椅子

【課題】張材を、適度な張力で張設した背凭れに対し、オプション部材を、着座者の背中に当たらないように、かつ過度に大きくすることなく取り付けることができる椅子を提供する。
【解決手段】左右一対の側枠杆29を左右方向の連結杆220によって連結してなる背フレーム27と、この背フレーム27に張設される張材28とからなる背凭れ9を備え、この背凭れにオプション部材11が背凭れの後方に位置するように取り付けられている椅子において、前記連結杆の前面下部には、後方に向けて凹入する段部30aが形成され、この段部の後部には下向突片68が設けられており、オプション部材の支持アーム230が、背フレームの背面側より、背フレームの内周空間へ配設されるとともに、支持アームに設けられた上向突片231が、前記下向突片68の前面に当接し係止されることにより、オプション部材が背フレームの背面側へ移動することが防止されているものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背フレームに張材を張設してなる背凭れに対し、ハンガー装置、ヘッドレスト等のオプション部材を取り付けることのできる椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
椅子の背凭れに、オプション部材を取り付けてなる椅子は公知である。たとえば、背凭れに、オプション部材自体、またはオプション部材の取付部材を、背凭れの背面側に突出する体裁をなすように取り付けたものがある(特許文献1参照)。
【0003】
また、近年では、背フレームにメッシュ状の張材を張設してなる椅子、いわゆるメッシュチェアにもオプション部材を取り付けることが提案されている。
一般にオプション部材は背フレームを構成するフレーム杆に連結されることから、背フレームに対しての接触面積を少しでも大きく確保する必要がある。このための態様として、たとえば凹型としたオプション部材を背フレームに下方から嵌合させる構造としたものがある(特許文献2参照)。
【0004】
また、オプション部材が着座者の背中に当たる危険性を防止するために、背凭れを前後に分かれる2つの部材から構成し、両部材の間にオプション部材を挟みこむという構造のものが提案されている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4160366号公報
【特許文献2】特開2008−104521号公報
【特許文献3】特開2007−229058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
メッシュチェアにオプション部材を取り付けるもののうち、特許文献2に記載のものは、オプション部材の支持強度を大きくすることができる反面、オプション部材が着座者の背中に当たる危険性がある。
【0007】
また、特許文献3に記載のものは、一般に背凭れを構成する前後に分かれる2つの部材が接触することとなる側端部にオプション部材を取り付けるため、オプション部材の大きさが必然的に左右方向に大となり、デザイン面での制約が大きいばかりでなく、一旦、オプション部材を取り付けない状態で背凭れを組み立てると、オプション部材の後付けが難しい。
【0008】
本願発明は、このような問題に鑑みなされたもので、張材を、適度な張力で張設した背凭れに対し、オプション部材を、着座者の背中に当たらないように、かつ過度に大きくすることなく取り付けることができる椅子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)左右一対の側枠杆を左右方向の連結杆によって連結してなる背フレームと、この背フレームに張設される張材とからなる背凭れを備え、この背凭れにオプション部材が背凭れの後方に位置するように取り付けられている椅子において、前記連結杆の前面下部には、後方に向けて凹入する段部が形成され、この段部の後部には下向突片が設けられており、オプション部材の支持アームが、背フレームの背面側より、背フレームの内周空間へ配設されるとともに、支持アームに設けられた上向突片が、前記下向突片の前面に当接し係止されることにより、オプション部材が背フレームの背面側へ移動することが防止されていることを特徴とする椅子とする。
【0010】
このような構成とすると、オプション部材の支持アームを、背フレームの背面側より、背フレームの内周空間へ配設するとともに、連結杆の前面下部の段部の後部に設けられた下向突片に、支持アームに設けられた上向突片が前方から係止されるようにして、オプション部材を背凭れの後方に位置させて取り付けてあるため、オプション部材が背凭れの後方に移動することがなく、安定した取付強度を確保できる。また、張材が張設された後に、オプション部材を取り付けることも容易である。
さらに、支持アームの上向突片を、連結杆の前面下部における後方に向けて凹入する段部に配設させてあるため、支持アームが前方に突出し、着座者の背中に当たることが防止されるとともに、支持アームの取り付け形態が過度に大きくなることもない。
【0011】
(2)上記(1)項において、連結杆の背面下部には、前方に向けて凹入し、その下面が下向突片の下端部より上方に位置する背面側段部が形成されており、オプション部材の支持アームが前記背面側段部の下方を経由して、背フレームの後上方向に向けて延出しているものとする。
【0012】
このような構成とすると、連結杆の背面下部に、下向突片の下端部より上方に位置する背面側段部が形成されているため、オプション部材の支持アームを背フレームの後上方向に向けて延出させるうえで、連結杆が支障となることがなく、オプション部材を高い位置で保持することができるとともに、たとえばオプション部材であるハンガー装置に手を掛けて椅子を後方に移動するなど、ハンガー装置に後向きまたは後下向きの力が負荷された際にも、ハンガー装置の支持杆など必ずしも強度が大きくない部材に負荷される力を可及的に小さくし、比較的に強度の大きい支持アームをもって、負荷を受けとめることができる。
【0013】
(3)上記(2)項において、連結杆は、左右一対の側枠杆の少なくとも上端部同士を左右方向の上枠杆によって連結してなる主枠材における前記上枠杆と、前記上枠杆の背面に固着されている上部補助枠材とより構成されており、前記上部補助枠材の上下方向の寸法を、前記上枠杆の上下方向の寸法よりも小とすることによって、背面側段部が形成されているものとする。
【0014】
このような構成とすると、上部補助枠材を、上枠材の背面に、両部材の上面をほぼそろえて固着して連結杆とすることにより、連結杆の背面下部に背面側段部が自動的に形成される。このため連結杆に対して切削などの加工は不要である。
【0015】
(4)上記(1)項〜(3)項のいずれかにおいて、オプション部材がハンガー装置であるものとする。
【0016】
このような構成とすると、ハンガー装置を、オプション部材として容易かつ安定的に取り付けることができる。
【発明の効果】
【0017】
本願発明によると、張材を適度な張力で張設した背凭れに対し、オプション部材を、着座者の背中に当たらないように、かつ過度に大きくすることなく取り付けることができる椅子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の張材の張設構造を適用した背凭れを備える椅子の正面図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、背凭れとその支持フレームの分解斜視図である。
【図4】同じく、張材を省略して示す背凭れとその支持フレームの正面図である。
【図5】図4のV−V線拡大縦断側面図である。
【図6】図4のVI−VI線拡大縦断側面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】図4のVIII−VIII線拡大矢視図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】図8のX−X線断面図である。
【図11】図8のXI−XI線断面図である。
【図12】主枠材の上部と上部補助枠材との拡大分解斜視図である。
【図13】図1のXIII−XIII線拡大縦断側面図である。
【図14】背フレームにランバーサポート装置を取り付け、かつ張材を省略したときの正面図である。
【図15】右側の保持部材の正面図である。
【図16】右側の保持部材を右斜め後方より見た斜視図である。
【図17】図14のXVII−XVII線拡大横断平面図である。
【図18】ランバーサポートを前方の右斜め上方より見た斜視図である。
【図19】ランバーサポートを中央部を切断して斜め後方より見た斜視図である。
【図20】ランバーサポートを後方の左斜め上方より見た斜視図である。
【図21】図14のXXI−XXI線拡大縦断側面図である。
【図22】背フレームにランバーサポート装置の変形例を取り付け、かつ張材を省略したときの正面図である。
【図23】図22のXXXIII−XXXIII線拡大縦断側面図である。
【図24】図22のXXIV−XXIV線拡大横断平面図である。
【図25】図22のXXV−XXV線拡大横断平面図である。
【図26】図22に示すランバーサポート装置の変形例における右側の保持部材を右斜め前上方より見た斜視図である。
【図27】同じく、ランバーサポートを後方の左斜め上方より見た斜視図である。
【図28】(a)は、ハンガー装置における支持アームの斜視図、(b)は、同じく側面図、(c)は、同じく平面図である。
【図29】ハンガー装置における支持アームの分解斜視図である。
【図30】図28(a)のXXX−XXX線縦断側面図である。
【図31】支持アームにハンガー装置を取り付けた状態における、図28(a)のXXXI−XXXI線横断平面図に相当する図である。
【図32】図31のXXXII−XXXII線縦断側面図である。
【図33】図1のXXXIII−XXXIII線拡大縦断側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、各図において、左右は正面視において言う。
図1は、本発明の張材の張設構造を適用した背凭れを備える椅子の正面図、図2は、同じく側面図である。
この椅子は、先端部にキャスタ1を備える放射状をなす5本の脚杆2を有する脚体3と、脚体3の中央に立設され、内部にガススプリング(図示略)が収容された伸縮式の脚柱4と、脚柱4の上端に後端部が固着された前上方を向く支基5と、支基5の上方に、後述するようにして支持された座6と、前端部が左右方向を向く軸7(図3参照)をもって支基5に枢着された側面視ほぼL字状の背凭れ支持フレーム8の後上部に支持された背凭れ9と、背凭れ9の上下方向の中間部に設けられたランバーサポート装置10と、背凭れ9の上端部に設けられたオプション部材であるハンガー装置11とを備えている。
【0020】
支基5は、上面が開口する前後方向に長い平面視ほぼ長方形の箱状をなし、その内部には、座6を常時前方に向かって付勢する公知の付勢手段、例えば特開2005−211244号公報に記載されているような圧縮コイルばねと、このばねの付勢力を調節する調節手段(いずれも図示略)とが収容されている。なお、このような付勢手段や調節手段は、本発明に直接関係しないので、それらの具体的な構成および詳細な説明は省略する。
支基5の上面の開口部は、着脱可能なカバー12によって覆われている。
【0021】
座6は、平面視枠状をなす座フレーム13と、この座フレーム13に取付けられた合成樹脂製の座板14と、座板14の上面および外周面を覆うように座板14に取付けられたクッション材15とからなっている。
【0022】
座フレーム13の前部および後部には、図1に示すように、両側部が外上向きに傾斜し、かつ中間部が座フレーム13より下方に離間した左右方向を向く前後1対の横杆13a、13bの両側端部が固着されている。
前方の横杆13aの中間部は、支基5の前部上縁とカバー12の前部下縁とによって形成される後下方に傾斜する長孔16を通って、支基5およびカバー12の前部を左右方向に貫通し、支基5内に設けた上記圧縮コイルばねによって、前方に向けて付勢されている。
【0023】
後方の横杆13bの中間部は、左右1対の連結金具17、17をもって、背凭れ支持フレーム8における軸7よりやや後方の部分の上面に設けた左右1対のブラケット18、18における平坦な上面に回動可能として連結されている。
【0024】
この後方の横杆13bと背凭れ支持フレーム8との連結により、背凭れ9が背凭れ支持フレーム8とともに後傾したとき、座6の後部が後下方へ移動させられ、それに伴って、前方の横杆13aが、支基5内の圧縮コイルばねの付勢力に抗して、長孔16に沿って後下方に摺動させられ、座6の前部も後下方に移動させられる。
【0025】
背凭れ9の前方への復帰回動力と、座6の前上方への復帰力は、支基5内の圧縮コイルばねの付勢力だけでなく、後述するガススプリング24の付勢力によっても得られる。
【0026】
図3に示すように、背凭れ支持フレーム8は、前向き部19a、19aの後端に起立部19bが連設された金属パイプよりなる左右1対の背凭れ支持杆19、19と、それらの前向き部19a、19aのほぼ前後方向の中央部の対向面同士を連結する側面視下向きコ字状断面をなす中間連結材20と、左右の背凭れ支持杆19、19における前向き部19aの後部と起立部19bの上端部を除いた部分の対向面同士を連結するほぼ円弧状の後部連結材21と、後部連結材21の上端部の後面に前端が固着された、後記する背フレーム27固定用の側面視倒立L字状断面をなす固定片22とを備えている。
【0027】
中間連結材20は、その上面が、左右の背凭れ支持杆19の前向き部19aの上面とほぼ同一面をなすようにして、左右の背凭れ支持杆19に固着されている。 なお、左右の背凭れ支持杆19の前向き部19aは、互いに平行としてあるが、起立部19bは、上方に向かって漸次若干狭幅となるようにしてある。
【0028】
左右の背凭れ支持杆19における前向き部19aの前端部は、垂直板状に圧縮され、それらの板状をなす部分には、上述した左右方向を向く軸7が貫通して固着されている。この軸7を、支基5における脚柱4よりもやや前方の上面に枢着することにより、背凭れ支持フレーム8は、軸7を中心として上下方向に回動しうるようになっている。
【0029】
上述した左右1対のブラケット18は、軸7と中間連結材20との間において左右の背凭れ支持杆19における前向き部19aに、上方に突出するようにして固着されている。
【0030】
図5に示すように、後部連結材21における後上方を向く傾斜部の裏面の左右方向の中央部には、後面視下向きコ字状のブラケット23が固着され、このブラケット23には、斜め後上方を向くガススプリング24の伸縮ロッド24aの上端部が、左右方向の支軸25をもって枢着されている。ガススプリング24のシリンダ24bの下端部は、支基5の後面下部に、左右方向の支軸26をもって枢着されている(図2参照)。
【0031】
これにより、背凭れ支持フレーム8に取付けられた背凭れ9は、ガススプリング24により常時前向きに付勢されている。このガススプリング24を圧縮させることにより、背凭れ9を自由にリクライニングさせることができる。また、支基5に設けた図示しない操作レバーを操作してガススプリング24のピストンロッド24aの伸縮動作をロックすることにより、背凭れ9を任意の後傾位置に停止させることができる。
【0032】
背凭れ9は、正面形が下方に向かって漸次若干狭幅となるほぼ方形の枠体である硬質合成樹脂よりなる背フレーム27と、この背フレーム27の表面すなわち前面に張設した張材28とを備えている(図4においては張材28は図示略)。
【0033】
図3に示すように、背フレーム27は、上下方向の中央よりやや下方の部分が側面視において前方に突出するように緩やかにくの字状に屈曲する左右1対の側枠杆29、29と、その上端部同士を連結するとともに、左右方向の中央部が平面視において後方に突出するように緩やかに円弧状に湾曲する上枠杆30と、両側枠杆29、29の下端部同士をほぼ直線状に連結する下枠杆31とからなる主枠材32と、上枠杆30の背面に固着される上部補助枠材33と、下枠杆31の前面すなわち表面に取付けられる下部補助枠材34とを備えている。
【0034】
図5および図6に示すように、下枠杆31の下面には、背凭れ支持フレーム8の後上部、すなわち背凭れ支持杆19の起立部19bと後部連結材21の上部、および固定片22が嵌合可能な下方に開口する側面視倒立U字状の凹部35が、左右方向にほぼ全長に亘って形成されている。
【0035】
図3および図5に示すように、下枠杆31の前下端に、凹部35の前方を覆うようにして下向き突設された前壁36の左右方向の中央部下縁には、平面形が方形をなすとともに、基部がほぼ円弧状に湾曲する前向片37が、若干前下方に向かって傾斜するするようにして一体的に成形されている。前向片37の前後方向の寸法は、その前端が背凭れ支持フレーム8の前後方向のほぼ中央部に位置する長さとしてある。
【0036】
前向片37の後部の左側部、およびその部分と対向する後部連結材21の左側部には、前述したガススプリング24の操作レバーのロッドを挿入するための開口部38、38が形成され、前向片37に形成された開口部38は、ロッド挿入後においてカバー39により閉塞される。
なお、前向片37は、背凭れ支持フレーム8に背凭れ9を取付けた際に、その中間連結材20より後方の後半部上面を覆う上カバーとしての機能をも有している。
【0037】
前向片37の屈曲した部分は、上面に突設したリブ40により補強されている。 また、前向片37の後部を除く周縁に、下向縁片37aを突設することにより、前向片37の曲げ剛性が高められている。前部の下向縁片37aの左右両側部には、左右の背凭れ支持杆19の前向き部19aの上面に嵌合しうる上向き円弧状の凹部41、41が、また、同じく、前部の下向縁片37aの中央部には、背凭れ9を後傾させた際に、ガススプリング24と干渉しないように、上向き円弧状の逃げ溝42が形成されている(図3参照)。
【0038】
図6および図7に示すように、下枠杆31の下面に形成された凹部35の奥面には、左右の背凭れ支持杆19における起立部19bの上部に嵌合可能な円柱状をなす左右1対の下向突部43、43が、一体的に突設されている。
【0039】
背凭れ支持フレーム8に背フレーム27を取付けるには、図6および図7に示すように、下枠杆31の下面の凹部35に、背凭れ支持フレーム8の後上部を下方より挿入し、背凭れ支持フレーム8における左右の背凭れ支持杆19の起立部19b、19bの上部を、凹部35の奥面に突設した左右の下向突部43、43に嵌合し、前向片37の下面を背凭れ支持フレーム8の中間連結材20の上面と当接させるとともに、後部連結材21の後面に固着した固定片22の上面を凹部35の奥面と当接させる。この際、左右の背凭れ支持杆19の起立部19b、19bを、左右の下向突部43、43に嵌合した時点で、背凭れ支持フレーム8と背フレーム27とが前後左右に位置決めされるため、その後の取付作業が容易となる。
【0040】
ついで、図5および図7に示すように、背凭れ支持フレーム8の後部連結材21の後面に固着した固定片22の左右2箇所を、下枠杆31の凹部35の奥面の左右方向の中央部に、ねじ44をもって固定する。
【0041】
ついで、前向片37の前方寄りに形成した左右2個の取付孔45、45に上方より挿入したボルト46を、背凭れ支持フレーム8の中間連結材20の上面に穿設された左右2個のめねじ孔47、47に螺合させて締め付けることにより、背凭れ支持フレーム8の上面に前向片37を固定する。
【0042】
ついで、背凭れ支持フレーム8の後部下面を、図3に示す下カバー48により覆う。下カバー48は、前向片37とほぼ同じ大きさの平面視方形かつ凹入面状をなし、底板48aの周縁に突設された上向縁片48bの後上部の両側縁には、取付孔49を有する斜め外上方を向く左右1対の取付片48c、48cが突設されている。この左右の取付片48cを含む下カバー48の後上部は、下枠杆31の下面の凹部35内に嵌合されて位置決めされるようになっている(図5、図7参照)。
【0043】
下カバー48の前端の上向縁片48bと、その底板48aにおける左右方向の中央部に亘って、平面視前向きU字状をなすガススプリング24の逃げ溝50が形成されている。
また、前部の上向縁片48bの左右両側部には、左右の背凭れ支持杆19における前向き部19aの下面に嵌合しうる円弧状の凹部51、51が形成されている。
【0044】
図3および図5に示すように、底板48aの右側部に上向きの膨出部52を形成することにより、底板48aの下面には、開口縁に複数の内向係止片53を有する方形かつ上向きの凹入部54が形成され、この凹入部54には、椅子の取扱い説明書等の冊子を収容しうるようになっている。
【0045】
下カバー48を装着するには、図5に示すように、前向片37の周縁の下向縁片37aの下端と、下カバー48の周縁の上向縁片48bの上端とが互いに当接するようにして、背凭れ支持フレーム8の後半部の下方を下カバー48により覆ったのち、図7に示すように、左右1対の取付片48cの取付孔49に下方より挿入したボルト55、55を、下枠杆31における凹部35よりも後方の下面に形成した左右1対のめねじ孔56、56に螺合して締め付ける。
この際、左右の取付片48cを含む下カバー48の後上部は、下枠杆31の下面の凹部35内に嵌合され、また、図5に示すように、下カバー48の後上縁を、下枠杆31の後端部下面に突設された、凹部35の後方を覆う下向きの後壁57の下端部の内面に当接させることにより、下カバー48を前後方向に位置決めして容易に取り付けることができる。
【0046】
以上説明したように、上記実施形態の椅子においては、硬質合成樹脂よりなる背フレーム27の下枠杆31の下端に、前方を向く前向片37を一体的に成形し、この前向片37を、背凭れ支持フレーム8の上面にねじ止めし、かつ背凭れ支持フレーム8の後部の固定片22を、下枠杆31の下面にねじ止めしてあるので、背凭れ支持フレーム8に、背フレーム27の下部を強固に取付けることができる。また、下枠杆31に一体成形された前向片37を、背凭れ支持フレーム8の上面に固定してあるため、前向片37が強度メンバーとしての機能を有し、背凭れ支持フレーム8と下枠杆31との取付部が補強され、座者が背凭れ9に凭れ掛った際において、背凭れ支持フレーム8や背フレーム27の下部に加わる後向きの曲げモーメントに対して、高い強度を有するようになる。
【0047】
また、下枠杆31の下面に突設した左右1対の下向突部43を、背凭れ支持フレーム8における背凭れ支持杆19の左右1対の起立部19bに嵌合してあるので、背フレーム27の下部に加わる後向きの曲げモーメントに対する強度は、より高くなっている。
【0048】
さらに、左右方向に離間する背凭れ支持杆19の起立部19bを、下枠杆31の下面の左右方向に離間する下向突部43に嵌合し、両起立部19b間に位置するように後部連結材21に固着した固定片22を、下枠杆31の下面にねじ止めしているので、左右の起立部19bにより、下枠杆31の下部を安定よく支持した状態で、起立部19bの上端部を、固定片22をもって、下枠杆31の下面に強固に固定することができる(図7参照)。
【0049】
このように、背凭れ支持フレーム8と背フレーム8との取付強度が大となっているので、背凭れ支持フレーム8における背凭れ支持杆19を大径としたり、下枠杆31の厚さを大とするなどして、それらの強度や曲げ剛性を高める対策を講じる必要はなく、椅子を軽量化しうるとともに、コストの低減が図れる。
また、背フレーム27が、中央部が大きく開口する枠状をなしているために、下枠杆31やそれに取り付けられる背凭れ支持杆19の起立部19bの上下寸法を十分に大とすることができなくても、背凭れ9の取付強度が問題となることはない。
【0050】
下枠杆31に一体的に成形された前向片37は、背凭れ支持フレーム8の上面を覆う上カバーとしての機能を有しているので、別体の上カバーを製作してこれを個別に背凭れ支持フレーム8に装着する必要はなく、部品点数および椅子の組立工数が削減される。
また、背凭れ支持フレーム8に背凭れ9を取付けた時点で、上カバーとしての前向片37が自動的に位置決めされるので、背凭れ支持フレーム8への前向片37の装着作業が容易となる。
【0051】
次に、枠体である背フレーム27への張材28の張設構造について説明する。
【0052】
各側枠杆29は、図9〜図11に示すように、外端部から内方に向かって拡開するほぼ台形の横断面形状の基部58と、この基部58の後端より内方かつ後方に斜めに突出する内向き突片59と、この内向き突片59の基部58寄りの部分より前方に突出する前向き突片60とを備えている。
【0053】
基部58の前面と外側面との角部には、後方に向かって凹入する段部61が形成され、この段部61の内側面には、内方に向かって凹入する凹溝62が、側枠杆29の長手方向に沿うようして設けられている。
【0054】
この凹溝62の奧端面には、側枠杆29の屈曲部を挟む上下2箇所に、側枠杆29の内側面に開口する貫通孔63が、またそれとは別の複数箇所に、側枠杆29の内側面に開口する貫通孔64が、側枠杆29の長手方向に沿って適宜の間隔をもって設けられている。
また、基部58の後面には、前方に向かって凹入する凹溝65が側枠杆29の長手方向に沿うようして設けられている。
【0055】
図3に示すように、各側枠杆29の下部の内側面における前後方向の中間部には、各側枠杆29の長手方向を向く凹部60aが設けられている。
【0056】
図3に示すように、上枠杆30の前面下部には、後方に向けて凹入する浅い段部66が設けられている。
また、上枠杆30の前面には、前後方向を向く4個のねじ挿通孔67が、左右方向に適宜の間隔をもって設けられている。
図13に示すように、各ねじ挿通孔67は、前後方向の中間部の小径孔67aの前後に、拡経孔67b、67cが連設されたものよりなり、左右方向の中央寄りの2個のねじ挿通孔67の拡経孔67bは、上枠杆30における段部66の前面のみに開口しているが、左右方向の両側端寄りの2個のねじ挿通孔67の拡径孔67bは、上枠杆30における段部66の前面とその上方における上枠杆30の前面との両方に跨って開口している。
【0057】
上枠杆30の下面後部には、その後面と連続して垂下する下向突片68が、上枠杆30の長手方向に連続して設けられている。
【0058】
図3および図4に示すように、上枠杆30における段部66の前面と下面との間の角部には、前方と下方とに開口する左右1対の切欠き69、69が設けられている。この切欠き69、69は、後述するボルト挿通孔75の下端部と連通している。
【0059】
下枠杆31の前面には、前後方向を向く4個の受孔70が、適宜の左右間隔をもって穿設されている。
【0060】
上部補助枠材33は、上枠杆30の背面形状とほぼ補形をなす板状の基片71の前面下部に、後方に凹入し、かつ下方に開口する凹入段部33a(図13参照)を設け、この凹入段部33aの前面に、上枠杆30における各ねじ挿通孔67の拡経孔67cに嵌合しうるようにした前方を向く4個のボス72と、正面形がほぼ倒立T字状をなす左右1対の突起73とを、左右方向に適宜の間隔をもって突設したものよりなっている。
【0061】
突起73の前端における下部中央には、後述するナット76の後半部の外形と補形をなす凹部73aが形成されている。
【0062】
上枠杆30の後面には、上部補助枠材33における左右の突起73とほぼ補形をなす凹部74(図27参照)が設けられており、その凹部74の前端部とほぼ直交するように、上枠杆30の下面には、上方を向くボルト挿通孔75が設けられている。
さらに、突起73の凹部73aと対向する凹部74の下部には、ナット76が、ボルト挿通孔75の軸線と一致するように配設されている。
【0063】
下部補助枠材34は、下面に左右方向を向く凹溝77(図5参照)が設けられた横長の部材であり、その後面には、下枠杆31の各受孔70に嵌合しうる後方を向く4個の係合ピン78が突設されている(図3参照)。
各係合ピン78の後端部には、ほぼ円錐形とした抜け止め用の係止部(図示略)が設けられている。また、各係合ピン78には、十文字状のすり割り(図示略)が設けられ、係止部を受孔70に挿入する際に、係止部が弾性変形により縮径しうるようにしてある。
【0064】
張材28は、メッシュ材、織布、帆布等により方形に形成され、その上縁部には上縁材79、下縁部には下縁材80、両側縁部には側縁材81が、ぞれ縫着、タッカー止め、接着、またはその他の止着手段をもって止着されている。
【0065】
上縁材79、下縁材80、および側縁材81は、硬質の合成樹脂材料により薄板状に形成され、上縁材79には、上部補助枠材33におけるボス72が挿通しうる4個の挿通孔82と、突起73と補形をなす左右1対の挿通孔83とが穿設されている。
両側縁材81の内側縁には、各側枠杆29における貫通孔64に嵌合しうるようにした内向き突片81aが設けられている。
【0066】
張材28は、次のようにして、背フレーム27に張設されている。
すなわち、張材28は、その上縁部に止着した上縁材79の挿通孔82を上部補助枠材33のボス72に、また挿通孔83を同じく突起73にそれぞれ嵌合して、上縁材79を上部補助枠材33の前面に取り付けた状態で、上部補助枠材33を、そのボス72が上枠杆30における各ねじ挿通孔67の拡経孔67cに、また突起73が同じく凹部74にそれぞれ嵌合するようにして、また、上部補助枠材33の凹入段部33aの前面と上枠杆30の後面との間に、上縁材79と張材28の上縁部とが挟まれるようにして、上枠杆30の後面に当接し、図13に示すように、上枠杆30の前方より各ねじ挿通孔67に挿通した固定ねじ84を、各ボス72の中央に設けたねじ孔85に螺合して締め付けることによって、上枠杆30に確実に止着されている。
【0067】
このとき、上枠杆30における各凹部74の下部に配設されたナット76は、その後半面が上部補助枠材33における突起73の前端に設けられた凹部73aに嵌合し、後方への移動と軸線回りの回転とが阻止される。
【0068】
この状態から、張材28を、上部補助枠材33の内周面から背面および外周面、並びに上枠杆30の外周面および前面に順次巻き付けて、上枠杆30の前面に沿って垂下させ、下縁部に止着した下縁材80と、張材28の下縁部とを、各係合ピン78を各受孔70に嵌合することにより、下枠杆31の前面に予め取り付けておいた下部補助枠材34における下面の凹溝77に下方より押し入れることにより、張材28は、上枠杆30と下枠杆31との間に張設される。
【0069】
次に、図9〜図11に2点鎖線で示すように、張材28の両側縁部とそれに止着した側縁材81とを、その各内向き突片81aが対応する各側枠杆29における貫通孔64に嵌合するようにして、各側枠杆29の外側方に向かって開口する凹溝62に嵌合することによって、張材28の両側縁部を、両側枠杆29に取付ける。
各内向き突片81aを、対応する貫通孔64に嵌合することによって、各側枠杆29および張材28の両側縁部の上下方向の位置ずれが防止される。
【0070】
なお、張材28の下縁部と下縁材80とを、下枠杆31に取付ける以前に、張材28の両側縁部と側縁材81とを、両側枠杆29に取付けてもよい。
【0071】
こうして張材28は、上下左右に緊張した状態で、背フレーム27に確実に張設することができる。
特に、張材28を、主枠材32の前面から外周面、並びに上部補助枠材33の外周面、背面および内周面に沿って順次巻きつけ、張材28の周縁部を、主枠材32の背面に対向する上部補助枠材33の表面に止着してあるので、美麗な外観を呈することができる。
【0072】
また、張材28の周縁部を、上部補助枠材33の表面に止着した状態で、上部補助枠材33を主枠材32の背面に固着し、その後、張材28を、上部補助枠材33の内周面から背面および外周面、並びに主枠材32の外周面および前面に順次巻き付けて、張材24aの他の周縁部を、別の止着手段をもって背フレーム27に止着することにより、張材24aを背フレーム27に簡単に張設することができる。
さらに、複雑で高価な金型を用いて、背フレーム27の内周面に張材28を保持するための凹溝を形成する必要がないので、背フレーム27を安価に製造することができる。
【0073】
張材28の周縁部に硬質の上縁材79を止着し、この上縁材79を、張材28の周縁部とともに、主枠材32の背面に対向する上部補助枠材33の表面に止着してあるので、張材28の周縁部を上部補助枠材33の表面に止着する作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
【0074】
上部補助枠材33の表面と、それに対向する上縁材79とのいずれか一方に、ボス72や突起73等の凸部を、かつ他方に、前記凸部と係合することにより、上部補助枠材33に対する上縁材79の位置ずれを防止するようにした挿通孔82、83等の凹部を設けてあるので、上部補助枠材33の表面に対して張材28の上縁部を簡単に位置決めすることができるとともに、上部補助枠材33に対する張材28の上縁部の位置ずれを確実に防止することができる。
【0075】
上部補助枠材33の表面に設けたボス72や突起73等の凸部を、縁材に設けた挿通孔82、83等の挿通孔に嵌合するとともに、主枠材32の背面に設けたねじ挿通孔67の拡経孔67cや凹部74等の凹部にも嵌合することにより、上部補助枠材33と上縁材79と主枠材32との相互の位置ずれを防止しうるようにしてあるので、簡単な構造のみによって、上部補助枠材33と上縁材79と主枠材32との相互の位置ずれを確実に防止することができる。
【0076】
主枠材32の背面に対向する上部補助枠材33の表面に、後方に凹入し、かつ内方に開口する凹入段部33aを設け、この凹入段部33aに、張材28の上縁部、またはそれに止着した上縁材79を嵌合してあるので、主枠材32の背面に上部補助枠材33を固着したとき、凹入段部33aが実質的に背フレーム27の内面に形成した凹溝となり、この凹溝に張材28の上縁部、またはそれに止着した上縁材79を嵌合することができ、しかも、この凹溝を形成するのに、上述したような複雑で高価な金型を用いる必要がなく、製造コストを低減できる。
【0077】
主枠材32の表面から背面に向かって貫通させた固定ねじ84をもって、上部補助枠材33を主枠材32に固着するとともに、固定ねじ84の頭部84aを、主枠材32の表面に張設した張材28によって覆ってあるので、上部補助枠材33を主枠材32に簡単に固着することができるだけでなく、固定ねじ84の頭部84aが張材28によって覆われ、外部に露呈することがないので、体裁がよい。
しかも、廃棄時に、工具を張材28の前方から突き刺して、固定ねじ84を外すことにより、張材28の縁部を、上部補助枠材33とともに、主枠材32から離脱し、各部材を材質の異なるものごとに分別して廃棄することができる。
【0078】
次に、ランバーサポート装置について説明する。このランバーサポート装置10は、図14に示すように、合成樹脂製の横長で板状のランバーサポート100と、ランバーサポート100を、背凭れ9における背凭れフレーム27の左右の側枠杆29の内面に、上下移動可能として保持する左右1対の保持部材101とを備えている。
【0079】
図14および図15に示すように、左右の保持部材101は、背フレーム27の側枠杆29に取り付けた状態において、正面から見て左右の幅が上部から下部に向かって漸次大となる縦長のブロック状をなし、その前面に、上下方向を向く直線状のガイド孔102が設けられている。
このガイド孔102は、背フレーム27の側枠杆29と当接する外側面103との間隔が、下部から上部に向かって漸次大となるようにして、外側面103に対して傾斜している。
【0080】
背フレーム27の左右の側枠杆29の内面は、上部から下部にかけて内方に向かって傾斜しているため、左右の側枠杆29に、保持部材101を取り付けた状態では、左右の保持部材101の左右のガイド孔102、102は、ほぼ平行となるとともに、鉛直方向を向くようになされている。
【0081】
ガイド孔102は、図17に示すように、保持部材101の前面104に開口する前向孔105と、前向孔105の後端に連通するとともに、保持部材101の外側面103に開口する外向孔107とにより、断面ほぼL字形に形成されている。
【0082】
図16に示すように、保持部材101の外側面103における前後方向の中央部には、上下方向を向く凹溝108が設けられ、凹溝108より前方の前部109と後方の後部110との間に、後部110が内方に凹入する段差が設けられている。
【0083】
外側面103における前部109の後端縁には、後部110との間に隙間を設けるようにして、後方を向く上下1対の板状の突片111、111が設けられている。さらに、前部109における前端寄りの部分には、突片111に対して前方に離間するようにして、外方を向く上下1対の縦長の凸部112が設けられている。
【0084】
保持部材101のガイド孔102(図17参照)における外向孔107の前側の内面113には、開口から内方に向かって延びる複数の凹部114が、上下方向に互いに間隔をあけて設けられている。
【0085】
保持部材101を背フレーム27の側枠杆29に取付けるには、図9および図11に示すように、保持部材101の外側面103における上下の突片111を、側枠杆29の基部58と前向き突片60との間に形成された凹部60aに嵌合するとともに、保持部材101の外側面103における上下の凸部112を、側枠杆29における上下の貫通孔63、63に嵌合させる。
【0086】
これにより、左右1対の保持部材101を、左右1対の側枠杆29に簡単かつ確実に、しかも着脱可能に取付けることができるとともに、両保持部材101に、ランバーサポート100を後述するようにして取付けることにより、両保持部材101が、背フレーム27より内方に外れるのを阻止することができるとともに、前後方向、および上下方向に移動するのを阻止することができる。
【0087】
ランバーサポート100は、図18に示すように、横長のほぼ長方形状に形成され、左右方向の中央部が後方に向かって突出するように湾曲し、かつ上下方向の中央部が前方に向かって突出するように湾曲している。
ランバーサポート100の上下縁は、上下方向の幅が、左右の側端部から中央に向かって漸次小となるように湾曲している。
【0088】
ランバーサポート100の中央部における前面には、左右方向に長いスリット115が設けられている。ランバーサポート100におけるスリット115の左右の開口縁部における前後方向の幅(厚さ)は、この実施形態においては、他の部位と同一としてあるが、他の部位より大とすることもある。スリット115の左右方向の長さ、上下の幅、および配設位置は、任意に設定することができる。
【0089】
ランバーサポート100は、スリット115によって、その上側の上部独立可撓部116と、下側の下部独立可撓部117とに分けられている。ランバーサポート100の上部独立可撓部116と、下部独立可撓部117とは、次に説明するような各種の方法により、可撓性が互いに相違するようにされている。
【0090】
すなわち、上部独立可撓部116と、下部独立可撓部117との可撓性を、互いに相違させるには、上部独立可撓部116と、下部独立可撓部117との上下方向の幅、または前後方向の厚さを互いに相違させるか、あるいは上部独立可撓部116と、下部独立可撓部117との材質を、互いに相違させるのが好ましい。
【0091】
また、図19に示すように、上部独立可撓部116の下端部に、後方に突出するリブ118を設けることにより剛性を高め、下部独立可撓部117にはリブを設けないことにより剛性を低め、可撓性を互いに相違させることもできる。
なお、上部独立可撓部116および下部独立可撓部117の両方にリブを設けることもでき、この場合は、各リブの左右方向の幅、上下方向の幅、または後方への突出量等を、互いに相違させることにより、可撓性を相違させることもできる。
【0092】
下部独立可撓部117は、上部独立可撓部116より適宜な寸法だけ前方に位置させてある。このようにすることにより、下部独立可撓部117を、着座者の骨盤を支持する、いわゆるペルビスサポートとし、上部独立可撓部116を、着座者の腰椎を支持する本来のランバーサポートとして機能させることができる。
【0093】
図20に示すように、ランバーサポート100の左右の側端部における後面には、着座者がランバーサポート100の上下移動操作を行うための操作部119、119が、背フレーム27における左右の側枠杆29、および保持部材101より、後方に突出するとともに、側枠杆29の近傍に位置するようにして設けられている。
【0094】
操作部119は、スリット115の左右の開口縁部から外方に向かって設けられ、横長の扁平なレバー状に形成され、その上面および下面には、滑り止めとしてローレット120が施されている。
【0095】
ランバーサポート100の左右の側端部における後面には、保持部材101におけるガイド孔102(図18参照)に、上下方向に摺動可能として係合される係合部材121が設けられている。係合部材121の上下の幅は、ランバーサポート100の側端部の上下の幅よりかなり小とされている。
係合部材121は、ランバーサポート100の側端部における上下方向の中心より、下方に位置するようにして設けられている。
【0096】
この係合部材121は、ランバーサポート100の後面から後方に向かって延出する後向係合片122と、後向係合片122の後端から外方に向かって延出する外向係合片123とを有し、断面ほぼL字形をなしている。外向係合片123の前面における上下方向の中間部には、左右方向に長い前向きの凸部124が設けられている。
【0097】
図17に示すように、ランバーサポート100における係合部材121の後向係合片122、および外向係合片123は、それぞれ保持部材101のガイド孔102における前向孔105、および外向孔107に摺動可能に嵌入される。
【0098】
係合部材121の後向係合片122、および外向係合片123を、保持部材101におけるガイド孔102の前向孔105、および外向孔107に摺動可能に嵌入するには、係合部材121の後向係合片122、および外向係合片123と、保持部材101のガイド孔102における周囲の部分とを、強制的に弾性変形させて、嵌入作業が行われる。
【0099】
保持部材101のガイド孔102に、係合部材121が嵌入された状態では、図21に示すように、係合部材121における外向係合片123の凸部124が、ガイド孔102の複数の凹部114のうち、ランバーサポート100の上下方向の位置に応じた、いずれかの凹部114に弾性的に係合される。これにより、ランバーサポート100の上下方向の位置決めが行われる。
【0100】
図14に示すように、ランバーサポート100を、背フレーム27の左右の側枠杆29に取付けるには、予め、ランバーサポート100の左右の側端部における係合部材121に、それぞれ保持部材101を取り付けておく。
【0101】
次に、左右の保持部材101を、それぞれ背フレーム27の左右の側枠杆29に、前述したようにして取付けるだけで、簡単にランバーサポート100を背フレーム27の左右の側枠杆29に、上下移動可能に取付けることができる。
このようにして、ランバーサポート100とともに、左右の保持部材101、101を背フレーム27の内側に装着した後は、左右の保持部材101、101の内方への移動が、ランバーサポート100によって阻止され、各保持部材101が側枠杆29から脱落するのが防止される。
【0102】
図1に示すように、ランバーサポート100は、背フレーム27の前面に張設された張材28の後方に取付けられる。この状態では、ランバーサポート100および左右の保持部材101は、張材28によって、前方への移動が阻止されるので、これによっても、各保持部材101の側枠杆29からの脱落が防止される。
【0103】
着座者が、ランバーサポート100の上下の位置を調整するには、両方の腕を背凭れ9の後方に回し、ランバーサポート100の左右の操作部119を操作して、ランバーサポート100を上下移動させ、係合部材121の凸部124を、保持部材101の複数の凹部114のいずれかに弾性係合させることにより、ランバーサポート100を任意の位置で停止させることができる。これにより、ランバーサポート100が、不用意に上下移動することがなくなる。
【0104】
図22〜図27は、ランバーサポート装置の変形例を示す。このランバーサポート装置150は、主に、保持部材152のガイド孔153とランバーサポート151の係合部材165との係合の形態、およびランバーサポート151の位置保持の形態が、上記ランバーサポート装置10と異なっている。
なお、以下の説明においては、上記ランバーサポート装置10との共通部には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0105】
このランバーサポート装置150は、図22に示すように、ランバーサポート151と、ランバーサポート151を背凭れフレーム27の左右の側枠杆29の内面に、上下移動可能として保持する左右1対の保持部材152とを備えている。
【0106】
保持部材152のガイド孔153は、図24に示すように、保持部材152を側枠杆29に取付けた状態において、側枠杆29の内面と保持部材152における外側面の凹部との間に形成され、保持部材152の前面154に開口する前向孔155と、前向孔155の後端から内方に向かって凹入する内向孔156とにより、平面視において内向きのほぼL字形に形成されている。
【0107】
図26に示すように、保持部材152の外側には肉抜き孔が設けられ、その内部には、前面154寄りの部分に位置し、かつ保持部材152の前面154に沿って形成された上下方向を向くリブ157と、リブ157の後面から後方に向かって延出する前後方向を向く複数のリブ158とが設けられている。
上下方向を向くリブ157の上下部には、前後方向を向くリブ158との間に隙間を設けるようにして、後方を向く上下1対の板状の突片159、159が設けられている。
【0108】
また、上下方向を向くリブ157の上下部の前方には、側枠杆29の内面に対向する外側面160が設けられ、その面上に、突片159から前方に離間するようにして、外側方を向く上下1対の縦長の凸部160aが設けられている。
保持部材152の前面154には、上下方向に互いに間隔を開けて複数の凹部161が設けられている。
【0109】
保持部材152を背フレーム27の側枠杆29に取付けるには、保持部材152の外端縁における上下の突片159を、側枠杆29の基部58(図9および図11参照)と前向き突片60との間に形成された前向嵌合凹部60aに嵌合するとともに、保持部材152の上下部における凸部160aを、側枠杆29における上下の貫通孔63、63に嵌合させる。
【0110】
ランバーサポート151は、図27に示すように、左右方向を向くスリット162によって、その上側の上部独立可撓部163と、下側の下部独立可撓部164とに分けられている。
上部独立可撓部163および下部独立可撓部164には、上記ランバーサポート100におけるようなリブ118に相当するものは設けられておらず、また、上部独立可撓部163と、下部独立可撓部164との前後方向の厚さはほぼ同一とされている。
【0111】
ランバーサポート151の後面には、スリット162の左右の開口縁部から外方に向かって延出する板状の操作部119が設けられている。
【0112】
ランバーサポート151の左右の側端部における後面には、保持部材152におけるガイド孔153(図24参照)に、上下方向に摺動可能として係合する上下1対の係合部材165が設けられている。各係合部材165の上下の幅は、ランバーサポート151の側端部の上下の幅よりかなり小とされている。
上下の係合部材165は、ランバーサポート151の側端部における上下方向のほぼ中心部に、互いに間隔をあけて配設されている。
【0113】
各係合部材165は、ランバーサポート151の後面から後方に向かって延出する後向係合片166と、後向係合片166の後端から内方に向かって延出する内向係合片167とを有し、平面視において内向きのほぼL字形をなしている。
【0114】
図24に示すように、各係合部材165の後向係合片166、および内向係合片167は、それぞれ保持部材152のガイド孔153における前向孔155、および内向孔156に上下方向に摺動可能に嵌入される。
【0115】
ランバーサポート151の両側端部の後面には、後方に僅かに隆起する円弧状のガイド面168が設けられている。
ランバーサポート151における左右のガイド面168の上下方向のほぼ中心部には、後方に向かって突出する凸部169が設けられている。
【0116】
保持部材152のガイド孔153に、ランバーサポート151の係合部材165が嵌入された状態では、図23および図24に示すように、上下1対の係合部材165の内向係合片167が、ガイド孔153の内向孔156に嵌入されている。
また、図23および図25に示すように、ランバーサポート151における上下の係合部材165、165間において、凸部169が、保持部材152における前面154の複数の凹部161のうち、ランバーサポート151の上下方向の位置に応じた、いずれかの凹部161に弾性的に係合する。
【0117】
これにより、図23に示すように、ランバーサポート151の側端部における上下方向のほぼ中心部において、上下の係合部材165と、それらの中間位置における凸部167との3点で、保持部材152における内向孔156の前方の側壁部170を前後から挾持することになる。したがって、ランバーサポート151のがた付きを、有効に防止することができる。
【0118】
ランバーサポート151を、背フレーム27の左右の側枠杆29に取付けるには、予め、ランバーサポート151の左右の側端部における係合部材165に、それぞれ保持部材152を取り付けておき、左右の保持部材152を、それぞれ背フレーム27の左右の側枠杆29に取付けるだけでよい。
【0119】
このようにして、ランバーサポート151とともに、左右の保持部材152、152を背フレーム27の内側に装着した後は、ランバーサポート151の後面の左右の凸部169が、左右の保持部材152における前面154の凹部161に係合し、これによって、保持部材152、152の内方への移動を、ランバーサポート151によって阻止することができ、各保持部材152が側枠杆29から脱落するのを防止することができる。
【0120】
着座者が、ランバーサポート151の上下の位置を調整するには、左右の操作部119を操作して、ランバーサポート151を上下移動させ、上下の係合部材165間の凸部169を、保持部材152の複数の凹部161のいずれかに弾性係合させればよい。
【0121】
次に、オプション部材であるハンガー装置11について説明する。
オプション部材としては、ハンガー装置11のほかに、ヘッドレスト等の適宜のものを選択することができる。
なお、この実施形態においては、背凭れ9における上枠杆30と、その背面に固着される上部補助枠材33とより、左右の側枠杆29、29同士を連結する連結杆220が形成され、この連結杆220にハンガー装置11が取付けられるものとしてあるが、この連結杆220は、左右の側枠杆29、29の中間部同士を連結する単一の部材からなるものであってもよい。
【0122】
ハンガー装置11は、支持アーム230を介して、前記上枠杆30に取り付けられている。
ハンガー装置11は、ハンガー本体212と、このハンガー本体212から下方に延設された左右1対の支持杆211とよりなり、ハンガー装置11は、支持アーム230における後記する支持部234の支持孔234aに、前記支持杆211が嵌挿されて、上下摺動可能に支持されている。
【0123】
ハンガー本体212は、背広等が掛けられる程度の長さに左右方向に延び、側面視がほぼ下向き凹状で、背面視がやや下向きに凸状に湾曲した形状を有している。
左右1対の支持杆211は、それぞれ上下方向の縦杆部211aと、両支持杆211を下限係止位置まで下方に移動させた状態において、前記縦杆部211aの上端から上方に向かうに従って左右方向に互いに離間する延杆部211bと、前記両支持杆211を上限係止位置まで上方に移動させた状態において、縦杆部211aの下端から下方に向かうに従って互いに接近する方向に湾曲された連結部211cとよりなり、両支持杆211は、前記連結部211cの下端において、相互に連結されて一体化されている。
【0124】
支持アーム230は、図28の(a)、(b)、(c)にそれぞれ斜視図、側面図、平面図を示すように、平面視ほぼ方形状をなす厚みのある板状体からなり、前端に上向突片231が設けられた基底部232の後端から後上向きに立上る傾斜部233を備えるとともに、傾斜部233の後端には、ハンガー装置11の支持杆211を支持する支持部234が設けられることにより形成されている。上向突片231には、左右1対の上下方向のボルト挿通孔231aが設けられるとともに、支持部234の左右側端には、ハンガー装置11の支持杆211を支持するための側方に開口する上下方向の支持孔234aが設けられている。この支持アーム230は、前後に分割される2つの部材より構成されている。図29は、支持アーム230の分解斜視図である。支持アーム前部材240と支持アーム後部材250とがボルト260とナット261によって締結されて一体化され、支持アーム230が構成される。
【0125】
支持アーム前部材240の傾斜部233の上部には、正面視において左右が外向き弧状をなす横長方形状の後向きに凹入する凹陥部241が設けられ、この凹陥部241の奥面板241aには左右1対のボルト挿通孔241bが穿設されている。また、ハンガー装置11の支持杆211が挿通され支持される支持孔234aの左右側方の開口を形成する開口前壁端面242は、前向きく字状をなしている。支持アーム後部材250の支持部234の前面には、上方に開口する箱状の左右1対のナット保持部251が設けられている。この両ナット保持部251の前面には、ボルト挿通孔251aが、支持アーム前部材240における前記ボルト挿通孔241bと、軸線が一致するように設けられている。
【0126】
これら両部材240、250を一体化するには、まずハンガー装置11を前後から両部材をもって、ハンガー装置11の支持杆211が、両部材によって形成される支持孔234aに位置するようにはさみ込んだ後に、ボルト260を両部材のボルト挿通孔241b、251aに前方から挿通して、支持アーム後部材250のナット保持部251に保持されたナット261に締結することにより、容易に一体化して支持アーム230を構成することができる。
【0127】
図30は、図28(a)のXXX−XXX線縦断側面図である。
図31は、支持アーム230にハンガー装置11を取り付けた状態における、の横断平面図であり、図28(a)のXXXI−XXXI線横断平面図に相当する。
図32は、図31のXXXII−XXXII線縦断側面図である。
【0128】
図32に示すように、ハンガー装置11の支持杆211における縦杆部211aの前端面211aaは、支持アーム230の支持孔234aにおける前向きく字状をなす開口前壁端面242と補形をなす波形をなしている。
このため、ハンガー装置11の上下方向の位置を調節し、縦杆部11aの波形の前端面211aaを、支持孔234aの前向きく字状をなす開口前壁端面242に嵌合させた後に、ボルト260とナット261により締結することにより、ハンガー装置11の上下方向の位置を固定することができる。
再度調節するには、締結をゆるめた後に、同様にして容易に位置を再調節することができる。
【0129】
一方、オプション部材の連結杆220への取り付けを示す拡大縦断側面図である図33に示すように、背フレーム27における連結杆220の前面下部、つまり連結杆220の前面を形成する上枠杆30の前面下部には、後方に向けて凹入する段部30aが形成され、この段部30aの後部には下向突片68が設けられている。
【0130】
オプション部材の支持アーム230は、背フレーム27の背面側より、背フレーム27の内周空間へ配設されるとともに、支持アーム230における上向突片231が、上枠杆30における段部30aに下方から当接し、かつ前記上向突片231の後面が上枠杆30における下向突片68の前面に当接するように、配設されている。
【0131】
上枠杆30の背面に固着される上部補助枠材33には、前記したように、正面形がほぼ倒立T字状をなす左右1対の突起73が突設されており、この突起73の前端における下部中央には、ナット50の後半部の外形と補形をなす凹部73aが形成されている。
【0132】
また、上枠杆30の後面には、上部補助枠材33における左右の突起73とほぼ補形をなす凹部74が設けられており、この凹部74の前端部とほぼ直交するように、上枠杆30の下面には、上方を向くボルト挿通孔75が設けられている。さらに、突起73の凹部73aと対向する凹部74の下部には、ナット76が、ボルト挿通孔75の軸線と一致するように配設されている。
【0133】
支持アーム230を、この支持アーム230における上向突片231が、上枠杆30における段部40に下方から当接し、かつ前記上向突片231の後面が上枠杆30における下向突片68の前面に当接するように配設した状態で、ボルト270を下方から支持アーム230における上向突片231のボルト挿通孔231a及び上枠杆30のボルト挿通孔75に挿通して、ナット76に締結することにより、支持アーム230が上枠杆30に取り付けられる。
【0134】
このとき、ボルト挿通孔75の下端部前方に切欠き69が設けられているので、ボルト270の位置決めが容易である。例えば、支持アーム230の各ボルト挿通孔231aにボルト270を上向きに通した状態で、支持アーム230の前部を、連結杆220の前下方から持ち上げつつ、各ボルト270を切欠き69に嵌合することにより、各ボルト270とともに、連結杆220に対する支持アーム230の位置決めもなされ、各ボルト270を、支持アーム230とともに、わずかに後方に移動させて、切欠き69からボルト挿通孔75に容易に整合させることができる。
また、支持アーム230の上向突片231が上枠杆30の下向突片68の前面に当接し係止されているため、オプション部材が背フレーム27の背面側へ移動することが防止されている。
【0135】
上部補助枠材33の上下方向の寸法は、上枠杆30の上下方向の寸法より小となっており、これにより連結杆220の背面下部には、前方に向けて凹入し、その下面が下向突片68の下端部より上方に位置する背面側段部221が形成されている。
【0136】
上向突片231が上枠杆30に固着された支持アーム230は、前記背面側段部221の下方を経由して、背フレーム27の後上方向に向けて延出しているが、前記背面側段部221が形成されているため、主枠材32の前面から外周面、並びに上部補助枠材33の外周面、背面及び内周面に沿って順次巻きつけ、上部補助枠材33に止着されている張材28(図13参照)に当接しないようになっている。
【0137】
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1) 背フレーム27の上枠杆30への張材28の上端部の取付構造を、上下反転させて、背フレーム27の下枠杆31への張材28の下端部の取付構造とし、背フレーム27の下枠杆31への張材28の下端部の取付構造を、上下反転させて、背フレーム27の上枠杆30への張材28の上端部の取付構造とする。
(2) 上縁材79の背面に凸部を設け、それに対向する上部補助枠材33の表面に、上記凸部と係合することにより、上部補助枠材33に対する上縁材79の位置ずれを防止するようにした凹部を設ける。
【産業上の利用可能性】
【0138】
本発明におけるオプション部材として、前記実施形態においては、ハンガー装置を例に挙げて説明したが、その他にヘッドレストあるいは小物の簡単な吊り下げ装置等をオプション部材とすることもできる。
【符号の説明】
【0139】
1 キャスタ
2 脚杆
3 脚体
4 脚柱
5 支基
6 座
7 軸
8 背凭れ支持フレーム
9 背凭れ
10 ランバーサポート装置
11 ハンガー装置
12 カバー
13 座フレーム
13a、13b 横杆
14 座板
15 クッション材
16 長孔
17 連結金具
18 ブラケット
19 背凭れ支持杆
19a前向き部
19b起立部
20 中間連結材
21 後部連結材
22 固定片
23 ブラケット
24 ガススプリング
24aピストンロッド
24bシリンダ
25 支軸
26 支軸
27 背フレーム(枠体)
28 張材
29 側枠杆
30 上枠杆
30a段部
31 下枠杆
32 主枠材
33 上部補助枠材
33a凹入段部
34 下部補助枠材
35 凹部
36 前壁
37 前向片
37a下向縁片
38 開口部
39 カバー
40 リブ
41 凹部
42 逃げ溝
43 下向突部
44 ねじ
45 取付孔
46 ボルト
47 めねじ孔
48 下カバー
48a底板
48b上向縁片
48c取付片
49 取付孔
50 逃げ溝
51 凹部
52 膨出部
53 内向係止片
54 凹入部
55 ボルト
56 めねじ孔
57 後壁
58 基部
59 内向き突片
60 前向き突片
60a前向嵌合凹部
61 段部
62 凹溝
63、64 貫通孔
65 凹溝
65a内向き凸条
66 段部
67 ねじ挿通孔
67a小径孔
67b、67c 拡径孔
68 下向突片
69 切欠き
70 受孔
71 基片
72 ボス
73 突起
73a凹部
74 凹部
75 ボルト挿通孔
76 ナット
77 凹溝
78 係合ピン
79 上縁材
80 下縁材
81 側縁材
81a内向き突片
82、83 挿通孔
84 固定ねじ
84a頭部
85 ねじ孔
100 ランバーサポート
101 保持部材
102 ガイド孔
103 外側面
104 前面
105 前向孔
107 外向孔
108 凹溝
109 前部
110 後部
111 突片
112 凸部
113 内面
114 凹部
115 スリット
116 上部独立可撓部
117 下部独立可撓部
118 リブ
119 操作部
120 ローレット
121 係合部材
122 後向係合片
123 外向係合片
124 係合凸部
150 ランバーサポート装置
151 ランバーサポート
152 保持部材
153 ガイド孔
154 前面
155 前向孔
156 内向孔
157 リブ
158 リブ
159 突片
160 外側面
160a 凸部
161 凹部
162 スリット
163 上部独立可撓部
164 下部独立可撓部
165 係合部材
166 後向係合片
167 内向係合片
168 ガイド面
169 凸部
170 側壁部
211 支持杆
211a 縦杆部
211aa 前端面
211b 延杆部
211c 連結部
212 ハンガー本体
220 連結杆
221 背面側段部
230 支持アーム
231 上向突片
231a ボルト挿通孔
232 基底部
233 傾斜部
234 支持部
234a 支持孔
240 支持アーム前部材
241 凹陥部
241a 奥面板
241b ボルト挿通孔
242 開口前壁端面
250 支持アーム後部材
251 ナット保持部
251a ボルト挿通孔
252 開口後壁端面
260 ボルト
261 ナット
270 ボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右一対の側枠杆を左右方向の連結杆によって連結してなる背フレームと、この背フレームに張設される張材とからなる背凭れを備え、この背凭れにオプション部材が背凭れの後方に位置するように取り付けられている椅子において、
前記連結杆の前面下部には、後方に向けて凹入する段部が形成され、この段部の後部には下向突片が設けられており、オプション部材の支持アームが、背フレームの背面側より、背フレームの内周空間へ配設されるとともに、支持アームに設けられた上向突片が、前記下向突片の前面に当接し係止されることにより、オプション部材が背フレームの背面側へ移動することが防止されていることを特徴とする椅子。
【請求項2】
連結杆の背面下部には、前方に向けて凹入し、その下面が下向突片の下端部より上方に位置する背面側段部が形成されており、オプション部材の支持アームが前記背面側段部の下方を経由して、背フレームの後上方向に向けて延出している請求項1記載の椅子。
【請求項3】
連結杆は、左右一対の側枠杆の少なくとも上端部同士を左右方向の上枠杆によって連結してなる主枠材における前記上枠杆と、前記上枠杆の背面に固着されている上部補助枠材とより構成されており、前記上部補助枠材の上下方向の寸法を、前記上枠杆の上下方向の寸法よりも小とすることによって、背面側段部が形成されている請求項2記載の椅子。
【請求項4】
オプション部材がハンガー装置である請求項1〜3のいずれかに記載の椅子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公開番号】特開2013−94286(P2013−94286A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237836(P2011−237836)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】