説明

揚げ物用バッター

【課題】油ちょう後の揚げ物の食感が、歯切れ感に優れ、ソフトで崩壊時の口溶け感が良好で軽い食感の揚げ物の製造を可能にする揚げ物用バッターを提供する。
【解決手段】揚げ物用バッターに分岐デキストリンを配合する。特に好ましい態様として揚げ物用バッターの固形成分100質量部に対して、DE10〜30の分岐デキストリンを、固形分として5〜90質量部含有するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は揚げ物用バッターに関し、更に詳しくは油ちょう後の衣の食感がソフトで軽いフライ衣が得られ、常温保存時、冷凍・冷蔵保存後も衣の食感がソフトで軽いフライ衣の製造を可能にするバッターに関する。
【背景技術】
【0002】
フライ、カツレツ、コロッケ、フライドチキンなどの揚げ物は、具材(中種)の表面をパン粉やクラッカー粉やブレッダーミックス粉などの乾燥した粉で層にしてから揚げて製造される食品である。
【0003】
家庭においては、これらの揚げ物は小麦粉などをまぶし、卵を溶いた液にひたしてから、パン粉、クラッカー粉、ブレッダーミックス粉等を押し付けるようにまぶして油ちょうする方法で作られているが、大量生産には向かないことから、産業的には、具材(中種)をバッターに浸漬し、パン粉、クラッカー粉、ブレッダーミックス粉などをまぶしてから油ちょうする方法で製造される。
【0004】
フライ食品には多種多様な製品があり、中種の種類だけでなく、流通形態、調理形態、販売形態も多様化してきている。それぞれに対し多様な食感が存在するが、概して中種がジューシーで衣がクリスピーな食感が好まれている。特に最近ではよりソフトで口溶け感に優れた軽いサクサクとしたクリスピー感が求められている。しかし実際には多種多様のフライ食品において、十分に満足できるような軽い食感の衣はできていない。
【0005】
一方、従来軽い食感を得るための揚げ物用バッターの改善が種々試みられている。例えば、揚げ物をサクサクとしたソフトな歯ごたえにすることを目的とした水溶性食物繊維を含有することを特徴としたバッターミックス(特開平5−7470)があるが、粗く砕けてしまい口溶け感に問題がある。
【0006】
また、衣を多孔質にして軽い食感を維持することを目的とした、油脂、澱粉および植物性蛋白をバッター原料の必須成分とし、油脂をバッター原料の15〜60重量%含むバッター(特開平7−155127)、油ちょうした際の衣の食感を軽くてサクみを持たせることを目的とした、沃素価が91以下の食用油脂と、有機酸モノグリセリドとを含有させるバッター用ミックス粉(特開2002−142699)、フライ後の時間が経過しても衣の食感を軽くすることを目的とした、有機酸モノグリセリド及びプロピレングリコール脂肪酸エステルを食用油脂に添加し、更に乳化剤を含有した油脂組成物を使用したバッター液の製造法(特開2002−291434)、口溶けがよく、サクサク感があり油っぽくなく歯切れがよい食感を有するフライ食品を得ることを目的とした、グルコシルセラミドを含有することを特徴とするフライ用バッター(特開2006−296284)などがある。
しかし、これら油脂による食感の調整だけの場合、より軽い食感を得ようとすると、衣部分の被膜が形成されず、歯ごたえそのものがなくなり、単に崩壊しやすいだけの食感となってしまう。
【0007】
また、従来揚げ物の食感改善のためのバッターとして、デキストリンを用いた改善も提案されている。例えば、揚げ種と衣の間にぬめり感のない優れた食感を有するフライ食品を得ることを目的とした、バッターミックス中に蛋白物質20〜50重量%および/またはデキストリン1〜40重量%を含有するバッターミックス(特開2002−84999号)、油ちょう後に常温で保存しても油ちょう直後の好ましい食感を維持することを目的とした、化工澱粉20〜60重量部、デキストリン5〜40重量部および植物性たん白7〜45重量部で構成されるフライ食品用衣材(特開平9−206016)、油切れがよく、油ちょう直後の衣の食感が良好で、この食感の経時的変化が少ないことを目的とし、デキストリンと有機酸モノグリセリド及びショ糖脂肪酸エステルとアルカリ剤とを含むことを特徴とするバッターミックス粉(特開2004−57041)、オーブンでの焼成または電子レンジで加熱するのに適したバッターを得ることを目的とした、天然小麦澱粉、デキストリン、米粉を用いることを特徴とするバッター(特表2004−516023)などがある。
【0008】
本発明者もデキストロース当量(Dextrose equivalent、以下DEと表す)5〜45のデキストリンを固形分に対し50〜90重量%配合することにより、ホットストッカーで保存した時の食感の維持が可能であることを見出している(特開2008−136445)。
【0009】
しかし、いずれも現在求められているソフトで軽い食感を得るためには十分でなく、衣が硬く感じ、軽い食感を得るために必要な、衣の崩壊時の口溶け感が十分ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平5−7470号公報
【特許文献2】特開平7−155127号公報
【特許文献3】特開2002−142699号公報
【特許文献4】特開2002−291434号公報
【特許文献5】特開2006−296284号公報
【特許文献6】特開2002−84999号公報
【特許文献7】特開平9−206016号公報
【特許文献8】特開2004−57041号公報
【特許文献9】特表2004−516023号公報
【特許文献10】特開2008−136445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明が解決しようとする課題は、油ちょう後の揚げ物の食感が、歯切れ感に優れ、ソフトで崩壊時の口溶け感が良好で軽い食感の揚げ物の製造を可能にする揚げ物用バッターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、揚げ物用バッターに分岐デキストリンを配合することによって、油ちょう後の揚げ物の食感が、歯切れ感に優れ、ソフトで崩壊時の口溶け感が良好で軽い食感の揚げ物の製造を可能にする揚げ物用バッターを提供できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、特に好ましい態様としてバッター固形成分100質量部に対して、DE10〜30の分岐デキストリンを、固形分として5〜90質量部含有するように構成した揚げ物用バッターを包含する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、衣の崩壊時に十分な口溶け感が得られ、ソフトで軽い食感の揚げ物を提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明でいう揚げ物とは、具材(中種)をバッターに浸漬し、まぶし粉などをつけて油ちょうする揚げ物を意味し、具体的にはフライ、カツレツ、コロッケ、フライドチキンなどが例示される。
【0015】
具材(中種)としては、エビ、カニ、イカ、貝類、アジ、キス、タイなどの魚介類、鶏肉、豚肉,牛肉などの畜肉類、イモ類、カボチャ、ナス、ピーマン、レンコン、ニンジン、タマネギ、ゴボウなどの野菜類、シイタケなどのキノコ類などが利用できる。これらを適度な大きさに裁断する、或いは必要に応じて前処理、例えば魚介類や畜肉類についてはすりつぶし、イモ類については茹でなどの処理後にすりつぶし、必要に応じて野菜類などと組み合わせて小判型、俵型など適当に成形したものなどが利用できる。
【0016】
また、まぶし粉としてはパン粉、クラッカー粉、ブレッダーミックス粉、馬鈴薯澱粉などの通常使用されているものが用いられる。
【0017】
本発明における揚げ物用バッターとは、小麦粉、澱粉、蛋白などを主成分としたミックス粉を水や油脂で溶きペースト状にしたもののことである。
【0018】
本発明は、油ちょう後、揚げ物の衣の食感に歯切れ感があり、ソフトで口溶けの良好な軽い食感の揚げ物の製造を可能にする揚げ物用バッターであり、かかるバッターにするために、本発明においては、揚げ物用バッターに分岐デキストリンを配合する。
【0019】
本発明で用いる分岐デキストリンは、通常の澱粉を公知の方法で加水分解して得られるデキストリンと比べて、α−1,6グルコシド結合および/あるいはα−1,3グルコシド結合からなる分岐構造の割合が高いデキストリンを指す。
本発明で用いる分岐デキストリンには、(1)デキストリンに分岐構造を付加したもの、例えばデキストリンの非還元末端に、グルコース又はイソマルトオリゴ糖がα‐1,6結合で結合した構造を有し、且つDEが15−30であることを特徴とするもの(例:松谷化学工業社製のHBD−20)、(2)澱粉をα−1,4グルコシド結合に特異的な酵素で処理し、分解されないα−1,6グルコシド結合を含む分岐構造を多く含む画分を分離したもの、例えば澱粉にα−アミラーゼとβ−アミラーゼを作用し、分解されないα−1,6グルコシド結合からなる分岐成分だけを、カラムクロマトグラフィーにより分離することを特徴とするもの(例:倒産前の参松工業社製CES)、(3)直鎖状グルカンに分岐構造を付加したもの、例えばα−1,4結合により構成された直鎖状グルカンと、少なくともその直鎖状グルカンの非還元末端に導入されたα−1,3結合からなる分岐構造とからなる構造を有する、重合度11〜35のグルカンであって、分岐構造がα−1,3結合様式により直鎖状グルカンの非還元末端に結合した1個以上のグルコース残基であることを特徴とするもの(例:日本食品化工社製、日食メガロトース)等が含まれるが、これらに限定されるものではない。
(1)は松谷化学工業社にて、(2)は前述した製造方法で、(3)は日本食品化工社から入手することができる。
【0020】
これらの分岐デキストリンを製造するために使用する澱粉及びデキストリンの原料澱粉としては特に限定はなく、市販の澱粉、例えば馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、小麦澱粉、タピオカ澱粉、ワキシーコーンスターチなどを用いることができる。
【0021】
また、本発明で用いる分岐デキストリンには、上記分岐デキストリンに水素添加した、いわゆる還元デキストリンを包含する。
【0022】
本発明における揚げ物用バッターに配合する分岐デキストリンのDEは、10〜30、好ましくは20〜28であり、配合量はバッター固形分当り5〜90質量部、好ましくは10〜80質量部とする。
なお、本願発明においてDEはデキストリンの固形分に対する還元糖(グルコースとして)の割合(質量%)を表す。
【0023】
かかるDEが10より小さい場合は、歯切れ感、及び口溶け感が悪くなり、軽い食感を得られなくなり、DEが30より大きい場合にはフライ時に衣が崩れやすくなり、衣が焦げやすくなる。また、かかる配合量が5質量部より少ない場合は、得られる効果が少なく、衣の食感が硬くなり、口どけも悪くなり、軽い食感を得ることができない。90質量部より多すぎる場合には、フライ時に衣が散ってしまい、製造自体が困難になる。
【0024】
バッターには様々な配合が開発されており、5〜90質量部まで広範囲にデキストリンが使用されているが、それぞれの配合でデキストリン部分を分岐デキストリンに置き換えることによって、より優れた食感になる。例えば、冷凍保存後電子レンジで解凍するコロッケのバッターにデキストリンを配合して、揚げたての食感を保持しているバッターの場合、デキストリンを分岐デキストリンに置き換えることによって、よりソフトで細かく口溶け感の優れた衣が得られる。また、本発明者が先に発明したホットストッカーでの揚げ物の保存経時変化を少なくするバッターにデキストリンを用いているが、これに分岐デキストリンを置き換えても、よりソフトで軽い食感の衣が得られる。
【0025】
本発明の揚げ物用バッターに配合する分岐デキストリン以外の固形成分としては、一般的に乾燥した時に固体化する炭水化物、蛋白質、調味料などの成分で、所望により揚げ物用のバッターに用いられる成分、具体的には、小麦粉、米粉、コーンフラワー、ハイメイズフラワーなどの穀粉、コーンスターチ、ハイアミローズコーンスターチ、小麦澱粉、米澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉などの澱粉類、澱粉類を酸化、架橋、エーテル化、エステル化、α化、湿熱処理、油脂加工などを1種又は2種以上の組合せにて処理をした加工澱粉、さらに水あめ、砂糖、果糖、ブドウ糖などの糖類、野菜や穀物から分離精製した食物繊維や、レジスタントスターチ、セルロースなどの不溶性の食物繊維類、大豆蛋白、小麦蛋白、乳蛋白、卵などの蛋白、膨張剤、増粘多糖類、粉末の乳化剤などの製剤、各種調味料などが例示できる。
【0026】
本発明の揚げ物用バッターは上記固形成分に加え、水および、菜種油、パーム、米油、牛脂、豚脂、バター、マーガリンなどの動植物由来の油脂、ペースト状の乳化剤などを併用して調製することができる。
【0027】
本発明における揚げ物の製造は、上記のバッターに必要なら食塩などの調味料を添加し、野菜、肉類、魚介類、野菜、イモ類などをベースとし、裁断、加熱、成形などの前処理をした具材(中種)を浸漬して、バッターを付着させた具材(中種)にパン粉、クラッカー粉、馬鈴薯澱粉などのまぶし粉をまぶし、直接もしくは冷凍・冷蔵保存後、160〜200℃に調整しておいた油脂でフライする。フライする時間は具材(中種)の種類によって適宜変更する。
【0028】
フライ後は、すぐに食するタイプ、時間経過後電子レンジで温めなおすタイプ、ホットストッカーで保存後食するタイプ、フライ後冷凍・冷蔵で保存し電子レンジで再調理したタイプのものなど、それぞれのタイプで効果が得られる。
【実施例】
【0029】
以下に比較例、実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。尚、比較例、実施例で部及び%とあるのはそれぞれ質量部及び質量%を表す。
【0030】
実施例1〜4
デキストリン(PDX#1:松谷化学工業社製)300gを緩衝溶液(0.1Mリン酸緩衝液 (pH5.5))700gに溶解し、マルトース生成アミラーゼ(ビオザイムL:アマノエンザイム社製)1900単位およびトランスグルコシダーゼ(トランスグルコシダーゼL「アマノ」:アマノエンザイム社製)90単位、すなわち酵素単位比が21:1になるように調製したものを同時に添加し、55℃で反応を開始させた。反応開始から20分後、40分後、80分後及び180分後に一部をサンプリング(サンプル1〜4)し、それぞれ95℃で15分間保持して反応を停止させた。それぞれ珪藻土濾過及び両性イオン交換樹脂(オルガノ社製)を用いて脱塩し、表1の分岐デキストリンを得た。
ここで「マルトース生成アミラーゼの酵素単位」とは、5質量%デキストリン(PDx#2(DE=11、数平均分子量=1700、平均重合度=10):松谷化学工業社製)水溶液を基質として、pH5.5、反応温度55℃の反応条件下において、1分間に1μmolのマルトースを生成する酵素力を1単位としたものである。また、「トランスグルコシダーゼの酵素単位」とは、1質量%メチル−α−D−グルコピラノシド水溶液を基質として、pH5.5、反応温度55℃の反応条件下において、1分間に1μmolのグルコースを生成する酵素力を1単位としたものである。
【0031】
【表1】


表1で得た分岐デキストリンのサンプル1〜4に、小麦粉(日清製粉製「バイオレット」)、加工でん粉(松谷化学工業社製「パインベークCC」)、大豆蛋白(ADM社製「アーコンS」)、粉末油脂(ミヨシ油脂製「マジカルエースN」)及びキサンタンガム(ADM社製「ノヴァザン80通常品」)を、表2の配合で混合したバッター用ミックス粉に水を加えて、実施例1〜4のバッターを調製した。また、デキストリンを配合していないバッター、及び一般的なデキストリン(松谷化学工業社製「TK−16」)を用いたバッターを調製し、それぞれ比較例1、比較例2とした。
予め皮をむいて蒸したジャガイモをつぶし、調味料で味付けし、1個当りの重量が35gで小判状に成形加工したコロッケの中種を作っておき、これを上記実施例1〜4及び比較例1〜2のバッターにそれぞれ浸漬し、ひきあげ、パン粉をつけ、180℃に調整しておいたサラダ油中で3分間フライしてコロッケとした。得られたコロッケを表3の基準で評価し、それぞれの得点と合計点を表2に併記した。
いずれの場合も、一般のデキストリン「TK−16」を用いた場合に比べて、歯切れ感、ソフト感、口溶け感ともに良好な結果が得られた。また衣部分の被膜も形成され、単に崩壊しやすいだけの衣ではなく、適度な歯ごたえもあり、非常に軽い食感であった。
【0032】
【表2】

【0033】
【表3】

【0034】
実施例5〜6
表1に示すサンプル1を用いて表4の配合のバッターを調製し、魚フライを製造した。すなわち、1切れ50gにスライスした白身魚に打ち粉用でん粉、フライスターチS(松谷化学製)をまぶした後、表4のバッターにくぐらせ、パン粉をつけた後、170℃で3分間フライした。得られた魚フライを常温で2時間経過後、評価した。評価結果は表4に併記した。
いずれの場合も一般のデキストリン「TK−16」よりも、歯切れ感、ソフト感、口溶け感ともに良好な結果が得られた。また衣部分の被膜も形成され、単に崩壊しやすいだけの衣ではなく、適度な歯ごたえもあり、非常に軽い食感であった。
【0035】
【表4】

【0036】
実施例7
表1に示すサンプル1を用いて表5の割合のバッターを調整し、実施例2と同様にコロッケを製造した後、冷凍し−18℃で30日間保存後、電子レンジで解凍し評価した。評価結果は表5に併記した。
サンプル1を用いた場合は、一般のデキストリンTK−16よりも、良好な結果が得られた。
【表5】

グアーガム:五協産業製 「グアパックPF−20」
サラダ油:日清オイリオ製「日清サラダ油」
【0037】
実施例8〜9
表1に示すサンプル3を用いて表6の配合のバッターを調製し、実施例2と同様にコロッケを製造した後、ホットストッカーに入れ、4時間後取り出して評価した。評価結果は表6に併記した。
サンプル3又はCESを配合したバッターでは、デキストリンに比べてホットストッカー保存後の食感は良好であった。
【表6】

※アルファ化でん粉:松谷化学工業社製 「パインゴールド」
※乾燥卵白:キューピー社製 「乾燥卵白Kタイプ」
※乳化剤:三菱化学フーズ社製「リョートーシュガーエステルS−1170」
※CES:DE15の自家調製品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分岐デキストリンを含有することを特徴とする揚げ物用バッター。
【請求項2】
分岐デキストリンのDEが15〜30である、請求項1記載の揚げ物用バッター。
【請求項3】
分岐デキストリンの配合量が、揚げ物用バッターの固形成分100質量部に対して5〜90質量部である、請求項1又は2に記載の揚げ物用バッター。

【公開番号】特開2012−85579(P2012−85579A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−235373(P2010−235373)
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【出願人】(000188227)松谷化学工業株式会社 (102)
【Fターム(参考)】