説明

光空間通信装置及び光空間通信ユニット

【課題】光空間通信装置において、光空間通信ユニット内の光導波路の端面における反射波による光信号の伝送品質の劣化を回避する。
【解決手段】光空間通信装置の光空間通信ユニットU1において、光ファイバF1の端部である光導波路U14のコリメータレンズU12に対向する端面を光軸に対して非垂直に成形し、光導波路端面における反射波のコア部からクラッド部への入射角が臨界角以下となるように成形することで、反射波を光導波路U14のコア部からクラッド部に漏出させて減衰させ、光空間通信における光信号の伝送品質の劣化を防ぐ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光透過媒質で隔てられた2地点間で光通信を行う光空間通信装置と、この通信装置に用いられる光空間通信ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
光空間通信装置は、光透過媒質中の2地点に一対の光空間通信ユニットを互いに対向配置して、信号源から光ファイバを通じて伝送される光信号を一方のユニットから空間に向けて送出し、他方のユニットでその送出光を受け取って光ファイバに送り込み、当該光ファイバにより目的の情報処理装置に伝送する。
【0003】
ここで、上記光空間通信ユニットには、光ファイバによる光導波路の端面から光透過媒質中へ送出する光信号を整形する、または、光透過媒質中から光信号を取り込んで光ファイバによる光導波路の端面に集光する光学部品として、コリメータレンズがよく用いられる(例えば非特許文献1参照)。すなわち、送信側の光空間通信ユニットにおいて、光ファイバを通じて伝送される光信号は、その光ファイバ(以下、ユニット内を光導波路と称する)の端面から放出され、コリメータレンズにより平行光へと整形されて光透過媒質へ伝送される。また、受信側の光空間通信ユニットにおいて、光透過媒質を伝播してきた光信号は、コリメータレンズにより光導波路の端面に集光され、当該光導波路からユニット外部に伝送される。
【0004】
ところで、上記構成による従来の光空間通信装置では、各ユニットにおいて、光信号が光導波路から放出されるときに、光導波路のコア部の屈折率と光透過媒質の屈折率の差によって光導波路の端面において反射波が生じており、この反射波が光導波路内を逆行して伝送ロスや干渉が生じて伝送品質が劣化するという問題が指摘されている。
【0005】
【非特許文献1】T. Tsujimura, K. Yoshida : “Active Free Space Optics Systems for Ubiquitous User Networks”, Conference on Optoelectronic and Microelectronic Materials and Device (COMMAD04), IEEE, pp. 197-200 (2004)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上のように、従来の光空間通信装置では、光導波路の端面で光信号が反射してその反射波が逆行することにより、光信号の伝送品質が劣化していた。
そこで、本発明の目的は、光導波路内での反射波の逆行を抑え、光空間通信における伝送品質の劣化を防止することのできる光空間通信装置及び光空間通信ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、一対の光空間通信ユニットが光透過媒質を隔てて対向配置され、一方のユニットから照射される光信号を他方のユニットで受け取って光空間通信を行う光空間通信装置であって、前記ユニット各々は、光信号を伝播させる光導波路と、照射された光信号の集光及び整形を行うコリメータレンズと、前記コリメータレンズの焦点が前記光導波路の端面に位置するように前記コリメータレンズと前記光導波路を位置決めするハウジングとを具備し、前記光導波路は、前記コリメータレンズ側の端面が光導波路の光軸に対して非垂直に成形される。
【0008】
このようにして、光導波路の端面での反射量を低減する。
特に、上記構成による光空間通信装置及び光空間通信ユニットにおいて、光導波路は、前記コリメータレンズ側の端面が、当該端面における反射波のコア部からクラッド部への入射角が臨界角以下となる角度に成形される。
【0009】
このようにして、光導波路の端面で生じる光信号の反射波を抑制する。
また、前記ユニットは、前記光導波路の前記コリメータレンズ側とは反対側の端面に一方の端面が接合されて、ハウジング外部からの光信号を前記光導波路に送る又は前記光導波路からの光信号をハウジング外部に送出する光伝送媒体をさらに備える。
【0010】
このようにして、ユニット内の光導波路とコリメータレンズとの位置関係を維持した状態で、外部に引き出す光伝送媒体に光導波路を接合する。
また、前記ハウジングは、前記光導波路の光軸と前記コリメータレンズの光軸とのなす角度が、前記光導波路の端面からの光信号が前記コリメータレンズによりそのレンズ光軸を中心に対称な強度分布で平行光に成形される角度となるように、前記光導波路及びコリメータレンズを位置決めする。
【0011】
このようにして、光導波路の端面からの光信号がコリメータレンズによりそのレンズ光軸を中心に対称な強度分布で平行光に成形されるようにし、伝送光の強度分布の偏りを低減する。
また、前記ユニットが前記光信号の送信及び受信を選択的に行うことで、ユニット間の双方向通信を可能とする。
【0012】
このようにして、前記ユニットの有効利用を図る。
【発明の効果】
【0013】
本発明では、光導波路の端面における反射波の逆行を抑制することができるため、光信号の伝送品質の劣化を防止することができる。したがって、本発明によれば、光空間通信における伝送品質の劣化を防止することのできる光空間通信装置及び光空間通信ユニットを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光空間通信装置の概略構成を示す断面図である。図1に示す光空間通信装置は、一対の光空間通信ユニットU1,U2を備え、互いに対向して光軸が一致するように配置されて、一方が送信側、他方が受信側として用いられる。送信側の光空間通信ユニットU1は、光ファイバF1によって伝送される光信号を取り込んで平行光に整形し、光透過媒質中に送出する。受信側の光空間通信ユニットU2は、光透過媒質中を介して送信側からの光信号を取り込み、光ファイバF2に集光して伝送させる。
【0015】
上記送信側の光空間通信ユニットU1は、一方の端面が開放された筒状のハウジングU11を備える。このハウジングU11の開放面側内部には、コリメータレンズU12が装着される。また、ハウジングU11の他方面側には、筒状のコネクタU13を外部から内部へ挿通するための貫通孔が形成されている。このコネクタU13は、筒内に光ファイバF1の端部が挿入され(以下、ここではコネクタU13の筒内に挿入された光ファイバF1の端部を光導波路U14と表記して区別する)、上記ハウジングU11の貫通孔に圧入される。これにより、光導波路U14は、その先端がハウジング内部に位置した状態でハウジングU11に固着される。
【0016】
上記ハウジングU11は、上記光導波路U14が固着された状態で、上記コリメータレンズU12をその焦点が光導波路U14のコア端面に位置するように調整する機能を有する。この調整により、ハウジング内で光導波路U14のコア端部から照射される光信号は、コリメータレンズU12で平行光に成形されて光透過媒質中に送出される。
【0017】
上記受信側の光空間通信ユニットU2は、送信側のユニットU1と同構成であり、一方の端面が開放された筒状のハウジングU21を備える。このハウジングU21の開放面側内部にはコリメータレンズU22が装着され、他方面側には筒状のコネクタU23を外部から内部へ挿通するための貫通孔が形成されている。このコネクタU23は、筒内に光ファイバF2の端部が挿入され(以下、コネクタU23の筒内に挿入された光ファイバF2の端部を光導波路U24と表記して区別する)、上記ハウジングU21の貫通孔に圧入される。これにより、光導波路U24は、その先端がハウジング内部に位置した状態でハウジングU21に固着される。
【0018】
上記ハウジングU21は、上記光導波路U24が固着された状態で、上記コリメータレンズU22をその焦点が光導波路U24のコア端面に位置するように調整する機能を有する。この調整により、ハウジング内でコリメータレンズU22に入射された光信号は、光導波路U24の端部に集光され、光導波路U24内に入射されて光ファイバF2へ伝送される。
【0019】
上記構成において、光空間通信ユニットU1,U2の光導波路U14,U24は、そのハウジング内先端面が光軸に対して非垂直に成形される。このように成形すれば、伝送される光信号が光導波路端面で反射される光量が低減され、これによって伝送ロスを低減することが可能となる。
【0020】
より効果的には、上記光導波路U14(U24についても同様)における先端の光軸に対する角度を、その端面における反射波のコア部U141からクラッド部U142への入射角が臨界角以下となるように成形するとよい。このとき、光導波路U141のコア部を伝播する光信号の光路は図2に示すようになり、反射波の戻りを飛躍的に低減することができる。
【0021】
図3は、上記実施形態の構成において、光導波路U14の端面からコリメータレンズU12へ照射される光信号の光路を示す断面図である。すなわち、光導波路U14の端面から照射された光信号は、コリメータレンズU12によって平行光に整形されて、光透過媒質中に出射される。このとき、光導波路U14の端面から照射される光信号は、回折により光導波路U14及びコリメータレンズU12の光軸に対して非対称となる。
【0022】
平行光化され、送信側の光空間通信ユニットU1から出射された光信号は、光透過媒質を介し、受信側の光空間通信ユニットU2に入射される。この光空間通信ユニットU2に入射された光信号は、コリメータレンズU22により、その焦点に配置される光導波路U24のコア端面に集光され、当該導波路U24を経て光ファイバF2内送出される。
【0023】
以上のように、上記第1の実施形態の構成によれば、光空間通信ユニットU1,U2において、光導波路U14,U24のハウジング内端面を光軸に対して非垂直に傾けて光信号の反射量を低減させ、その効果を高めるために、その端面の光軸に対する角度を、端面における反射波のコア部からクラッド部への入射角が臨界角以下となるように成形するようにしている。これにより、光導波路U14の端面における反射波がコア部からクラッド部に漏出するため、反射波を飛躍的に減衰させることができ、光空間通信における光信号の伝送品質の劣化を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る光空間通信装置に用いられるユニット構成を示す断面図である。尚、図4において、図3と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
【0024】
本実施形態の光空間通信ユニットU1では、第1の実施形態における光導波路U14の先端部に相当する第1の光導波路U14aを単独部材として用意する。この第1の光導波路U14aは、コリメータレンズU12に対向する側の端面が光軸に対して非垂直な形状で、端面反射波のコア部からクラッド部への入射角が臨界角以下となるように成形される。そして、予め、ハウジングU11にコリメータレンズU12の焦点が端面のコア部に位置するように固定される。
【0025】
ハウジングU11の開口面と反対側の面には、コネクタ挿入孔が形成されており、光ファイバF1の端部(この部分を第2の光導波路U14bとする)に取り付けられたコネクタU13をそのコネクタ挿入孔に圧入することで、第2の光導波路U14bの端部を第1の光導波路U14aの端部に接合することができるようになされている。
【0026】
上記構成において、光ファイバF1によって伝送される光信号は、光ファイバ端部の第2の光導波路U14bからユニット内の第1の光導波路U14aに受け渡され、この第1の光導波路U14aのコリメータレンズU12と対向した端面からコリメータレンズU12へ照射される。このとき、第1の光導波路U14aの端面での反射波は、コア部からクラッド部への入射角が臨界角以下となっているため、第1の光導波路U14a及び第2の光導波路U14bのコア部からクラッド部へ漏出して減衰する。コリメータレンズU12へ照射された光信号は、コリメータレンズU12により平行光へと整形され、光透過媒質中に出射される。この場合も、第1の実施形態と同様に、第1の光導波路の端面から照射される光信号は、回折が生じて第1の光導波路U14aの光軸に対して非対称となる。
【0027】
上記構成のユニットを受信側として用いる場合(すなわち第1の実施形態のU2)、光透過媒質を透過した光信号は、コリメータレンズにて第1の光導波路の端面に集光され、その内部を伝送される。その後、第1の光導波路の端面から第2の光導波路(光ファイバ)の端面へと受け渡され、光ファイバF2に送出される。
【0028】
以上のように、上記第2の実施形態の構成では、通常の端面を有する光ファイバF1をハウジングU11に接続させるときでも、光軸に対して非垂直の端面を有する第1の光導波路U14aが予めハウジングU11に取り付けられているので、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、コネクタU13によって第1の光導波路U14aと第2の光導波路U14bの端面間を接合させればよく、予め第1の光導波路U14aとコリメータレンズU12とを位置決めしてハウジングU11に固定することが可能となり、第1の実施形態のようなレンズの位置調整が不要となる。また、光ファイバF1の着脱に伴う光信号の伝送品質の劣化も防ぐことができる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明に係る第3の実施形態に用いられる光空間通信装置のユニット構成を示す断面図である。尚、図5において、図4と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
【0029】
本実施形態の光空間通信ユニットU1では、第2の実施形態における第1及び第2の光導波路U14a,U14bの取付けを、光導波路U14a,U14bの光軸とコリメータレンズU12の光軸とのなす角度が、第1の光導波路U14aの端面から出射される光信号がレンズ光軸に対して対称となる強度分布で平行光へと整形される角度となるようにしている。
【0030】
上記角度を満たすよう、ハウジングU11に孔を開け、その孔に光導波路U14aを予め組み込む。上記ハウジングU11に光ファイバF1の端部(第2の光導波路U14b)を接合することにより、光ファイバF1によって伝送される光信号は光導波路U14aへ受け渡され、コリメータレンズU12に向けて照射される。
【0031】
より具体的には、光導波路U14a,U14bの光軸とコリメータレンズU12の光軸とのなす角度は、光導波路U14aの端面からの光信号が、コリメータレンズU12により、レンズ光軸に対して対称となる強度分布で平行光へと整形されるときの、光導波路U14aの端面から出射された光信号の屈折角度(11度程度)と端面の傾斜角度θ(θは8度程度)との差であり、3度程度が望ましい。
【0032】
以上のように、上記第3の実施形態の構成では、光導波路U14aの端面のその光軸に対する角度が、光導波路U14aの端面における反射波のコア部からクラッド部への入射角が臨界角以下となることを満たし、また、光導波路U14aの端面からの光信号がコリメータレンズU12によりレンズ光軸に対して対称となる強度分布で平行光へと整形される。
【0033】
したがって、光導波路U14aの端面における反射波が光ファイバF1及び光導波路U14aのコア部からクラッド部に漏出するため、反射波は減衰され、光空間通信の通信品質の劣化を防ぐことができ、また、第1及び第2の実施形態と比較し、光導波路U14aからの照射光をコリメータレンズU12の中心に集光することができるため、色収差等の悪影響を回避することが可能である。
(その他の実施形態)
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記第1の実施形態では、光空間通信ユニットU1から光空間通信ユニットU2へ光信号が伝送される単方向通信系装置の例について説明したが、両ユニットの構造は同一であるため、本発明は双方向通信系装置としても実施可能である。
【0034】
その他、装置の構成や、各構成要素の種類や構成等についてもこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光空間通信装置の概略構成を示す断面図。
【図2】上記実施形態の構成において、光導波路のコア部を伝播する光信号の光路を示す断面図。
【図3】上記実施形態の構成において、光導波路の端面からコリメータレンズへ照射される光信号の光路を示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る光空間通信装置のユニット構成を示す断面図。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る光空間通信装置のユニット構成を示す断面図。
【符号の説明】
【0036】
F1,F2…光ファイバ、U1,U2…光空間通信ユニット、U11,U21…ハウジング、U12,U22…コリメータレンズ、U13,U23…コネクタ、U14,U14a,U14b,U24…光導波路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の光空間通信ユニットが光透過媒質を隔てて対向配置され、一方のユニットから照射される光信号を他方のユニットで受け取って光空間通信を行う光空間通信装置であって、
前記ユニット各々は、
光信号を伝播させる光導波路と、
照射された光信号の集光及び整形を行うコリメータレンズと、
前記コリメータレンズの焦点が前記光導波路の端面に位置するように前記コリメータレンズと前記光導波路を位置決めするハウジングと
を具備し、
前記光導波路は、前記コリメータレンズ側の端面が光導波路の光軸に対して非垂直に成形されていることを特徴とする光空間通信装置。
【請求項2】
前記光導波路は、前記コリメータレンズ側の端面が、当該端面における反射波のコア部からクラッド部への入射角が臨界角以下となる角度に成形されていることを特徴とする請求項1記載の光空間通信装置。
【請求項3】
前記ユニットは、前記光導波路の前記コリメータレンズ側とは反対側の端面に一方の端面が接合されて、ハウジング外部からの光信号を前記光導波路に送る又は前記光導波路からの光信号をハウジング外部に送出する光伝送媒体をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の光空間通信装置。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記光導波路の光軸と前記コリメータレンズの光軸とのなす角度が、前記光導波路の端面からの光信号が前記コリメータレンズによりそのレンズ光軸を中心に対称な強度分布で平行光に整形される角度となるように、前記光導波路及びコリメータレンズを位置決めすることを特徴とする請求項1記載の光空間通信装置。
【請求項5】
前記一対の光空間通信ユニットの各々で光信号の送信及び受信を行って双方向の通信を行うことを特徴とする請求項1記載の光空間通信装置。
【請求項6】
一対の光空間通信ユニットが光透過媒質を隔てて対向配置され、一方のユニットから照射される光信号を他方のユニットで受け取って光空間通信を行う光空間通信装置に用いられ、
光信号を伝播させる光導波路と、
照射された光信号の集光及び整形を行うコリメータレンズと、
前記コリメータレンズの焦点が前記光導波路の端面に位置するように前記コリメータレンズと前記光導波路を位置決めするハウジングと
を具備し、
前記光導波路は、前記コリメータレンズ側の端面が光導波路の光軸に対して非垂直に成形されていることを特徴とする光空間通信ユニット。
【請求項7】
前記光導波路は、前記コリメータレンズ側の端面が、当該端面における反射波のコア部からクラッド部への入射角が臨界角以下となる角度に成形されていることを特徴とする請求項6記載の光空間通信ユニット。
【請求項8】
前記光導波路の前記コリメータレンズ側とは反対側の端面に一方の端面が接合されて、ハウジング外部からの光信号を前記光導波路に送る又は前記光導波路からの光信号をハウジング外部に送出する光伝送媒体をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の光空間通信ユニット。
【請求項9】
前記ハウジングは、前記光導波路の光軸と前記コリメータレンズの光軸とのなす角度が、前記光導波路の端面からの光信号が前記コリメータレンズによりそのレンズ光軸を中心に対称な強度分布で平行光に整形される角度となるように、前記光導波路及びコリメータレンズを位置決めすることを特徴とする請求項6記載の光空間通信ユニット。
【請求項10】
前記光信号の送信及び受信を選択的に行うことを特徴とする請求項6記載の光空間通信ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−28631(P2008−28631A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−198133(P2006−198133)
【出願日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】