説明

吸着固定可能な機器

【課題】取付け面に対して垂直な方向のみならず平行な方向の外力の作用に対しても優れた吸着性能が得られる、吸着固定可能な機器を提供する。
【解決手段】本発明に係る吸着固定可能な機器においては、機器本体2に対し、機器本体2の外側へ露出する吸着面50を有する吸着部材5と、該吸着部材5の吸着面50と同じ方向を向いて機器本体2の外側へ露出する圧着面60を有する弾性部材6とが取り付けられ、吸着部材5の吸着面50と弾性部材6の圧着面60とを同時に吸着相手の取付け面に密着させることが可能であって、弾性部材6は、吸着部材5の材質よりも弾性係数の大きな弾性材料から形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁面等の取付け面に吸着固定することが可能な機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、壁面等の取付け面に各種の機器や器具を取り付けるために、エラストマー等の弾性材料からなる吸着盤が広く用いられており(例えば特許文献1)、例えば、吸着盤には機器や器具を引っ掛けるためのフック等が取り付けられている。
【0003】
又、機器本体に吸着盤が取り付けられており、機器本体を吸着盤によって机の表面等に固定して使用することが出来る電子機器が知られている(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−228918号公報
【特許文献2】特開2011−34308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、吸着盤の材質としてエラストマー等の比較的弾性係数の大きな弾性材料を用いた場合、この様な弾性材料は、引張力の作用に応じて弾性変形し難いため、吸着盤に対して垂直方向に大きな引張力が作用したとき、吸着盤が取付け面から簡単に外れてしまう虞があった。
【0006】
そこで、吸着盤の材質として例えばクロロプレンを主体とする合成ゴム(ネオプレーン:商標名)等の弾性係数の小さな材料を用いることが考えられる。
クロロプレンを主体とする合成ゴムは、エラストマー等の弾性材料と比較して弾性係数が小さく、伸縮性に富んでいるため、クロロプレンを主体とする合成ゴムからなる吸着盤においては、取付け面に対して垂直方向に大きな引張り力が作用した場合にも、吸着盤の吸着面が取付け面に密着した状態で内部空間の負圧を維持したまま弾性変形するので、取付け面から簡単に外れることはなく、優れた吸着性能が発揮される。
【0007】
ところが、クロロプレンを主体とする合成ゴムからなる吸着盤においては、取付け面に対して平行な外力が作用した場合、吸着盤が横方向に大きく弾性変形するため、これによって負圧状態が破壊され、吸着盤が取付け面から簡単に外れてしまうことになる。
従って、クロロプレンを主体とする合成ゴムからなる吸着盤は、机の表面などの水平な取付け面を対象として、大きな外力が作用しない吸着固定に限定され、用途の点で汎用性が低い問題がある。
【0008】
そこで本発明は、取付け面に対して垂直な方向のみならず平行な方向の外力の作用に対しても優れた吸着性能が得られる、吸着固定可能な機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る吸着固定可能な機器においては、機器本体(2)に対し、機器本体(2)の外側へ露出する吸着面(50)を有する吸着部材(5)と、該吸着部材(5)の吸着面(50)と同じ方向を向いて機器本体(2)の外側へ露出する圧着面(60)を有する弾性部材(6)とが取り付けられ、吸着部材(5)の吸着面(50)と弾性部材(6)の圧着面(60)とを同時に吸着相手の取付け面(90)に密着させることが可能であって、弾性部材(6)は、吸着部材(5)の材質よりも弾性係数の大きな弾性材料から形成されている。
【0010】
上記吸着固定可能な機器によれば、吸着部材(5)の吸着面(50)と弾性部材(6)の圧着面(60)とを取付け面(90)に対向させて、機器本体(2)を取付け面(90)に対して押圧すると、吸着部材(5)と弾性部材(6)が弾性変形し、吸着部材(5)は、その弾性変形によって吸着面(50)が取付け面(90)に吸着されると共に、弾性部材(6)は、その弾性変形によって圧着面(60)が取付け面(90)に圧接される。
【0011】
ここで、機器本体(2)に対し、取付け面(90)に垂直な引張力が作用した場合、吸着部材(5)は十分な吸着性能を発揮するので、機器本体(2)が取付け面(90)から外れる可能性は低い
又、機器本体(2)に対し、取付け面(90)に沿う方向の外力が作用した場合、弾性部材(6)は吸着部材(5)よりも大きな弾性係数を有しているため、僅かな弾性変形を生じるに過ぎない。従って、吸着部材(5)についても取付け面(90)に沿う方向の弾性変形は僅かものとなり、吸着部材(5)の吸着面(50)は取付け面(90)に吸着された状態を維持するので、機器本体(2)が取付け面(90)から外れる可能性は低い。
【0012】
具体的態様において、前記吸着部材(5)は、クロロプレンを主体とする合成ゴムを材料として形成され、前記弾性部材(6)は、エラストマーを材料として形成されている。
該具体的態様によれば、クロロプレンを主体とする合成ゴムがエラストマーよりも小さな弾性係数を有して、大きな伸縮性を発揮するので、機器本体(2)に垂直方向の大きな引張力が作用する場合にも、吸着部材(5)は高い吸着性能を発揮する。又、エラストマーはクロロプレンを主体とする合成ゴムよりも大きな弾性係数を有して弾性変形し難いので、機器本体(2)に取付け面(90)に沿う方向の大きな外力が作用する場合にも、弾性部材(6)は僅かに弾性変形するに過ぎず、吸着部材(5)の取付け面(90)に沿う方向の弾性変形を十分に抑制する。
【0013】
尚、吸着部材(5)の材料としては、クロロプレンを主体とする合成ゴムに限らず、吸着部材(5)の材料として知られている種々の弾性材料を用いることが出来る。
弾性部材(6)の材料としては、エラストマーに限らず、吸着部材(5)の材料よりも弾性係数が大きく、且つ弾性部材(6)が取り付けられている機器本体(2)の材質よりも弾性係数が小さな種々の弾性材料を用いることが出来る。
【0014】
又、具体的な態様において、前記吸着部材(5)は、機器本体(2)に連結された胴部(51)と、胴部(51)から裾拡がりに拡がる裾部(52)とを有し、前記弾性部材(6)は、前記吸着部材(5)を包囲するリング状に形成されている。
該具体的態様によれば、弾性部材(6)は吸着部材(5)を包囲しているので、機器本体(2)に対して取付け面(90)に沿う様々な方向の外力が作用したとしても、弾性部材(6)が吸着部材(5)の弾性変形を効果的に抑制する。又、吸着部材(5)は、弾性部材(6)によって包囲されることにより塵埃の付着が防止されるので、吸着部材(5)の吸着性能が長期に亘って維持されることになる。
【0015】
更に具体的な態様において、前記機器本体(2)には、前記吸着部材(5)を押圧して吸着相手の取付け面(90)に沿う方向へ弾性変形させるための吸着解除片(7)が取り付けられている。
該具体的態様によれば、吸着解除片(7)によって吸着部材(5)を押圧して吸着相手の取付け面(90)に沿う方向へ弾性変形させることにより、吸着部材(5)の負圧状態を容易に解除して、機器本体(2)をワンタッチで取付け面(90)から取り外すことが出来る。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る吸着固定可能な機器によれば、取付け面に対して垂直な方向のみならず平行な方向の外力の作用に対しても優れた吸着性能が得られる。従って、取付け面の向きや外力の作用方向に拘わらず、汎用性の高い吸着固定を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本発明の一実施形態であるデジタルカメラを前面側から見た斜視図である。
【図2】図2は、該デジタルカメラを背面側から見た斜視図である。
【図3】図3は、該デジタルカメラを前面側から見た分解斜視図である。
【図4】図4は、該デジタルカメラを背面側から見た分解斜視図である。
【図5】図5は、該デジタルカメラを情報処理機器に吸着固定した状態を前面側から見た斜視図である。
【図6】図6は、該デジタルカメラを情報処理機器に吸着固定した状態を背面から見た斜視図である。
【図7】図7は、図1のA−A線に沿う断面図である。
【図8】図8は、該デジタルカメラを取付け面に吸着固定する作業の第1段階を示す断面図である。
【図9】図9は、同上工程の第2段階を示す断面図である。
【図10】図10は、該デジタルカメラが取付け面に吸着固定された状態で2方向の外力が作用している様子を表わす断面図である。
【図11】図11は、該デジタルカメラを取付け面から取り外す作業を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明をデジタルカメラに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
図1及び図2に示す如く、本発明の一実施形態であるデジタルカメラ(1)は撮影レンズ(3)及びシャッター釦(4)を具えたカメラ本体(2)の背面に、吸着部材(5)が取り付けられると共に、該吸着部材(5)を包囲するリング状の弾性部材(6)が取り付けられている。又、カメラ本体(2)には、吸着解除片(7)が取り付けられている。
【0019】
カメラ本体(2)の内部には、図7に示す様に、光学系、機構系、電子回路系等の内部構成部(20)が設けられている。
【0020】
吸着部材(5)は、クロロプレンを主体とする合成ゴム(ネオプレーン:商標名)を材料として形成されており、図3に示す様に、固定ネジ(8)によってカメラ本体(2)に締結されるべき胴部(51)と、該胴部(51)から後方へ向かって裾拡がりに拡がる裾部(52)と、該裾部(52)に前方へ向けて突設されたリング状のリブ部(53)とを具えている。
吸着部材(5)の裾部(52)には、図7に示す様にカメラ本体(2)の後方へ向けて、リング状の吸着面(50)が形成され、カメラ本体(2)の外側へ露出している。
【0021】
又、弾性部材(6)は、エラストマーを材料として形成されており、図4に示す様に、カメラ本体(2)の背面に突設された外周リブ(22)の表面に沿ってリング状に延びており、外周リブ(22)の表面に貼着固定されている。
弾性部材(6)の表面には、図7に示す様にカメラ本体(2)の後方へ向けて、リング状の圧着面(60)が形成され、カメラ本体(2)の外側へ露出している。
【0022】
吸着部材(5)の吸着面(50)と弾性部材(6)の圧着面(60)とは、同一方向へ向いて、必要に応じて互いに僅かな段差を形成している。
【0023】
又、カメラ本体(2)の側壁には、図3及び図4に示す如く貫通孔(21)が開設され、該貫通孔(21)には、図4に示す吸着解除片(7)が摺動可能に貫通している。
吸着解除片(7)には、カメラ本体(2)の背面に沿って左右に長い長孔(71)が開設されており、吸着解除片(7)が貫通孔(21)を貫通した状態で、図7に示す如く、ガイドネジ(81)が吸着解除片(7)の長孔(71)を貫通して、その先端部がカメラ本体(2)にねじ込まれている。
【0024】
吸着解除片(7)の先端部は、図7に示す様に、吸着部材(5)のリブ部(53)に対向しており、吸着解除片(7)を長孔(71)の長手方向へ押し込むことによって、吸着解除片(7)の先端部が吸着部材(5)のリブ部(53)に当接する。
【0025】
上記デジタルカメラ(1)は、図5に示す如く例えば通信機能を有する情報処理機器(9)の前面に形成された取付け面(90)に吸着固定して使用することが出来る。
情報処理機器(9)は、図6に示す如く、その背面に画面(91)や操作キー(92)を具えており、その前面にデジタルカメラ(1)が取り付けられた状態で、デジタルカメラ(1)との間で無線通信して、デジタルカメラ(1)からの情報を処理することが可能である。又、情報処理機器(9)の画面(91)には、デジタルカメラ(1)によって撮影した画像を映出することが可能である。
【0026】
デジタルカメラ(1)を情報処理機器(9)の取付け面(90)に吸着固定する場合、図8に示す様に、吸着部材(5)の吸着面(50)と弾性部材(6)の圧着面(60)とを取付け面(90)に対向させた状態で、図9に矢印Pで示す様に、カメラ本体(2)を取付け面(90)に向かって押圧する。
【0027】
これによって、吸着部材(5)が垂直方向に弾性変形して、吸着部材(5)の吸着面(50)が取付け面(90)に密着すると共に、取付け面(90)との間に形成される内部空間(54)の容積が縮小し、内部空間(54)の空気の一部が排出される。又、弾性部材(6)が垂直方向に圧縮されて弾性変形し、その弾性反発力によって弾性部材(6)の圧着面(60)が取付け面(90)に圧接されることになる。
【0028】
この状態で、カメラ本体(2)に対する押圧力を解除したとき、吸着部材(5)は僅かに弾性復帰するが、吸着部材(5)の内部空間(54)が拡大して負圧になることにより、吸着部材(5)はそれ以上に弾性変形することなく、吸着面(50)が取付け面(90)に密着したまま、内部空間(54)の負圧が維持される。これによって、吸着部材(5)は取付け面(90)に強く吸着される。
又、弾性部材(6)の圧着面(60)が取付け面(90)に圧接された状態も維持される。
この様にして、デジタルカメラ(1)は、取付け面(90)に吸着固定されることになる。
【0029】
この状態で、図10に矢印F1で示す如く、カメラ本体(2)に対して、取付け面(90)に垂直な大きな引張力が作用し、吸着部材(5)が垂直方向に弾性変形したとしても、吸着部材(5)は大きな伸縮性を有しているので、吸着面(50)が取付け面(90)に密着した状態が維持され、内部空間(54)の負圧が破壊されることはない。
従って、デジタルカメラ(1)が取付け面(90)から外れることはない。
尚、吸着部材(5)の弾性変形に伴って弾性部材(6)が弾性復帰し、圧着面(60)の取付け面(90)に対する圧接力は弱まるが、吸着部材(5)の吸着力に影響はない。
【0030】
又、図10に矢印F2で示す如く、カメラ本体(2)に対して、取付け面(90)に沿う方向の大きな外力が作用したとしても、弾性部材(6)は、大きな弾性係数を有しており、且つ圧着面(60)が取付け面(90)に圧接されているので、取付け面(90)に沿う方向には殆ど弾性変形しない。従って、吸着部材(5)も取付け面(90)に沿う方向には殆ど弾性変形せず、これによって吸着面(50)が取付け面(90)に密着した状態が維持され、内部空間(54)の負圧が破壊されることはない。
よって、デジタルカメラ(1)が取付け面(90)から外れることはない。
【0031】
デジタルカメラ(1)を取付け面(90)から取り外す際は、図11に矢印Bで示す様に、吸着解除片(7)をカメラ本体(2)の内部に押し込む。この吸着解除片(7)の先端によって吸着部材(5)のリブ部(53)が押圧される。ここで、吸着部材(5)は弾性変形し易い材料から形成されているので、裾部(52)が容易に弾性変形して、内部空間(54)の負圧が破壊されることになる。
この結果、吸着部材(5)の吸着力が殆どゼロに低下し、デジタルカメラ(1)は取付け面(90)から外れることになる。
【0032】
デジタルカメラ(1)を、情報処理機器(9)以外の取付け面、例えば鉛直の壁面や机の表面に吸着固定することも可能であり、同様に外力の作用方向に拘わらず、高い吸着性能が得られる。
【0033】
上述のデジタルカメラ(1)によれば、取付け面(90)に対して垂直な方向のみならず平行な方向の外力の作用に対しても優れた吸着性能が得られる。従って、取付け面(90)の向きや外力の作用方向に拘わらず、汎用性の高い吸着固定を実現することが出来る。
【0034】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、吸着部材(5)を包囲してリング状に延びる弾性部材(6)を用いているが、これに限らず、吸着部材(5)を包囲する複数箇所に、複数の弾性部材を配置した構成を採用することが出来る。
【0035】
吸着部材(5)の材料としては、クロロプレンを主体とする合成ゴムに限らず、吸着部材(5)の材料として知られている種々の弾性材料を用いることが出来る。又、弾性部材(6)の材料としては、エラストマーに限らず、吸着部材(5)の材料よりも弾性係数の大きな種々の弾性材料を用いることが出来る。
【0036】
本発明は、デジタルカメラ(1)等の電子機器の吸着固定に限らず、その他の機器や器具の吸着固定に実施することが可能である。又、取付け面も情報処理機器(9)の取付け面(90)に限らず、例えば鉛直の壁面や机の表面を取付け面とすることが可能である。
【符号の説明】
【0037】
(1) デジタルカメラ
(2) 本体
(20) 内部構成部
(5) 吸着部材
(50) 吸着面
(51) 胴部
(52) 裾部
(53) リブ部
(54) 内部空間
(6) 弾性部材
(60) 圧着面
(7) 吸着解除片
(9) 情報処理機器
(90) 取付け面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器本体に対し、機器本体の外側へ露出する吸着面を有する吸着部材と、該吸着部材の吸着面と同じ方向を向いて機器本体の外側へ露出する圧着面を有する弾性部材とが取り付けられ、吸着部材の吸着面と弾性部材の圧着面とを同時に吸着相手の取付け面に密着させることが可能であって、弾性部材は、吸着部材の材質よりも弾性係数の大きな弾性材料から形成されていることを特徴とする吸着固定可能な機器。
【請求項2】
前記吸着部材は、クロロプレンを主体とする合成ゴムを材料として形成されている請求項1に記載の機器。
【請求項3】
前記弾性部材は、エラストマーを材料として形成されている請求項1又は請求項2に記載の機器。
【請求項4】
前記吸着部材は、機器本体に連結された胴部と、胴部から裾拡がりに拡がる裾部とを有し、前記弾性部材は、前記吸着部材を包囲するリング状に形成されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の機器。
【請求項5】
前記機器本体には、前記吸着部材を押圧して吸着相手の取付け面に沿う方向へ弾性変形させるための吸着解除片が取り付けられている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の機器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate