説明

折り畳み可能な履物及び折り畳み可能な履物の靴底

折り畳み可能な履物の靴底(10)は、複数の定義された折り目(34−40)に配されることにより、折り畳まれていない長さ未満の降りたたまれた長さを有するように靴底が折り畳まれる。折り畳み可能な靴底(10)が提供された折り畳み可能な一足の靴は便利に包装され、自動販売機で販売される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折り畳み可能な履物、折り畳み可能な履物の靴底、そして、限定することではないが、特に、自動販売機での販売に適した形態で包装するために折り畳まれた履物に関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本発明は折り畳み可能な履物の靴底を提供し、靴底は複数の定義された折り目が配されることで、折畳まれていない長さ未満の折り畳まれた長さになるように、折り畳まれることを特徴とする。
【0003】
本発明は、また、折り畳み可能な靴を有し、靴は靴底と靴底に接続された上部を備え、靴底は複数の定義された折り目が配されることで、靴は、折り畳まれていない長さ未満の折り畳まれた長さになるように、折り畳まれることを特徴とする。
【0004】
本発明は、また、折り畳み可能な靴を折り畳む方法を有し、折り畳み可能な靴は複数の定義された折り目を有し、方法は、靴が折り畳まれていない長さ未満の折り畳まれた長さを有するように、折り目に沿って靴を折り畳む段階を備えることを特徴とする。
【0005】
本発明は、折り畳み可能な1足の靴の包装を有し、包装は折り畳み可能な靴の第1容器と、折り畳み可能な靴の第2容器と、これら容器を接続させる蝶番を備えることを特徴とする。
【0006】
本発明について十分に理解されるために、本明細書記載のいくつかの実施形態は、例示することのみを目的として提供される、本明細書記載のいくつかの実施形態は、図面を参照しつつ以下の通り記述される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】図1は、折り畳み可能な履物の靴底の底面の平面図である。
【図2】図2は、図1の靴底の側面図である。
【図3】図3は、図1の靴底を備える折り畳み可能な靴の分解斜視図である。
【図4】図4は、折り畳まれた状態にある図3の折り畳み可能な靴を示す斜視図である。
【図5】図5は、もう1つ別の折り畳み可能な靴を示す斜視図である。
【図6】図6は、図3及び図5の折り畳み可能な靴の包装の斜視図であり、包装が開封された状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1及び図2を参照すると、折り畳み可能な履物の靴底(10)は、一般的に、つま先端部(12)、かかと端部(14)、インステップ(instep)側部(16)及びインステップ側部の反対側の外側部(18)を備える平面の成型を有する。靴底(10)は、上部表面(20)及び底面(22)を有し、使用される該底面(22)は地面に面している。底面(22)は、複数の接地突起が、それぞれリブ(rib)(24−32)のセットとしての形態で提供される。リブ(24−32)のセットは、靴底(10)が折り畳まれるのに沿って、各折り目(34−40)を定義する空間により、分けられる。
【0009】
図1に示すように、折り目(34−40)は、靴底(10)の幅方向に延伸し、縦に延伸する概念上の線(42)に対して傾いていて、靴底を縦方向に2つに分けている。折り目(34)(38)は、靴底のインステップ側部(16)からつま先端部(12)へと傾いていて、折り目(36)(40)はインステップ側部からかかと端部(14)へと傾いている。折り目(34−40)の傾きの方向は、交互に入れ替わる。
【0010】
つま先端部(12)から始まる最初の2つのリブ(24)(26)のセット、及びかかと端部(14)におけるリブ(32)のセットは、靴底の縦方向に延伸し、線(42)に対して一般的に平行である。縦方向に延伸するセットの間の2つのセットのリブ(28)(30)は、インステップ側部(16)からつま先端部(12)に向かう線(42)に対して傾いている。リブ(24−32)のセット及び折り目(34−40)を配置することで、靴底(10)が折り畳まれると、互いに向かい合う靴底部分のリブのセットがかみ合う(すなわち、2つの向かい合う部分にあるリブの1つが、もう一方の向かい合う部分のリブの間の空間に入る)。このかみ合いの配置により、折り畳まれた靴底の厚さを最小にする。
【0011】
図3を参照にすると、折り畳み可能な靴(50)は、折り畳み可能な靴底(10)、シム(shim)(52−60)の形態の硬化材のセットを備え、前記シムは、靴底及びクッション(もしくは中底)(62)の上部表面(22)の上に位置し、該クッション(もしくは中底)は、シムの上部に位置し、靴の足支持部分が完成する。シム(52−60)が形成されることで、靴底(10)のリブ領域の上に適合し、折り目(34−40)に対応する間の溝としておく。従って、シム(52−60)の構成により、靴(50)の折り畳む能力を維持する。靴底(10)、シム(52−60)及び中底(62)は、接着剤の使用などによる適切な手段で取り付けられる。
【0012】
折り畳み可能な靴(50)は、さらに2つの部分の上部を備え、該上部は、上部前面(64)及び上部後面(66)からなる。ホック(68)は、上部後面(66)に提供される。上部前面及び後面(64、66)は、布でできているため、軽く、可撓性を有し、靴底(10)、シム(52−60)及び中底(62)の組み立ては、接着剤及び/又は縫付けるなどといった適切な任意の従来の手段により固定される。図示された配置において、上部前面及び上部後面(64、66)の下縁(70)は、靴底(10)及び中底(62)の間で、適切な接着剤の手段により固定される。靴(50)は、例えばスリッパのような室内での使用を意図されていて、特に1回限りの使用が意図される場合、上部は単に軽い布になっている。靴(50)が屋外での使用が意図される場合、材質は防水、もしくは防水加工された材質であって、少なくとも、靴が小雨もしくは同様の水準の水分に耐えることが可能となることを意図する。
【0013】
ホック(68)は適切な長さのコードを備え、該コードは縫目(図示せず)の内を通っていて、上部後面(66)の上縁(72)の内側に沿って通っている。そして、ホック(68)は各端部を有し、靴底(10)及び中底(62)の間に閉じ込められる。
【0014】
靴(50)を折り畳んで、図4に示す折り畳まれた状態を達成するために、ユーザは折り目(36)に沿って、かかと端部(14)の方向に、靴をまず折り畳み、リブセット(26)をリブセット(28)にかみ合わせるように至らせる。靴は折り目(40)に沿って、折り畳まれ、リブセット(32)をリブセット(30)にかみ合わせる。靴はその後、折り目(38)に沿って折り畳まれ、上部後面(66)を動かして、上部前面(64)の後端で係合させる。折り畳む過程は、上部前面のつま先端部を上部前面の後端部の方へと返して折り畳むなどといったことで、折り目(34)に沿って靴を折り畳むことで完了する。折り畳む過程が完了すると、靴(50)は図4に示すように、一般的に三角形の構成を有する。靴(50)折り畳まれた長さは、折り畳まれていない長さのほぼ40%である。
【0015】
上述の折り畳む順序は、折り畳み可能な靴(50)が折り畳まれることで図4に示す折り畳まれた形状に至る唯一の方法を示しているのではない。例えば、まず、折り畳み可能な靴(50)は、折り目(40)に沿って折り畳まれ、そして折り目(36)に沿って折り畳まれる。第1の折り畳みが折り目(36)もしくは折り目(40)に沿ってなされているかどうかに関わらず、第2の折り畳みは折り目(38)に沿って折り畳まれる。折り畳みの特定の順序は、折り畳みが正しい方向で行われていることほど、重要ではない。図示される配置において、靴(50)は代替的に連続的な折り目(34−40)で反対方向に折り畳まれている。
【0016】
図5に示すように、もう1つ別の折り畳み可能な靴(100)は折り畳み可能な靴底(110)を有し、該靴底は、つま先端部(112)、かかと端部(114)、インステップ側部(116)及びインステップ側部の反対側の外側部(118)を有する。折り畳み可能な靴底(10)と同様に、折り畳み可能な靴底(110)は5つのセットの接地するリブ(124−132)を有し、これらリブは、間隔をおいて配され、4つの折り目(134−140)を定義する。折り目(134−140)は靴(100)の幅方向に延伸し、この折り目は、靴(10)の折り目(34−40)と同様の傾きである。靴(50)と同様に、靴(100)はシム、中底(図示せず)、上部前面(164)及び上部後面(166)を有する。
【0017】
靴(100)と靴(10)との間の違いは、図5に示すように一般的には平面でなく部分的には折り畳み可能な形状を有するように、折り畳み可能な靴底(110)が曲線を付けて作られた型で成型されている点である。靴(100)、及び特に折り畳み可能な靴底(110)は、ほぼ折り畳まれていない使用状態へと移る。使用者が自分の足を靴に入れることで最も容易に達成される。靴(100)及び靴底(110)もまた図4に示すように三角形の形状で折り畳まれている。基本的に、上記において靴底(10)で示すのと同一の折り畳みが行われる。しかしながら、靴底(110)は、着用者の足から取り外されると、部分的に折り畳まれた状態に緩められるようになっているため、使用者は折り畳みの順序を覚えておく必要はない。代わりに、彼/彼女は単に図5における矢印で示されるように、靴(100)を曲げることで、折り畳む過程が完了する。次々と折り畳みを行う必要はない。ユーザは単につま先端部(112)の領域で靴を握り、そして同時に時計回り(図示するように)曲げる。靴底(10)と同じように、靴底(110)は代替的に連続的な折り目(134−140)で反対の方向に折り畳まれる。
【0018】
靴底(50)(100)が折り畳まれると、一般的にほぼ同じ長さの側辺を有する三角形の外形を有する。図6に示すように、一足の靴(50)もしくは靴(100)に対する三角形の包装(150)は、蝶番(156)により接続されるポケット(152)(154)の形状で2つの三角形の容器を有する。この蝶番は任意によりエラストマで作られても良い。包装(150)はポケット(152)(154)(図において1つのみ視認できる)への各入口(158)がアクセスされることで、靴はポケットへと挿入もしくは取り出される。
【0019】
概念上の軸(160)あたりで包装を折り畳むことで、2つのポケット(152)(154)を接合させ、包装(150)は閉じられる。この概念上の軸は、入り口(158)が定義されるポケット(152)(154)の基部側に対して平行である。折り畳む方向は矢印(162)で示される。2つのポケット(152)(154)は、ポケットの1つに固定された伸縮性のある輪(図示されず)、もしくは他の任意の適切な固定装置により互いに固定される。例えば、かぎホック固定装置が用いられる。かぎホック固定装置はVelcro(登録商標)パッドを備え、該パッドは包装(150)が閉ざされる際、結合されるポケット(152)(154)の表面に提供される。これらのパッドの適切な位置は、点線(164)により示される。
【0020】
包装(150)は任意の適切な包装材質でできていて、例えば、靴のサイズ及び/又は折り畳みの説明書に関する情報が印刷されたボール紙でできている。
【0021】
比較的小さい大きさの包装された靴(50)(100)は、自動販売機で販売されるのに適していて、例えば、これら自動販売機はホテルもしくはクラブ、あるいは空港などの輸送場所で提供される。小さく包装された大きさであることから、比較的小型の自動販売機でかなり幅のサイズを提供することが可能である。
【0022】
折り畳み可能な靴底は一般的に1つの部材で成型されていて、任意の適切な天然ポリマーもしくは合成ポリマーでできている。
【0023】
実施形態で示すように4つの折り目を有することが必要不可欠ではない。より少ない数が提供されると、靴底の長さが折り畳まれることである程度減少されるが、より薄く折り畳まれた靴になる。代替的に、より多くの数の折り畳みが提供されると、靴底が折り畳まれることで靴の長さが減少する程度の可能性は増大するが、折り畳みの配置の複雑さが増大し、潜在的により厚みを有する折り畳まれた靴となる。
【0024】
折り目は実施形態に示すように、リブのセットを分ける空間の形態である必要はない。折り畳み可能な靴底は、代わりに、一般的な平坦なもしくはくぼみのある接地表面を備え、該表面は、接地表面において溝として定義される折り目を有する。
【0025】
折り畳み可能な靴底は、ほぼ全長にわたって一定の厚さを有することが好ましく、かかと端部とかかと端部に最も近い折り目との間の部分が、増加した厚みとなり、高くなったかかとを定義することが好ましい。
【0026】
折り畳み可能な靴は、図示するように1つの部材で成型される必要はない。代わりに、例えば、形状においてシムと対応する連続的なパッドは、比較的柔軟な素材の底面に、空間を置いて固定される。この空間は、提示される折り目もしくは他の任意の適切な配置と対応する折り目を定義するために提供される。
【0027】
折り畳み可能な靴の上部は図示されるように、便宜上2つの部分を備えているが、このことは必要不可欠ではない。上部は、例えば、全体の形状が2つの部分で図示される形状と類似する1つの構造である。代替的に、靴が上部につま先端部のみを有する場合、上部が上部前面(66)で示される形状と類似する形状を有する。さらに、もう1つ別の代替は、例えばサンダル型構造といった、ひもで結ぶシステムを有する。このようなひもは、靴のつま先端部で、伸縮性を有する帯の形態である、もしくは1あるいはそれ以上の取り外すことのできるひもである。例えば、該ひもはVelcro(登録商標)などのかぎホック型の固定具により固定可能である。
【0028】
折り畳み可能な靴は、折り畳まれた状態で包装及び販売に特に適していなくても、このことは必要不可欠ではない。折り畳まれていない状態で販売される。これにより、必要な場合に都合よく折り畳むことの可能な靴の利点が購買者に対して与えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み可能な履物の靴底であって、
前記靴底は複数の定義された折り目が配されることで、折り畳まれていない長さ未満の折畳まれた長さになるように、折り畳まれることを特徴とする、折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項2】
前記折り畳まれた長さが、前記折り畳まれていない長さの半分に満たないことを特徴とする、請求項1記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項3】
前記折り目は、前記靴底の幅方向に延伸するとともに、概念上の線に対して傾いていて、靴底を縦方向に二分していることを特徴とする、請求項1または2記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項4】
前記靴底は、前記靴底のインステップ側から前記靴底のつま先端部に向かって傾いている前記折り目と、前記インステップ側から前記靴底のかかと端部へ向かって傾いている折り目を有することを特徴とする、請求項3記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項5】
第1方向に傾いている複数の前記折り目と、第2方向に傾いている少なくとも1つの折り目を備え、前記第1方向に傾いている前記折り目は、前記第2方向に傾く少なくとも1つの折り目と交互になることを特徴とする、請求項3記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項6】
4つの前記折り目を備えることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項7】
前記靴底は底面を備え、該底面は、該底面から突出する複数の接地突起を有し、前記折り目は、前記突起の間における空間により定義されることを特徴とする、請求項1乃至6いずれか記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項8】
前記突起がリブであることを特徴とする、請求項7記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項9】
前記折り目の各側に配された各リブのセットは、前記折り目の方向とは異なる少なくとも1つの方向に延伸することを特徴とする、請求項7または8記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項10】
前記靴底が折り畳まれると、前記靴底の2つの向かい合う部分の内の1つの部分の上の前記突起が、第2の前記2つの向かい合う部分の上の前記突起の間の空間で、受け取られるように、前記突起が配されることを特徴とする、請求項7乃至9いずれか記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項11】
各折り目に沿って部分的に折り畳まれている場合、前記靴底が緩められた状態であって、前記靴底は、前記緩められた状態から完全に折り畳まれた状態、及び折り目がほぼない場合の使用状態へと移ることが可能であることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項12】
前記靴底のつま先端部の領域への曲げの力及び前記靴底のかかと端部の領域への曲げの力を適用することにより、前記靴底は前記緩められた状態から前記完全に折り畳まれた状態へと移ることが可能であり、前記曲げの力が反対方向に適用されることを特徴とする、請求項11記載の折り畳み可能な履物の靴底。
【請求項13】
折り畳み可能な靴は、請求項1乃至12のいずれか記載の折り畳み可能な靴底を備えることを特徴とする、折り畳み可能な靴。
【請求項14】
靴底と、前記靴底に接続された上部を備える折り畳み可能な靴であって、
前記靴が折り畳まれることで、折り畳まれていない長さに満たない折り畳みの長さを有するように、前記靴は定義された複数の折り目が配されることを特徴とする、折り畳み可能な靴。
【請求項15】
前記折り畳まれた長さは、前記折り畳まれていない長さの半分に満たないことを特徴とする、請求項14記載の折り畳み可能な靴。
【請求項16】
前記折り目は前記靴の幅方向に延伸し、前記折り目は、概念上の線に対して傾いていて、前記靴底を縦方向に二分していることを特徴とする、請求項14または請求項15記載の折り畳み可能な靴。
【請求項17】
前記靴は、前記靴のインステップ側から前記靴底のつま先端部に向かって傾いている前記折り目と、前記インステップ側から前記靴のかかと端部へ向かって傾いている折り目を有することを特徴とする、請求項16記載の折り畳み可能な靴。
【請求項18】
第1方向に傾いている複数の前記折り目と、第2方向に傾いている少なくとも1つの折り目を備え、前記第1方向に傾いている前記折り目は、前記第2方向に傾く少なくとも1つの折り目と交互になることを特徴とする、請求項16記載の折り畳み可能な靴。
【請求項19】
4つの前記折り目を備えることを特徴とする、請求項14乃至18のいずれか記載の折り畳み可能な靴。
【請求項20】
前記靴底は底面を備え、該底面は、該底面から突出する複数の接地突起を有し、前記折り目は、突起の間における空間により定義されることを特徴とする、請求項14乃至19いずれか記載の折り畳み可能な靴。
【請求項21】
前記突起がリブであることを特徴とする、請求項20記載の折り畳み可能な靴。
【請求項22】
前記折り目の各側に配された各リブのセットは、前記折り目の方向とは異なる少なくとも1つの方向に延伸することを特徴とする、請求項20または21記載の折り畳み可能な靴。
【請求項23】
前記靴が折り畳まれると、前記靴底の2つの向かい合う部分の内の1つの部分の上の前記突起が、第2の前記2つの向かい合う部分の上の前記突起の間の空間で、受け取られるように、前記突起が配されることを特徴とする、請求項20乃至22いずれか記載の折り畳み可能な靴。
【請求項24】
折り畳まれると、一般に三角形の外形を有するように配されることを特徴とする、請求項14乃至23いずれか記載の折り畳み可能な靴。
【請求項25】
前記靴底は、1つの構造であることを特徴とする、請求項14乃至24いずれか記載の折り畳み可能な靴。
【請求項26】
前記靴底は成型された部分であることを特徴とする、請求項25記載の折り畳み可能な靴。
【請求項27】
各折り目に沿って部分的に折り畳まれる場合、前記靴底は緩んだ状態であり、前記靴底は前記緩んだ状態から完全に折り畳まれた状態、及びほぼ折り目を有さない場合の使用状態に移ることが可能であることを特徴とする、請求項25又は26記載の折り畳み可能な靴。
【請求項28】
前記靴底のつま先端部の領域への曲げの力と、前記靴底のかかと端部の領域への曲げの力を適用することにより、前記靴底が緩んだ状態から前記完全に折り畳まれた状態へと移されるように、前記折り目が配され、前記曲げの力が反対方向に適用されることを特徴とする、請求項27記載の折り畳み可能な靴。
【請求項29】
中底と、前記靴底及び前記中底の間の中間層をさらに備え、前記中間層は複数の硬化材を備え、該硬化材は連続的に配されるとともに、前記折り目に一致するように空間が配されることにより分けられることを特徴とする、請求項14乃至28いずれか記載の折り畳み可能な靴。
【請求項30】
請求項14乃至29いずれか記載の一足の折り畳み可能な靴を含むことを特徴とする、包装。
【請求項31】
請求項30記載の複数の包装が積み込まれることを特徴とする自動販売機。
【請求項32】
折り畳み可能な靴を折り畳む方法であって、
前記折り畳み可能な靴は複数の定義された折り目を有し、
前記方法は、
前記靴が、折り畳まれていない長さ未満の折畳まれた長さになるように、折り畳まれる段階を備えることを特徴とする、折り畳み可能な靴を折り畳む方法。
【請求項33】
前記靴のつま先端部の領域及びかかと端部の領域の反対側に向かう曲げの力を適用することで、前記靴を折り畳む段階を備えることを特徴とする、請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記反対側に向かう曲げの力が同時に適用されることを特徴とする、請求項33記載の方法。
【請求項35】
前記折り目は前記靴の幅方向に延伸するとともに、前記靴の縦方向に空間を置いて配され、
前記靴を、一般的に反対方向に代替的に折り畳む段階を備えることを特徴とする、請求項32乃至34いずれか記載の方法。
【請求項36】
前記包装は、折り畳み可能な靴の第1容器と、折り畳み可能な靴の第2容器と、前記容器を接続する蝶番を備えることを特徴とする、一足の折り畳み可能な靴の包装。
【請求項37】
前記各容器は一般的に三角形であることを特徴とする、請求項36記載の包装。
【請求項38】
前記三角形の包装の基部から先端までの距離は、前記折り畳まれていない長さの半分に満たないことを特徴とする、請求項37記載の包装。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−505886(P2011−505886A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−536529(P2010−536529)
【出願日】平成20年12月5日(2008.12.5)
【国際出願番号】PCT/GB2008/004025
【国際公開番号】WO2009/071907
【国際公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【出願人】(510158978)シエナ ブラック リミテッド (1)
【Fターム(参考)】