果実袋および果実袋の製造方法
【課題】覆袋作業時,下部両側に分割された膨張羽部が自動に膨らんで覆袋作業が容易で、袋と果実との接触面積が減少されるので、果実の落果率が減少され,果実の品質が優秀になるようにする果実袋および果実袋の製造方法に関するものである。
【解決手段】上部が開放された袋本体11の下部に両側に分割され,上広下狭の形態を有する一対の膨張羽部12を一体に形成させることによりなる。13は排水口である。 上記の果実袋の製造方法は展開状態の袋本体11を折り畳み線に沿って折り畳んだ後,両端を接着して上,下部が開放された袋の形態に形成する袋形成過程と、袋本袋の両端を内向きに折り畳んだ後,下部両側を内向きに折り畳んで一対の膨張羽部を形成する膨張羽部形成過程と、上記一側膨張羽部を上部に折り畳みさせた後,膨張羽部の開放面を仕上げ紙20で塞いて果実袋の下部を密閉させる下部密閉過程からなるものである。
【解決手段】上部が開放された袋本体11の下部に両側に分割され,上広下狭の形態を有する一対の膨張羽部12を一体に形成させることによりなる。13は排水口である。 上記の果実袋の製造方法は展開状態の袋本体11を折り畳み線に沿って折り畳んだ後,両端を接着して上,下部が開放された袋の形態に形成する袋形成過程と、袋本袋の両端を内向きに折り畳んだ後,下部両側を内向きに折り畳んで一対の膨張羽部を形成する膨張羽部形成過程と、上記一側膨張羽部を上部に折り畳みさせた後,膨張羽部の開放面を仕上げ紙20で塞いて果実袋の下部を密閉させる下部密閉過程からなるものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は果実栽培時,果実の成長を保護してやる果実袋に係るものであって,さらに詳しくは覆袋作業時,下部両側に分割された膨張羽部が自動に膨らんで覆袋作業が非常に容易く,上記膨張羽部が上広下狭の形状になり,風や雨水,雹などの有害要因と接触される接触面積が減少され果実の落果率が減少されるのは勿論,果実の品質が秀でるようにする果実袋および果実袋の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に,果実袋は16世紀から使用されたものであって,初期には病害虫の防止のみのための目的に局限されたが,現在には防菌,防虫効化とともに遮光性,抜水性,透気性を調節するのは勿論,果実の外観まで考慮するなどの多様な機能を目的として使用されている。
【0003】
このような果実袋を使用する代表的な果実としては“梨”を挙げることができるが,その中でも黄金梨は1984年新高梨にニ十世紀品種を交配して改良されたものであって,糖度が高く,肉質が軟らかいので最近幾年の間にカナダ,米國,オーストラリアおよびヨーロッパ地域における需要が急増している輸出展望が非常に明るい品種中の一つである(‘92年栽培面積10ha 輸出量5.8M/T, 95年栽培面積150ha 輸出量200.6M/T)
しかし,このような黄金梨は銅錆び,黒斑病などの病虫害に因る商品価値の下落により現在需要を充足させ得ない実情で,これを解決するための方案としては,上記の梨に防菌,防虫処理された果実袋を被せて栽培すれば農薬散布回数を減らし,梨に農薬が直接付かないので梨の農薬汚染を予防することができ,果実袋内に害虫や菌の浸透を源泉的に封鎖できるようになる。
【0004】
上記の果実袋としては,国内の場合,新聞紙,雑誌,クラフト紙などを原素材として使用しており,このような果実袋は透過性と温度調節能力,透気性および耐久性などに問題があり、最近には天然パルプの間にサイズ剤,サイズ安定化剤およびワックスなどを添加して作業性と物理的性質を補強させた果実袋が製造されているのである。
【0005】
最近透気性は果実の糖度に直接的な影響を及ぼすが,透気性が余り高いので袋内の微気象条件が外気の変化に従って急激に変化されると,果実の表皮が裂けるか裂果される問題点が惹起されるばかりでなく,袋の耐久性もやはり低下される問題点が発生される。よって,果実袋は適正な透気性を保有しなければならないし,かかる透気性を調節する方法としては,紙の坪量を低めるか原紙を生産する段階で叩解処理程度を低めて紙の構造を緻密でないように調整して透気性を高める方法と,これと反対に坪量を高めるか叩解程度を高め透気性を低める方法が使用される。
【0006】
このとき,坪量が余り高いか叩解程度が高い果実袋(透気性が低い袋)は重さが増加するに従って,覆袋(袋の被せ)初期落果の危険があり,袋がごわばっているので覆袋作業が難しく,脱水性が劣り乾燥がのろく,費用も多く所要される。
【0007】
しかし,落果と覆袋作業の効率に影響を及ぼすのは単に果実袋の材料ばかりでなく,果実袋の外形的な形状と形もやはり大きな影響を及ぼすようになる。
【0008】
このような従来の果実袋1は通常図13ないし図14のように四角体の形状で,覆体作業時,作業者が一々袋の下部を膨らして被せなければならない不便が伴うことであった。即ち,作業者が個々の袋を取り出して袋の中に手を入れて下部を膨らした後,幼果に被せる覆体作業は現在まで自動化されない状態で,これに因る人件費の所要が多いのでその作業能率が劣るのは勿論,このように覆袋された幼果は果実の大きさに比べて相対的に大きい袋が適用された状態であるので、風や雨水、雹などの各種有害要因によって落果されるおそれが非常に高く、特に風に揺れる時毎に軟弱な果茎が舐めるストレスに因り果実の品質が低下される問題点が惹起されているところ,これに対する解決方案が切実に要求されている実情である。
【0009】
上記の問題点に対する解決方案として,果実袋の坪量を低めるか袋のサイズを減らす方案などを活用することができるが,このような方案には多くの制約が伴うようになる。
【0010】
優先的に坪量を低めようとする時には,袋の透湿度,透光率が過度に増加されるおそれが高く,強度が低下されることに因り,耐久性が劣る短所があり,袋のサイズを減らす場合,果実が成長してその大きさが袋より大きくなる時,袋の破裂に因り収穫期に入った果実の保護が難しいという、また一つの問題点が惹起されていることであった。
【0011】
このような側面で覆体作業の効率を高めながら、これと同時に幼果期の果実が落果されないようにする果実袋の開発が切実に要求されている実情であるが,これを充足させ得るほどの果実袋が現在としては全無な状態である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は上記の問題点を積極的に解消するためのものであって,果実袋の下部両側に分割された一対の膨張羽部を折り畳み形成して初期覆袋作業は勿論,果実の成長過程で果実袋が自動に膨張することに因り,覆袋作業が非常に容易く,果実袋の破裂を防ぐようにし,
上記膨張羽部を上広下狭の形態に形成して各種の有害要因(風,雨水など)と接触される接触面積が減ることに因り有害要因の影響をより少なく受けて落果率が減少されると同時に品質が向上され得るようにする果実袋を提供するのは勿論,上記果実袋の製造方法を同時に提供しようとすることを発明の主な目的にすることである。
【0013】
所期の目的を達成するための本発明の果実袋は上部が開放された袋本体の下部に両側に分割され,下部に行くほど断面積が狭くなる上広下狭の形態を有する一対の膨張羽部を一体に形成させることによりなるものである。
【0014】
さらに,上記果実袋の製造方法は展開状態の袋本体を第1折り畳み線に沿って折り畳んだ後,両端を接着して,上,下部が開放された袋の形態に形成する袋形成過程と;
上記袋形成過程を経た袋本体の両端を第3折り畳み線に沿って内向きに折り畳んだ後,下部の両側を第4折り畳み線に沿って内向きに折り畳んで一対の膨張羽部を形成する膨張羽部形成過程と;
上記一側膨張羽部を上部へ折り畳めた後,膨張羽部の開放面を仕上げ紙で塞ぎ果実袋の下部を密閉させる下部密閉過程からなるものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
(発明の構成)
本発明の果実袋10は従来の四角形態の果実袋と実際のサイズは同一であるが特殊な製造方法を通じて製造されることにより,各種の有害要因(風や雨水など)に直接接触される接触面積が顕著に減少され,これらの有害要因に因る幼果の落果率を減少させるのは勿論,品質の向上を図ることを特徴とし,上記果実袋10の下部に分割されるように形成された膨張羽部12が自動に膨張され覆袋作業の能率が改善され,果実袋の破裂を未然に防止することを発明の特徴的な要旨とする。
【0016】
以下,上記の特徴的な要旨を達成するための本発明の好ましき実施例の構成について説明することにする。
【0017】
本発明の果実袋10は四角形の形状を有し内部は一般的な袋と同じ構造からなる従来の果実袋1の概念を脱皮した新概念の技術が接木されたもので,袋本体11と袋本袋11の下部に一体に形成される一対の膨張羽部12の組合せからなる。
【0018】
このような袋本袋11は通常四角形の形状に上部が開放され,下部には一対の膨張羽部12が一体に形成される。
【0019】
この時,膨張羽部12は本発明の核心技術であって,袋本体11の下部に両側に分割されるように対称に形成され,平常時相互折り畳まれた状態を保持し,下部へ行くほど断面積が漸進的に狭くなる上広下狭の形態を構成する。
【0020】
よって,従来の果実袋に比べて各種の有害要因(風,雨水,雹など)に直接露出されるとか接触される接触面積が画期的に減るようになり,これに因り果実の落果率が懸隔に減少されるのは勿論,幼果に加えられるストレスが減少され優れた商品性を有する果実を収穫することができるようになる
さらに,本発明の膨張羽部12は接触面積の減少に因る果実の落果率低下の効果を提供すると同時に,図5のように相互折り畳まれた状態であるので,初期覆袋作業時,果実袋10を一々膨らす煩わしいことなく果実袋10を取り出すと同時に幼い幼果に直接被せると自動に膨張されることにより,覆袋作業が容易くなり,効率的になり得るようになる。
【0021】
さらに,このような膨張羽部12は果実の成長過程時,果実が漸進的に大きくなるに従って,自動に膨張することにより,果実袋10が破裂されるおそれをすっかり解消するようになる。
【0022】
上記の果実袋10の膨張羽部12の下端には一部流入される微量の水分さえも外部へ排出できるようにすると同時に,通風のための排水口13がそれぞれ形成される。
【0023】
一方,本発明では果実袋10の全体的な形状を五角形の形態に実施したが必ずこれに限定されるのではなく,膨張羽部12の形状を異にすることにより、全体的な形状も亦多様な形態に変形され得るようになる。ただ,果実袋10の下部に形成された膨張羽部12の接触面積が減るようにして有害要因の影響を少なく受けて落果率が減少され得るようにする機能を遂行できる程度であれば構わない。結果的に果実袋10の全体的な形状を六角形,七角形などの他の形状に変更することだけでは本発明のカテゴリーを外れることができなくなる。
【0024】
次に,上記の構成からなる本発明の果実袋の製造方法について説明することにする。
【0025】
本発明の製造方法は,展開状態の袋本体11を上,下部が開放された袋の形態に形成する袋形成過程と,上記袋形成過程を経た袋本体11に一対の膨張羽部12を形成する膨張羽部形成過程と,上記膨張羽部12の開放面19を塞いて果実袋の下部を密閉させる下部密閉過程を含んでなる。
【0026】
これを添付の図面に基づいてよく見ると,優先的に展開された状態の袋本体11は中央に第1折り畳み線14が形成され,該第1折り畳み線14の両側には第3折り畳み線15および第4折り畳み線16が一点で会うように形成され,一側先端には第2折り畳み線17に連続されるように接着面18が形成される構造からなる一方,上記袋本体11とともに一組を形成する別途の仕上げ紙20は帯形状を有するように形成される。
【0027】
このような本発明による袋形成過程は図6のように展開された状態の袋本体11を中央の第1折り畳み線14に沿って相対するように折り畳ませた状態で両端を接着して上,下部が開放された袋の形態に形成する。
【0028】
この時,上記第1折り畳み線14に沿って折り畳まれる袋本体11は一側の第2折り畳み線17に沿って折り畳まれる接着面18に他側面が一体に接着されることにより,図7のように堅固な袋の形状を有する。
【0029】
上記の袋形成過程を経た袋本体11に一対の膨張羽部12を形成する膨張羽部形成過程は図7のように袋本体11の両端を第3折り畳み線15に沿って内向きに折り畳んだ後,下部の両側を図8のように第4折り畳み線16に沿って内向きに折り畳んで上広下狭の漏斗形状を有する一対の膨張羽部12を同時に形成する。
【0030】
次に,下部密閉過程は図9のように一側の膨張羽部12を上部へ折り畳む。この時,膨張羽部12は図10のように中央に垂直に開放面19を形成するようになる。よって,上記開放面19を仕上げ紙20で接着して塞ぐことにより,果実袋の下部を密閉させることができるようになる。
【0031】
ここで,上記仕上げ紙20を利用した下部の密閉過程の時,図11のように解放面19の両側を一定部分開放された状態に塞ぐことにより,膨張羽部12の下端にそれぞれ排水が容易になるように排水口3を形成することが望ましい。
【0032】
さらに,図15ないし図16は本発明の他の実施例に関するものであって,上記の膨張羽部12による接触面積の減少に加えて製作完了された果実袋10の両側を図16のように内向きに折り畳む工程を追加的に実施することにより,果実袋10の両側面には内向きに陥没された折り畳み部30を形成するようになり,上記果実袋10の全体的な接触面積を一層減らして果実の落果防止の効率を増大させ,この時,折り畳まれた状態の側面部は果実の成長によって自動に膨張するに無理がないようになる。
【0033】
一方,本発明の果実袋に適用される原紙は新聞用紙(坪量45g/m2)であって,従来の原紙より製造費用が少なく所要される長所があり,これを原紙にして本発明の構成および製造方法によって製造された果実袋の実施例を通じて覆袋作業の能率および落果量について検討することにする。
【0034】
実施例 1
新聞用紙の生産業体で双網式抄紙機を利用して透気度50sec/100mlの新聞用紙を抄紙し,上記抄紙された原紙を本発明の構成および製造方法に基づいて製袋して果樹園の10年生新高梨木に適用した。
【0035】
比較例1
新聞用紙の生産業体で双網式抄紙機を利用して透気度50sec/100mlの新聞用紙を抄紙し,上記抄紙された原紙を従来の方法に基づいて四角形の形態に製袋して果樹園の10年生新高梨木に適用した。
【0036】
試験例1
上記のそれぞれの実施例および比較例から覆袋作業時,単位時間当り処理し得る処理袋数を測定し,併せて覆袋処理された1000個の幼果当り落果される落果数量を測定した結果,下の表1のような結果を得るようになった。
【0037】
表 1. 覆袋作業能率および落果数の比較
【0038】
上記の実施例1と比較例1の各測定値で確認できるように,本発明の果実袋10は覆袋作業能率を50%以上向上させる効果があるようになる。このような結果は果実袋を果実に被せる前に下部を膨らめさせなければならない従来の四角形果実袋とは異なり,本発明の果実袋は袋を取り出すと同時にその場で被せることができるので可能である。
【0039】
さらに,幼果の落果数を比較すると既存の四角形果実袋が1000個当り40個以上が発生されたことに反し,本発明の場合,落果数が5個未満に減少されるのを確認することができ,これは本発明の膨張羽部によって接触面積が減少されることにより,風などに起因した落果が防止されることに因る結果である。
【0040】
よって,本発明は覆袋作業の効率を高めながら,これと同時に幼果期の果実が落果されるのを防止する二重の効果を提供することができる唯一な対案である。
【発明の効果】
【0041】
本発明は果実袋の下部の両側に分割された一対の膨張羽部が初期覆袋作業は勿論,果実の成長過程で自動に膨張されることに従って,果実袋の下部を膨らみさせる厄介な作業無しに簡便に覆袋作業を行なうことができ覆袋作業の能率が画期的に向上されるのは勿論,果実袋の破裂を未然に防止するようになる。
【0042】
さらに,上記膨張羽部は上広下狭の形態に形成されることにより,各種の有害要因(風,雨水など)と接触される接触面積が減少されることに因り,有害要因の影響を少なく受け落果率が減少されると同時に果実に加えられるストレスが少ないので商品性が優れた高品質の果実を収穫することができる効果を提供するようになる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明果実袋の一実施例使用状態斜視図
【図2】本発明果実袋の斜視図
【図3】本発明の一側膨張羽部が上向きに折り畳まれた状態の正面図
【図4】本発明果実袋の内部構造を示す側断面図
【図5】本発明の果実袋が幼果に被された状態の側断面図
【図6】本発明の袋本体および仕上げ紙の展開状態図であって,袋本体が第1折り畳み線に沿って袋の形状に折り畳まれる状態図
【図7】本発明の袋本体の両端が第3折り畳み線に沿って内向きに折り畳まれる状態図
【図8】本発明の袋本体下部の両側が第4折り畳み線に沿って内向きに折り畳まれる状態図
【図9】本発明の膨張羽部が上向きに折り畳まれる状態図
【図10】本発明の膨張羽部が上向きに折り畳まれる状態図(底部開放状態)
【図11】は本発明の膨張羽部の開放面に仕上げ紙が接着される状態図
【図12】は本発明の果実袋が製造完了された状態の正面図
【図13】は従来の果実袋の正面図
【図14】は従来の果実袋の下部が膨まれた状態の斜視図
【図15】は本発明の他の実施例の正面図
【図16】本発明の他の実施例の平面図
【符号の説明】
【0044】
1,10:果実袋
11:袋本体
12:膨張羽部
13:排水口
14:第1折り畳み線
15:第3折り畳み線
16:第4折り畳み線
20:仕上げ紙
【技術分野】
【0001】
本発明は果実栽培時,果実の成長を保護してやる果実袋に係るものであって,さらに詳しくは覆袋作業時,下部両側に分割された膨張羽部が自動に膨らんで覆袋作業が非常に容易く,上記膨張羽部が上広下狭の形状になり,風や雨水,雹などの有害要因と接触される接触面積が減少され果実の落果率が減少されるのは勿論,果実の品質が秀でるようにする果実袋および果実袋の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に,果実袋は16世紀から使用されたものであって,初期には病害虫の防止のみのための目的に局限されたが,現在には防菌,防虫効化とともに遮光性,抜水性,透気性を調節するのは勿論,果実の外観まで考慮するなどの多様な機能を目的として使用されている。
【0003】
このような果実袋を使用する代表的な果実としては“梨”を挙げることができるが,その中でも黄金梨は1984年新高梨にニ十世紀品種を交配して改良されたものであって,糖度が高く,肉質が軟らかいので最近幾年の間にカナダ,米國,オーストラリアおよびヨーロッパ地域における需要が急増している輸出展望が非常に明るい品種中の一つである(‘92年栽培面積10ha 輸出量5.8M/T, 95年栽培面積150ha 輸出量200.6M/T)
しかし,このような黄金梨は銅錆び,黒斑病などの病虫害に因る商品価値の下落により現在需要を充足させ得ない実情で,これを解決するための方案としては,上記の梨に防菌,防虫処理された果実袋を被せて栽培すれば農薬散布回数を減らし,梨に農薬が直接付かないので梨の農薬汚染を予防することができ,果実袋内に害虫や菌の浸透を源泉的に封鎖できるようになる。
【0004】
上記の果実袋としては,国内の場合,新聞紙,雑誌,クラフト紙などを原素材として使用しており,このような果実袋は透過性と温度調節能力,透気性および耐久性などに問題があり、最近には天然パルプの間にサイズ剤,サイズ安定化剤およびワックスなどを添加して作業性と物理的性質を補強させた果実袋が製造されているのである。
【0005】
最近透気性は果実の糖度に直接的な影響を及ぼすが,透気性が余り高いので袋内の微気象条件が外気の変化に従って急激に変化されると,果実の表皮が裂けるか裂果される問題点が惹起されるばかりでなく,袋の耐久性もやはり低下される問題点が発生される。よって,果実袋は適正な透気性を保有しなければならないし,かかる透気性を調節する方法としては,紙の坪量を低めるか原紙を生産する段階で叩解処理程度を低めて紙の構造を緻密でないように調整して透気性を高める方法と,これと反対に坪量を高めるか叩解程度を高め透気性を低める方法が使用される。
【0006】
このとき,坪量が余り高いか叩解程度が高い果実袋(透気性が低い袋)は重さが増加するに従って,覆袋(袋の被せ)初期落果の危険があり,袋がごわばっているので覆袋作業が難しく,脱水性が劣り乾燥がのろく,費用も多く所要される。
【0007】
しかし,落果と覆袋作業の効率に影響を及ぼすのは単に果実袋の材料ばかりでなく,果実袋の外形的な形状と形もやはり大きな影響を及ぼすようになる。
【0008】
このような従来の果実袋1は通常図13ないし図14のように四角体の形状で,覆体作業時,作業者が一々袋の下部を膨らして被せなければならない不便が伴うことであった。即ち,作業者が個々の袋を取り出して袋の中に手を入れて下部を膨らした後,幼果に被せる覆体作業は現在まで自動化されない状態で,これに因る人件費の所要が多いのでその作業能率が劣るのは勿論,このように覆袋された幼果は果実の大きさに比べて相対的に大きい袋が適用された状態であるので、風や雨水、雹などの各種有害要因によって落果されるおそれが非常に高く、特に風に揺れる時毎に軟弱な果茎が舐めるストレスに因り果実の品質が低下される問題点が惹起されているところ,これに対する解決方案が切実に要求されている実情である。
【0009】
上記の問題点に対する解決方案として,果実袋の坪量を低めるか袋のサイズを減らす方案などを活用することができるが,このような方案には多くの制約が伴うようになる。
【0010】
優先的に坪量を低めようとする時には,袋の透湿度,透光率が過度に増加されるおそれが高く,強度が低下されることに因り,耐久性が劣る短所があり,袋のサイズを減らす場合,果実が成長してその大きさが袋より大きくなる時,袋の破裂に因り収穫期に入った果実の保護が難しいという、また一つの問題点が惹起されていることであった。
【0011】
このような側面で覆体作業の効率を高めながら、これと同時に幼果期の果実が落果されないようにする果実袋の開発が切実に要求されている実情であるが,これを充足させ得るほどの果実袋が現在としては全無な状態である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は上記の問題点を積極的に解消するためのものであって,果実袋の下部両側に分割された一対の膨張羽部を折り畳み形成して初期覆袋作業は勿論,果実の成長過程で果実袋が自動に膨張することに因り,覆袋作業が非常に容易く,果実袋の破裂を防ぐようにし,
上記膨張羽部を上広下狭の形態に形成して各種の有害要因(風,雨水など)と接触される接触面積が減ることに因り有害要因の影響をより少なく受けて落果率が減少されると同時に品質が向上され得るようにする果実袋を提供するのは勿論,上記果実袋の製造方法を同時に提供しようとすることを発明の主な目的にすることである。
【0013】
所期の目的を達成するための本発明の果実袋は上部が開放された袋本体の下部に両側に分割され,下部に行くほど断面積が狭くなる上広下狭の形態を有する一対の膨張羽部を一体に形成させることによりなるものである。
【0014】
さらに,上記果実袋の製造方法は展開状態の袋本体を第1折り畳み線に沿って折り畳んだ後,両端を接着して,上,下部が開放された袋の形態に形成する袋形成過程と;
上記袋形成過程を経た袋本体の両端を第3折り畳み線に沿って内向きに折り畳んだ後,下部の両側を第4折り畳み線に沿って内向きに折り畳んで一対の膨張羽部を形成する膨張羽部形成過程と;
上記一側膨張羽部を上部へ折り畳めた後,膨張羽部の開放面を仕上げ紙で塞ぎ果実袋の下部を密閉させる下部密閉過程からなるものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
(発明の構成)
本発明の果実袋10は従来の四角形態の果実袋と実際のサイズは同一であるが特殊な製造方法を通じて製造されることにより,各種の有害要因(風や雨水など)に直接接触される接触面積が顕著に減少され,これらの有害要因に因る幼果の落果率を減少させるのは勿論,品質の向上を図ることを特徴とし,上記果実袋10の下部に分割されるように形成された膨張羽部12が自動に膨張され覆袋作業の能率が改善され,果実袋の破裂を未然に防止することを発明の特徴的な要旨とする。
【0016】
以下,上記の特徴的な要旨を達成するための本発明の好ましき実施例の構成について説明することにする。
【0017】
本発明の果実袋10は四角形の形状を有し内部は一般的な袋と同じ構造からなる従来の果実袋1の概念を脱皮した新概念の技術が接木されたもので,袋本体11と袋本袋11の下部に一体に形成される一対の膨張羽部12の組合せからなる。
【0018】
このような袋本袋11は通常四角形の形状に上部が開放され,下部には一対の膨張羽部12が一体に形成される。
【0019】
この時,膨張羽部12は本発明の核心技術であって,袋本体11の下部に両側に分割されるように対称に形成され,平常時相互折り畳まれた状態を保持し,下部へ行くほど断面積が漸進的に狭くなる上広下狭の形態を構成する。
【0020】
よって,従来の果実袋に比べて各種の有害要因(風,雨水,雹など)に直接露出されるとか接触される接触面積が画期的に減るようになり,これに因り果実の落果率が懸隔に減少されるのは勿論,幼果に加えられるストレスが減少され優れた商品性を有する果実を収穫することができるようになる
さらに,本発明の膨張羽部12は接触面積の減少に因る果実の落果率低下の効果を提供すると同時に,図5のように相互折り畳まれた状態であるので,初期覆袋作業時,果実袋10を一々膨らす煩わしいことなく果実袋10を取り出すと同時に幼い幼果に直接被せると自動に膨張されることにより,覆袋作業が容易くなり,効率的になり得るようになる。
【0021】
さらに,このような膨張羽部12は果実の成長過程時,果実が漸進的に大きくなるに従って,自動に膨張することにより,果実袋10が破裂されるおそれをすっかり解消するようになる。
【0022】
上記の果実袋10の膨張羽部12の下端には一部流入される微量の水分さえも外部へ排出できるようにすると同時に,通風のための排水口13がそれぞれ形成される。
【0023】
一方,本発明では果実袋10の全体的な形状を五角形の形態に実施したが必ずこれに限定されるのではなく,膨張羽部12の形状を異にすることにより、全体的な形状も亦多様な形態に変形され得るようになる。ただ,果実袋10の下部に形成された膨張羽部12の接触面積が減るようにして有害要因の影響を少なく受けて落果率が減少され得るようにする機能を遂行できる程度であれば構わない。結果的に果実袋10の全体的な形状を六角形,七角形などの他の形状に変更することだけでは本発明のカテゴリーを外れることができなくなる。
【0024】
次に,上記の構成からなる本発明の果実袋の製造方法について説明することにする。
【0025】
本発明の製造方法は,展開状態の袋本体11を上,下部が開放された袋の形態に形成する袋形成過程と,上記袋形成過程を経た袋本体11に一対の膨張羽部12を形成する膨張羽部形成過程と,上記膨張羽部12の開放面19を塞いて果実袋の下部を密閉させる下部密閉過程を含んでなる。
【0026】
これを添付の図面に基づいてよく見ると,優先的に展開された状態の袋本体11は中央に第1折り畳み線14が形成され,該第1折り畳み線14の両側には第3折り畳み線15および第4折り畳み線16が一点で会うように形成され,一側先端には第2折り畳み線17に連続されるように接着面18が形成される構造からなる一方,上記袋本体11とともに一組を形成する別途の仕上げ紙20は帯形状を有するように形成される。
【0027】
このような本発明による袋形成過程は図6のように展開された状態の袋本体11を中央の第1折り畳み線14に沿って相対するように折り畳ませた状態で両端を接着して上,下部が開放された袋の形態に形成する。
【0028】
この時,上記第1折り畳み線14に沿って折り畳まれる袋本体11は一側の第2折り畳み線17に沿って折り畳まれる接着面18に他側面が一体に接着されることにより,図7のように堅固な袋の形状を有する。
【0029】
上記の袋形成過程を経た袋本体11に一対の膨張羽部12を形成する膨張羽部形成過程は図7のように袋本体11の両端を第3折り畳み線15に沿って内向きに折り畳んだ後,下部の両側を図8のように第4折り畳み線16に沿って内向きに折り畳んで上広下狭の漏斗形状を有する一対の膨張羽部12を同時に形成する。
【0030】
次に,下部密閉過程は図9のように一側の膨張羽部12を上部へ折り畳む。この時,膨張羽部12は図10のように中央に垂直に開放面19を形成するようになる。よって,上記開放面19を仕上げ紙20で接着して塞ぐことにより,果実袋の下部を密閉させることができるようになる。
【0031】
ここで,上記仕上げ紙20を利用した下部の密閉過程の時,図11のように解放面19の両側を一定部分開放された状態に塞ぐことにより,膨張羽部12の下端にそれぞれ排水が容易になるように排水口3を形成することが望ましい。
【0032】
さらに,図15ないし図16は本発明の他の実施例に関するものであって,上記の膨張羽部12による接触面積の減少に加えて製作完了された果実袋10の両側を図16のように内向きに折り畳む工程を追加的に実施することにより,果実袋10の両側面には内向きに陥没された折り畳み部30を形成するようになり,上記果実袋10の全体的な接触面積を一層減らして果実の落果防止の効率を増大させ,この時,折り畳まれた状態の側面部は果実の成長によって自動に膨張するに無理がないようになる。
【0033】
一方,本発明の果実袋に適用される原紙は新聞用紙(坪量45g/m2)であって,従来の原紙より製造費用が少なく所要される長所があり,これを原紙にして本発明の構成および製造方法によって製造された果実袋の実施例を通じて覆袋作業の能率および落果量について検討することにする。
【0034】
実施例 1
新聞用紙の生産業体で双網式抄紙機を利用して透気度50sec/100mlの新聞用紙を抄紙し,上記抄紙された原紙を本発明の構成および製造方法に基づいて製袋して果樹園の10年生新高梨木に適用した。
【0035】
比較例1
新聞用紙の生産業体で双網式抄紙機を利用して透気度50sec/100mlの新聞用紙を抄紙し,上記抄紙された原紙を従来の方法に基づいて四角形の形態に製袋して果樹園の10年生新高梨木に適用した。
【0036】
試験例1
上記のそれぞれの実施例および比較例から覆袋作業時,単位時間当り処理し得る処理袋数を測定し,併せて覆袋処理された1000個の幼果当り落果される落果数量を測定した結果,下の表1のような結果を得るようになった。
【0037】
表 1. 覆袋作業能率および落果数の比較
【0038】
上記の実施例1と比較例1の各測定値で確認できるように,本発明の果実袋10は覆袋作業能率を50%以上向上させる効果があるようになる。このような結果は果実袋を果実に被せる前に下部を膨らめさせなければならない従来の四角形果実袋とは異なり,本発明の果実袋は袋を取り出すと同時にその場で被せることができるので可能である。
【0039】
さらに,幼果の落果数を比較すると既存の四角形果実袋が1000個当り40個以上が発生されたことに反し,本発明の場合,落果数が5個未満に減少されるのを確認することができ,これは本発明の膨張羽部によって接触面積が減少されることにより,風などに起因した落果が防止されることに因る結果である。
【0040】
よって,本発明は覆袋作業の効率を高めながら,これと同時に幼果期の果実が落果されるのを防止する二重の効果を提供することができる唯一な対案である。
【発明の効果】
【0041】
本発明は果実袋の下部の両側に分割された一対の膨張羽部が初期覆袋作業は勿論,果実の成長過程で自動に膨張されることに従って,果実袋の下部を膨らみさせる厄介な作業無しに簡便に覆袋作業を行なうことができ覆袋作業の能率が画期的に向上されるのは勿論,果実袋の破裂を未然に防止するようになる。
【0042】
さらに,上記膨張羽部は上広下狭の形態に形成されることにより,各種の有害要因(風,雨水など)と接触される接触面積が減少されることに因り,有害要因の影響を少なく受け落果率が減少されると同時に果実に加えられるストレスが少ないので商品性が優れた高品質の果実を収穫することができる効果を提供するようになる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明果実袋の一実施例使用状態斜視図
【図2】本発明果実袋の斜視図
【図3】本発明の一側膨張羽部が上向きに折り畳まれた状態の正面図
【図4】本発明果実袋の内部構造を示す側断面図
【図5】本発明の果実袋が幼果に被された状態の側断面図
【図6】本発明の袋本体および仕上げ紙の展開状態図であって,袋本体が第1折り畳み線に沿って袋の形状に折り畳まれる状態図
【図7】本発明の袋本体の両端が第3折り畳み線に沿って内向きに折り畳まれる状態図
【図8】本発明の袋本体下部の両側が第4折り畳み線に沿って内向きに折り畳まれる状態図
【図9】本発明の膨張羽部が上向きに折り畳まれる状態図
【図10】本発明の膨張羽部が上向きに折り畳まれる状態図(底部開放状態)
【図11】は本発明の膨張羽部の開放面に仕上げ紙が接着される状態図
【図12】は本発明の果実袋が製造完了された状態の正面図
【図13】は従来の果実袋の正面図
【図14】は従来の果実袋の下部が膨まれた状態の斜視図
【図15】は本発明の他の実施例の正面図
【図16】本発明の他の実施例の平面図
【符号の説明】
【0044】
1,10:果実袋
11:袋本体
12:膨張羽部
13:排水口
14:第1折り畳み線
15:第3折り畳み線
16:第4折り畳み線
20:仕上げ紙
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部が開放された袋本体11の下部に両側に分割された膨張羽部12が一体に形成され,上記膨張羽部12の下端に排水口13が各々形成されたことを特徴とする果実袋。
【請求項2】
膨張羽部12は各種有害要因(風,雨水,雹など)に直接露出される接触面積を減らしてやるように下部に行くほど断面積が漸進的に狭くなる上広下狭の形態に構成され有害要因による落下率を減少させる一方,上記膨張羽部12は初期覆袋作業および果実の成長過程時,自動に膨張されることを特徴とする請求項1に記載の果実袋。
【請求項3】
果実袋の両側面には内向きに陥没された折り畳み部30が追加的に形成されることを特徴とする 請求項1に記載の果実袋。
【請求項4】
展開状態の袋本体11を第1折り畳み線14に沿って折り畳んだ後,両端を接着して上,下部が開放された袋の形態に形成する袋形成過程と;
上記袋形成過程を経た袋本体11の両端を第3折り畳み線15に沿って内向きに折り畳んだ後,下部両側を第4折り畳み線16に沿って内向きに折り畳んで一対の膨張羽部12を形成する膨張羽部形成過程と;
上記一側膨張羽部12を上部に折り畳んだ後,膨張羽部12の開放面19を仕上げ紙20で塞いて果実袋の下部を密閉させる下部密閉過程からなることを特徴とする果実袋の製造方法。
【請求項5】
袋形成過程時,第1折り畳み線14に沿って折り畳まれた袋本体11は一側の第2折り畳み線17に沿って折り畳まれた接着面18に他側面が一体に接着されることを特徴とする請求項4に記載の果実袋の製造方法。
【請求項6】
下部密閉過程時,仕上げ紙20は開放面19の両側を一定部分開放された状態に塞いて排水が容易な排水口13を形成することを特徴とする請求項4に記載の果実袋の製造方法。
【請求項7】
仕上げ紙20による密閉過程を経て完成された果実袋10の両側面を内向きに折り畳んで有害要因に露出される果実袋10の全体的な接触面積をさらに減らしてやる工程を追加的に実施することを特徴とする請求項4に記載の果実袋の製造方法。
【請求項1】
上部が開放された袋本体11の下部に両側に分割された膨張羽部12が一体に形成され,上記膨張羽部12の下端に排水口13が各々形成されたことを特徴とする果実袋。
【請求項2】
膨張羽部12は各種有害要因(風,雨水,雹など)に直接露出される接触面積を減らしてやるように下部に行くほど断面積が漸進的に狭くなる上広下狭の形態に構成され有害要因による落下率を減少させる一方,上記膨張羽部12は初期覆袋作業および果実の成長過程時,自動に膨張されることを特徴とする請求項1に記載の果実袋。
【請求項3】
果実袋の両側面には内向きに陥没された折り畳み部30が追加的に形成されることを特徴とする 請求項1に記載の果実袋。
【請求項4】
展開状態の袋本体11を第1折り畳み線14に沿って折り畳んだ後,両端を接着して上,下部が開放された袋の形態に形成する袋形成過程と;
上記袋形成過程を経た袋本体11の両端を第3折り畳み線15に沿って内向きに折り畳んだ後,下部両側を第4折り畳み線16に沿って内向きに折り畳んで一対の膨張羽部12を形成する膨張羽部形成過程と;
上記一側膨張羽部12を上部に折り畳んだ後,膨張羽部12の開放面19を仕上げ紙20で塞いて果実袋の下部を密閉させる下部密閉過程からなることを特徴とする果実袋の製造方法。
【請求項5】
袋形成過程時,第1折り畳み線14に沿って折り畳まれた袋本体11は一側の第2折り畳み線17に沿って折り畳まれた接着面18に他側面が一体に接着されることを特徴とする請求項4に記載の果実袋の製造方法。
【請求項6】
下部密閉過程時,仕上げ紙20は開放面19の両側を一定部分開放された状態に塞いて排水が容易な排水口13を形成することを特徴とする請求項4に記載の果実袋の製造方法。
【請求項7】
仕上げ紙20による密閉過程を経て完成された果実袋10の両側面を内向きに折り畳んで有害要因に露出される果実袋10の全体的な接触面積をさらに減らしてやる工程を追加的に実施することを特徴とする請求項4に記載の果実袋の製造方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2006−14735(P2006−14735A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−188570(P2005−188570)
【出願日】平成17年6月28日(2005.6.28)
【出願人】(505245427)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月28日(2005.6.28)
【出願人】(505245427)
【Fターム(参考)】
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