説明

摩擦圧接装置

【課題】小型化可能でかつ合理的な構造を有する摩擦圧接装置を提供する。
【解決手段】第一と第二のワークW1,W2を相対回転させつつ押し当てることで第一と第二のワークW1,W2を摩擦圧接する摩擦圧接装置1であって、第一のワークW1を保持する第一の保持台2と、第二のワークW2を保持する第二の保持台3と、第一と第二の保持台2,3を相対的に近接・離間させる推力機構8と、第一と第二の保持台2,3に連接され推力機構8によって生じる推力を受ける軸部材7を有している。軸部材7は、タイロッド7aと、タイロッド7aと同軸上に軸回転自在に連結された雄ねじ部材7bを有している。推力機構8は、雄ねじ部材7bと、第二の保持台3に設けられかつ雄ねじ部材7bに螺合される雌ねじ部材8bと、雄ねじ部材7bを雌ねじ部材8bに対して軸回転させる推力用モータ8aを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一対のワークを相対回転させつつ押し当てることで一対のワークを摩擦圧接する摩擦圧接装置に関する。
【背景技術】
【0002】
様々なタイプの摩擦圧接装置が従来知られている。例えば、特許文献1に記載の摩擦圧接装置は、第一のワークを保持する第一の保持台と、第二のワークを保持する第二の保持台と、第一のワークを第一の保持台に対して軸回転させる主軸モータを有している。そして第一と第二の保持台の間には、第二の保持台を第一の保持台に向けて引き寄せる油圧シリンダーもしくはボールねじが設けられている。特許文献2に記載の摩擦圧接装置は、フレームと、そのフレームにスライド可能に取付けられる主軸台と、主軸台に保持されたワークを軸回転させる主軸モータを有している。そしてフレームと主軸台の間には、主軸台に挿通される雄ねじ部材と、雄ねじ部材に螺合される雌ねじ部材と、雌ねじ部材を回転させる推力用モータが設けられており、回転させた雌ねじ部材によって主軸台を構造物に向けて押して、ワークを構造物に摩擦圧接する構造になっている。
【特許文献1】特開2001−113379号公報
【特許文献2】特開昭56−102390号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし特許文献1には、油圧シリンダーを備える形態が開示されているものの、ボールねじを有する具体的な形態が開示されていなかった。また特許文献2には、雌ねじ部材を回転させることで主軸台をスライドさせる構造が開示されているが、この装置は、持ち運びが可能なタイプであった。そのためこの構造をそのまま通常の摩擦圧接装置に用いることが困難で、例えば雌ねじ部材の外周部を外周側から回転可能に保持する機構などを必要としている。その結果、装置が大きくなるという問題が発生してしまう。そこで本発明は、小型化可能でかつ合理的な構造を有する摩擦圧接装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える摩擦圧接装置であることを特徴とする。すなわち請求項1に記載の発明によると、第一のワークを保持する第一の保持台と、第二のワークを保持する第二の保持台と、第一と第二の保持台を相対的に近接・離間させる推力機構と、第一と第二の保持台に連接され推力機構によって生じる推力を受ける軸部材を有している。軸部材は、タイロッドと、そのタイロッドと同軸上に軸回転自在に連結された雄ねじ部材を有している。そして推力機構は、雄ねじ部材と、第一と第二の保持台のいずれか一つに設けられかつ雄ねじ部材に螺合される雌ねじ部材と、雄ねじ部材を雌ねじ部材に対して軸回転させる推力用モータを備えている。
【0005】
したがって雄ねじ部材を雌ねじ部材に対して軸回転させることで第一もしくは第二の保持台が移動し、第一と第二のワークを相互に押付けることができる。そして雄ねじ部材とタイロッドは、同一軸上に連結される構造であるため、これらを別個に並設させた摩擦圧接装置に比べて装置が小型になる。また雌ねじ部材よりも径が小さい雄ねじ部材を回転させる構造であるために、雌ねじ部材の外周部を回動可能に保持する部材を備える構造に比べて小型になる。また雄ねじ部材は、タイロッドと連結されているために、雄ねじ部材のみからなる軸部材に比べて軸回転する部分が短くなる。そのため長い部材を高速で軸回転させることで部材がたわんでしまうという、いわゆる縄跳び現象を小さくすることができる。かくして第一と第二の保持台を相対的に高速で近接離間させることが可能になる。
【0006】
請求項2に記載の発明によると、雄ねじ部材は、一端部がタイロッドの一端部と軸回転自在に連結される。雄ねじ部材の他端部は、装置本体に対して軸回転可能でかつ軸方向に移動不能に支持される。そしてタイロッドの他端部は、装置本体に対して軸回転不能に支持される。したがって雄ねじ部材とタイロッドを連結した軸部材は、その両端部が支持されるために安定良く装置本体に対して支持され得る。
【0007】
請求項3に記載の発明によると、装置本体に移動不能に取付けられた中間台を有している。そしてタイロッドと雄ねじ部材が、中間台の軸受部を介して軸回転自在に連結されている。したがってタイロッドと雄ねじ部材は、その連結部分が中間台によって安定良く保持され得る。
【0008】
請求項4に記載の発明によると、一対の軸部材を有している。そして一対の軸部材は、ワークの回転中心に対して回転対称位置に設けられている。ここで回転中心とは、摩擦圧接時に回転するワークの回転中心であり、ワークの接合部が円筒形状の場合は、軸中心と一致する。したがって第一と第二のワークを押し当てると、推力が一対の軸部材によって受け止められる。そしてその反力の中心は、ワークの回転中心に発生する。そして反力と各軸部材に加わる推力によるモーメントは、一対の軸部材がワークの回転中心を中心とする対象位置に位置するためにオフセットされる。その結果、圧接時におけるワークの傾きが小さくなり、圧接位置の精度が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜5にしたがって説明する。摩擦圧接装置1は、図1に示すようにベッド9と、ベッド9の一端部に移動不能に取付けられる第一の保持台2と、他端部に移動不能に取付けられるモータ保持体5と、ベッド9に対してスライド可能に設置される第二の保持台(主軸ユニット)3を有している。第一の保持台2は、第一のワークW1を把持するクランプ2aを有している(図4参照)。
【0010】
第二の保持台3は、図1,3に示すように一端部に第二のワークW2を把持するチャック3aを有している。第二の保持台3の他端部には、主軸モータ4aを有する主軸モータ体4が取付けられている。主軸モータ体4と第二の保持台3の間には、主軸モータ4aからの動力をチャック3aに伝達して、チャック3aとともに第二のワークW2を軸回転させる動力伝達機構が設けられている(図示省略)。第二の保持台3の上下部には、ベッド9に形成されたレール9aにスライド可能に装着されるガイド部3cが設けられている。
【0011】
図1,2に示すようにモータ保持体5と第二の保持台3の間には、第二の保持台3をスライドさせる推力機構8が設けられている。推力機構8は、モータ保持体5に設けられた推力用モータ8aと、一対の雄ねじ部材7bと、各雄ねじ部材7bに螺合される一対の雌ねじ部材8bを有している。推力用モータ8aは、出力軸を有しており、出力軸は、タイミングベルト8eを介してモータ保持体5に設けられた滑車8cに連結される。そして滑車8cは、タイミングベルト8eによってモータ保持体5に設けられた一対の滑車8dに連結される。そして各滑車8dには、雄ねじ部材7bが軸回転不能に連結される。かくして推力用モータ8aの出力軸に連動して、一対の雄ねじ部材7bが軸回転する。
【0012】
雄ねじ部材7bは、図1に示すように長軸棒状であって、外周面に雄ねじを有している。雄ねじ部材7bの一端部は、モータ保持体5の軸受部5aによって軸回転可能でかつ軸方向に移動不能に支持される。そして他端部は、中間台6の軸受部6aに軸回転可能でかつ軸方向に移動不能に支持される。雄ねじ部材7bは、第二の保持台3の上下部に形成された腕部3dに挿通され、腕部3dの端部に取付けられた雌ねじ部材8bに螺合される。したがって推力用モータ8aによって雄ねじ部材7bを軸回転させることで、雌ねじ部材8bが雄ねじ部材7bに沿って移動する。その結果、雌ねじ部材8bを介して第二の保持台3がベッド9に対してスライドする。
【0013】
雄ねじ部材7bには、図1に示すように同軸上にタイロッド7aが連結される。したがって雄ねじ部材7bとタイロッド7aによって軸部材7が構成される。そして軸部材7は、二本(一対)設けられる。タイロッド7aは、長軸棒状であって、一端部が第一の保持台2に軸回転不能に取付けられる。そして他端部が中間台6に軸回転不能に取付けられる。中間台6は、図1,3に示すようにベッド9の略中央に移動不能に取付けられる。中間台6は、上下部に腕部6b,6cを有しており、腕部6b,6cの先端に軸受部6aを有している。
【0014】
軸受部6aは、図5に示すように一端側に第一孔部6a1を有しており、他端側に第一孔部6a1よりも径の大きい第二孔部6a2を有している。第一孔部6a1には、雄ねじ部材7bの端部7b1が挿入される。端部7b1の外周面には、複数の転がり軸受6dが装着され、転がり軸受6dは、端部7b1の先端に取付けられた抜止部材7b2によって端部7b1に取付けられる。転がり軸受6dは、ラジアル荷重だけでなく、本実施の形態では、引っ張り荷重も受ける。転がり軸受6dは、端部7b1とともに第一孔部6a1に挿入され、第一孔部6a1の内周面に取付けられる。そして転がり軸受6dは、軸受部6aの一端部に取付けられた抜止部材6gによって保持される。これにより雄ねじ部材7bは、転がり軸受6dを介して軸受部6aに対して軸回転可能でかつ軸方向に移動不能に連結される。
【0015】
軸受部6aの第二孔部6a2には、図5に示すようにスペーサ6fとタイロッド7aが挿入される。タイロッド7aの端部7a1の外周面には、雄ねじが形成されており、雄ねじにナット6eが螺合されている。そして端部7a1が第二孔部6a2の内周面に形成された雌ねじに螺合され、ナット6eが軸受部6a側に締め付けられる。これによってタイロッド7aが軸受部6aに軸回転不能に取付けられる。したがってタイロッド7aと雄ねじ部材7bは、中間台6を介して軸回転自在に連結される。そして図3,4に示すように一対の軸部材7は、ワークW1,W2の軸中心に対して回転対称位置に設置されている。
【0016】
摩擦圧接装置1によって第一と第二のワークW1,W2を摩擦圧接する場合は、主軸モータ4aによって第二のワークW2を軸回転させる。そして推力用モータ8aによって雄ねじ部材7bを回転させ、第二の保持台3を第一の保持台2に向けて移動させる。そして第二のワークW2を第一のワークW1に押し当て、この時に発生する推力を軸部材7によって受け止める。そして第一と第二のワークW1,W2の間に摩擦熱が生じ、その摩擦熱によってワークW1,W2を結合させる。
【0017】
以上のように、第一の保持台2と第二の保持台3の間には、図1に示すように推力を受ける軸部材7が設けられている。軸部材7は、同軸上に軸回転自在に連結されたタイロッド7aと雄ねじ部材7bを有している。
【0018】
したがって雄ねじ部材7bとタイロッド7aは、同一軸上に連結される構造であるため、これらを別個に並設させた形態に比べて小型になる。またワークW1,W2の出し入れもしやすくなる。また雌ねじ部材8bよりも径が小さい雄ねじ部材7bを回転させる構造であるため、雌ねじ部材8bの外周部を回動可能に保持する部材を備える形態に比べて装置(特に第二の保持台3)が小型になる。また雄ねじ部材7bは、タイロッド7aと連結されているために、雄ねじ部材7bのみからなる軸部材に比べて軸回転する部分が短くなる。そのため長い部材を高速で軸回転させることで部材がたわんでしまうという、いわゆる縄跳び現象を小さくすることができる。かくして第一と第二の保持台2,3を相対的に高速で近接離間させることが可能になる。
【0019】
また摩擦圧接装置1は、図1に示すように雄ねじ部材7bは、一端部がタイロッド7aの一端部と軸回転自在に連結される。雄ねじ部材7bの他端部は、装置本体側のモータ保持体5に対して軸回転可能でかつ軸方向に移動不能に支持される。そしてタイロッド7aの他端部は、装置本体側の第一の保持台2に対して軸回転不能に支持される。したがって雄ねじ部材7bとタイロッド7aを連結した軸部材7は、その両端部が支持されるために安定良く装置本体に対して支持され得る。
【0020】
また摩擦圧接装置1は、図1に示すように装置本体に移動不能に取付けられた中間台6を有している。そしてタイロッド7aと雄ねじ部材7bが、中間台6の軸受部6aを介して軸回転自在に連結されている。したがってタイロッド7aと雄ねじ部材7bは、その連結部分が中間台6によって安定良く保持され得る。
【0021】
また一対の軸部材7は、図3に示すようにワークW2の回転中心に対して回転対称位置に設けられている。したがって第一と第二のワークW1,W2を押し当てると、推力が一対の軸部材7によって受け止められる。そしてその反力の中心は、ワークW2の回転中心に発生する。そして反力と各軸部材7に加わる推力によるモーメントは、一対の軸部材7がワークW2の回転中心に対して回転対称位置に位置するためにオフセットされる。その結果、圧接時におけるワークW1,W2の傾きが小さくなり、圧接位置の精度が向上する。
【0022】
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態1が単頭式であるのに対し、実施の形態2は、両頭式である。以下、相違点を中心として実施の形態2を図6にしたがって説明する。
【0023】
実施の形態2の摩擦圧接装置1は、図6に示すようにベッド9と、ベッド9の中央に移動不能に取付けられた一対の第一の保持台2と、ベッド9の両端部に移動不能に取付けられたモータ保持体5を有している。モータ保持体5と第一の保持台2の間には、ベッド9に移動不能に取付けられた中間台6と、ベッド9に対してスライド可能に設置された第二の保持台3が設けられている。そして第二の保持台3には、主軸モータ体4が取付けられている。
【0024】
一対のモータ保持体5の間には、一対の軸部材17が設けられている。軸部材17は、中央にタイロッド17aを有しており、タイロッド17aの両端部に雄ねじ部材17bを有している。タイロッド17aの一端部と雄ねじ部材17bの一端部は、中間台6を介して同軸上に軸回転自在に連結されている。雄ねじ部材17bの他端部は、モータ保持体5の軸受部5aに軸回転可能でかつ軸方向に移動不能に支持されている。各モータ保持体5には、雄ねじ部材17bを軸回転させる推力用モータ8aが設けられている。
【0025】
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態等であっても良い。
(1)例えば、実施の形態1に記載の摩擦圧接装置1は、第一の保持台2がベッド9に対して移動不能に取付けられ、ワークW2を回転可能に保持している第二の保持台3がベッド9に対して移動可能に設置されている形態であった。しかし第一の保持台がベッドに対して移動可能に設置され、ワークを回転可能に保持している第二の保持台がベッドに対して移動不能に取付けられる形態であっても良い。
(2)実施の形態1に記載の軸部材7は、一端部がモータ保持体5に軸回転可能に支持されていた。しかしモータ保持体を有しておらす、軸部材の一端部がモータ保持体に支持されておらず、推力用モータが第二の保持台等に設けられている形態であっても良い。
(3)実施の形態1,2に記載の軸部材7,17は、タイロッド7a,17aと雄ねじ部材7b,17bを有しており、タイロッド7a,17aが第一の保持台2側に設けられ、雄ねじ部材7b,17bが第二の保持台3側に設けられていた。しかし雄ねじ部材が第一の保持台側に設けられ、タイロッドが第二の保持台側に設けられる形態であっても良い。
(4)実施の形態1,2に記載の雄ねじ部材7b,17bと雌ねじ部材8bは、介在物なく螺合する構造であった。しかし雄ねじ部材と雌ねじ部材が複数の剛球を介して螺合されるボールねじであっても良い。
(5)実施の形態1,2に記載の軸部材7,17は、タイロッド7a,17aと雄ねじ部材7b、17bの間に中間台6が設けられ、軸回転自在に連結されているが、中間台6なしに、タイロッド7a,17aと雄ねじ部材7b、17bのどちらか一方に軸受を設けて軸回転自在に連結しても良い。
(6)実施の形態1,2に記載の摩擦圧接装置1は、一対(二本)の軸部材7,17を有していたが、三本以上の軸部材を有している形態であっても良い。その場合、軸部材が均等に推力を受けるように配置するのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】摩擦圧接装置の正面図である。
【図2】図1のII―II線矢視図である。
【図3】図1のIII―III線断面矢視図である。
【図4】図1のIV―IV線矢視図である。
【図5】タイロッドと雄ねじ部材の連結部近傍における軸受部の断面図とタイロッドと雄ねじ部材の一部正面図である。
【図6】実施の形態2の摩擦圧接装置の正面図である。
【符号の説明】
【0027】
1…摩擦圧接装置
2…第一の保持台
2a…クランプ
3…第二の保持台
3a…チャック
4…主軸モータ体
4a…主軸モータ
5…モータ保持体
5a…軸受部
6…中間台
6a…軸受部
7,17…軸部材
7a,17a…タイロッド
7b,17b…雄ねじ部材
8…推力機構
8a…推力用モータ
8b…雌ねじ部材
9…ベッド
W1…第一のワーク
W2…第二のワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一と第二のワークを相対回転させつつ押し当てることで前記第一と第二のワークを摩擦圧接する摩擦圧接装置であって、
前記第一のワークを保持する第一の保持台と、前記第二のワークを保持する第二の保持台と、前記第一と第二の保持台を相対的に近接・離間させる推力機構と、前記第一と第二の保持台に連接され前記推力機構によって生じる推力を受ける軸部材を有し、
前記軸部材は、タイロッドと、そのタイロッドと同軸上に軸回転自在に連結された雄ねじ部材を有し、
前記推力機構は、前記雄ねじ部材と、前記第一と第二の保持台のいずれか一つに設けられかつ前記雄ねじ部材に螺合される雌ねじ部材と、前記雄ねじ部材を前記雌ねじ部材に対して軸回転させる推力用モータを備えていることを特徴とする摩擦圧接装置。
【請求項2】
請求項1に記載の摩擦圧接装置であって、
雄ねじ部材は、一端部がタイロッドの一端部と軸回転自在に連結され、
前記雄ねじ部材の他端部は、装置本体に対して軸回転可能でかつ軸方向に移動不能に支持され、
前記タイロッドの他端部は、前記装置本体に対して軸回転不能に支持されることを特徴とする摩擦圧接装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の摩擦圧接装置であって、
装置本体に移動不能に取付けられた中間台を有し、
タイロッドと雄ねじ部材が、前記中間台の軸受部を介して軸回転自在に連結されていることを特徴とする摩擦圧接装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一つに記載の摩擦圧接装置であって、
一対の軸部材を有し、前記一対の軸部材は、ワークの回転中心に対して回転対称位置に設けられていることを特徴とする摩擦圧接装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−183987(P2009−183987A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−27367(P2008−27367)
【出願日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【出願人】(000101994)イヅミ工業株式会社 (9)
【Fターム(参考)】