説明

洗車機

【課題】 本発明の課題は、走行開始位置を安定させて車形データと自動車とのズレをなくし、安全で確実な洗車処理を行える洗車機を提供することにある
【解決手段】 洗車機本体1の走行開始に伴い、ドッグ10aと走行スイッチ11とで検出する本体1の走行開始位置が正常な開始位置Pにあるか否かを判断する開始位置検出処理Aと、開始位置検出処理Aで本体1が正常な開始位置Pに停止していなかったと判断したときに、本体1を正常な開始位置Pまで戻す位置補正処理Bを実行する走行制御手段12aを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗車機本体の走行に伴い洗車する自動車の車形データを作成し、その車形データに基づいて洗車処理装置を作用させて洗浄や乾燥といった洗車処理を行う洗車機に関し、洗車機本体の走行位置を確実に検出することで車形データとのズレを防止するようにした洗車機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
検出した車形データに基づいて洗車処理するタイプの洗車機では、洗車機本体の走行位置を正確に認識するために、洗車機本体が走行限界にいることを検出する手段と、洗車機本体の走行位置を検出する手段を備えている。走行限界検出手段は、洗車機本体に取り付けられた走行スイッチと、走行レールの両端部近傍の床面に敷設されたドッグからなり、走行スイッチがドッグに接触してONになることで、洗車機本体が走行限界に達したことを検出する。また、走行位置検出手段は、本体の走行モータが所定回転する毎にパルス出力するエンコーダからなり、このエンコーダで出力されるパルス数をカウントして本体の走行位置を検出する。
【0003】
洗車機本体は、走行スイッチで検出される走行限界位置を走行基準として往行を開始し、走行モータの回転に応じてエンコーダから出力されるパルスをカウントして走行位置を認識しながら、公知の車形検出手段により自動車の上面形状を検出していき、車形データを作成していく。そして、作成された車形データに基づいて上面ブラシや側面ブラシを作用して自動車の洗浄を図るのである。
【0004】
さて、走行スイッチがドッグに接触して走行を停止する場合、スイッチが作動してから本体が停止するまでに慣性による空走が発生するため、ドッグはこの空走距離を吸収できる長さが必要となる。すなわち、ドッグの長さは、本体が高速走行しているときの空走距離を基準にして決定され、スイッチがドックのほぼ中心となる位置にきた時点で停止するように設定されている。そして、本体が低速走行しているときにも、この位置に本体が停止するように、スイッチが接触してから所定時間遅延させて本体を停止指令するようになっている。
【0005】
ところで、図6に示すように、走行スイッチがドッグから外れる前の位置Prにあるときに異常停止が起こると、走行スイッチがONのままであるので、この位置Prから洗車を再スタートすることになり、1往行目と2往行目との開始位置にズレが生じてしまう。すなわち、正常の開始位置Pから洗車を開始した場合には、走行スイッチがドッグから外れる位置Poまでの距離がLaであるのに対し、異常位置Prから洗車を開始した場合には、位置Poまでの距離がLb(<La)となり、その差分(La−Lb)がズレとなって現れることになり、結果的に洗い残しや車体破損の原因となっていた。
【0006】
特許文献1のように、本体を高速走行させる場合にはドッグの手前で本体を減速するようにして停止位置を安定させることで、ドッグを必要以上に長くせず、ドッグ上で異常発生することを極力抑えるといった対策も考えられるが、本体の走行を減速させる分だけ高速走行時の洗車時間が長くなるという問題が生じていた。
【特許文献1】特開平5−32157号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、走行開始位置を安定させて車形データと自動車とのズレをなくし、安全で確実な洗車処理を行える洗車機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するため、自動車を跨ぐように往復走行する洗車機本体に各種処理装置を備え、洗車機本体の走行に伴い車体面に対し洗浄や乾燥といった処理を施す洗車機であって、洗車機本体の走行開始位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段を基点として洗車機本体の走行位置を検出する走行位置検出手段と、車体上面の位置を検出する車体検出手段と、前記走行位置検出検出手段と車体検出手段とで与える走行位置と車体上面位置とを対応して車形データを作成する車形検出手段と、該車形検出手段で作成した車形データに基づいて前記処理装置を作用させるようにした洗車制御手段とを備えた洗車機において、洗車機本体の走行開始に伴い、前記位置検出手段で検出する本体の走行開始位置が正常な開始位置にあるか否かを判断する開始位置検出処理と、該開始位置検出処理で本体が正常な開始位置に停止していなかったと判断したときに、本体を正常な開始位置まで戻す位置補正処理を実行する走行制御手段を備えたものである。
【0009】
開始位置検出処理は、洗車機本体の走行開始から走行スイッチがドッグから外れるまでの走行距離もしくは経過時間によって走行スイッチがドッグのどの位置に接触していたかを判断する処理である。位置補正処理は、走行スイッチがドッグから外れた状態から、洗車機本体を所定時間もしくは所定距離後進させて洗車機本体を正常な開始位置に復帰させる処理である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、走行開始位置を安定させて車形データと自動車とのズレをなくし、安全で確実な洗車処理を行うことができる。
【実施例】
【0011】
以下、本発明の実施態様について図面を基に説明する。
図1は実施例の正面説明図、図2は同じく側面説明図である。1は門型状に形成される洗車機本体1で、左右一対のレール2・2上を往復走行し、レール2・2間に停車される自動車を跨ぐように移動する。3・4・4は本体1に設けられる洗浄処理装置としてのブラシで、3は水平に配置され鉛直方向に昇降動作して車体上面を洗浄する上面ブラシ、4,4は本体1の左右方向に開閉動作して車体側面および前後面を洗浄する左右一対の側面ブラシである。5・6・6は本体1に設けられる乾燥処理装置としてのブロワノズルで、図示しないブロワからの送風を車体面に吹き付けて乾燥をはかるもので、5は水平に配置され鉛直方向に昇降動作して車体上面の乾燥をはかる上面ブロワノズル、6・6は本体1の両側に設けられ車体側面の乾燥をはかる左右一対の側面ブロワノズルである。
【0012】
7は本体1のブラシ3,4,4よりも前方に位置して設けられ自動車の側方からの形状を読み取る車形検出装置、8・8は本体1を走行させるモータ、9は一方のモータ8の出力軸に設けられ本体1が単位距離走行する毎にパルス出力するエンコーダである。10a・10bは一方のレール2の前後端に設けられ洗車機本体1の走行端を検出するドッグ、11は本体1の下部に設けられドッグ10a・10bによってスイッチングする走行スイッチである。
【0013】
車形検出装置7は、発光素子を上下に多数配列させた発光ユニット7aと、発光ユニット7aに対応して配列され発光ユニット7aからの光信号を受信する受光ユニット7bとを、自動車Aを両側から挾むように対向させている。そして、本体1の走行に伴いロータリエンコーダ9からパルス出力される毎に、発光ユニット7aの発光素子を上下に順番に発光させ、受光ユニット7bでの受光状態を検出して車体により遮光された最も上方位置の発光・受光素子の位置を検知し、これを車体上面高さとして記憶し自動車の側方からの輪郭を読み取っていくのである。
【0014】
走行スイッチ11は、ドッグ10a・10bと接触して回転変位することでONとなり、洗車機本体1が走行端に達したことを検出する。この走行スイッチ11は、変位する方向によってドッグ10aに接触したか、ドッグ10bに接触したかを検出することができるようになっており、通常、洗車機本体1は走行スイッチ11がドッグ10aに接触した走行端に待機してこの位置から洗車を開始する。
【0015】
図3は実施例の制御系を示すブロック図である。12はマイクロコンピュータ、メモリ等を含む制御部、13は制御部12からの信号により走行モータ、ブラシ、ブロワノズル等の処理装置を駆動する駆動部、14は洗車開始入力や回避すべき突起物の指定入力を行う操作パネルである。制御部12は、操作パネル14における洗車開始入力があると記憶した洗車プログラムに従って駆動部13を介して洗車動作を実行し、洗車中は、走行モータ8の駆動に伴いエンコーダ9から出力されるパルス信号をカウントして本体1の走行位置を検出したり、エンコーダ9からのパルス信号をトリガにして車形検出装置7から車高データを取り込み、本体1の走行位置と合わせて自動車の車形データを作成したり、作成した車形データに沿うように上面ブラシ3や上面ブロワノズル5を制御したりする。
【0016】
図4は制御部12の機能要部を説明するブロック図で、この図を基に制御部12で果たす機能を具体的に説明する。
12aは走行制御部で、実行する洗車コースに応じて走行モータ8の駆動速度を切り替えたり、走行スイッチ11がドッグ10a・10bに接触したことを検知し、走行速度に応じた停止タイミングで走行モータ8を停止させたりする。12bは走行位置検出部で、エンコーダ9からのパルス信号をカウントして本体1の走行位置検出を行うる。12cは車形検出部で、エンコーダ9からパルス出力がある毎に、車形検出装置7から車高を取り込み、その時の走行位置検出部12bで与える走行位置と合わせて車形データを作成する。12dは洗車制御部で、車形検出部12cで作成した車形データに基づいて各ブラシやブロワノズルを車体に作用させる。
【0017】
走行制御部12aは、走行速度に関わらず洗車機本体1を定位置に停止させるため、高速走行による洗車のときは、走行スイッチ11がドッグ10に接触してONとなったら直ちに走行モータ8を停止させ、低速走行による洗車のときは、走行スイッチ11がドッグ10に接触してONとなってから所定時間遅らせて走行モータ8を停止させる制御を行っている。目標となる停止位置は、高速走行時に走行スイッチ11がドッグ10に接触してONとなってから実際に洗車機本体1が停止するまでの慣性による空走距離(例えば15cm)を基準に設定されることになる。ここでは、ドッグ10の長さをこの空走距離の倍程度(例えば30cm)にして、走行スイッチ11がドッグ10のほぼ中央付近に停止する位置を目標停止位置に設定している。よって、低速走行時には走行スイッチ11がこのドッグ中央の目標停止位置に停止するよう、モータ停止の遅延時間が設定されるのである。
【0018】
また、走行制御部12aでは、洗車機本体1の走行開始に伴い、走行スイッチ11が正常開始位置(目標停止位置)から洗車を開始したかどうかを検出する開始位置検出処理と、この開始位置検出処理で走行スイッチ11が正常開始位置から洗車を開始してなかったと判断したときに、正常開始位置に戻す位置補正処理を実行する。この開始位置検出処理と位置補正処理については、後の動作説明の中で説明する。
【0019】
続いて、このように構成する実施例の動作について、図5を用いて説明する。尚、ここでは、2往復洗車の洗車コースを実行する場合を例示している。
操作パネル14において洗車開始入力があると、走行モータ8が駆動して洗車機本体1が往行を開始する。洗車開始に際し、洗車機本体1は走行スイッチ11がドッグ10aの中央付近に接触している開始位置Ps(目標停止位置)に待機しているので、走行位置検出部12bではこの開始位置Psを基点としてエンコーダ9からのパルス信号をカウントしていく。
【0020】
(第1往行−図5a)
第1往行では、走行位置検出部12bで開始位置Psからの走行距離を検出し、車形検出部12cでエンコーダ9からのパルス信号をトリガとして車形検出装置7から自動車の上面高さを取り込み、走行位置検出部12bで与えられる本体走行位置と合わせて車形データを作成する。また、洗車制御部12dで車体に洗剤を散布しながら、車形検出部12cで作成される車形データに沿うよう上面ブラシ3と側面ブラシ4・4を作用させてシャンプー工程を実行する。本体1が側面ブラシ4・4による車体後面の洗浄が終了する位置Peまで走行すると、第1復行に移行する。
【0021】
(第1復行−図5b)
第1復行では、ワックスを散布しながら上面ブラシ3と側面ブラシ4・4を作用させるワックス工程を実行する。第1復行中は本体1が開始位置Psに戻るまでエンコーダ9からパルス信号が出力される毎に走行位置検出部12bの値を減算して1往行で検出した本体走行位置と車形データに基づいて洗車を行う。本体1が開始位置Psに戻ると、第2往行に移行する。
【0022】
(第2往行−図5c)
第2往行は、撥水剤を散布しながら上面ブラシ3と側面ブラシ4・4を作用させる撥水工程を実行する。第2往行では、走行位置検出部12bの値をリセットし、本体1の2往行に伴い再び開始位置Psを基点としてエンコーダ9からのパルス信号をカウントして本体1の走行位置を検出していく。本体1が側面ブラシ4・4による車体後面の洗浄が終了する位置Peまで走行すると、第2復行に移行する。
【0023】
(第2復行−図5d)
第2復行は、上面ブロワノズル5と側面ブロワノズル6・6を作用させる乾燥工程を実行する。第2復行中も1復行と同様に、本体1が開始位置Psに戻るまでエンコーダ9からパルス信号が出力される毎に走行位置検出部12bの値を減算して1往行で検出した本体走行位置と車形データに基づいて乾燥を行う。本体1が開始位置Psに戻ると、洗車は終了となる。
【0024】
さて、こうした洗車実行中において、洗車機に何らかの異常が発生して本体1の走行が停止すると、それまでに走行位置検出部12bでカウントした値をリセットし、本体1を一旦開始位置Psまで戻してから再スタートする。ここで、図6に示すように、走行スイッチ11がドッグ10aから外れる前の位置Prにあるときに異常停止が起こると、走行スイッチ11がONのままであるので、この位置Prから洗車を再スタートすることになり、1往行目と2往行目との開始位置にズレが生じてしまう。すなわち、正常の開始位置Psから洗車を開始した場合には、走行スイッチ11がドッグ10aから外れる位置Poまでの距離がLaであるのに対し、異常位置Prから洗車を開始した場合には、位置Poまでの距離がLb(<La)となり、その差分(La−Lb)がズレとなって現れることになる。正常開始位置Paがドッグ10aのほぼ中心であり、ドッグ10aの長さが例えば30cmとすると、差分(La−Lb)は最大12cm程度のズレが生じることになるのである。
【0025】
そこで、走行制御部12aでは、往行開始時に開始位置検出処理を実行する。この開始位置検出処理は、本体1が正常な開始位置Ps(目標停止位置)から洗車を開始したかどうかを検出するための処理であり、図6のA部に示すように、走行モータ8を駆動して本体1を往行させ(1)、走行位置検出部12bにおいて本体1が所定距離(例えば1mm)走行する毎に、エンコーダ9から出力されるパルス信号をカウントして走行距離を検出していく(2)。本体の往行が進み、走行スイッチ11がドッグ10から外れてOFFになると(3)、その時点までに走行位置検出部12bで検出した距離Lsを開始位置Psまでの距離Laと比較する(4)。計測距離Lsが開始位置Psまでの距離Laと同じであれば、正常な開始位置Psから洗車を開始したと判断してそのまま洗車動作を実行し、計測距離Lsが開始位置Psまでの距離Laと異なれば正常な開始位置Psから洗車を開始していないと判断して位置補正処理を実行する。
【0026】
位置補正処理は、洗車機本体1を正常な開始位置Psに戻すための処理であり、図6のB部に示すように、まず走行モータ8を逆転して洗車機本体1を後進(復行)させ(5)、走行スイッチ11がONになったら(6)、所定時間Tが経過するまで走行モータ8を駆動した後(7)、走行モータ8を停止させる(8)。所定時間Tは、洗車機本体1の走行速度によって決定されるものであり、本体1を低速(例えば30Hz)で後進させた場合、この所定時間Tを1秒程度に設定しておけば、モータ停止後の空走距離も含めて開始位置Psに戻すことが可能である。
【0027】
本発明は以上のように構成されるものであり、洗車機本体1を常に正常な開始位置から走行させることにより、洗車機本体と自動車との相対位置が安定し、作成される車形データと実際の自動車との間がズレが生じず、安全な洗車が可能になる。尚、本発明は上記実施例に限るものではない。例えば、停止位置検出処理は、本体が走行を開始してから走行スイッチ11がドッグ10aから外れてOFFになるまでの時間によって判断するようにしてもよい。また、位置補正処理は、エンコーダ9からのパルス信号をカウントして本体1を所定距離走行戻すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】実施例の正面説明図である。
【図2】実施例の側面説明図である。
【図3】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図4】実施例の制御部の機能要部を説明するブロック図である。
【図5】実施例における動作例の説明図である。
【図6】実施例における走行開始位置を示す説明図である。
【図7】実施例における動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0029】
1 洗車機本体
3 上面ブラシ
4・4 側面ブラシ
5 上面ブロワノズル
6・6 側面ブロワノズル
7 車形検出装置
8・8 走行モータ
9 エンコーダ
10a・10b ドッグ
11 走行スイッチ
12 制御部
12a 走行制御部
12b 走行位置検出部
12c 車形検出部
12d 洗車制御部
13 駆動部
14 操作パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車を跨ぐように往復走行する洗車機本体に各種処理装置を備え、洗車機本体の走行に伴い車体面に対し洗浄や乾燥といった処理を施す洗車機であって、洗車機本体の走行開始位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段を基点として洗車機本体の走行位置を検出する走行位置検出手段と、車体上面の位置を検出する車体検出手段と、前記走行位置検出検出手段と車体検出手段とで与える走行位置と車体上面位置とを対応して車形データを作成する車形検出手段と、該車形検出手段で作成した車形データに基づいて前記処理装置を作用させるようにした洗車制御手段とを備えた洗車機において、
洗車機本体の走行開始に伴い、前記位置検出手段で検出する本体の走行開始位置が正常な開始位置にあるか否かを判断する開始位置検出処理と、該開始位置検出処理で本体が正常な開始位置に停止していなかったと判断したときに、本体を正常な開始位置まで戻す位置補正処理を実行する走行制御手段を備えたことを特徴とする洗車機。
【請求項2】
前記位置検出手段は、床面に設置されたドッグと、洗車機本体に取り付けられドッグと接触してスイッチングする走行スイッチとで構成し、
前記開始位置検出処理は、洗車機本体の走行開始から走行スイッチがドッグから外れるまでの走行距離によって走行スイッチがドッグのどの位置に接触していたかを判断することを特徴とする上記請求項1記載の洗車機。
【請求項3】
前記位置検出手段は、床面に設置されたドッグと、洗車機本体に取り付けられドッグと接触してスイッチングする走行スイッチとで構成し、
前記開始位置検出処理は、洗車機本体の走行開始から走行スイッチがドッグから外れるまでの経過時間によって走行スイッチがドッグのどの位置に接触していたかを判断することを特徴とする上記請求項1記載の洗車機。
【請求項4】
前記位置補正処理は、走行スイッチがドッグから外れた状態から、洗車機本体を所定時間後進させて洗車機本体を正常な開始位置に停止させることを特徴とする上記請求項2又は3記載の洗車機。
【請求項5】
前記位置補正処理は、走行スイッチがドッグから外れた状態から、洗車機本体を所定距離後進させて洗車機本体を正常な開始位置に停止させることを特徴とする上記請求項2又は3記載の洗車機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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