説明

土踏まずを刺激する下敷

【目的】土踏まずを刺激して健康増進に役立つ下敷を提供する。
【構成】軽い細長い金属を下敷の丁度土踏まずの来る処に置き、裏から2個のネジにて止める。また軽い金属の板を左右2筋で前,中,後と3個あてのネジ穴をつくり、適当の穴に下敷の裏からネジ止めし、靴の中へ入れる。右足の下敷に取り付けた軽き金属板は内から外へ向け初めの10m/mの板の厚みは43m/mで、次の30m/mまでは傾斜をつけ、40m/mの処では1.8m/m位、あとの23m/mの板の厚みは1.8m/m位である。左の下敷は右の下敷の反対である。この下敷に取り付けた左右両金属の長さは男性用が63m/m、女性用は52m/mで、この軽い金属の下敷から2本のネジにて取り付ける。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
此の頃は足の土踏まずを鉄の棒の上に乗せて神経を刺激したら体に宜いと言ふ事を皆の人々は宜く知るようになった、足の土踏まずを刺激する草履など宜く見るようになった、併し一家で一番大切な主人達は殆んど靴を履いて、官公庁の役所、又は会社等へ御通勤をして居られる、そして靴はどのような靴を履いて居られるかと言ふと殆んどの方々は靴の中へ普通の下敷きを入れて立派な外国製の皮靴を履いて自慢して居られる方々が多い、併し健康の事はあまり関心ない様に見える、それ故私は男女を問わず御勤めの皆様方に、此の軽き金属にて足踏まずを刺激して健康増進に役立つ此の下敷を使用して頂き度く此の案を提唱する。
【0002】
【従来の技術】
従来の下敷は二重三重に色々の繊維を張り合せて足を靴の中でふんわりと履き心地宜いように考案された品物が多かったように思ひます。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
今までは官公庁の役所又は会社へ御出勤になって居られる方々は男も女も靴も色々皮の品も色々で皆自分に適した宜い靴を履いていると自負して居られると思ふ、併し足の土踏まずの神経を刺激したら健康増進に宜いとは思っていても、そのような靴はないと、何んにも気にして居ないと言ふのが今の現状と思ひます、そこで私は此の軽き金属を下敷の丁度土踏まずの来る処へ適当に取り付けた下敷に依って健康増進に努力して頂き度い、と此の様に思ひます。
【0004】
【課題を解決するための手段】
先づ右側の下敷きに付いて言ふと軽き細長き金属の板を下敷の丁度土踏まずの来る処に置き下敷きの浦から2本のネジにて止める、軽き金属の板には左右2筋に縦に前、中、後と8ケのネジ穴を明けて下敷きの浦から左右共中の穴を通じて軽き金属の板をネジ止めする、此のようにして土踏まずを刺激しようと思ふのである、左側の下敷の場合も同じようにして貰へば宜いと思ふ。
【0005】
【作用】
先づ軽き横に四角の金属を先づ右側の下敷きの丁度土踏まずの来る処へ置く、そして下敷きの浦から2ケのネジにて止める、左側の下敷きも同様にして軽き金属を下敷きの浦から2ケのネジにて止める、そして左右両方の下敷を靴の中へ入れて歩いて見るのである、假に右の足の土踏まずの左側の前が痛いとする、其の時は右側の下敷きの左側のネジを浦から外して軽き金属の左側を後の方へ下げて前のネジ穴に止めればよい、そして調子を見る、色々と調子を取っている内に宜い位置がある筈である、左の足の場合も同様の事が言へる筈である。
此の様にして両足共土踏まずを刺激し乍ら1ケ月、2ケ月、半年と続けたならば如何なる結果が出て来るであろうか、きっと胃腸の調子がよくなると思ふのである。
【0006】
【実施例】
図1に於て1は右側の下敷きである、2は本考案の軽き金属の四角の板である、此の板の右側と左側にネジ穴3と4と3ケ宛を明けてネジを切って置く、此の板を右側の下敷の土踏まずの処へ置いて、そして下敷きの浦から明ける穴は3と4と1ケ宛である、そして初めは下敷きの下から通したネジは軽き金属の3と4との眞中のネジ穴に取り付けてほしい、假に此の軽い金属の板を取り付けた下敷きを靴の中へ入れて足を入れた場合土踏まずの左前が痛かったとする、其の時は下敷きの浦から通した左側のネジは4の前の穴に取り付ければ宜い、即ち右側の軽き金属板は左側が後へ下がる事となる、従って土踏まずの左側の前の痛みは取れる筈である、同じく図1に於ける5は左側の下敷である、此の下敷に付ても右側と同様の事が言へると思ふから略させて貰ふ、図2は右足の下敷きを股の方から見た側面図であって、軽き金属の板の厚みは4.3m/m位であり、巾は20m/m位である、図3は右足と左足の軽き金属を取り付けた処を後から見た立面図である、特に言ひ度い処は板の長さは63m/m位で右側の金属に付いて詳しく言へば左から10m/m位は厚み4.3m/m其の後30m/mは傾斜を付けて40m/mの処では厚み1.8m/m位後の長さ20m/mの厚みは1.8m/mである、左側の金属はその逆になっている。この金属の長さは男性用は約63m/m位で女性用は52m/m位である。
【0007】
【考案の効果】
此の頃では土踏まずの神経を刺激する健康増進の草履だと言って草履を売って居られる御店は沢山あると思ひます、其の草履を買って使って居る人々は殆んど家庭に居られる女性の方々が多いと思ひます、それで私は靴を履いて官公庁の役所や会社等にお勤めの人々は1日中靴を履いて御暮しの故此の方々は男性も女性も此の土踏まずを刺激して健康増進につながる恩恵に浴しない此の様な方々が非常に多いと思ひ、私はこの考案に力を込めて申請するようになったのであります。
【図面の簡単な説明】
【図1】土踏まずを刺激する軽き金属を付けた左右2枚の下敷の平面図。
【図2】右足の軽き金属を付けた下敷を股の方から見た立面図。
【図3】右足と左足との軽き金属を付けた処を後から見た立面図。
【符号の説明】
1 右足の下敷き
2 右足の下敷きに付けた軽き金属板
3 右側の軽き金属板に明けた右側の3ケのネジ穴
4 右側の軽き金属板に明けた左側の3ケのネジ穴
5 左足の下敷き
6 左足の下敷きに付けた軽き金属板
7 左側の軽き金属板に明けた左側の3ケのネジ穴
8 左側の軽き金属板に明けた右側の3ケのネジ穴

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 健康増進の為足の土踏まずの神経を刺激する為軽き細長がき金属を下敷の丁度土踏まずの来る処に置き、浦から2ケのネジにて止める、又軽き金属の板を左右2筋で前、中、後と3ケ宛のネジ穴をつくって置く、そして適当の穴に下敷の浦からネジ止めする事を特徴とした靴等の中へ入れる下敷。
【請求項2】 請求項1項に於て述べている軽き金属の板に付いて図3に示す如く左右両方の下敷がある、先づ右の下敷に取り付けた軽き金属の板を見て頂き度い、股の方から外へ向けて初めの10m/mの板の厚みは43m/mで、次の30m/m即ち左の端から40m/mの処までは傾を付けて40m/mの処では1.8m/m位、後23m/mは板の厚みは1.8m/m位である、左の下敷に取り付けた金属の板を見て頂き度い、此は右の反対であって同様の事が言へると思ふ、それから此の下敷に付けた左右両金属の長さは男性用は63m/m女性用は52m/mである、此の様な軽き金属を下敷の浦から2本のネジにて取り付ける事を特徴とした下敷。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【登録番号】第3016109号
【登録日】平成7年(1995)7月19日
【発行日】平成7年(1995)9月26日
【考案の名称】土踏まずを刺激する下敷
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平6−15214
【出願日】平成6年(1994)11月15日
【出願人】(591106576)