説明

光ディスク装置

【課題】ディスクの排出や電源断等によりデータ記録が正常に終了せず中断してしまう場合においても、ファイルの終端を確実に認識・検出する。
【解決手段】CD−RWディスクにデータを追記する場合、仮想アロケーションテーブルエリア102に続く実データエリアの先頭位置Aを開始アドレスとするのではなく、位置Aから5フレーム以上離れた位置Bを開始アドレスとしてデータを記録する。これにより、サブコードQチャネルの相対アドレスが前回のデータと異なることとなり、データ記録が中断しても相対アドレスの不連続的変化からファイルの終端を検出できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光ディスク装置に関し、特にCD−RW等の書き換え可能型光ディスクにデータを記録する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
CD−RW等の光ディスクにデータを追記記録する途中でトラックをクローズせずに排出したり電源断が生じたCD−RWディスクを認識する際に、最後に記録したファイルの終端を正しく認識できない場合がある。このようにファイルの終端を正しく認識できないと、消し残りのデータを有効なデータと誤認識してしまう、あるいは逆に記録したはずのデータの一部が読めなくなってしまうことになり、ユーザにとり不利益となる。全面未記録状態や全面イレース済みのCD−RWでは問題とならないが、前回の消し残りが存在する場合にかかる問題が生じ得る。
【0003】
図7Aに、未記録ディスクにデータを記録する場合を示す。ディスクの内周から外周に向けてトラックが形成されており、1stトラックはISOファイルシステムエリア100、2ndトラックはリザーブトラックとしての仮想アロケーションテーブルエリア102であり、3rdトラックから実データエリアである。ここで、仮想アロケーションテーブルは、データを回復する際に必要となる情報を記録するテーブルであり、どこから書き込んだかを所定のファイル単位(例えば10ファイルまとめて)で記録したテーブルである。未記録ディスクにデータを記録した場合、記録済みエリア104と未記録エリア106の境界をファイルの終端とみなせばよい。
【0004】
一方、図7Bに、記録済みディスクにデータを記録する場合であって前回の記録データの消し残りが存在する場合を示す。実データエリアに実データを記録している途中でトラックをクローズせずに排出したり電源断が生じると、今回記録した記録済みエリア104と前回の消し残りデータエリア108の境界が分からず、ファイル終端を認識できない。
【0005】
特許文献1には、光ディスク上で開始アドレスと終了アドレスとを目次情報として管理しているトラックを複数のパケットに分割し、分割されたパケット毎にデータを記録するとともに、光ディスクのトラック内のデータ未記録パケットの開始アドレスを光ディスク上の記録エリアに記録することにより、データ未記録のパケットを素早く探し出せるようにすることが開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、データを書き込んだ最終パケットの最終ブロックに続けて所定数の消去ブロックを書き込み、光ディスクの最終ブロックの次ブロックが所定数の消去ブロックであるパケットをトラックの最終パケットと認識することにより、最終パケットを容易に認識できるようにすることが開示されている。
【0007】
【特許文献1】特開平9−288883号公報
【特許文献2】特開2000−30369号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来技術では、データの記録が正常に行われることを前提とした管理技術であり、電源の遮断や停電等の予期せぬ出来事によりデータの記録が中断されてしまう場合には対応できない。すなわち、特許文献1ではデータの記録が正常に終了し、データ未記録パケットの開始アドレスが確定できる場合には有効であるものの、データ記録が中断されてしまうと、アドレス情報も喪失してしまうため、どこまでデータを記録したのかわからなくなり、データ未記録パケットの開始アドレスを確定できない。また、特許文献2でも、データを書き込んだ最終パケットの最終ブロックに続けて消去ブロックを書き込む必要があるため、データ記録が中断してしまうと、消去ブロックが書き込めなくなり、データ記録の最終ブロックを特定できなくなる。
【0009】
本発明の目的は、ディスクの排出や電源断等によりデータ記録が正常に終了せず中断してしまう場合においても、ファイルの終端を確実に認識・検出することができる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、書き換え可能型光ディスクにデータを記録する光ディスク装置であって、データトラック開始アドレスをデータ記録毎に変化させて記録する記録手段を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、書き換え可能型光ディスクにデータを記録する光ディスク装置であって、今回記録時のデータトラック開始アドレスを以前の全てのデータ記録時のデータトラック開始アドレスと異なるアドレスに設定して記録する記録手段を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の1つの実施形態では、さらに、前記光ディスクのサブコードQチャネルの相対アドレスが不連続的に変化する部分をファイルの終端として検出する手段を有する。
【0013】
また、本発明の他の実施形態では、前記光ディスクは、リザーブトラックに続いてデータトラックを有し、前記記録手段は、前記リザーブトラックのサイズを変更することで前記データトラック開始アドレスを変化させる。
【0014】
また、本発明の他の実施形態では、今回記録時のデータトラック開始アドレスにおけるサブコードQチャネルの相対アドレスを検出する手段を有し、前記記録手段は、前記相対アドレスがしきいフレーム数以内に存在する場合に前記データトラック開始アドレスを変化させる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ディスクの排出や電源断等によりデータ記録が正常に終了せず中断してしまう場合においても、ファイルの終端を確実に認識・検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0017】
図1に、本実施形態におけるデジタルマスタレコーダの構成を示す。デジタルマスタレコーダは、アナログ入力端子及びデジタル入力端子の外部入力端子を有し、外部入力端子から供給されたオーディオ信号をCD−RW等の書き換え可能型光ディスクに記録する。また、フラッシュメモリを内蔵し、フラッシュメモリにもオーディオデータを記録することができる。フラッシュメモリから読み出したオーディオデータを追記型光ディスクに記録することも可能である。
【0018】
デジタルマスタレコーダは、CPU10、FPGA(Field Programmable Gate Array:プログラミング可能なLSI)12、DSP14を有し、フラッシュメモリ26及びCD−RWドライブ28を有する。
【0019】
CPU10は、クロック16からのクロック信号により動作し、ユーザインタフェースブロック30からの指令に基づいて各種処理を実行する。CPU10の処理プログラムはフラッシュROM18に格納され、CPUの処理データはワークメモリとしてのSDRAM20に格納される。ユーザインタフェースブロック30は、各種キー及び操作状況を視認するための表示用LED、LCD、ロータリエンコーダを有する。ロータリエンコーダは音量調整やメニュー選択等に用いられる。ユーザインタフェースブロック30は、デジタルマスタレコーダのフロントパネルに設けられる。
【0020】
FPGA12は、デジタル入力端子32からデジタルオーディオ信号が供給され、アナログ入力端子34からボリューム36、A/D38、PLD(Programmable Logic Device)40を介してアナログオーディオ信号が供給される。FPGA12は、PLL22からのクロック信号で動作し、DSP14とシリアルにオーディオデータの送受を行って処理結果をデジタル出力端子46に出力し、あるいはPLD48、D/A50を介してアナログ出力端子52に出力する。
【0021】
DSP14は、DSDオーディオデータをPCMオーディオデータに変換する等のオーディオファイルのデータ形式を変換する処理を行う。また、DSP14は、その他オーディオ信号に対して各種のエフェクト処理を実行してFPGA12に供給する。フェーダー42やD−フィルタ44も各種処理に用いられる。D―フィルタ44は、メータ表示データを生成したり、DSDオーディオデータをPCMオーディオデータに変換する際に用いられる。
【0022】
USB端子54はデジタルマスタレコーダのリアパネルに設けられ、パーソナルコンピュータに接続される。
【0023】
このような構成において、CD−RWドライブ28でCD−RWディスクにデータを記録する場合、図7Aあるいは図7Bに示すように3rdトラックから実データエリアが開始されるため、まずこの部分のsubcode−Q(サブコードQチャネル)をリードする。subcode−Qが取得でき、かつ、その情報がブランクを示していない場合、前回の消し残りが存在することを意味する。このsubcode−Qのデータが、トラック番号が3でその相対アドレスも±5フレーム以内であれば、そのままそこを開始アドレスとして記録を開始してしまうと前回の消し残りとほぼ同じsubcode−Qを記録することとなってしまう。この状態で記録を中断すると、前回の消し残りと今回記録した部分の境界のsubcode−Qの相対アドレスは結果として連続してしまうことになるため、subcode−Qから境界を認識・検出することは困難となる。
【0024】
そこで、本実施形態では、実データトラックの開始アドレスを意図的に増減変更することで、前回消し残りのsubcode−Qと異なるsubcode−Qを記録するようにする。
【0025】
図2に、本実施形態のデータ記録の様子を示す。内周側から順に1stトラックがISOファイルシステムエリア100、2ndトラックが仮想アロケーションテーブルエリア102であり、3rdトラックから実データエリアとする。実データエリアに前回の消し残りデータエリア108が存在するものとする。従来であれば、3rdトラックの先頭であるAから今回のデータ記録を開始するが、本実施形態では所定フレーム数以上(例えば5フレーム以上)だけ開始アドレスをずらせてBから今回のデータ記録を開始する。このように開始アドレスをずらせて今回のデータ記録を開始することで、たとえデータ記録の途中でディスク排出あるいは電源断が生じても、そのファイル終端のsubcode−Qの相対アドレスは、前回の消し残りデータエリアのsubcode−Qの相対アドレスと開始アドレスのA→Bのずれ量だけずれており、相対アドレスが不連続的に変化することになる。したがって、この相対アドレスの不連続性を検出することで、今回のデータ記録のファイル終端を認識・検出することができる。
【0026】
なお、subcodeは音楽信号とは独立して各セクタ毎に存在する8ビットの領域をいい、subcode−Q(Qチャネル)ではフレーム単位で情報を持ち、フレーム毎に計98ビット存在する。このうち、アドレスにはTNO(トラック番号)、INDEX(トラック内インデックス番号)、RelativeM、RelativeS、RelativeF(トラック先頭からの相対的な分・秒・フレーム数)、Zero(0が入る)、AbsoluteM、AbsoluteS、AbsoluteF(リードイン領域を除いたトラック先頭からの絶対時間)が含まれる。本実施形態では、アドレス情報のうち、相対アドレスであるRelativeM、RelativeS、RelativeF(以下、これを相対アドレス(MSF)という)の不連続性を用いてファイルの終端を認識・検出する。
【0027】
図4に、本実施形態の処理フローチャートを示す。CD−RWドライブ28のプロセッサあるいはCPU10は、光ピックアップを駆動してCD−RWディスクのデータトラック開始予定アドレス(これをxとする)のsubcode−Qをリードする(S101)。次に、subcode−Qをリードできたか否かを判定し(S102)、リードできた場合には、subcode−Qのトラック番号情報がデータ記録開始予定トラックと一致するか否かを判定する(S103)。リードしたsubcode−Qのトラック番号情報がデータ記録開始予定トラックと一致する場合には、その相対アドレス(MSF)が±5フレーム以内であるか否かを判定する(S104)。すなわち、開始予定アドレスは0:0:0MSFであり、リードした相対アドレスがこの0:0:0に対して5フレーム以内にあるか否かを判定する。そして、リードした相対アドレス(MSF)が開始予定アドレスxの±5フレーム以内に存在する場合には、このままデータ記録を開始すると、データ記録が中断した場合に前回の消し残りと今回記録したファイルの終端との相対アドレスがほぼ等しくなって区別することが困難となるため、プロセッサは開始予定アドレスxをx±(5+2000以下のランダム値)に変更する(S105)。例えば、xをx+5+1000に変更する、あるいはxをx+5+10に変更する。これにより、開始予定アドレスは、データ記録の度に5フレーム以上は異なることが保証される。
【0028】
以上のように開始予定アドレスxを変更した後、ISOファイルシステムのトラックを、xのセクタ数でリザーブトラックコマンドを発行することでそのサイズを確定する(S106)。ここで、リザーブトラックは、図2における仮想アロケーションテーブルエリア102であり、リザーブトラックコマンドはこのエリアのサイズを決定するコマンドである。実データエリアは仮想アロケーションテーブルエリア102に続いて存在するため、仮想アロケーションテーブルエリア102のサイズを増減調整することで、これに応じて実データエリアの開始アドレスも同時に決定されることになる。仮想アロケーションテーブルエリアは、データを回復するために必要な情報を記憶するエリアであり、このエリアのサイズを増減してもデータ記録自体には直接影響しない。本実施形態では、この仮想アロケーションテーブルエリアのサイズを増減調整することで、実データエリアの開始アドレスを任意に変更するということができる。
【0029】
図5に、ファイル情報取得処理のフローチャートを示す。データ記録が中断されたCD−RWディスクをリードする場合の処理である。まず、ISO9660プライマリボリュームデスクリプタがリードできたか否かを判定し(S201)、リードできた場合には正常にデータ記録がなされたディスクであるからファイルシステムからファイル情報を取得する(S203)。一方、リードできない場合には、所定のファイル終端サーチ処理を実行する(S202)。
【0030】
図6に、図5におけるファイル終端サーチ処理の詳細フローチャートを示す。まず、CD−RWドライブ28のプロセッサは、サーチアドレスをyとして0に初期化する(S301)。次に、データトラック開始アドレスをaとし、リードCDコマンドで(a+y)アドレスのsubcode−Qをリードする(S302)。リードした結果、subcode−Qのトラック番号がデータトラック番号と同じであり、かつ、相対アドレス(MSF)とサーチアドレスyとの差が5フレーム以上あるか否かを判定する(S303)。差が5フレーム以上ない場合にはyを1だけインクリメントし(S304)、再び(a+y)アドレスのsubcode−Qをリードする(S302)。そして、再び相対アドレス(MSF)とサーチアドレスyとの差が5フレーム以上あるか否かを判定する(S303)。差が5フレーム以上なければさらにyを1だけインクリメントして(S304)同様の処理を繰り返す。一方、処理を繰り返して差が5フレーム以上となった場合、この時点で以前の消し残りエリアに達したと判断し、(y−1)をファイルの終端としてそれまでのデータを有効なデータと認識・検出する(S305)。
【0031】
図3に、開始アドレスを5フレーム以上ずらしてデータを記録した場合の具体例を示す。subcode−Qの相対アドレス(MSF)に着目すると、
M S F
0 35 10
0 35 11
0 35 12
0 35 13
0 35 14
0 35 15
0 31 65
0 31 65
であり、相対アドレス(MFS)が不連続的に変化している、つまり5フレーム以上の差がある箇所が存在する。この箇所が今回の記録と以前の消し残りの境界であり、今回記録したファイルの終端である。
【0032】
このように、本実施形態では、仮想アロケーションテーブルエリアのサイズを増減変更することで実データエリアの開始アドレスを5フレーム以上変更し、これにより以前の消し残りエリアの相対アドレスと今回のsubcode−Qの相対アドレスとを明確に区別することでファイルの終端を確実に認識・検出することができる。本実施形態は、記録開始アドレスを変更するものであるから、たとえデータの記録が電源断等により中断したとしてもその終端を認識・検出できる。
【0033】
本実施形態では、開始アドレスをxとして、x=x+5+2000以下のランダム値としているが、これは3回以上のデータ書き換えを行う場合に、以前のデータ記録時の開始アドレスと一致しないようにするためである。例えば、1回目のデータ記録の開始アドレスをx、2回目の開始アドレスをx+6、3回目の開始アドレスをxとした場合、1回目の開始アドレスと3回目の開始アドレスとが一致することとなり、3回目のデータ記録時に1回目のデータの消し残りが存在していると、1回目のデータと3回目のデータの区別が困難となってしまう。そこで、全てのデータ記録の開始アドレスを互いに異なるものとすべく、2000以下のランダム値を加算している。もちろん、開始アドレスをx=x+Δ(Δ>5)として常に前回の開始アドレスよりもΔだけオフセットさせてデータを記録してもよい。
【0034】
本実施形態において、データトラックの開始アドレスは、前回のデータ記録時のsubcode−Qの相対アドレスMSFをリードし、これと5フレーム以上離れるように設定しているため、前回の開始アドレスを記憶している必要はない。但し、前回あるいはそれ以前の開始アドレスをフラッシュROM等に記憶し、これらのアドレスを読み出して今回の開始予定アドレスを決定してもよい。
【0035】
また、本実施形態では、開始アドレスを5フレーム以上ずらせているが、5フレームは例示であり、6フレームあるいはその他のフレーム数をしきいフレーム数として設定することができる。
【0036】
また、本実施形態においてx=x±(5+2000以下のランダム値)から明らかなように、データトラックの開始アドレスは一方向(例えば外周側)に変化させるのみならず、他方向(内周側)にずらせてもよい。また、ある開始アドレスを基準として内周側と外周側に交互にずらせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】実施形態の全体構成図である。
【図2】開始アドレスの変更説明図である。
【図3】相対アドレスの不連続的変化を示す説明図である。
【図4】実施形態の処理フローチャート(その1)である。
【図5】実施形態の処理フローチャート(その2)である。
【図6】実施形態の処理フローチャート(その3)である。
【図7A】未記録ディスクへのデータ記録説明図である。
【図7B】消し残りディスクへのデータ記録説明図である。
【符号の説明】
【0038】
10 CPU、12 FPGA、14 DSP、26 フラッシュメモリ、28 CD−RWドライブ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
書き換え可能型光ディスクにデータを記録する光ディスク装置であって、
データトラック開始アドレスをデータ記録毎に変化させて記録する記録手段
を有することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項2】
書き換え可能型光ディスクにデータを記録する光ディスク装置であって、
今回記録時のデータトラック開始アドレスを以前の全てのデータ記録時のデータトラック開始アドレスと異なるアドレスに設定して記録する記録手段
を有することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項3】
請求項1、2のいずれかに記載の装置において、さらに、
前記光ディスクのサブコードQチャネルの相対アドレスが不連続的に変化する部分をファイルの終端として検出する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項4】
請求項1、2のいずれかに記載の装置において、
前記記録手段は、データ記録毎に相対アドレスでしきいフレーム数以上の相違が生じるように前記データトラック開始アドレスを変化させることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項5】
請求項1、2のいずれかに記載の装置において、
前記光ディスクは、リザーブトラックに続いてデータトラックを有し、
前記記録手段は、前記リザーブトラックのサイズを変更することで前記データトラック開始アドレスを変化させることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項6】
請求項1、2のいずれかに記載の装置において、さらに、
今回記録時のデータトラック開始アドレスにおけるサブコードQチャネルの相対アドレスを検出する手段
を有し、前記記録手段は、前記相対アドレスがしきいフレーム数以内に存在する場合に前記データトラック開始アドレスを変化させることを特徴とする光ディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【公開番号】特開2009−272022(P2009−272022A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−124205(P2008−124205)
【出願日】平成20年5月12日(2008.5.12)
【出願人】(000003676)ティアック株式会社 (339)
【Fターム(参考)】