円筒形回転フィルタ
【課題】スクリーンを長期間交換することなく使用でき、制御装置を設け自動化を可能とする。
【解決手段】スクリーン表面上に溜まる混入物を、スクリーンを回転移動させて逆圧力を掛け溜まった混入物を排出する。
【解決手段】スクリーン表面上に溜まる混入物を、スクリーンを回転移動させて逆圧力を掛け溜まった混入物を排出する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、押出機の運転中自動交換可能なメッシュスクリーンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
押出機用スクリーンは、機械の運転を停止してスクリーン交換をする場合が多いが、油圧シリンダーなど使用した装置を短時間で交換できる製品のもので実用上十分であった。
【0003】
しかし、スクリーンを再度使用するため、 スクリーンに付着した樹脂と混入物を取り除くのに手間取ったり、加熱して焼き取る方法をとるためスクリーン強度が落ち問題が生じる大きな欠点があった。
【0004】
樹脂に混入する混入物は、少量のものから多量含まれる物もあり、多くなるにしたがいスクリーン交換回数が増えて生産性が悪くコスト高を招く問題があった。
【0005】
この改善策として、スクリーンを油圧でセットし、以前に比べ短時間でスクリーン交換ができるようにしたり、帯状スクリーンを使用し、使い切る間はより短時間で交換できるように改善はされたが、スクリーン交換は必要で、交換作業時は特に事故が生じ安く、熟練技術を必要としたり、回数が増えるため作業者に大きな負担が生じていた。
【特許文献1】特開平5−502621特開平6−320533
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、事故原因の大きな一つスクリーン交換の手間を取り除き、生産性を向上させ、作業者の負担を軽減させることである。
【0007】
本発明は、円筒形にスクリーンを装着することにより、長時間連続使用でき、回転駆動できるようにしたことが最も主要な特徴とする。
【0008】
円筒型スクリーンは、混入物が多量な場合でも、量に応じて間欠間隔を短くしたり、連続回転にしたり、自在に対応できる利点がある。
【0009】
円筒形で回転できることで連続してスクリーンが替えられ、自動化が達成でき作業者の負担を大きく軽減することを実現した。
【実施例1】
【0010】
図1は、本発明装置の1実施例の押出機先端接合フランジ側よりの絵図で、図2は中央輪切り断面図、図3は上面より縦割り断面図である。図4は樹脂の流れを表す。(1)〜(20)は、それぞれ各組み込み部品を示す。
【0011】
(4)に接合される(6)(8)(9)は回転する仕組みで、それぞれの樹脂通過坑を通過した樹脂は(16)に流入し、取出口に流出する。
【0012】
図2は(1)(2)に設けられた(17)流入口より約半周反対側に(18)混入物流出口を設け、圧力弁(21)取出し口より排出される構造を示す。
【0013】
(17)側でスクリーン(8)外周表面上に溜まる混入物は約半周すると(18)流出口に達する、圧力弁(21)が開くと、スクリーン(8)外周表面上に溜まった混入物は逆流樹脂により(20)より(22)へと排出される。
【0014】
駆動装置、圧力弁装置の制御は、シーケンサ、ドライバー等を設け利用するとよい。これにより自動化が実現する、配電図等は省略する。
【産業上の利用可能性】
【0015】
プラスチック押出産業界には、スクリーンのオートチェンジャーと呼ばれる装置は数種類発表され使用されているが、自動化された装置はなく、本発明により、取替え時に生じていた事故はなくなり操作も簡単になり省力化が実現される。取替え時の廃棄樹脂も激減し、生産性向上、採算性向上が実現され業界で広く利用される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】円筒形回転フィルタ装置絵図
【図2】中心輪切り図
【図3】縦割断面図
【図4】水平断面図、樹脂の流れを矢線で示す。
【符号の説明】
【0017】
1 ハウジング
2 ハウジングフタ
3 ハウジングフタ
4 駆動歯車
5 取付フランジ
6 スクリーン止リング
7 樹脂通過坑
11 圧力弁装置
12 リング止用ネジ
13 歯車止キー
14 駆動リング止リング
15 押出坑
16 樹脂取出口
17 通過坑
18 排出坑
19 ハウジング止ネジ
20 混入物排出坑
21 圧力弁
22 混入物樹脂取出口
【技術分野】
【0001】
本発明は、押出機の運転中自動交換可能なメッシュスクリーンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
押出機用スクリーンは、機械の運転を停止してスクリーン交換をする場合が多いが、油圧シリンダーなど使用した装置を短時間で交換できる製品のもので実用上十分であった。
【0003】
しかし、スクリーンを再度使用するため、 スクリーンに付着した樹脂と混入物を取り除くのに手間取ったり、加熱して焼き取る方法をとるためスクリーン強度が落ち問題が生じる大きな欠点があった。
【0004】
樹脂に混入する混入物は、少量のものから多量含まれる物もあり、多くなるにしたがいスクリーン交換回数が増えて生産性が悪くコスト高を招く問題があった。
【0005】
この改善策として、スクリーンを油圧でセットし、以前に比べ短時間でスクリーン交換ができるようにしたり、帯状スクリーンを使用し、使い切る間はより短時間で交換できるように改善はされたが、スクリーン交換は必要で、交換作業時は特に事故が生じ安く、熟練技術を必要としたり、回数が増えるため作業者に大きな負担が生じていた。
【特許文献1】特開平5−502621特開平6−320533
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、事故原因の大きな一つスクリーン交換の手間を取り除き、生産性を向上させ、作業者の負担を軽減させることである。
【0007】
本発明は、円筒形にスクリーンを装着することにより、長時間連続使用でき、回転駆動できるようにしたことが最も主要な特徴とする。
【0008】
円筒型スクリーンは、混入物が多量な場合でも、量に応じて間欠間隔を短くしたり、連続回転にしたり、自在に対応できる利点がある。
【0009】
円筒形で回転できることで連続してスクリーンが替えられ、自動化が達成でき作業者の負担を大きく軽減することを実現した。
【実施例1】
【0010】
図1は、本発明装置の1実施例の押出機先端接合フランジ側よりの絵図で、図2は中央輪切り断面図、図3は上面より縦割り断面図である。図4は樹脂の流れを表す。(1)〜(20)は、それぞれ各組み込み部品を示す。
【0011】
(4)に接合される(6)(8)(9)は回転する仕組みで、それぞれの樹脂通過坑を通過した樹脂は(16)に流入し、取出口に流出する。
【0012】
図2は(1)(2)に設けられた(17)流入口より約半周反対側に(18)混入物流出口を設け、圧力弁(21)取出し口より排出される構造を示す。
【0013】
(17)側でスクリーン(8)外周表面上に溜まる混入物は約半周すると(18)流出口に達する、圧力弁(21)が開くと、スクリーン(8)外周表面上に溜まった混入物は逆流樹脂により(20)より(22)へと排出される。
【0014】
駆動装置、圧力弁装置の制御は、シーケンサ、ドライバー等を設け利用するとよい。これにより自動化が実現する、配電図等は省略する。
【産業上の利用可能性】
【0015】
プラスチック押出産業界には、スクリーンのオートチェンジャーと呼ばれる装置は数種類発表され使用されているが、自動化された装置はなく、本発明により、取替え時に生じていた事故はなくなり操作も簡単になり省力化が実現される。取替え時の廃棄樹脂も激減し、生産性向上、採算性向上が実現され業界で広く利用される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】円筒形回転フィルタ装置絵図
【図2】中心輪切り図
【図3】縦割断面図
【図4】水平断面図、樹脂の流れを矢線で示す。
【符号の説明】
【0017】
1 ハウジング
2 ハウジングフタ
3 ハウジングフタ
4 駆動歯車
5 取付フランジ
6 スクリーン止リング
7 樹脂通過坑
11 圧力弁装置
12 リング止用ネジ
13 歯車止キー
14 駆動リング止リング
15 押出坑
16 樹脂取出口
17 通過坑
18 排出坑
19 ハウジング止ネジ
20 混入物排出坑
21 圧力弁
22 混入物樹脂取出口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂押出行程の中で、樹脂中に混入した加熱溶解しない混入物を取り除くメッシュスクリーンを装着するヘッド部装置に於いて、円筒形の中心部にメッシュスクリーンを必要なメッシュ目の大きさを想定し、必要な巻き回数を決定し、さらに外側にもう一つの円筒形でスクリーンを固定装着する。あらかじめ円筒形中心部メッシュ装着部の中、樹脂押出口に接する幅で円筒周上に無数の樹脂通過坑を、二つの円筒形が合致するように加工しておくこととする。二つの円筒形のさらに固定された中心のもう一つの円筒は、片方の端に樹脂取出口を設け、反対側は栓をする。スクリーンを装着した二つの円筒には回転駆動出来る装置を設ける。押出機よりの樹脂流入口の反対側にスクリーン逆流出口を設け適時栓を開閉できるようにして、開閉することのみで簡単操作で混入物を除却できることを特徴とする押出機用円筒形回転フィルタ、
【請求項1】
樹脂押出行程の中で、樹脂中に混入した加熱溶解しない混入物を取り除くメッシュスクリーンを装着するヘッド部装置に於いて、円筒形の中心部にメッシュスクリーンを必要なメッシュ目の大きさを想定し、必要な巻き回数を決定し、さらに外側にもう一つの円筒形でスクリーンを固定装着する。あらかじめ円筒形中心部メッシュ装着部の中、樹脂押出口に接する幅で円筒周上に無数の樹脂通過坑を、二つの円筒形が合致するように加工しておくこととする。二つの円筒形のさらに固定された中心のもう一つの円筒は、片方の端に樹脂取出口を設け、反対側は栓をする。スクリーンを装着した二つの円筒には回転駆動出来る装置を設ける。押出機よりの樹脂流入口の反対側にスクリーン逆流出口を設け適時栓を開閉できるようにして、開閉することのみで簡単操作で混入物を除却できることを特徴とする押出機用円筒形回転フィルタ、
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2007−118496(P2007−118496A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−316474(P2005−316474)
【出願日】平成17年10月31日(2005.10.31)
【出願人】(595062403)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月31日(2005.10.31)
【出願人】(595062403)
【Fターム(参考)】
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