説明

止水装置

【課題】軽くて取り扱いが容易であり、収納スペース及び製造コストの低減が図れる止水装置を提供する。
【解決手段】建築物の出入口1からの水の浸入を防止する止水装置4であって、前記出入口1の下部2に着脱自在に設けられる下枠部材5と、前記出入口1の左右両端部3に縦枠6を介して着脱自在に設けられる側枠部材7と、前記下枠部材5及び側枠部材7に下辺部及び両側辺部が保持される防水シート9と、該防水シート9の下辺部と前記出入口1の下部2との間をシールする下辺部弾性シール部材13と、前記防水シート9の側辺部を縦枠6に押し付けると共に該防水シート9の側辺部と側枠部材7との間をシールする側辺部弾性シール部材34と、前記下枠部材5の両端部に設けられ前記出入口1の下部2と前記縦枠6との交わる隅部30に防水シート9の対応する部分を押し付けてシールする隅部押圧部材31とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洪水時に建築物の出入口に設置されて浸水を防止する止水装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の止水装置としては、例えば特許文献1に記載されているようなパネル構造のものが知られている。この止水装置は、出入口の左右両端部にガスケット固定枠を立設し、両ガスケット固定枠間にガスケットを介して止水パネルを上下方向から嵌め込み、ガスケット固定枠の上端部に止水パネルの浮き上がりを防止するキャップを取付けて構成されている。
【0003】
なお、他のパネル構造の止水装置としては、例えば金属製の止水パネルを出入口に設けた枠に嵌め込んで設置するようにしたものなどもある。
【0004】
【特許文献1】特開2002−242481号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述した何れの止水装置においても、止水パネルを用いているため、重くて取り扱いが大変であるばかりでなく、不使用時に止水パネルを保管収納しておく広い収納スペースが必要であると共に、製造コストの増大を余儀なくされるという問題があった。
【0006】
本発明は、前記事情を考慮してなされたものであり、軽くて取り扱いが容易であり、収納スペース及び製造コストの低減が図れる止水装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明は、建築物の出入口からの水の浸入を防止する止水装置であって、前記出入口の下部に着脱自在に設けられる下枠部材と、前記出入口の左右両端部に縦枠を介して着脱自在に設けられる側枠部材と、前記下枠部材及び側枠部材に下辺部及び両側辺部が保持される防水シートと、該防水シートの下辺部と前記出入口の下部との間をシールする下辺部弾性シール部材と、前記防水シートの側辺部を縦枠に押し付けると共に該防水シートの側辺部と縦枠部材との間をシールする側辺部弾性シール部材と、前記下枠部材の両端部に設けられ前記出入口の下部と前記縦枠との交わる隅部に防水シートの対応する部分を押し付けてシールする隅部押圧部材とを備えたことを特徴とする。
【0008】
前記防水シートの少なくとも下辺部及び両側辺部には棒軸部が設けられ、これらの棒軸部が前記下枠部材及び側枠部材にそれぞれ長手方向に形成された保持溝に係合保持されていることが好ましい。
【0009】
前記縦枠近傍の出入口下部には前記側枠部材の下端部に設けられた掛止部を掛止するための掛止受部が設けられ、前記縦枠には外側から前記側枠部材の上端部が固定具により着脱自在に固定されることが好ましい。
【0010】
前記隅部には前記防水シートの側辺部を支持する凹曲面状の支持面を有する隅部材が設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、軽くて取り扱いが容易であり、収納スペース及び製造コストの低減が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明の実施形態に係る止水装置を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、図2は図1(b)のB部拡大断面図、図3は図2のC−C線断面図、図4は図2のD−D線断面図、図5は止水シートの一例を示す正面図である。
【0013】
図1において、1は建築物の出入口であり、この出入口1は、その下部である舗装された地面2と、左右両端部3からなっている。この出入口1には、水の浸入を防止する止水装置4が設置される。この止水装置4は、前記出入口1の地面2に着脱自在に設けられる下枠部材5と、前記出入口1の左右両端部3に縦枠6を介して着脱自在に設けられる側枠部材7と、前記下枠部材5及び側枠部材7に下辺部及び両側辺部が保持される防水シート9とを備えている。なお、本実施形態の止水装置4は、防水シート9の上辺部を保持する上枠部材8を備えているが、本発明の止水装置としては、後述するように上枠部材8を備えていなくても良い(図7参照)。
【0014】
防水シート9は、ゴム製、樹脂製、防水加工を施した布製であってもよい。この防水シート9の上辺部、下辺部及び左右の両側辺部には、図2〜図5に示すように例えばゴム棒等の弾性を有する棒軸部10が一体に設けられ、これらの棒軸部10が前記上枠部材8、下枠部材5及び側枠部材7にそれぞれ長手方向に形成された断面C字状の保持部11の保持溝12に係合保持されている。なお、この場合、防水シート9の下辺部に設けられる棒軸部10は、防水シート9の下辺部よりも上方に設けられていることが後述の下辺部弾性シール部材13を設ける上で好ましい。
【0015】
また、前記防水シート9の裏面(水と接しない側の面)には補強部材14が設けられていることが好ましい。防水シート9は表面側(正面側)に水圧を受けることにより裏面側が膨らむため、その膨らみ部分を前記補強部材14により支えることにより防水シート9の損傷を防止でき、耐久性の向上が図れる。本実施の形態では、防水シート9の両側の棒軸部10間に跨る水平の例えばゴム棒等の弾性を有する棒状、ロープ状又はベルト状の補強部材14を上下に適宜間隔で複数本設けた一例が示されているが(図5参照)、補強部材14としては、これらに限定されるものではない。また、補強部材14は防水シートに一体的に設けられていることが好ましいが、別体で設けられていてもよく、例えば縦枠6間に掛け渡されて設けられていてもよい。
【0016】
前記上枠部材8、下枠部材5及び側枠部材7は、側枠部材7の一部を除き、同じ断面形状の共通の枠材からなっていることが好ましい。すなわち、上枠部材8、下枠部材5及び側枠部材7は、例えばアルミ押出形材からなる断面方形の中空構造の第1部材15と、断面C字状の保持部11を有する第2部材16とからなり、これら第1部材15及び第2部材16は本実施形態では別体に形成された後一体的に結合されているが、最初から一体形成されていても良い。側枠部材7においては、後述の側辺部弾性押圧部材17を取付けるための取付部18が保持部11の外側の一側縁部に突出して形成されている(図2参照)。前記防水シート9の棒軸部10は、前記保持部11の保持溝12にその軸方向の一端からスライド自在に挿入(嵌合)されて保持されるため、防水シート9が水圧で面内方向に引っ張られても保持溝12から離脱することはない。
【0017】
前記下枠部材5は、図3に示すように、保持溝12を下に向けた状態で前記出入口1の地面2にボルト19により取付けられる。下枠部材5の前縁部にはボルト受け20が長手方向に沿って設けられ、このボルト受け20にはボルト用の切欠穴21が長手方向に適宜間隔で複数設けられている。出入口1の地中にはボルト19を螺合するためのアンカー22が埋設されている。ボルト19により前記下枠部材5を出入口1の地面2に締め付け固定することによって防水シート9の下辺部が出入口1の地面2に押し付けられるが、この場合、防水シート9と地面2との間をシールするためにこれらの間には独立気泡を有する発泡ゴム製の下辺部弾性シール部材13が設けられること、すなわち防水シート9の下辺部の下面(裏面)には下辺部弾性シール部材13が長手方向に沿って張設されていることが好ましい。なお、下枠部材5には前記下辺部弾性シール部材13を防水シート9の上方から地面2に対して押圧するための下部押圧部材23が設けられていることが好ましい。この下部押圧部材23は、例えば硬質ゴムからなる。
【0018】
また、前記防水シート9の裏面の左右両側辺部には発泡ゴム製の側辺部弾性シール部材34が長手方向に沿って張設されていることが好ましい。これら両側片部弾性シール部材34,34間に跨るように前記下辺部弾性シール部材13が設けられている。図示例では、シール効果を高めるために、下辺部弾性シール部材13は複数例えば平行に2条配置されている。
【0019】
前記出入口1の左右両端部3における対向する内側面には、前記縦枠6がボルト止めにより着脱自在に取付けられるか、或いは通行の邪魔にならないときには縦枠6が溶接で固定される。この場合、出入口1の左右両端部3及びその近傍の地面2には、縦枠6や側枠部材7等を取付けるための側板(側部ベースプレートともいう)24及び底板(下部ベースプレートともいう)25が固定されていることが好ましい。縦枠6は、軽量化を図るため、例えば断面方形の中空構造のアルミ押出形材からなっていることが好ましい。縦枠6を着脱自在に取付ける場合には、取付面である側板24及び底板25と縦枠6との間にパッキンを介設することが好ましい(図示省略)。
【0020】
側枠部材7の取付性を向上させるために、図4に示すように前記底板25上には、側枠部材7の下端部に外側へ向けて突設された掛止部26を掛止するための掛止受部27が設けられ、前記縦枠6には外側から前記側枠部材7の上端部が固定具例えば取付ネジ28により着脱自在に固定されるようになっている。ここで、側枠部材7の取付方法を説明すると、図4に仮想線で示すように側枠部材7の下端部を底板25上の縦枠6と掛止受部27の間に外側から斜めに挿入し、下端部を支点に側枠部材7の上端部を矢印29で示すように縦枠6側に回動させて起こすことにより、下端部の掛止部26を掛止受部27に引っ掛けて固定し、上端部を取付ネジ28で固定すればよく、側枠部材7を迅速且つ容易に取付けることができる。
【0021】
水圧が加わる防水シート9により側枠部材7の長手方向中央部が内方へ引っ張られて湾曲状に変形するのを防止するために、縦枠6の外面にはその長手方向(上下方向)に沿って長尺板状のストッパー部材33が一体的に設けられている。このストッパー部材33の外面には防水シート9の裏面に張設された前記側辺部弾性シール部材34が密着されて水密にシールするようになる。
【0022】
前記止水装置4の場合、出入口1における地面2と縦枠6とが交わる隅部30及び縦枠6に対する防水シート9の側辺部のシール構造が重要となる。そこで、前記側枠部材7には、防水シート9の側辺部を縦枠6に押し付けてシールするための側辺部弾性押圧部材17が設けられ、前記下枠部材5の両端部には、前記出入口1の地面2と前記縦枠6との交わる隅部30に防水シート9の側辺部の対応する部分を押し付けてシールする隅部押圧部材31が設けられている。側辺部弾性押圧部材17は、前記側枠部材7に内側方へ突出形成された取付部18に接着されている。側辺部弾性押圧部材17は、クッションゴムからなっている。この側片部弾性押圧部材17は、防水シート9に接着された側片部弾性シール部材34をストッパー部材33に対して押圧する。隅部押圧部材31は下枠部材5の後縁部の長手方向両端部に押え部材32を介して取付けられている。隅部押圧部材31は、下部押圧部材23と同様、例えば硬質ゴムからなる。
【0023】
前記隅部30における防水シート9のシール性を更に向上させるために、前記隅部30には前記防水シート9の側辺部を支持する凹曲面状の支持面35aを有する隅部材(アール面部材ともいう)35が取付けられていることが好ましい。本実施形態では、縦枠6の外側面に、前記側辺部弾性押圧部材17と対向して防水シート9の側辺部の裏面を支持するストッパー部材33が上下方向に連続して設けられ、このストッパー部材33と底板25とが交わる隅部30に前記隅部材35が一体的に設けられている。
【0024】
前記上枠部材8を取付けるために、左右の縦枠6の外側面には、上枠部材8の両端部を水平に支持する受部材36が設けられ、両受部材36に支持された上枠部材8が縦枠6に対して取付ネジ37により固定されるようになっている。
【0025】
次に前記止水装置4の設置方法を説明する。図6に示すように、建築物の出入口1の左右両端部3及び地面2に側板24、底板25及びアンカー22を予め設置しておく。基礎工事は、側板24、底板25及びアンカー22の設置だけでよく、簡易である。場合によっては、縦枠6も予め設置しておいてもよい。そして、豪雨や潮位の上昇(高潮)により、洪水が予想される場合には、予め折り畳んで所定の保管場所に保管されている防水シート9と枠部材5,7,8を持ち出し、防水シート9を広げてその各辺に枠部材5,7,8を取付け、前記縦枠6に側枠部材7を前記取付方法で取付け、左右の縦枠6の受部材36に上枠部材8を掛け渡して取付ネジ37で左右の縦枠6に取付け、ボルト19をアンカー22に捻じ込んで下枠部材5を地面2に固定すればよく、防水シート9と枠部材5,7,8からなる止水装置4を迅速且つ容易に設置することができる。
【0026】
この設置時に、防水シート9の側辺部弾性シール部材34は、左右の側枠部材7の取付部18に取付けられた側辺部弾性押圧部材17により縦枠6のストッパー部材33に押圧されてシールされ、防水シート9の下辺部は下枠部材5の押付け力により下辺部弾性シール部材13を介して地面2に押し付けられてシールされ、しかも防水シート9の下辺部と側辺部の間の箇所は隅部材35の支持面35aに隅部押圧部材31により押圧されてシールされる。また、防水シート9は外側からの水圧によって内側へ膨らみ、防水シート9の側辺部がストッパー部材33や隅部材35の支持面35aに押し付けられるようになり、水圧が増すほど止水効果が高まる。従って、建築物の出入口1に外側から水が押し寄せてきたとしても、前記止水装置4によって水を塞き止めることができ、出入口1から内部への水の浸入を防止することができる。
【0027】
一方、水が引き、止水装置4を撤去する場合には、ボルト19を緩め、取付ネジ28,37を取外すだけで防水シート9及び枠部材5,7,8を取外すことができ、防水シート9の各辺から枠部材5,7,8を取外し、防水シート9を折り畳んで枠部材5,7,8と共に所定の保管場所に収納すればよく、止水装置4を迅速且つ容易に撤去することができると共にコンパクトに収納保管することができる。なお、前記ボルト19はアンカー22に捻じ込んでおくことが紛失やアンカー22内へのゴミの浸入を防止する上で好ましい。
【0028】
このように本実施形態の止水装置4は、防水シート9と、この防水シート9の各辺に設けられた棒軸部10にスライド可能に装着される枠部材5,7,8とにより主要部が構成されているので、簡易な止水装置を実現でき、コストの低減が図れる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。図7は図1の実施形態の変形例を示す正面図であり、図1(a)と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。この変形例では、防水シートの上辺部に取付ける上枠部材を採用せず、構造の簡素化及びコストの低減が図られている。
【0030】
なお、前記実施の形態では、建築物の出入口の左右両端部における対向する内側面に縦枠を介して側枠部材を着脱自在に設けた一例が示されているが、上記出入口の左右両端部における正面に縦枠を介して側枠部材を着脱自在に設けてもよい。また、本発明に係る止水装置の技術は、例えばプールや貯水装置等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態に係る止水装置を示す図、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図2】図1(b)のB部拡大断面図である。
【図3】図2のC−C線断面図である。
【図4】図2のD−D線断面図である。
【図5】止水シートの一例を示す正面図である。
【図6】止水装置を取外した状態を示す建築物の出入口の正面図である。
【図7】図1の実施形態の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0032】
1 出入口
2 地面(下部)
3 左右両端部
4 止水装置
5 下枠部材
6 縦枠
7 側枠部材
8 上枠部材
9 防水シート
10 棒軸部
11 保持部
12 保持溝
13 下辺部弾性シール部材
14 補強部材
15 第1部材
16 第2部材
17 側辺部弾性押圧部材
18 取付部
19 ボルト
20 ボルト受け
21 切欠穴
22 アンカー
23 下部押圧部材
24 側板
25 底板
26 掛止部
27 掛止受部
28 取付ネジ(固定具)
29 矢印
30 隅部
31 隅部押圧部材
32 押え部材
33 ストッパー部材
34 側片部弾性シール部材
35 隅部材
35a 支持面
36 受部材
37 取付ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築物の出入口からの水の浸入を防止する止水装置であって、前記出入口の下部に着脱自在に設けられる下枠部材と、前記出入口の左右両端部に縦枠を介して着脱自在に設けられる側枠部材と、前記下枠部材及び側枠部材に下辺部及び両側辺部が保持される防水シートと、該防水シートの下辺部と前記出入口の下部との間をシールする下辺部弾性シール部材と、前記防水シートの側辺部を縦枠に押し付けると共に該防水シートの側辺部と縦枠部材との間をシールする側辺部弾性シール部材と、前記下枠部材の両端部に設けられ前記出入口の下部と前記縦枠との交わる隅部に防水シートの対応する部分を押し付けてシールする隅部押圧部材とを備えたことを特徴とする止水装置。
【請求項2】
前記防水シートの少なくとも下辺部及び両側辺部には棒軸部が設けられ、これらの棒軸部が前記下枠部材及び側枠部材にそれぞれ長手方向に形成された保持溝に係合保持されていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項3】
前記縦枠近傍の出入口下部には前記側枠部材の下端部に設けられた掛止部を掛止するための掛止受部が設けられ、前記縦枠には外側から前記側枠部材の上端部が固定具により着脱自在に固定されることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項4】
前記隅部には前記防水シートの側辺部を支持する凹曲面状の支持面を有する隅部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−65391(P2010−65391A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−230020(P2008−230020)
【出願日】平成20年9月8日(2008.9.8)
【出願人】(503439318)
【出願人】(508271931)
【出願人】(508271953)
【Fターム(参考)】