固形脂用容器
【課題】固形脂を均一に分割充填して、小分け使用を容易にした固形脂用容器を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するため、固形脂を加熱溶解させた液化油脂を充填し、固化させる容器であって、底部が分断され上部が連設した前記液化油脂が充填固化する複数の区画と、隣接する前記区画の側壁上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部とからなり、前記複数の区画のいずれか1の区画に前記液化油脂を充填することで、前記凹部から隣接する区画に液化油脂が流れ込み、前記凹部の底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、使用時に容易に固形脂を分割して使用できることを特徴とするトレーの構成とした。
【解決手段】上記課題を解決するため、固形脂を加熱溶解させた液化油脂を充填し、固化させる容器であって、底部が分断され上部が連設した前記液化油脂が充填固化する複数の区画と、隣接する前記区画の側壁上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部とからなり、前記複数の区画のいずれか1の区画に前記液化油脂を充填することで、前記凹部から隣接する区画に液化油脂が流れ込み、前記凹部の底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、使用時に容易に固形脂を分割して使用できることを特徴とするトレーの構成とした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バター、マーガリン、および固形の油脂、ワックス、ルウなど、流通温度帯において固形脂である油脂製品を溶解させた状態で分割充填して、使用時に小分け使用できる固形脂用容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般消費者用に少量流通される固形脂用容器は、例えば特許文献1のように、幾つか開発されている。しかし、業務用の油脂製品は、缶に充填固化させ、或いはビニール袋に充填固化されダンボールなどの箱で大容量で流通しているのが現状である。
【0003】
従って、使用時に固体である業務用固形脂を少量使用する場合には、必要数量を分取または分割し、使用している。固化した固形脂は極めて硬いものもあり、その作業は極めて煩雑で、一定の大きさに分割するのは困難であった。そして、業務用固形脂において、あらかじめ分割し、使用しやすいように小分けした容器は知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−104581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、固形脂を均一に分割充填して、小分け使用を容易にした固形脂用容器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、
(1)
固形脂を加熱溶解させた液化油脂を充填し、固化させる容器であって、底部が分断され上部が連設した前記液化油脂が充填固化する複数の区画と、隣接する前記区画の側壁上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部とからなり、前記複数の区画のいずれか1の区画に前記液化油脂を充填することで、前記凹部から隣接する区画に液化油脂が流れ込み、前記凹部の底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、使用時に容易に固形脂を分割して使用できることを特徴とするトレーの構成とした。
(2)
前記凹部が複数段の窪みであって、下方ほど隣接する区画との連設幅が狭くなることを特徴とする(1)に記載のトレーの構成とした。
(3)
(1)又は(2)に記載のトレーに、嵌合する蓋を備えたことを特徴とする固形脂用容器の構成とした。
(4)
前記蓋の底面に、前記凹部の略同一の形状に突出して前記凹部と嵌合する凸部を備えることを特徴とする(3)に記載の固形脂用容器の構成とした。
(5)
前記凸部は、前記蓋上面から押され、前記蓋上面の窪みとともに形成されることを特徴とする(4)に記載の固形脂用容器の構成とした。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、上記構成であるので次の効果を発揮する。第1に、底部が分断され上部が連設した液化油脂が充填固化する複数の区画と、隣接する区画の側壁上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部を設けることで、複数の区画のいずれか1の区画に液化油脂を充填しても、凹部から隣接する区画に液化油脂が流れ込み、凹部の底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、一定の大きさに成形することができる。使用時に容易に固形脂を分割して必要数量を取り出し、使用することができる。
【0008】
凹部3eと凸部2aを嵌合させ、図1〜17に示す構造にすれば、容器の強度を保たせつつ、固形脂同士の連結固化部が細くなり、容易に区画毎の固形脂に分割することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明である固形脂用容器の正面図である。
【図2】本発明である固形脂用容器の右側面図である。
【図3】本発明である固形脂用容器の平面図である。
【図4】本発明である固形脂用容器の底面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面拡大図である。
【図7】トレーの正面図である。
【図8】トレーの右側面図である。
【図9】トレーの平面図である。
【図10】トレーの底面図である。
【図11】図7のC−C線断面図である。
【図12】図8のD−D線断面拡大図である。
【図13】蓋の正面図である。
【図14】蓋の右側面図である。
【図15】蓋の底面図である。
【図16】図13のE−E線断面図である
【図17】図14のF−F線断面拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【実施例1】
【0011】
図1〜図6に示すように、本発明である固形脂用容器1は、固形脂を加熱溶解させた液化油脂を充填し、固化させる容器であって、蓋2と、トレー3からなる。ここでは、溶解した固形脂が充填される区画が3連の容器について説明するが、区画は3連に限定されることなく、2以上の複数区画とすることができる。
【0012】
トレー3は、図7〜図12に示すように、底部が分断され上部が連設した液化油脂が充填固化する複数の区画、第一区画3a、第二区画3b、第三区画3cと、隣接する区画の側壁3d上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部3eとからなる。なお、区画の側面外周には縦に弧状に隆起した突条3fが複数設けられ、トレー3の縦方向の強度を補強する。
【0013】
凹部3eは、図9〜図11に詳細に示すように、複数段の窪みであって、下方ほど隣接する区画との連設幅が狭くなっている。
【0014】
ここでは、図11に示すように、左右の端を残して、2段階に窪んでいる。凹部3eは図11に示すように、凹部3eの左右は斜め下の中心方向に窪んだ第一段差部3g、3gと、第一段差部3gに連設する水平な左右の第一底部3h、3hと、第一底部3hから斜め下の中心方向に窪んだ左右の第二段差部3i、3iと、第二段差部3iの端部を結ぶ水平な第二底部3kと、それぞれの側面は側壁3dで塞がれている。さらに、底部から上部に行くにしたがってトレー3の長手方向の幅が細くなっている。
【0015】
このような段差をもって凹部3eを形成することで、第1に隣接する左右の区画に充填された固形脂同士の連結部分が細くなり、容易に分割できる。第2に、隣接する区画同士の連結強度を高めることができる。
【0016】
なお、トレー3の各隅は、衝撃に対する強度を上げるため、図12に示すように、折部3mが形成されている。折部3mの下端がトレー3の外側に突出して折れ曲がり、そこからトレー3内方向にやや傾いて立設する。そして端部3nは、トレー3外側に屈折して、必要に応じて使用する蓋と嵌合係止する形状の端部3nとする。折部3mと端部3nの形状にすることで強度が増すとともに、蓋との嵌合が容易かつ強固になる。
【0017】
このようにしてなるトレー3は、複数の区画のいずれか1の区画に固形脂を加熱して溶解させた液化油脂を充填することで、凹部3eから隣接する区画に液化油脂が流れ込む。そして、凹部3eの底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、一定の大きさに成形することができる。使用時に容易に固形脂を取り出すことができ、大容量であっても、必要数量を小分け使用できるようになるため極めて便利である。
【0018】
次に、図13〜図17を参照して、蓋2について説明する。蓋2はトレー3上部全面を覆うようにトレー3の端部3nと嵌合する。ここでは、図17に示すように蓋2の外側に少し傾斜した側面2hが蓋2上面から垂下し、図6に示すようにトレー3の端部3nの外側を蓋2の側面2hの内側で係止する。
【0019】
そして、蓋2の底面には、凹部3eと略同一の形状に突出して凹部3eと嵌合する凸部2aを備える。凸部2aは、蓋2上面から押され、蓋2上面に窪みとともに形成すれば、容易に凹部3eに嵌合する形状に成形することができる。そして、図5に示すように、凹部3eと凸部2aは嵌る。
【0020】
凸部2aは、主に図14に示すように、左右の端を残して、凹部3eの第一段差部3g、3gに対面するよう斜め下の中心方向に突出した左右の第一段差部2b、2bと、第一段差部2bに連設し凹部3eの第一底部3h、3hに対面するよう水平な左右の第一突出部2c、2cと、第一突出部2cに連設し凹部3eの第二段差部3i、3iに対面するよう斜め下の中心方向に突出した左右の第二段差部2d、2dと、第二段差部2dの端部を結び、凹部3eの第二底部3kと対面する水平な第二突出部2eと、それぞれの側面は、蓋2から斜めに垂下した側部2fで塞がれている。図3及び図15に示すように凸部はトレー側に行くにしたがって蓋2の長手方向の幅が細くなっている。
【0021】
また、トレー3の各区画の上部に位置する蓋2の表面には、線状に外側に断面弧状に膨らみを持たせて成形した格子状の補強格子2gを設けてある。これにより、蓋2平面の衝撃に対する強度を高めている。
【符号の説明】
【0022】
1 固形脂用容器
2 蓋
2a 凸部
2b 第一段差部
2c 第一突出部
2d 第二段差部
2e 第二突出部
2f 側部
2g 補強格子
2h 側面
3 トレー
3a 第一区画
3b 第二区画
3c 第三区画
3d 側壁
3e 凹部
3f 突条
3g 第一段差部
3h 第一底部
3i 第二段差部
3k 第二底部
3m 折部
3n 端部
【技術分野】
【0001】
本発明は、バター、マーガリン、および固形の油脂、ワックス、ルウなど、流通温度帯において固形脂である油脂製品を溶解させた状態で分割充填して、使用時に小分け使用できる固形脂用容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般消費者用に少量流通される固形脂用容器は、例えば特許文献1のように、幾つか開発されている。しかし、業務用の油脂製品は、缶に充填固化させ、或いはビニール袋に充填固化されダンボールなどの箱で大容量で流通しているのが現状である。
【0003】
従って、使用時に固体である業務用固形脂を少量使用する場合には、必要数量を分取または分割し、使用している。固化した固形脂は極めて硬いものもあり、その作業は極めて煩雑で、一定の大きさに分割するのは困難であった。そして、業務用固形脂において、あらかじめ分割し、使用しやすいように小分けした容器は知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−104581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、固形脂を均一に分割充填して、小分け使用を容易にした固形脂用容器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、
(1)
固形脂を加熱溶解させた液化油脂を充填し、固化させる容器であって、底部が分断され上部が連設した前記液化油脂が充填固化する複数の区画と、隣接する前記区画の側壁上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部とからなり、前記複数の区画のいずれか1の区画に前記液化油脂を充填することで、前記凹部から隣接する区画に液化油脂が流れ込み、前記凹部の底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、使用時に容易に固形脂を分割して使用できることを特徴とするトレーの構成とした。
(2)
前記凹部が複数段の窪みであって、下方ほど隣接する区画との連設幅が狭くなることを特徴とする(1)に記載のトレーの構成とした。
(3)
(1)又は(2)に記載のトレーに、嵌合する蓋を備えたことを特徴とする固形脂用容器の構成とした。
(4)
前記蓋の底面に、前記凹部の略同一の形状に突出して前記凹部と嵌合する凸部を備えることを特徴とする(3)に記載の固形脂用容器の構成とした。
(5)
前記凸部は、前記蓋上面から押され、前記蓋上面の窪みとともに形成されることを特徴とする(4)に記載の固形脂用容器の構成とした。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、上記構成であるので次の効果を発揮する。第1に、底部が分断され上部が連設した液化油脂が充填固化する複数の区画と、隣接する区画の側壁上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部を設けることで、複数の区画のいずれか1の区画に液化油脂を充填しても、凹部から隣接する区画に液化油脂が流れ込み、凹部の底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、一定の大きさに成形することができる。使用時に容易に固形脂を分割して必要数量を取り出し、使用することができる。
【0008】
凹部3eと凸部2aを嵌合させ、図1〜17に示す構造にすれば、容器の強度を保たせつつ、固形脂同士の連結固化部が細くなり、容易に区画毎の固形脂に分割することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明である固形脂用容器の正面図である。
【図2】本発明である固形脂用容器の右側面図である。
【図3】本発明である固形脂用容器の平面図である。
【図4】本発明である固形脂用容器の底面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面拡大図である。
【図7】トレーの正面図である。
【図8】トレーの右側面図である。
【図9】トレーの平面図である。
【図10】トレーの底面図である。
【図11】図7のC−C線断面図である。
【図12】図8のD−D線断面拡大図である。
【図13】蓋の正面図である。
【図14】蓋の右側面図である。
【図15】蓋の底面図である。
【図16】図13のE−E線断面図である
【図17】図14のF−F線断面拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【実施例1】
【0011】
図1〜図6に示すように、本発明である固形脂用容器1は、固形脂を加熱溶解させた液化油脂を充填し、固化させる容器であって、蓋2と、トレー3からなる。ここでは、溶解した固形脂が充填される区画が3連の容器について説明するが、区画は3連に限定されることなく、2以上の複数区画とすることができる。
【0012】
トレー3は、図7〜図12に示すように、底部が分断され上部が連設した液化油脂が充填固化する複数の区画、第一区画3a、第二区画3b、第三区画3cと、隣接する区画の側壁3d上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部3eとからなる。なお、区画の側面外周には縦に弧状に隆起した突条3fが複数設けられ、トレー3の縦方向の強度を補強する。
【0013】
凹部3eは、図9〜図11に詳細に示すように、複数段の窪みであって、下方ほど隣接する区画との連設幅が狭くなっている。
【0014】
ここでは、図11に示すように、左右の端を残して、2段階に窪んでいる。凹部3eは図11に示すように、凹部3eの左右は斜め下の中心方向に窪んだ第一段差部3g、3gと、第一段差部3gに連設する水平な左右の第一底部3h、3hと、第一底部3hから斜め下の中心方向に窪んだ左右の第二段差部3i、3iと、第二段差部3iの端部を結ぶ水平な第二底部3kと、それぞれの側面は側壁3dで塞がれている。さらに、底部から上部に行くにしたがってトレー3の長手方向の幅が細くなっている。
【0015】
このような段差をもって凹部3eを形成することで、第1に隣接する左右の区画に充填された固形脂同士の連結部分が細くなり、容易に分割できる。第2に、隣接する区画同士の連結強度を高めることができる。
【0016】
なお、トレー3の各隅は、衝撃に対する強度を上げるため、図12に示すように、折部3mが形成されている。折部3mの下端がトレー3の外側に突出して折れ曲がり、そこからトレー3内方向にやや傾いて立設する。そして端部3nは、トレー3外側に屈折して、必要に応じて使用する蓋と嵌合係止する形状の端部3nとする。折部3mと端部3nの形状にすることで強度が増すとともに、蓋との嵌合が容易かつ強固になる。
【0017】
このようにしてなるトレー3は、複数の区画のいずれか1の区画に固形脂を加熱して溶解させた液化油脂を充填することで、凹部3eから隣接する区画に液化油脂が流れ込む。そして、凹部3eの底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、一定の大きさに成形することができる。使用時に容易に固形脂を取り出すことができ、大容量であっても、必要数量を小分け使用できるようになるため極めて便利である。
【0018】
次に、図13〜図17を参照して、蓋2について説明する。蓋2はトレー3上部全面を覆うようにトレー3の端部3nと嵌合する。ここでは、図17に示すように蓋2の外側に少し傾斜した側面2hが蓋2上面から垂下し、図6に示すようにトレー3の端部3nの外側を蓋2の側面2hの内側で係止する。
【0019】
そして、蓋2の底面には、凹部3eと略同一の形状に突出して凹部3eと嵌合する凸部2aを備える。凸部2aは、蓋2上面から押され、蓋2上面に窪みとともに形成すれば、容易に凹部3eに嵌合する形状に成形することができる。そして、図5に示すように、凹部3eと凸部2aは嵌る。
【0020】
凸部2aは、主に図14に示すように、左右の端を残して、凹部3eの第一段差部3g、3gに対面するよう斜め下の中心方向に突出した左右の第一段差部2b、2bと、第一段差部2bに連設し凹部3eの第一底部3h、3hに対面するよう水平な左右の第一突出部2c、2cと、第一突出部2cに連設し凹部3eの第二段差部3i、3iに対面するよう斜め下の中心方向に突出した左右の第二段差部2d、2dと、第二段差部2dの端部を結び、凹部3eの第二底部3kと対面する水平な第二突出部2eと、それぞれの側面は、蓋2から斜めに垂下した側部2fで塞がれている。図3及び図15に示すように凸部はトレー側に行くにしたがって蓋2の長手方向の幅が細くなっている。
【0021】
また、トレー3の各区画の上部に位置する蓋2の表面には、線状に外側に断面弧状に膨らみを持たせて成形した格子状の補強格子2gを設けてある。これにより、蓋2平面の衝撃に対する強度を高めている。
【符号の説明】
【0022】
1 固形脂用容器
2 蓋
2a 凸部
2b 第一段差部
2c 第一突出部
2d 第二段差部
2e 第二突出部
2f 側部
2g 補強格子
2h 側面
3 トレー
3a 第一区画
3b 第二区画
3c 第三区画
3d 側壁
3e 凹部
3f 突条
3g 第一段差部
3h 第一底部
3i 第二段差部
3k 第二底部
3m 折部
3n 端部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固形脂を加熱溶解させた液化油脂を充填し、固化させる容器であって、
底部が分断され上部が連設した前記液化油脂が充填固化する複数の区画と、隣接する前記区画の側壁上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部とからなり、
前記複数の区画のいずれか1の区画に前記液化油脂を充填することで、前記凹部から隣接する区画に液化油脂が流れ込み、前記凹部の底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、使用時に容易に固形脂を分割して使用できることを特徴とするトレー。
【請求項2】
前記凹部が複数段の窪みであって、下方ほど隣接する区画との連設幅が狭くなることを特徴とする請求項1に記載のトレー。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のトレーに、嵌合する蓋を備えたことを特徴とする固形脂用容器。
【請求項4】
前記蓋の底面に、前記凹部の略同一の形状に突出して前記凹部と嵌合する凸部を備えることを特徴とする請求項3に記載の固形脂用容器。
【請求項5】
前記凸部は、前記蓋上面から押され、前記蓋上面の窪みとともに形成されることを特徴とする請求項4に記載の固形脂用容器。
【請求項1】
固形脂を加熱溶解させた液化油脂を充填し、固化させる容器であって、
底部が分断され上部が連設した前記液化油脂が充填固化する複数の区画と、隣接する前記区画の側壁上部に設けられ隣接する区画の内部と連通する凹部とからなり、
前記複数の区画のいずれか1の区画に前記液化油脂を充填することで、前記凹部から隣接する区画に液化油脂が流れ込み、前記凹部の底部を僅かに越えた高さ位置まで液化油脂を充填し、固化させることで、使用時に容易に固形脂を分割して使用できることを特徴とするトレー。
【請求項2】
前記凹部が複数段の窪みであって、下方ほど隣接する区画との連設幅が狭くなることを特徴とする請求項1に記載のトレー。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のトレーに、嵌合する蓋を備えたことを特徴とする固形脂用容器。
【請求項4】
前記蓋の底面に、前記凹部の略同一の形状に突出して前記凹部と嵌合する凸部を備えることを特徴とする請求項3に記載の固形脂用容器。
【請求項5】
前記凸部は、前記蓋上面から押され、前記蓋上面の窪みとともに形成されることを特徴とする請求項4に記載の固形脂用容器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2013−23225(P2013−23225A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−156503(P2011−156503)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【出願人】(000165284)月島食品工業株式会社 (22)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【出願人】(000165284)月島食品工業株式会社 (22)
【Fターム(参考)】
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