説明

揮発性有機ガス濃縮方法及び揮発性有機ガス濃縮装置

【課題】 揮発性有機物を含有するガスを濃縮する揮発性有機ガス濃縮方法及び揮発性有機ガス濃縮装置を提供する。
【解決手段】 本発明の揮発性ガス濃縮装置1は、揮発性有機物を含有する被処理ガスを複数の吸着搭5、7に順次供給して各吸着搭5、7で吸着材に揮発性有機物を吸着し、一方の吸着搭5に被処理ガスを供給して吸着処理をしているときに、他方の吸着搭7では吸着材から揮発性有機物を離脱処理し且つ他方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に一方の吸着搭5に供給して吸着処理し、次に一方の吸着搭5で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に他方の吸着搭7に供給することを繰り返して揮発性有機ガスを濃縮していく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、揮発性有機物を含有するガスを濃縮する揮発性有機ガス濃縮方法及び揮発性有機ガス濃縮装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、塗装工場、めっき工場、化学工場、印刷工場等では、有機溶剤や揮発性有機化合物を含有したガス(以下単に「揮発性有機ガス」という)が施設外に放出されるのを防止するため、かかるガスから揮発性有機化合物を濃縮して、除去したり工場の処理槽に戻したりしている。
【0003】
特許文献1には、複数の吸着搭を設けて、一方の吸着搭に揮発性有機ガスを含有した被処理ガスを供給しているときに、他方の吸着搭では吸着材が吸着した揮発性有機物をキャリアガスで除去することを繰り返す方法が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−80019号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の技術では、吸着材から離脱した揮発性有機物の濃度に限界があり、揮発性有機物の効率的な回収が望まれている。
【0006】
特に、吸着材から離脱した揮発性有機物をキャリアガスと共に次工程で液化する場合には、揮発性有機物が高濃度である方が液化処理が容易にでき回収率も高い。
【0007】
そこで、本発明は、簡易な構成で被処理ガスから揮発性有機物の回収濃度を高めることができる揮発性有機ガス濃縮方法及び揮発性有機ガス濃縮装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、揮発性有機物を含有する被処理ガスを複数の吸着搭に順次供給して各吸着搭で吸着材に揮発性有機物を吸着し、一方の吸着搭に被処理ガスを供給して吸着処理をしているときに他方の吸着搭では吸着材から揮発性有機物を離脱処理し且つ他方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に一方の吸着搭に供給して吸着処理し、次に一方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に他方の吸着搭に供給することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の揮発性有機ガス濃縮方法において、吸着材は活性炭またはゼオライト、シリカゲルであることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の揮発性有機ガス濃縮方法において、各吸着搭における吸着処理は被処理ガスのガス濃度と供給量とを積算した積算濃度が所定値以上に達したときに被処理ガスを供給する吸着搭を切り替えることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の揮発性有機ガス濃縮方法において、各吸着搭における吸着処理は、各吸着搭における処理ガスの濃度を検知して、処理ガス濃度が所定値以上になったときに被処理ガスを供給する吸着搭を切り替えることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、揮発性有機物を吸着する吸着材を充填した第1吸着搭及び第2吸着搭と、第1吸着搭に揮発性有機物を含有する被処理ガスを供給する第1供給路と、第2吸着搭に揮発性有機物を含有する被処理ガスを供給する第2供給路と、第1吸着搭から揮発性有機物を回収する第1回収路と、第2吸着搭から揮発性有機物を回収する第2回収路とを備え、第1供給路には第1戻し路を介して第2回収路が接続されており、第2供給路には第2戻し路を介して第1回収路が接続されており、一方の吸着搭に被処理ガスを供給して吸着処理をしているときに他方の吸着搭では吸着材から揮発性有機物を離脱処理し且つ他方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に一方の吸着搭に供給し、他方の吸着搭に被処理ガスを供給して吸着処理をしているときに一方の吸着搭では吸着材から揮発性有機物を離脱処理し且つ一方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に他方の吸着搭に供給することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1及び5に記載の発明では、他方の吸着搭で揮発性有機物を離脱処理した高濃度の離脱ガスを被処理ガスと共に一方の吸着搭に供給し、同様に一方の吸着搭で揮発性有機物を離脱処理した高濃度の離脱ガスを被処理ガスと共に他方の吸着搭に供給する工程を繰り返すことにより、各搭で吸着する揮発性有機物の濃度を順次に高めることができ、最終的に高濃度の揮発性有機物を含有する離脱ガスを得ることができる。即ち、吸着処理及び離脱処理する揮発性有機物の処理濃度を順次高めて、効率良く揮発性有機物を回収することができる。
【0014】
しかも、2つの吸着搭で揮発性有機物の吸着と離脱を繰り返すので、設備スペースを少なくできると共に、離脱ガスを被処理ガスの供給路に接続するだけで済むから設備が簡易で、且つ既存設備を利用して本発明を行うこともできる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に活性炭は汎用性が高く且つ揮発性有機物が高濃度であるほど吸着性が高まるので特に効率が良い。ゼオライトまたはシリカゲルも同様に広く使われている吸着剤である。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に一方の吸着搭における吸着処理と他方の吸着搭における吸着処理との切り替えを処理量に応じて行うことができ、処理効率が良い。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に揮発性有機物の大気放出を防止でき且つ各吸着搭における現実の限界処理能力まで処理でき、処理効率が良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1〜図3は本実施の形態にかかる揮発性ガス濃縮装置の概略構成図であり、図4は活性炭における濃度と吸着量との関係を示すグラフである。
【0019】
本実施の形態にかかる揮発性ガス濃縮装置1は、被処理ガス供給路3と、被処理ガス供給路3に接続された第1吸着搭(一方の吸着搭)5と第2吸着搭(他方の吸着搭)7と、第1吸着搭5から揮発性有機物を回収する第1回収路9と、第2吸着搭7から揮発性有機物を回収する第2回収路11と、第2回収路11で回収したガスを被処理ガス供給路3に戻す第1戻し路13と、第1回収路9で回収したガスを被処理ガス供給路3に戻す第2戻し路15とを備えている。
【0020】
被処理ガス供給路3は、めっき処理工場における脱脂洗浄浴槽やめっき槽等の処理槽12の蒸発雰囲気(被処理ガス)を取り込む吸入口17に接続されており、吸入した被処理ガスをブロア19により第1吸着搭5又は第2吸着搭7に供給している。被処理ガスは、揮発性有機化合物(VOC)であり、例えば、トリクロロエチレン、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン等である。
【0021】
ブロア19の入口側には流量計21が設けてあり、出口側には濃度センサ23が設けてあり、制御部25が流量計21から受けた流量信号と濃度センサ23から受けた濃度信号により積算濃度を演算している。
【0022】
被処理ガス供給路3は、第1吸着搭5に接続された第1吸入路27と第2吸着搭7に接続された第2吸入路29とを有しており、第1吸入路27は第1吸入バルブ(開閉バルブ)31の開閉操作により第1吸着搭5へ被処理ガスの供給をするようになっており、第2吸入路29は第2吸入バルブ(開閉バルブ)33の開閉操作により第2吸着搭5へ被処理ガスの供給をするようになっている。第1吸入路27には第1混合器35が設けられており、第1混合器35には第1戻し路13が接続されている。同様に、第2吸入路37には第2混合器37が設けてられており、第2混合器37には第2戻し路15が接続されている。
【0023】
第1吸着搭5及び第2吸着搭7には、それぞれ吸着材として活性炭が充填されている。また、第1吸着搭5及び第2吸着搭7にはそれぞれ排気路43が接続されており、それぞれ第1排気バルブ45、第2排気バルブ47の開閉により吸着処理された後のガスが大気中に排気されるようになっている。尚、排気路43には、排気ガスのガス濃度を検出する濃度センサ49が設けられて排気ガス濃度を検出していると共に、各搭5、7には圧力センサ39、41が設けられている。
【0024】
第1回収路9は第1脱離バルブ51を介して、第2回収路11は第2脱離バルブ53を介して真空ポンプ55の吸入側に接続されており、真空ポンプ55の出口側は第1戻し路13と第2戻し路15と取り出しバルブ57とに接続されている。第1戻し路13には第1戻しバルブ59が設けられており、第2戻し路15には第2戻しバルブ61が設けられている。
【0025】
取り出しバルブ57の下流側には、冷却装置63及び液化タンク65が設けられており、液化タンク65から処理槽12に戻すようになっている。また、液化タンク65からバルブ67の開閉により液化した揮発性有機物を必要に応じて取り出すようにしてある。
【0026】
次に、本実施の形態にかかる揮発性ガス濃縮装置の作用及び効果を説明する。
【0027】
図1に工程フローを矢印で示すように、処理槽12で発生した被処理ガス(揮発性有機ガス)は、ブロワ19により被処理ガス供給路3に送られる。一方、第2吸入路29の吸入(開閉バルブ)33と第2排気バルブ47と、第1回収路9の第1離脱バルブ51は閉じられており、第1吸入路27の吸入バルブ(開閉バルブ)31と、第1排気バルブ45と、第2回収路11の第2脱離バルブ53とは開かれており、被処理ガスは第1吸入路27から第1吸着搭5に供給されると共に、第2吸着搭7における離脱ガス(濃縮ガス)が第2回収路11、真空コンプレッサ55及び第1戻し路13を経て、第1混合器35で被処理ガスと混合して第1吸着搭5に供給される。尚、取り出しバルブ57は閉じられている。
【0028】
第1吸着搭5に供給された被処理ガスは活性炭により揮発性有機物が吸着された後、排気路43から大気に放出される。排気路43では放出するガス濃度が濃度センサ49により管理されている。
【0029】
本実施の形態では、第1吸着搭5では、被処理ガス中の揮発性有機物を吸着処理すると共に、第2吸着搭7に吸着した揮発性有機物を高濃度にして回収した高濃度の離脱ガスをも第1混合器35から導入して吸着する。したがって、ブロワ19から供給される被処理ガスよりも高濃度の離脱ガスが第1吸着搭5に供給されるので、第1吸着搭5での吸着処理を効率的に行うことができる。このことは、図4に活性炭の吸着量とガス濃度との関係を示すように、濃度が高いほど活性炭の平衡吸着量が高いことから明らかである。尚、図4は、横軸に濃度、縦軸に平衡吸着量を取った対数グラフであり、各温度における被処理ガス濃度と平衡吸着量との関係を示したものである。
【0030】
そして、制御装置25で積算した被処理ガスの処理量が所定値に達したところで、第1吸入路27の第1吸入バルブ31と、第1排気バルブ45と、第2離脱バルブ53と、第1戻しバルブ59を閉じ、第2吸入路29の第1吸入バルブ33と第2排気バルブ47と、第1回収路11の第1離脱バルブ53と、第2戻しバルブ61とを開く。
【0031】
これにより、図2に処理フローを矢印で示すように、被処理ガスはブロア19から第2吸入路29を介して第2吸収搭7に供給されて、活性炭に吸着処理された後、揮発性有機物が除去されたガスが排気管47から大気に放出される。また、第2吸入管29では、第1吸着搭9の活性炭に吸着された揮発性有機物を回収した高濃度の離脱ガスが第2混合器37を介して混合されるので、被処理ガスと共に高濃度ガスが第2吸着搭で吸着処理される。
【0032】
本実施の形態では、上述のようして、第1吸着搭5と第2吸着搭7との一方で吸着された揮発性有機物を高濃度にして、他方の吸着搭に送ることを繰り返す。これにより、自己濃縮を繰り返して所定の濃度まで高められたところで、図3に示すように、取り出しバルブ57を開き、冷却装置63、液化タンク65を経て処理槽12に戻し、又は必要に応じてバルブ67を開いて取り出す。
【0033】
本実施の形態によれば、第2吸着搭7で揮発性有機物を離脱処理した高濃度の離脱ガスを被処理ガスと共に第1吸着搭5に供給し、同様に第1吸着搭5で揮発性有機物を離脱処理した高濃度の離脱ガスを被処理ガスと共に第2吸着搭7に供給する工程を繰り返すことにより、各搭5、7で吸着する揮発性有機物の濃度を順次に高めることができ、吸着処理及び離脱処理する揮発性有機物の処理濃度を高めることができ、効率良く揮発性有機物を回収することができる。
【0034】
特に、吸着材として活性炭を用いた場合、活性炭は揮発性有機物が高濃度であるほど吸着性が大きく高まるので特に効率が良い。
【0035】
2つの吸着搭5、7で揮発性有機物の吸着と離脱を繰り返すので、設備スペースを少なくできると共に、吸着搭から離脱した離脱ガスの回収路を被処理ガスの供給路に接続するだけで済むから設備が簡易であり、且つ既存設備にも簡単に後付けできる。
【0036】
第1吸着搭5が吸着処理しているときには第2吸着搭7は離脱処理をするように、2つの処理を同時に行っているので、稼動効率が良い。
【0037】
一方の吸着搭5における吸着処理と他方の吸着搭7における吸着処理との切り替えを、処理濃度の積算により一定処理量毎に行うので、吸着平衡濃度前に容易に処理を切り替えることができ、処理効率が良い。
【0038】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0039】
例えば、第1及び第2各吸着搭5、7における吸着処理の切り替えは、各吸着搭5、7における排気ガス(処理ガス)の濃度を濃度センサ49で検知して、排出ガス濃度が所定値以上になったときに行うものであってもよい。所定濃度以上の揮発性有機物が大気放出されるのを防止できると共に各吸着搭5、7における現実の限界処理能力まで処理できる。
第1吸着搭5及び第2吸着搭7に充填される吸着材は、活性炭に限らず、ゼオライト、シリカゲルを用いても同様な効果を得ることができる。
【0040】
揮発性有機物は、上述の例に限定されず活性炭等により吸着除去される種々のものが適用可能である。
【0041】
上述の実施の形態において、冷却装置63を設けずに真空ポンプ55により加圧液化するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本実施の形態にかかる揮発性ガス濃縮装置の概略構成図である。
【図2】本実施の形態にかかる揮発性ガス濃縮装置の概略構成図である。
【図3】本実施の形態にかかる揮発性ガス濃縮装置の概略構成図である。
【図4】活性炭における濃度と吸着量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
【0043】
1 揮発性ガス濃縮装置
3 被処理ガス供給路
5 第1吸収搭
7 第2吸収搭
9 第1回収路
11 第2回収路
13 第1戻し路
15 第2戻し路
35 第1混合器
37 第2混合器


【特許請求の範囲】
【請求項1】
揮発性有機物を含有する被処理ガスを複数の吸着搭に順次供給して各吸着搭で吸着材に揮発性有機物を吸着し、一方の吸着搭に被処理ガスを供給して吸着処理をしているときに他方の吸着搭では吸着材から揮発性有機物を離脱処理し且つ他方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に一方の吸着搭に供給して吸着処理し、次に一方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に他方の吸着搭に供給することを特徴とする揮発性有機ガス濃縮方法。
【請求項2】
吸着材は活性炭、またはゼオライト、シリカゲルであることを特徴とする請求項1に記載の揮発性有機ガス濃縮方法。
【請求項3】
各吸着搭における吸着処理は被処理ガスのガス濃度と供給量とを積算した積算濃度が所定値以上に達したときに被処理ガスを供給する吸着搭を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の揮発性有機ガス濃縮方法。
【請求項4】
各吸着搭における吸着処理は、各吸着搭における処理ガスの濃度を検知して、処理ガス濃度が所定値以上になったときに被処理ガスを供給する吸着搭を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の揮発性有機ガス濃縮方法。
【請求項5】
揮発性有機物を吸着する吸着材を充填した第1吸着搭及び第2吸着搭と、第1吸着搭に揮発性有機物を含有する被処理ガスを供給する第1供給路と、第2吸着搭に揮発性有機物を含有する被処理ガスを供給する第2供給路と、第1吸着搭から揮発性有機物を回収する第1回収路と、第2吸着搭から揮発性有機物を回収する第2回収路とを備え、第1供給路には第1戻し路を介して第2回収路が接続されており、第2供給路には第2戻し路を介して第1回収路が接続されており、一方の吸着搭に被処理ガスを供給して吸着処理をしているときに他方の吸着搭では吸着材から揮発性有機物を離脱処理し且つ他方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に一方の吸着搭に供給し、他方の吸着搭に被処理ガスを供給して吸着処理をしているときに一方の吸着搭では吸着材から揮発性有機物を離脱処理し且つ一方の吸着搭で離脱処理した離脱ガスを被処理ガスと共に他方の吸着搭に供給することを特徴とする揮発性有機ガス濃縮装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2006−88001(P2006−88001A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−274683(P2004−274683)
【出願日】平成16年9月22日(2004.9.22)
【出願人】(391005145)株式会社つばでん (2)
【出願人】(504358296)
【Fターム(参考)】