説明

冷蔵庫

【課題】野菜室内に投入された野菜などの、収納物の量に応じた除霜空気による最適な加湿を行なう。
【解決手段】野菜室6内に投入された野菜などの収納物の量たる負荷量を検出する負荷量検出手段22と、冷却器17に冷媒を供給し且つ送風機15を正回転させて前記冷却器17からの冷気を冷蔵室5側に供給し冷却器17に戻すようにすることにより前記冷蔵室5を冷却する冷却運転と、前記冷却器17への冷媒供給を停止して前記送風機15を回転させることにより前記冷却器17を除霜する除霜運転とを交互に行なうように制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記負荷量検出手段22が負荷量を検出したときには、除霜運転時に、前記送風機15を逆回転させて前記冷却器17を通る空気を前記野菜室6側に供給するとともに、前記送風機15の逆回転の運転状態を前記負荷量に応じて変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫においては、冷蔵庫本体内に冷蔵温度帯の貯蔵室としての冷蔵室と野菜室とが上下に隣り合う状態で配置され、冷蔵庫本体に冷蔵室冷却器および冷蔵室送風機が設けられ、前記冷蔵室冷却器に冷媒を供給し且つ前記冷蔵室送風機を正回転させて冷蔵室冷却器からの冷気を前記冷蔵室側に供給し更に前記野菜室に供給した後該野菜室から冷蔵室冷却器に戻すように循環させることにより、冷蔵室および野菜室を冷却する冷却運転を行なうようにし、更に、冷却運転後は、冷蔵室冷却器への冷媒の供給を停止し且つ冷蔵室送風機を所定時間逆回転させることにより、冷蔵室冷却器の除霜を行なうとともに、除霜により湿気を帯びた空気(除霜空気)を野菜室内に供給して加湿を行なって野菜などの収納物の鮮度を保つようにしたものが供されている。
【0003】
しかしながら、上記構成のものでは、野菜室内に投入された野菜などの収納物の量(負荷量)が多い場合には、野菜室は、多量の収納物からの水分蒸発により高湿度状態になっているにもかかわらず、更に除霜空気により加湿されることになるので、過剰加湿になって野菜室に露付が発生する問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−225178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、野菜室内に投入された野菜などの収納物の量たる負荷量に応じた除霜空気による最適な加湿を行なうことができる冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態の冷蔵庫は、冷蔵温度帯の貯蔵室としての冷蔵室と野菜室とが配置された冷蔵庫本体と、この冷蔵庫本体に設けられた冷却器および送風機と、前記野菜室内に投入された野菜などの収納物の量たる負荷量を検出する負荷量検出手段と、前記冷却器に冷媒を供給し且つ前記送風機を正回転させて冷気を前記冷蔵室側に供給し冷却器に戻すように循環させることにより該冷蔵室を冷却する冷却運転と、前記冷却器への冷媒供給を停止して前記送風機を回転させることにより該冷却器を除霜する除霜運転とを交互に行なうように制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記負荷量検出手段が負荷量を検出したときには、除霜運転時に、前記送風機を逆回転させて前記冷却器を通る空気を前記野菜室側に供給するとともに、その送風機の逆回転の運転状態を前記負荷量検出手段の検出負荷量に応じて変化させるように構成されていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】一実施形態による冷蔵庫全体の概略構成を示す縦断側面図
【図2】野菜室温度センサ部分の拡大縦断側面図
【図3】電気的構成を示すブロック図
【図4】作用説明用のフローチャート
【図5】野菜室内への投入負荷量の判定を説明するための温度、周波数および回転数の特性図
【図6】野菜室内への投入負荷量の判定を説明するための温度、周波数および回転数の特性図
【図7】野菜室内への投入負荷量の判定を説明するための温度、周波数および回転数の特性図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(一実施形態)
以下、冷凍冷蔵庫に適用した一実施形態について図面を参照しながら説明する。
冷蔵庫本体1は、図1に示すように、前面が開口する縦長な長方形状をなすもので、外箱とその内部に収納された内箱と外箱および内箱相互間の隙間に充填された断熱材とから構成されたものであり、底壁と左側壁と右側壁と天壁と後壁とを有している。この冷蔵庫本体1の内部には、水平な上仕切板2と水平な中仕切壁3と水平な下仕切板4とが固定されている。中仕切板壁3は、ケース内に固形状の断熱材を収納することから構成されたものであり、上仕切板2および下仕切板4のそれぞれは、プラスチックたる合成樹脂製の板から構成されたものである。
【0009】
これにより、冷蔵庫本体1の内部には、上仕切板2の上方に位置して冷蔵温度帯の貯蔵室として冷蔵室5が形成され、上仕切板2および中仕切壁3相互間に位置して冷蔵温度帯の貯蔵室として野菜室6が形成されている。したがって、冷蔵室5と野菜室6とは、上仕切板2を介して上下に隣り合う状態で配置されている。上仕切板2は、冷蔵室5の底板を構成する。上仕切板2の後端部と後述する冷蔵室冷気ダクト14の前面との間には、冷蔵室5と野菜室6とを連通させる通気口2aが形成されている。通常、冷蔵室5の温度は、1〜3℃に制御され、野菜室6の温度は、それよりやや高い約5℃に制御される。また、冷蔵庫本体1の内部には、中仕切壁3および下仕切板4相互間に位置して冷凍温度帯の貯蔵室として製氷室7が形成され、下仕切板4の下方に位置して冷凍温度帯の貯蔵室として冷凍室8が形成されている。製氷室7と冷凍室8とは図示しない連通路を介して連通されている。
【0010】
冷蔵室5および野菜室6のそれぞれは、図1に示すように、使用者側である前面が開口するものであり、冷蔵庫本体1には、冷蔵室5の前方に位置して通常のヒンジ開閉式の冷蔵室扉9が設けられている。また、冷蔵庫本体1には、野菜室6の前方に位置して引出し式の野菜室扉10が設けられていて、この野菜室扉10の背面部には、野菜室6内に収容された野菜収納箱11が連結されている。野菜収納箱11は、下ケース11aと、当該下ケース11aよりも小型で下ケース11a上に配置された上ケース11bとの2段構成となっている。これらの下ケース11aおよび上ケース11bは、ともに上面が開口している。
【0011】
製氷室7および冷凍室8のそれぞれは、図1に示すように、前面が開口するものであり、冷蔵庫本体1には、製氷室7の前方に位置して製氷室扉12が前後方向へ直線的に移動可能に装着されている。この製氷室7内には、貯氷容器12aが収容されている。この貯氷容器12aは、製氷室扉12に連結されたものである。冷凍室8は、前述したように製氷室7に連通するものであり、図1に示すように、冷蔵庫本体1には、冷凍室8の前方に位置して冷凍室扉13が設けられている。
【0012】
冷蔵庫本体1には、図1に示すように、冷蔵室冷気ダクト14が固定されている。この冷蔵室冷気ダクト14は、1つの入口14aおよび複数の出口14bを有する通路状をなすものであり、冷蔵室冷気ダクト14の複数の出口14bのそれぞれは冷蔵室5に連通され、冷蔵室冷気ダクト14の入口14aは野菜室6に連通されている。この冷蔵室冷気ダクト14内には、送風機としての冷蔵室送風機15が固定されており、冷蔵室送風機15の前面側には通風口16aを有するカバー16が固定されている。
【0013】
冷蔵室冷気ダクト14内には、図1に示すように、冷凍サイクルの冷却器たる冷蔵室冷却器17が固定されている。この冷蔵室冷却器17は、冷蔵室送風機15の動作により冷蔵室冷気ダクト14内と冷蔵室5内と野菜室6内とで循環する空気を冷蔵室冷気ダクト14内で冷却するものであり、冷蔵室5内は、冷蔵室冷気ダクト14の複数の出口14bのそれぞれから冷気が放出されることで食品を冷蔵保存することが可能な冷蔵温度帯に制御され、野菜室6内は、冷蔵室5内に供給される冷気に基づき通気口2aから供給される冷気により野菜収納箱11内の野菜などの収納物を冷蔵保存することが可能な冷蔵温度帯に制御される。
【0014】
冷蔵庫本体1には、図1に示すように、冷凍室冷気ダクト18が固定されている。この冷凍室冷気ダクト18は、1つの入口18aおよび2つの出口18bを有する通路状をなすものである。そして、製氷室7には、冷凍室冷気ダクト18の一方の出口18bが連通されている。また、冷凍室8には、冷凍室冷気ダクト18の他方の出口18bおよび入口18aが連通されている。
【0015】
この冷凍室冷気ダクト18内には、冷凍室送風機19が固定されている。この冷凍室送風機19は、動作されると、冷凍室冷気ダクト18内の空気を冷凍室冷気ダクト18の一方の出口18bを通って製氷室7内に放出させるとともに、他方の出口18bを通って冷凍室8内に放出させ、冷凍室8内から冷凍室冷気ダクト18の入口18aを通って冷凍室冷気ダクト18内に戻るように循環させる。
【0016】
冷凍室冷気ダクト18内には、図1に示すように、冷凍サイクルの冷凍室冷却器20が固定されている。この冷凍室冷却器20は、製氷室7内および冷凍室8内と冷凍室冷気ダクト18内で循環する空気のそれぞれを冷凍室冷気ダクト18内で冷却するものであり、製氷室7内は、冷凍室冷気ダクト18の一方の出口18bから冷気が放出されることで製氷可能な冷凍温度帯に制御され、冷凍室8内は、冷凍室冷気ダクト18の他方の出口18bから冷気が放出されることで食品の冷凍が可能な冷凍温度帯に制御される。なお、冷凍室冷却器20の下方部位には、除霜ヒータ20aが配設されている。
【0017】
野菜室6内の上部には、図1に示すように、上仕切板2の下方に位置させて、当該上仕切板2と平行状態で防風板21が設けられている。この防風板21は、例えばプラスチック製で、矩形状をなしていて、野菜収納箱11(上ケース11bおよび下ケース11a)を上方から覆う状態で、冷蔵庫本体1側に固定状態で取り付けられている。この防風板21は、前端部が冷蔵室5と野菜室6との間の前部を仕切る前仕切部2bまで延びている。防風板21は、後端部が後方へ向けて延びており、当該後端部と前記冷蔵室冷気ダクト14の前面との間には、隙間21aが形成されている。また、防風板21の左右両側縁部には、図示はしないが、シール部材が取り付けられていて、このシール部材が冷蔵庫本体1の内面に当接するようになっている。そして、防風板21は、外周縁部のうち後端部に立下り板部21bを一体に有している。立下り板部21bは、内面が野菜収納箱11における上ケース11bおよび下ケース11aから後方へ離間した状態で斜め下方に延び、下端部が下ケース11aの上端部よりも下方に位置している。
【0018】
図1および図2に示すように、野菜室温度センサ22が防風手段としての防風ケース23を介して防風板21に設けられている。防風ケース23は、プラスチックたる合成樹脂により一体成形されたもので、基板24の上面部に防風部たる外周壁25と内周壁26とが設けられ、基板24の下面部に内周壁26内と連通する防風部たる取付筒部27が設けられている。そして、外周壁25に2個の取付突部28が外方に向けて突設されている。この防風ケース23は、内周壁26内に野菜室温度センサ22が配置固定された状態で、取付突部28が上仕切板2の下面部に突設された取付ボス29にねじ30により固定されることにより、上仕切板2に取り付けられ、取付筒部27が防風板21に上方に突出するように形成された凹部31の貫通孔31aにシール部材32を介して嵌合され、その取付筒部27に防風部たる係止部材33を嵌合して係止させることにより、防風板21に設けられる。すなわち、防風部たる外周壁25、取付筒部27および係止部材33は、冷風が野菜室温度センサ22に直接当らないようにする機能を有する。
【0019】
以上の構成により、野菜室温度センサ22は、防風ケース23内に、防風板21より上方に位置するように、具体的には、上仕切板2と防風板21との間に形成される冷気通路内に位置するように配置され、筒部たる取付筒部27は、野菜室温度センサ22の部分から下方に延びて防風板21を貫通し、その取付筒部27の下端の開口部が野菜収納箱11、特に上ケース11b内に向けて露出し臨んでいる。この結果、内周壁26内は、取付筒部27を介して野菜収納箱11、特に上ケース11b内に連通する。したがって、野菜室温度センサ22は、野菜収納箱11の上方に位置して、野菜収納箱11内の温度を検出するようになる。そして、係止部材33が取付筒部27に係止することにより、防風ケース23と防風板21とがシール部材32を介して密着するようになり、冷気漏れを防止する。なお、防風ケース23において、外周壁25内には、野菜室温度センサ22の横方向周囲部を覆うように断熱材25aが配置され、内周壁26内には、野菜室温度センサ22の上部を覆うように断熱材26aが配置されている。
【0020】
図1に示すように、冷蔵室冷気ダクト14の前面部には、冷蔵室5の後部に位置させて冷蔵室温度センサ34が設けられている。この冷蔵室温度センサ34は、冷蔵室5内の温度を検出する。冷凍室冷気ダクト18の前面部には、冷凍室8の後部に位置させて冷凍室温度センサ35が設けられている。冷凍室温度センサ35は、冷凍室8内の温度を検出する。
【0021】
図1に示すように、野菜室6内の後部には、静電霧化装置36が配設されている。この静電霧化装置36は、図示はしないが、水が供給された状態のミスト放出ピンに負の高電圧が印加されると動作し、ミスト放出ピンの先端部に電荷が集中して、当該先端部に含まれる水に表面張力を超えるエネルギーが与えられることにより、ミスト放出ピンの先端部の水が分裂(レイリー分裂)して、先端部から微細なミスト状に放出されるようになる(静電霧化現象)構成である。ここで、ミスト状に放出された水粒子は、負に帯電しており、そのエネルギーによって生成したヒドロキシラジカル(除菌成分、脱臭成分)を含んでいる。したがって、強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルが各ミスト放出ピンからミストとともに野菜室6内に放出されるようになり、当該ヒドロキシラジカルの作用によって除菌や脱臭が可能となる。
【0022】
冷蔵庫本体1には、図1に示すように、機械室37が形成されている。この機械室37は、冷蔵庫本体1の外部に通じるものであり、機械室37内には、冷凍サイクルの圧縮機38が固定されている。冷凍サイクルは、圧縮機38から吐出される冷媒を凝縮器を介して三方弁39(図3参照)に供給し、三方弁39の切り換え動作により冷媒を冷蔵用キャピラリチューブを介して冷蔵室冷却器17に供給する場合と冷凍用キャピラリチューブを介して冷凍室冷却器20に供給する場合とを交互に行ない、そして、冷蔵室冷却器17或いは冷凍室冷却器20からの冷媒を圧縮機38に戻すように動作する。
【0023】
上記構成の電気的構成について、図3を参照して説明する。
制御手段たる制御装置40は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御装置40は、ROM40a、RAM40bおよびカウンタ40cなどを備えている。ROM40aには、各種制御プログラムおよび各種のデータが格納されている。RAM40bには、冷却運転に必要な制御プログラムおよびデータが書き込まれるものである。また、制御装置40には、書き換え可能な不揮発性メモリとしてEEPROM41が接続されている。EEPROM41には、後述するように、負荷量を判定するための閾値データ、負荷量に応じた冷蔵室送風機15の逆回転の運転時間およびその時の回転数のデータが書き込み記憶されている。
【0024】
制御装置40には、操作パネル42、野菜室温度センサ22、冷蔵室温度センサ34および冷凍室温度センサ35からの信号が入力されるようになっている。操作パネル42は、冷蔵室扉9の前面に設けられており、各種の設定、選択を行なう操作部および必要な表示を行なう表示部を有する。
【0025】
制御装置40は、上記各種の入力信号に基づき、ROM40aに格納されている制御プログラムを実行するために、例えば、圧縮機38の駆動・停止・回転数の制御、冷媒の供給先を冷蔵室冷却器17および冷凍室冷却器20の少なくとも一方へ切換える三方弁39の状態の切り換え、冷蔵室送風機15の駆動・停止、冷凍室送風機19の駆動・停止、除霜ヒータ20aの発熱・停止、静電霧化装置36の動作・停止などを、図示しない駆動回路を介して制御するようになっている。
【0026】
次に、上記一実施形態の作用につき、図4ないし図7をも参照して説明する。
制御装置40は、基本的には、冷凍温度帯の貯蔵室と、冷蔵温度帯の貯蔵室とを交互に冷却するように、冷凍サイクルの三方弁39、圧縮機38、冷凍室送風機19、冷蔵室送風機15を制御し、また、冷凍温度帯の貯蔵室の冷却を冷蔵温度帯の貯蔵室の冷却よりも優先する。
【0027】
冷凍温度帯の貯蔵室を冷却する場合(以下、F冷却という)には、圧縮機38を駆動させるとともに、三方弁39を、冷凍サイクルの冷媒が冷凍室冷却器20のみに流れる状態に切り換えた状態で、冷凍室送風機19を駆動させる。この状態では、冷凍室冷却器20により冷却された冷気が、冷凍室送風機19の送風作用により図1に矢印Aで示すように、各出口18bから製氷室7および冷凍室8内に供給された後、入口18aから冷凍室冷気ダクト18内に戻されるといった循環を行なうようになっている。これにより、それら製氷室7および冷凍室8が冷却される。このF冷却時には、冷蔵室冷却器17には冷媒は流れず、当該冷蔵室冷却器17の除霜運転が行なわれるが、この除霜運転については後述する。
【0028】
F冷却が終了すると、冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却するモードに切り換わる。冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する場合(以下、R冷却という)には、圧縮機38を駆動させるとともに、三方弁39を、冷凍サイクルの冷媒が冷蔵室冷却器17のみに流れる状態に切り換えた状態で、冷蔵室送風機15を正回転方向へ駆動させる。この状態では、冷蔵室冷却器17により冷却された冷気が、冷蔵室送風機15の送風作用により図1に矢印Bで示すように、冷気供給ダクト14を通り、各出口14bから冷蔵室5内へ吹き出され、冷蔵室5内を冷却する。冷蔵室5内を冷却した冷気は、主に上仕切板2の後部の通気口2aから防風板21の後部の隙間21aを通して野菜室6内へ供給される。このとき、上仕切板2の外周縁部と冷蔵庫本体1の内面との間には、構成上、隙間が形成されることが避けられないため、上仕切板2の左右両側の隙間からも冷蔵室5の冷気が野菜室6内へ漏出して供給されるようになる。そして、野菜室6内へ供給された冷気は、野菜室6内を冷却した後、後部の通風口16a、入口14aから冷蔵室冷気ダクト14内へ戻される。冷蔵室冷却器17により冷却された冷気がこのように循環することによって、冷蔵室5および野菜室6が冷却される。
【0029】
このR冷却時において、野菜室6内の上部には、野菜収納箱11(上ケース11bおよび下ケース11a)を上方から覆うように防風板21が設けられており、その後端部の立下り板部21bは、内面が野菜収納箱11における上ケース11bおよび下ケース11aから後方へ離間した状態で、斜め下方に延び、下端部が下ケース11aの上端部よりも下方に位置しているため、冷蔵室5側から野菜室6内へ流入する乾燥した冷気は、野菜収納箱11内には入り難くなっている。これにより、野菜収納箱11内に収納された野菜などの収納物からの蒸散が抑えられ、貯蔵物が乾燥し過ぎることを極力防止することができる。このR冷却時には、冷凍室冷却器20には冷媒は流れない。
【0030】
制御装置40は、冷凍室温度センサ35の検出温度が予め設定された設定温度以上になったと判断した場合には、R冷却を終了し、上述したF冷却に切り換える。このF冷却時には、同時に冷蔵室冷却器17の除霜運転(モード)が行なわれる。冷蔵室冷却器17の除霜運転は次のように行なわれる。冷蔵室冷却器17には冷媒は流さず、冷蔵室送風機15をまず正回転駆動する。すると、冷蔵室送風機15の送風作用により、図1の矢印Bで示すように、プラス温度の野菜室6内の空気が、入口14aから冷蔵室冷機ダクト14内に吸入されるとともに、冷蔵室冷気ダクト14の各出口14bから冷蔵室5内に供給され、冷蔵室5内の空気は、主に上仕切板2後部の通気口2aを通して野菜室6内へ流入するというように、空気が循環する。これにより、冷蔵室冷却器17の温度がプラスになり、当該冷蔵室冷却器17の除霜が行なわれる。そして、冷蔵室冷却器17の除霜が終了すると、冷蔵室送風機15の運転が停止される。
【0031】
図4は、前述したようにF冷却とR冷却とが交互に行なわれた場場合における野菜室6内への投入負荷量を判定するフローチャート、図5ないし図7は、その判定のための温度、周波数および回転数の特性図である。したがって、野菜室温度センサ22およびこの検出温度により負荷量を判断すべく図4のフローチャートを実行する制御装置40が負荷量検出手段を構成する。
【0032】
図5ないし図7において、冷蔵室温度TRは、冷蔵室温度センサ34が検出する冷蔵室5内の温度、野菜室温度TVは、野菜室温度センサ22が検出する野菜室6内(具体的には野菜収納箱11内)の温度、圧縮機周波数FCは、圧縮機38の回転数を示す駆動周波数、回転数RFは、冷蔵室送風機15の回転数のそれぞれの特性である。
【0033】
野菜室扉10が開閉されたときには、図5ないし図7に示すように、野菜室温度TVは、設定時間内に所定温度(野菜室扉10を開閉せず、しかも、野菜室6を冷却しないときの自然上昇温度)以上となる温度上昇特性たる立上り特性TVaを示すようになる。制御装置40は、この立上り特性TVaを検出する野菜室温度センサ22の検出信号から野菜室扉10が開閉されたと判定する。
【0034】
例えば、外気温度(冷蔵庫本体1外温度)が30℃の状態で、野菜収納箱11内の収納物を確認するために野菜室扉10が30秒間開閉され、或いは、野菜収納箱11内から収納物を取り出すために野菜室扉10が30秒間開閉された場合には、野菜室温度TVは、図5に示すように、立上り特性TVaを示した後(野菜室扉10の開閉後)、所定時間内に設定温度以上低下して安定状態になる、すなわち、安定状態まで低下する立下り特性TVbを示すようになる。この場合、野菜室温度TVが安定状態に低下するまでに要したR冷却の回数は、例えば所定回数たる2回未満の1回である。制御装置40は、この立下り特性TVbを検出する野菜室温度センサ22の検出信号から野菜室扉10が単に開閉されたと判定する。
【0035】
しかして、野菜室扉10を開閉して野菜収納箱11内に野菜などの収納物を投入収納した場合には、野菜室温度TVは、図6或いは図7に示すように、投入収納された収納物の温度の影響により、立上り特性TVaを示した後(野菜室扉10の開閉後)、所定時間内に設定温度以上は低下しない、換言すれば、設定温度未満の低下しかない立下り特性TVc或いはTVdを示すようになる。制御装置40は、この立下り特性TVc、TVdを検出する野菜室温度センサ22の検出信号から野菜室扉10が収納物の投入のために開閉された(収納物投入ありの開閉)と判定する。
【0036】
図6は、外気温度30℃の状態で、野菜室6内に2kgの収納物(負荷)を投入収納した場合を示し、野菜室温度TVが安定状態に低下するまでに要したR冷却の回数は、例えば所定回数たる2回以上の2回である。図7は、外気温度30℃の状態で、野菜室6内に5.5kgの収納物(負荷)を投入収納した場合を示し、野菜室温度TVが安定状態に低下するまでに要したR冷却の回数は、例えば所定値たる2回以上の6回である。
【0037】
以上のような状態の下に、この一実施形態の作用について、図4のフローチャートを参照して説明するに、制御装置40は、動作を開始(スタート)すると、次のような動作を実行する。
野菜室温度センサ22の検出により、野菜室6内の温度が上昇したか否かを判断し(判断ステップS1)、温度上昇がなければ、この判断ステップS1を繰り返す(判断ステップS1で「NO」)。野菜室6内に温度上昇があれば(判断ステップS1で「YES」)、カウンタ40cにR冷却の回数のカウント動作を開始させる(処理ステップS2)。この場合、カウント値A1の初期値は零(A1=0)である。
【0038】
制御装置40は、野菜室6内の温度が安定状態に低下したか(安定状態を示す温度に到達したか)否かを判断し(判断ステップS3)、達していないときには(判断ステップS3で「NO」)、この判断ステップS3を繰り返す。野菜室6内の温度が安定状態に低下したときには(判断ステップS3で「YES」)、カウンタ40cによるカウント動作を終了させる(処理ステップS4)。
【0039】
制御装置40は、カウンタ40cのカウント値A1(R冷却回数)が所定値たる2回以上(A1≧2)か否かを判断し(判断ステップS5)、図5に示すように、2回未満(A1<2)のときには(判断ステップS5で「NO」)、野菜室扉10の単なる開閉と判定(処理ステップS6)する。そして、制御装置40は、野菜室扉10が収納物の投入のために開閉された(収納物投入ありの開閉)と判断した場合には(判断ステップS5で「YES」)、投入負荷量を判定する処理に移行する(処理ステップS7)。
【0040】
制御装置40は、カウンタ40cのカウント値A1が2回(A1=2)か否かを判断し(判断ステップS8)、「YES」の場合(A1=2)には、負荷量が「少ない」と判定し(処理ステップS9)、処理ステップS10になる。この処理ステップS10では、上述したように、野菜室6内に「少ない」負荷量が投入された場合には、制御装置40は、図6に示すように、その後に冷蔵室冷却器17の除霜が行なわれるときに、冷蔵室送風機15を設定された大運転時間(例えば5分間)逆回転させ、その回転数を大回転数(例えば2000rpm)に設定する。図6では、逆回転方向を(−)で示す。これにより、冷蔵室冷却器17を除霜して湿気を帯びた空気(除霜空気)が、通風口16aから野菜室6内へ吹き出され、野菜室6内が加湿される。
【0041】
また、制御装置40は、この場合には、静電霧化装置36を動作させる。これにより、静電霧化装置36は、強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルが各ミスト放出ピンからミストとともに野菜室6内に放出されるようになり、当該ヒドロキシラジカルの作用によって収納物、特に、新たに投入された収納物からの除菌や脱臭が可能となる。
【0042】
制御装置40は、R冷却回数(カウント値A1)が2回を超える(A1>2)ときには(判断ステップS8で「NO」)、R冷却回数(カウント値A1)が3回(A1=3)か否か判断し(判断ステップS11)、「YES」のときには、負荷量が「普通」と判定し(処理ステップS12)、処理ステップS10になる。制御装置40は、この場合には、その後の冷蔵室冷却器17の除霜運転時において、冷蔵室送風機15を設定された中運転時間(例えば3分間)逆回転させ、その回転数を中回転数(例えば1500rpm)に設定し、更に、静電霧化装置36を動作させる。
【0043】
制御装置40は、図7に示すように、R冷却回数(カウント値A1)が3回を超える(A1>3)ときには(判断ステップS11で「NO」)、負荷量が「多い」と判定し(処理ステップS13)、処理ステップS10になる。制御装置40は、この場合には、図7に示すように、その後の冷蔵室冷却器17の除霜運転時において、冷蔵室送風機15を設定された小運転時間(例えば1分間)逆回転(−)させ、その回転数を小回転数(例えば1000rpm)に設定し、更に、静電霧化装置36を動作させる。制御装置40は、その後、処理ステップS10を終了すれば、動作終了(エンド)となる。
【0044】
なお、制御装置40は、定期的に冷凍室冷却器20の除霜を行なう。この冷凍室冷却器20の除霜は、圧縮機38の運転を停止させた状態で、除霜ヒータ20aを発熱させることによって行われる。また、この冷凍室冷却器20の除霜運転時には、冷蔵室冷却器17の除霜も同時に行なわれる。冷蔵室冷却器17の除霜運転は前述した通りである。
【0045】
この冷凍室冷却器20の除霜時には、圧縮機38が停止されるので、冷蔵室5および野菜室6内の温度にも少なからず影響を及ぼすものである。そこで、制御装置40は、野菜室温度センサ22の検出により、野菜室温度が上昇し安定状態に低下するまでの間に、冷凍室冷却器20の除霜運転があったときには、その時のR冷却は、R冷却回数にカウントしないようにする。
【0046】
なお、一実施形態では、上述したような、負荷量を判定するためのR冷却回数の閾値たる「2回」、「3回」、負荷量に応じた冷蔵室送風機15の逆回転の大運転時間(例えば5分間)、中運転時間(例えば3分間)、小運転時間(例えば1分間)、大回転数(例えば2000rpm)、中回転数(例えば1500rpm)、小回転数(例えば1000rpm)は、EEPROM41に書き込み記憶されている。この一実施形態の冷蔵庫のメーカにおいては、このEEPROM41と同種のEEPROMは、貯蔵容量の異なる種々の機種に共通に使用されるものであり、機種によって負荷量を判定するためのR冷却回転数の閾値、負荷量に応じた冷蔵室送風機の逆回転の大運転時間、中運転時間、小運転時間、大回転数、中回転数、小回転数の設定値は、それぞれ異なるものであるが、EEPROMであるがゆえにこれらの書き換え設定は極めて容易であり、EEPROMのコストダウンを図ることができる。
【0047】
このように、一実施形態によれば、制御装置40は、野菜室6内の温度を検出する野菜室温度センサ22の検出温度から野菜室扉10の開閉の基づき野菜室6内に投入された野菜などの収納物の量たる負荷量を検出し、その後の冷蔵室冷却器17の除霜運転時に冷蔵室送風機15を逆回転させて冷蔵室冷却器17を除霜して湿気を帯びた空気を野菜室6内に送り込むようにしたので、投入された負荷たる野菜などの収納物に加湿を行なうことができる。そして、制御装置40は、野菜室6内に投入された負荷量に応じて冷蔵室送風機15の逆回転の運転状態を変化させるようにしたので、具体的には、負荷量が「少ない」ときには、運転時間を例えば5分間、回転数を例えば2000rpmに設定し、負荷量が「普通」のときには、運転時間を例えば3分間、回転数を例えば1500rpmに設定し、負荷量が「多い」時には、運転時間を例えば1分間、回転数を例えば1000rpmに設定するように、負荷量が多いほど運転時間を短く且つ回転数を低く設定するようにしたので、負荷量に応じて最適な加湿を行なうことができる。この場合、負荷量が多いほど冷蔵室送風機15の逆転の運転時間を短く且つ回転数を低く設定する理由は、投入された負荷量が多いと、負荷たる野菜などの収納物から放出される水分が多くなるので、過剰な加湿にならないようにし、野菜室6に対する露付きを防止するためである。
【0048】
また、制御装置40は、野菜室6内の温度を検出する野菜室温度センサ22の検出温度が上昇してから安定状態に低下するまでに要したR冷却の回数を検出して、そのR冷却の回数が所定値たる閾値2回未満のときには、野菜室扉10の単なる開閉と判断し、R冷却回数が所定値たる閾値2回以上のときには、負荷の投入を伴う野菜室扉10の開閉と判断し、更に、R冷却の回数によって負荷量を「少ない」、「普通」、「多い」の3段階に判定するようにしたので、1個の野菜室温度センサ22を用いるだけで、野菜室扉10の単なる開閉と負荷を投入のための開閉とを判定することができるとともに、負荷量の判定も3段階に行なうことができる。
【0049】
更に、野菜室6の上部に防風板21を設けたことにより、冷蔵室5から野菜室6側へ流入する乾燥冷気が野菜収納箱11内へ直接流入することを極力防止でき、野菜収納箱11内に収納された野菜などの収納物からの蒸散が抑えられ、収納物が乾燥し過ぎることを極力防止することができる。この場合、防風板21には、防風ケース23を介して野菜収納箱11内の温度を検出する野菜室温度センサ22を設けるようにしたので、野菜室温度センサ22により野菜室6内の野菜収納箱11内の収納物の温度を冷気に影響されることなく応答性よく検出することができる。
【0050】
そして、制御装置40は、野菜室扉10の収納物投入ありの開閉と判断したときには、静電霧化装置36を動作させて、強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルがミストとともに野菜室6内に放出させるようになるので、当該ヒドロキシラジカルの作用によって収納物、特に、新たに投入された収納物からの除菌や脱臭が可能となる。なお、静電霧化装置36は、負荷量が多いほど動作時間を長くする。
【0051】
(その他の実施形態)
上記実施形態では、負荷量に応じた冷蔵室送風機15の逆回転の運転状態の変化として、負荷量が多いほど運転時間を短く且つ回転数を低くなるように双方を変化させるようにしたが、一方のみを変化させるようにしてもよい。
上記実施形態では、負荷量検出手段として野菜室温度センサ22およびその検出温度により負荷量を判定する制御装置40を設けるようにしたが、代わりに、野菜室6内への流入空気(冷気)の温度および野菜室6から流出される空気(排気)の温度をそれぞれ検出する2つの温度センサ並びにこれらの温度差から負荷量を判定する制御装置を設けるようにしてもよく、或いは、負荷からの反射光を検出する光センサおよびその検出値から負荷量を判定する制御装置を設けるようにしてもよく、若しくは、負荷の重量(負荷量)を直接検出する重量センサを設けるようにしてもよい。
【0052】
上記実施形態は、冷蔵室冷却器17および冷凍室冷却器20を有する冷凍冷蔵庫に適用した場合であるが、冷凍温度帯の製氷室7および冷凍室8を有さない冷蔵庫に適用してもよい。
このように、本実施形態の冷蔵庫によれば、冷蔵温度帯の貯蔵室としての冷蔵室と野菜室とが配置された冷蔵庫本体と、この冷蔵庫本体に設けられた冷却器および送風機と、前記野菜室内に投入された野菜などの収納物の量たる負荷量を検出する負荷量検出手段と、前記冷却器に冷媒を供給し且つ前記送風機を正回転させて前記冷却器からの冷気を前記冷蔵室側に供給し冷却器に戻すように循環させることにより該冷蔵室を冷却する冷却運転と、前記冷却器への冷媒供給を停止して前記送風機を回転させることにより該冷却器を除霜する除霜運転とを交互に行なうように制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記負荷量検出手段が負荷量を検出したときには、除霜運転時に、前記送風機を逆回転させて前記冷却器を通る空気を前記野菜室側に供給するとともに、その送風機の逆回転の運転状態を前記負荷量検出手段の検出負荷量に応じて変化させるように構成されていることを特徴とする。このような構成によれば、野菜室内に投入された野菜などの収納物の量たる負荷量に応じた除霜空気による最適な加湿を行なうことができ、過剰加湿による野菜室に対する露付きを防止できる。
【0053】
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0054】
図面中、1は冷蔵庫本体、5は冷蔵室(冷蔵温度帯の貯蔵室)、6は野菜室(冷蔵温度帯の貯蔵室)、10は野菜室扉、15は冷蔵室送風機(送風機)、17は冷蔵室冷却器(冷却器)、22は野菜室温度センサ(負荷量検出手段)、38は圧縮機、40は制御装置(制御手段、負荷量検出手段)を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷蔵温度帯の貯蔵室としての冷蔵室と野菜室とが配置された冷蔵庫本体と、
この冷蔵庫本体に設けられた冷却器および送風機と、
前記野菜室内に投入された野菜などの収納物の量たる負荷量を検出する負荷量検出手段と、
前記冷却器に冷媒を供給し且つ前記送風機を正回転させて前記冷却器からの冷気を前記冷蔵室側に供給し冷却器に戻すように循環させることにより該冷蔵室を冷却する冷却運転と、前記冷却器への冷媒供給を停止して前記送風機を回転させることにより該冷却器を除霜する除霜運転とを交互に行なうように制御する制御手段とを具備し、
前記制御手段は、前記負荷量検出手段が負荷量を検出したときには、除霜運転時に、前記送風機を逆回転させて前記冷却器を通る空気を前記野菜室側に供給するとともに、その送風機の逆回転の運転状態を前記負荷量検出手段の検出負荷量に応じて変化させるように構成されていることを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】
送風機の逆回転の運転状態の変化は、運転時間の変化として設定され、その運転時間は、負荷量が大なるほど短くなるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項3】
送風機の逆回転の運転状態の変化は、回転数の変化として設定され、その回転数は、負荷量が大なるほど低くなるように設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2013−92269(P2013−92269A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−232798(P2011−232798)
【出願日】平成23年10月24日(2011.10.24)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(502285664)東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社 (2,480)
【出願人】(503376518)東芝ホームアプライアンス株式会社 (2,436)
【Fターム(参考)】