説明

光学素子及び撮影光学系と、結像方法及び撮影方法

【課題】可変焦点距離範囲をより広げることが可能な光学素子を提供する。
【解決手段】第1液体20と、この第1液体20と混合しない第2液体19とを備えて容器12内に封入し、この容器12内に加える電圧(物理量)を変化させることで、第1液体20と第2液体19との境界面21の形状を変化させることが可能な液体レンズを有して光学素子10が構成される。そして、第1液体20側に位置し、第1液体20と第2液体19との境界面21を貫くように構成した液体レンズの光軸Xが貫くハーフプリズム16と、第2液体19側に位置し、第1液体20と第2液体19との境界面21を貫くように構成した液体レンズの光軸Xが貫く光学部材17とを有し、ハーフプリズム16に選択的光線透過反射面16aを設けている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学素子及びこの光学素子を有する撮影光学系と、これらを用いた結像方法及び撮影方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、フォーカシングや変倍などを行う光学系では、固定焦点距離レンズを光軸方向に移動させることで、これらのフォーカシング、変倍を行ってきた。固定焦点距離レンズを移動させるためには、モーターなどの動力源と、この動力源からの駆動力を固定焦点距離レンズの光軸方向への移動に変換するためのギアやカムなどのメカニカル機構が必要であったが、これらのメカニカル機構によって、カメラ等が大型化する、また、駆動音が発生するなどの問題があった。
【0003】
これらの問題を解決する方法として、エレクトロウェティング現象を用いた可変焦点距離レンズや、面形状変化によって焦点距離を変えることができる可変形状ミラーなどを用い、動力源やメカニカル機構なしに電気的にフォーカシングや変倍、視度調整などを行うことができる光学系が近年数多く提案されている(例えば、特許文献1または2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2001−249282号公報
【0005】
【特許文献2】特開2004−198636号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の光学素子では、各液体材料及び印加電圧の制限により可変焦点距離範囲を大きく取ることができないという課題があった。また、形状変化を反射面で行うように構成すると、可変反射面の形状誤差による光学収差への影響が大きくなるという課題があった。さらに、可変焦点距離素子を用いた光学系では、可変焦点距離素子の可変範囲と光路長には密接な関係があり、可変焦点距離素子の可変範囲を狭めるためには光路長を長くする必要があった。
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、可変焦点距離範囲をより広げることが可能であり、可変面形状誤差による光学収差への影響が少なく、外観寸法をあまり大型化することなく光路長を長くすることができる光学素子及びこの光学素子を有する撮影光学系と、これらを用いた結像方法及び撮影方法を提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本願に係る光学素子は、第1液体と、当該第1液体と混合しない第2液体とを備えて容器内に封入し、この容器内に加える物理量を変化させることで、第1液体と第2液体との境界面形状を変化させることが可能な液体レンズを有するものである。そして、この光学素子は、第1液体側に位置し、第1液体と第2液体との境界面を貫く液体レンズの光軸が貫く第1光学部材(例えば、実施形態におけるハーフプリズム16)と、第2液体側に位置し、第1液体と第2液体との境界面を貫く液体レンズの光軸が貫く第2光学部材(例えば、実施形態における光学部材17)とを有し、第1光学部材に選択的光線透過反射面が設けられている。
【0009】
この光学素子において、第2光学部材に反射面が設けられ、入射した光線が、光の進む順に第1液体及び第2液体を通過後、反射面で反射し、再び第2液体及び第1液体を通過して、射出されるように構成されるのが好ましい。
【0010】
また、第1液体および第2液体のいずれか一方は導電性であり、他方は絶縁性であるのが好ましい。さらに、上記物量は電圧であるのが好ましい。
【0011】
上記光学素子において、第1光学部材は、少なくとも2つ以上のプリズムを接合して構成されていることが好ましい。
【0012】
さらに、選択的光線透過反射面が、2つのプリズムの接合面に配置されていることが好ましい。あるいは、選択的光線透過反射面を有する光学部材は、偏光ビームスプリッタで構成されていることが好ましい。
【0013】
また、上記光学素子は、液体レンズの内壁面が境界面に対して液体レンズの光軸の周りの全周で接して構成されるのが好ましい。この場合に、この液体レンズの内壁面を形成する部材に設けられた電極(例えば、実施形態における第2電極13)と、この電極と、第1液体及び第2液体との間に設けられた絶縁手段(例えば、実施形態における第2絶縁体15)とを有し、導電性の液体と電極との間に電圧を印加することにより境界面形状を変化させるように構成されることが好ましい。
【0014】
このとき、第1液体及び第2液体はほぼ同密度であることが好ましい。
【0015】
また、上記光学素子において、第1液体及び第2液体は異なる屈折率を有するように構成されるのが好ましい。
【0016】
なお、上記光学素子は、液体レンズの内壁面が、液体レンズの光軸に対して回転対称に形成されていることが好ましい。
【0017】
また、本願に係る撮影光学系は、全体として正の屈折力を有し、光路中に、上述の光学素子のいずれかを有して構成される。このとき、この撮影光学系は、物体側から光軸に沿って順に、第1の固定焦点距離レンズ(例えば、実施形態における負メニスカスレンズ31)と、上述の光学素子と、正の屈折力を有する複数のレンズとを有して構成されることが好ましい。
【0018】
さらに、本願に係る結像方法は、上述の光学素子のいずれかを用いて結像する方法であり、本願に係る撮影方法は、上述の撮影光学系により撮影する方法である。
【発明の効果】
【0019】
本願に係る光学素子、この光学素子を用いた撮影光学系、並びに、これらを用いた結像方法及び撮影方法を以上のように構成すると、可変焦点距離範囲をより広げることが可能で、可変面形状誤差による光学収差への影響が少なく、外観寸法をあまり大型化することなく光路長を長くできる光学素子を提供することができるとともに、この光学素子を用いた撮影光学系と、これらを用いた結像方法及び撮影方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて本発明に係る光学素子について説明する。この光学素子10は、導電性材料が円筒形の碗状に形成された第1電極11、プラスチック等の絶縁性材料が円筒状に形成された容器12、導電性材料が二重円筒状に形成された第2電極13、絶縁性材料が円筒状に形成された第1絶縁体14、光を透過する絶縁性材料が円筒形の碗状に形成された第2絶縁体15、光を透過する材料で形成された2個のプリズムが接合され、その接合面に選択的光線透過反射面16aが形成された第1光学部材であるハーフプリズム16、及び、光を透過する材料が円板状に形成された第2光学部材17から構成される。なお、選択的光線透過反射面16aは、光線の一部を透過し、残りを反射する面であり、このハーフプリズム16の代わりに偏光ビームスプリッタを用いることも可能である。
【0021】
第2電極13は、断面がコの字状に形成されており、容器12の内周面、下面及び外周面を覆うように取り付けられている。また、第1絶縁体14の外径は、第2電極13及び容器12の内径と略同一大きさに形成されており、第2電極13及び容器12の内周面に対して、第1絶縁体14が挿入されて取り付けられている。さらに、第2絶縁体15の外径は、第1絶縁体14の内径と略同一大きさに形成されており、この第2絶縁体15の開口部15aが上方に向くように、第1絶縁体14内に挿入されて取り付けられている。
【0022】
この容器12に対して第2電極13、第1絶縁体14及び第2絶縁体15が取り付けられた状態で、これらの下面は略同一平面上に位置しており、この下面に対してハーフプリズム16が接合されている。また、容器12、第1絶縁体14及び第2絶縁体15の上面も略同一平面上に位置しており、この上面に対して第1電極11の開口部11aが上方に向くように底部11bが接合されている。第1電極11の底部11bには、円形の開口窓11cが設けられており、この開口窓11cの内径は、第2絶縁体15の開口部15aの内径よりやや小さく形成されており、開口窓11cと開口部15aとはその回転対称軸(後述する液体レンズの光軸X)が一致している。また、第1電極11の内径と第2光学部材17の外形とは略同一大きさに形成されており、この第1電極11には、開口部11aから内部に第2光学部材17が挿入されて取り付けられており、この第2光学部材17が開口窓11cを塞いでいる。なお、第2光学部材17の上端面には、反射率の高い材料が蒸着された反射層18が形成され反射面18aとして機能している。
【0023】
第2絶縁体15と第1電極11及び第2光学部材17とで囲まれた空間には、導電性の塩化リチウム水溶液(これを「第2液体19」と呼ぶ)と、この第2液体19と同密度の絶縁性のシリコンオイル(これを「第1液体20」と呼ぶ)とが充填されて封入されている。このとき、第2液体19と第1液体20とは混合せず、表面張力により境界面21が形成され(図1においては第2液体19が境界面21の上側の第2光学部材17側に、第1液体20は境界面21の下側の第1光学部材であるハーフプリズム16側に位置する)、この境界面21を境にこれらの液体19,20が配置されて液体レンズをなしている。なお、第1液体20と第2液体19とが同密度で構成されることで、境界面21へ重力が全く影響しなくなるため、この境界面21にかかる重力方向の影響を回避することができ、また、振動による混合を回避することができる。
【0024】
図1において、第2絶縁体15の内壁面15bは回転対称に形成されており、この内壁面15bに対する回転対称軸と液体レンズの光軸Xは一致し、この液体レンズの光軸Xは、ハーフプリズム16、境界面21及び第2光学部材17を貫いている。ハーフプリズム16の左方から入射した光線の一部は選択的光線透過反射面16aで上方に反射され液体レンズの光軸Xを光軸として第2絶縁体15に入射する。すなわち、入射光線光軸Iは、ハーフプリズム16で折り曲げられた状態で、液体レンズの光軸Xとほぼ一致している。そして、第2絶縁体を透過した光線は、第1液体20、第2液体19及び第2光学部材17を透過し、反射層18の下面(反射面18a)で反射し、再び、第2光学部材17、第2液体19及び第1液体20を透過してハーフプリズム16に入射し、この光線の一部が選択的光線透過反射面16aを透過して、液体レンズの光軸Xと一致する光軸の光線として射出される。すなわち、この液体レンズの光軸Xは、上方から下方に向かって射出する射出光線Oの光軸と一致している。
【0025】
この光学素子10において、第1液体20と第2液体19との境界面21は、液体レンズの光軸X周りの全周で内壁面15bに接している。また、第2電極13は第1及び第2絶縁体14,15により第1液体20及び第2液体19とは絶縁されており、一方、第1電極11の開口部11cは第2液体19に接して電気的に接続されている。したがって、第1電極11及び第2電極13に物理量である電圧を印加することで、境界面21と内壁面15bとの表面張力を変更可能であり、電圧の変化に対して、境界面形状の変更が可能な構成となっている。ここで、第2液体19のd線における屈折率はn=1.41であり、第1液体20のd線における屈折率はn=1.55であることから、電圧変化に伴う境界面形状の変化により、この光学素子10全体の焦点距離を変更可能としている。また、光線は境界面21を2回通過することになり、この境界面21を1回通過する場合に比べて約2倍の屈折力を得ることができ、可変焦点距離範囲をより広げることが可能な光学素子を提供することができる。
【0026】
このとき、可変焦点面(境界面21)は屈折面であるため、反射面を可変焦点面に利用した場合に比べて可変面形状誤差の影響を受けにくく、可変面形状誤差による光学収差への影響が少ない光学素子を提供することができる。さらに、選択的光線透過反射面16aから反射面18aまでの距離を光線が2回通過することにより、効率的に光路長を延ばすことが可能であり、外観寸法をあまり大型化することなく光路長を長くできる光学素子を提供することができる。
【0027】
なお、以上の説明においては、第2絶縁体15の内壁面15bを回転対称に形成した場合について説明したが、本実施例がこの形状に限定されることはなく、例えば内壁面15bの形状を、液体レンズの光軸Xを含む面対称に構成することも可能である。あるいは内壁面15bは非対称形状であっても良い。また、第1液体20及び第2液体19として、屈折率がほぼ同一で、アッベ数が異なる2つの液体を用いることにより、電圧変化に伴う境界面形状の変化により、この光学素子10全体の色収差を変更可能に構成することもできる。また、第1絶縁体14と第2絶縁体15を透明な一体の絶縁体で構成しても良い。あるいは、第1絶縁体14と第2絶縁体15を透明な絶縁性薄膜で構成することもできる。
【0028】
次に、図2を用いて撮影光学系に対して上述の光学素子を適用した場合について説明する。この撮影光学系30は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31、上述の光学素子10及び両凸レンズ32からなる第1レンズ群33と、両凹レンズ、両凹レンズ及び両凸レンズからなり負の屈折力を有する第2レンズ群34と、両凸レンズ、両凸レンズ及び両凹レンズからなり正の屈折力を有する第3レンズ群35と、両凸レンズ、両凸レンズ及び両凹レンズからなり正の屈折力を有する第4レンズ群36と、光学ローパスフィルタ37と、撮像素子38とから構成される。なお、図2よりこの撮像光学系30は4つの正の屈折力を有するレンズが設けられていることが分かる。
【0029】
図2の左方から第1レンズ群33に入射した光線は、第1の固定焦点距離レンズである負メニスカスレンズ31に入射し、さらにハーフプリズム16に入射してこの光線の一部が選択的光線透過反射面16aで上方に反射され、第1液体20、第2液体19及び第2光学部材17を透過して反射面18aで反射する。そして、再び同じ光路を透過してハーフプリズム16に再度入射し、一部の光線が選択的光線透過反射面16aを透過してハーフプリズム16の下方から射出され、凸レンズ32、第2〜第4レンズ群34〜36及び光学ローパスフィルタ37を透過して撮像素子38に結像する。そのため、この撮影光学系30において、光学素子10は、焦点距離変換機能によって、第2レンズ群34への入射光を変化させ、ズームレンズのコンペンセータ及び合焦をさせている。
【0030】
本実施例に示す光学素子及び撮影光学系を以上のように構成し、これらの光学素子等による結像方法及び撮影方法を用いると、可変焦点距離をより広げることが可能で、可変面形状誤差による光学収差への影響が少なく、外観寸法をあまり大型化することなく光路長を長くできる光学素子を提供することができるとともに、この光学素子を用いた撮影光学系と、これらを用いた結像方法及び撮影方法を提供することができる。
【0031】
なお、本実施例に係る光学素子は、焦点距離変換手段を用いて光スイッチや、光ディスク用ピックアップレンズ光学系のNA変換機能などにも利用可能である。また、本発明の液体容器の形態は、同じ機能を有していれば本明細書中に示される実施例に限定されることはない。また、液体材料(第1及び第2液体)は、同じ機能を有していれば、本明細書中に示される実施例に限定されることはない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る光学素子の側断面図である。
【図2】上記光学素子を用いた撮影光学系の側断面図である。
【符号の説明】
【0033】
10 光学素子 12 容器 13 第2電極(電極)
15 第2絶縁体(絶縁手段) 15b 内壁面
16 ハーフプリズム(第1光学部材) 16a 選択的光線透過反射面
17 第2光学部材 18a 反射面
19 第2液体 20 第1液体 21 境界面
30 撮影光学系 31 負メニスカスレンズ(第1固定焦点距離レンズ)
X 液体レンズの光軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1液体と、当該第1液体と混合しない第2液体とを備えて容器内に封入し、前記容器内に加える物理量を変化させることで、前記第1液体と前記第2液体との境界面形状を変化させることが可能な液体レンズを有する光学素子であって、
前記第1液体側に位置し、前記第1液体と前記第2液体との境界面を貫く前記液体レンズの光軸が貫く第1光学部材と、
前記第2液体側に位置し、前記第1液体と前記第2液体との境界面を貫く前記液体レンズの光軸が貫く第2光学部材とを有し、
前記第1光学部材に選択的光線透過反射面が設けられている光学素子。
【請求項2】
前記第2光学部材に反射面が設けられ、
入射した光線が、光の進む順に前記第1液体及び前記第2液体を通過後、前記反射面で反射し、再び前記第2液体及び前記第1液体を通過して、射出されるように構成された請求項1に記載の光学素子。
【請求項3】
前記第1液体および前記第2液体のいずれか一方は導電性であり、他方は絶縁性である請求項1もしくは2に記載の光学素子。
【請求項4】
前記物量は電圧である請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子。
【請求項5】
前記第1光学部材は、少なくとも2つ以上のプリズムを接合して構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の光学素子。
【請求項6】
前記選択的光線透過反射面は、前記2つのプリズムの接合面に配置されている請求項5に記載の光学素子。
【請求項7】
前記選択的光線透過反射面を有する光学部材は、偏光ビームスプリッタで構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学素子。
【請求項8】
前記液体レンズの内壁面は前記境界面に対して前記液体レンズの光軸の周りの全周で接して構成された請求項1〜7のいずれかに記載の光学素子。
【請求項9】
前記液体レンズの内壁面を形成する部材に設けられた電極と、
前記電極と、前記第1液体及び前記第2液体との間に設けられた絶縁手段とを有し、
前記導電性の液体と前記電極との間に電圧を印加することにより前記境界面形状を変化させるように構成された請求項8に記載の光学素子。
【請求項10】
前記第1液体及び前記第2液体はほぼ同密度である請求項1〜9のいずれか一項に記載の光学素子。
【請求項11】
前記第1液体及び前記第2液体は異なる屈折率を有するように構成された請求項1〜10のいずれかに記載の光学素子。
【請求項12】
前記液体レンズの内壁面が、前記液体レンズの光軸に対して回転対称に形成された請求項1〜11のいずれかに記載の光学素子。
【請求項13】
全体として正の屈折力を有する撮影光学系であって、
光路中に、請求項1〜12のいずれかに記載の光学素子を有して構成された撮影光学系。
【請求項14】
物体側から光軸に沿って順に、
第1の固定焦点距離レンズと、
前記光学素子と、
正の屈折力を有する複数のレンズとを有する請求項13に記載の撮影光学系。
【請求項15】
請求項1〜12のいずれかに記載の光学素子を用いて結像する結像方法。
【請求項16】
請求項13または14に記載の撮影光学系により撮影する撮影方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2008−176082(P2008−176082A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−9719(P2007−9719)
【出願日】平成19年1月19日(2007.1.19)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】