酵素活動の抑制若しくは失活がなされて鮮度維持がなされ、而もは葉柄内に多量に含有されるペクチンの加熱溶解性が高まり、煮熱により極めて短時間にジャムやソース若しくは野菜ジュース等が高い生産性を以って生産される。
【0012】
そして作成されるジャムや、ソースと混成されるプレサーブやコンポート或いは野菜ジュース等は、杏のような香味に加えてリンゴを凌ぐ酸味と且煮熟に際して配合される糖類とによる甘さとにより、極めて清涼感や爽快感に溢れる甘さの味覚が創出され、スイーツの食材としては極めて好適なばかりか、特に水溶性食物繊維を多量に含む食物繊維により整腸作用とともに快便性が極めて優れることから、便秘症に悩む女性には快便性とともに内部からの美肌効果が実現されることとなる。
加えて本発明では収穫後の洗浄や低温、冷凍保管はもとより磨砕や切断或いは煮熟等にも一切複雑且高価な機械装置も要せぬものであるから極めて安価に生産され提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
収穫したルバーブの葉柄を洗浄後4℃に保持した保冷庫で保管したうえ、平均長25mmに切断のうえルバーブ100g当りショ糖50gを混合し、180℃で煮熟し平均12分でルバーブジャムが形成される。
【実施例1】
【0014】
以下に本発明実施例を製造工程図に基づいて詳細に説明すれば、図1はジャム等の製造方法工程図であって、所要の栽培期間を経て収穫したルバーブの葉柄1は、栽培中に付着した砂泥や塵埃或いは病害虫やその卵等の付着物を洗浄除去するために洗浄工程1Aにおいて洗浄除去させるもので、より望ましくはオゾン水による洗浄が好適であるが、通常においては水道水や井戸水等が用いられる。
【0015】
そして収穫するルバーブの葉柄1は、現在多種類のものが栽培されつつあるが、本発明においてはその目的とする健康増進用食品の具体的食品であるジャム30やプレサーブ31或いはコンポート32若しくは野菜ジュース33等により香気や風味とともに色調もアントシアニンからなる濃赤色や鮮紅色が強く要請される。
これがためにはマイアッツビクトリア種が葉柄が太く濃赤色であり、マグドナルド種が葉柄が鮮紅色であること、或いはマンモスレッド種が葉柄が赤色を帯びていること、及びチェリーレッド種が紅色で品質も良い等によりこれら品種による栽培と収穫が望まれる。
【0016】
かくして収穫され洗浄工程1Aにおいて洗浄がなされたうえは保管工程1Bにおいてその温度が0乃至10℃の低温度に保持され若しくは0乃至−18℃の冷凍温度に保持された保管庫内において保管される。かかる場合の保管工程1Bにおける低温若しくは冷凍保管は、ルバーブの葉柄1が低温若しくは冷凍温度により酵素の抑制若しくは失活が働き、極めて長期に亘って鮮度保持効果が発揮されること、及びルバーブの葉柄1に多量に含有されるペクチン3Aの煮熟工程1Dにおけるペクチン3Aの溶出性が著しく高まり、生産性が優れることによる。
【0017】
保管工程1Bにおいての保管温度については、長期に亘る保管の場合やジャム30及びプレザーブ31或いはコンポート32のソース30B等に使用するためのルバーブの葉柄1の保管には冷凍温度による保管でも可能であるが、野菜ジュース33についてはペクチン3Aの溶解によるゲル化をなさず、水分活性(Aw)においても0.90乃至0.95程度の僅かな煮熟により野菜ジュース33となすものであり且、微妙な色や香り、味が評価されることから、その温度としては0乃至10℃、より望ましくは2乃至4℃の低温度による保管が望ましい。
【0018】
かかる如くして保管されてなるルバーブの葉柄1は、形成する具体的食品であるジャム30やプレサーブ31若しくはコンポート32のソース30B或いは野菜ジュース33に合せて磨砕切断工程において所要の切断若しくは磨砕がなされる。
即ち図2は磨砕切断の説明図であって、同図2のAはジャム30を形成するためにルバーブの葉柄1が所要の長さに切断されて切断された葉柄2となされた状態が描かれている。かかる場合の切断長は特段に制約はないが、煮熟工程1Dにおいて全面に亘って加熱を付加させてペクチン3Aの溶解を促進させゲル状のジャム30を形成するうえからは、略20乃至30mm程度が好適である。
【0019】
他方具体的製品としてプレサーブ31やコンポート32に使用するソース30Bの形成には、短時に且ペクチン3Aの溶解も比較的僅かで、ゲル化させる程度の粘性を必要とせずに、且その水分活性(Aw)も0.85乃至0.9程度に形成させる必要上から、受熱表面積率を高めた所謂粗目の磨砕が望まれるもので、具体的には粗目の回転刃を装着させたジユーサーや或いはフラッシュミルやコーミル等の利用が望ましい。
図2のBには粗目に磨砕したルバーブの葉柄2Aが描かれてなるもので、該粗目に磨砕したルバーブの葉柄2Aの具体的大きさとしては平均磨砕径で略0.5乃至5.0mm程度が望ましい。
【0020】
更に野菜ジュース33においては、ジャム30やプレサーブ31並びにコンポート32に使用するソース30Bに対して、飲用するものであるから水分活性(Aw)も0.9乃至0.95と十分な水分率を持った状態が望ましく、従って磨砕による手段においては極めて微細な磨砕により十分な水分を搾取し、若しくは他の手段として搾汁手段による方法も考慮される。かかる場合における微細に磨砕されたルバーブの葉柄2Aの場合の大きさは、平均磨砕径で略0.05乃至0.5mm程度が目途となる。
【0021】
かかる如くして磨砕切断工程1Cにおいて所要の大きさに切断され若しくは磨砕されたルバーブの葉柄2若しくは2Aは、引続く煮熟工程1Dにおいてルバーブの葉柄1に含有されてなる栄養成分等をペクチン3Aとともに溶解抽出せしめ、その使用目的に合せてゲル化させ若しくは混合物となす。
この煮熟工程1Dにおいては切断され若しくは磨砕されたルバーブの葉柄2若しくは2Aを加熱して、その内部に含有されてなるペクチン3Aや繊維素等を溶解抽出せしめるものであるが、該煮熟工程1Dにおいては形成する具体的製品の要求特性、所謂ジャム30やブレザーブ31並びにコンポート32に用いるソース30B、或いは野菜ジュース33等によりその煮熟条件も大きく相違する。
【0022】
即ちジャム30については、その内部に含有されるペクチン3Aを溶解抽出せしめるとともに、本来的に含有されてなる有機酸3Cと混合される糖類3Bとによりその水分活性(Aw)が、0.8乃至0.85程度でゲル状化させるものである。
ところで、該煮熟工程1Dにおけるルバーブの葉柄1の条件を変えて煮熟効果について検討してみると、常温下で保管してなるルバーブの葉柄1を、略20mmに切断し且この切断されたルバーブの葉柄1の重量に対し50重量%のショ糖を配合のうえ、180℃の温度で煮熟させた場合には、略16分間でゲル化したジャム30が形成される。かかる場合にルバーブの葉柄1を予め4℃3日間冷蔵保管したものと、−18℃3日間冷凍保管させたものを用いて同様の条件で煮熟させてジャム30を形成させた場合には、次表の如く短時間内のペクチン3Aの溶解抽出によるゲル化が図られ且図3に示すジャム30が形成される。かかる場合の混合糖類3Aにはショ糖を用いた。
【0023】
【表1】

【0024】
反面プレサーブ31やコンポート32に用いるソース30Bは煮熟工程1Dにおいて、短時間内にある程度のペクチン3Aと繊維素及び有機酸3Cと、配合される糖類3Bとによりゲル化までには至らぬ比較的低粘度のソース30Bを形成させるもので、該ソース30Bには加熱により短時間にペクチン3Aを溶解させるうえから、ルバーブの葉柄1は比較的粗目、より詳しくはその平均径で0.5乃至5.0mm程度に磨砕されたルバーブの葉柄2Aが用いられる。
他方プレサーブ31は、図4のAに示す如くルバーブの葉柄1を切断したうえ、その一部乃至は多くの部分が崩形した状態で、或いはコンポート32においては図4のBに示す如く、ルバーブの葉柄1を切断した原形のまま、それぞれソース30Bと混合された状態のものである。従ってかかるルバーブの葉柄1の切断塊には、ソース30Bの糖類3Bが浸透される。
【0025】
他方飲用としての野菜ジュース33においては、実質的にルバーブ葉柄1から、ペクチン3Aはもとより栄養成分を含む水分を可能な限り抽出させるうえから微細な磨砕、即ち望ましくは平均磨砕径としては0.05乃至0.5mm程度が良好である。
そして抽出された有機酸3Cと且配合される糖類3Bとにより、図4に示す如く清涼感や爽快感の創出により飲用嗜好性が強く働き、而も多量のカリウムや水溶性食物繊維を含む食物繊維の摂取により、整腸作用と便通促進とにより美肌効果の向上は周知の事実でも証明されている。
そしてかかる野菜ジュース33には、糖類3Bがルバーブ葉柄1に対して略30乃至50重量%割合を目安に配合されるため、形成された野菜ジュース33としては濃厚溶液で且水分活性(Aw)も極めて高く、従って100乃至120℃2乃至3秒間の殺菌処理をなして保存容器への保存がなされる。無論かかる野菜ジュース33は十分に濃厚であるから、飲用に際しては2乃至5倍程度に希釈することが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0026】
ジャムについてはパン類やケーキに添着させ、ソースについてはスイーツ類に且野菜ジュースは適宜に飲用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】 本発明製造方法工程図である。
【図2】 切断磨砕されたルバーブ葉柄の説明図である。
【図3】 ジャムの説明図である。
【図4】 ソースの説明図である。
【図5】 野菜ジュースの説明図である。
【符号の説明】
【0028】
1 ルバーブの葉柄
1A 洗浄工程
1B 保管工程
1C 磨砕・切断工程
1D 煮熟工程
2 切断されたルバーブの葉柄
2A 磨砕されたルバーブの葉柄
3A ペクチン
3B 糖類
3C 有機酸
30 ジャム
30B ソース
31 プレサーブ
32 コンポート
33 野菜ジュース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルバーブの葉柄を洗浄のうえ、その温度が0乃至10℃の低温度若しくは0乃至−18℃の冷凍温度で保管し、この保管されたルバーブ葉柄を適宜大きさに切断若しくは磨砕したうえ、糖類を配合のうえその水分活性(Aw)が0.8乃至0.85に煮熟させてゲル化させてジャムとなす、健康増進用食品の製造方法。
【請求項2】
ルバーブの葉柄を洗浄のうえ、その温度が0乃至10℃の低温度若しくは0乃至−18℃の冷凍温度で保管し、この保管されたルバーブ葉柄を適宜の大きさに磨砕のうえ、その糖濃度が65%以上となるよう糖類と共に煮熟してソースとなし、このソースの糖類をルバーブの形状の一部が崩壊し若しくは全体が保形されたルバーブの葉柄に浸透させてプレサーブ若しくはコンポートとなす健康増進用食品の製造方法。
【請求項3】
ルバーブの葉柄を洗浄のうえ、その温度が0乃至10℃の低温度若しくは0乃至−18℃の冷凍温度で保管し、この保管されたルバーブの葉柄を微細に磨砕のうえ糖類とともに、その水分活性(Aw)が0.9乃至0.95に煮熟させ野菜ジュース状となし、且100乃至120℃で2乃至3秒の殺菌をなす健康増進用食品の製造方法。
【請求項4】
ルバーブの葉柄に糖類が混合され、その水分活性(Aw)が0.8乃至0.85に煮熟させてゲル化されたジャムからなる健康増進用食品。
【請求項5】
ルバーブ葉柄を糖濃度が65%以上となるよう糖類と煮熟してソースとなし、このソースの糖類をその一部が崩壊し若しくは全体が保形されたルバーブの葉柄に浸透させたプレサーブ若しくはコンポートからなる健康増進用食品。
【請求項6】
ルバーブの葉柄を微細に磨砕のうえ糖類とともに、その水分活性(Aw)が0.9乃至0.95に煮熟されて野菜ジュース状となした健康増進用食品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−45352(P2011−45352A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−217971(P2009−217971)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(506283640)株式会社セラピース (4)
【Fターム(参考)】