説明

携帯用切断機

【課題】サブベースをメインベースから取り外すことなく際切り切断作業を行うことができる携帯用切断機を提供することである。
【解決手段】 モータを収容するモータハウジング103、前記モータにより回転駆動される鋸刃106、該鋸刃の一部外周を覆うソーカバー107とを有する本体部101と、該本体部と連結され被加工材上を摺動するベース部1とを備えた携帯用切断機において、前記ベース部は、前記本体部に連結されたメインベース2と、該メインベースに対して移動可能に設けられたサブベース3とを備え、前記メインベースに対して前記サブベースを任意の角度に変更する調整機構を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯用切断機に関し、特に壁際に沿って床材を切断する際切り作業に適する携帯用切断機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯用切断機となる携帯用丸鋸を図7に示す。携帯用丸鋸100は、モータを収容するモータハウジング103、作業者が把持するハンドル104、ハンドル端部に設けられモータの駆動源となる電池パックが装着される電池取付部105、鋸刃106の一部を覆うソーカバー107からなる本体部101と、本体部101と連結され被加工材上を摺動するベース部102とから構成される。ベース部102は、本体部101と連結されたメインベース108と、メインベース108に対して着脱可能に設けられたサブベース109とから構成される。
【0003】
図8に示すように、サブベース109はサブベース本体110と2本のガイドバー111から構成され、2本のガイドバー111は溶接等によりサブベース本体110の両端部付近にそれぞれ固定されており、メインベース108に対して着脱可能にノブ112で固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−2724669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
際切り作業を行う場合にはその都度、サブベースをメインベースから外す必要があった。さらに、直線切断を行う場合にはサブベースに代えて別体のガイドを取り付ける必要があった。従って、作業内容によってサブベースをメインベースから外さなければならないため、サブベースを紛失したり、保管場所が必要になるといった問題があった。
【0006】
また、サブベースを取り外した状態で作業する場合には被加工材との接触面が小さくなりメインベースの側面から鋸刃までの距離が短いため、被加工材上に載置したときのバランスが悪いことがあった。特に本体部をベース部から離れる方向に45度傾斜させて切断する場合のバランスが悪く傾斜切断できないことがあった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題を改善し、通常切断作業、際切り作業、傾斜切り作業等の様々な作業用途で安定した作業ができる携帯用切断機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、モータを収容するモータハウジング、前記モータにより回転駆動される鋸刃、該鋸刃の一部外周を覆うソーカバーとを有する本体部と、該本体部と連結され被加工材上を摺動するベース部とを備えた携帯用切断機において、前記ベース部は、前記本体部に連結されたメインベースと、該メインベースに対して移動可能に設けられたサブベースとを備え、前記メインベースに対して前記サブベースを任意の角度に変更する調整機構を備えることにより達成できる。
【0009】
このような構成によれば、メインベースからサブベースを取り外すことなく際切り作業の際に邪魔とならない位置にサブベースを配置することができ、作業性を向上することができる。
【0010】
また、前記サブベースは、前記サブベース底面を有するサブベース本体と、該サブベース本体がら延在するガイドバーとを備え、該ガイドバーは、前記メインベースと連結される第1ガイドバーと、該第1サブベース及び前記サブベース本体と連結される第2ガイドバーとから構成され、前記調整機構は、前記第1ガイドバーに対して前記第2ガイドバーを回転可能に支持する回転ピンと、 前記第1ガイドバーと前記第2ガイドバーの一方に設けられた複数の溝部と、 前記第1ガイドバーと前記第2ガイドバーの他方に設けられ前記溝部と係合する係合部材とを備え、前記第2ガイドバーを回転することにより前記メインベースに対する前記サブベースの角度を変更可能であることが好ましい。
【0011】
このような構成によれば、第2ガイドバーを回転すればサブベース本体の位置を変更することができるため、容易に際切り作業を行うことができる。
【0012】
また、前記複数の溝部は、少なくとも前記サブベースの底面が前記メインベースの底面の延長線上にある第1の位置と、前記サブベースの底面が前記メインベースの底面に対して直角位置となる第2の位置とに変更可能に設けられていることが好ましい。
【0013】
このような構成によれば、作業内容に応じて簡単に複数の位置にサブベースを設定することができる。
【0014】
また、前記第2の位置は、前記第2ガイドバーを前記第1ガイドバーに対して前記本体部側に回転させた状態であることが好ましい。
【0015】
このような構成によれば、サブベースを際切り作業の際に邪魔にならないように配置することができる。
【0016】
また、前記第2の位置では、前記サブベース本体の底面が前記鋸刃と前記被加工材との交線の延長線上に位置することが好ましい。
【0017】
このような構成によれば、際切り作業の際にサブベースの底面を壁等に当接させることができるため、サブベースを切断作業時のガイドとして使用することができる。さらに、壁等に凹凸があった場合でも底面がガイドしているためメインベース等が凹凸に引っ掛かることを抑制することができる。
【0018】
また、前記第2の位置は、前記第2ガイドバーを前記第1ガイドバーに対して前記本体部と反対側に回転させた状態であることが好ましい。
【0019】
このような構成によれば、通常切断時に別体のガイド部材を設ける必要なくサブベースによりガイドすることができ、特に直線切断の場合には安定した切断作業を行うことができる。
【0020】
また、前記係合部材が前記複数の溝部の一つと係合することにより前記第2ガイドバーの前記第1ガイドバーに対する回転を規制することが好ましい。
【0021】
このような構成によれば、所望の位置に第2ガイドバーを固定することができるため、不意に第2ガイドバーの位置が動いてしまいことを抑制でき安定した切断作業を行うことができる。
【0022】
また、前記第2ガイドバーは前記第1ガイドバーに対してその長手方向に水平移動可能であることが好ましい。
【0023】
このような構成によれば、被加工材を任意の幅に切断することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、サブベースをメインベースから取り外さなくても際切り作業を行うことができ、作業性を向上することができる。また、作業用途に応じてメインベースに対するサブベースの位置を変更することができるため、種々の切断作業を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明による携帯用切断機のベース部を示す。
【図2】図1のA−A線の一部断面図であり本発明によるサブベースの第1の状態を示す。
【図3】本発明によるサブベースであり図2の状態から移動させた状態を示す。
【図4】本発明によるサブベースであり図2の状態から回転させた状態を示す。
【図5】本発明による携帯用切断機の逆傾斜状態を示す。
【図6】本発明によるサブベースであり図2の状態から図4と逆方向に回転させた状態を示す。
【図7】従来の携帯用切断機である。
【図8】従来の携帯用切断機のサブベースである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の携帯用切断機である携帯用丸鋸(以下、丸鋸と称す)について図1乃至図6を用いて説明する。なお、丸鋸の全体構成は図7に示す従来の構成と同様のため説明を省略し、本発明の特徴となるベース部の構成を詳細に説明する。
【0027】
図1に示すように、ベース部1はメインベース2とサブベース3とから構成される。サブベース3には一対のガイドバー4が溶接等によりサブベース本体5の長手方向の両端付近に該長手方向と直交した方向に延在して固定されている。なお、ガイドバー4は一対設ける必要はなくいずれか一方のみでもよい。
【0028】
メインベース2には、ガイドバー4を挿入するためにベース上面に設けられた挿入穴10aが形成された挿入部10と、後述の第2ガイドバー7をメインベース2(第1ガイドバー6)に対して任意の位置、すなわち、メインベース2の側面2aからの位置を固定するための固定シャフト14が設けられている。
【0029】
固定シャフト14は、メインベース2上に形成された受け部16に支持され、その先端がメインベース2に上方に突出するように設けられた案内部12に形成されたネジ孔13に螺合するように設けられている。固定シャフト14を後述する第1ガイドバー6に形成された貫通孔15に貫通させ、固定シャフト14と同軸上に設けられたワッシャ17を介して固定シャフト14の先端をネジ孔13に螺合し締め付けることで、メインベース2に対するサブベース3の移動(図1の上下方向)が規制される。すなわち、サブベース3の水平方向(図1の上下方向)の移動を規制することができ、サブベース3のメインベース2の端面2aからの距離が調整可能となっている。また、メインベース2とサブベース3とで鋸刃106が挿入されるベース開口部18を形成している。
【0030】
なお、ガイドバー4は板状となっており、挿入穴10aは板状と対応するような貫通孔となっているため、ガイドバー4が一方しかない場合でもサブベース3がメインベース2に対して回転することを抑制することができる。
【0031】
サブベース3の構成を図2乃至図5を用いて説明する。上述したように、サブベース3はサブベース本体5とガイドバー4から構成されている。ガイドバー4は、メインベース2と連結される第1ガイドバー6と、第1ガイドバー6を挟み込むようにして第1ガイドバー6と連結された第2ガイドバー7とで構成されている。なお、第2ガイドバー7は、図1に示すように、第1ガイドバー6の厚さ方向の両側を挟むように断面形状がコの字状に設けられており、第2ガイドバー7にサブベース本体5が固定されている。サブベース本体5の反メインベース側は上方に折り曲げられた先端部5aが形成されている。この第1及び第2ガイドバー6,7を貫通するように回転ピン8を設けることでヒンジ部を構成している。このヒンジ部の回転ピン8を中心にサブベース本体5と第2ガイドバー7は一体的に回動可能に第1ガイドバー6と回転ピン8で連結されている。第2ガイドバー7に設けられた係合部材となるロックピン9が第1ガイドバー6のヒンジ部に90度毎に設けられた複数の溝部となる固定溝19a〜19cのいずれかに係合する構成となっている。
【0032】
また、第1ガイドバー6には固定シャフト14が貫通する長孔15が形成されている。固定シャフト14はメインベース2に設けられており、長孔15に沿ってサブベース3を水平移動することにより、メインベース2の端面2aからサブベース3が離れる方向あるいは近づく方向に移動できるため、サブベース3のメインベース2に対する位置を調整することができる。ここで、回転ピン8、ロックピン9、固定溝19a〜19cは調整機構を構成する。
【0033】
図2はメインベース2に対してサブベース3を引っ込めた状態、すなわちサブベース3(サブベース本体5)をメインベース2側に最も近づけた状態を示している。図3はメインベース2に対してサブベース3を水平移動した状態、すなわちメインベース2の端面2aからサブベース3の端面5aを所定距離だけ離した状態を示している。
【0034】
さらに、図2及び図3の状態は、第2ガイドバー7と一体的に設けたロックピン9がヒンジ部の固定溝19bと係合しており、メインベース2の底面とサブベース3(サブベース本体5)の底面とが水平となっている。この状態によれば、被加工材とベース部1(メインベース2とサブベース本体5の底面)との接触面積を大きくとることができるため、安定した切断作業を行うことができる。また、サブベース本体5の先端部5aが上方に折れ曲がっており、その底面はサブベース本体5の底面と垂直の関係となっている。従って、各ベース端面2a,5b間(先端部底面と鋸刃106間)を所望の長さに固定すれば、先端部5aの底面を壁等に当接させながら切断作業を行うことができるので、直線切断を容易に行うことができる。図2及び図3の状態は、図7に示す丸鋸において、鋸刃106がベース底面と垂直な位置関係、あるいは、モータハウジング103をメインベース108から離れる方向(後述の図5とは逆方向)に本体部101を傾斜させた状態での切断作業である。従って、直角切断や傾斜時において安定して切断作業を行うことができる。
【0035】
一方、丸鋸を、際切り、すなわち図7に示す丸鋸において、モータハウジング103をメインベース108に近づく方向に本体部10を傾斜させた状態となる所謂逆傾斜状態での切断作業の場合には、図4及び図5に示すようにサブベース本体5(第2ガイドバー7)をメインベース2(第1ガイドバー6)に対して所定角度、具体的には90度回転させて使用する。
【0036】
図4に示すように、サブベース3(サブベース本体5)は、その底面5cがメインベース2の底面と垂直になるように回転ピン8により回転することができる。このとき、ロックピン9がヒンジ部の固定溝19aと係合することで、サブベース本体5を上方に回転させた垂直位置(サブベース本体5の底面5cとメインベース2の底面2bが垂直)で固定することができる。
【0037】
図5に示すように、丸鋸の本体部101を回転軸113を中心に図中右側に傾斜する。このとき、メインベース2の底面2bから下方に突出した鋸刃106の部分はサブベース本体5の底面5cから外側(図中左側)に位置する。サブベース本体5の底面5cとメインベース2の底面2bとの交線が、鋸刃106と被加工材の交線の位置となり、その交線の上方延長線上にサブベース本体5の底面5cが位置する。なお、図5において、114はモータの回転を鋸刃106に伝達する回転軸(スピンドル)、115はベース部1より下方に位置する鋸刃106を覆う保護カバーであり、被加工材と当接することにより回転軸周りにソーカバー107内に回動する。
【0038】
従って、壁等にサブベース本体5の底面5cを当接させれば、壁際での切断作業が可能となる。また、底面5cを案内部材として利用することができるため、際切り作業時でも安定した切断作業を行うことができる。さらに、壁等に突起物があった場合でも底面5cによって丸鋸本体やベース部がその突起物に引っ掛かり難くすることができる。
【0039】
以上説明したように、本発明によれば、際切り作業を行う際に、その都度サブベース3をメインベース2から取り外さなくてもよいため作業性を向上することができる。また、サブベース本体5を90度回転させた状態で底面5aが壁等と当接するため壁等に凹凸がある場合でもベ丸鋸本体やベース部1に引っ掛からずに切断作業を行うことができる。また、従来のように、サブベースをメインベースに取り付けるためのノブが不要になるため、その分ベース部1の全長(図1の左右方向の長さ)を抑えることができる。特に本実施の形態のように、ガイドバー4を板状として幅が厚い方を上下方向に配置(図1等)すれば一層の効果を得られる。
【0040】
また、図6に示すように、サブベース本体5(第2ガイドバー7)を図4とは逆方向に回転ピン8を中心に回転させることもできる。この場合、ロックピン9はヒンジ部の固定溝19cに係合することになるため、サブベース本体5と第2ガイドバー7をメインベース2の底面2bに対し下方垂直位置で固定することができる。これによって、別体のガイド部材を取り付けなくても、下方に折りたたんだサブベース本体5の底面5cを被加工材の側面と当接させることができるため、直線切断作業を行うことができる。また、メインベース2に設けられた固定シャフト14を緩め、ワッシャ17の第1ガイドバー6に対する圧力(締め付け)を解除することで、サブベース3を鋸刃106の側面に対して垂直方向(メインベース2の底面2bと水平方向)に摺動させることで、被加工材の切断幅を任意に変更することができる。
【0041】
本実施の形態では、第1ガイドバー6に固定溝19a〜19c、第2ガイドバー7にロックピン9を設けたが、第1ガイドバー6にロックピン9、第2ガイドバー7に固定溝19a〜19cを設けた構成であってもよい。
【符号の説明】
【0042】
1はベース部、2はメインベース、3はサブベース、4はガイドバー、5はサブベース本体、6は第1ガイドバー、7は第2ガイドバー、8は回転ピン、9はロックピン、10は挿入部、15は長孔、19a〜19bは固定溝である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータを収容するモータハウジング、前記モータにより回転駆動される鋸刃、該鋸刃の一部外周を覆うソーカバーとを有する本体部と、該本体部と連結され被加工材上を摺動するベース部とを備えた携帯用切断機において、
前記ベース部は、前記本体部に連結されたメインベースと、該メインベースに対して移動可能に設けられたサブベースとを備え、
前記メインベースに対して前記サブベースを任意の角度に変更する調整機構を備えたことを特徴とする携帯用切断機。
【請求項2】
前記サブベースは、前記サブベース底面を有するサブベース本体と、該サブベース本体がら延在するガイドバーとを備え、
該ガイドバーは、前記メインベースと連結される第1ガイドバーと、該第1サブベース及び前記サブベース本体と連結される第2ガイドバーとから構成され、
前記調整機構は、
前記第1ガイドバーに対して前記第2ガイドバーを回転可能に支持する回転ピンと、
前記第1ガイドバーと前記第2ガイドバーの一方に設けられた複数の溝部と、
前記第1ガイドバーと前記第2ガイドバーの他方に設けられ前記溝部と係合する係合部材とを備え、
前記第2ガイドバーを回転することにより前記メインベースに対する前記サブベースの角度を変更可能であることを特徴とする請求項1記載の携帯用切断機。
【請求項3】
前記複数の溝部は、少なくとも前記サブベースの底面が前記メインベースの底面の延長線上にある第1の位置と、前記サブベースの底面が前記メインベースの底面に対して直角位置となる第2の位置とに変更可能に設けられていることを特徴とする請求項2記載の携帯用切断機。
【請求項4】
前記第2の位置は、前記第2ガイドバーを前記第1ガイドバーに対して前記本体部側に回転させた状態であることを特徴とする請求項3記載の携帯用切断機。
【請求項5】
前記第2の位置では、前記サブベース本体の底面が前記鋸刃と前記被加工材との交線の延長線上に位置することを特徴とする請求項4記載の携帯用切断機。
【請求項6】
前記第2の位置は、前記第2ガイドバーを前記第1ガイドバーに対して前記本体部と反対側に回転させた状態であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の携帯用切断機。
【請求項7】
前記係合部材が前記複数の溝部の一つと係合することにより前記第2ガイドバーの前記第1ガイドバーに対する回転を規制することを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の携帯用切断機。
【請求項8】
前記第2ガイドバーは前記第1ガイドバーに対してその長手方向に水平移動可能であることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の携帯用切断機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−78864(P2013−78864A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218715(P2011−218715)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000005094)日立工機株式会社 (1,861)
【Fターム(参考)】