説明

刈刃の着脱構造

【課題】回転ドラムに対して一連の固定座と取付軸を設定して、フレール爪の複数の装着部位をまとめて着脱可能とした刈刃の着脱構造を提供する。
【解決手段】水平方向に延設されて動力によって駆動される回転ドラム6と、回転ドラム6外周に間隔を置いて取り付けられる多数のフレール爪11とを備えた草刈機に適用する刈刃の着脱構造であって、回転ドラム6にフレール爪11の取付軸13を配置し、取付軸13を着脱させて、複数の装着部位に取付けられたフレール爪11を同時に着脱可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は刈刃の着脱構造に関し、特に、回転ドラムに対して一連の固定座と取付軸を設定して、フレール爪の複数の装着部位をまとめて着脱可能とした刈刃の着脱構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、雑草類、牧草類の草刈機として、フレール爪を備えたフレールモア等の乗用草刈機が開発されている。
この乗用草刈機は、原動機による走行部及び刈取部と備え、走行しながら回転ドラムに取付けられたフレール爪をアップカット方式、またはダウンカット方式により回転させて雑草や牧草の刈取りを行うものである。
このような、フレール爪を備えたフレールモアの従来例として例えば特許文献1の技術が公知であり、フレール爪の取付け部位に関する技術として特許文献2の技術が公知である。
【特許文献1】特開2001−161137号公報
【特許文献2】実公昭60−33783号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1、2の技術はいずれも回転ドラムの外周にフレール爪を取り付けて、草刈を行う草刈機に関する技術であるが、これらの従来例によれば、フレール爪の取付けドラムにホルダを介して2枚のフレール爪をピンにて連結し、2枚のフレール爪ごとにピンが必要となるために、取付け部位が多数のカ所になり着脱が極めて困難という問題があった。
つまり、フレール爪は地表面の石と接触するために刃先が摩耗が激しく、頻繁に刃先の取り替えが必要とされるが、一度に全体のピンやボルトを取り外し、取付け作業をすることは極めて困難である。
本発明は係る従来の問題点を解決するためになされたものであってその目的とするところは、回転ドラムに対して一連の固定座と取付軸を設定して、フレール爪の複数の装着部位をまとめて着脱可能とした刈刃の着脱構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するための手段として、水平方向に延設されて動力によって駆動される回転体と、回転体外周に間隔を置いて取り付けられる多数の刈刃とを備えた草刈機に適用する刈刃の着脱構造であって、前記回転体に刈刃の取付軸を配置し、前記取付軸を着脱させて、複数の装着部位に取付けられた刈刃を同時に着脱可能としたことを特徴とする。
【0005】
請求項2記載の刈刃の着脱構造では、請求項1記載の刈刃の着脱構造において、前記取付軸は回転体上に回転軸と平行に配設されており、前記取付軸は回転体軸方向の左右の間をスライドさせて着脱する構成とした。
【0006】
請求項3記載の刈刃の着脱構造では、請求項2記載の刈刃の着脱構造において、回転体の軸方向を複数に分割してそれぞれの刈取幅を担当する取付軸を配置し、取付軸を回転ドラムの回転方向に対して等間隔で取付け、隣接する刈取幅を担当する取付軸の取付け部位を、回転方向に対して互いにずらした位置に設定したことを特徴とする。
【0007】
請求項4記載の刈刃の着脱構造では、請求項3記載の刈刃の着脱構造において、回転体を軸方向に2分してそれぞれの刈取幅を担当する取付軸を配置し、取付軸を回転ドラムの回転方向に対して4等分した位置に取付け、隣接する刈取幅を担当する取付軸の取付け部位を、回転方向に対して互いに45度ずらした位置に設定したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
前記構成を採用したことにより、本発明では次の効果を有する。
請求項1記載の刈刃の着脱構造においては、刈取部の回転体に刈刃の取付軸を配置し、その取付軸を着脱させて、複数の装着部位に取付けられた刈刃を同時に着脱可能としたので、取付軸を1本着脱するのみで同時に複数の刈刃の交換を行うことができる。
従来では刈刃の装着部位単位ごとに刈刃の着脱を行なわなければならなかったが、本発明では複数の装着部位をまとめて着脱することができる。
【0009】
請求項2記載の刈刃の着脱構造においては、取付軸は回転体上に回転軸と平行に配設され、取付軸は回転体軸方向の左右の間をスライドさせて着脱する構成としたので、刈取部両側面を覆うカバーとの接触を回避して着脱スペースを確保することができる。
つまり、回転ドラムの左右側面はカバーによって覆われているために、カバー側へ取付軸をスライドさせることは不可能であるが、回転軸の左右の間にスライドスペースを確保したので、カバーと接触せずに取付軸をスライドさせることができる。
【0010】
請求項3記載の刈刃の着脱構造においては、回転体の軸方向を複数に分割してそれぞれの刈取幅を担当する取付軸を配置し、取付軸を回転ドラムの回転方向に対して等間隔で取付け、隣接する刈取幅を担当する取付軸の取付け部位を、回転方向に対して互いにずらした位置に設定したので、横に隣接する固定座との接触を回避して取付軸のスライドスペースを確保することができる。
【0011】
請求項4記載の刈刃の着脱構造においては、回転体を軸方向に2分してそれぞれの刈取幅を担当する取付軸を配置し、取付軸を回転ドラムの回転方向に対して4等分した位置に取付け、隣接する刈取幅を担当する取付軸の取付け部位を、回転方向に対して互いに45度ずらした位置に設定したので、左右それぞれに4連、左右合わせて8連のフレール爪を配置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面に基づいて本発明の刈刃の着脱構造を実現する最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0013】
本発明の刈刃の着脱構造を説明する。
図1は本発明を適用した乗用草刈機の斜視図、図2は刈刃を装着した回転ドラムの平面図、図3は取付軸を外した状態の説明図、図4は固定座の説明図、図5はフレール爪の配置状態を示す説明図、図6は回転ドラムの側面図である。
【0014】
本発明の刈刃の着脱構造を適用した乗用草刈機1は、図1に示すように、クローラ2を備えた走行機体3と、走行機体3の後部に配置された操作部4と、走行機体の前方に配置された刈取部5を主要な構成としている。
操作部4には作業者の搭乗部が配置され、搭乗部の周囲には操舵レバー、クラッチ、ブレーキ、刈取部の昇降レバー等の各種操作レバーが配置されている。
【0015】
前記刈取部5は走行機体の前方に付き出した状態で昇降自在とされ、刈取部5の内部には水平方向に回転ドラム6(回転体)が配設されている。
刈取部5の外側はカバー7によって覆われ、小石等の飛び出しが防止されている。
カバー7は回転ドラムの左右、前後、上面を覆い、下面は開口されて地表面の雑草類と刈刃が接触して刈り取る構成となっている。
カバー前方には取っ手8が備えられ、取っ手8操作によりカバー前方が開閉可能とされ、メンテナンス時にはここを開けて、刈刃の取り替等を行うことができる。
また、カバーの左右両端にはソリ9が配置されている。このソリ9は草刈り走行中に地表面に接触して刈刃を地表面から一定の位置に維持した状態で刈取部5をスムーズにスライドさせる部位である。
【0016】
回転ドラム6は車両の進行方向に対して左右水平方向へ配設されている(図2、3参照)。
回転ドラム6の回転軸(中心軸)は左右端10が回転自在に軸支され、一端側にはベルトが架け渡されて動力が伝達される構成となっている。
回転ドラム6が回転することにより、ドラム外周に接続されたフレール爪11(刈刃)がアップカット方式またはダウンカット方式により雑草類を刈り取る。
【0017】
ドラムの胴体(外周)には刈刃を取付けるための固定座12が配置されている。この固定座12は、所定幅を有した一連の凸条隆起部を回転ドラムの外周に回転軸と平行に熔接等によって固定したものである。
図4(a)は固定座の正面図、図4(b)は固定座の平面図、図4(a)は固定座の側面図を示している。
【0018】
固定座12は、回転ドラム6の回転軸の左右中心部から軸方向に2分して、それぞれの刈取幅を担当する長さを有している。
各固定座12は回転ドラムの中心軸(回転軸)と平行に配置され、一連の固定座の左右方向の長さは回転ドラム6の回転軸の長さの約1/2とされている。
また、左右の固定座12はそれぞれ回転方向に対して4連配置されており、4連の固定座12は回転ドラムの回転方向に対して4等分した位置に取付けられている。つまり、回転ドラム6の回転時の動バランスを保つために回転ドラムの回転中心から各固定座12を結ぶライン、いわゆる中心角が90度に設定されている。
固定座12は左右それぞれに4連、左右合計で8連の固定座12が配置されている。そして、左右の固定座12の位置は回転方向に対して互いに45度ずらした位置に設定されている。このため固定座12の固定位置を側面から見ると、回転ドラム6の中心軸から外方向に向けて8カ所に放射状に突起している。(図6参照)。
【0019】
前記固定座12に沿って、後述する取付軸13がスライド着脱されるが、隣接する固定座は互いに45度ずらしていることにより、取付軸13のスライドスペースが確保されることになっている。
つまり、固定座12の真横に固定座12が在ると、取付軸13をスライドさせる時に真横の固定座12に接触してスライド出来ない。しかし、隣接する固定座12を互いにずらした位置に設定していることにより、取付軸13が固定座12に干渉せずにスライドさせることができるようになっている。
【0020】
前記固定座12は両側面に取付軸13の挿入孔14が形成され、両側面に挟まれた中間部分には取付軸のスライド孔15が形成され、一連の固定座12の上面には間隔をおいて爪ホルダの装着溝16が形成されている。
この装着溝16は固定座12の上面を2カ所切削した形状であり、2カ所の装着溝16が対をなして一カ所の装着部位を形成し、その装着部位が固定座の全長に亘って合計5カ所に形成されている。
この装着溝16は後述する爪ホルダ17の左右辺が嵌め込まれる部位であり、爪ホルダ17を嵌め込んだ後に横から爪ホルダ17の挿通孔に取付軸13を通過させて、取付軸13を介して爪ホルダ17を固定座12に取り付ける。
【0021】
取付軸13は固定座に挿通して回転ドラムの回転軸と平行に固定される金属軸であり、拡径した頭部13aと、頭部から伸びる軸部13bと、先端のボルト締着部13cを備えている。
取付けに際しては、取付軸を固定座の側面から挿入し、一連の固定座のスライド孔を通過させながら、拡径した頭部が側面に突き当たるまで差し込む。すると、取付軸の先端が固定座の反対側面に露出するので、露出した先端にボルト18を締着し、固定座に取付軸を固定する。
取付軸13は固定座に沿って回転ドラム6の中心軸と平行に取付けられる。
尚、取付軸13の着脱に際しては後述するフレール爪11及び爪ホルダ17の着脱を同時に行なう。
【0022】
爪ホルダ17は、固定座に対してフレール爪を連結する部材であり、左右辺とその左右辺を結ぶ丸底部を有し、全体形状は「U」字形をなしている。
爪ホルダ17の左右辺の上部には取付軸13の挿通孔が形成されており、この挿通孔13を貫通して取付軸13が通過する構成となっている。
爪ホルダ17の取付けに際しては左右辺の上部を装着溝16に入れ込み、装着溝16の横から進入する取付軸13を孔に通過させて取り付ける。
左右辺の先端部分の挿通孔に取付軸13が遊嵌して所定幅の回動角度が確保されて取付けられる。
【0023】
フレール爪11は地表面の雑草類に接触する刈刃であり、平板材を2つ折りにした「く」の字形状とされ、爪ホルダへ取付けられる基部の平板部11aと、平板部11aから斜め外側へ屈曲した刃先11bを備えている。
基部の平板部11aには爪ホルダの取付け孔が形成され、先方には刃先11bが形成されている。
フレール爪11は2枚の基部同士が背中合わせに貼り合わせた状態で取付けられ、背中合わせに密接させたフレール爪11の取付け孔同士を位置合わせして、その位置合わせした取付け孔にU字状の爪ホルダ17を挿入して、爪ホルダ17の丸底部から2枚のフレール爪11を吊り下げた状態で装着する。
2枚のフレール爪11を爪ホルダ17に装着すると、フレール爪11の先端部分は各々外側へ折り曲がり、2枚のフレール爪11を貼り合わせた形状は「Y」字形とされ、Y字に分岐した先が刃先として機能する。
【0024】
これら2枚のフレール爪11は爪ホルダ17から吊り下げられた状態であり、さらに爪ホルダ自体も取付軸に対して一定の回動角度を有している。
このため、回転ドラムが回転すると遠心力により爪ホルダ17及びフレール爪11が放射状に突起して雑草類を刈り取る。しかし、刈刃が小石等に衝突した場合には爪ホルダ17又はフレール爪11が後退して衝撃を緩和する。
刃先は平板の前後2カ所に形成されており、摩耗した際にはフレール爪11を一旦取り外し、裏返して装着することにより新規な刃先に入れ替え可能である。
【0025】
本実施例では、2枚のフレール爪11が合わさって取付けられた装着部位が1連の固定座または取付軸に5カ所形成され、全体で8本の固定座12及び取付軸13が配置されているので、回転ドラム全体で合計40カ所の装着部位が形成されている。
【0026】
次に、図5は回転ドラムを平面的に展開して8連の固定座12に取付けられたフレール爪11のそれぞれの配置状態を示している。
フレール爪11の取付け位置は図5に示すように、1連の固定座12上に横5列の装着部位が配置され、装着部位によっては横に刈取り隙間が空けられている。この刈取り隙間は図5に示すように後続のフレール爪11が位置しているので、回転方向に1〜4連のフレール爪が順次通過して隙間無く刈取幅をカバーしている。
【0027】
ところで、一般にフレールモアは、フレール爪11を高速で回転させ、このときの遠心力でフレール爪を回転ドラムの軸中心に対し放射状に延伸させて作業を行う。このため、回転ドラム6の回転時の動バランスを確保するバランサーを適宜装着する。
【0028】
次に、本発明の作用を説明する。
搭乗者が各種レバー操作を行いながら乗用草刈機を走行させ、フレール爪11によりアップカット刈りまたはダウンカット刈りにより雑草類を刈取る。
刈刃が摩耗等により損傷した場合にはカバーを開いてフレール爪11の取り替えを行う。
フレール爪を外す作業は、取付軸先端のボルト18を外し、取付軸13を固定座12からスライドさせて引き抜く。
このとき、取付軸13の引き抜き方向に位置する固定座12は回転ドラム6の回転方向に対して45度ずれた位置に設定されているので、取付軸13のスライドスペースが確保されている。
回転ドラム6の左右はカバーによって閉塞されているので、このカバー方向へ取付軸13をスライドさせることはできない。しかし、固定座12及び取付軸13はドラム回転軸の1/2よりも短い長さに設定されているので、回転ドラム6の左右の間をスライドさせて引き抜くことができる。
【0029】
取付軸13を引き抜くことによって、5カ所の装着部位のフレール爪11が取り外されるので、このフレール爪11を入れ換え、爪ホルダ17に装着して、爪ホルダ17を固定座12の溝16に差し込み、取付軸13を固定座12に差し込む。
取付軸13の差し込みに際しては、引き抜きと同様に、隣接する固定座との干渉が排除されているので、スライド装着が可能である。
従来のフレール爪の装着方法は、特開2001−161137号公報、実公昭60−33783号公報に記載されたとおり、一カ所ごとにピン、ボルト等でフレール爪の着脱をしなければならなかったが、本実施例では1本の取付軸の着脱により同時に5カ所の装着部位の着脱が可能となっている。
【0030】
次に、図7は第2実施例に係る刈刃を装着した回転体の平面図である。
前記第1実施例は「U」字状の爪ホルダ17を介してフレール爪11を取り付ける方法としたが、第2実施例に係る刈刃の着脱構造は「U」字状の爪ホルダ17を使用せずに、フレール爪11を取付軸13に直接取り付ける構成である。
フレール爪11は取付軸13に遊嵌して取付けられるので、前記第1実施例と同様に、回転ドラムが回転すると遠心力によりフレール爪11が放射状に突起して雑草類を刈り取り、フレール爪11が小石等に衝突した場合にはフレール爪11が後退して衝撃を緩和する。
その他の作用効果については前記第1実施例と同様である。
【0031】
以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では取付軸13の長さを回転ドラム6の回転軸の約1/2としたが、回転ドラムの左右を閉塞するカバーの間をスライドさせることができる長さであれば実現可能であり、回転ドラムの両端の閉塞構造等によって、1/2より多少長く、あるいはそれよりも短く設定することは可能である。
また、前記実施例では回転ドラム6上に左右2列の固定座12、取付軸13を配置する構成としたが、3列以上の固定座12、取付軸13を配置する場合であっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明を適用した乗用草刈機の斜視図である。
【図2】刈刃を装着した回転ドラムの平面図である。
【図3】取付軸を外した状態の説明図である。
【図4】固定座の説明図である。
【図5】フレール爪の配置状態を示す説明図である。
【図6】回転ドラムの側面図である。
【図7】第2実施例に係る刈刃を装着した回転体の平面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 乗用草刈機
2 クローラ
3 走行機体
4 操作部
5 刈取部
6 回転ドラム
7 カバー
8 取っ手
9 ソリ
10 左右端
11 フレール爪
12 固定座
13 取付軸
14 挿入孔
15 スライド孔
16 装着溝
17 爪ホルダ
18 ボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水平方向に延設されて動力によって駆動される回転体と、
回転体外周に間隔を置いて取り付けられる多数の刈刃とを備えた草刈機に適用する刈刃の着脱構造であって、
前記回転体に刈刃の取付軸を配置し、
前記取付軸を着脱させて、複数の装着部位に取付けられた刈刃を同時に着脱可能としたことを特徴とする刈刃の着脱構造。
【請求項2】
前記取付軸は回転体上に回転軸と平行に配設されており、
前記取付軸は回転体軸方向の左右の間をスライドさせて着脱する構成とした請求項1記載の刈刃の着脱構造。
【請求項3】
回転体の軸方向を複数に分割してそれぞれの刈取幅を担当する取付軸を配置し、
取付軸を回転ドラムの回転方向に対して等間隔で取付け、
隣接する刈取幅を担当する取付軸の取付け部位を、回転方向に対して互いにずらした位置に設定したことを特徴とする請求項2記載の刈刃の着脱構造。
【請求項4】
回転体を軸方向に2分してそれぞれの刈取幅を担当する取付軸を配置し、
取付軸を回転ドラムの回転方向に対して4等分した位置に取付け、
隣接する刈取幅を担当する取付軸の取付け部位を、回転方向に対して互いに45度ずらした位置に設定したことを特徴とする請求項3記載の刈刃の着脱構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−235753(P2012−235753A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−107974(P2011−107974)
【出願日】平成23年5月13日(2011.5.13)
【出願人】(390005234)株式会社筑水キャニコム (21)
【Fターム(参考)】