説明

映写用スクリーン卓上装置

【課題】折目をつけずに折り畳めるようにしたフィルム状映写用スクリーンを、使用するときに、平面状に緊張して張ることができる映写用スクリーン卓上装置を提供する。
【解決手段】書類を綴じ込むファイル用の板状物又は箱状物(以下、単にバインダー状物という)10の両端101、101に映写用スクリーン20の両端201、201を取りつけ、前記映写用スクリーンを折り畳むときは、折目をつけずに曲げることができ、前記映写用スクリーンを使用するときは、平面状に張ることができる映写用スクリーン卓上装置であって、前記バインダー状物の折り曲げ部11に、突っ張り部材30を設け、前記映写用スクリーンを平面状に張るときは、前記バインダー状物の両側壁1011、1011を開くように、前記突っ張り部材を回動し、前記映写用スクリーンを折り畳むときは、前記突っ張り部材を前記折り曲げ部内に格納できるようにしたもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、書類を綴じ込むファイル用の板状物又は箱状物(以下、単にバインダー状物という)の両端に、映写用スクリーンの両端を取りつけ、前記映写用スクリーンを折り畳むときは、折目をつけずに曲げることができ、前記映写用スクリーンを使用するときは、平面状に張ることができる映写用スクリーン卓上装置に関する。
【背景技術】
【0002】
上記映写用スクリーン卓上装置は、特開平9−230505号公報の図1及び図2に示すように、携帯に便利で卓上で映写用スクリーンを拡げて使用でき、格納も手提げカバンに格納できて、最近の手のひらサイズのLEDプロジェクターに好適な反射形映写用スクリーンの映写手段として示されている。しかしながら、フィルム状の映写用スクリーンを拡げて平面状に張るためには、下記の先行技術文献に示すような種々の手段が考えられたが、いずれも、映写用スクリーンを平面状に張ることが不充分か、製作が複雑で手間がかかり高価につく、折り畳みに時間がかかる等の問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平09−230505号公報
【特許文献2】特開平09−230503号公報
【特許文献3】特開平10−48749号公報
【特許文献4】特開2003−15226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、バインダー状物の両端に取りつけられ、折目をつけずに折り畳めるようにしたフィルム状映写用スクリーンを、使用するときに、平面状に緊張して張ることができる映写用スクリーン卓上装置を提供するものである。
また、本発明は、取扱が容易で、軽量かつ簡単安価に製作できる映写用スクリーン卓上装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明映写用スクリーン卓上装置の請求項1の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、書類を綴じ込み開閉するファイル用の板状物又は箱状物(以下、単にバインダー状物という)10の両端101、101に映写用スクリーン20の両端201、201を取りつけ、前記映写用スクリーン20を折り畳むときは、折目をつけずに曲げることができ、前記映写用スクリーン20を使用するときは、平面状に張ることができる映写用スクリーン卓上装置において、前記バインダー状物10の折り曲げ部11に、突っ張り部材30を設けて、前記映写用スクリーン20を平面状に張るときは、前記バインダー状物10の両側壁1011、1011を開くように、前記突っ張り部材30を回動し、前記映写用スクリーン20を折り畳むときは、前記突っ張り部材30を回動して前記折り曲げ部11内に格納できるようにしたものである。
また、本発明映写用スクリーン卓上装置の請求項2の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1記載の発明において、前記突っ張り部材30Aが、バネ板部材31Aとリベット部材32Aとを備え、前記リベット部材32Aの一端を、前記バインダー状物10の折り曲げ部11の外面中央に頭部を保持できるようにし、他端を、前記折り曲げ部11の内面に設けた前記バネ板部材31Aの中央孔に貫入してかしめてなり、前記映写用スクリーン20を平面状に張る時は、前記バネ板部材31Aを横方向に回動し、前記映写用スクリーン20を折り畳む時は、前記バネ板部材31Aを縦方向に回動できるようにしたものである。
また、本発明映写用スクリーン卓上装置の請求項3の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1記載の発明において、前記突っ張り部材30Bが、当接部材31Bと回動棒部材32Bと把手部材33Bとを備え、前記回動棒部材32Bの一端が、前記バインダー状物10の折り曲げ部11の外面中央に設けた前記把手部材33Bに固着すると共に、他端が、前記バインダー状物10の折り曲げ部11の内面中央に設けた当接部材31Bに、スリーブ321Bを介して固着してなり、前記映写用スクリーン20を平面状に張る時は、前記当接部材31Bを前記把手部材33Bを介して横方向に回動して前記バインダー状物10の両側壁1011、1011内面に当接させ、前記映写用スクリーン20を折り畳む時は、前記当接部材31Bを前記把手部材33Bを介して縦方向に回動できるようにしたものである。
また、本発明映写用スクリーン卓上装置の請求項4の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1記載の発明において、前記突っ張り部材30Cが、前記バインダー状物10の前記折り曲げ部11の中央に折り曲げ可能に切り抜かれた中央片110と、これに続く各側壁1011に前記中央片110の両側の折線111から等距離に切り抜かれた一対の突出片31Cとを備え、前記映写用スクリーン20を平面状に張る時は、前記中央片110を前記折り曲げ部11の内側に押し込んで前記両突出片31C、31Cの切り込み溝311C、311Cを、切り抜かれた両側壁1011、1011の切り込み溝1012、1012にそれぞれ嵌入して止着し、前記映写用スクリーン20を折り畳む時は、前記両突出片31C、31Cの前記切り込み溝311C、311Cを、前記切り抜かれた両側壁1011、1011の前記切り込み溝1012、1012から脱離して、前記中央片110と前記一対の突出片31C、31Cを折り曲げて前記バインダー状物10の前記折り曲げ部11内に格納できるようにしたものである。
さらに、本発明映写用スクリーン卓上装置の請求項5の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1記載の発明において、前記突っ張り部材30Dが、前記バインダー状物10の前記折り曲げ部11中央に折り曲げ可能に切り抜かれた中央片110を備えると共に、これに続く前記バインダー状物10の両側壁1011、1011の内面に突起物31D、31Dを設け、前記映写用スクリーン20を平面状に張る時は、前記中央片110を前記折り曲げ部11の内側に押し込んで前記両突起物31D、31Dの間に嵌入して止着し、前記映写用スクリーン20を折り畳む時は、前記中央片110を前記突起物31D、31Dから離して前記バインダー状物10の前記折り曲げ部11に復帰できるようにしたものである。
本発明において、映写用スクリーン20は、折り畳むとき、折目をつけずに曲げることができる合成樹脂製フィルム、紙、不織布等の公知の反射形映写用スクリーン材料はすべて含まれる。
突っ張り部材30は、前記映写用スクリーン20を平面状に張るときは、バインダー状物10を強制的に開いて、バインダー状物10の両側壁1011及び1011を固定し、映写用スクリーン20を折り畳むときは、前記バインダー状物10の折り曲げ部11に格納されるものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明映写用スクリーン卓上装置は、映写用スクリーン20を使用するときは、バインダー状物10の折り曲げ部11の外面又は内面から、突っ張り部材30を回動すれば、映写用スクリーン20を平面的に緊張して張ることができ、映写用スクリーン20を折り畳むときは、バインダー状物10と共に折り畳むことができ、迅速容易に取り扱いができると共に、軽量簡単で安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明映写用スクリーン卓上装置の実施例の正面からみた斜視図である。
【図2】図1の背面からみた斜視図である。
【図3】図1の折り畳んだときの斜視図である。
【図4】図1に使用した突っ張り部材の断面図的な説明図である。
【図5】本発明映写用スクリーン卓上装置の別の実施例の背面からみた斜視図である。
【図6】図5の折り畳んだときの斜視図である。
【図7】図5に使用した突っ張り部材の断面図的な説明図である。
【図8】本発明映写用スクリーン卓上装置のさらに別の実施例の背面からみた斜視図である。
【図9】図8の折り畳んだときの斜視図である。
【図10】図8の展開図である。
【図11】本発明映写用スクリーン卓上装置のさらに別の実施例の背面からみた斜視図である。
【図12】図11を正面からみたときの斜視図である。
【図13】図11の折り畳んだときの斜視図である。
【図14】図11の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明映写用スクリーン卓上装置を実施するための最良の形態が実施例1乃至実施例3に示されている。
【実施例1】
【0009】
本発明映写用スクリーン卓上装置の実施例1が図1乃至図4に示されている。本発明実施例の映写用スクリーン卓上装置は、バインダー状物10と、映写用スクリーン20と、突っ張り部材30Aとからなる。
バインダー状物10は、合成樹脂又は厚紙からつくられ、折り曲げ部11の両側に内折れできる折線を介して両側壁板1011、1011を設けて開閉可能にし、両端101、101には、多数の小フック状物を設けたテープと多数の小ループ状物を設けたテープにより接合可能にした、いわゆるマジックテープからなる接合部材102をそれぞれ貼着している。
映写用スクリーン20は、合成樹脂フィルム製の反射形映写用スクリーンからなり、両端201、201は、バインダー状物10の両端101、101近くに固着されている。
突っ張り部材30Aは、弓状に弾性的に湾曲できると共に、中央に貫孔を設けたバネ板部材31Aと、鳩目の筒状リベットであって、足付のキャップカバー(キャップ部材)321Aを備えたリベット部材32Aと、ワッシャ322Aとを備えている。
リベット部材32Aは、筒状の鳩目と称せられるもので、図4に示すように、バインダー状物10の折り曲げ部11の中央外面から頭部を残すように貫入して、折り曲げ部11の内面でワッシャ322Aを介してバネ板部材31Aの中央穴に貫入してかしめられると共に、キャップ部材321Aはキャップをリベット32Aの頭部に被せると共に、連設された軟質棒状の足を筒状の鳩目内に入れて埋設したものである。
従って、映写用スクリーン20を使用するときは、バネ板部材31Aを折り曲げ部11に直角な横方向に回動して、バネ板部材31Aのバネ力によりバインダー状物10の両側壁1011、1011を強制的に開いて、映写用スクリーン20を緊張させて平面状に張り、映写用スクリーン20を折り畳むときは、バネ板部材31Aを折り曲げ部11に沿った縦方向に回動すれば、バインダー状物10の両側壁1011、1011は、バネ力を失ってしまうので、バインダー状物10を手で閉じることができる状態になり、バネ板部材31Aを折り曲げ部11の内側に格納できると共に、バインダー状物10を、1対の接合部材102を介して閉じた状態を維持することができる。
【実施例2】
【0010】
本発明映写用スクリーン卓上装置の実施例2が、図5乃至図7にに示されている。本発明実施例の映写用スクリーン卓上装置は、バインダー状物10と、映写用スクリーン20と、突っ張り部材30Bとからなる。
バインダー状物10及び映写用スクリーン20は、本発明実施例1と本体は同じであるので、詳細説明は省略する。
突っ張り部材30Bは、幅の狭い長板又は棒状物からなる当接部材31Bと、金属製、合成樹脂製又は木製の丸棒状の回動棒部材32Bと、棒状、ハンドル状等の把手部材33Bと、円筒状のスリーブ321Bと、ワッシャ322Aとを備えている。
回動棒部材32Bは、一端を図7に示すように、バインダー状物10の折り曲げ部11の中央外面に、ワッシャ322Bを介して把手部材33Bに固着し、他端を折り曲げ部11の内面に貫入させ、スリーブ321Bを介して、当接部材の中央穴に貫入させて固着させる。この場合、当接部材31B及び把手部材33Bは、回動棒部材32Bと一体的に回動できるように形成する。
従って、映写用スクリーン20を使用するときは、把手部材33Bを、折り曲げ部11に直角な横方向に回動して、バインダー状物10の両側壁1011、1011に、当接部材31Bの両端を強く当接させることにより、強制的に開いて、映写用スクリーン20を緊張させて平面状に張ることができ、映写用スクリーン20を折り畳むときは、把手部材33Bを折り曲げ部11に沿った縦方向に回動すれば、当接部材31Bを折り曲げ部11の内側に格納して、バインダー状物10が閉じることができるようになり、1対のホックからなる接合部材102Bを介して閉じた状態を維持することができる。
【実施例3】
【0011】
本発明映写用スクリーン卓上装置の実施例3が、図8乃至図10に示されている。本発明実施例の映写用スクリーン卓上装置は、バインダー状物10と、映写用スクリーン20と、突っ張り部材30Cとからなる。
バインダー状物10は、図10に示すように、折り曲げ部11の中央の一部分とこれに続く両側の一部分にわたって、切り抜かれた切り抜き部分1010が形成され、また、切り抜き部分1010から切り残した切り残し部分として、中央片111と突っ張り部材30Cが形成される。これ以外は、本発明実施例1と本体は同じであるので、詳細説明は省略する。
バインダー状物10及び映写用スクリーン20は、本発明実施例1と本体は同じであるので、詳細説明は省略する。
突っ張り部材30Cは、図10に示すように、切り抜き部分1010から切り残した部分の折線112を介して内折りされた中央片110と、これに続く両側壁板1011、1011に、一対の折線111、111を介して内折りされる一対の突出片31C、31Cとからなっている。
従って、映写用スクリーン20を使用するときは、バインダー状物10の両側壁1011、1011を手で開いたのち、図8に示すように、折り曲げ部11の折線112を介して、ほぼ直角に折れている中央片110の両側の突出片31C、31Cの切り込み溝311C、311Cを、それぞれ中央片110とほぼ同一平面上になるように、両側壁1011、1011の切り抜き部分1010の両側の切り込み溝1012、1012に差し込むようにすれば、映写用スクリーン20は緊張して平面状に張れることになる。映写用スクリーン20を折り畳むときは、突出片31C、31Cの切り込み溝311C、311Cと、切り抜き部分1010の切り込み溝1012、1012とを脱離すれば、バインダー状物10を閉じることができるようになり、両側端101、101の近くに設けた一対のマグネットテープの接合部材102Cを接合すれば、閉じた状態を維持することになる。
【実施例4】
【0012】
本発明映写用スクリーン卓上装置の実施例4が、図11乃至図14に示されている。本発明実施例の映写用スクリーン卓上装置は、バインダー状物10と、映写用スクリーン20と、突っ張り部材30Dとからなる。
バインダー状物10は、図11及び図12に示すように、折り曲げ部11の中央部分に中央片110を残して、切り抜かれた切り抜き部分1010が形成され、また、これに続く両側壁1011、1011の内面に、折り曲げ部11に隣接して突起物31D、31Dが固着される。これ以外は、本発明実施例1と本体は同じであるので、詳細説明は省略する。
バインダー状物10及び映写用スクリーン20は、本発明実施例1と本体は同じであるので、詳細説明は省略する。
突っ張り部材30Dは、図11及び図12に示すように、切り抜き部分1010から切り残した部分の折線112、112を介して内折りされた中央片110と、これに続く両側壁板1011、1011内面に設けられた一対の突起物31D、31Dとからなっている。
従って、映写用スクリーン20を使用するときは、バインダー状物10の両側壁1011、1011を手で開いたのち、図11に示すように、折り曲げ部11の折線112、112を介して、折り曲げ可能な中央片110を内面の突起物31D、31Dに接するようにしながら内部に折り込めば、映写用スクリーン20は緊張して平面状に張れることになる。映写用スクリーン20を折り畳むときは、中央片110を突起物31D、31Dから脱離するように引き出せば、バインダー状物10を閉じることができるようになり、両側端101、101の近くに設けた一対のマグネットテープの接合部材102Dを接合すれば、閉じた状態を維持することになる。
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明品は、小型、軽量、折り畳み可能で量産できる。
【符号の説明】
【0014】
10 バインダー状物
101 バインダー状物の端部
1010 バインダー状物の切り抜き部分
1011 バインダー状物の側壁
1012 バインダー状物の切り抜き部分の切り込み溝
11 バインダー状物の折り曲げ部
110 バインダー状物の中央片
112 バインダー状物の中央片の折線
20 映写用スクリーン
201 映写用スクリーンの端部
30、30A、30B、30C 突っ張り部材
31C バインダー状物の突出片
311C 突出片の切り込み溝
31A バネ板部材
31B 当接部材
31C 突出片
31D 突起物
32A リベット部材
32B 回動棒部材
321B スリーブ
33B 把手部材



【特許請求の範囲】
【請求項1】
書類を綴じ込み開閉するファイル用の板状物又は箱状物(以下、単にバインダー状物という)(10)の両端(101)、(101)に映写用スクリーン(20)の両端(201)、(201)を取りつけ、前記映写用スクリーン(20)を折り畳むときは、折目をつけずに曲げることができ、前記映写用スクリーン(20)を使用するときは、平面状に張ることができる映写用スクリーン卓上装置において、前記バインダー状物(10)の折り曲げ部(11)に、突っ張り部材(30)を設けて、前記映写用スクリーン(20)を平面状に張るときは、前記バインダー状物(10)の両側壁(1011)、(1011)を開くように、前記突っ張り部材(30)を回動し、前記映写用スクリーン(20)を折り畳むときは、前記突っ張り部材(30)を回動して前記折り曲げ部(11)内に格納できるようにしたことを特徴とした映写用スクリーン卓上装置。
【請求項2】
前記突っ張り部材(30A)が、バネ板部材(31A)とリベット部材(32A)とを備え、前記リベット部材(32A)の一端を、前記バインダー状物(10)の折り曲げ部(11)の外面中央に頭部を保持できるようにし、他端を、前記折り曲げ部(11)の内面に設けた前記バネ板部材(31A)の中央孔に貫入してかしめてなり、前記映写用スクリーン(20)を平面状に張る時は、前記バネ板部材(31A)を横方向に回動し、前記映写用スクリーン(20)を折り畳む時は、前記バネ板部材(31A)を縦方向に回動できるようにしたことを特徴とした請求項1記載の映写用スクリーン卓上装置。
【請求項3】
前記突っ張り部材(30B)が、当接部材(31B)と回動棒部材(32B)と把手部材(33B)とを備え、前記回動棒部材(32B)の一端が、前記バインダー状物(10)の折り曲げ部(11)の外面中央に設けた前記把手部材(33B)に固着すると共に、他端が、前記バインダー状物(10)の折り曲げ部(11)の内面中央に設けた当接部材(31B)に、スリーブ(321B)を介して固着してなり、前記映写用スクリーン(20)を平面状に張る時は、前記当接部材(31B)を前記把手部材(33B)を介して横方向に回動して前記バインダー状物(10)の両側壁(1011)、(1011)内面に当接させ、前記映写用スクリーン(20)を折り畳む時は、前記当接部材(31B)を前記把手部材(33B)を介して縦方向に回動できるようにしたことを特徴とした請求項1記載の映写用スクリーン卓上装置。
【請求項4】
前記突っ張り部材(30C)が、前記バインダー状物(10)の前記折り曲げ部(11)の中央に折り曲げ可能に切り抜かれた中央片(110)と、これに続く各側壁(1011)に前記中央片(110)の両側の折線(111)から等距離に切り抜かれた一対の突出片(31C)とを備え、前記映写用スクリーン(20)を平面状に張る時は、前記中央片(110)を前記折り曲げ部(11)の内側に押し込んで前記両突出片(31C)、(31C)の切り込み溝(311C)、(311C)を、切り抜かれた両側壁(1011)、(1011)の各切り込み溝(1012)、(1012)にそれぞれ嵌入して止着し、前記映写用スクリーン(20)を折り畳む時は、前記両突出片(31C)、(31C)の前記切り込み溝(311C)、(311C)を、前記切り抜かれた両側壁(1011)、(1011)の前記切り込み溝(1012)、(1012)から脱離して、前記中央片(110)と前記一対の突出片(31C)、(31C)を折り曲げて前記バインダー状物(10)の前記折り曲げ部(11)内に格納できるようにしたことを特徴とした請求項1記載の映写用スクリーン卓上装置。
【請求項5】
前記突っ張り部材(30D)が、前記バインダー状物(10)の前記折り曲げ部(11)中央に折り曲げ可能に切り抜かれた中央片(110)を備えると共に、これに続く前記バインダー状物(10)の両側壁(1011)、(1011)の内面に突起物(31D)、(31D)を設け、前記映写用スクリーン(20)を平面状に張る時は、前記中央片(110)を前記折り曲げ部(11)の内側に押し込んで前記両突起物(31D)、(31D)の間に嵌入して止着し、前記映写用スクリーン(20)を折り畳む時は、前記中央片(110)を前記突起物(31D)、(31D)から離して前記バインダー状物(10)の前記折り曲げ部(11)に復帰できるようにしたことを特徴とした請求項1記載の映写用スクリーン卓上装置。



【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate


【公開番号】特開2011−227358(P2011−227358A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−98429(P2010−98429)
【出願日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(000104515)キソ化成産業株式会社 (14)
【Fターム(参考)】