説明

履き物用の中敷

履き物用の中敷は、足支持面を形成するための少なくとも1つの可撓性ベース部材を含む。少なくとも1つの可撓性ベース部材は、予め規定された足跡に一致する外周輪郭を有する。中敷は、さらに、予め規定された足跡のほぼ全長にわたる少なくとも1つの可撓性ベース部材に沿って同様に延びる安定化部材を含む。本発明の別の態様によれば、少なくとも1つの可撓性ベース部材は前足領域と踵領域とを規定し、好ましくは、安定化部材は前足領域と踵領域との間に延びる。これによって、安定化部材は好ましくは前足領域の足の親指の領域から延びる。このような特徴を有する安定化部材は、履き物の使用者の歩行中における圧力分布および安定性を改善する。特に、足の長手方向軸に沿った支持は走行および歩行にとって重要である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、靴、ブーツまたは同様の履き物用の中敷に関する。
【背景技術】
【0002】
履き物用の中敷は、一般に知られており、通常、特に歩行中における履き物の使用者の足の快適性および適合性を向上させることに向けられる。人の足跡は非常に個性的であり、種々の特性があることが知られている。経済的に魅力的な提案となるような履き物は、通常、特に履き物の足支持面について、制限された数の平均的なサイズおよび形状で大量生産される。したがって、人の足跡と履き物の足支持面との間における極端な不適合性を低減する中敷は開発進行中である。この問題を軽減するために、複数のタイプの中敷が過去に提案されてきたが、多くの場合、剛性と可撓性との間で適切なバランスを得ることが困難であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明の目的は、先行技術の欠点の少なくとも1つを克服または改善することである。さらに、本発明の目的は、組立および作業がそれほど面倒でなく、さらに、比較的安価に製造することができる代替構造を提供することである。あるいは、本発明の目的は、少なくとも一般大衆に対して有用な選択肢を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このため、本発明は、足支持面を形成し、予め規定された足跡に一致する外周輪郭を有するための少なくとも1つの可撓性ベース部材と、予め規定された足跡のほぼ全長にわたる少なくとも1つの可撓性ベース部材に沿って同様に延びる安定化部材とを含む履き物用の中敷を提供する。このようにして、安定化部材は、追加の剛性を中敷に付与することができ、これにより、足の快適性を向上させるかまたは長持ちさせることができる。追加の利点は、靴への挿入を阻止する程度にさらに多くの可撓性ベース部材を使用し得ることによって得られる。したがって、安定化部材は、靴への挿入を増大させるように追加の剛性を提供することもできる。本発明の別の態様によれば、少なくとも1つの可撓性ベース部材は前足領域と踵領域とを規定し、好ましくは、安定化部材は前足領域と踵領域との間に延びる。これによって、安定化部材が前足領域の足の親指の領域から延びるとさらに好ましい。このような特徴を有する安定化部材が、履き物の使用者の歩行中における圧力分布および安定性を改善することが確立されている。特に、足の長手方向軸に沿った支持は走行および歩行にとって重要であると考えられる。
【0005】
本発明の別の態様によれば、ウエスト領域は前足領域と踵領域との間に規定され、この場合、ウエスト領域と同延の安定化部材の一部は、最小のねじり剛性を有する。歩行工程中の足の横方向運動および旋回運動は、複雑であることが知られており、このような運動における妥協により疲労が起きやすくなる。したがって、足の長手方向支持をなお実現しつつ、このような運動をできるだけ損なわないことが非常に重要である。
【0006】
安定化部材が、長手方向に延びる複数の個々の要素を含むとさらに有利である。個々の要素の変形例によって、安定性、支持および可撓性の要求を正確に満たすことが可能になる。この点について、有利な用途は、共に接合されているか、相互ロックされているか、または相互に接続されている長手方向に延びる個々の要素によって提供される選択肢からなり得る。特に、接合された個々の要素が切り離し可能である場合に、標準的な個々の要素から、異なる安定化部材を組み立てることが可能になる。
【0007】
横方向に延びる要素を含む安定化部材では、中敷の横方向の剛性をさらに増大させることが可能になる。個々の要素の少なくともいくつかが、横方向に延びる要素を備える場合に、予め選択された領域のみに対して横方向の剛性を制限することが可能である。他の有利な態様によれば、個々の要素の少なくともいくつかは、局部的な剛性に関する選択肢をさらに広げるために、足支持面と同延の平面において、T字状、+形状、X字状、Y字状およびO字状のいずれか1つを有し得る。さらに、長手方向および横方向に延びる要素の少なくともいくつかが、少なくとも1つの可撓性ベース部材の表面領域を周囲で支持するように相互に接続されることが可能である。これによって、長手方向および横方向に延びる要素は、選択的に、複数の節点を規定するように交差することが可能であり、および/またはこのような節点は、有利には、安定化部材の長手方向延長部および横方向延長部に沿って分布することが可能である。さらに改善されたこのような構成では、リングを複数の節点の間に形成することが可能であり、選択的に、このようなリングはハニカム形状であることも可能である。
【0008】
この点について、第1の基板が比較的可撓性であることができ、一方、安定化部材が比較的非可撓性または比較的硬質であることができるということによって、利点が得られる。さらに、安定化部材はその長さに対して少なくとも1つの横方向に可撓性であり得る。好ましくは、安定化部材はさらに弾性的に回復し、その上、中敷によって提供される安定性、支持および可撓性が永続的であることを保証する。
【0009】
本発明の別の態様によれば、中敷は、さらに、第1の基板と実質的に同延である第2の基板を含み得る。これによって、安定化部材が第1の基板と第2の基板との間に収容されると、および/または第1および第2の基板の一方が、安定化部材を収容するように適合された空洞を有するように形成されると有利であり得る。選択的に、第1および第2の基板の両方は、安定化部材の一部を収容するための空洞を有するように形成することができる。これによって、安定化部材を固定するように、空洞を適合させることもできる。選択的に、安定化部材が第1および第2の基板の一方に埋め込まれることによって、固定を実現することもできる。後者の例では、安定化部材が第1および第2の基板の一方を有するように一体的に形成されることも可能である。
【0010】
さらに、中敷としての有用性は、開口メッシュ材料を含む足支持面を形成する少なくとも1つの可撓性ベース部材の恩恵を受けることが可能である。これにより、湿気および空気の通気が可能になり、使用者の快適性が向上する。
【0011】
一般に、安定化部材が比較的硬い板材料であることが有利である。これによって、安定化部材がインレーとして形成され、このインレーの周囲には、第1および第2の基板の一方が少なくとも部分的に形成されることも可能になる。
【0012】
本発明の別の態様によれば、安定化部材は、前足領域よりも強く踵領域を強化し得る。このことは、踵領域から前足領域に向かって徐々に減少する断面を提供する安定化部材によって、または踵領域から前足領域に向かって徐々に減少する厚さによって実現することができる。
【0013】
本発明の別の好ましい態様は、第1および第2の基板の一方の外面に露出された安定化部材を有する。
【0014】
さらに、第2の基板が、その長手方向延長部および横方向延長部全体にわたって、変化する厚さを有することが有利である。これによって、中敷は、人の足の形状と履き物の物品の足支持面の予め規定された形状との間の界面として機能することが可能である。
【0015】
本発明のさらに他の態様によれば、安定化部材は、活性剤を搬送および/または分配するための導管を含み得る。このような活性剤は、臭気中和剤、芳香剤、防臭剤および医薬化合物を含む群から選択することが可能である。さらに、この選択肢により、本発明による中敷の使用者の快適性が向上し得る。
【0016】
次に、添付図面を参照して、本発明についてさらに詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明による中敷の第1の実施形態の分解図である。
【図2】中敷の集合状態における第1の実施形態の底面図である。
【図3】本発明による中敷の第2の実施形態の分解図である。
【図4】中敷の集合状態における第2の実施形態の底面図である。
【図5】本発明による中敷の第3の実施形態の分解図である。
【図6】上から見た集合された第3の実施形態のゴースト図である。
【図7】第4の実施形態の分解図である。
【図8】上から見た集合された第4の実施形態のゴースト図である。
【図9】第5の実施形態の分解図である。
【図10】上から見た集合された第5の実施形態のゴースト図である。
【図11】第6の実施形態の分解図である。
【図12】上から見た集合された第6の実施形態のゴースト図である。
【図13】第7の実施形態の分解図である。
【図14】上から見た集合された第7の実施形態のゴースト図である。
【図15】第2の変形実施形態の縦断面図である。
【図16】第2の変形実施形態の底面図である。
【図17(A)】第2の変形実施形態の種々の領域における支持スパイクの変形例を示した選択的な部分断面図である。
【図17(B)】第2の変形実施形態の種々の領域における支持スパイクの変形例を示した選択的な部分断面図である。
【図17(C)】第2の変形実施形態の種々の領域における支持スパイクの変形例を示した選択的な部分断面図である。
【図17(D)】第2の変形実施形態の種々の領域における支持スパイクの変形例を示した選択的な部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1を参照すると、本発明による中敷の第1の実施形態を共に形成する個々の要素が分解図で示されている。第1の可撓性ベース部材1は、足支持面を規定し、人の足跡にほぼ一致する外周輪郭を有する。この足支持ベース部材1は、好ましくは、開口構造を有する弾性スペーサ材料からなる。このような複数のスペーサ材料は商業的に入手可能であり、通常、ややスポンジ状の構造を有する。限定しない場合、第1の可撓性ベース部材として使用するのに適切な1つの基板は、FreudenbergのST 1305/70の材料であり得る。さらに、図1には、この実施形態において好ましくは足プロファイルに一致する第2の可撓性ベース部材3が示されている。それに応じて、第2の可撓性ベース部材3は、Koester KSL 10103等のポリウレタンゲルからなることができ、追加の可撓性のために、離間した複数のピン状要素7を有する踵部5を有するように形成される。さらに、追加の可撓性および快適性のために、第2の可撓性ベース部材3の底面の残部は、複数のスパイク状突出部9によってほぼ覆われる。その上、スパインとして機能する安定化部材11が、第1の実施形態の構成要素として設けられる。この第1の実施形態では、安定化部材11は、図2に示したように、第2の可撓性ベース部材3の外側底面にラミネートされるナイロン等のような比較的硬い板状の材料からなることができる。図2は、視野から隠れた第1の可撓性ベース部材を有する、下から見ることができるような中敷13を形成する図1の集合された構成要素を示している。さらに、図1および図2では、安定化部材11が、長手方向に延びるスパイン要素15と側部支持延長部17とを有するシャンクとして形成されることが理解される。その上、第2の可撓性ベース部材3の踵部5に対応する踵開口部19が設けられることが理解される。図1および図2の実施形態では、安定化部材11が、第2のベース部材3の露出された底面の上にラミネートされるかまたはその中に埋め込まれるものとして示されているが、選択的には、第1のベース部材と第2のベース部材との間に当該安定化部材をラミネートすることも可能であり、これによって、そのようなことを望むならば、当該安定化部材は視野から隠される。図3および図4には、図1および図2に関連して説明した中敷の変形例である中敷33の第2の実施形態が示されている。同様の要素は、図1および図2で用いられている参照番号よりも大きな「20番台」にわたる参照番号で示されている。さらに、図3に示したように、第2の実施形態は、スポンジ構造を有する不織布材料であり得る好ましくは可撓性および/または吸収性の開口基板材料製の第1の可撓性ベース部材21から構成される。さらに、第2の実施形態は、全ての態様において図1および図2の第2の可撓性ベース部材と同一である第2の可撓性ベース部材23を有する。
【0019】
それに応じて、第2の可撓性ベース部材は、自立する複数のピン状要素27によって形成された踵部25と、スパイク状突出部29によってほぼ覆われた主面とを有する。比較的硬い板状の材料からなる安定化部材31は、長手方向に延びるスパイン要素35と踵開口部39とを有する。第1の実施形態のスパイン要素と同様に、第2の実施形態のスパイン要素35は中敷33の踵領域から中敷33の前足領域に延びる。より詳しくは、スパイン要素35は足の親指の前足領域に延びる。さらに、第2の実施形態の安定化部材31は中敷の横方向において剛性を提供する。このことは、前部リング41および中央リング43等の横方向に延びる要素によって実現されている。前部リング41および中央リング43は、スパイン要素35の長さに沿って、第1の節点45、第2の節点47、第3の節点49および第4の節点51のそれぞれによって接合される。踵開口部39はリングも形成するが、このリングは、比較的硬質であることができ、この領域の安定化材料の量およびリングのサイズに固有である。前足領域と踵領域との間の中央領域またはウエスト領域において、安定化部材は、それほど硬質である必要はなく、中央リング43のより大きなサイズと、リング外周の半径方向に延びる安定化材料の低減された量とによって実現される。前足領域において、横方向の剛性は好ましくは最小であり、したがって、前部リング41のリングサイズおよび半径方向の材料延長部がそれ相応に適合される。さらに、中敷のウエスト領域のねじり剛性も好ましくは最小である。このことは、第2の実施形態において、丁度ウエスト領域内に第3の節点49および第4の節点51を配置し、隣接するリング構造の隣接する節点の間に延びるスパイン要素35の長手方向部分のみを有することによって実現される。図5および図6には、本発明による中敷の第3の実施形態が示されている。さらに、この第3の実施形態は第1の足支持ベース部材61と第2のベース部材63と安定化部材65とを有する。安定化部材65は、スパイン要素を共に形成する第1〜第7のやや楕円形の1列のリング67〜79からなる。第1〜第7のリング67〜79は、第1〜第6の節点81〜91を形成する一体的な周縁部によって相互に接続される。横方向の剛性のために、節点の間にはリングが横方向に延びる。好都合には、節点81〜91はライン93に沿って配置され、このラインは、人の足の局部的な安定化要求に対応する湾曲経路に沿って踵領域から足の親指領域まで延びる。図5および図6の第3の実施形態の特定の特徴は、第7のリング79が、発生した発熱を充填可能である反応性化合物を保持する容器95を保持するためのチャンバを形成することである。容器95は、踵領域から前方に前足領域に延びる熱伝導要素97に接触する。熱伝導要素97の上面は第1のベース部材61の開口部99を通して露出される。熱伝導要素97は、化合物容器95を有する状態でまたはそれを有しない状態で使用することができる。人に起きる共通の現象は、足の踵部が前足、特に足指部よりも暖かくなることである。1つの目的は、熱伝導要素97が、熱を踵部分から前足領域に向かって導き、第1のベース部材61の開口部99を通して足指領域でこの熱の交換を行うことを実現することである。
【0020】
熱伝導要素97の第2の目的は、熱伝導要素97が、熱を化合物容器95から足下面全体にわたって、特に、開口部99を通して足指領域に導くことである。化合物容器95は、結晶化を開始することができる超冷却された食塩水を含む再利用可能な加熱パックであり得る。このため、容器95に機械的点火手段を設けて、容器内に収容された化合物の化学反応を活性化させることが可能である。(一般にPCMと呼ばれる)位相変化材料を使用して、中敷による温度制御を提供することも可能である。PCMを容器95に収容することができるが、これらのPCMを第1のベース部材61の材料に組み込むことも可能である。この第3の実施形態において、第2のベース部材63は好ましくは閉鎖セルEVAである。明確には、熱伝導に対する干渉が最小になるように、第1のベース部材61用の材料を選択すべきであり、一方、熱伝導要素97は、優れた熱伝導特性を有するべきである。したがって、熱伝導要素97は銅箔等のような金属基板であり得る。安定化要素65は、第2のベース部材63の空洞に取り外し可能に固定され得るか、またはその空洞に接着されるかまたは埋め込まれ得る。図7および図8には、中敷101の第4の実施形態が示されている。中敷101は第1の足支持ベース部材103を含む。第1のベース部材103は、弾性でもあり、開口気孔も提供する開口メッシュ構造である。さらに、第4の実施形態101には、開口セル発泡構造である第2のベース部材105が設けられる。安定化部材107は、個々に形成された1列のT字状要素109を有する魚の骨の形態をとる。個々の要素109は、要求に応じて種々の形状および数に変更することができる。さらに、個々の要素109は、要求に応じて、一体的に接合され、共に接合され、相互ロックされるかまたは分離可能に相互に接続されることができる。好都合には、安定化部材107を一体の射出成形プラスチックとして得ることができ、個々の要素109がリビングヒンジによって一体的に接続される。中敷101に対する横方向の剛性を提供するために、個々の要素109の各々、または選択された数の個々の要素109には、横方向に延びる第1の横方向要素111および第2の横方向要素113が設けられる。中敷101の第4の実施形態の1つの追加の特徴は、芳香剤または臭気中和剤または防臭剤を分配するためのウィック要素115である。このウィック要素115は、下方(矢印116)からの安定化部材107への固定のために形成されており、予め規定された数の個々の要素109に対応して形成された空洞117を有する。ウィック要素115によって分配された芳香剤、臭気中和剤または防臭剤は、第2のベース部材105の開口セル構造と第1の足支持ベース部材103の開口メッシュ構造とを通して制御して逃がすことができる。図8は、集合された第4の実施形態および中敷101の全体を上方から示している。好ましくは、図7の分解図に示した構成要素の全ては、共にラミネートされ、ポリウレタンゲル、シリコンゴムまたは同様の材料等の形成された可撓体119に埋め込まれる。第4の実施形態101において、アクセス可能な空洞を底面に設けて、ウィック要素115を新しい交換カートリッジに交換できるようにすることも可能である。図9および図10には、中敷121の形態の本発明の第5の実施形態が示されている。さらに、足支持面は、好ましくは開口気孔スペーサ材料からなる第1の可撓性ベース部材123によって設けられる。この場合、第2の可撓性ベース部材は、足支持力を分配するためのゲル充填ピローの形態で設けられる。適切なゲル充填部は、動的に変化する粘弾性を有することが可能である。第2のベース部材125の底面は、図9の拡大詳細図に示したような複数のゲル充填支持スパイク127を有するように形成することができる。安定化部材129は、可撓的に共に接合される複数のT字状要素131として構成される。図10の上方からのゴースト図に示したようなアセンブリは、第1のベース部材123と第2のベース部材125と安定化部材129とを接着接続することによって得ることが可能である。これらの3つのベース要素は、人の足と靴等の履き物のアイテムの足支持面との間の界面として形成することができるポリウレタンゲル等の可撓性埋め込み体に埋め込むことも可能である。図11および図12に示したような中敷132の第6の実施形態は足支持用の第1のベース部材133を備える。この場合、第1のベース部材133は、メッシュとして形成されているラミネートされた発泡基板の形態である。第2のベース部材135は、ポリウレタンゲルまたはシリコンゴム等の可撓性成形材料からなる。第2のベース部材135には、安定化部材139の形状に対応する細長い中央空洞137が設けられる。安定化部材139は、異なる形状を各々有することができる複数の個々のほぼ「+」形状の要素141を含んでいる。これらの要素141は、安定化部材139の長手方向において互いに分離可能に係合し、第2のベース部材135の中央空洞137に収容されるときに係合して保持することができる。同様に、個々の要素141を安定化部材139として一体的に形成することが可能である。さらに、第1のベース部材133、第2のベース部材135および安定化部材139の組立時に、これらの構成要素は、接続手段としての接着シールまたは熱シールを使用して接着接続され得る。図12には、集合された中敷132が示されている。図13および図14には、本発明による中敷142の第7の実施形態が示されている。中敷142の第7の実施形態は、メッシュ構造を有する基板によって形成される第1のベース部材143を備える。第2のベース部材145は、ポリウレタンゲルまたは同様の材料を成形することによって得られた3次元形状を有する。この第2のベース部材145は、その踵部の裏面を覆う複数の弾性支持スパイク147を有するように形成することも可能である。安定化要素149は、参照番号151で示したように、第2のベース部材145に収容されるかまたは埋め込まれるように配置される。より詳しくは、安定化部材149は、ほぼ長手方向に延びる要素153および横方向に延びる要素155の構成を含んでいる。長手方向に延びる要素153および横方向に延びる要素155は、節点157を形成するほぼY字状の合流点において互いに交差して配置される(節点157のいくつかが図13に示されている)。さらに、図13では、節点157の構成が、安定化部材149の長手方向延長部の選択領域において、周囲が閉じられた表面支持領域159を形成するようなものであることが理解できる。閉じられた表面領域159の形状は六角形のハニカムとして示されているが、円形、楕円形等のような他の形状も可能であることを理解されたい。踵部は、他の閉じられた表面支持領域159よりも大きな閉じられた表面支持領域161を有することができる。節点157の分布と、閉じられた表面領域159の数および位置とを変更することによって、安定化部材149が第1のベース部材143および第2のベース部材145に寄与する相対的な剛性および相対的な可撓性を変更することが可能である。中敷142の第7の実施形態の追加の特徴は、足の温度調節のための位相変化材料(PCM)を含む中間層163である。位相変化材料は、かなり最近、屋外用衣服で注目されており、本発明では、履き物用の中敷における位相変化材料の有用性が認識されている。このようなPCMの使用については第7の実施形態に関連して説明してきたが、この特徴が、本明細書に示した他の実施形態の任意のものと組み合わされ得ることをさらに説明する必要はないであろう。
【0021】
次に、図15および図16を参照すると、図3および図4の第2の実施形態の変形例が、断面図(図15)でおよび底面図(図16)で示されている。この点について、図16に示した中敷が、図4に示した中敷の着用者の反対側の足のものであるが、他の点ではほぼ同様であるように意図されることに留意されたい。第1、第2、第5および第7の実施形態に関連して既に説明したように、第2のベース部材であり得る中敷の底面は、複数のピン状またはスパイク状突出部を有するように形成することができる。これらの突出部は弾性支持スパイクおよび/またはゲル充填支持スパイクであり得る。この構成は着用者に対して追加の緩衝を提供するが、その理由は、支持突出部がマイクロスプリングとして機能し、同時に、中敷の質量を少なく保持するからである。さらに、スパインを追加することにより、載置する中敷の質量を低減することが可能になる。ここで、第2の変形実施形態により、高エネルギー緩衝、中間エネルギー緩衝を必要とするかあるいはエネルギー緩衝を全くまたはほとんど必要としない中敷の領域において、突出部の形状、分布および割合が変更される。さらに、支持スパイクの間のランドにわたって分布されるあるパターンの孔を使用すること、質量のさらなる低減を可能にすること、および/または通気を改善することも可能である。この別の任意の変形例は、図15または図16に示されていないが、当業者に対するさらなる説明は不要であろう。図15および図16に示したように、中敷152は底面153と頂面155とを有する。底面153には、図3に関連して説明した形態であるスパイン161が設けられる。スパイン161によって覆われない中敷の底面153は、円錐状の突出部157によって覆われた高エネルギー緩衝の踵領域と、円錐状の突出部159によって覆われた比較的高いエネルギー緩衝の別の前足領域とを規定する。中敷152の残りの領域は、中間的な緩衝から低い緩衝であり、突出部169と179を設けることができる。好ましくは、支持突出部157、159、169および179は、ゲル状の材料からなり、中敷152の主体と一体的であり得る。図17A〜図17Dにより詳細に示されているように、個々の突出部157と159は、一般に、最小のエネルギー緩衝のみを必要とする突出部169と179よりも大きな体積および質量を有する。さらに、これらの突出部が相対領域を覆う密度によって、緩衝効果を変化させることができる。したがって、踵領域の突出部157の密度は前足領域159の突出部159の密度よりも高いことが可能である。ゲル材料に関連して、突出部の適切な高さは約2mmであることが確認されている。より細い突出部169と179(図17Aおよび図17C)は、1mmの基端直径と0.7mmの末端直径とを有する丸い円錐形状を有することができる。より太い突出部157と159(図17Dおよび図17B)について、適切な基端直径は約2.5mmであり、適切な末端直径は1.8mmである。支持突出部157、159、169、179のこのような寸法および割合では、これらの支持突出部がエネルギー緩衝に有効であり得るように、隣接する突出部の間で十分なランドを維持しつつ、密度および分布を変更する実行可能な範囲が存在する。
【0022】
より一般に、および選択的に本発明とは別の態様として、実施形態の1つの中敷をパッケージ形態で提供することが可能である。それに応じて、中敷のアセンブリと、好ましくは弾性的に変形され、例えば巻かれるかまたは折り畳まれた状態の中敷を含むパッケージとが提供される。さらに、パッケージに包含するように変形配置される中敷が提供される。好ましくは、手で変形状態を得ることができる。例えば、手で中敷を巻くかまたは折り畳むことができる。変形状態において、少なくとも一方向における、例えば、非変形状態の中敷を有する安定化部材の長手方向に沿った中敷のサイズは減少され得る。このようにして、パッケージを小さくし、したがって、コストを下げることが可能である。さらに、サイズが低減されたパッケージは、特定の店舗で一般に用いられる棚寸法とより良い適合性があり得る。代わりに、パッケージ形態の中敷は、その中敷用のパッケージと、例えば、図2、図4、図6、図8、図10、図12、図14および図16に示したように、実質的に変形されていない状態の中敷とを含んでもよい。次に、パッケージは、中敷の変形性に対して、例えば、第1および第2の可撓性ベース部材の長手方向の可撓性および寸法に対して、ならびに安定化部材の長手方向の剛性および寸法に対して要求を課さない。ここで、選択的には、中敷は、変形状態、例えば、巻かれるかまたは折り畳まれた状態においてパッケージに不適切である可能性もある。
【0023】
変形状態の中敷は例えば巻かれてもよい。これに対して、第1および第2の可撓性ベース部材の長手方向の可撓性および寸法、および/または安定化部材の長手方向の剛性および寸法は、中敷を弾性的に巻くことを可能にするように配置され得る。巻かれた状態では、例えば、前足領域は中敷の踵領域と接触することが可能である。
【0024】
代わりに、変形状態の中敷は例えば折り畳まれてもよい。これに対して、中敷には、非変形状態の中敷を有する安定化部材の長手方向に対して横方向に延びる折り畳み線等の折り畳み領域を設けることが可能である。このような折り畳み領域は、中敷の局部的に増大した可撓性によって形成され得る。折り畳み領域は、例えば、隣接する2つのT字状要素131の間にまたはそれらの間の移行部の近傍に延びることが可能である。代わりに、折り畳み領域は、例えば、隣接する2つの個々の「+」形状要素141の間にまたはそれらの間の移行部の近傍に延びてもよい。さらに、代わりに、折り畳み領域を可能にすることなく、T字状要素131または個々の「+」形状要素141を中敷に設けてもよいことが理解され得る。
【0025】
変形状態の中敷は、歩行中に変形される場合と同じ方向に(すなわち、外側に配置された第2の可撓性ベース部材の底面と共に)巻かれるかまたは折り畳まれることが可能である。さらに、代わりに、変形状態の中敷は、歩行中に変形される場合とは反対方向に(すなわち、内側に配置された第2の可撓性ベース部材の底面と共に)巻かれるかまたは折り畳まれることが可能である。これにより、一方では、第1および第2の可撓性ベース部材の長手方向の可撓性および寸法、ならびに安定化部材の長手方向の剛性および寸法のための、中敷の使用で課される要求と、他方では、第1および第2の可撓性ベース部材の長手方向の可撓性および寸法、ならびに安定化部材の長手方向の剛性および寸法のための、パッケージで課される要求との間における改善された最適条件を選択することが可能になり得る。これに対して、安定化部材には、折り畳み領域の一例である折り畳みヒンジを設けることが可能である。好ましくは、折り畳みヒンジは、非変形状態から一方向のみへの変形を可能にするように配置される。このようなヒンジは、例えば、中敷の頂面から安定化部材内に部分的に延びる切り込みによって、簡単に形成することが可能である。さらに、切り込みは好ましくは安定化部材の長手方向に対して横方向に延びる。
【0026】
したがって、パッケージに関する実施形態、例えば、透明なプラスチックバッグまたは円筒状または楕円形状であり得る缶は、すなわち当業者に知られているので、さらなる説明は不要であると考えられる。
【0027】
したがって、本発明の動作および構造が上記説明から明らかになると考えられる。本明細書で使用されるような中敷という用語は、実用用途、治療用途またはスポーツ用途のための靴、ブーツ等を含む任意のタイプの履き物に関連する任意のインレーまたはソールを含んでいるものを指す。本発明は、本明細書に示した実施形態に限定されず、当業者の範囲内において、添付の特許請求の範囲内にあると考えるべきである変形例が可能である。同様に、全ての運動学的反転が本質的に開示されると考えられ、本発明の範囲内に含まれるべきである。この説明または添付の特許請求の範囲で使用される場合の用語は、排他的または網羅的な意味であると解釈されるべきではなく、包括的な意味であると解釈されるべきである。「...用の手段」等の用語は、「...ように構成された構成要素」または「...に構成された部材」であると理解されるべきであり、開示される構造の等価物を含むものと解釈されるべきである。「重要な」、「好ましい」、「特に好ましい」等の用語の使用は、本発明を限定するように意図されていない。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、具体的または明確に記載または請求されない特徴を、本発明による構造に含めることが可能である。
【符号の説明】
【0028】
1 第1の可撓性ベース部材
1 足支持ベース部材
3 第2の可撓性ベース部材
5 踵部
7 離間した複数のピン状要素
9 複数のスパイク状突出部
11 安定化部材
13 中敷
15 長手方向に延びるスパイン要素
17 側部支持延長部
19 踵開口部
21 第1の可撓性ベース部材
23 第2の可撓性ベース部材
25 踵部
27 自立する複数のピン状要素
29 スパイク状突出部
31 安定化部材
33 中敷
35 長手方向に延びるスパイン要素
39 踵開口部
41 前部リング
43 中央リング
45 第1の節点
47 第2の節点
49 第3の節点
51 第4の節点
61 第1の足支持ベース部材
63 第2のベース部材
65 安定化部材
65 安定化要素
67 第1のやや楕円形のリング
69 第2のやや楕円形のリング
71 第3のやや楕円形のリング
73 第4のやや楕円形のリング
75 第5のやや楕円形のリング
77 第6のやや楕円形のリング
79 第7のやや楕円形のリング
81 第1の節点
83 第2の節点
85 第3の節点
87 第4の節点
89 第5の節点
91 第6の節点
93 ライン
95 化合物容器
97 熱伝導要素
99 第1のベース部材61の開口部
101 中敷
101 第4の実施形態
103 第1の足支持ベース部材
105 第2のベース部材
107 安定化部材
109 T字状要素
111 第1の横方向要素
113 第2の横方向要素
115 ウィック要素
116 矢印
117 空洞
119 可撓体
121 中敷
123 第1の可撓性ベース部材
125 第2のベース部材
127 複数のゲル充填支持スパイク
129 安定化部材
131 複数のT字状要素
132 集合された中敷
133 第1のベース部材
135 第2のベース部材
137 細長い中央空洞
139 安定化部材
141 複数の個々のほぼ「+」形状の要素
142 中敷
143 第1のベース部材
145 第2のベース部材
147 複数の弾性支持スパイク
149 安定化要素
149 安定化部材
152 中敷
153 ほぼ長手方向に延びる要素
153 底面
155 横方向に延びる要素
155 頂面
157 節点
157 円錐状の突出部
159 他の閉じられた表面支持領域
159 円錐状の突出部
161 閉じられた表面支持領域
161 スパイン
163 中間層
169 支持突出部
179 支持突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
履き物用の中敷であって、
足支持面を形成し、予め規定された足跡に一致する外周輪郭を有するための少なくとも1つの可撓性ベース部材と、
前記予め規定された足跡のほぼ全長にわたる前記少なくとも1つの可撓性ベース部材に沿って同様に延びる安定化部材と、
を含む中敷。
【請求項2】
前記少なくとも1つの可撓性ベース部材が前足領域と踵領域とを規定する請求項1に記載の中敷。
【請求項3】
前記安定化部材が前記前足領域と前記踵領域との間に延びる請求項2に記載の中敷。
【請求項4】
前記安定化部材が前記前足領域の足の親指の領域から延びる請求項2または3に記載の中敷。
【請求項5】
ウエスト領域が前記前足領域と前記踵領域との間に規定され、前記ウエスト領域と同延の前記安定化部材の一部が、最小のねじり剛性を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項6】
前記少なくとも1つの可撓性ベース部材が第1の基板である請求項1〜5のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項7】
前記安定化部材が実質的に細長い請求項1〜6のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項8】
前記安定化部材が、長手方向に延びる複数の個々の要素を含む請求項7に記載の中敷。
【請求項9】
前記長手方向に延びる個々の要素が共に接合される請求項8に記載の中敷。
【請求項10】
前記接合された複数の個々の要素が相互ロックされる請求項9に記載の中敷。
【請求項11】
前記接合された複数の個々の要素が相互に接続される請求項9に記載の中敷。
【請求項12】
前記接合された個々の要素が切り離し可能である請求項9に記載の中敷。
【請求項13】
前記安定化部材が、横方向に延びる要素を含む請求項1〜12のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項14】
前記個々の要素の少なくともいくつかが前記横方向に延びる要素を備える請求項13に記載の中敷。
【請求項15】
前記個々の要素の少なくともいくつかが、前記足支持面と同延の平面において、T字状、+形状、X字状、Y字状およびO字状のいずれか1つを有する請求項13または14に記載の中敷。
【請求項16】
前記長手方向および横方向に延びる要素の少なくともいくつかが、前記少なくとも1つの可撓性ベース部材の表面領域を周囲で支持するように相互に接続される請求項13〜15のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項17】
前記長手方向および横方向に延びる要素が複数の節点を規定するように交差する請求項16に記載の中敷。
【請求項18】
前記節点が前記安定化部材の長手方向延長部および横方向延長部に沿って分布される請求項17に記載の中敷。
【請求項19】
前記リングが前記複数の節点の間に形成される請求項17または18に記載の中敷。
【請求項20】
前記リングがハニカム形状を有する請求項19に記載の中敷。
【請求項21】
前記第1の基板が比較的可撓性である請求項1〜20のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項22】
前記安定化部材が比較的非可撓性である請求項1〜21のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項23】
前記安定化部材が比較的剛性である請求項1〜22のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項24】
前記安定化部材が、その長さに対して少なくとも1つの横方向に可撓性である請求項1〜23のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項25】
前記安定化部材が弾性的に回復する請求項1〜24のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項26】
前記中敷が、さらに、前記第1の基板と実質的に同延である第2の基板を含む請求項6に記載の中敷。
【請求項27】
前記安定化部材が前記第1の基板と前記第2の基板との間に収容される請求項26に記載の中敷。
【請求項28】
前記第1および第2の基板の一方が、前記安定化部材を収容するように適合された空洞を有するように形成される請求項26または27に記載の中敷。
【請求項29】
前記第1および第2の基板の両方が、前記安定化部材の一部を収容するための空洞を有するように形成される請求項26〜28のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項30】
前記空洞が前記安定化部材を固定するように適合される請求項28または29に記載の中敷。
【請求項31】
前記安定化部材が前記第1および第2の基板の一方に埋め込まれる請求項26または27に記載の中敷。
【請求項32】
前記安定化部材が、前記第1および第2の基板の一方を有するように一体的に形成される請求項26に記載の中敷。
【請求項33】
前記足支持面を形成する前記少なくとも1つの可撓性ベース部材が開口メッシュ材料を含む請求項1〜32のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項34】
前記安定化部材が比較的硬い板材料である請求項1〜33のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項35】
前記安定化部材がインレーとして形成され、前記インレーの周囲には、前記第1および第2の基板の一方が少なくとも部分的に形成される請求項26に記載の中敷。
【請求項36】
前記安定化部材が前記前足領域よりも強く前記踵領域を強化する請求項1〜35のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項37】
前記安定化部材が、前記踵領域から前記前足領域に向かって徐々に減少する断面を有する請求項2〜4のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項38】
前記安定化部材が、前記踵領域から前記前足領域に向かって徐々に減少する厚さを有する請求項2〜4のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項39】
前記安定化部材が前記第1および第2の基板の一方の外面に露出される請求項26に記載の中敷。
【請求項40】
前記第2の基板が、その長手方向延長部および横方向延長部全体にわたって、変化する厚さを有する請求項26に記載の中敷。
【請求項41】
前記安定化部材が、活性剤を搬送および/または分配するための導管を含む請求項1〜40のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項42】
前記活性剤が、臭気中和剤、芳香剤、防臭剤および医薬化合物を含む群から選択される請求項41に記載の中敷。
【請求項43】
前記少なくとも1つの可撓性ベース部材の長手方向の可撓性および寸法、および/または前記安定化部材の長手方向の剛性および寸法が、前記中敷を弾性的に巻くことを可能にするように配置される請求項1〜42のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項44】
前記安定化部材の前記長手方向に対して横方向に延びる折り畳み領域が設けられる請求項1〜43のいずれか1項に記載の中敷。
【請求項45】
前記折り畳み領域が、長手方向に延びる隣接する2つの個々の要素の間にまたはそれらの間の移行部の近傍に延びる請求項8または44に記載の中敷。
【請求項46】
請求項1〜45のいずれか1項に記載の中敷のアセンブリ、および好ましくは弾性的に変形され、例えば巻かれるかまたは折り畳まれた状態の前記中敷を含むパッケージ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17(A)】
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【図17(B)】
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【図17(C)】
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【図17(D)】
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【公表番号】特表2012−502684(P2012−502684A)
【公表日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−526825(P2011−526825)
【出願日】平成21年9月15日(2009.9.15)
【国際出願番号】PCT/NL2009/050552
【国際公開番号】WO2010/030186
【国際公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【出願人】(505339586)サラ リー/デーエー ナムローゼ フェンノートシャップ (3)
【氏名又は名称原語表記】Sara Lee/DE N.V.
【Fターム(参考)】