説明

板材加工システムのための加工ユニット構造

【課題】端材の飛散方向規制と、加工内容別に加工テーブルの選択使用ができる板材加工システムのための加工ユニット構造の提供。
【解決手段】板素材Wに加工する加工ユニット11と、板素材Wを載置する上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部42とからなる加工テーブル31で構成した。加工ユニット11は、欠き取り加工装置12を備え、加工テーブル31は、離間部Sを介在させた上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部42とで構成し、離間部S上の板素材W上には、覆い板51が配置され、該覆い板51により端材の飛散方向を規制しできるようにした。また、加工ユニット11が欠き取り加工装置12と切断加工装置22とを備える場合には、欠き取り加工と切断加工とに個別に対応し得る位置関係で上流側加工テーブル32と下流側加工テーブル部42とを配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板素材に対し加工ユニットが備えるルータ等の欠き取り工具や丸ノコ等の切断工具を用いて必要な加工を施す際に好適な板材加工システムのための加工ユニット構造に関する技術である。
【背景技術】
【0002】
板材加工システムは、例えば下記特許文献1に記載されているように、加工用の板素材を加工ラインに投入する投入ユニットと、加工ライン投入された板素材を搬送して位置決めする位置決め搬送ユニットと、位置決めされた板素材に所定の加工を施して加工済み板材とする加工ユニットと、加工済み板材を搬送・排出する排出ユニットとを備える板材加工機として構成される例が多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−192503号公報
【0004】
図5は、特許文献1に図1として示されている板材加工機の概略構成側面図であり、板材加工機(板材加工システム)1の全体は、搬送ラインLの上流側に位置して加工用の板素材Wを搬送ラインLに投入する搬送制御機構3と供給機構4とからなる投入ユニット2と、搬送ラインLに投入された板素材Wを位置決めする位置決めユニット5と、位置決めされた板素材Wに所定の加工を施して加工済み板材とする加工ユニット6と、搬送ラインLの最下流側に位置して加工済み板材を搬送・排出する搬出ユニット7とで構成されている。
【0005】
この場合、加工用の板素材Wとしては、例えば木造住宅の屋根用の野地パネルや床パネルとして用いられる合板板材など、適宜の形状サイズと構造とが付与された板材が用いられている。
【0006】
投入ユニット2は、搬送ラインLの上流側に配置されるものであり、積み重ねて用意されている複数の板素材Wを上から順に搬送ラインLに投入して送り出す適宜の機構が付与されて構成されている。
【0007】
位置決めユニット5の下流側に配設される加工ユニット6は、今回加工分として定置されている板素材Wを欠き取り加工するためのルータ等の欠き取り工具や板素材Wを切断加工するための丸ノコ等の切断工具などの加工工具7を備えて構成されている。
【0008】
すなわち、板素材Wに対して用いられる加工工具7は、それが欠き取り加工であれば欠き取り工具を、切断加工であれば切断工具を何れも同じ位置に選択的に配置した上で、板素材Wに対し無テーブル加工部8にて必要な加工が施されることになる。
【0009】
この場合、無テーブル加工部8は、加工工具7が欠き取り工具であれば、欠き取り加工中に発生する小片からなる端材を下方に落下させるための離間部としても利用されることになる。
【0010】
また、無テーブル加工部8は、加工工具7が切断工具であれば、切断された小さな加工済み板材であっても落下することのないように、可能な限り離間距離を短くして小さな隙間に形成しておくのが望ましい。
【0011】
しかも、加工ユニット6における加工工具7が欠き取り工具と切断工具とで構成されている場合には、加工時における垂直方向での中心軸の位置を常に一致するように両者を切り換え制御することで、無テーブル加工部8上に位置する板素材Wに対して必要な加工が施されることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかし、加工工具7としてルータなどの欠き取り工具を用いて板素材Wを欠き取り加工する際には、小片からなる端材が発生することが多く、該端材は欠き取り工具の回転力を受けて予測不可能な方向に飛散し、例えばルータモータのスピンドルに衝接したりする。この場合、端材は、スピンドルが高速で軸回転していることもあって、衝接した際にこすれて発火するおそれがあるほか、例えばルータ軸部の近傍位置に配置されている集塵装置の中にまで入り込んで該集塵装置が備える配管を詰まらせてしまうなどの不具合を引き起こすおそれがあった。
【0013】
また、加工工具7が欠き取り工具と切断工具とで構成され、そのぞれの垂直方向での中心軸が搬送ラインLの搬送方向に対し同一線上に配置される場合には、加工工具7が欠き取り工具であれば、無テーブル加工部8の搬送方向での離間距離も欠き取り工具に適した広幅にしたり、加工工具7が切断工具であれば、小さな加工済み板材であっても落下しないように無テーブル加工部8の搬送方向での離間距離を切断工具に適した狭幅にしなければならないという煩わしさがあった。
【0014】
本発明は、従来手法にみられた上記課題に鑑み、欠き取り加工を行う際に発生する端材の飛散方向を規制して発火の原因とならないようにしたり、集塵装置の配管詰まりをなくせるほか、加工テーブルを欠き取り加工と切断加工との別に選択的に対応できるようにした板材加工システムのための加工ユニット構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、板材加工システムにおける搬送ラインを介して上流側から下流側へと搬送されて位置決めされた板素材に対し所定の加工を施す加工ユニットと、該加工ユニットによる加工時に前記板素材を載置する上流側加工テーブル部と下流側加工テーブル部とからなる加工テーブルとで構成され、前記加工ユニットは、スピンドルに固定された欠き取り工具が前記搬送ラインの搬送方向とは直交する方向へと制御された移動を可能に配置されてなる欠き取り加工装置を少なくとも備え、前記加工テーブルは、前記上流側加工テーブル部と前記下流側加工テーブル部との間に、加工時に発生する端材を下方に落下させるために必要な離間部を介在させて設置され、前記板素材の前記離間部上に位置する部位には、加工時の前記欠き取り工具の通過を許す間隙を残してその上面を覆う覆い板が配置され、該覆い板により加工時における端材の飛散方向を規制して前記欠き取り工具による欠き取り加工を可能としたことを最も主要な特徴とする。
【0016】
この場合、前記加工ユニットは、前記欠き取り加工装置のほか、切断工具を有する切断加工装置をも備えて構成され、これら欠き取り加工装置と切断加工装置とは、前記欠き取り工具と前記切断工具とのそれぞれの垂直方向での中心軸が前記板素材の搬送ラインの搬送方向に対し相互に非同一線上に位置するように配置するとともに、前記加工テーブルは、欠き取り加工に好適な構造を備える前記上流側加工テーブル部または前記下流側加工テーブル部と、切断加工に好適な構造を備える前記下流側加工テーブル部または前記上流側加工テーブル部とを、前記欠き取り工具と前記切断加工工具との加工内容の別に個別に応じ得るようにして固定配置しておくこともできる。
【発明の効果】
【0017】
請求項1に係る発明によれば、加工テーブルは、上流側加工テーブル部と下流側加工テーブル部との間に加工時に発生する端材を下方に落下させるために必要な離間部を介在させてあり、かつ、該離間部上に位置する板素材の上面が間隙を有する覆い板で覆設されているので、該間隙に沿わせて移動させながら欠き取り工具により欠き取り加工を行っても、覆い板で端材の飛散方向を規制することで、該端材を離間部を介して円滑に下方に落下させることができる。
【0018】
したがって、加工時に飛散する端材を例えばルータモータのスピンドルに衝接させたり、例えばルータ軸部の近傍位置に配置されている集塵装置の中にまで入り込むことを阻止して、端材の飛散を起因とする発火や集塵装置の配管詰まりを確実になくすことができる。
【0019】
請求項2に係る発明によれば、欠き取り加工装置と切断加工装置とは、欠き取り工具と切断工具とのそれぞれの垂直方向での中心軸が板素材の搬送ラインの搬送方向に対し非同一線上に位置するように配置し、加工テーブルも上流側加工テーブル部または下流側加工テーブル部を欠き取り加工と切断加工との別に対応させて個別に固定配置しておくことができるので、加工テーブルの構成やその事前準備を簡素化して作業性の向上やコスト低減に有効に寄与させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明が適用される板材加工システム全体の概略構成例を示す側面図。
【図2】図1における加工ユニット部分の配置状態を示す側面図。
【図3】図2に対応させた平面図。
【図4】図2における要部を拡大して示す説明図。
【図5】従来からある板材加工システム(板材加工機)の概略構成例を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、本発明が適用される板材加工システム全体の構成例の概要を示す側面図であり、搬送ラインLを介して上流側から下流側へと搬送されて位置決めされた板素材Wに対し所定の加工を施す加工ユニット11のほか、該加工ユニット11の上流側に配置されて板素材Wを搬送ラインLに投入する投入ユニット101と、加工ユニット11の下流側に配置されて板素材Wを加工した後の加工済み板材を搬送・搬出する搬出ユニット103などを備えている。本発明は、このような構成からなる板材加工システムにおける加工ユニット11と、該加工ユニット11による加工時に板素材Wを載置する上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部42とからなる加工テーブル31とで構成されている。
【0022】
この場合、加工ユニット11は、スピンドル13に固定されたルータなどの欠き取り工具14を有する欠き取り加工装置12と、回転駆動部23に固定された丸ノコなどの切断工具23を有する切断加工装置22とを、搬送ラインLの搬送方向とは直交する方向へと制御された同時移動を可能に組み合わせることで構成されている。しかも、欠き取り工具14と切断工具23とは、図2からも明らかなように、板素材Wの加工面に対し制御された昇降が自在となって、かつ、それぞれの垂直方向での中心軸C,Cが板素材Wの搬送ラインLの搬送方向に対し相互に非同一線上に位置するようにして配置されている。
【0023】
また、加工テーブル31は、上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部42とで構成されており、これら上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部42との間には、欠き取り加工装置12が備える欠き取り工具14による欠き取り加工時に発生する端材を下方に落下させるために必要な離間部Sを介在させて設置されている。
【0024】
また、上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部42との間に介在させた離間部S上に位置する部位の板素材Wは、その上面が欠き取り加工時に欠き取り工具14の通過を許す間隙tを設けて配置された鉄板などの適宜の素材を用いて形成された覆い板51により覆われている。
【0025】
すなわち、覆い板51は、板素材Wの搬送方向と直交する方向を長さ方向(図3参照)とする上流側加工テーブル部32の後端面32aの長さ方向に沿わせて配置される上流側覆い部52と、板素材Wの搬送方向と直交する方向を長さ方向とする下流側加工テーブル部42の先端面42aの長さ方向に沿わせて配置される下流側覆い部53とが、これら上流側覆い部52と下流側覆い部53との間に欠き取り工具14の通過を許す間隙tを介在させて配置されている。
【0026】
この場合における上流側覆い部52は、図4からも明らかなようにシリンダ54により進退制御されている昇降ロッド55の先端部に固着されたブラケット56に取り付けられている。また、該ブラケット56には、ガイドローラ57が板素材Wの搬送方向への回転を自在に取り付けられており、該ガイドローラ57を介して板素材Wを円滑に搬送方向へと移動させることができるようになっている。なお、シリンダ54は、図4に示すように梁材60と連結されており、該梁材60を介して例えば図示しない支脚側に位置固定されている。
【0027】
また、下流側覆い部53は、上流側覆い部52側と同様に図示を省略したシリンダにより進退制御されている昇降ロッドの先端部に固着されたブラケット58に取り付けられている。該ブラケット58には、ガイドローラ59が板素材Wの搬送方向への回転を自在に取り付けられており、該ガイドローラ57を介して板素材Wを円滑に搬送方向へと移動させることができるようになっている。なお、図示を省略したシリンダは、上流側覆い部52側と同様に梁材を介して支脚側に位置固定されている。
【0028】
一方、図示例では上流側に配置されている欠き取り加工装置12と、下流側に配置されている切断加工装置22とは、図2に示されているように、欠き取り工具14の垂直方向での中心軸Cと切断工具24の垂直方向での中心軸Cとが板素材Wの搬送ラインLの搬送方向に対し非同一線上に位置するようにして配置することができる。
【0029】
このように欠き取り工具14の垂直方向での中心軸Cと切断工具24の垂直方向での中心軸Cとが板素材Wの搬送ラインLの搬送方向に対し非同一線上に位置するようにして配置されている場合には、図示例のように上流側に欠き取り加工装置12が、下流側に切断加工装置22がそれぞれ配置されているとすれば、加工テーブル31も上流側加工テーブル部32または下流側加工テーブル部42を欠き取り加工と切断加工との別に対応させて個別に固定配置されることになる。なお、上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部4とは、例えば図示しない支脚などを介して位置固定されている。
【0030】
次に、上記構成からなる本発明の作用・効果を図2〜図4に基づいて説明すれば、搬送ラインLを介して上流側から下流側へと搬送されて位置決めされた板素材Wは、加工ユニット11を介して所定の加工が施されることになる。
【0031】
すなわち、図示例によれば、離間部S上に配置された板素材Wに対しては、降下させた欠き取り工具14を覆い板51の間隙tを介して接触させることにより必要な欠き取り加工を施すことができるほか、さらに搬送方向に移動させることで所定の位置にも間隙tを介して必要な欠き取り加工を施すことができ、さらにまた、欠き取り工具14を覆い板51の間隙tに沿わせて横移動させることで必要な欠き取り加工を施すことができる。
【0032】
この場合、板素材Wに対する一連の欠き取り加工は、その何れの場合も覆い板51で覆われた状態のもとで、間隙tを介して送り込まれる欠き取り工具14により行われるので、その際に発生する端材は覆い板51によりその飛散方向が規制される結果、離間部Sを介して下方に落下させることができる。
【0033】
一方、板素材Wを切断加工する必要がある場合には、下流側に位置する切断加工装置22により所定の切断加工が行われる。この場合、下流側加工テーブル部42には、その加工時に切断工具24の刃先が接触しない略5mm程度の深さの凹部43が形成されているので、板素材Wにおける切断箇所を凹部43に位置させることで円滑に切断することができる。
【0034】
このとき、欠き取り工具14と切断工具24とのそれぞれの垂直方向での中心軸C,Cが板素材Wの搬送ラインLの搬送方向に対し相互に非同一線上に位置するように配置されている場合には、加工テーブル31も欠き取り加工に好適な構造を備える上流側加工テーブル部32と、切断加工に好適な構造を備える下流側加工テーブル部42とを、欠き取り工具14と切断工具24との加工内容の別に個別に応じ得るようにして固定配置されることになる。
【0035】
つまり、上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部42とは、欠き取り加工専用と切断加工専用としてその加工内容に応じて使用することができるので、加工テーブル31の構成やその事前準備を簡素化して作業性の向上やコスト低減に有効に寄与させることができることになる。
【0036】
したがって、本発明によれば、加工テーブル31は、上流側加工テーブル部32と下流側加工テーブル部42との間に加工時に発生する端材を下方に落下させるために必要な離間部Sを介在させてあり、かつ、該離間部S上に位置する板素材Wの上面が間隙tを有する覆い板51で覆設されているので、該間隙tに沿わせて移動させながら欠き取り工具14により欠き取り加工を行っても、覆い板51で端材の飛散方向を規制することで、該端材を間隙tを介して円滑に下方に落下させることができることになる。
【0037】
このため、加工時に飛散する端材を例えばルータモータのスピンドル13に衝接させたり、例えばルータ軸部の近傍位置に配置されている集塵装置の中にまで入り込むことを阻止して、端材飛散を起因とする発火や集塵装置の配管詰まりを確実になくすことができる。
【0038】
また、欠き取り加工装置12と切断加工装置22とは、欠き取り工具14と切断工具24とのそれぞれの垂直方向での中心軸C,Cが板素材Wの搬送ラインLの搬送方向に対し非同一線上に位置するように配置し、加工テーブル31も上流側加工テーブル部32または下流側加工テーブル部42を欠き取り加工と切断加工との別に対応させて個別に固定配置しておくことができるので、加工テーブルの構成やその事前準備を簡素化して作業性の向上やコスト低減に有効に寄与させることができる。
【0039】
以上は、本発明を図示例に基づいて説明したものであり、その具体的な内容はこれに限られるものではない。例えば、加工ユニット11は、上流側に切断加工装置22を、下流側に欠き取り加工装置12を配置するものであってもよい。
【符号の説明】
【0040】
11 加工ユニット
12 欠き取り加工装置
13 スピンドル
14 欠き取り工具
22 切断加工装置
23 回転駆動部
24 切断工具
31 加工テーブル
32 上流側加工テーブル部
32a 後端面
42 下流側加工テーブル部
42a 先端面
51 覆い板
52 上流側覆い部
53 下流側覆い部
54 シリンダ
55 昇降ロッド
56 ブラケット
57 ガイドローラ
58 ブラケット
59 ガイドローラ
60 梁材
L 搬送ライン
垂直方向での中心軸(欠き取り工具)
垂直方向での中心軸(切断工具)
S 離間部
t 空隙
W 板素材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
板材加工システムにおける搬送ラインを介して上流側から下流側へと搬送されて位置決めされた板素材に対し所定の加工を施す加工ユニットと、該加工ユニットによる加工時に前記板素材を載置する上流側加工テーブル部と下流側加工テーブル部とからなる加工テーブルとで構成され、
前記加工ユニットは、スピンドルに固定された欠き取り工具が前記搬送ラインの搬送方向とは直交する方向へと制御された移動を可能に配置されてなる欠き取り加工装置を少なくとも備え、
前記加工テーブルは、前記上流側加工テーブル部と前記下流側加工テーブル部との間に、加工時に発生する端材を下方に落下させるために必要な離間部を介在させて設置され、
前記板素材の前記離間部上に位置する部位には、加工時の前記欠き取り工具の通過を許す間隙を残してその上面を覆う覆い板が配置され、
該覆い板により加工時における端材の飛散方向を規制して前記欠き取り工具による欠き取り加工を可能としたことを特徴とする加工ユニットのための加工テーブル構造。
【請求項2】
前記加工ユニットは、前記欠き取り加工装置のほか、切断工具を有する切断加工装置を備えて構成され、
これら欠き取り加工装置と切断加工装置とは、前記欠き取り工具と前記切断工具との垂直方向での中心軸が前記板素材の搬送ラインの搬送方向に対し相互に非同一線上に位置するように配置するとともに、
前記加工テーブルは、欠き取り加工に好適な構造を備える前記上流側加工テーブル部または前記下流側加工テーブル部と、切断加工に好適な構造を備える前記下流側加工テーブル部または前記上流側加工テーブル部とを、前記欠き取り工具と前記切断加工工具との加工内容の別に個別に応じ得るようにして固定配置した請求項1に記載の加工ユニットのための加工テーブル構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−61574(P2012−61574A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−208957(P2010−208957)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(596008231)株式会社トーアエンジニアリング (11)
【Fターム(参考)】