説明

厨房システムと食材、廃物の処理方法、装置

【課題】家庭、業務用の調理、厨房回り器具、廃包装容器、廃物、食材、家庭用品、室内空気浄化等の清浄化機器を備え防疫、アレルギー、家屋安全対策可能な厨房システム
【解決手段】ミニプラントとして混合ゴミを最小に抑制する資源化、加熱乾燥減容、乾燥剤再生利用、臭気排気処理等の組合せからなる。温度測定制御警報系を兼用、或は時間分割利用した正確制御、可動吸引口による過大換気抑制、排気浄化、熱気利用、圧縮装置設置、下水からの汚染防止、出し入れ可能なゴミ、空気浄化機、同再生機能等の組み込みで厨房の汚れを防止し精密機器、ディスプレイ設置、共通モーター設置等を可能にし、温室度素子で居室の温湿度、防災管理もできる。機器収容部設置で逐次追加も容易。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家庭、産業の食材処理、廃物の資源化、ゴミゼロ、アレルギー・シックハウス対策等が可能な厨房又は作業システム構成に適した装置で同時に省力、利便性家庭電器、器具を提供する。廃物等の簡易な殺菌清潔化、減容、安全な保管、収集、減量輸送、資源化システムに適し経済化、安全、疾病感染事故等の防止に関するもので、地球温暖化対策、医療、室内環境の改善と疫学的健康対策分野にも有用である。
【背景技術】
【0002】
従来、ゴミ発生源での殺菌、減容、取り扱いの安全、容易化の考えは乏しく、家庭のゴミ減容技術も生ゴミ処理以外は事実上なかった。家庭や事業所のゴミをその場で全部区分けして混合ゴミにせずに減容、殺菌、清潔化し、経済的な収集、運搬、資源化をはかるシステムはなかった。家庭電器としての生ゴミ処理機はエネルギー消費を増すものが多く、エネルギー回収と発生に寄与するものは殆どなかった。生ゴミの堆肥化は限界があり、常時電気乾燥は社会的総合コストの見地から好ましくない。消費によって分散した資源の回収は困難で系統的技術はなかった。原因はゴミとして扱う伝統的方法は嵩高で輸送と集積の効率が悪くコスト高、不潔、であって、特に有用な資源として回収の可能性があるものも、嵩高、不潔な混合ゴミの中に埋没している。最近、烏から鶏インフルエンザウイルスが検出され、抑制が必要になった。廃プラスチック、紙屑についても低コスト、省力、省エネが求められている。資源回収と防疫を同時に解決する技術はなかった。ガラス瓶、陶磁器、割れた板ガラスの処理機はなく家庭及び収集運搬従業者の危険、コスト高、埋立費増大になっている。理由は危険性である。また嵩高ゴミの輸送用燃料節約・炭酸ガス発生抑制、厨房燃料からの炭酸ガス、特に家庭での可燃性の生ゴミ、廃プラスチック、紙屑、食品加工廃物、包装容器廃物、特殊な医療、介護廃棄物、不燃性の金属缶等は発生源では減容も消毒されることなく日常的に収集、運搬、処理され不潔と高コストに慣れていた。一方、最近の強感染性のO−157、SARS、鶏ウィルス等がサービス業、家庭まで影響を与える事態になり清潔化の強化が必要になってきたが疾病の集団発生の防止、病原体、毒物の意図的散布に備えるゴミ、時には物品の殺菌、下水からの逆流による有害物の家屋、事業所等への侵入防止が必要であるが、低コスト、簡易、安全な技術がなかった。これらは在来型のゴミ処理収集運搬の不潔、不快な外観、労働集約性の問題に連動している。ウィルスは75℃、1分以上の加熱殺菌が有効とされるが、バイオ方式単独での生ゴミ処理は殺菌作用がない。また多機能の廃棄物処理を意識するものはなかった。
【0003】
厨房システムの多目的活用はなかった。生ゴミの加熱撹拌乾燥機、常温乾燥機又は加熱通風乾燥機がある。廃プラスチック減容機は常温でプレス結束するものと加熱溶融するものがあるが、前者はプレス機と結束機構を要し、後者は臭気発生のため家庭、業務の発生源用機には適しない。紙屑はシュレッダーかけやプレスして結束するのが普通で、紙おむつ処理等衛生、医療品にも問題があった。室内空気浄化用活性炭、木炭等の廃物はそのまま廃棄され交換コストが高いので活用し難いものであった。ガラス屑、ガラス瓶、器具を機械的に破砕するものは騒音,破片の飛散と危険性の問題があった。
【0004】
従来、廃物の資源化において家庭、事業所、店舗での厨房空間或は厨房システムに生ゴミの微生物処理機や乾燥機、脱水機を組み込むことは知られていた。しかしゴミの発生源分別と資源化を組み込み、家事の省力化、経済化をはかる考慮はなかった。厨房で発生する臭気は厨房の換気扇でフードはあるが実質は室の全体換気である。発明者らの先の発明では吸引口をレンジに接近させる排気系、紙、廃プラスチック加熱圧縮減容機、安全監視機能等の組込み、多機能化、廃熱利用等を提案している。厨房での調理の省力化は進歩しているので、余裕ができて、適当な殺菌減容装置が開発され安全に組み込まれると廃棄物の衛生化、減容、分別、資源化行動が受け入れられる。
【0005】
発明者らは紙、廃プラスチックについては低温加熱低圧圧縮減容、活性炭等炭素質吸着剤の低温再生の提案をしている。これは発生源での加熱殺菌、室内環境浄化を兼ねている。
【特許文献1】特願P2002−109772
【特許文献2】特願P2001−130323、P2001−280713ではゴミ、分別ゴミの加熱圧縮減容機について提案した。
【特許文献3】特願P2001−402344は燃料による加熱と圧縮法、圧縮物である。
【特許文献4】特願P2002−239920は滑車や回転羽方式圧縮と加熱効率、圧縮機構の改良、簡易化をはかっている。
【特許文献5】特開平09−09924、−271689、平11−028700、−216700、−262895、−267995、−2000−246688,−301017、2001−054893、2002−254391等はいずれもペットボトルを切断軸方向、又は周方向に切断するものである。
【特許文献6】特許第1031418号、液相吸着活性炭の100℃以上600℃以下での低温流動再生。特願2001−60943、気相吸着浄化と活性炭の低温再生(図40、図45実施例10)。特許3460071は家庭用に使える排気洗浄機と高性能充填物である。
【非特許文献1】「化学装置と環境エンジニアリング」化学装置1997(6)42
【非特許文献2】「有機炭素質の熱分解・低温燃焼と環境技術への応用」化学装置誌1996(7)39 両文献とも ゴミの発生源における処理、プラスチックの加熱挙動、有害物の引用文献の記載、考察、論説である。
【非特許文献3】「柴野、他、P−11報告(建築内装用炭化物ボードの飽和吸着試験)」、「藤井らO−A26報告(活性炭シート存在でのパルス型換気の有効性)」平成14年度室内環境学会講演集
【非特許文献4】「玉坤、他、(不活性又は酸化性雰囲気、温度とダイオキシンの分解と発生)」安全工学、32、(1)11(1993)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
厨房本来の調理機能に、廃物の殺菌減容減量・資源化機能を経済的に組み込み利便性、省力、衛生性を持たせることを目的とする。しかし、生ゴミ、廃プラスチック、紙屑、金属缶、ガラス瓶、紙おむつ、雑ごみ等の個々のゴミ減容機器は存在していたがそのうち1つ、2つを乾燥減容処理しても、コンポスト化しても実質的個人的、社会的利益への影響が少ない。例えば生ゴミは乾燥減容処理して、容積を数分の1に減じても家庭ゴミに占める割合は少ないのでゴミ保管、ゴミだしの頻度が減るわけで無く、ゴミ収集運搬量が大幅に減るわけではない。しかしその他のゴミも処理減容しようとすると機器買い足し費用と日常の手間がかかり実現が難かしかった。さらに最近の家庭問題の火災安全、防犯機器を加えると設備費、維持費がかさみ実現困難である。そこで共通するコストと手間の問題を一挙に解決する方法があれば好都合である。業務用調理施設、食品施設、事業所でも同じである。量産効果を得るには加えて医療施設、医療廃棄物に適用できる技術が望ましい。どれもゴミ発生源における減量、減容資源活用、可燃物の家庭用、非常用の貯蔵燃料化、必要によって生ゴミの堆肥化、乾燥燃料化を可能にし、しかもゴミゼロ、清潔、発生源と収集運搬処理システム、省エネルギー、資源化の経済化を課題とする。
【0007】
単位装置においても従来技術は水分が多い生ゴミ、紙屑焼却に燃料、又は分別すれば燃料である可燃物を混合して焼却している。これは先行する発明者らの紙、廃プラスチックの減容、原燃料資源化の推進を阻害ずる。燃料を使用せずに廃熱、自然風太陽熱等を利用して乾燥すればゴミ焼却用の燃料節減だけでなく廃熱、太陽熱を乾燥ゴミ燃料のエネルギーとして回収貯蔵することになり温水による蓄熱、電池による電力貯蔵と同じ経済的効果がある。輸送重量も減じ清潔でもある。廃プラスチック、紙屑でも排熱を利用できれば好都合であるが厨房で排熱を利用するものは発明者らの提案を除いてあまり見当たらない。そして廃熱利用の効率を上げ、しかも断続する排気熱発生を有効に利用する方策が必要であった。必要に応じて厨房調理、加工システムに必要機能、部品の引き出し、追加を可能にすること、しかもこれら操作の省力化、経済化を目的とする。従来は安全性と場所の問題も家庭の厨房、システムキッチン、業務調理場に廃物処理機、洗浄機器を簡単には加えられなかった。例えば廃ガラス、陶磁器或はガラス瓶は嵩張るもので、破砕減容のための打撃、衝撃によるガラス粉砕機は騒音と鋭利な破片、粉塵が問題で梱包さえも危険であった。厨房のゴミは不潔なものとされ、できるだけ早く屋外のゴミ集積所に出そうとしていた。しかし、省力化、清潔化、減容・資源化のためにはゴミ発生源で混合ゴミにしないことが必要であった。一方ゴミの厨房での処理では外観、臭気発生を避けたい。このために通常は庭、バルコニーに処理機やゴミ箱を置こうとするが、汚水の滴下が問題で、乾燥のために開放すれば比較的速やかに乾燥するに拘らず、虫、小動物の害があり、密閉すれば腐敗し、余分の手数と不潔が家庭ごみの合理的処理と資源化を妨げていた。資源化のための廃容器の洗浄、有機野菜の泥落しにも難点があった。厨房の鍋やガスレンジの皿等の頑固な汚れは除去に手間がかかるものであった。 最近、炭酸ガス、埋立地問題解決、資源化の推進の必要から容器包装廃プラスチック、金属空缶等の家庭、業務発生源での減容と清浄化の必要性が高まってきた。これは手がかかるために不可能として諦めていたものであった。備えるとしても従来の発想では洗浄用の回転機器、プレス、カッターの特に子供に対する危険、感電の危険があった。廃物処理に既存の機器をそのまま利用することはコスト、利便性、安全性、外観の点から問題があった。
【0008】
環境浄化は近時、原因不明の人体不調等の原因解明のために必要な前提条件である。室内環境は環境基準以内なら安全というわけではない。住宅や産業密集地域では外気自体が環境基準を超過する例が見られ、農村では農薬散布の影響を受けている。また基準以下でも個人差があり、日々の有害物への暴露経歴、休日の取り方によっても許容水準が異なるのは当然である。ところが許容水準が絶対視された結果種々の不都合な問題が顕在化しているように見える。シックハウス問題は化学物質などは法的許容限界に関わらず、それまでの個体の暴露経歴、住居の化学物質汚染が影響する。よって化学物質は全VOC(全揮発性有機物質)として可能な限り室内環境から排除すべきものである。市販脱臭装置において消臭するが分解しないものがあり、分解しても100%完全分解するものはなく、分解生成物が無害である保証もない。最近抗原−抗体反応を利用して極微量の化学物質、病原菌を簡単に現場で検出可能になってきたが、極微量物を家庭レベルで常時浄化できるシステムはなかった。一方、環境に存在する化学物質は多様であるから多様な物質を吸着除去する活性炭、木炭等のように選択性が低い吸着剤で室内、アオコ臭の上水或は排気から除去するのがよい。又は排気は800℃以上の高温で燃焼分解し排気を急冷するのがよい。しかし、小型低コストで実施する技術はない。最近、感染症対策も必要になったが全廃棄物を殺菌して収集に出す発想がない。下水からの逆流、野生鳥獣等からの感染防止技術も必要になった。排水系の日常的殺菌清潔化は認識もなかった。事業所、病院等の医療施設、廃棄物処理場等汚染源からの病原体、腐敗菌、環境ホルモン流出にも対策が必要になっている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
厨房システムの総合多機能化により機能当りコストを削減し、困難であった資源化、ゴミ処理の社会コスト削減に寄与するとともに調理、ゴミ減容の厨房作業の利便性、正確性、安全性を増し、厨房を含む家屋内のアレルギー化学物質、調度、修理作業からの有害物除去浄化、湿度、温度の正確な調整、火災・防犯監視を可能にする。屋外環境から取り込む空気の浄化もコストを下げて可能になる。単数又は複数の兼用可能の温度指示制御システムを最初に備え、又は厨房システムに予め組み込み空間を予定することによって順次個別機能を低コストで追加できる。外気導入ダクト、厨房レンジ、温水器、浴室排熱収集ダクト、ゴミ排気ダクト、同排気浄化機等も当初に設置すれば多用途に利用でき、室内浄化、上水処理に利用して発生した廃活性炭、廃木炭の再生にも正確高信頼度の温度調節系利用によって再生可能になる。これらは従来短時間で飽和して失活するために理論的に可能でも経済的に実行困難であったものである。ゴミ処理システムについても最初に設ける生ゴミ加熱又は乾燥システムを整備しておけば、廃プラスイック、紙屑、その他ゴミの加熱圧縮減容機の追加も同様に容易である。通常は電熱不要で温度調節不要でも必要時に電熱をかも常備の必要はなくコストを下げることができる。また平素は排熱又は小電力で自己制御発熱素子(PTC素子)で足りるが、熱不足や急ぎで大電力を要する時には温度制御つき投げ込みヒーター、熱板を低コストで利用でき便利安全である。
【0010】
温度、指示調節(時に、記録)系は調理、食器洗浄、生ゴミ、廃プラスチック、紙屑等の処理と室温・火災監視、趣味の8通りに分割共用し、湿度測定系は食品保管、厨房、部屋、床下、天井裏等の湿度・通風管理の5通り、梃子(錘、ジャッキを併用してもよい)加圧機は調理、生ゴミ、廃プラスチック、紙屑、空缶、瓶、紙容器処理、趣味の8通り、と多用途・時分割共用できる。通常購入では8種類以上の独立した温度指示調節系や複数の加圧用機器が必要なものをそれぞれ1台もしくは2台厨房システムに備えれば教養でき低コストになる。温度指示調節系は警報付が便利である。多数点の切り替えは手動スイッチと表示灯が使える。同種の多点管理では自動切換えが使え、手動切り替えで種類を指定し自動切換えで並列多点監視をしてもよい。自動切換えを二重に利用してもよい。設定制御又は警報温度を同一にとれる場合が多いことを発見し利用するものである。食器、医療具、ゴミの加熱殺菌、乾燥、減容、活性炭、木炭再生温度制御、警報、火災警報温度は60乃至180℃の一定温度で選ぶことができる。当然設定温度を目的、機器種類によって変更してもよいがやや手数がかかる。特別な操作、例えば活性炭、木炭のタール状物質による劣化の回復、ゼオライト乾燥剤の再生、趣味の陶磁器焼、金工のように400乃至800℃では設定変更が必要になる。時間ごとに設定しなおして自動切換えでPCT素子や火災報知器とダブル或は多重チェック可能である。
【0011】
本発明の特徴はゴミ処理機器(或は資源化機)の加熱方式、乾燥方式、圧縮方式等に多様な選択ができる点にもある。生ゴミ乾燥減量では乾燥機をシステムキッチンに納めた作業と屋外乾燥、通風常温乾燥と通気乾燥、電熱加熱とガスその他の燃料による加熱、排熱による加熱と、乾燥容器も籠型、鍋型、加熱面は乾燥機の平板、多孔板、鍋又は筒加熱用加熱板等多岐にわたり選択で機融通性が高い。廃プラスチック、紙屑、雑含水ゴミについても同様でしかも必ずしも専用容器である必要もない。必要時に好みにより購入してもよく、専用既製品がなくても減容作業できる。さらに一時的大量発生や、多忙で小口処理できずに大量に廃物が溜まった時にも温度センサー付熱板を利用して任意の容器で減容処理できる。慣れれば調理同様に温度測定なしで操作可能になる。
加熱圧縮減容、水搾り或は切断・破砕、容器圧潰用梃子装置について在来の手押しの他、錘を棹秤のように移動することによって継続的圧縮を可能にししかも重い錘の持ち上げを不要にした。厨房システムに組み込む梃子の場合には自在腕必要ならラチェットの利用によって収納、作用点の高低調整を可能にした。これも時分割利用できることは当然である。
【0012】
電源についても制御装置、外装、個別配線を重複しない利益だけでなく、個別では困難であった感電の危険が少ない50ボルト未満の低電圧利用、太陽電池電源の利用を容易にする。またシンクで電熱による加熱殺菌、撹拌洗浄機、処理機を使うことは100ボルト電源の電撃のおそれがあるために利用困難でこのために専用の食器洗浄機を必要とした。本発明のように多数の機能を集めることによって例えば50ボルト未満、特に25ボルト以下の比較的安全な電源を電熱、動力として利用可能になった。小人数の家庭はシンクの断熱あるいは好ましくは真空断熱容器に60乃至75℃の低温殺菌可能で比較的安全で洗浄力も高い温水での比較的長時間、省エネルギー浸漬洗浄、撹拌浸漬洗浄が容易になった。熱湯浸漬殺菌もシンク内で可能になった。熱源は断熱又は真空断熱容器にPTC発熱素子を公知の方法で組み込むことによって実施できる。市販の断熱容器に同様にPTC発熱素子を組み込んだ投込みヒーターを入れると箸、洋食器の消毒洗浄が容易にできる。排水口部分も断熱施工して同様に洗浄殺菌でき、下水との汚染縁切り機能との整合性がとれ清潔化が容易になる。
【0013】
厨房システムをミニプラントに造る考えは従来なかった。問題は機器と計装への信頼性で、調理の際の食油ミスト、飛沫、水蒸気等の機器への付着、熱気、水凝縮が精密測定器、配線、電源コンセント配置の多機能総合化の障害であった。そこで従来の換気扇が固定位置で過大な換気量で臭気、飛沫を希釈して屋外に排出していたのに対し本発明では濃厚汚染気流と汚染が少ない気流に分割し両者とも作業性を損なわずに発生源に近接させる原則にした。同じ汚染物量なら高濃度の方が凝縮捕集率が高く、吸引口が発生源に近接している方が吸引効率がよいことを利用した。希釈法の対極にある。かくして計器類、電源コンセント、吸引フード、梃子の自在関節が任意に配置可能になった。勿論透明覆い等で保護強化してもよい。生ゴミの省エネ乾燥や家庭の厨房で発生する包装廃プラスチックの加熱圧縮減容、紙屑の加熱殺菌、乾燥、減容の温度調節、監視は経済的ゴミ処理と資源化を両立、家屋安全衛生管理を可能にした。家庭の清潔と室内環境の有害化学物質の除去健康化、ゴミ集積、処理場近辺の住環境にも関連している。しかし必要に拘らず従来改善が行われなかったものである。最大の原因はコストと安全性にあった。
【0014】
室内化学物質の完全浄化は上記
【0008】
に述べたように重要課題であるが家庭、事業所の比較的小規模厨房設備はゴミ処理における環境設備に見られる分散して自然にできるものを集めて大規模設備と新たな手数をかけて仕事を発生させているものを再分散できるのと同様に、化学設備で従来大規模にしていたもののうち小規模の利益を生かせることがわかった。一般に化学工業では加熱より冷却コストのほうが高くつく。次のように9例が必要になると小規模の設備は簡単に排気が冷えるために著しく有利になりダイオキシン問題を容易に回避できることがわかった。高温加熱分解については調理バーナーの一次空気または二次空気に少量排気を混入して火炎分解し排気は鍋とうの表面又は大気中で急冷される利点がある。ゴミ焼却でのダイオキシン発生はよく知られているが焼却炉の低温部分、スタート・ストップの低温が問題であった。高温連続焼却と排煙の150℃付近以下への急冷、浄化等が対策である。生産プラントでは物質によって危険温度域が異なっている。ダイオキシンについてはセベソ農薬工場の事故が有名で、反応器暴走による特定の物質の180℃以上の過熱が問題視されている。厨房の調理温度もこの付近が上限である。一方、プラスチックの成型加工温度は160乃至230℃程度でありダイオキシン問題は知られていない。即ち加熱減容はこの温度域以下で空気との過剰の接触がなければ問題ないと考えられる。熱風で180℃に加熱しようとするとそれ以上の酸化雰囲気に対象が暴露するので加熱又は乾燥用熱風温度はこの温度以下が好ましい。本発明は例えば最高180℃の熱風で140℃までの加熱を許容しそれ以上は過熱のない伝熱面を介して加熱するのが安全である。事業所規模では無害レベルの低酸素含量の燃焼排気は得られるが家庭レベルでは困難な場合がありその時には温度管理可能な操作に止めることができる。
【0015】
臭気防止において従来は大量の換気で希釈して外界に放出していた。本発明では臭気の発生源からできるだけ閉鎖系で捕集し又は発生源に近接した吸入口を設けること、吸引口を随意に近接させる開閉扉型吸引面、自在腕或はバランス機構付の吸引口を設けること、火災危険と火炎吸い込み時の危険に対しては吸引系の不燃化、不燃断熱外装、内装、間接又は直接水噴霧冷却で吸引系を保護し同時に消火にも寄与することができる。自動噴霧と緊急時の手動噴霧の併用によって故障、誤動作に対応できる。また水套によって水を保持し、多孔材料の充填、被覆と水含浸を併用できる。多孔材は不燃の例えばガラスウール、発泡ガラス、スラグウールが適当である。防食剤、保水材併用も便利である。水流だけでは除去・清浄化が難しい付着物を容易に除去し清浄化するもので、泥付野菜や種々の物品にも利用できる。さらに、排水系からの感染症、生ゴミ腐敗菌の進入防止に排水管或は臭気逆流防止用トラップとの絶縁をはかる。排水循環消毒又は曝気系を設け、シンクのヌメリ付着を殺菌水又は好気環境の維持、清潔化し感染症も防止する。最近、合成洗剤がSARS殺菌に有効とされた。よって好気性の排水循環系に合成洗剤を加え殺菌効果と付着物防止ができる。厨房システムと排水管の間に水膜切り又は滴切り構造(例えば図18)の縁切り部を設け腐敗菌や病原体の遡及を防止できる。
【0016】
通風路の吸入口、排出口端には網、スリット板、多孔板、フィルター等の除塵、害虫防除装置を設ける。壁は金属、プラスチック、セラミック、それらの複合材料で構成し、耐水性光触媒防汚剤又は防汚タイル被覆を施こすのが好ましい。
開口部には蓋、弁等による閉鎖、ガスケット等封止材料を使用し、室内雰囲気と通気を実質的に分離して臭気漏れを防止する。生ごみ、食品付着廃プラスチック、同紙くず、紙箱当の臭気は開封跡、調理屑は調理後の放置による腐敗で発生するもので状況によって水濡れで5乃至30分で腐敗開始することから、廃棄後すぐに水切り乾燥、又は加熱殺菌乾燥して臭気防止できる。このために手元に本発明の処理システムを置く有利性がある。手元に置いた処理システム内の生ゴミ乾燥機には生ゴミ発生後直ちにバスケットに落とし込む。バスケットは蒸発面積大な扁平型が好ましく、水きりを良くし、掃除も容易にするためにステンレスの打ち抜き平行格子、簾の子、簾のような縦乃至横格子が好ましい。ブラシがけで容易に掃除できる利点がある。勿論金網、プラスチック網、使い捨て網袋であってもよい。外気又は室内気を吸気しバスケット面に気流を流すか好ましくは吹き付けて乾燥を促進する。バスケット内には乾燥を促進するための空間保持用スペーサーを配したほうがよい。冬季低温時や高湿度時に対応するには加熱機能を備えるのが適当である。
腐敗防止に加熱殺菌、紫外線灯、オゾン灯、オゾン発生素子等が使用できる。光、輻射線、オゾン、風、乾燥と湿気の繰り返しは屋外の自然浄化条件に近い。廃プラスチック、紙屑の加熱圧縮減容機を処理システムも共に収めることができるこれらの操作では熱風乾燥でなくても僅かな臭気は洩れるので活性炭による除臭をするとしても排気を厨房に放出しない本発明は心理的に受入れ易い。室内空気、吸排気浄化に特許文献6の技術が適する。
【0017】
厨房システムに第2のシンク、槽又は処理室を内蔵又は付置し、ファンを備え外気と流通する通風路と必要な開口以外は厨房に対して実質的に閉鎖された空間を構成し、この閉鎖空間を屋外の大気環境屋外環境との擬似環境とするために紫外線灯、光源、乾燥・与湿、水洗、水噴霧、通風路、通風ファン、通風遮断、加熱、清掃、オゾン灯、オゾン発生素子等のオゾン供給機能、空気浄化用吸着剤、酸化触媒、光触媒被覆壁又は機材、空気浄化、給排水浄化から選ばれた機能の組合せを備えた空間で、生ゴミ乾燥、廃物加熱減容処理、食材洗浄又は加工から選ばれた操作をする廃物又は食材の処理をする。これらは排水系に付けることもでき兼用すると菌付着を減らせるので生ゴミの腐敗防止に一層効果的である。比較的低位部であるから、排水、換気又は乾燥機能と、厨房システムの漏水、溢水、飛沫、臭気、湿気の吸着浄化、廃物洗浄、減容処理又は食材洗浄、調理の諸機能を選んで備え、又は出し入れ自在に内蔵できる。
ワゴンの引き込み空間、第2のシンク又は請求項1の機能を有する槽を比較的低位部に出入する厨房システムは厨房システムに極力、機器を組み込むか、専用の置き場或は出し入れ自由に手近にしかもシンク近くの組み込みによって達成できる。研磨あるいは削ぎ落としにより収穫後農薬の除去が容易にできる。
【0018】
瓶等の容器洗浄用と面、器具用兼用であり水道又はポンプ、循環ポンプ水流により回転をする洗浄ブラシ又は研磨具はモーターを使用せずに簡易に回転噴水ブラシにできる。ブラシ先端噴射孔から噴出する水流の反動又は・及び水流タービン或は螺旋タービンでブラシを回転できる。厨房食器、廃物である包装容器を処理する場合に、循環水又は循環温水に低硬度の微粒子、木粉、籾殻、枝葉等のバイオマス粉末を混入した洗剤で浸漬、注水、吹きつけ、噴霧、から選ばれた1つ又は組合せ洗いの後に、水きり又は加熱乾燥して使用し、廃物は圧縮減容できる。
【0019】
ガラス片は危険であったが容易に安全化できる。ガラス片又は陶器片を必要に応じて破砕した後容器に入れ、又は容器にいれた後破砕し、水分の存在又は不存在で振動、揺動、回転から選ばれた1つ又は組合せ摩滅操作を加え1ないし10分の短時間で鋭利端又は角を除くことができた。これによって収集、運搬における作業者の事故を防止でき有効利用ができる。割れ易い状態の破片は容器に入れる前後に僅かな力で壊してから安全化操作を加えることができる。安全なガラス砂、陶片砂も家庭で容易にできる。肉厚のものでは粗粒砂、肉薄なものからは細砂を作るのが適当であり、必要によって上方の凹な片の姿勢配置をすれば保水力が高く、下方に凹な片配置をすれば空気保持量が増加し両者の比率調整もできる。水耕栽培における空気供給動力節減用の砂が得られる。
【0020】
包装容器廃物を洗浄し資源化することは牛乳パックでは既に実施されているが展開と洗浄に手数がかかり徹底していない。金属缶、食品のシート製包装容器は洗浄しないのが普通で家庭・事業所のこれらのゴミの資源化のためには簡易な洗浄方式と減容が必要であった。洗浄を省力で行うには容器の大きさによって洗浄前又は後に潰して減容するのが合理的である。洗浄水は温水を使用できる、食器洗いの廃棄洗浄水、すすぎ水利用によって余分の水や洗剤を消費することなく清浄化が可能である。洗浄水濾過器、濾過面、ストレーナの汚物除去には金網、プラスチック網が適当である。このように簡易、早期に洗浄できると腐敗、異臭がなく、濾過面の汚物も不潔でなく、廃棄物箱は小型ですみ減容したものを閉鎖貯蔵するので貯蔵場所、ゴキブリ、臭気の問題も解決できる。流し口の金属ストレーナ容器に使い捨てプラスチック網を内装して補修した細かいゴミをプラスチック網とともに廃棄することが行われているが、網袋のまま生ゴミ乾燥機で乾燥し又は網袋を裏返しにして内容を乾燥機容器に移し、網袋を本発明の、シンクに置いて使える洗浄消毒容器193に入れ水とともに撹拌し、60乃至100℃洗浄殺菌し、空の空気浴としては網袋の耐熱温度以下100℃の手軽な加熱殺菌ができる。この両操作を順次行うのも湿熱−乾熱殺菌操作として耐熱菌や胞子に対して有効である。
【0021】
回転ロールによって根菜類の皮むき、瓶洗い、瓶のレッテル剥がし、生ゴミの潰しと脱水、食品包装プラスチックフイルムの巻き取り減容ができる。根菜類は相互の摩擦で、容器洗いは水、洗剤水に軟質の粉粒、好ましくは木粉、短繊維、割箸細片等の木チップを含ませて固体摩擦を併用するのが能率的である。
【0022】
厨房システムのシンクに着脱自在の箱又は槽に納め洗浄具を置く。箱内部に噴霧だけでは除去が難しい汚れをとる。食器洗いにも粉粒含有水,クレンザー含有水を使用できる水流だけでは高圧噴霧を要するが粉粒を吹き付けると表面吸着と固体摩擦で容易に汚れを除去できる。洗浄用粉粒と汚れの分離は濾過又は沈降分離で懸濁分と粗大分を洗い流し煮沸殺菌、洗剤添加撹拌洗浄を併用して再利用できる。毎回これらを繰り返す必要はなく簡単な殺菌だけ毎回、汚れたらその時に洗浄すればよい。金属ストレーナとともに消毒洗浄すれば清潔が維持できる。これらは厨房システムとして機器を組み合わせることによって可能になるのである。
【0023】
独立の機器としても、システムに付加しても利便性が増すものに食品容器の減容機がある。新しい減容方法も示す。円筒又は角の容器で、プラスチック、紙又は金属からなる容器の器壁を刃物で仮想軸の周囲を旋回するように螺旋状に切る。刃物は鋏又はナイフ、回転刃、静止刃と回転刃で鋏のように噛みこんで切る新しい組み合わせ刃が利用できる。
従来は輪切りにして容器の瓶口と底を切り離すものであったが2回以上鋏を入れる必要があった。螺旋状に切れば1連の連続動作になり、切ったものは噴霧洗浄、篭に複数個入れての浸漬、引き上げ洗浄ができ、しかも螺旋部を畳み込んで従来困難であった縦軸方向の圧縮、加熱圧縮減容が可能になった。螺旋状に切り込みをいれた容器廃プラスチックは瓶の場合には容器底及び瓶口部と胴部の分離、細片化が容易で、選別して材料化できる。やや大きいPET瓶では底部は厚く単一素材で重量があり再生材料として優れている。
螺旋状に切り込みを入れたPET瓶の加熱圧縮は底部を圧縮する場合に軸方向に交差する平面になり易いので扁平化圧縮でき一括圧縮する場合でも選別分離圧縮しても減容効率を改善できる。胴部の細片化、細片化したプラスチックも加熱圧密減容は容易になった。
PET瓶の切断、螺旋状切込みでは瓶、容器を回転する。手動又は自動回転と切り込みの選択可能な保持具と刃物を厨房システム又は機器の機能部品として付属できる。手持ち保持具としては成立し難い部品である。即ち口ねじにねじ込む雌ネジを持つ瓶口支持部品と厨房システム面の組合せからなる瓶の加工用支持具である。支持して鋏で切るか又は1つ以上のナイフ刃で切り、偶力が働くように切り込みを入れる自動化具も構成できる。
【発明の効果】
【0024】
本発明は厨房システムの多機能化を可能にする。内蔵機器の改良、兼用、時間分割利用等によって、機器設置空間の節減とコストダウンをはかり、従来と異なり利便性を得ながらゴミゼロ資源化と安全、清潔衛生化、化学物質浄化によるシックハウス対策、省エネルギー、炭酸ガス対策を果す。総合的実施によって最良の結果が得られるが、組合せ、省略、部分的実施も本発明の趣旨に沿う限り排除するものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
混合ゴミを作らないように腐敗前に手元で分類して捨て又は資源化する方が便利なように、手元に生ゴミ乾燥機、廃プラスチック加熱圧縮減容機、紙容器、プラスチック容器、空き缶等洗浄機、ブラシがけ洗浄又は研磨機、梃子プレス機、処理物の貯蔵箱から選ばれた1つ又は組合せを場所とらずに組み込み或は外気と実質的に連通してゴミを屋外やバルコニーに置くと同じ効果を現出する箱型通気室又は箱システムをゴミ箱の代りに置く。又は厨房システムの引き出し、ワゴンの出し入れ収納場所に置くことができる。構成機器は個別に家庭電器として調達もできるが、置場所の用意、電源共通化、専用化等自由に組合せできる。洗浄操作は生食材も同じ場合があるので、廃物の洗浄装置、システムを共用できる。食品ゴミも開封或は加工時は食品であるから、直ちに洗浄、加熱殺菌の廃物化予備処理を行えば機器は共通簡易化できることに着目した。生ゴミの屋外天日乾燥も、通風して室内機でもできる機能、任意の例えば既存温水器、風呂の湯沸し排気、暖冷房機器温風ダクトによる乾燥機能を備え、家事、調理・廃棄の手間を減ずる。生ゴミ乾燥機に電熱又は他の熱源を付けたものは吸着浄化に使った廃活性炭、廃木炭の再生機としても使え必要によって再生排気の燃焼処理もガスレンジでは容易に実施できる。
【実施例1】
【0026】
図1は多機能の厨房システム1である。シンク2のユニットは、廃物処理機であるゴミ分別処理箱ワゴン或は同引き出し17(図2)収容部4からなる。横にレンジ60のユニット、排気浄化ユニット82と並び、奥側にダクト9がある。ダクト9の前面には梃子の支点穴55,フィルター83付のホース連結吸引口又はギャラリー6、自在アームで布巾かけを兼ねてもよく必要時に引き出す梃子150(図52)、薄い箱型ベンチレーター又はその吸引部18は使用するときにダクト内から引き出し、又は外付けの場合は斜め乃至水平に引き開けて臭気発生源に接近させて使用する。ダクト15は自在アームであると好都合である。モーターとその駆動端10が安全ガード、安全スイッチとともに蓋付の凹部に配置されている。これで直接ミキサー等を駆動できるが必要によって凸出駆動部を二重に連結取り付けできる。シンクに載せている台5は移動、取り外し自在であって食器洗い機を兼ねてもよい。蓋3は廃物処理機であるゴミ分別処理箱ワゴン或は同引き出し17収容部4の蓋であるが、他の機能の蓋であってもよい。排気浄化ユニット82は屋外或はダクト9内に配置できる。複数配置してもよい。複数配置した時には直列又は並列につなぎシステム1だけでなく厨房、居室、事務室等の空気浄化木の炭素、セラミック吸着剤の再生排気の浄化、浄化機82自身の再生排気浄化に使用できる。吸引孔140は室壁とシステムの隙間、ユニット間の隙間換気孔で1面に1個以上の孔を設け、ダクト9から吸引する塵埃は下方に沈積するので床に近く設け、面上部に別に浄化空気の給気孔を設けるのが適当である。面と室内空気の縁を切る弾性ガスケット等を面周縁につけると害虫の巣形成、かび発生を防止できる。
【0027】
ガスレンジのバーナーは再生時の排気の高温分解浄化に利用できる。住居、小事業所、事務所等の空気浄化、脱臭における有害物は少量であるから小容量の再生と排ガス無害化で間に合うことを利用ししかも極微量で飽和失活する吸着剤を速やかに現場再生を可能にして、極微量のアレルゲンが問題になるアレルギー、アトピー問題に対処できる。さらに住居環境の化学物質汚染が深刻な地域の室内への取り入れ外気を新システムは容易に浄化して問題解決できる。なお4と82の空間は相互に入れ替え、兼用も自由で、必要な給排気、排水、電源は着脱自在の継ぎ手を使うのが便利である。吸引排気の継手は負圧が維持できる限り簡易な差込連結ですむ利点があり、引き出し、差し入れで電源も含め自動連結にできる。7は厨房自体の自動化、省力化だけでなく、住居全体の安全、環境管理、監視の制御盤にもなる。温湿度、ダスト、有害物検出機器は1に検出・制御部があれば多点(多室)の監視を容易に低コストで可能になる。例えば温度測定制御系は調理や廃棄物処理の正確な温度、臭気制御に使うだけでは費用対効果の点で過剰コストであったが、不使用時、夜間に住居全体の管理、監視、警報に利用できる。タイムシェアリング回路を構成できる。兼用の常時管理も可能である。火災報知器のバックアップも容易であるし、必要ならば多重チェック機能付スプリンクラーを作動させることもできる。
【0028】
浄化機82において水洗浄機63は水循環ポンプ126、水洗充填物、飛沫分離充填物89からなり、金網、線条充填物が小型、低圧損失、洗浄効率の点で適している。特に発明者の特許3460071号の中の金属コイル充填物が不燃、大接触面積、高空隙率低圧損失の点で適当である。吸着浄化筒64の吸着充填物は公知の粒状、成型活性炭、繊維状活性炭が適している。無機系吸着剤、触媒、光触媒の単独又は併用、炭素との併用でもよい。これらの再生にはガス、電熱いずれでも利用でき。150ないし500℃の低温酸化再生が可能で、このシステムに温度指示又は制御装置を組み込み他の用途と共用して有効に使える。加熱熱源は調理排気、電熱、ガス燃焼で再生排気は炉108で触媒分解、800℃以上の高温分解で無害化できる。調理用燃料ガスに混入して高温火炎で分解すると急冷作用が働くので容易に無害化できる。これはむしろ小型システムの熱損失が多いことを利用して排気を容易に急冷できる。
小型ジャーポット(図60)は殺菌用で清浄用たわし、布巾、さじ等の60乃至100℃F近の殺菌、清浄化に化学消毒剤や漂白剤を使用せずに実施できる。ジャーの底に破損防止用の底を置くのがよい。これは濡れた廃ラップフイルム、包装容器フイルムの洗浄加熱圧縮減容に利用できる利点がある。シンクやストレーナに加えてそれらの掃除用具の殺菌は重要である。生ゴミについてもシンクの不潔が腐敗を促進してゴミ臭を短時間に発生させるので速やかな処置が必要である。このために手軽な殺菌器具が望ましい。常時熱湯を使用する必要はなく重度火傷の恐れが少ない60ないし80℃の低温殺菌を多用し、必要によって100℃付近の煮沸殺菌併用が望ましい。以上のように温度測定、制御系はてんぷら等調理に便利なだけでなく、浄化用炭の適正な再生条件設定と確認、厨房、居間、事務所、作業所の火災安全の確認に有用である。
【0029】
システムには多用途の蓋付開口3、10、吸引ダクト9、その吸引口6、フィルター、排気ミスト浄化用炭素、セラミック吸着材等の浄化ストレーナ83、同出口8、排気管接続口6、その出し入れ収納部4、梃子又は梃子支点154がある。吸引ダクト9は別の内部ダクトの配管スペースにも使える。排気口8は排気浄化用の水洗装置89と炭素質吸着材の脱臭装置83につながる。これらは外置するか、ダクト9の内蔵若しくは付属洗浄装置81とする。食器洗浄機51を組み込むことができる。排気ファンと連動して定期的にシャワー洗浄、浸漬で自動水洗できる。吸引口6につながるストレーナは金網、金属線充填物で飛沫、ミストを捕集してダクト9内の汚染を防止する。水洗水に洗剤を含ませるのが適当である。PET瓶減容処理用の瓶口支持雌ねじ、共通モーター口10、電源、スイッチ等の操作機能部分7をつけることができる。蓋3を開けばゴミ分別処理箱に投入できる。梃子は野菜果物汁搾り、漬物、脱水、生ゴミ脱水、紙、プラスチック、金属缶等の廃容器圧縮減容、加熱殺菌圧縮減容他広範囲に使える。使用しない時には回転軸機構を利用して壁部に収容し或は壁際に寄せて片付け布巾かけ兼用になる。排気吸引口5,6は複数設けることができ、管、フード付管を差込みレンジの熱排気、熱気は排気回収フード、熱排気管で局部排気可能で外気取り入れ口45につないでよい。過大な換気を不要にする効果もある。
ゴミ分別処理ワゴン17の収納部4はガイドレール53又は側面ガイド54で定位置に引き込み、キャスター16はレール53により処理箱17を収納部定位置4に付ける。熱使用の乾燥を初期の加熱殺菌目的に止め、自然通風乾燥可能である。ワゴンはバルコニーや屋外に移動できる。熱風又は外気取り入れ口45、排気口17はそれぞれ給気系52、排気系50に容易に連結する。口には差し込みを容易にする管先端絞りと拡大した差し込み受け口の継ぎ手を適用するのが好都合である。Oリングで気密にすれば正圧運転の場合にも排気漏れを容易に防止できる。17の位置決めは引き出し同様に床面、側面板又は側面レールで規定してもよい。定位置に納めることによって外気或はレンジからの温風取り込み口15と排気口45の接続を確保できる。温風、排気、温水は切換弁によってガス、電器、太陽熱、シャワー、風呂の湯沸し器等の排気を導入できる、17はこれらの熱源近くに移動し或いは設置できる。排気管等は通常保温、真空断熱被覆するのが適当であり、過熱警報と対策をするのがよい。厨房排気には油ミスト対策のためセラミック繊維、ガラス繊維、金属繊維ストレーナを通し、汚損ストレーナは水洗、加熱浄化できる。加熱には150℃乃至500℃で可能で排気は活性炭等の吸着浄化材を通過できる。本システムは低温再生処理を組み込むことができ活性炭、炭素質による排気浄化と再生を容易にする特徴がある。
【0030】
生ゴミ、食品包装廃容器、ラップ等は腐敗開始前例えば1時間以内好ましくは20分以内に水切り、乾燥、加熱殺菌し、ゴミ臭発生を防止できる。ゴミ臭が発生したものは乾燥用の通気量を少量に制限し、排気水分を凝縮し洗浄又は活性炭等の脱臭炭で脱臭処理して循環するか大気に放出する。熱源はガス又は電気調理排気の60乃至180℃を利用できる。電熱7を利用してもよい。生ゴミ乾燥機能13、廃プラスチック加熱圧縮減容機能、12、紙屑圧縮機能からの選択又は組合せからなる。生ゴミ乾燥減容機能13は室内、外気の空気を取り入れて腐敗前に乾燥する。新しい生ゴミを調理直後に直接13に投入し、腐敗開始以前、好ましくは20分以内に好気性雰囲気で乾燥する。廃プラスチック、紙屑も同様に腐敗前に速やかに乾燥に入り悪臭発生を予防してゴミ臭を防止する。各機能とも加熱、殺菌、圧縮機能を付け殺菌、清潔減容化できる。楽、清潔、場所取らず、分別、減容、経済的の資源化要件を自発的に容易に実現できる。多孔板、スリット板、エクスパンドメタル、金網、プラスチック網が少なくとも片面又は両面の扁平箱、二重円筒、角筒或は楕円筒が適当であって内蔵、着脱自在の内挿伝熱面、伝熱管を有する。臭気を発生しない生ゴミでは常温乃至温風熱分解が起きない160℃以下で大量透気乾燥、臭気発生の可能性があれば50℃以上の伝熱面に容器又は生ゴミを接触させて少量通気で蒸発乾燥し排気は脱臭処理する。乾燥機能13は60℃以上に加熱殺菌の後は常温又は比較的低温の温風通気で表面を通気し少量通気部分は吸引して脱臭系で脱臭放出できる。好気雰囲気では悪臭は少ない効果がある。
【0031】
図16は逆流防止機構である。シンクの流し口にゴミ容器兼用ストレーナを内蔵する室116と逆流防止トラップ122間に乾燥部分又は水流に濡れない微生物付着防止部分119を設け、乾燥部分に加熱、内部空間の光照射構造、光照射光源117と光触媒内面構造、トラップの電解殺菌用電極、多孔質又はつば状かつ堰状の薬液保持部から選ばれた1つ又は組み合わせを設けた生物の逆流と付着防止装置をそなえる。
生物付着防止装置又は生物付着防止装置に加えて乾燥部分に界面活性剤、殺虫或は殺菌効果物質の供給手段を設けることができる。調理台前方の梃子の支柱154は必要に応じて梃子を果汁、野菜汁の絞り、漬物、生ゴミの水分除去、紙箱、プラスチック容器潰し、小型の卓上用廃プラスチック、紙屑の圧縮減容、加熱圧縮減容に便利に使える。
【実施例2】
【0032】
図2のゴミ分別処理箱17の機能の数は圧縮、加熱、殺菌、減容、乾燥、吸着浄化材又は固体乾燥剤再生1つ以上任意に選ぶことができる。機能選択と配置、操作も外気による乾燥、電熱、排熱、ガス、石油による加熱等任意に選べる。生ゴミのように水分が多いものの加熱乾燥には通風又は熱が必要なので通気乾燥又は通気併用乾燥が好ましい。自然通風、強制通風、厨房又は浴室排熱を利用できる。これらは吸入口45、排出口15で通風する。ゴミ分別処理箱17のダクト55、52、50は厨房システムのダクトと差し込みによって連結し、ダンパーによってファン吸引、吹き付けを選択、切り替え可能である。図3は図2の側面図である。生ゴミ乾燥機13は水きりと促進のために網面23からなり底面は錘面か二方向に傾斜し、滴下舌24を付けている。25は通風吸引用のスリットである。バルコニー床に一部を厨房と同水準にしてゴミ箱を出し入れできる。このような系の構成には腐敗菌の付着防止が重要で清掃とともに少なくともゴミ容器周辺を抗菌施工特に好ましくは光触媒を加工したものがよい。屋外の散光,室内光で有効なものが好ましい。冬季、梅雨期のように常温乾燥では乾燥時間がかかり腐敗の恐れがあれば、少なくとも初期に加熱殺菌してから廃熱温風、常温付近の風または自然通風、天日で乾燥できる。またゴミの臭気によって、通風加熱高速乾燥から加熱と通風を分離して少量通風と伝熱面加熱により乾燥臭気を抑制し冷却面で排気中の水蒸気を凝縮分離した後、臭気は水洗、活性炭等の吸着剤脱臭にかけ放出することができる。少量通風量は加熱温風温度80ないし150℃の時、蒸発乾燥温度60℃で生ゴミ1キログラム当り毎時7立方メートル1時間で乾燥できた。伝熱面積は0.15平方メートルであった。伝熱面である容器材質はステンレス板、亜鉛鉄板が適当である。このような融通性あるシステムと操作法は従来なかった。熱源は電熱、ガス、灯油、排気熱が使える。殺菌には60℃付近以上の低温殺菌で足り、時に100℃以上の高温殺菌で機器消毒できる機能を持つのが好ましい。加熱紫外線灯、オゾン灯、オゾン発生素子の使用、光触媒利用による機器への汚物、菌付着防止も清潔化に有効である。
【0033】
図4は厨房システムに押し込めば熱風ダクト又は/及び外気ダクトに連結できる生ゴミ容器18とプラスチック等のゴミ箱11,12を収めたゴミ箱或は資源保管箱である。加熱圧縮減容機であってもよい。吸引ファン35電源21、スイッチ等20、からなる。廃熱吸引管または外気、室内空気吸引管45は切り替え弁29、77で1回と2回通過の切り替え又は生ゴミ層の部分透過ができる。表面通過気流に透過気流を加えると水分の蒸発拡散を促進し乾燥速度は大きくなる。透過気流を利用する場合には熱源27は電熱、熱ガス加熱面である。スリット、平行格子状、単一棒状、或はU字状で透過を許容する構造が適当である。透過気流は真空乾燥同様低温蒸発効果を得る。壁230は有孔壁又は無孔壁で少量排気を引出す時には排出管231を利用する。操作温度を60℃にすると水銀柱150ミリメートルの真空相当効果があるから100℃以下の排気熱でも有効に利用できる。90℃以上の排気熱、或は熱源による加熱で水蒸気又は水蒸気を多量に含む排気、空気で伝熱面加熱が可能になる。しかも通気分は臭気を同伴するから少量通気で凝縮面で更に別のゴミを二重効用蒸発乾燥し又は凝縮後の少量排気を吸着剤で脱臭して大気に放出し或は循環利用できる。吸着剤の代りに次亜塩素酸塩等の酸化剤、酸、アルカリ吸着剤、洗浄水で脱臭してもよい。31は断熱面又は冷却凝縮面である。外気を利用する時には開放し、日光を当てる構造がよい。28,29、30,77は切り替え弁である。生ゴミを加温乾燥した排気で他のゴミを加温圧縮できる。圧縮は手押しの押し板又はプレス機、重石である。
【0034】
図5(平面断面図)は図3(側面図)、のように、例えば厚み1×幅30×高さ60センチメートルの金網6ミリメートル目のステンレス金網製で上部をホッパー状に拡大した容器をキャスター付き箱に収めるように構成した。容器表面は邪魔板又は静止型混合器面をつけた。厨房で調理時に発生した野菜皮生ゴミを直接投入し、南向きバルコニーに出した。ファン35を作動しスリット25から空気を吸引し風速毎秒2メートル相当に調節した。85%水分の生ゴミを5時間後に20%水分に乾燥できた。ファンをかけず、側面板(南面側板)43を外して自然通風乾燥した。晴天時には8時間で同様に乾燥できた。側面板は開放可能にし、虫よけの金網を取り付けている。新しい生ゴミでは切干大根や干物作りと同じでゴミ臭発生はなかった。
図6(正面図)は処理箱に生ゴミ乾燥だけを収めた例である。
(実験例)馬鈴薯皮の生ゴミを200ミリリットルのステンレスビーカーに入れ、上部開放で95℃、60℃に加熱し、1時間で通気乾燥した。
(対照例)通風なしでは2時間経過後も乾燥しなかった。
【実施例3】
【0035】
図7は廃プラスチック加熱圧縮減容機11、紙屑加熱圧縮減容機12、生ゴミの通風乾燥用かご13のどれかを組み込んだ装置である。外気吸引口25は屋外では吐出口であってもよい。ブロワー35は吸引、吐出どちらでも良い。図8はその正面断面説明図である。軸流、遠心とも使えるが図4乃至6のように少なくとも一部生ゴミ中の気流通過で乾燥を促進してもよく、この場合には遠心ブロワーが適している。ゴミは通風の1回通過型で乾燥する。屋外で自然通風乾燥の時には箱側壁43を開くことができる。紙屑、廃プラスチックの室には少量の漏れ気流を流し小型脱臭装置82で防臭できる。
図8は1回通過の外気乾燥生ゴミ乾燥機である。弁29、77を調整して気流の少なくとも一部を透過気流にして乾燥促進できる。吸引気流は吸引管45から外気或は室内の換気を兼ねた温風又は調理用レンジの温排気でもよい。生ゴミかご容器13にヒーターを仕込んでもよい。調理で発生した熱風80乃至180℃、重石4キログラムで廃プラスチックは容易に5分の1以下に減容、紙屑も同様3分の1以下に圧縮減容し生ゴミは常温通風、熱風いずれも重量は水分により20乃至60%減であった。少量通気分の脱臭排気は無臭であった。調理後水きり後短時間に乾燥開始した生ゴミ乾燥排気は無臭であった。
【実施例4】
【0036】
図9は排気浄化機又は室内空気浄化機である。横置き浄化装置82の場合には吸入口45からの汚染空気は水洗浄機64の下に入り線充填物からなる洗浄部、飛沫分離部89を経て活性炭、木炭等の吸着剤層で浄化しダクト9へ吸引される。洗浄部は水循環ポンプで水洗し飛沫分離の後、加熱器で乾燥気としている。ダンパー又は邪魔板136は温風循環の差圧を与える。
【実施例5】
【0037】
図10はガス又は電気加熱で処理する生ゴミ乾燥機、廃プラスチック加熱圧縮減容機、紙屑加熱圧縮減容機の兼用機である。ガス加熱に電熱を併用してもよい。この場合には温度調節には電熱を使用できる。処理室壁は鍋、底が無い筒、底に穴を開けた容器、鍋を利用できる。アルミニウム、ステンレス、鉄、セラミック、陶器、ガラス等が使える。外装72は筒又は鍋で不燃性断熱被覆を施しているものが好ましい。穴88はガス燃焼排気を加熱に有効利用しかつ熱気を排気管65、81から回収するカバーである。調理に利用して熱効率を上げることもできる。60は熱風をカバー内に送り込むフードである。図11は平面視である。
図12は吸気カバーを72、73、74のように分割して調理鍋や処理室の取扱を容易にした。スライドして重畳できるものである。レール上を滑り自動開閉にすることもできる。
【実施例6】
【0038】
図13は生ゴミの多孔板容器或は籠である。シンク内に任意の姿勢で置いて、生ゴミを入れた後に蓋又は側板18を閉じて通風乾燥し、通風乾燥しないときには内装袋の保持籠に利用してもよい。
【実施例7】
【0039】
図16は厨房システムの流し排水において、下水管系からの汚水、排気、臭気の逆流を防止する構造である。シンクの排水口66からストレーナ92を通過してゴミ48を分離した水流はストレーナ室91の下端から水封室97上部に濡れない空間を残すように水きりノズル95で連結して下水管100と微生物の衛生的見地から縁切りしている。93は殺菌灯、加熱乾燥殺菌用ヒーターで、94室内面は殺菌被覆、光触媒被覆が好ましい。90はベント管である図17は温度測定端91を持つ熱板60である。88は図18にみるように穴開きのドーナツ状板66の小穴である。
【実施例8】
【0040】
図20は鍋80に撹拌機107を付けた生ゴミ乾燥機である。撹拌は常時は不要で手動、間欠自動でよい。カバー102は調理排気、飛沫等を避けて熱風を回収するに便利な器具を示す。臭気ガスはノズル109から吸引し、加熱に適した熱風はノズル65から吸引して利用する。熱板60とカバー72ははめ込み、一体物いずれでもよい。108は少量のパージガスノズルである。図21はフィン110付熱板の見取り図である。図22は下面、図23側面断面の説明図である。小火炎を使うガス燃焼や石油燃焼、紙屑では、充填金網、燃焼触媒113を使うのが熱の均一化のために適当である。フィンは2枚以上あればよい。91は通気又は組み立て用止ねじの穴、114はダンパー差込み保持用の突起或はフィンである。図24はカセットコンロを熱源とした。図26に於て上面板39は支持金具120で留め、隙間から排気を出して加熱効率を高める。空間77はドラフト作用で熱風を吸引する。穴101は壁の穴88からの熱風の出口で錘79を温める通風口になるこのとき取手99は加熱フィンとして作用する。さらに他の加熱室の錘面の加熱にも使えるが、錘に小型燃焼機器、二次電池ヒ−ター、触媒燃焼機、炭火等の加熱器をつけてもよい。図26は熱板と処理室の位置を示す。
【実施例9】
【0041】
図23はバーナー129で加熱面127を介して容器又は筒126内部のゴミ48を加熱し廃プラスチックは軟化し、紙屑は充填し、生ゴミは乾燥する。重石又は加圧面で加圧する。筒128は保温と煙突作用を有し金属、セラミック、不燃、又は不燃加工した材料性で断熱筒が好ましい。筒の一部、排気の捕集用熱風フード、部分的フード、手前の高さが低い斜め切り円筒、開閉戸、引戸型で調節可能の円筒でもよい。支持構造133は例えば図25のように熱風を通す穴又は間隙134,135を持ち五徳であってもよい。加熱面127を支え火炎、熱気は加熱面下面を通り128と126の隙間を通り126を外熱、保温し熱効率を上げる。温度検出端132は加熱面127又は関連する近辺の温度を測定する。又はPTCヒーター或はサーミスターでセラミック素子のキュリー温度を検出素子として発光ダイオード点滅で適温を示すことができる。又はガス、過剰空気供給を自動制御することもできる。燃料による加熱では操作に慣れた後には省略できた。処理したゴミの状況、臭気によって食品の調理同様に火加減を調製できる。これが本発明の一つの特徴である。錘131で圧をかけつつ加熱できる。加熱の後、厨房システムの梃子装置で圧を追加し圧縮できる。バーナー129は料理用との兼用でもよく、ガスレンジ又はその台に梃子装置を付け、或は梃子装置まで筒126を移動してもよい。図24は中央に穴をあけた熱板である。穴は偏心でも複数個でもよい。
図25はその断面図である。134は筒外面を加熱する熱風の短絡用孔である。撹拌は動力消費が少ないので超音波モーター又はステッピングモーターが適当である。小刻みの往復回転では指や器具を巻き込む危険を回避できる利点がある、1単位の動きは5度乃至120度特に90度が適当である。過熱がないので伝熱面と生ゴミの接触の接触部の更新で足りることがわかった。が熱板の温度を170乃至200℃の熱分解温度以下に保持すること、振動的運動で水分を含む重い未乾燥物の沈下入れ替わりにより強撹拌は不要であった。
【実施例10】
【0042】
図27は熱板127に熱風の熱を効率よく伝えるフィン141付板である薄鋼板、ステンレス板、鋳物、変形波板、セラミック板、溝型鋼の連結板等が使える。図28は裏面である。表裏を逆に使用しても差し支えない。図29は断面の略図で熱源、火炎との位置関係の例を示す。144はダンパー或は電熱の差込レールである。
【実施例11】
【0043】
図24は屋内外、野外で利用できる。登山、レクリエーション、野外ボランティアゴミ拾い、災害時の大量ゴミの資源化に有用な燃焼機による加熱減容、減量機である。例えばガス・液化ガス・液体燃料レンジ、紙屑、薪、ローソク、木炭、石炭等の固形燃料炉、かまど73を利用できる廃物減容装置平面図である。図25は部分的に内部を示した正面説明図である。勿論高低温の燃焼ガスを利用してもよい。減容室又は容器11、12等は廃プラスチック、生ゴミ、紙屑その他任意に選べるが種類別に別の処理室又は容器納め、同時に又は種類別に処理できる。単一種類の廃物では容器は省略して加熱室77に直接投入して減容できる。この時39は蓋14に代り、浴槽の複数枚の蓋のようなものでも良い。減容又は乾燥した可燃物は加熱用燃料として使える。容器は1個以上任意に並べることができ、差し替え容易な温度調節端で熱板60の温度で制御するのがよく公知の方法が使える。温度調節は燃焼機の火炎調節、燃料、過剰空気の供給量制御又は燃焼機、かまど、火皿等73の熱板下から出し入れ可能にしておくと便利で過熱防止が容易になる。慣れれば温度計なしで操作できる。熱分解なし、異臭なしを基準にできる。調理器に温度計を必要としないのと同様である。図26は熱気通気孔88を有する熱板60を示す。図27は流下型食器皿洗浄機兼用の潰した廃容器123洗浄機である。循環水は循環ポンプ126で吸引し、濾過器127で粗いゴミを除き管125噴霧管124を経て被処理物123に吹き付けると洗浄水流は面を吹き付け流下して洗浄する。水は123面の汚れによって洗剤、クレンザーのように微粒子を含ませたもの等が適当である。
【実施例12】
【0044】
図28は中心軸の周囲に回転するブラシ125で皿123を洗浄又は研磨する装置である。噴霧ノズル124の水流噴出の反動で回転し或は中心軸をモーターで回転してもよい。回転の危険は360度以内特に180度以内の往復回転とすることによって回避できた。モーターは超音波が特に適している。強くブラシを圧する必要はなく接触するだけで充分であり、消費動力は2ないし50ワット程度の超音波モーターは安全で適している。図9の装置と重ねてポンプも共通にできる。表面掃除に使える。しかもモーターはシステムキッチンに備え付けとし可撓性の同軸で連結・取り外しして他の動力と共用できる。
【実施例13】
【0045】
図29は洗浄と減容を容易にする包装容器処理法である。プラスチック、金属瓶、紙容器等を底と肩部は残し、または分離して長い帯状又は短冊状の胴部分を螺旋状に切り込んで64の胴部分に巻き込み図30(平面図)のように減容できる。隙間があるので噴霧、流下洗浄も浸漬洗浄も容易になる。
【実施例14】
【0046】
図31乃至図36は紙屑、プラスチックフイルム、繊維、布片を圧縮し又は巻き取り減容するロール132である。ロールでプラスチックを圧縮する場合の問題は巻きついたものを外すことにあった。プラスチックフイルムが混入しているゴミの圧縮又は供給でも同じ問題があった。側面の押さえあるいは蓋を容易に外し、巻きついたものを取り外し或は切断して取り外すことにより、巻き取り減容又は巻きつき障害を除くことができる。この性能を利用すれば不定形のロールにかかり難いものにプラスチックフイルムや繊維、布片、紙、紙袋を混入、或は収容して圧縮、絞り、脱水が容易になる。図において、軸133を歯車134又はハンドルと軸受で巻き取る。巻き始めは爪130に引掛けて留めるのが便利である。巻き終り引き抜く時には爪130は溝又は切欠き131に沈み容易に取り外すことができる。
【実施例15】
【0047】
図34は軸方向が短く減容物の取り外しが容易なロール乃至リールである。ロール乃至リールは中空にしてヒーターを仕込み或は熱風、熱媒、熱線輻射で、被処理物の加熱収縮成型と殺菌兼用ができる。図35は二つのロールを摩擦又は歯車で連動する。取手155で駆動してフイルムを巻き取るもので、野菜や布巾、濡れたフイルムの絞りに使うことができる。図36は絞った水が芯方向に流れて.つば137からの滴下分離を示す。
【実施例16】
【0048】
図37はガラス製品や容器、瓶を破砕、或は粉砕し破片の危険性を除去する装置である。加熱急冷又は(及び)圧縮破砕の後に回転容器内で転動させて鋭利な破片の角や刃を容易に潰せることを発見した。転動の代わりに振動機を構成して振動させてもよい。転動と振動を併用してもよい。所要時間は転動又は振動数と強度によって10秒乃至1時間特に1乃至10分の程度で足りる。従来ガラス破片は危険でゴミとして収集に出す時には新聞紙に包むか缶に入れる必要があり、プラスチック袋は使用できなかったが、本発明によれば引き裂き、あるいはノッチを気にすることなく包装できた。
【実施例17】
【0049】
図38はガラス破片や瓶、小瓶を投入口113から投入して破砕質110内で槌またはピストン102で破砕する。102は平面乃至山型、錐型の破砕面が適当である。
図39は破砕錐、槌、或は、突起145と瓶107、ピストン102の位置関係の例を示す。
2センチメートル角以下に破砕した鋭利な縁を持つガラス瓶の破片を1リットルのPET瓶の上部を除いたカップ状容器の3分の1容分入れ、蓋を付けて2分間激しく上下に振り混ぜた(振幅15センチメートル、振動数毎分200回)。大小の破片は容易に鋭利な縁、角はなくなり粒子は安全な砂状になり素手での扱いが可能になり、ビニル袋に入れることも可能になった。新動機にかけても同様の結果が得られた。
【実施例18】
【0050】
図40乃至図52はシステムキッチンに適した梃子の実施態様である。図40に於て支点161の高さを可変にして厨房システム機器に可変機構を組み込むことに本発明による梃子の特徴がある。可変にするには高さが異なる支点差込口55を設けること、又はラチェット機構158による。他の特徴は梃子機構のアームの収納位置であって、使用しない時には図1のように厨房システムによせて付近かけ兼用可能にし、使用時に引き出す。このときカメラの三脚のようにアームの長さを延長できる機構を組み込むことができる。図49ないし図52に回転支点171。これに接合するヒンジ170の例を示す。図52は棒153と管178からなる延長アームを示す。引き抜き防止のストッパーを付けてもよいのは当然である。作用点152は図41,42のように筒(棒の下側にあってもよい)とピンのように固定、半固定の回転軸を持つものから切り込み、凹凸、穴等作業時の滑り止めで作動点を任意に選べる形状を選択し加圧対象の大きさ、高さに合わせることも可能である。図41は容器11,12,13,126等の内容ゴミ48を圧縮する場合を示す。これらの容器は加熱板60の上にのせて加熱圧縮できる。
押板が熱板であってもよい。継続的に加圧するために滑動できる錘79を設けることができる。滑り面に必要程度の摩擦を待たせるか留めピン等があれば便利である。これによって錘の持ち上げや錘の着脱、外した錘の置場の煩わしい問題が解消される。
【実施例19】
【0051】
図42はジャッキの揚程10センチメートルを容易に3乃至5倍に延長できる。汎用小型ジャッキの揚量2トンのものでも400乃至700キログラム重の圧縮圧をかけることができ、災害時には外して通常のジャッキとして利用できる利点がある。
【実施例20】
【0052】
アーム収納の方法は図43のように複数の作用対象に兼用のアームを利用すること、どれにも使用しない時には箱内部の横に置くこと、図48のように山形鋼或は管に長穴を開け任意位置を支点にして移動できる支点154を利用すること、これらの組み合わせからなる。
厨房システムや作業台の前壁に山形鋼、穴開き角管、鉤、突起等を設けてもよい。
【実施例21】
【0053】
図49乃至52は厨房システムや作業台の前壁に梃子棒の軸周り回転、梃子の支点回り回転が可能な自在腕とするものを示す。
【実施例22】
【0054】
図53は調理排気の吸引に適したフードでダクト内部汚損防止用のデミスター又は活性炭、ゼオライト等の吸着剤8を有するものを示す。自在ダクト15に剛性を持たせることもでき72の姿勢も任意に保持して汚染対象に接近して捕集できる。公知の光触媒を利用できる。
【実施例23】
【0055】
図54乃至57は張り出し可能の吸引面18を示す。図57に於て18面内にデミスター又は活性炭、ゼオライト等の吸着剤を有し、しかも比較的低位置に付けるので、掃除交換が容易である。これらはシンクの洗浄槽122,193に浸漬して自動洗浄できる大きさに分割できる構造をとることができる。
【実施例24】
【0056】
図59はシンクにシンク2に置いて使うに適した断熱又は真空断熱容器193である。熱湯を注いでもよいし、60℃以上の熱水供給装置190から熱水を供給できる。PTC発熱素子で比較的安全な60乃至80℃の温水を供給するのが適当である。又は同素子を使う投げ込みヒーターであってもよい。この場合には電源電圧は比較的安全な50V未満特に24V以下が制御信号用、小型電機機器用ファン電圧と共用でき好都合である。従来は水濡れ感電のためにシンク内部での電気器具は使い難いものであった。
【実施例25】
【0057】
図60はキュリー温度が40乃至100℃程度のPTC素子R1、R4と抵抗R2、R5を使う火災或は過熱警報用回路の概念説明図である。(R1+R2)と(R3+R4)の抵抗値を変えることによって過熱がR1に起きたかR3に起きたかの判断を抵抗、電流、電圧等の測定によって判定できる。素子の数を増せば多数、遠隔の例えば部屋、機器の監視に利用できる。厨房システムに測定機器を置くことによって、遠隔監視と機器共用によるコスト減でシステムの構成、普及が可能になる。
【実施例26】
【0058】
空気浄化用活性炭の再生を行う場合、PTC素子を着脱自在に図4のようなヒーター付の生ゴミ乾燥機部分と加熱部分は同じで給排気が脱臭浄化すべき室内空気の循環系になる。必要によって外気を浄化してとりいれることができる。
【実施例27】
【0059】
実施例26の装置を壁や家具、機器から発散する化学物質の浄化に使える。例えば塗装壁面或は壁紙張り壁面ではカーテン、ポリエチレンフイルムを壁面に沿い覆い、多孔吸引管で下辺から吸引し、装置内を通過して活性炭浄化して管で多孔吸引管で上辺に供給循環する。部屋全体浄化では部屋の上辺から吸引し対辺低位置へ浄化空気を放出する。活性炭再生では温度調節計と電熱又はPTC発熱素子を使い180℃未満で加熱し再生する。多数回再生で吸着能が低下したら厨房システムの系に連結して180乃至500℃で再生する。再生当初は実質的不活性ガスを少量通気しついで酸化性雰囲気ガス又は空気を少量通気して再生し排気はバーナー火炎処理するのがよい。排気は活性炭を通過して浄化できる。又は塩素系物質吸着の可能性があれば排気はガスバーナーの一次空気取り入れ口付近に開口した1箇所以上の口、好ましくは環状多孔管或は面開口からバーナー一次空気に導入して火炎分解できる。調理用ガスレンジの場合(ガス発熱量11000CAL/M3)の一次空気取り入れ口に開口を設けて火炎分解できた。鍋底の外縁温度は200乃至240℃、鍋側壁では150乃至180℃と急冷条件を満足していた。同様に浴用温水器の排気温度は条件により90乃至180℃であった。出口排気温度は温度素子で管理でき条件が揃えば常時監視は不要である。厨房システムの切り替え温度測定で容易に確認できる。環境の有害物質種類と濃度によって分解の必要性と吸着再生条件は異なり分析によって条件設定ができる。火炎分解はシステムの浄化炭素のみに止め、室内浄化用の炭素再生の廃棄の毎回処理は省略してもよい。室内浄化用活性炭装置は必要だけ直列して使用し、再生品炭素を浄化空気の放出端に近い方に戻し環境基準を満たしPPB濃度レベルまで浄化できる。この方法で室内気を浄化した後、屋外に出ると地域、時により臭気を感じる。基本システムを使えば高頻度の再生が可能になり、高度浄化を達成できる。特許文献6の再生条件を適用できる。
【実施例28】
【0060】
図61は厨房システムの排熱利用系統図である。放出している熱排気を高温排気のままゴミ処理、資源化装置の熱源に利用すること、余剰の排気は熱交換器218で蓄熱層の水または熱媒を加熱して低温熱源として利用する。着火炎上物には金網塊で覆い消火できた。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明は厨房システムとして有用であり総合システムとしての概念を有する限り既存の単位機器を組入れ構成できる。また、本発明による単位機器はそれぞれがシステムの省力、省エネルギー、殺菌、室内化学物質除去、安全、清潔を低コストで達成するものであり単位機器として成立するだけでなく、組み込み或は順次追加機器としても組込みできる。このようにして従来困難とされていた発生源におけるゴミ処理、資源化処理、或は資源化前処理による社会的資源化システムの低コスト経済化システムが可能になる。また、家庭の主婦、事業者の余分の負担を防止するシステムと方法であり、しかも家庭、事業の資源化に清潔で省力的な分散労働の新しい労働形態を導入できるものである。
室内環境から化学物質浄化機器としての機能は普及によって、医療機器としての側面を持つ。炭素再生機能で水、空気の炭素吸着浄化を容易にして従来原因不明であった病気の疫学的解明に有用必須の設備になる可能性がある。ゴミ問題の解決手段としては、住民摩擦の原因の一つである家庭ゴミ集積収集問題を解決できる有用なシステムでもある。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】厨房システム説明図
【図2】ゴミ減容、減量機箱,乾燥剤、活性炭、木炭再生装置内部正面説明図
【図3】右側面図
【図4】並列型生ゴミ加熱機付分別ゴミ箱平面断面図
【図5】生ゴミ乾燥機、廃プラスチック、紙屑加熱減容機平面断面説明図
【図6】一回通過部分透過型生ゴミ乾燥機正面断面図
【図7】外気又は室内吸気生ゴミ乾燥機付ゴミ箱平面断面図
【図8】生ゴミ乾燥機正面断面図
【図9】排気洗浄、吸着脱臭装置正面断面説明図
【図10】排気熱回収型ゴミ処理装置正面断面図
【図11】同平面説明図
【図12】畳み型排気熱回収型ゴミ処理装置平面図
【図13】スリット付ゴミ乾燥箱説明図
【図14】スリット付ゴミ乾燥箱正面図
【図15】スリット付ゴミ乾燥箱平面図
【図16】厨房流しの臭気と菌逆流防止トラップ、排水系正面断面説明図巻取り又は絞りロール側面説明図
【図17】廃プラスチック等のガス加熱圧縮装置正面断面説明図
【図18】廃プラスチック等のガス加熱圧縮装置用の穴あき熱板平面図
【図19】同正面断面図
【図20】生ゴミ攪拌乾燥器具正面断面図ガラスの加熱粉砕安全化装置断面説明図
【図21】フィン付熱板説明図 ガラスの加圧又は衝撃粉砕装置断面説明図
【図22】同下面図
【図23】同正面断面説明図
【図24】ガス等の燃料加熱圧縮又は乾燥殺菌装置平面図
【図25】同正面視断面図
【図26】同熱板平面図
【図27】食器、廃物噴霧又は流下型洗浄機内部正面図
【図28】食器、廃物、食材ブラシ付噴霧洗浄機内部正面図
【図29】PET瓶の螺旋状切り込み正面説明図
【図30】PET瓶の螺旋状切り込み品の畳み込み平面断面図
【図31】巻取り又は絞りロールの見取り図
【図32】巻取り又は絞りロール正面図
【図33】巻取り又は絞りロール側面図
【図34】薄い巻取り又は絞りロール側面図
【図35】巻取り又は絞りロール側面図同錘付側面説明図
【図36】巻取り又は絞りロール正側面図 同ジャッキ付説明図
【図37】ガラス容器破砕機正面断面説明図 梃子式加圧機構と複数減容機内蔵の箱型装置説明平面図
【図38】ガラス容器破砕機正面断面説明図側面板を外した同説明図
【図39】ガラス容器破砕機正面断面説明図 支点を棒両端に、力点を複数持つ両端互換式支点の梃子式加圧機構と複数減容機内蔵の箱型装置説明平面図
【図40】高さ可変複数支点の梃子、複数柱と支持台からなる梃子装置の説明図 高さ可変支点を棒両端に、力点を複数持つ梃子式加圧機構と複数減容機内蔵の箱型装置説明平面図補強構造の説明図
【図41】錘付ゴミ圧縮機正面説明図
【図42】ジャッキ付ゴミ圧縮機正面説明図 面説明図 支点を棒両端に、力点を複数持つ両端互換式支点の梃子式加圧機構と複数減容機内蔵の箱型装置説明平面図
【図43】支点を複数持つ梃子式加圧機構と複数減容機内蔵の箱型装置説明平面図
【図44】同箱型装置正面断面説明図
【図45】複数支点、力点の梃子装置の箱型装置説明平面図
【図46】複数高さ支点の梃子圧縮装置の正面説明図
【図47】任意位置支点の梃子式加圧機構と複数減容機内蔵の箱型装置説明正面図
【図48】同スライド錘任意位置支点棒両端に、力点を複数持つ梃子式加圧機構と複数減容機内蔵の箱型装置正面説明図
【図49】自在アームであり布巾かけ兼用になる梃子装置正面図
【図50】同 平面説明図
【図51】同 畳んで壁面に着けた厨房システム正面視説明図
【図52】自在アームであり布巾かけ兼用になる梃子装置正面図正面説明図
【図53】厨房システム壁面に着けた排気吸引フード説明図
【図54】厨房システム壁面から引き出す排気フード厨房システム壁面側面視説明図
【図55】同 正面図
【図56】同 平面図
【図57】厨房システム壁面に着けた排気吸引フードと鍋の位置関係説明図
【図58】生ゴミ等の処理箱とシステムのダクト挿しこみ連結の例 側面視説明図
【図59】シンクに置いた消毒真空ポットの説明図
【図60】PTC素子利用の火災、過熱警報システム回路略図
【図61】排熱回収・利用系統図
【符号の説明】
【0063】
1 多機能の厨房システム、2 シンク、3 蓋、
17 廃物処理機であるゴミ分別処理箱ワゴン或は同引き出し、4 処理機収容部、5 シンクに載せている台、5、6 排気管接続用吸引口、18 熱排気回収フード、6 ホース連結吸引口又はギャラリー、
7 PET瓶減容処理用の瓶口支持雌ねじ、電源、スイッチ等の操作機能部分、
8 排気口、9 ダクト、10 共通モーターとその駆動端蓋付開口、
11,12 プラスチック等のゴミ箱を収めたゴミ箱或は資源保管箱、
15 ダクト、自在アーム、温風取り込み口、16 キャスター、
17 ゴミ分別処理箱、18 薄い箱型ベンチレーター又はその吸引部、
18 生ゴミ容器、廃プラスチック容器、
19 濡れない微生物付着防止部分、乾燥部分、21 電源、20 スイッチ等、
24,25 通風吸引用のスリット、外気吸引口、吐出口、
28,29、30, 切り替え弁、
31 断熱面又は冷却凝縮面、32 網面、35 吸引ファン、39 上面板、
43 箱側壁、82 排気浄化機又は室内空気浄化機、横置き浄化装置、
45 吸入口、50 排気系、51 食器洗浄機、52 給気系、Oリング、
55,52,50 ダクト、45 熱風又は外気取り入れ口、52 熱排気管、
53 ガイドレール、54 側面ガイド、55 梃子の支点穴57 切換弁、
60 レンジユニット、60 熱板、63 水洗浄機、64 水洗浄機、
65、81 72 熱風をカバー内に送り込むフード、
65 加熱に適した熱風はノズル、66 シンクの排水口、66 ドーナツ状加熱板、68 線充填物からなる洗浄部、72 カバー、73,74 分割カバー、
72 外装、筒又は鍋、77 空間、79 錘、80 鍋、81 排気洗浄装置、
82 排気浄化ユニット、83 フィルター、吸着材等の浄化ストレーナ、
83 吸着材の脱臭装置、
89 水洗充填物、飛沫分離充填物、排気浄化用の水洗装置、
91 通気又は組み立て用止ねじの穴、
92 ストレーナ、93 は殺菌灯、加熱乾燥殺菌用ヒーター、94 室、
90 ベント管、91 温度測定端、97 水封室、95 水きりノズル、99 取手、100 下水管、101 穴、102 ピストン、102 カバー、107 撹拌機、107 瓶、108 炉、108 少量パージガスノズル、109 臭気ガスノズル、110 フィン、110 破砕室、113 充填金網、燃焼触媒、
114 ダンパー差込み保持用の突起或はフィン、
116 ゴミ容器兼用ストレーナ内蔵室、117 内部空間の光照射光源、
120 上面板支持金具、122 逆流防止トラップ、
123 流下型食器皿洗浄機兼用の潰した廃容器洗浄、125 管、124 噴霧管、123 被処理物、125 中心軸の周囲に回転するブラシ、126 水循環ポンプ、126 容器又は筒、129 バーナー、130 爪、131 切欠き、
132 温度検出端、133 支持構造133、134,133 回転軸、
134 歯車、135 熱風穴又は間隙、131 錘、134 熱風の短絡用孔、
136 ダンパー又は邪魔板、137 つば、141 付板、
144 ダンパー或は電熱の差込レール、145 破砕錐、槌、或は、突起、
150 布巾かけを兼ねてもよく必要時に引き出す梃子、152 作用点、153 棒
154 調理台前方の梃子の支柱、154 梃子又は梃子支点、155 取手、
155 支点差込口、158 ラチェット機構、161 支点、
170 接合ヒンジ、171 回転支点、173 回転軸機構、178 管、
190 蒸気又は温水発生器、193 真空ポット、194 PTC素子、
195、196、197、198 抵抗、215 低圧電源とコンセント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排気ファンと排気路と、外気と連通した吸入路とを装備し、固定又は/及び可動の調理排気吸引口と温度測定機能を有する厨房又は調理作業システムに、(1)空気浄化機能、(2)加熱機能、乾燥機能、(3)水噴霧洗浄(4)空気吸引機能、(5)吸着剤再生機能から選ばれた1つ又は組合せと、ゴミ処理箱収容空間又は/及び空気浄化機収容空間を内蔵又は付置した厨房又は調理作業システム。
【請求項2】
ゴミ処理箱がキャスター又は滑動面つきであり、貯蔵容器又は処理機であるか或は箱内に貯蔵容器又は処理機を納めて、食材、生ゴミ、廃プラスチック、紙屑、布帛、複合廃物から選ばれた1つ又は組合せを、貯蔵、洗浄、通気乾燥、加熱殺菌、加熱乾燥、加熱圧縮から選ばれた1つ又は組合せの貯蔵又は処理、浄化処理又は減容処理を行う処理箱。
【請求項3】
換気系の通風路、処理室、処理箱内面又は内部構造の一部又は全部の表面を、光触媒含有物で被覆し、自然光、紫外線灯、光照射、オゾン供給、から選ばれた1つ又は組み合わせの表面殺菌防汚機能を持つ処理室又は処理箱とした請求項1記載の厨房システム又は処理箱。
【請求項4】
厨房又は作業台システム内部に別のシンク、槽又は処理室を内蔵し、このシステム内部の排水、換気又は乾燥機能と、厨房システムの漏水、溢水、飛沫、臭気吸着浄化、廃物洗浄、減容処理又は食材洗浄、調理機能を備えた第2のシンクを比較的低位部に設け、出し入れ自在に内蔵する厨房システム。
【請求項5】
厨房又は作業台システムに請求項1又は2の屋外環境擬似条件の光と通風で貯蔵又は処理をする内蔵機能、処理又は貯蔵箱と第2のシンクの引き出し又はワゴンの引き込み空間の1つ又は組合せを設けた厨房又は作業台システム。
【請求項6】
食材廃物又は生ゴミを処理する装置において、固定又は開閉自在で多スリット側板、多孔側板、金網、プラスチック網側板の1つ又は組合せを備えた水切容器を加熱又は通風乾燥し或は加熱殺菌する場合にこの容器の内部又は(及び)外部に伝熱面を設けて通気又は通風し空気又は排気の一部を被処理物に通気する加熱又は乾燥処理法。
【請求項7】
厨房廃物である廃包装容器又は生ゴミを処理する場合に、循環水又は循環温水で浸漬、注水、噴霧、から選ばれた1つ又は組合せで洗浄の後に、水きり加熱乾燥し或は加熱圧縮減容する洗浄法。
【請求項8】
食器、器具、食材又は包装容器廃物を洗浄又は研磨する場合に、植物質又はプラスチック質の磁性又は非磁性粉粒から選ばれた1つ又は組合せの軟質研磨剤を水又は洗剤とともに、循環ポンプ、振動又は撹拌羽根で撹拌の後、洗い流し、粉粒は回収する洗浄法。
【請求項9】
厨房システム又は調理台、若くは食品廃物、副生物処理台に置く食品加工又は廃物減容用の圧縮、潰し、破砕、絞り又は回転力発生に使う梃子装置において、桁又は台に支点となる単数又は複数支点を有する単数又は複数の、(1)固定式柱、(2)ラチェット付柱、(3)鎖、(4)紐状物から選ばれた1つ又は組合せの支点と桁又は固定板を設けた梃子装置。
【請求項10】
請求項9の梃子が、差し込み梃子、折り畳み梃子、引き出し、継ぎ梃子又は板状梃子から選ばれた梃子装置であって、支点支持台の強度維持部が桁又は台に取り外し自在でもよい固定用台又は桁を設置した厨房システム若くは処理台。
【請求項11】
ガラスを部分又は全面加熱の後、水、空気、蒸気、ガス又は固体、粉粒から選ばれた1つ又は2つ以上の混合物で急冷して破壊乃至亀裂を入れ後に、加圧面、ピストン、鎚、ロールから選ばれた機器で圧迫し或は衝撃で破砕するガラスの破砕法。
【請求項12】
ガラス片又は陶器片を小型容器に入れ、水分の存在又は不存在で振動、揺動、回転から選ばれた1つ又は組合せ摩滅操作を加え鋭利端又は角を除くガラス片又は陶片処理を外箱内に収めたガラス処理装置。
【請求項13】
ガラス又はセラミックの瓶又は容器を溶融温度に達しない温度以下で瓶底に1点以上で点接触する破砕用の硬質の球、錐、たがね刃又は鎚を押し付け又は打撃して破砕し、瓶底又は瓶口に内側から外に向かう前記の球、錐又は鎚を押し込み或は打撃する破砕機構、と破片の摩滅機構を有するガラス又はセラミックの瓶又は容器の処理装置。
【請求項14】
ガラス、陶磁器またはその破片をPET瓶であってもよいプラスチック瓶又は容器に入れ、破砕し又は破砕前に垂直乃至水平姿勢で保持する剛性の回転若くは振動容器内で梃子、ピストン又は突き棒から選ばれた1つ又は組み合せで破砕し、次いで前記容器を回転又は(及び)振動するガラス破砕室と、破砕したガラスを振動、振り混ぜ、回転、往復回転の1つ又は組合せ動作で鋭利端又は角を摩滅鈍化するガラス、陶磁器またはその破片の処理法。
【請求項15】
破砕程度を調節し曲率を保持した破片を残した水耕栽培用又は充填層用の鋭利部を除去したガラス又は陶器破砕片又は砂。
【請求項16】
ロール表面から沈む突起の頭又は引っ掛け爪或は周方向には倒れず、軸方向に倒れる引っ掛け爪を設けた回転ロール乃至円盤の円筒面に、廃プラスチックフイルム、廃紙、段ボール、袋入りゴミから選ばれた物品を巻き取りまたは巻き込む圧縮装置。
【請求項17】
円筒又は角のプラスチック、紙、又は金属からなる容器の器壁を仮想軸の周囲を旋回するように螺旋状に切る空容器の減容法。
【請求項18】
螺旋状に切り込みをいれた容器廃プラスチックを切断する細片プラスチックの製法。
【請求項19】
螺旋又は細片化プラスチックを加熱圧密して安定化する廃プラスチックの減容法。
【請求項20】
瓶口ねじにねじ込む雌ネジを持つ瓶の支持部品と厨房システム面、錘台、捻子、磁石、手持ち工具から選ばれた組合せからなる瓶の加工用支持具。
【請求項21】
厨房シンク、洗面所、浴槽、浴室から選ばれた流し口にゴミ容器兼用ストレーナを内蔵する室と逆流防止トラップ間に乾燥部分又は水流に濡れない微生物付着防止部分を設けた生物付着防止装置。
【請求項22】
厨房システムシンクの排出口と排水管の間に排出水に濡れない部分を設け、菌付着防止装置として排出管とこれを包囲する乾燥部分とからなり、乾燥部分に加熱、内部空間の光照射構造、光照射光源と光触媒内面構造、トラップの電解殺菌用電極、多孔質又はつば状かつ堰状の薬液保持部から選ばれた1つ又は組み合わせを設けた生物付着防止装置。
【請求項23】
請求項21の生物付着防止装置又は生物付着防止装置に加えて乾燥部分に界面活性剤、殺虫或は殺菌効果物質の供給手段を設けた厨房システム。
【請求項24】
シンクのストレーナ又は生ゴミ乾燥用の容器の底面が逆錐体、斜切断面状の底で水きり端又は突起を有するストレーナ。
【請求項25】
厨房、居室又は換気通風路に温度測定警報又はPTC素子を有する温度警報を備え、この警報系は火災警報、侵入チェックシステムを兼ねた厨房または居室監視システム。
【請求項26】
燃料を燃焼して伝熱面を加熱して手動又は自動で伝熱面温度を制御し、重石又は押し板で加圧しつつ生ゴミ、紙屑、廃プラスチック、雑廃物から選ばれた1つ又は組合せを加熱減容する場合に、少なくとも火炎側に火炎又は熱ガスの通路である間隙、フィン或は管状通路を設けた板を伝熱面として置き、この伝熱面に前記被処理物を押し付け又は前記被処理物を収容した容器をのせ、伝熱面温度を被処理物の分解発煙温度に達しない200℃付近以下で減容又は乾燥する加熱減容法。
【請求項27】
ガス、石油系燃料、又は炭素可燃物から選ばれた燃料を燃焼して容器又は組み立て容器の伝熱面を加熱して手動又は自動で伝熱面の温度を制御する燃焼部が触媒又は接触燃焼層を設けた熱板装置において、電熱で熱板又は触媒の温度を制御し燃料の触媒燃焼又は表面燃焼層で燃料を燃焼して調理、調理容器、生ゴミ、紙又は廃プラスチックを加熱し若くは減容する加熱装置。
【請求項28】
加熱面と熱ガス、火炎又は輻射熱或は燃焼用通風を調節するダンパー、シャッター、遮蔽板叉はこれらの挿入溝、温度測定センサー取り付け構造から選ばれた1つ又は組合せを有する請求項27記載の加熱装置。
【請求項29】
(1)廃プラスチック、紙屑の加熱圧縮減容装置と、(2)生ゴミの加熱減容装置、(3)ガラス・陶磁器セラミックの減容装置、(4)金属屑、缶減容装置から選ばれた廃物の処理装置の複数の組み合せの減容装置を付属又は内蔵する厨房又は調理台システム。
【請求項30】
圧縮機構の梃子の駆動力に錘又はジャッキを併用する圧縮装置。
【請求項31】
圧縮機構の梃子の駆動力に手、錘又はジャッキを使用する請求項1、請求項29又は請求項30記載のシステム。
【請求項32】
ジャッキを使用する請求項1、又は請求項29記載のシステム。
【請求項33】
金網充填物又は冷却機能を付けた金網充填物を火に被せる厨房、調理台又は室の消火又は火災防御方法。
【請求項34】
金網充填物又は金網充填物と冷却機能からなる消火又は火災防御装置。
【請求項35】
着脱自在の活性炭又は炭素質内蔵空気浄化装置と廃炭再生或は再生排ガス浄化機能を持つ厨房システム。
【請求項36】
炭素再生廃ガス洗浄機、浄化炭素装置、ガスバーナーへの吸着剤再生排気混入機能、電気炉機能を持つ厨房システム。
【請求項37】
熱湯、水蒸気又は熱風発生器を設け導入管接続口をシンク付近に設けた厨房システム。
【請求項38】
生ゴミ、廃プラスチック、紙屑、廃活性炭、廃木炭、灰吸着剤、その他の廃棄物の1つ又は混合物に空気又は燃焼排気を少量通気しつつ乾燥又は加熱処理した空気若しくは排気、或は膨張排気をバーナー部に供給して高温処理する厨房システム排気の処理法。
【請求項39】
温水器、浴用燃焼機、レンジから選ばれた排気回収用吸気口、配管と温水槽又は潜熱蓄熱槽、と洗浄用、暖房用又はゴミ加熱用熱源系を連結した厨房システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【公開番号】特開2006−21005(P2006−21005A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−229962(P2004−229962)
【出願日】平成16年7月9日(2004.7.9)
【出願人】(599118506)大和測量設計株式会社 (1)
【出願人】(391004816)
【Fターム(参考)】