手編みゾーリ作業台の巾決め装置

【課題】手編みゾーリを編む際に、ゾーリ巾が不揃いにならない様に巾決め装置によりゾーリ巾を一定に保ちながら編むことのできる手編みゾーリ作業台の巾決め装置を提供する。
【解決手段】底板（３）の上部にロープガイド（５）、支持台（７）、スライド板（９）、スライド板枠（１０）によって構成された巾決め装置を設置した手編みゾーリ作業台の巾決め装置を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、手編みゾーリ作製時に、ロープ巾を一定に保つために手編みゾーリ作業台に巾決め装置を設置した手編みゾーリ作業台の巾決め装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、手編みゾーリを編む際に使用する作業台は、図１の底板（３）にロープ掛け板（１）を取り付けたもので、ロープを掛けるだけのものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来、手編みゾーリを編む際には、手の指を使用してゾーリ巾を決めるため、ゾーリ巾が不揃いになりやすく、ゾーリ巾を一定に保つためには相当の熟練を要した。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
図１の底板（３）の左右両端に、スライド板枠（１０）を設け、ロープガイド（５）を取り付けた支持台（７）をスライド板（９）に固定して、スライド板（９）を左右のスライド板枠（１０）の間に挿入する。
【発明の効果】
【０００５】
図３に示すように、ロープ（１３）がロープガイド（５）のロープ溝（６）に入りロープの位置が固定されるので、手の指の感覚に頼ることなく容易にゾーリ巾を一定に保つことができる。ロープガイド（５）は、スライド板（９）により前後に移動するので作業性が良いと共に、着脱が出来るので種々のサイズのものを使用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
底板（３）の左右両端にスライド板枠（１０）を設ける。支持台（７）の上部に嵌め合い凹部（１２）を設け、ロープガイド（５）の下部の嵌め合い凸部（１１）を嵌め込む。支持台（７）の下部にスライド板（９）を取り付け、スライド板枠（１０）の間に挿入する。これを使用することによって、初心者でも容易に作業が出来ると共に作業能率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の部分斜視図
【図３】本発明の使用形態斜視図
【符号の説明】
【０００８】
１ロープ掛け板、２ロープ掛け部、３底板、４ロープ掛け板支え、５ロープガイド、６ロープ溝、７支持台、８支持台支え、９スライド板、１０スライド板枠、１１はめ合い凸部、１２はめ合い凹部、１３ロープ、１４ゾーリ

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ロープ掛け板（１）に底板（３）を取り付けた手編みゾーリ作業台において、底板（３）の上部に、ロープガイド（５）、支持台（７）、スライド板（９）、スライド板枠（１０）によって構成された巾決め装置を設置した手編みゾーリ作業台の巾決め装置。

【図１】