説明

強制通風構造を有する履物

本発明は強制通風構造を有する履物に関し、さらに詳しくは、着用者の足のアーチが位置される底側の内側一地点に足のアーチを弾力的に支持及び加圧する機能と、加圧によって外部空気を履物の内部に強制的に流入させて、強制通風機能を図るポンピング部材を配設して、快適な足の衛生状態を確保がすることができ、またアーチを繰り返して加圧することによって足の疲労感を抑止し、及びアーチの形状を校正するように構成され、アーチと接する伸縮カバーの高さを容易に調節することができるように構成された強制通風構造を有する履物に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は強制通風構造を有する履物に関し、さらに詳しくは、着用者の足のアーチが位置される底側の内側一地点に足のアーチを弾力的に支持及び加圧する機能と、加圧によって外部空気を履物の内部に強制的に流入させて強制通風機能を図るポンピング部材を配設して、快適な足の衛生状態を確保することができ、またアーチを繰り返して加圧することによって足の疲労感を抑止し、及びアーチの形状を校正するように構成された強制通風構造を有する履物に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、足は、人の体の中で酷使が最も多い部位で、歩行、駆け足の時、外部の異物に対して保護するために靴、運動靴などの履物を着用する。
【0003】
前記履物は主に天然または人工皮革の材質で形成されて足の外部を包むように形成され、地面と接触される下側に歩行の時の安全性及び歩行の時の快適などを考慮して、厚い底が具備される。
【0004】
また、履物は冬季などのように外部の気温が低い環境で足の保温を保持する機能を有し、これによって履物の内部は自然に保温されて、足は相当量の汗を排出する。
【0005】
特に、前記履物は外部の異物及び雨天の時、雨に足が濡れないようにするために防水機能を有する。このような防水機能は水分が履物によって内部に吸収されないようにする一方、履物の内部空気が外部に流出されないようにするため通気性が低下される要因になる。
【0006】
結局、足で排出された汗は履物の内部を汚染させて、足の臭いを誘発させ、通気性の低い履物の内部で常に水分が発生された状態が保持されて、足の健康に悪影響を与え、且つ非常に不快な着用感が発生されることは周知である。
【0007】
一方、従来の履物の場合には、工場で履物が発売される当時に足のサイズによって特定の形状に決まっていて、着用感が低下される問題点があり、特に人ごとに足のアーチの形態が相異しているが、市販されている履物は同じ形態のアーチ支持部を形成しているため、需要者の欲求を満足できないという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記問題点を解消するために案出された本発明は、着用者の足のアーチが位置される底側の内側一地点に足のアーチを弾力的に支持及び加圧する機能と、加圧によって外部空気を履物の内部に強制的に流入させて強制通風機能を図るポンピング部材を配置して、快適な足の衛生状態を確保することができ、またアーチを繰り返して加圧することによって足の疲労感を抑止、及びアーチの形状を校正するように構成された強制通風構造を有する履物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は前記の問題点を解決するために創出されたもので、本発明は底板10の上部に入口21が設けられた外皮20が形成されて、底板10と外皮20との間に収容空間が形成された構造で、前記底板10には外部空気を吸気して、この吸気された外部空気を収容空間に吐出するポンピング部材30が配置された形態の強制通風構造が設けられた履物において、前記ポンピング部材30は、底板10に固設され、外部空気を吸入または排気する上部開放型の本体31と;前記上部開放型の本体31の上部を閉鎖する伸縮カバー32と;を含み、
前記底板10に上向き突出されたポンピング部材30の伸縮カバー32を繰り返し加圧または弛緩することによって、空気の吸入または排気が行われ、前記ポンピング部材30を構成する本体31の内部には支持体33が形成され、前記支持体33と前記伸縮カバー32の底面との間にはスプリング34が設置され、前記伸縮カバー32はスプリング34の復元力によって向上された伸縮性を有するように構成され、前記支持体33は外面に所定高さまで円形のねじ山が形成され、前記支持体33のねじ山に噛み合う締結ねじ部39が形成され、前記ポンピング部材30の上部には高さ調節具35が形成されて、前記高さ調節具35の回転によって前記支持体33が締結ねじ部39に従って回転することによって上下移動し、前記支持体の外面下部または前記締結ねじ部の上部には係止突起、ストッパまたはヤマストッパが形成され、前記支持体は前記締結ねじ部を離脱しないことを特徴とする。
【0010】
好ましい実施形態によれば、前記支持体の下部に形成されて外面に垂直方向のねじ山が形成されたウォームホイール37と、前記本体の外部で回転させることができるように設置されて、前記ウォームホイールと噛み合うように結合されるウォーム38とをさらに含み、前記ウォームホイール37の内部には前記支持体と噛み合う締結ねじ部39が形成されて、前記ウォーム38を回転させることによって前記ウォームホイール37が回転され、これによって支持体33が上下移動される。
【0011】
好ましい実施形態によれば、前記高さ調節具35の内部に挿入されるスプリング調節ボルト44は下部の締結具45の内部ねじ山45aとねじ結合によって結合され、前記支持体の上部面には前記締結具45が支持体33の内部に挿入されて上部に離脱されないように締結具係止突起が形成され、前記高さ調節具35は前記締結具45の外面に突出された突起45bに嵌合され、前記高さ調節具35の回転によって前記支持体33を回転させて支持体33の高さを調節し、前記スプリング調節ボルト35bの回転によって伸縮カバーを加圧させてスプリングの強度が調節される。
【0012】
好ましい他の実施形態によれば、前記ねじ締結部39は本体の下部内に形成され、支持体33のねじ山33cは前記ねじ締結部39に沿って回転し、前記高さ調節具35の内部に挿入されるスプリング調節ボルト44は下部の締結具45の内部ねじ山45aとねじ結合によって結合され、前記支持体の上部面には前記締結具45が支持体33の内部に挿入されて上部に離脱されないように締結具係止突起が形成され、前記高さ調節具35は前記締結具45の外面に突出された突起45bに嵌合されて、前記高さ調節具35の回転によって前記支持体33を回転させて、支持体33の高さを調節し、前記スプリング調節ボルト35bの回転によって伸縮カバーを加圧させて、スプリングの強度が調節される。
【0013】
本発明の好ましい他の実施形態によれば、前記ねじ締結部39は本体の下部内に形成され、支持体33のねじ山33cは前記ねじ締結部39に沿って回転し、高さ調節具35が挿入されて係止されるように中央係止溝36aが形成されたワッシャー36が前記スプリング34上に形成され、前記スプリング34には上下の端部が内側に曲げられた折曲部34aが形成される。上部の折曲部は前記ワッシャー36の下端に締結されて固定され、下部の折曲部は支持体33上のスプリング係止溝33eに締結固定され、前記高さ調節具33の下部にはナット状の締結具35が締結されて、前記高さ調節具35の回転によって、ワッシャー、スプリング、ボルト、及び支持体が一緒に回転することによって支持体の高さが調節される。
【0014】
好ましい他の実施形態によれば、前記ねじ締結部39は本体内の下部に形成され、前記高さ調節具35は内部にねじ山が形成され、外面係止面に35bが形成されて、前記高さ調節具35の内部のねじ山とボルト状の締結具45がねじ結合され、前記高さ調節具35の外面の係止面35bが前記支持体33の内部の係止突起33dに係止されるように構成され、前記支持体の上部面には前記締結具45が支持体33の内部に挿入されて、上部に離脱されないように締結具係止突起が形成されて、前記高さ調節具の回転によって前記支持体を回転させて支持体の高さを調節する。
【0015】
好ましい実施形態によれば、前記本体内のポンピング部材で外部空気を吸入する吸入管、及び前記ポンピング部材で履物の内部方へ排気、履物内への循環、履物外部に排出させる排気管は半月状の管体で、空気の流れ方向によって開放または閉鎖する半月状の弁膜で形成された一方向チェックバルブ(CV)が設置される。より好ましい実施形態によれば、空気を履物の外部に排出させる排気管は前記吸入管と連通されて、前記吸入管によって外部空気の吸入及び排出が行われる。
【発明の効果】
【0016】
前述したように、本発明ではポンピング作用によって外部の新鮮な空気を収容空間の内部に送風するポンピング部材を設けて、履物の着用過程で発生される汗と臭いなどが送風によって除去されるように構成した履物を提案している。
【0017】
また、本発明では前記ポンピング部材を足裏のアーチが位置される地点に配置することによって、ポンピング部材による強制通気作用とポンピング部材によるアーチの支持及び加圧作用を同時に図ることができ、このように、履物にポンピング部材による強制通風作用とアーチの支持及び加圧作用を同時に図ることにより、構造が簡素化されて、製作による費用が大幅に節減され、且つ製品の軽量化を図ることができる。
【0018】
特に、本発明では前記ポンピング部材の高さを調節可能に構成して、着用者は自分の体形に適する高さにポンピング部材の高さを調節して、アーチの支持及び加圧を図ることができて、向上された着用性と機能性が発揮されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物の見掛け構成を示す。
【図2】図2は本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物の内部構成を示す部分切開状態図である。
【図3】図3は本発明で好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物において、第1ポンピング部材の全体構成を示す詳細図である。
【図4】図4は前記図3に示された第1ポンピング部材において伸縮カバーの高さ調節状態を示す。
【図5】図5は本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物による第一ポンピング部材の強制通気作用とアーチの支持及び加圧状態を示す作用状態図である。
【図6】図6は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、第2ポンピング部材の構成を示す分離斜視図である。
【図7】図7は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、第3ポンピング部材の構成を示す分離斜視図である。
【図8】図8は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、第4ポンピング部材の構成を示す分離斜視図である。
【図9】図9は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、第5ポンピング部材の構成を示す分離斜視図で、履物の踵に設置される状態を示す。
【図10】図10は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、履物のアーチ部と踵に同時に二つのポンピング部材が設置された状態を示す分離斜視図である。
【符号の説明】
【0020】
1:履物
10:底板
11:循環溝
12:排気管
20:外皮
21:入口
30:ポンピング部材
31:本体
31a:環状溝
31b:吸気管
31c:排気管
32:伸縮カバー
32a:環状突起
32b:折り皺
32c:ブラケット
33:支持体
33a:角溝
33b:スプリング溝
33c:ねじ山
33d:係止面
33e:スプリング係止溝
34:スプリング
34a:スプリング折曲部
35:高さ調節具
35a:凹溝
35b:係止面
36:ワッシャー
36a:係止溝
37:ウォームホイール
38:ウォーム
39:ねじ締結部
40:締結管
42:係止突起、ストッパまたはヤマストッパ
44:スプリング調節ボルト
45:締結具
45a:内部ねじ山
45b:突起
46:ストッパ
F:足
A:アーチ
CV:一方向チェックバルブ(弁膜)
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物を詳しく説明する。
【0022】
図1は本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物の見掛け構成を示し、図2は本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物の内部構成を示す部分切開状態図で、図3は本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物において、第1ポンピング部材の全体構成を示す詳細図で、図4は前記図3に示された第1ポンピング部材において、伸縮カバーの高さ調節状態を示し、図5は本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物による第1ポンピング部材の強制通気作用とアーチの支持及び加圧状態を示す作用状態図である。
【0023】
本発明の好ましい実施形態における強制通風構造を有する履物1は、図1乃至図5で示すように、通常の履物のように、底板10の上部に入口21が設けられた外皮20を形成して、底板10の上部と外部との間に収容空間Sが形成された構造で、着用者は入口21から収容空間Sに足Fを進入させて履き、この時足Fの底面Bは底板10の上部と密着され、また足の甲は外皮20の内壁に密着して固定される。
【0024】
本実施形態では、このような履物1の底板10に、着用者の足Fの加圧によって新鮮な外部空気を吸気し、この吸気された外部空気を収容空間に送風する第1ポンピング部材30を配置して、履物1の着用の中で発生される汗と臭いなどが第1ポンピング部材30によって流入される新鮮な外部空気によって迅速に除去される。
【0025】
本実施形態によれば、前記第1ポンピング部材30は、底板10の上部に設置されて、外部と連通された吸気管31bと、収容空間Sと連通する排気管31cとがそれぞれ設けられた上部開放型の本体31と;前記上部開放型本体31の上部を閉鎖するもので、自体の弾性によって上向きに突出される伸縮カバー32と;を含んで構成される。
【0026】
本実施形態では、本体31の上部辺縁に環状溝31aを形成し、この環状溝31aに伸縮カバー32の辺縁に形成された環状突起32aを挿入して、伸縮カバー32が本体31に気密状態的に固定される。
【0027】
また、前記吸気管31b及び/または排気管31cには一方向チェックバルブCVが設けられ、一方向チェックバルブCVによって吸気管31bを通じて本体31に吸気された空気が排気管31cを通じて吐出される。
【0028】
好ましい実施形態を示す図面によれば、前記伸縮カバー32は本体の辺縁に複数の折り皺32bが形成された蛇腹形態に構成され、折り皺32bによって収縮及び展開を含む伸縮が可能であり、また外部空気の吸気経路である吸気管31bの端部は地面と触れる底板10の位相より高く配置されて、歩行による第1ポンピング部材30の吸気過程において、排気管31cによって外部の水分を含む異物が第1ポンピング部材31及び収容空間Sの内部に流入される現象を防止している。
【0029】
また、前記第1ポンピング部材30を構成する本体31の内部には支持体33が形成され、この支持体33と伸縮カバー32との間にはスプリング34が設置されて、前記伸縮カバー32はスプリング34による弾発力によってより向上された伸縮性を有する。図面における未説明符号36は、伸縮カバー32の底面とスプリング34の上端を支持するワッシャーである。
【0030】
また、本実施形態では前記底板10の上部に線形の循環溝11を凹設し、この循環溝11には第1ポンピング部材30の排気管31cを連通するように配置して、前記第1ポンピング部材30によって吐出された空気が循環溝11に沿って移動する過程で着用者の足の汗と熱気を迅速に取り除くようにしている。
【0031】
また、前記循環溝11には一方向チェックバルブCVが設けられた排気管31cが外部と連通されるように設置されて、前記循環溝11を通じた空気が排気管12によって外部に排出されるように構成している。
【0032】
前記吸気管31a、排気管12または排気管31bに設置される一方向チェックバルブCVは空気の流れを順方向のみに具現し、本実施形態では前記吸気管と排気管を断面が半月状の管体に構成し、この管体に空気の流れ方向によって管体を開放または閉鎖する半月状の弁膜からなる一方向チェックバルブCVを設置している。このように半月状の管体は円形に比べて体積が小さくて、履物の見掛けに突出されず、安定的に収容されることができる。
【0033】
従って、本実施形態による履物1は、着用者が入口21から収容空間Sに足Fを進入させて着用した後に歩くと、前記底板10に上向きに突出された第1ポンピング部材30の伸縮カバー32は着用者の足裏によって繰り返して加圧され、このような第1ポンピング部材30の繰り返し加圧によって第1ポンピング部材30は吸気管31bによって、新鮮な外部空気を流入して排気管31c及び循環溝11によって足Fが収容された収容空間Sに外部空気を吐出させる。この時、吐出される空気によって着用者の足Fの表面に付いた汗や臭いなどが迅速に除去される。
【0034】
一方、本実施形態では、このように構成された第1ポンピング部材30を、図2に示すように、着用者の足Fで支持または加圧が要求されるアーチAの下部に上向きに突出されるように配設して、足FのアーチAによる第1ポンピング部材30の加圧によってアーチAの安定された支持及び加圧が行われて、歩行過程において足の疲労感を抑制し、及びアーチの形状を校正し、また第1ポンピング部材30のポンピング作用によって外部空気が迅速に内部空間Sに流入されて着用者の足Fの表面に付いた汗や臭いなどが迅速に除去される。
【0035】
即ち、第1ポンピング部材30は、図5に示すように、着用者の足FのアーチAによる繰り返し加圧によって外部空気を収容空間Sに流入させ、このような過程にアーチAは第1ポンピング部材30の加圧による反力によって支持及び加圧されて、足の疲労感が抑制され、及びアーチの形状が校正される。
【0036】
本実施形態では、このような履物1を具現するにおいて、着用者が前記アーチの支持及び加圧機能を有する第1ポンピング部材30の突出高さを自由に設定して、自分の体形に適する高さに第1ポンピング部材30を突出させて、楽な着用感とアーチAの安定された支持及び加圧が可能になる。
【0037】
このために、本実施形態では、前記スプリング34の下端を支持する支持体33は本体の底面に配置され、内径に締結溝が形成された締結管40に挿入され、支持体の外面にはねじ山が形成され、締結管の締結溝の内面にもこれに対応するねじ締結部39が形成されて、支持体33と締結管40との締結程度によって支持体が上下に昇降する。これによって、スプリングの強度が調節される。
【0038】
また、本実施形態による履物1は、図4aのように、本体31の締結管40のねじ締結部39にねじ締結によって固定された支持体33を正方向に回転させると上昇されるので、スプリング34及びこれによって支持された伸縮カバー32はより高く突出され、また図4bに示すように、前記支持体33を逆方向に回転させれると下降されて、スプリング34及びこれによって支持された伸縮カバー32は低く突出される。
【0039】
また、本実施形態では、前記昇降管33Bの昇降に要求される回転力を簡単に提供することにできるように、前記昇降管33Bに伸縮カバー32を貫通する高さ調節具35を設置する。本実施形態で高さ調節具は角ボルトの形状を有する。
【0040】
伸縮カバー32を本体31で分離させて、支持体33を外部に露出させずにその角頭ボルト形状の高さ調節具35の回転によって支持体33が正方向または逆方向に回転して昇降するように構成している。
【0041】
また、組立性の向上のために前記支持体33の内径には角溝33aを形成し、この角溝33aには伸縮カバー32を貫通した角頭ボルト形状の高さ調節具35を結合させて、着用者は高さ調節具35を正逆方向に回転させて伸縮カバー32を弾力支持するスプリング34の圧縮量を調節することによって、伸縮カバー32の突出高さ及びアーチAの加圧力の調節が可能になるように構成される。
【0042】
従って、本実施形態による履物1は、支持体33の高さの調節によって足裏のアーチAを支持及び加圧する伸縮カバー32の突出高さを自由に設定することができて、着用者は自分の体形に適するように伸縮カバー32の高さを設定して安定した着用性を有するように構成することができる。
【0043】
図6は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、第2ポンピング部材の構成を示す分離斜視図である。
【0044】
図6の実施形態によれば、本実施形態のポンピング部材は履物のアーチ部(足の内側アーチ部に対応する部分)に設置されるもので、ウォーム38とこれに対応するウォームホイール37が設置されて、外部でウォーム38を回転させて、支持体33を昇降させるようにする構成を有する。
【0045】
即ち、スプリング34を支持する支持体33の下部にはウォームホイール37が形成され、前記ウォームホイールと噛み合うように結合されるウォーム38が形成される。ウォーム38は本体の外部で回転させることができるようにヘッド部は図示したように外部に露出されている。ウォームホイール37は内部に支持体が挿入される挿入溝が形成され、挿入溝の内部には前記支持体の外面のねじ山とねじ結合される締結ねじ部39が形成され、ウォームホイールの外面には前記ウォームと締結される垂直方向のねじ山が形成される。
【0046】
このような構成によって、使用者(本発明の履物着用者)がウォームを一方向に回転させると、ウォームホイール37が回転され、これによってウォームホイールの内部挿入溝に挿入された支持体33が締結ねじ部39によって回転しながら上昇または下降する。
【0047】
一方、示したように、本実施形態では、高さ調節具35は角頭ボルト形状でなく、下部に凹溝35aが形成されたボルト形状を有し、前記凹溝35aの下部に締結具45の突起45bが嵌合されて固定されるように構成される。高さ調節具35の内部に挿入結合されるスプリング調節ボルト44は下部側で締結具45の内部ねじ山45aとねじ締結される。スプリング調節ボルト44の下部にはストッパ46が締結されて、ストッパ46が締結具45の下部に係止されることによって、スプリング調節ボルトが脱れないように固定する役割を果たす。
【0048】
締結具45は支持体33の下部から内部に挿入されて上部へ離脱されないように挿入される。支持体33の上部面には締結具45が支持体33を離脱しないように締結具係止突起(図示しない)が形成され、図示したように締結具が回転の時に締結具の突起が係止されるように支持体の内面に係止面33dが形成される。
【0049】
高さ調節具35を一側方向に回転させると、前記高さ調節具35の凹溝35aに突起45bが挿入された締結具45が回転する。これによって、締結具45の突起45bが支持体33の係止面33dを押して支持体33が回転する。支持体33が回転することによってウォームホイール37の内部の締結ねじ部39に沿って支持体33は上昇または下降する。
【0050】
支持体33が回転によって所定高さに到達した後、ウォームホイール37の上部側に離脱しないように、ウォームホイール37の締結ねじ部39の上部には係止突起、ストッパまたはヤマストッパ42が形成される。これによって、支持体33は設定された以上の高さを逸脱しない。ここで、「ヤマストッパ」とは雌ヤマ(雌ねじ)の上端に谷を形成しないで雄ヤマ(雄ねじ)の上部端は直角に切断して雄ヤマ(雄ねじ)が上昇すると雌ヤマ(雌ねじ)とぶつかってこれ以上支持体が上昇しないようにするストッパを意味する。
【0051】
スプリング調節ボルト44を回転させると、高さ調節具35は動かずスプリング調節ボルト44のみ回転する。スプリング調節ボルト44が右側に回転することによって、下部に内部ねじ山45bと締結された締結具45は上昇力を受ける。この時、締結具45は支持体33の上部を逸脱しないように支持体に係止されているので、スプリング調節ボルト44が下降する。これによってスプリング調節ボルト44は伸縮カバー32を加圧することによって、伸縮カバー32の下部のスプリング34の強度が強まる。スプリング調節ボルト44を反対に回転すると、同じ理由でスプリング強度は弱まる。これによって、スプリング調節ボルトの回転でスプリング強度を調節することができる。
【0052】
吸気管によって履物の外部からポンピング部材内に流入される空気はポンピング部材の入口端に設置される吸入チェックバルブによって開放または閉鎖される。即ち、空気の流れ方向によって開放または閉鎖される一方向のチェックバルブである吸入チェックバルブがポンピング部材の吸入先端に設置される。排気管はポンピング部材で履物の内部方へ排気、循環(循環溝に沿って循環)、及び履物の外部に排出させる排気管で、ポンピング部材で履物内部側に排気される部分及び循環後に履物の外部に排出される部分に空気の流れ方向によって開放または閉鎖する半月状の弁膜からなる一方向チェックバルブCVが設置される。
【0053】
空気を履物の外部に排出させる排気管は前記吸気管に連通されて、空気を履物の外部に排出させるので、吸気管は外部空気の吸入及び排出の役割を同時に行う。即ち、ポンピング部材の加圧及び弛緩によって同じ管である吸気管による空気の吸入及び排気(排出)が行われる。
【0054】
吸気管及び排気管は半月状の管体に形成された鉄管またはPVC管に形成され、半月状の管体はその体積が小さくて埋立しやすいという長所がある。これは以下の図7乃至図10の実施形態でも同一に適用されることができる。
【0055】
図7は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、第3ポンピング部材の構成を示す分離斜視図である。
【0056】
図7によれば、図7に示した第3ポンピング部材は図6と異なってウォームホイール37とウォーム38が設置されない実施形態である。図6でウォームホイール37の内部に形成された締結ねじ部39が本体の下部底面に形成される。
【0057】
図6の実施形態に示すように、高さ調節具35の回転によって支持体33が回転しながら上昇または下降し、スプリング調節ナット44の回転によってスプリングが加圧または弛緩される。具体的な作動原理は図7と同じであるので説明を省略する。
【0058】
支持体33が回転によって所定高さに到達した後、締結ねじ部39を離脱しないように、支持体33の外面下部に係止突起、ストッパまたはヤマストッパ42が形成された。ここで、「ヤマストッパ」とは雌ヤマ(雌ねじ)の上端に谷を形成しないで雄ヤマ(雄ねじ)の上部端は直角に切断して雄ヤマ(雄ねじ)が上昇すると雌ヤマ(雌ねじ)とぶつかってこれ以上支持体が上昇しないようにするストッパを意味する。
【0059】
図8は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、第4ポンピング部材の構成を示す分離斜視図である。
【0060】
図8によれば、図8の実施形態はスプリングは加圧されないで、高さ調節具35の回転によって伸縮カバー32の下部のワッシャー、ワッシャー下部のスプリング、スプリング下部の支持体、高さ調節具がねじ締結される締結具が全て回転する方式で、高さ調節具35の回転によって支持体33が本体の下部に形成されたねじ締結部39によって支持体の高さが調節される方式である。
【0061】
伸縮カバー32の下部に形成されたワッシャーは内部中央に係止溝36aが形成され、ここに高さ調節具35が挿入されて係止されるように形成される。高さ調節具が回転することによってワッシャーも回転されるように構成される。
【0062】
スプリング34には上下端部が内側に曲がった折曲部34aが形成され、上部の折曲部34aは前記ワッシャー36の下端に締結されて固定され、下部の折曲部は支持体33上のスプリング係止溝33eに締結固定される。また、高さ調節具33の下部にはナット状の締結具35が締結される。締結具35は図7の実施形態とは異なって支持体の回転に影響を与えない。
【0063】
高さ調節具35が回転することによって、ワッシャー36も回転し、これによって、ワッシャーに上部の折曲部が固定されたスプリングが回転され、スプリングが回転することによって、スプリングの下部の折曲部に締結固定されたスプリング係止溝33eが形成された支持体が回転する。
【0064】
このように、図8の実施形態では高さ調節具35の回転によって、ワッシャー、スプリング、ボルト、及び支持体が一緒に回転することによって支持体の高さが調節される。
【0065】
一方、支持体33が回転によって所定高さに到達した後、支持体33が締結ねじ部39を離脱しないように、締結ねじ部39の上部には係止突起、ストッパまたはヤマストッパ42が形成される。ここで、「ヤマストッパ」とは雌ヤマ(雌ねじ)の上端に谷を形成しないで雄ヤマ(雄ねじ)の上部端は直角に切断して雄ヤマ(雄ねじ)が上昇すると雌ヤマ(雌ねじ)とぶつかってこれ以上支持体が上昇しないようにするストッパを意味する。
【0066】
図9は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、第5ポンピング部材の構成を示す分離斜視図で、履物の踵に設置される状態を示す。
【0067】
図9の実施形態は履物の踵に設置される方式で、支持体33の外面にはねじ山が形成され、これにねじ締結されるねじ締結部39は本体下部の内部、即ち締結管40の内部に形成される。
【0068】
高さ調節具35は内部にねじ山が形成され、外面に係止面35bが形成される。支持体の内部に挿入されて、係止突起33に係止されるように構成される。即ち、高さ調節具35の外面の係止面35bと支持体33内部の係止突起33dが当接して係止される。高さ調節具35の内部のねじ山とボルト状の締結具45とがねじ結合され、前記締結具45は前記支持体33の下部から内部に挿入されて上部に離脱されないように締結される。支持体33の上部面には締結具45が支持体33を離脱しないように締結具係止突起(図示しない)が形成される。
【0069】
前記高さ調節具35をドライバーなどの器具を利用して回転させると、高さ調節具35の係止面35bが支持体33内部の係止突起33dに係止されて、支持体がともに回転し、これによって支持体33はねじ締結部39によって高さが調節される。
【0070】
一方、支持体33が回転によって所定高さに到達した後、上部側に離脱しないように、締結管40の締結ねじ部39の上部にはストッパ乃至係止突起が形成される。これによって、支持体33は設定された以上の高さを逸脱しない。
【0071】
図10は本発明の好ましい他の実施形態における強制通風構造を有する履物において、履物のアーチ部と踵に同時に二つのポンピング部材が設置された状態を示す分離斜視図である。
【0072】
図10によれば、履物のアーチ部分に対向する部分のポンピング部材は図6の実施形態のものが使われ、踵に対応する部分のポンピング部材は図9の実施形態が図示される。しかし、必ずこれに限定されるのではなく、履物のアーチ部分に対向する部分のポンピング部材が他の実施形態のポンピング部材乃至図示しない他のポンピング部材を使うことができることは勿論である。
【0073】
本発明のポンピング部材の伸縮カバー32は円形、または半円形など多様な形状を有することができ、その形状及び模様は当業者の必要によって選択されることができる。
【0074】
また、本発明で使われたスプリングの大きさは履物乃至ポンピング部材の大きさによって当業者が必要によって容易に小型、中型、大型を選択することができる。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は強制通風構造を有する履物に利用可能なもので、さらに詳しくは、着用者の足のアーチが位置される底側の内側一地点に足のアーチを弾力的に支持及び加圧する機能と、加圧によって外部空気を履物の内部に強制的に流入させて強制通風機能を図るポンピング部材を配設して、快適な足の衛生状態を確保することができ、またアーチを繰り返して加圧することによって足の疲労感を抑止し、及びアーチの形状を校正するように構成された強制通風構造を有する履物に利用可能なものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底板(10)の上部に入口(21)が設けられた外皮(20)が形成されて底板(10)と外皮(20)との間に収容空間が形成された構造で、前記底板(10)には外部空気を吸気してこの吸気された外部空気を収容空間に吐出するポンピング部材(30)が配設された形態の強制通風構造が設けられた履物において、
前記ポンピング部材(30)は、底板(10)に固定して設置され、外部空気を吸入または排気する上部開放型の本体(31)と;前記上部開放型の本体(31)の上部を閉鎖する伸縮カバー(32)と;を含み、
前記底板(10)に上向きに突出されたポンピング部材(30)の伸縮カバー(32)を繰り返して加圧または弛緩することによって、空気の吸入または排気が行われ、前記ポンピング部材(30)を構成する本体(31)の内部には支持体(33)が形成され、前記支持体(33)と前記伸縮カバー(32)の底面との間にはスプリング(34)が設置されて、前記伸縮カバー(32)はスプリング(34)の復元力によって向上された伸縮性を有するように構成され、前記支持体(33)は外面に所定高さまで円形のねじ山が形成され、前記支持体(33)のねじ山に噛み合う締結ねじ部(39)が形成され、前記ポンピング部材(30)の上部には高さ調節具(35)が形成されて、前記高さ調節具(35)の回転によって前記支持体(33)が締結ねじ部(39)に沿って回転することによって上下に移動し、
前記支持体の外面下部または前記締結ねじ部の上部には係止突起またはストッパが形成され、前記支持体は前記締結ねじ部を離脱しないことを特徴とする強制通風構造を有する履物。
【請求項2】
前記支持体の下部に形成されて、外面に垂直方向のねじ山が形成されたウォームホイール(37)と、前記本体の外部で回転させることができるように設置されて前記ウォームホイールと噛み合うように結合されるウォーム(38)とをさらに含み、
前記ウォームホイール(37)の内部には前記支持体と噛み合う締結ねじ部(39)が形成され、前記締結ねじ部(39)の上部には支持体(33)がウォームホイール(37)の上部側へ離脱しないように係止突起、ストッパまたはヤマストッパ(42)が形成されて、前記ウォーム(38)を回転させることによって前記ウォームホイール(37)が回転され、これによって支持体(33)が上下に移動されることを特徴とする請求項1に記載の強制通風構造を有する履物。
【請求項3】
前記高さ調節具(35)の内部に挿入結合されるスプリング調節ボルト(44)は下部の締結具(45)の内部ねじ山(45a)とねじ結合によって結合され、前記支持体の上部面には前記締結具(45)が支持体(33)の内部に挿入されて上部に離脱されないように締結具係止突起が形成され、
前記高さ調節具(35)は前記締結具(45)の外面に突出された突起(45b)に嵌合されて、前記高さ調節具(35)の回転によって前記支持体(33)を回転させて支持体(33)の高さを調節し、前記スプリング調節ボルト(35b)の回転によって伸縮カバーを加圧させて、スプリングの強度が調節されることを特徴とする請求項2に記載の強制通風構造を有する履物。
【請求項4】
前記ねじ締結部(39)は本体の下部内に形成され、支持体(33)のねじ山(33c)は前記ねじ締結部(39)に沿って回転し、前記支持体(33)が前記締結ねじ部(39)を離脱しないように、支持体(33)の外面下部に係止突起、ストッパまたはヤマストッパ(42)が形成され、
前記高さ調節具(35)の内部に挿入結合されるスプリング調節ボルト(44)は下部の締結具(45)の内部ねじ山(45a)とねじ結合によって結合され、前記支持体の上部面には前記締結具(45)が支持体(33)の内部に挿入されて上部に離脱されないように締結具係止突起が形成され、前記高さ調節具(35)は前記締結具(45)の外面に突出された突起(45b)に嵌合されて、前記高さ調節具(35)の回転によって前記支持体(33)を回転させて支持体(33)の高さを調節し、前記スプリング調節ボルト(35b)の回転によって伸縮カバーを加圧させてスプリングの強度が調節されることを特徴とする請求項1に記載の強制通風構造を有する履物。
【請求項5】
前記ねじ締結部(39)は本体の下部内に形成され、支持体(33)のねじ山(33c)は前記ねじ締結部(39)に沿って回転し、前記締結ねじ部(39)の上部には支持体(33)が締結ねじ部(39)の上部側に離脱しないように係止突起、ストッパまたはヤマストッパ(42)が形成され、
高さ調節具(35)が挿入されて係止されるように中央に係止溝(36a)が形成されたワッシャー(36)が前記スプリング(34)上に形成され、前記スプリング(34)には上下の端部が内側に曲がった折曲部(34a)が形成され、上部の折曲部は前記ワッシャー(36)の下端に締結されて固定され、下部の折曲部は支持体(33)上のスプリング係止溝(33e)に締結固定され、
前記高さ調節具(33)の下部にはナット状の締結具(35)が締結され、
前記高さ調節具(35)の回転によって、ワッシャー、スプリング、ボルト、及び支持体がともに回転することによって支持体の高さが調節されることを特徴とする請求項1に記載の強制通風構造を有する履物。
【請求項6】
前記ねじ締結部(39)は本体内の下部に形成され、前記高さ調節具(35)は内部にねじ山が形成され、外面に係止面(35b)が形成されて、前記高さ調節具(35)の内部のねじ山とボルト状の締結具(45)がねじ結合され、前記高さ調節具(35)の外面の係止面(35b)が前記支持体(33)の内部の係止突起(33d)に係止されるように構成され、前記支持体の上部面には前記締結具(45)が支持体(33)の内部に挿入されて上部に離脱されないように締結具係止突起が形成されて、前記高さ調節具の回転によって前記支持体を回転させて支持体の高さを調節することを特徴とする請求項1に記載の強制通風構造を有する履物。
【請求項7】
前記本体内のポンピング部材で外部空気を吸入する吸入管、及び前記ポンピング部材で履物の内部方へ排気、履物内への循環、履物の外部に排出させる排気管は半月状の管体で、空気の流れ方向によって開放または閉鎖する半月状の弁膜からなる一方向チェックバルブ(CV)が設置されることを特徴とする請求項1に記載の強制通風構造を有する履物。
【請求項8】
空気を履物の外部に排出させる排気管は前記吸入管と連通されて、前記吸入管によって外部空気の吸入及び排出が行われることを特徴にする請求項1に記載の強制通風構造を有する履物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2012−526603(P2012−526603A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510750(P2012−510750)
【出願日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際出願番号】PCT/KR2010/003027
【国際公開番号】WO2010/131913
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(511268775)
【Fターム(参考)】