説明

微地絡検出装置及び微地絡検出方法

【課題】簡単に微地絡を検出できる微地絡検出装置及び微地絡検出方法を提供する。
【解決手段】微地絡検出装置1は、互いに位相が120°異なる三相交流が流れる3本の架空線に発生した微地絡を検出する。微地絡検出装置1は、3本の架空線に流れる電流を各々検出する3つの電流検出回路13と、3つの電流検出回路13が検出した電流値を加算する加算回路31と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微地絡検出装置及び微地絡検出方法に係り、特に、互いに位相が120°異なる三相交流が流れる3本の電線に発生した微地絡を検出する微地絡検出装置及び微地絡検出方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
高圧配電線路では配電設備(電線、開閉器、遮断器等)の経年劣化などによって地絡事故が発生し、停電に至るケースがある。このような地絡事故に至る予兆を検知するために、変電所にてGDR(地絡方向継電器)を用いて地絡電流を監視している。上記GDRは、高圧配電路における零相電流及び零相電圧を検出し、この零相電流及び零相電圧のレベルが設定レベル以上で、かつ、零相電流及び零相電圧の位相差が所定範囲内である場合に遮断器を遮断させる構成となっている。
【0003】
しかしながら高圧配電路には、地絡電流の継続時間が短く遮断器が遮断せず停電事故に至らない微地絡現象が発生する。このときGDRにて微地絡現象が発生したバンク(地域)までは確認できるが、その発生箇所までは特定できない。このため、微地絡現象が起きた線路に高圧用電流センサを複数個取付け、この高圧用電流センサによって取得した電流波形から微地絡を検出して微地絡点を標定することが検討されている。しかしながら、線路に流れる微地絡電流は三相交流に比べて非常に小さいため、取得した電流波形から微地絡を検出することが非常に難しい、という問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、簡単に微地絡を検出できる微地絡検出装置及び微地絡検出方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、互いに位相が120°異なる三相交流が流れる3本の電線に発生した微地絡を検出する微地絡検出装置であって、前記3本の電線に流れる電流を各々検出する3つの電流検出手段と、前記3つの電流検出手段が検出した電流値を加算する加算回路と、を備えたことを特徴とする微地絡検出装置に存する。
【0006】
請求項2記載の発明は、前記3つの電流検出手段が各々、2つのホール素子と、前記2つのホール素子の出力を増幅する2つの増幅器と、前記2つの増幅器の出力が入力される差動増幅回路と、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の微地絡検出装置に存する。
【0007】
請求項3記載の発明は、互いに位相が120°異なる三相交流が流れる3本の電線に発生した微地絡を検出する微地絡検出方法であって、3つの電流検出手段を用いて前記3本の電流に流れる電流を各々検出する工程と、前記3つの電流検出手段が検出した電流値を加算する工程と、前記加算した値に基づいて微地絡を検出する工程と、を順次行うことを特徴とする微地絡検出方法に存する。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように請求項1及び3記載の発明によれば、3つの電流検出手段が検出した3本の電線に流れる電流を加算することにより、三相交流成分が0となり微地絡電流のみ検出することができ、簡単に微地絡を検出できる。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、差動増幅回路により2つのホール素子の出力の差分を求めることにより、ホール素子の出力に生じるオフセットを相殺することができ、広範囲の微地絡電流を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の微地絡検出装置を架空線に取り付けた状態を示す概略図である。
【図2】図1に示す電流検出装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示す電流検出装置の断面斜視図である。
【図4】第1実施形態における図1に示す微地絡検出装置の電気構成概略図である。
【図5】図4に示す電流検出回路の詳細を示す電気回路図である。
【図6】(A)及び(B)は、架空線に流れる交流電流が200A及び250Aのときに図5に示す電流検出回路から出力される検出信号を示すグラフである。
【図7】第2実施形態における電流検出回路の詳細を示す電気構成図である。
【図8】(A)及び(B)は、架空線に流れる交流電流が400A及び600Aのときに図7に示す電流検出回路から出力される検出信号を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態における微地絡検出装置を図1〜図5に基づいて説明する。図1は、本発明の微地絡検出装置を架空線に取り付けた状態を示す概略図である。図2は、図1に示す電流検出装置の分解斜視図である。図3は、図1に示す電流検出装置の断面斜視図である。図4は、第1実施形態における図1に示す微地絡検出装置の電気構成概略図である。図5は、図4に示す電流検出回路の詳細を示す電気回路図である。
【0012】
本実施形態の微地絡検出装置1は、図1に示すように、コンクリート柱Pによって空中に張り出された3本の電線としての架空線Laに生じる微地絡を検出する。これら3本の架空線Laには、互いに位相が120°異なる三相交流が流れている。
【0013】
微地絡検出装置1は、図1に示すように、3本の架空線Laにそれぞれ取り付けられ、取り付けられた架空線Laに流れる電流を検出する3つの電流検出装置2と、これら検出された電流から微地絡を検出する検出部3と、を備えている。
【0014】
上記電流検出装置2は、図2及び図3に示すように、下側ハウジング4と、上側ハウジング5と、図示しないねじりコイルバネと、基板6と、基板押さえ部7と、蓋部8と、を備えている。
【0015】
下側ハウジング4は、ABS、塩化ビニルなどの高絶縁性を有する硬質プラスチックから構成されていて、後述する基板6、基板押さえ部7、蓋部8や図示しない電池などを収容するための箱型の筐体部9と、筐体部9において架空線Laの径方向Y1側の側面に突設された板状の下側開閉操作部10と、を備えている。
【0016】
筐体部9は、上側が塞がれ、下側が開口された箱型に形成されている。図3に示すように、この筐体部9の上側を塞ぐ上壁部91(図3)の下側開閉操作部10から離れた側は、下側開閉操作部10側に比べて肉厚に形成されている。この上壁部91の肉厚に形成されている部分の上面には、架空線Laの下側を収容する断面半円状の下側凹溝91aが設けられ、上壁部91の肉厚に形成されている部分の下面には、後述する基板6が嵌め込まれる凹部91b(図3)が設けられている。上記凹部91bは、図3に示すように、基板6の上面が凹部91bの底面に接すると共に基板6の側面が凹部91bの内側面に接するように基板6がぴったり嵌め込まれ、基板6の位置決めができるような形状に設けられている。
【0017】
また、上壁部91の肉薄に形成されている部分の上面には、後述する上側ハウジング5を軸支する一対の下側軸支部91c(図2)が突設されている。この一対の下側軸支部91cは、上壁部91の架空線Laの長手方向Y2両端にそれぞれ設けられている。また、一対の下側軸支部91cは、長手方向Y2に並んで配置されている。この下側軸支部91cは、中心C(図2)を通り、かつ、長手方向Y2に沿った軸を中心軸として回転可能に上側ハウジング5を支持する。上記下側開閉操作部10の下面には、長手方向Y2に沿った凹凸が径方向Y1に複数並べて設けられている。
【0018】
上側ハウジング5は、ABS、塩化ビニルなどの高絶縁性を有する硬質プラスチックから構成されていて、架空線Laの上側に位置付けられるクランプ部11と、板状の上側開閉操作部12と、が径方向Y1に連なって設けられている。クランプ部11の下面には、架空線Laの上側を収容する断面半円状の上側凹溝11aが設けられている。板状の上側開閉操作部12には、そのクランプ部11側に一対の上側軸支部12aが下側に向かって突設されている。この一対の上側軸支部12aは、上側開閉操作部12の長手方向Y2両端にそれぞれ設けられ、下側軸支部91cに軸支されている。また、上記上側開閉操作部12の上面には、長手方向Y2に沿った凹凸が径方向Y1に複数並べて設けられている。
【0019】
図示しないねじりコイルバネは、針金などを巻いて形成され、コイル状に巻かれたコイル部と、コイル部の両端からそれぞれ直線状に延びる一対のアーム部と、から構成されている。このコイル部は、下側軸支部91c、上側軸支部12aの中心軸に沿って配置される。そして、一対のアーム部の一方が上側開閉操作部12の下面に当接し、一対のアーム部の他方が下側開閉操作部10の上面に当接されている。
【0020】
よって、治具などを使って下側開閉操作部10、上側開閉操作部12を互いに近づけると、上側ハウジング5が、上側軸支部12a、下側軸支部91cの中心軸周りに回転し、上側ハウジング5の上側開閉操作部12から離れた側と、下側ハウジング4の下側開閉操作部10から離れた側と、が離れて開口し、その開口から架空線Laを上側凹溝11a、91a内に挿入して収容することができる。
【0021】
治具を外すと、ねじりコイルバネによって下側開閉操作部10、上側開閉操作部12は互いに離れる方向に付勢されているので、上側ハウジング5が、上側軸支部12a、下側軸支部91cの中心軸周りに逆回転し、上側ハウジング5の上側開閉操作部12から離れた側と、下側ハウジング4の下側開閉操作部10から離れた側と、が近づいて開口が閉じられる。これにより、架空線Laが上側ハウジング5と下側ハウジング4との間にクランプされる。
【0022】
上記基板6は、図4及び図5に示すように、架空線Laに流れる電流を検出するための電流検出手段としての電流検出回路13が搭載されている。電流検出回路13は、図示しない電源回路と、実装型のホール素子としてのホールIC14と、このホールIC14の出力を増幅する増幅回路15と、搭載されている。図示しない電源回路は、各電流検出装置2内に収容された図示しない電池から供給される電池電圧からホールIC14に供給する電源電圧VDD(図5)や、増幅回路15を構成する後述するアンプAmp1に供給する電源電圧Vcc+、Vcc−(図5)を生成する。
【0023】
ホールIC14は、例えば表面実装型のものであり、架空線Laに電流が流れることにより発生する磁気に応じた検出信号を架空電線Lに流れる電流値として出力する。増幅回路15は、図4に示すように、アンプAmp1及びこのアンプAmp1に接続される抵抗R1、R2から構成され、ホールIC14から出力される検出信号を増幅する。
【0024】
上記基板押さえ部7は、下側ハウジング4及び上側ハウジング5と同様に、ABS、塩化ビニルなどの高絶縁性を有する硬質プラスチックから構成されている。基板押さえ部7は、図2及び図3に示すように、凹部91bを覆う平板部71と、この平板部71から突出した4つの脚部72と、が設けられている。平板部71は、凹部91bよりも大きく設けられ、ネジにより下側ハウジング4の上壁部91に取り付けられる。4つの脚部72は、凹部91b内に挿入され、基板6の下面を支持して、基板6を凹部91bの底面に押し付けている。
【0025】
上記蓋部8は、筐体部9の下側開口を塞ぐように設けられている。蓋部8は、筐体部9内部への水の浸入を防ぐためにパッキンなどが設けられ、さらに筐体部9内に収容されている。また、蓋部8には、コネクタ取付孔81が設けられている。このコネクタ取付孔81には、上記増幅回路15により増幅された検出信号を伝送する図示しない電線の一端に設けられた図示しないコネクタが取り付けられている。この図示しないコネクタには、電流検出装置2と検出部3とを接続する電線L1(図1)の一端に設けられたコネクタがコネクタ接続されていて、これにより検出部3に対して各電流検出回路13からの検出信号を供給できる。
【0026】
検出部3は、図示しない筐体と、この筐体に収容された基板と、を備えている(何れも図示せず)。検出部3内の基板には、図4に示すように、各電流検出装置2に内蔵された電流検出回路13から供給される検出信号を加算する加算回路31と、加算回路31により加算された加算値の波形を表示させるオシロスコープなどの微地絡電流検出部32と、を備えている。
【0027】
次に、上述した微地絡検出装置1を用いた微地絡検出方法の手順について説明する。まず、作業員は、3本の架空線Laに上述した電流検出装置2をそれぞれ取り付ける。これにより、各電流検出装置2に内蔵された電流検出回路13が、3本の架空線Laに流れる電流を各々検出し、その検出信号を検出部3に供給する。検出部3においては、加算回路31が3つの電流検出回路13から供給された検出信号を加算し、微地絡電流検出部32がその加算した加算値の波形を図示しない表示部に表示させる。
【0028】
上述したように3本の架空線Laには、120°づつ位相が異なる三相交流が流れている。このため、加算回路31により架空線Laに流れる電流に応じた検出信号を加算すると三相交流成分は0となりその加算値は微地絡電流に応じた値となる。作業員は、微地絡電流検出部32により表示された加算値波形、即ち微地絡電流波形を見て、微地絡が生じているか否かを判断する。
【0029】
上述した微地絡検出装置1によれば、3つの電流検出回路13が検出した3本の架空線Laに流れる電流を加算することにより、三相交流成分が0となり微地絡電流のみ検出することができ、簡単に微地絡を検出できる。
【0030】
なお、上述した第1実施形態では、オシロスコープなどを用いて加算回路31により加算された加算値の波形を表示していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、マイコンやコンパレータ回路などを用いて加算値が閾値を越えたときに微地絡を検出し、その旨を報知するようにしてもよい。
【0031】
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態における微地絡検出装置を図7に基づいて説明する。図7は、第2実施形態における電流検出回路の詳細を示す電気構成図である。第1実施形態と第2実施形態とで異なる点は、電流検出回路13の構成である。
【0032】
上述したホールIC14から出力される検出信号は、プラス側にオフセット電圧が生じている。このため、図4及び図5に示す第1実施形態のように、単にホールIC14から出力される検出信号を増幅するだけでは、オフセット電圧分も増幅されてしまう。そしてこれにより、架空線Laに流れる電流が例えば200Aと小さい場合には、図6(A)に示すように、±1Aの精度を保ったまま測定することができるが、架空線Laに流れる電流が250Aと大きくなると、増幅回路15の出力が増幅回路15の出力可能範囲の上限(=+Vcc)を超えてしまい、図6(B)に示すように、プラス側がクリップされてしまい、±1Aの精度を保ったまま測定することができない可能性があった。
【0033】
そこで、第2実施形態では、図7に示すように、各電流検出回路13毎に、2つのホールIC14と、2つのホールIC14から出力される検出信号を増幅する2つの増幅回路15と、これら2つの増幅回路15の出力の差分を出力する差動増幅回路16と、を設けている。
【0034】
2つのホールIC14は、それぞれ互いに180°位相の異なる検出信号を出力している。2つの増幅回路15は、第1実施形態と同様に、アンプAmp1及びこのアンプAmp1に接続される抵抗R1及びR2から構成され、各ホールIC14から出力される検出信号を増幅する。差動増幅回路16は、アンプAmp2及びこのアンプAmp2に接続される複数の抵抗R3から構成されている。アンプAmp2の+入力、−入力には、各々2つの増幅回路15が増幅した検出信号が入力されている。
【0035】
次に、第2実施形態に示す電流検出回路13の利点について第1実施形態に示す電流検出回路13と対比して説明する。ホールIC14から出力される検出信号を例えば100倍にしたいときは、図5に示す第1実施形態では、増幅回路15の増幅率を100倍に設定している。これにより第1実施形態で示す電流検出回路13では、検出信号のオフセット電圧も100倍に増幅されてしまい、上述したように架空線Laに流れる電流が250Aを越えると、増幅回路15により増幅された検出信号のプラス側がクリップされてしまう。
【0036】
第2実施形態においては、同様に、検出信号を100倍にしたいときは、増幅回路15の増幅率を50倍にする。このように増幅率50倍にすることにより、オフセット電圧の増幅分が抑えられ、架空線Laに流れる電流が250Aを越えても増幅回路15から出力される検出信号がクリップすることがない。そして、差動増幅回路16によって位相が180°異なる増幅された検出信号の差分を取ることにより、オフセット分が相殺されると共に、2つの増幅回路15から出力される検出信号の振幅が加算されるため、100倍相当の検出信号を出力することができる。
【0037】
上述した第2実施形態によれば、図8(A)及び(B)に示すように、差動増幅回路16から出力される検出信号は、架空線Laに流れる電流が400Aであっても600Aであっても±1Aの精度を保って検出できる。
【0038】
上述した第2実施形態によれば、差動増幅回路16により2つのホール素子13の検出信号の差分を求めることにより、ホール素子13の出力に生じるオフセットを相殺することができ、広範囲の微地絡電流を検出することができる。
【0039】
なお、上述した第1及び第2実施形態によれば、ホールIC14としては表面実装型のものを用いていたが、本発明はこれに限ったものではない。コアなどを設ける必要はあるが表面実装型のホールIC14でなくてもよい。
【0040】
また、ホールIC14を架空線Laに取り付けるための構造は、図3及び図4に示すものに限ったものではない。
【0041】
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 微地絡検出装置
13 電流検出回路
14 ホールIC
15 増幅回路
16 差動増幅回路
31 加算回路
La 架空線(電線)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに位相が120°異なる三相交流が流れる3本の電線に発生した微地絡を検出する微地絡検出装置であって、
前記3本の電線に流れる電流を各々検出する3つの電流検出手段と、
前記3つの電流検出手段が検出した電流値を加算する加算回路と、を備えた
ことを特徴とする微地絡検出装置。
【請求項2】
前記3つの電流検出手段が各々、2つのホール素子と、前記2つのホール素子の出力を増幅する2つの増幅器と、前記2つの増幅器の出力が入力される差動増幅回路と、から構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の微地絡検出装置。
【請求項3】
互いに位相が120°異なる三相交流が流れる3本の電線に発生した微地絡を検出する微地絡検出方法であって、
3つの電流検出手段を用いて前記3本の電流に流れる電流を各々検出する工程と、
前記3つの電流検出手段が検出した電流値を加算する工程と、
前記加算した値に基づいて微地絡を検出する工程と、
を順次行うことを特徴とする微地絡検出方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−208021(P2012−208021A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−74061(P2011−74061)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【出願人】(000003687)東京電力株式会社 (2,580)
【Fターム(参考)】