説明

屋根設置式太陽光利用装置

【課題】太陽光利用装置を屋根に設置しても、屋根の手入れが簡単に出来る設置装置を提供する。
【解決手段】屋根1に設置する太陽光利用装置2を可動車3と上段のレール4と下段のレール4aを用いて引き違い方式にする、また、折畳み方式、ヒンジを用いて開き方式とすることで、設置した屋根部分を露出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根設置式太陽光利用装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の屋根設置式太陽光利用装置は、大面積の屋根に載せて利用できる利点がある。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3093339号
【特許文献2】特開2006−274659
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、屋根設置式太陽光利用装置は、屋根に据付けると長期間にわたり固定されたままで、設置部分を維持管理する事が出来ない欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、太陽光利用装置を可動車とレールを用いて引き違い方式にし、設置部分の屋根を露出する事で上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、屋根に設置した太陽光利用装置を引き違い方式にする事で設置面を露出でき、手入れが簡単に出来るので家を長持ちさせる事が出来る。現在の設置方法では、家で最も重要な部分である屋根に長期間据付けるので、苔や埃、カビ等が堆積して雨漏りの原因となり大きな損害を与えてしまう。また、この状態で手入れするには、太陽光利用装置を取り外す必要があり、大きな費用がかかる。上記の事は、短期的にはエネルギー費用節減になるが、長期的には損失の方がはるかに大きくなり、普及にも影響を及ぼす。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】屋根に設置した太陽光利用装置図である。
【図2】屋根に設置した太陽光利用装置側面図である。
【図3】屋根に設置した太陽光利用装置を上下に重ねて移動した図である。
【図4】屋根に設置した太陽光利用装置を上下に重ねて移動した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の屋根設置式太陽光利用装置は図1、図2に示すように屋根1上で上下対象となるように2段レール4、4aを設置し、レール4、4a長さの約1/2と成る太陽光利用装置2、2aに可動車3を固定し、上下レール4、4a内でそれぞれ自由に移動する事で屋根1を露出できる。
【実施例】
【0009】
また、図1では太陽光利用装置2、2aを全面利用できる状態にしてある。
【0010】
図3、図4に示されるように、引き違いできる太陽光利用装置2、2aを一方向に移動して重ねた状態であり、設置部分の屋根1を露出している。
【符号の説明】
【0011】
1 屋根
2 太陽光利用装置
2a 太陽光利用装置
3 太陽光利用装置用可動車
4 上段レール
4a 下段レール
5 戸当り枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋根設置式太陽光利用装置を引き違い方式にして、設置部分の屋根を露出できることを特徴とする屋根設置式太陽光利用装置。
【請求項2】
太陽光利用装置を折畳み方式にしたことを特徴とする請求項1記載の屋根設置式太陽光利用装置。
【請求項3】
太陽光利用装置にヒンジを用いて開き方式にしたことを特徴とする請求項1記載の屋根設置式太陽光利用装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−154160(P2012−154160A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−30207(P2011−30207)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(301070999)
【Fターム(参考)】