説明

揚穀機

【課題】穀粒、特に、白米の表面に糠が付着することを防止できる揚穀機を得る。
【解決手段】本揚穀機10では、無端ベルト30が揚穀塔12内で周回(矢印B方向に回転)すると、揚穀塔12内の下部に供給された白米Hがバケット32によって掬われて揚穀塔12内の上部へ持上げ搬送される。この持上げ搬送された白米Hは、バケット32が揚穀塔12内の上部で反転する際に遠心力を与えられて、放出筒部34へと投げ出される。ここで、持上げ搬送側のバケット32に白米Hが溜まっていない場合に、揚穀機10が無端ベルト30及びバケット32を周回させながら第1ノズル36及び第2ノズル44で各バケット32内へ順次噴風する。これにより、各バケット32内の糠が吹き飛ばされる。従って、その後において白米Hをバケット32によって持上げ搬送しても白米Hの表面に糠が付着することがない。従って、白米Hの表面に糠が付着することを防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、米、麦、豆等の穀粒、特に、白米を持上げ搬送する揚穀機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、揚穀機は、箱状に形成された揚穀塔を備えている。揚穀塔内には、無端ベルトが設けられており、無端ベルトは、揚穀塔内の下部と上部との間を周回できるようになっている。さらに、無端ベルトの外周面にはバケットが設けられており、バケットは、無端ベルトと一体に揚穀塔内の下部と上部との間を周回する。これにより、バケットによって、揚穀塔内の下部に供給された穀粒が掬われて持上げ搬送される。そして、バケットによって持上げ搬送された穀粒は、揚穀塔内の上部でバケットが反転する際に遠心力を与えられて、揚穀塔外へ投げ出される。
【0003】
ところで、白米に糠が付着している場合、長い日数の間にはこの付着した糠が酸化してしまい、この結果、白米が不味くなる。
【0004】
ここで、糠除去装置が適用された揚穀機が提案されており、その一例が下記特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている揚穀機は、無端ベルト付近に設けられた吹出口から空気を吹き出させて、無端ベルトの脇から揚穀塔の内壁へと空気を流動させており、これにより、揚穀塔の内壁に付着する糠を除去している。
【0005】
しかしながら、このような揚穀塔は、バケット内で空気を流動させるようにはなっていないため、バケット内に糠が付着したり溜まったりした場合には、バケット内の糠を除去することができない。この結果、この糠をそのまま放置しておくと、白米を繰り返し持上げ搬送しているうちに多量の糠がバケット内に固くこびり付いてしまう。またこのように、糠が付着したり溜まったりしたバケットで白米を持上げ搬送すると、白米の表面に糠が付着してしまう。このため、例えば、白米を扱う精米機、研米機、及び無洗米機等では、白米の表面に糠が付着しないようにできる揚穀機が望まれていた。
【特許文献1】実開昭63−201635号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み、穀粒、特に、白米の表面に糠が付着することを防止できる揚穀機を得ることを目的とする。
【0007】
なお、ここでいう「糠」とは、白米や玄米の所謂「糠」のみならず、麦の麩や豆の薄皮等を含む(以下同じ)。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明に係る揚穀機は、箱状に形成された揚穀塔と、前記揚穀塔内に設けられ、前記揚穀塔内の下部と上部との間を周回する無端ベルトと、前記無端ベルトの外周側に設けられ、前記無端ベルトと一体に前記揚穀塔内の下部と上部との間を周回することで、前記揚穀塔内の下部に供給された穀粒を掬って前記上部へ持上げ搬送し前記揚穀塔外へ投げ出すバケットと、前記揚穀塔に設けられ、前記持上げ搬送側の前記バケット内に噴風する第1ノズルと、前記揚穀塔の上部に形成された第1開口と、を備えている。
【0009】
請求項1に記載の発明に係る揚穀機では、無端ベルトが揚穀塔内の下部と上部との間を周回すると、揚穀塔内の下部に供給された穀粒がバケットによって掬われて上部へ持上げ搬送される。揚穀塔内の上部へ持上げ搬送された穀粒は、バケットが揚穀塔内の上部で反転する際に遠心力を与えられて、揚穀塔外へ投げ出される。
【0010】
ここで、請求項1記載の揚穀機では、揚穀塔に第1ノズルが設けられており、本揚穀機は、無端ベルトの駆動時で持上げ搬送側のバケット内に穀粒が溜められていないとき(例えば、穀粒の搬送完了時等)に、第1ノズルで持上げ搬送側のバケット内へ噴風する。これにより、バケット内に糠が付着したり溜まったりしていた場合には、バケット内の糠が吹き飛ばされる。従って、バケット内は、糠が付着した状態や溜まった状態のままにはならず、これにより、その後において穀粒をバケットによって持上げ搬送しても穀粒の表面に糠が付着することはない。
【0011】
次いで、持上げ搬送側のバケット内から吹き飛ばされた糠は、バケットの周回(持上げ搬送方向の移動)によって生じる上昇気流と共に、揚穀塔の上部に形成された第1開口から排出される。
【0012】
以上説明したように、請求項1記載の揚穀機は、穀粒の表面に糠が付着することを防止できる。
【0013】
請求項2に記載の発明に係る揚穀機は、請求項1記載の発明において、前記第1ノズルは、前記持上げ搬送側の前記バケットの外面底部にも噴風する、ことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明に係る揚穀機によれば、第1ノズルで持上げ搬送側のバケットの外面底部にも噴風する。このため、例えば、バケットの外面底部と無端ベルトとの間に糠が付着していた場合には、この糠が吹き飛ばされる。従って、例えば、バケットの外面底部から直下のバケット(持上げ搬送方向における後段のバケット)内に糠が落下して当該直下のバケット内に糠が付着したり溜まったりすることを防止できる。これにより、その後において穀粒をバケットによって持上げ搬送しても穀粒の表面に糠が付着することはなく、穀粒の表面に糠が付着することを一層防止できる。
【0015】
請求項3に記載の発明に係る揚穀機は、箱状に形成された揚穀塔と、前記揚穀塔内に設けられ、前記揚穀塔内の下部と上部との間を周回する無端ベルトと、前記無端ベルトの外周側に設けられ、前記無端ベルトと一体に前記揚穀塔内の下部と上部との間を周回することで、前記揚穀塔内の下部に供給された穀粒を掬って前記上部へ持上げ搬送し前記揚穀塔外へ投げ出すバケットと、前記揚穀塔に設けられ、反持上げ搬送側の前記バケット内に噴風する第2ノズルと、前記揚穀塔の下部に形成された第2開口と、を備えている。
【0016】
請求項3に記載の発明に係る揚穀機では、無端ベルトが揚穀塔内の下部と上部との間を周回すると、揚穀塔内の下部に供給された穀粒がバケットによって掬われて上部へ持上げ搬送される。揚穀塔内の上部へ持上げ搬送された穀粒は、バケットが揚穀塔内の上部で反転する際に遠心力を与えられて、揚穀塔外へ投げ出される。
【0017】
ここで、請求項3記載の揚穀機では、揚穀塔に第2ノズルが設けられており、本揚穀機は、無端ベルトの駆動時に第2ノズルで反持上げ搬送側のバケット内(当然ながら、反持上げ搬送側のバケット内は、穀粒が溜められていない状態である)へ噴風する。これにより、バケット内に糠が付着したり溜まったりしていた場合には、バケット内の糠が吹き飛ばされる。従って、バケット内は、糠が付着した状態や溜まった状態のままにはならず、これにより、その後において穀粒をバケットによって持上げ搬送しても穀粒の表面に糠が付着することはない。
【0018】
次いで、反持上げ搬送側のバケット内から吹き飛ばされた糠は、バケットの周回(反持上げ搬送方向の移動)によって生じる下降気流と共に、揚穀塔の下部に形成された第2開口から排出される。
【0019】
以上説明したように、請求項3記載の揚穀機は、穀粒の表面に糠が付着することを防止できる。
【0020】
請求項4に記載の発明に係る揚穀機は、請求項3記載の発明において、前記第2ノズルは、前記反持上げ搬送側の前記バケットの外面底部にも噴風する、ことを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の発明に係る揚穀機によれば、第2ノズルで反持上げ搬送側のバケットの外面底部にも噴風する。このため、例えば、バケットの外面底部と無端ベルトとの間に糠が付着していた場合には、この糠が吹き飛ばされる。従って、例えば、バケットが周回して持上げ搬送方向に移動するようになっても、バケットの外面底部から直下のバケット(持上げ搬送方向における後段のバケット)内に糠が落下して当該直下のバケット内に糠が付着したり溜まったりすることを防止できる。これにより、その後において穀粒をバケットによって持上げ搬送しても穀粒の表面に糠が付着することはなく、穀粒の表面に糠が付着することを一層防止できる。
【発明の効果】
【0022】
本発明に係る揚穀機は、穀粒の表面に糠が付着することを防止できるという優れた効果を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1には、本発明の実施の形態に係る白米搬送用の揚穀機10の主要部が概略的な縦断面図にて示されている。
【0024】
揚穀機10は、箱状に形成された揚穀塔12を備えている。揚穀塔12は、互いに対向する第1側壁14と第2側壁16とを有している。このような揚穀塔12内には、バケットコンベア18が設けられており、バケットコンベア18は、揚穀塔12内の下部に配置された下プーリとしての下平プーリ20を備えている。下平プーリ20は、軸心部に設けられた支軸を介して揚穀塔12に回転自在に軸支されている。
【0025】
また、バケットコンベア18は、揚穀塔12内の上部に配置された上プーリとしての上平プーリ22を備えている。上平プーリ22は、揚穀塔12の第2側壁16上部に設けられた投出口24に対向して配置されており、軸心部に設けられた支軸を介して揚穀塔12に回転自在に軸支されている。
【0026】
また、揚穀塔12の第1側壁14の外側部分には、モータ26が取り付けられており、このモータ26の出力軸は無端状の駆動ベルト28を介して上平プーリ22の軸心部に巻き掛けられている。従って、この上平プーリ22は、モータ26の駆動力により矢印A方向へ回転するようになっている。
【0027】
また、上述の上平プーリ22及び下平プーリ20には、無端ベルト30が巻き掛けられている。この無端ベルト30は、上平プーリ22が矢印A方向へ回転すると、揚穀塔12内の下部と上部との間を周回(矢印B方向へ回転)する。
【0028】
また、無端ベルト30の外周側には、複数の白米搬送用のバケット32が一定間隔で設けられている。これらのバケット32は、無端ベルト30と一体に揚穀塔12内の下部と上部との間を周回(矢印B方向へ回転)する。
【0029】
ここで、上記構成の揚穀機10では、無端ベルト30が揚穀塔12内の下部と上部との間を周回すると、供給ホッパ33から揚穀塔12内の下端部に供給されて堆積した白米Hがバケット32により掬われて第1側壁14側で揚穀塔12内の上部まで持上げ搬送される。そして、持上げ搬送側(第1側壁14側)のバケット32は、上平プーリ22の外周に沿って反転する際に、持上げ搬送された白米Hに遠心力を与えて、この白米Hを揚穀塔12の投出口24を介して揚穀塔12外へと投げ出す。
【0030】
また、揚穀塔12の投出口24の外側部分には、概して漏斗状の放出筒部34が取り付けられている。放出筒部34は、揚穀塔12内の上部で投出口24を介して投げ出された白米Hを集積して、外部に放出する。
【0031】
また、揚穀塔12の第1側壁14には、第1ノズル36が設けられている。第1ノズル36は第1側壁14を貫通して先端部が揚穀塔12内に露出している。この第1ノズル36の先端部には、図示しない2つの噴射孔が設けられている。そして、第1ノズル36には図示しないコンプレッサが連結されており、このコンプレッサが作動することで、第1ノズル36は、その左下方向(図1参照)に位置する持上げ搬送側のバケット32内に一方の噴射孔から噴風する(矢印C参照)。このとき、第1ノズル36は、上記左下方向に位置する持上げ搬送側のバケット32の前段のバケット32(図1において、第1ノズル36の左上方向に位置する持上げ搬送側のバケット32)の外面底部にも他方の噴射孔から噴風する(矢印D参照)。
【0032】
さらに、揚穀塔12の上部では、その天壁38の持上げ搬送側部分に第1開口としての第1吸引排塵口40が形成されている。この第1吸引排塵口40には、揚穀塔12の外側で第1吸引装置42が連結されており、第1吸引装置42は、第1ノズル36で上記の如く持上げ搬送側のバケット32に噴風している時に駆動して揚穀塔12内の空気(後述する如く持上げ搬送側のバケット32から吹き飛ばされた糠を含む)を吸引できるようになっている。
【0033】
一方、揚穀塔12の反持上げ搬送側の第2側壁16には、第2ノズル44が設けられている。第2ノズル44は第2側壁16を貫通して先端部が揚穀塔12内に露出している。この第2ノズル44の先端部には、図示しない2つの噴射孔が設けられている。そして、第2ノズル44には図示しない前記コンプレッサが連結されており、このコンプレッサが作動することで、第2ノズル44は、その右上方向に位置する反持上げ搬送側のバケット32内に一方の噴射孔から噴風する(矢印E参照)。このとき、第2ノズル44は、上記右上方向に位置する反持上げ搬送側のバケット32の前段のバケット32(図1において、第2ノズル44の右下方向に位置する反持上げ搬送側のバケット32)の外面底部にも他方の噴射孔から噴風する(矢印F参照)。
【0034】
さらに、揚穀塔12の下部では、反持上げ搬送側の第2側壁16に第2開口としての第2吸引排塵口46が形成されている。この第2吸引排塵口46には、揚穀塔12の外側で第2吸引装置48が連結されており、第2吸引装置48は、第2ノズル44で上記の如く反持上げ搬送側のバケット32に噴風している時に駆動して揚穀塔12内の空気(後述する如くバケット32から吹き飛ばされた糠を含む)を吸引できるようになっている。
【0035】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0036】
揚穀機10では、モータ26の駆動力によって無端ベルト30が揚穀塔12内の下部と上部との間を周回(矢印B方向へ回転)すると、揚穀塔12内の下部に供給されて堆積した白米Hがバケット32によって掬われて揚穀塔12内の上部へ持上げ搬送される。揚穀塔12内の上部へ持上げ搬送された白米Hは、バケット32が揚穀塔12内の上部で上平プーリ22の外周に沿って反転する際に遠心力を与えられて、揚穀塔12の投出口24を介して放出筒部34(揚穀塔12外)へ投げ出される。
【0037】
ここで、持上げ搬送側のバケット32内に白米Hが溜められていないとき(例えば、白米Hの搬送完了時等)に、揚穀機10が無端ベルト30及びバケット32を周回させながら図示しないコンプレッサを作動させることで、第1ノズル36で持上げ搬送側の各バケット32内へ順次噴風する(矢印C参照)。これにより、バケット32内に糠が付着したり溜まったりしていた場合には、バケット32内の糠が吹き飛ばされる。従って、バケット32内は、糠が付着した状態や溜まった状態のままにはならず、これにより、その後において白米Hをバケット32によって持上げ搬送しても白米Hの表面に糠が付着することはない。
【0038】
またこのとき、揚穀機10は、内部を噴風された持上げ搬送側のバケット32の前段のバケット32の外面底部にも第1ノズル36で噴風する(矢印D参照)。このため、例えば、バケット32の外面底部と無端ベルト30との間に糠が付着していた場合には、この糠が吹き飛ばされる。従って、例えば、バケット32の外面底部から直下のバケット32(持上げ搬送方向における後段のバケット32)内に糠が落下して当該直下のバケット32内に糠が付着したり溜まったりすることを防止できる。これにより、その後において白米Hをバケット32によって持上げ搬送しても白米Hの表面に糠が付着することはなく、白米Hの表面に糠が付着することを一層防止できる。
【0039】
次いで、持上げ搬送側のバケット32から吹き飛ばされた糠は、バケット32の周回(ここでは、持上げ搬送方向の移動)によって生じる上昇気流と共に、揚穀塔12の上部に形成された第1吸引排塵口40から排出される。
【0040】
一方、反持上げ搬送側のバケット32内に白米Hが溜められていない状態(当然ながら、例えば、白米Hの持上げ搬送中又は白米Hの搬送完了時等の状態)で、揚穀機10が無端ベルト30及びバケット32を周回させながら図示しないコンプレッサを作動させることで、第2ノズル44で反持上げ搬送側の各バケット32内へ順次噴風する(矢印E参照)。これにより、バケット32内に糠が付着したり溜まったりしていた場合には、バケット32内の糠が吹き飛ばされる。従って、バケット32内は、糠が付着した状態や溜まった状態のままにはならず、これにより、その後において白米Hをバケット32によって持上げ搬送しても白米Hの表面に糠が付着することはない。
【0041】
またこのとき、揚穀機10は、内部を噴風された反持上げ搬送側のバケット32の前段のバケット32の外面底部にも第2ノズル44で噴風する(矢印F参照)。このため、例えば、バケット32の外面底部と無端ベルト30との間に糠が付着していた場合には、この糠が吹き飛ばされる。従って、例えば、バケット32が周回して持上げ搬送方向に移動するようになっても、バケット32の外面底部から直下のバケット32(持上げ搬送方向における後段のバケット32)内に糠が落下して当該直下のバケット32内に糠が付着したり溜まったりすることを防止できる。これにより、その後において白米Hをバケット32によって持上げ搬送しても白米Hの表面に糠が付着することはなく、白米Hの表面に糠が付着することを一層防止できる。
【0042】
次いで、反持上げ搬送側のバケット32から吹き飛ばされた糠は、バケット32の周回(ここでは、反持上げ搬送方向の移動)によって生じる下降気流と共に、揚穀塔12の下部に形成された第2吸引排塵口46から排出される。
【0043】
以上説明したように、揚穀機10は、白米Hの表面に糠が付着することを防止できる。
【0044】
また、揚穀機10は、第1ノズル36及び第2ノズル44で前述の如く周回するバケット32に噴風する構成であるため、揚穀塔12内では、気流が分散される。従って、バケット32の内外面だけでなく、揚穀塔12の内壁に付着した糠も清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施の形態に係る揚穀機の主要部を概略的に示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0046】
10 揚穀機
12 揚穀塔
30 無端ベルト
32 バケット
36 第1ノズル
40 第1吸引排塵口(第1開口)
44 第2ノズル
46 第2吸引排塵口(第2開口)
H 白米

【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱状に形成された揚穀塔と、
前記揚穀塔内に設けられ、前記揚穀塔内の下部と上部との間を周回する無端ベルトと、
前記無端ベルトの外周側に設けられ、前記無端ベルトと一体に前記揚穀塔内の下部と上部との間を周回することで、前記揚穀塔内の下部に供給された穀粒を掬って前記上部へ持上げ搬送し前記揚穀塔外へ投げ出すバケットと、
前記揚穀塔に設けられ、前記持上げ搬送側の前記バケット内に噴風する第1ノズルと、
前記揚穀塔の上部に形成された第1開口と、
を備えた揚穀機。
【請求項2】
前記第1ノズルは、前記持上げ搬送側の前記バケットの外面底部にも噴風する、
ことを特徴とする請求項1記載の揚穀機。
【請求項3】
箱状に形成された揚穀塔と、
前記揚穀塔内に設けられ、前記揚穀塔内の下部と上部との間を周回する無端ベルトと、
前記無端ベルトの外周側に設けられ、前記無端ベルトと一体に前記揚穀塔内の下部と上部との間を周回することで、前記揚穀塔内の下部に供給された穀粒を掬って前記上部へ持上げ搬送し前記揚穀塔外へ投げ出すバケットと、
前記揚穀塔に設けられ、反持上げ搬送側の前記バケット内に噴風する第2ノズルと、
前記揚穀塔の下部に形成された第2開口と、
を備えた揚穀機。
【請求項4】
前記第2ノズルは、前記反持上げ搬送側の前記バケットの外面底部にも噴風する、
ことを特徴とする請求項3記載の揚穀機。

【図1】
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