物品収納庫
【課題】
デスク周辺で使用される物品収納庫において、デスク脇配置形態とデスク下配置形態どちらの使用形態であっても使い勝手の良い物品収納庫の提供を課題とする。
【解決手段】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定したものである。
デスク周辺で使用される物品収納庫において、デスク脇配置形態とデスク下配置形態どちらの使用形態であっても使い勝手の良い物品収納庫の提供を課題とする。
【解決手段】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定したものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オフィス等のデスク周辺やデスクの下方に配置されて使用される物品収納庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、オフィス等において、デスク周辺に配置されて使用される、物品収納庫が知られている。このような物品収納庫の使用形態としては、デスクの脇に配置されて使用される、デスク脇配置形態と、デスクの下方空間の足元奥に配置されて、足元収納として使用される、デスク下配置形態があり、適宜、執務状況に合わせ、これらの配置形態が使い分けられている。
そして、このような物品収納庫には、デスク脇配置形態とした場合、収納物が取り出しし易いように、上部前面と上面が開放された、オープンタイプのものや、物品収納庫の上面に、補助天板が設けられ、補助テーブルとして使用されるものがある。(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)
一方、デスク下配置形態とした場合には、執務者のフットスペースに対して配慮されたものもある。(例えば、特許文献3参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−135179号公報
【特許文献2】実開平06−55436号公報
【特許文献3】特開平10−99141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、デスク脇配置形態で使用する物品収納庫を、デスク下配置形態にしただけでは、デスクの奥行き寸法と比較して、物品収納庫の奥行き寸法が大きいため、物品収納庫前に、執務者のフットスペースが十分に確保できなくなり、執務者の執務姿勢に無理が生じる、といった問題がある。また、前記のフットスペースに対して配慮したものであっても、執務者のつま先付近が、依然窮屈なままであり、執務姿勢に無理が生じる、といった問題は十分に解決されていない。
このように、デスク脇配置形態とデスク下配置形態どちらの使用形態であっても、使い勝手の良い物品収納庫は提供されてこなかった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑み、デスク脇配置形態とデスク下配置形態どちらの使用形態であっても、使い勝手の良い物品収納庫を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫である。
【0007】
次に、上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方に取り付け可能であると共に、物品収納庫を上下反転して使用した状態で、補助天板を底板の上方に取り付け可能としたものである。
【0008】
次に、上記課題を解決するため本発明の第3の手段として構成したところは、左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方に取り付け可能であると共に、収納庫本体の下面側が平坦面に形成されているものである。
【0009】
次に、上記課題を解決するため本発明の第4の手段として構成したところは、左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方と底板の下方に選択的に取り付け可能であると共に、物品収納庫を上下反転して使用した状態で、補助天板を底板の上方に取り付け可能としたものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によると、デスク脇配置形態において、上部前面と上面が開放された、オープンタイプの移動式の物品収納庫として使用できる。そして、物品収納庫の下面に設けたキャスターを、収納庫本体の上面側に付け替えた後、物品収納庫を、上下反転させることにより、棚板で、上下に分割した収納空間のうち、最上段の前面と上面を連続する開口とした開放収納空間が、下部に位置する。この状態で、物品収納庫を、デスク下配置形態とした場合、前記の下部に位置した開放収納空間を、執務者のフットスペースとして利用することができ、棚板と底板間の上部空間を、収納部として使用できるので、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクの下方空間で足元収納として使用することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明によると、デスク脇配置形態において、上部前面と上面が開放された、オープンタイプの移動式の物品収納庫として使用できる。そして、収納庫本体の下面側に設けたキャスターを、収納庫本体の上面側に付け替えた後、物品収納庫を、上下反転させることにより、棚板で、上下に分割した収納空間のうち、最上段の前面と上面を連続する開口とした開放収納空間が、下部に位置する。この状態で、物品収納庫を、デスク下配置形態とした場合、前記の下部に位置した開放収納空間を、執務者のフットスペースとして利用することができ、棚板と底板間の上部空間を、収納部として使用できるので、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクの下方空間で足元収納として使用することができる。
さらに、デスク下配置形態の物品収納庫を、デスク下方より引き出し、物品収納庫の上方に、補助天板を取り付けたり、デスク脇配置形態で、オープンタイプの物品収納庫の上方に補助天板を取り付ければ、移動式の補助テーブルとしても使用できる。
【0012】
請求項3に記載の発明によると、デスク脇配置形態において、上部前面と上面が開放された、オープンタイプの移動式の物品収納庫として使用できる。そして、収納庫本体の下面側に設けたキャスターを、収納庫本体の上面側に付け替えた後、物品収納庫を、上下反転させることにより、棚板で、上下に分割した収納空間のうち、最上段の前面と上面を連続する開口とした開放収納空間が、下部に位置する。この状態で、物品収納庫を、デスク下配置形態とした場合、前記の下部に位置した開放収納空間を、執務者のフットスペースとして利用することができ、棚板と底板間の上部空間を、収納部として使用できるので、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクの下方空間で足元収納として使用することができる。
そして、デスク下配置形態の物品収納庫を、デスク下方より引き出すと、上下反転された収納庫本体の上面側(天地反転前の下面側)が、平滑面を成しているので、収納庫本体の上面を天板面とした、移動式の補助テーブルとしても利用できるし、デスク脇配置形態で、オープンタイプの物品収納庫の上方に補助天板を取り付ければ、移動式の補助テーブルとしても使用できる。
【0013】
請求項4に記載の発明によると、デスク脇配置形態において、上部前面と上面が開放された、オープンタイプの移動式の物品収納庫として使用でき、そして、物品収納庫の下方に取り付けている補助天板を、取り外し、物品収納庫の上方に取り付けることができるので、物品収納庫を、移動式の補助テーブルとして使用可能である。
さらに、補助天板を、物品収納庫の上方から取り外し、物品収納庫の下方に取り付け、収納庫本体の下面側に設けたキャスターを、収納庫本体の上面側に付け替えた後、物品収納庫を、上下反転させることにより、棚板で、上下に分割した収納空間のうち、最上段の前面と上面を連続する開口とした開放収納空間が下部に位置する。この状態で、物品収納庫を、デスク下配置形態とした場合、前記の下部に位置した開放収納空間を、執務者のフットスペースとして利用することができ、棚板の上部空間を、収納部として使用できるので、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクの下方空間で足元収納として使用することができる。
そして、デスク下配置形態の物品収納庫をデスク下方より引き出すと、上下反転された物品収納庫の上方(天地反転前の下方)に、補助天板が取り付けられているので、補助テーブルとして利用することができる。
このように、物品収納庫の上方より取り外した補助天板は、収納庫本体の下方に取り付けられるので、物品収納庫をデスク下配置形態とした場合であっても、補助テーブルとして活用できるだけでなく、補助天板の置き場所に困らない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の物品収納庫をデスクと共に使用した一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の物品収納庫の要部分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の物品収納庫の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】図4のD部拡大図である。
【図8】図5のE部拡大図である。
【図9】図6のF部拡大図である。
【図10】図6のG部拡大図である。
【図11】本発明の物品収納庫の棚受け座と棚板の状態を示す要部分解斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例の物品収納庫の要部分解斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例の物品収納庫をオープンタイプとして使用した状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第2実施例の物品収納庫をデスク下配置形態として使用した状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第2実施例の物品収納庫を補助テーブルとして使用した状態を示す斜視図である。
【図16】本発明の第2実施例の物品収納庫の底板の下面側に補助天板が保持されているところを示す要部拡大正面断面図である。
【図17】本発明の第2実施例の物品収納庫の底板の下面側に補助天板が保持されているところを示す要部拡大側面断面図である。
【図18】本発明の第3実施例の物品収納庫の使用状態を示す要部断面図である。
【図19】本発明の第4実施例の物品収納庫の各使用形態を示す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能で、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫である。
【0016】
以下、実施例を添付図面に基づいて詳述する。
本発明に係る物品収納庫1は、図1に示すように、オフィスで使用されるデスクDの脇や、物品収納庫1の一部あるいは全部を、デスクDの下方空間D1に収容し使用するものである。
【実施例1】
【0017】
第1実施例の物品収納庫1は、図2に示すように、左右の側板3、3と、背板4と、底板5によって収納空間が形成される収納庫本体2に、収納空間を上下に分割する棚板6が、着脱自在に具備され、底板5の下面側には、キャスター12・・・が着脱自在に設けられ、全体が、デスクDの下方空間D1に配置できる高さに設定され、棚板6で分割された収納空間のうち、最上段の収納空間には、前面と上面が連続して開口した開放収納空間7を有し、主に薄板鉄板に曲げ加工を施し製作されるものである。
尚、棚板6で分割された収納空間の最上段以外の前面開口部には、引き戸式扉や、開き戸式扉、シャッター式扉などの閉塞手段を設けてもよい(図示せず)。
【0018】
左右の側板3、3は、それぞれ上、下、前端部を、内方に略L字形に折り曲げ、さらに先端部の所定箇所を、それぞれ下方側・上方側・後方側に折り曲げた、略コの字状の上曲縁311と、下曲縁312と、前曲縁313を有する側表面板31と、側表面板31の内面前端部に、上下方向に配設された側前縦補強材32と、側表面板31の内面後端部寄りに配設された、側後縦補強材33を有し、側前縦補強材32と側後縦補強材33には、棚板受け座9を係止させるための、複数の係止孔321・・・・・・、331・・・・・・が上下方向に形成されている。
【0019】
側表面板31の上曲縁311内面には、上曲縁311の最先端片に内接する、保持片101と、上曲縁311の端面314を覆う端部被覆部102と、上曲縁311内面に形成された開口部315を閉塞する、閉塞部103と、側表面板31に内接する支持片104を有する側板端部カバー10が配設されている。
この側板端部カバー10によって、後述する物品収納庫1の上下反転時に、執務者が、端面314で足裏を切るといったことを防止し、安全性を高めることができると共に、左右の側板3、3の上端部の補強を成している。
【0020】
そして、側板3、3の上面316と下面317には、キャスター12・・・が取り付けられるように、螺孔318・・・、319・・・・・・が形成されており、通常、上面316の螺孔318・・・は、螺子13・・・が螺合され塞がれており、下面317の螺孔319・・・には、キャスター12・・・螺合され取り付けられている。
尚、キャスター12・・・は、ロック機能付のものを使用してもよく、キャスターの代わりにアジャスターを用いても構わない。
【0021】
背板4の上曲縁411、下曲縁412も、側板3の上下曲縁311、312と同形態のため、詳述を省略する。背板端部カバー11も、側板端部カバー10と同形態であり同様に配設され、同じ効果を有するので詳述を省略する。
【0022】
第1実施例では、左右の側板3、3と背板4は横向き略コ字形に一体的に形成されているが、左右の側表面板31、31と背表面板41を連設させなくとも、左右の側板3、3と背板4をそれぞれ別体とし、溶接等の方法により連結しても構わない。このように、それぞれ別体とした場合、執務形態に合わせて、背板4を省き、左右の側板3、3と底板5と棚板6で収納空間を形成し、前後両面から収納物を取り出せるようにすることも可能である。
【0023】
底板5は、左、右、後端部を、下方に略L字形に折り曲げた側曲縁511・・と、前端部を、下方に略L字形に折り曲げ、さらに先端部の所定箇所を、後方側に折り曲げた、略コの字状の前曲縁512を有する、底表面板51と、底表面板51の下面側前後両端部寄りに左右方向に配設された、底板補強材52、52とで形成されている。
そして底板5は、側表面板31、31と背表面板41の下端部付近内面に、溶接によって取り付けられて、収納空間の底面を形成している。
【0024】
棚板6は、収納庫本体2の収納空間と、平面視略同一寸法の棚板表面板61と、棚板表面板61の前後左右端部を、下方に略L字形に折り曲げ、さらに先端部の所定箇所を、それぞれ内方に折り曲げた、略コの字状の曲縁611・・・を有している。
【0025】
棚板受け座9は、側前縦補強材32、あるいは、側後縦補強材33の係止孔321・・・、331・・・が設けられた外面に接する基板91と、基板91の一部を切り起こした下向きの係止爪92と、係止爪92の切り起こし側と反対側に、基板91下端部から水平に突出せしめた載置片93と、棚板6の厚さよりやや薄い寸法分、載置片93先端から上方に突出せしめた係止片94とで構成される。
棚板受け座9・・・は、左右の側前縦補強材32、32の所望の高さの係止孔321・・・、321、及び、左右の側後縦補強材33、33の所望の高さの係止孔331・・・、331・・・に係止爪92が上方から係止して物品収納庫1の内方の4隅に配設される。
そして、この棚板受け座9・・・の載置片93・・・に、棚板6の左右端部下面を載置させ、棚板6を着脱自在に取り付ける。
【0026】
棚板6は上記の如く着脱自在に取り付けられているので、物品収納庫1を上下反転させた状態で使用する場合は、一旦取り外した棚板受け座9を、上下反転した側前縦補強材32、側後縦補強材33の係止孔321・・・、331・・・対して上方より係止させ、棚板6を再び支持することにより対応できる。
尚、棚板6は、螺子などによって固定式とし、容易に取り外しできないように配設し、棚板の上面と下面の両面を、棚板の載置面として施したものであっても構わない。
【0027】
本発明の第1実施例の物品収納庫1は、上記の如く構成され、通常、デスク脇配置形態で、上部前面と上面が開放されたオープンタイプの物品収納庫として使用される。
【0028】
一方、物品収納庫1を、デスク下方配置形態として使用する場合は、物品収納庫1の棚板6と棚板受け座9・・・、ならびに物品収納庫1の上面316の螺孔318・・・を塞ぐ螺子13・・・を取り外す。
次に、物品収納庫1を倒し、下面317に取り付けられているキャスター12・・・を取り外し、螺子13・・・を取り外した上面316側の螺孔318・・・に、取り外したキャスター12・・・を取り付ける。
次に、キャスター12・・・を取り外した螺孔319・・・・・・に前記螺子13・・・を取り付け、物品収納庫1を上下反転した状態に起立させる。
次に、棚板受け座9・・・を所定の係止孔321・・・、321・・・、331・・・、331・・・に係止させ、棚板6を載置する。
【0029】
このように組み替えられた物品収納庫1は、棚板6と底板5間の上方空間を収納部として使用できるだけではなく、上部に設けられていた開放収納空間7が下部に反転移動することにより、開放収納空間7が、収納庫本体2の奥行き寸法と略等しい奥行きを持つフットスペースとして、利用できるようになるので、物品収納庫1を、デスクDの下方空間D1に配設しても、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクDの下方空間D1で、足元収納として使用することができる。
また、開放収納空間7の高さを、棚板6の取り付け位置によって自由に設定できるので、フットスペースの高さと収納部とのバランスを考慮した調整が可能である。
【実施例2】
【0030】
次に、本発明の第2実施例を説明する。
なお、以下の第2実施例において、前述の第1実施例と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
【0031】
第2実施例の物品収納庫1は、図3に示すように、左右の側板3、3と、背板4と、底板5によって収納空間が形成される収納庫本体2に、棚板6が、棚板受け座9・・・を介して着脱自在に具備され、底板5の下面側には、補助天板8とキャスター12・・・が着脱自在に設けられ、全体が、デスクDの下方空間D1に配置できる高さに設定され、棚板6で分割された最上段の収納空間には、開放収納空間7を有し、主に薄板鉄板に曲げ加工を施し製作されるものである。
尚、棚板6で分割された収納空間の最上段以外の前面開口部には、実施例1と同様に閉塞手段を設けてもよい(図示せず)。
【0032】
側板3、3の上面316の螺孔318・・・を塞ぐ螺子13・・・は、後述する補助天板8を、側板3、3の上面316、あるいは下面317で、挟持できる長さで設定される。
【0033】
底板5の下面側には、補助天板8が着脱自在に配設されおり、底板5の下面を隠蔽している。
【0034】
補助天板8は、底板5と前後寸法が略同一寸法であって、左右方向で左右の側板下面に左右端部が位置する大きさの寸法であって、表面(物品収納庫1の下面側)が平坦な表面板81と、表面板81の前後左右端部を、上方に略L字形に折り曲げ、さらに先端部の所定箇所を、それぞれ内方に折り曲げた略コの字状の曲縁811・・・を有し、左右両端部の前後方向に配設される、補強材82、82とで形成されている。
補助天板8には、前述の螺孔318・・・、319・・・に対応した貫通孔812・・・が設けられている。
補助天板8は、このような形態にとらわれず、厚板材を前述と同様の寸法に形成し、螺孔318・・・、319・・・に対応した貫通孔を設けた、木製平板状のものでも構わない。この場合、補強材82、82は不要である。
【0035】
補助天板8は、側板3、3の下面と、その下面317・・・の螺孔319・・・に螺合されるキャスター12・・・間に挟まれ、キャスター12・・・の取り付け螺子を締めこむことによって、挟持されている。したがって、キャスター12・・・を、側板3より取り外すことによって、補助天板8を、底板5下面側、すなわち、物品収納庫1の下面側から分離することができる。
尚、キャスター12・・・は、第一実施例と同様に、ロック機能付のものでも、代わりにアジャスターを用いても構わない。
【0036】
本発明の第2実施例の物品収納庫1は、上記の如く構成され、通常、デスク脇配置形態で、上部前面と上面が開放されたオープンタイプの物品収納庫として使用される。
【0037】
一方、物品収納庫1を、デスク下方配置形態として使用する場合は、物品収納庫1の棚板6と棚板受け座9・・・、ならびに物品収納庫1の上面316の螺孔318・・・を塞ぐ螺子13・・・を取り外す。
次に、物品収納庫1を倒し、下面317に取り付けられているキャスター12・・・を取り外し、螺子13・・・を取り外した上面316側の螺孔318・・・に、取り外したキャスター12・・・を取り付ける。
次に、キャスター12・・・を取り外した螺孔319・・・に、前記螺子13・・・を取り付けることで、キャスター12にかわって、補助天板8を底板5の下面側に取り付けられた状態のまま維持し、物品収納庫1を上下反転した状態に起立させ、補助天板8を上面に位置させる。
次に、棚板受け座9・・・を所定の係止孔321・・・、321・・・、331・・・、331・・・に係止させ、棚板6を載置する。
【0038】
このように組み替えられた物品収納庫1は、棚板6と底板5間の上方空間を収納部として使用できるだけではなく、上部に設けられていた開放収納空間7が下部に反転移動することにより、開放収納空間7が、収納庫本体2の奥行き寸法と略等しい奥行きを持つフットスペースとして、利用できるようになるので、物品収納庫1を、デスクDの下方空間D1に配設しても、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクDの下方空間D1で、足元収納として使用することができる。
また、開放収納空間7の高さを、棚板6の取り付け位置によって自由に設定できるので、フットスペースの高さと収納部とのバランスを考慮した調整が可能である。
そして、物品収納庫1を、デスクDの下方空間D1より引出し、デスク脇に配設した場合、物品収納庫1の上面は、補助天板8によってそのまま補助テーブルとして使用できる。
【0039】
他方、デスク脇配置形態の、上部前面と上面が開放されたオープンタイプの物品収納庫1を、補助テーブルとして使用する場合は、物品収納庫1の下面のキャスター12・・・を、一旦、取り外し、挟持保持されていた補助天板8を取り外し、再びキャスター12・・・を元の位置に付け直す。
次に、物品収納庫1の上面316に取り付けられた螺子13・・・を、一旦、取り外し、取り外した補助天板8を、上下反転させ、物品収納庫1の上面316に、螺孔318・・・、螺子13・・・にて取り付ける。
したがって、物品収納庫1は、棚板6で上段、下段に仕切られた収納空間を、そのまま収納空間として使用できる状態で、物品収納庫1の下面より取り外された補助天板8が、物品収納庫1の上面に取り付けられ、補助テーブルとして使用できるようになる。
尚、補助天板8は、後記するように、物品収納庫1の上面に装着する際、連結金具80、80を介して、デスク天板と面一となるようにしてもよい。
【0040】
第2実施例では、キャスターの取り付けに使用される螺孔と、補助天板の取り付けに使用される螺孔を共用できるよう、物品収納庫の上下面に、螺孔318・・・、螺孔319・・・として形成しているので構造が簡単で安価に製作でき、組み替え作業も容易である。
さらに、補助天板8を使用しないときは、物品収納庫1の下面側に取り付けるようにしているので、収納場所に困ることなく、かつ見栄えがよい。
【0041】
次に図18に基づいて、本発明の第3実施例の物品収納庫1について説明する。
補助天板8は、第2実施例では物品収納庫1の下面側に取り付けられているが、第3実施例の補助天板8は、第2実施例の補助天板8と同形、あるいは、所定の大きさに形成され、物品収納庫1の側板3や背板4に着脱自在に取り付けられるか、あるいは、物品収納庫1と関係のない他の場所に保管され、補助テーブル7として使用する際に、所定の高さの連結金具80、80を介して連結し、デスクの天板と面一の高さとして使用することも出来る。
【0042】
次に図19に基づいて、本発明の第4実施例の物品収納庫1について説明する。
第4実施例の補助天板8は、側板3や背板4と連結された上下調節可能な連結支持具800を介して、図19(A)に示すように、物品収納庫1の開放収納空間7の上方や、図19(B)に示すように、物品収納庫1の上面、あるいは、図19(C)に示すように、上下反転して使用された物品収納庫1の上方や、図19(D)に示すように、物品収納庫1の下面に、取り付けられる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上のように、本発明は、デスク脇やデスクの下方空間で使用される物品収納庫にかかわるものであり、上部前面と上面が開放された、いわゆるオープンタイプの物品収納庫を執務者のフットスペースを確保した、デスク下方空間の足元収納に組み替えが可能であるばかりか、オープンタイプの物品収納庫を補助天板付の物品収納庫にも組み替えが可能であり、様々な使用環境に合わすことができ、事務所等の執務空間の移動式の物品収納庫として広く利用することができる。
【符号の説明】
【0044】
D デスク
D1 デスクの下方空間
1 物品収納庫
2 収納庫本体
3 側板
5 底板
6 棚板
7 開放収納空間
8 補助天板
12 キャスター
【技術分野】
【0001】
本発明は、オフィス等のデスク周辺やデスクの下方に配置されて使用される物品収納庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、オフィス等において、デスク周辺に配置されて使用される、物品収納庫が知られている。このような物品収納庫の使用形態としては、デスクの脇に配置されて使用される、デスク脇配置形態と、デスクの下方空間の足元奥に配置されて、足元収納として使用される、デスク下配置形態があり、適宜、執務状況に合わせ、これらの配置形態が使い分けられている。
そして、このような物品収納庫には、デスク脇配置形態とした場合、収納物が取り出しし易いように、上部前面と上面が開放された、オープンタイプのものや、物品収納庫の上面に、補助天板が設けられ、補助テーブルとして使用されるものがある。(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)
一方、デスク下配置形態とした場合には、執務者のフットスペースに対して配慮されたものもある。(例えば、特許文献3参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−135179号公報
【特許文献2】実開平06−55436号公報
【特許文献3】特開平10−99141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、デスク脇配置形態で使用する物品収納庫を、デスク下配置形態にしただけでは、デスクの奥行き寸法と比較して、物品収納庫の奥行き寸法が大きいため、物品収納庫前に、執務者のフットスペースが十分に確保できなくなり、執務者の執務姿勢に無理が生じる、といった問題がある。また、前記のフットスペースに対して配慮したものであっても、執務者のつま先付近が、依然窮屈なままであり、執務姿勢に無理が生じる、といった問題は十分に解決されていない。
このように、デスク脇配置形態とデスク下配置形態どちらの使用形態であっても、使い勝手の良い物品収納庫は提供されてこなかった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑み、デスク脇配置形態とデスク下配置形態どちらの使用形態であっても、使い勝手の良い物品収納庫を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫である。
【0007】
次に、上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方に取り付け可能であると共に、物品収納庫を上下反転して使用した状態で、補助天板を底板の上方に取り付け可能としたものである。
【0008】
次に、上記課題を解決するため本発明の第3の手段として構成したところは、左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方に取り付け可能であると共に、収納庫本体の下面側が平坦面に形成されているものである。
【0009】
次に、上記課題を解決するため本発明の第4の手段として構成したところは、左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方と底板の下方に選択的に取り付け可能であると共に、物品収納庫を上下反転して使用した状態で、補助天板を底板の上方に取り付け可能としたものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によると、デスク脇配置形態において、上部前面と上面が開放された、オープンタイプの移動式の物品収納庫として使用できる。そして、物品収納庫の下面に設けたキャスターを、収納庫本体の上面側に付け替えた後、物品収納庫を、上下反転させることにより、棚板で、上下に分割した収納空間のうち、最上段の前面と上面を連続する開口とした開放収納空間が、下部に位置する。この状態で、物品収納庫を、デスク下配置形態とした場合、前記の下部に位置した開放収納空間を、執務者のフットスペースとして利用することができ、棚板と底板間の上部空間を、収納部として使用できるので、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクの下方空間で足元収納として使用することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明によると、デスク脇配置形態において、上部前面と上面が開放された、オープンタイプの移動式の物品収納庫として使用できる。そして、収納庫本体の下面側に設けたキャスターを、収納庫本体の上面側に付け替えた後、物品収納庫を、上下反転させることにより、棚板で、上下に分割した収納空間のうち、最上段の前面と上面を連続する開口とした開放収納空間が、下部に位置する。この状態で、物品収納庫を、デスク下配置形態とした場合、前記の下部に位置した開放収納空間を、執務者のフットスペースとして利用することができ、棚板と底板間の上部空間を、収納部として使用できるので、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクの下方空間で足元収納として使用することができる。
さらに、デスク下配置形態の物品収納庫を、デスク下方より引き出し、物品収納庫の上方に、補助天板を取り付けたり、デスク脇配置形態で、オープンタイプの物品収納庫の上方に補助天板を取り付ければ、移動式の補助テーブルとしても使用できる。
【0012】
請求項3に記載の発明によると、デスク脇配置形態において、上部前面と上面が開放された、オープンタイプの移動式の物品収納庫として使用できる。そして、収納庫本体の下面側に設けたキャスターを、収納庫本体の上面側に付け替えた後、物品収納庫を、上下反転させることにより、棚板で、上下に分割した収納空間のうち、最上段の前面と上面を連続する開口とした開放収納空間が、下部に位置する。この状態で、物品収納庫を、デスク下配置形態とした場合、前記の下部に位置した開放収納空間を、執務者のフットスペースとして利用することができ、棚板と底板間の上部空間を、収納部として使用できるので、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクの下方空間で足元収納として使用することができる。
そして、デスク下配置形態の物品収納庫を、デスク下方より引き出すと、上下反転された収納庫本体の上面側(天地反転前の下面側)が、平滑面を成しているので、収納庫本体の上面を天板面とした、移動式の補助テーブルとしても利用できるし、デスク脇配置形態で、オープンタイプの物品収納庫の上方に補助天板を取り付ければ、移動式の補助テーブルとしても使用できる。
【0013】
請求項4に記載の発明によると、デスク脇配置形態において、上部前面と上面が開放された、オープンタイプの移動式の物品収納庫として使用でき、そして、物品収納庫の下方に取り付けている補助天板を、取り外し、物品収納庫の上方に取り付けることができるので、物品収納庫を、移動式の補助テーブルとして使用可能である。
さらに、補助天板を、物品収納庫の上方から取り外し、物品収納庫の下方に取り付け、収納庫本体の下面側に設けたキャスターを、収納庫本体の上面側に付け替えた後、物品収納庫を、上下反転させることにより、棚板で、上下に分割した収納空間のうち、最上段の前面と上面を連続する開口とした開放収納空間が下部に位置する。この状態で、物品収納庫を、デスク下配置形態とした場合、前記の下部に位置した開放収納空間を、執務者のフットスペースとして利用することができ、棚板の上部空間を、収納部として使用できるので、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクの下方空間で足元収納として使用することができる。
そして、デスク下配置形態の物品収納庫をデスク下方より引き出すと、上下反転された物品収納庫の上方(天地反転前の下方)に、補助天板が取り付けられているので、補助テーブルとして利用することができる。
このように、物品収納庫の上方より取り外した補助天板は、収納庫本体の下方に取り付けられるので、物品収納庫をデスク下配置形態とした場合であっても、補助テーブルとして活用できるだけでなく、補助天板の置き場所に困らない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の物品収納庫をデスクと共に使用した一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の物品収納庫の要部分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の物品収納庫の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】図4のD部拡大図である。
【図8】図5のE部拡大図である。
【図9】図6のF部拡大図である。
【図10】図6のG部拡大図である。
【図11】本発明の物品収納庫の棚受け座と棚板の状態を示す要部分解斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例の物品収納庫の要部分解斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例の物品収納庫をオープンタイプとして使用した状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第2実施例の物品収納庫をデスク下配置形態として使用した状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第2実施例の物品収納庫を補助テーブルとして使用した状態を示す斜視図である。
【図16】本発明の第2実施例の物品収納庫の底板の下面側に補助天板が保持されているところを示す要部拡大正面断面図である。
【図17】本発明の第2実施例の物品収納庫の底板の下面側に補助天板が保持されているところを示す要部拡大側面断面図である。
【図18】本発明の第3実施例の物品収納庫の使用状態を示す要部断面図である。
【図19】本発明の第4実施例の物品収納庫の各使用形態を示す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能で、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫である。
【0016】
以下、実施例を添付図面に基づいて詳述する。
本発明に係る物品収納庫1は、図1に示すように、オフィスで使用されるデスクDの脇や、物品収納庫1の一部あるいは全部を、デスクDの下方空間D1に収容し使用するものである。
【実施例1】
【0017】
第1実施例の物品収納庫1は、図2に示すように、左右の側板3、3と、背板4と、底板5によって収納空間が形成される収納庫本体2に、収納空間を上下に分割する棚板6が、着脱自在に具備され、底板5の下面側には、キャスター12・・・が着脱自在に設けられ、全体が、デスクDの下方空間D1に配置できる高さに設定され、棚板6で分割された収納空間のうち、最上段の収納空間には、前面と上面が連続して開口した開放収納空間7を有し、主に薄板鉄板に曲げ加工を施し製作されるものである。
尚、棚板6で分割された収納空間の最上段以外の前面開口部には、引き戸式扉や、開き戸式扉、シャッター式扉などの閉塞手段を設けてもよい(図示せず)。
【0018】
左右の側板3、3は、それぞれ上、下、前端部を、内方に略L字形に折り曲げ、さらに先端部の所定箇所を、それぞれ下方側・上方側・後方側に折り曲げた、略コの字状の上曲縁311と、下曲縁312と、前曲縁313を有する側表面板31と、側表面板31の内面前端部に、上下方向に配設された側前縦補強材32と、側表面板31の内面後端部寄りに配設された、側後縦補強材33を有し、側前縦補強材32と側後縦補強材33には、棚板受け座9を係止させるための、複数の係止孔321・・・・・・、331・・・・・・が上下方向に形成されている。
【0019】
側表面板31の上曲縁311内面には、上曲縁311の最先端片に内接する、保持片101と、上曲縁311の端面314を覆う端部被覆部102と、上曲縁311内面に形成された開口部315を閉塞する、閉塞部103と、側表面板31に内接する支持片104を有する側板端部カバー10が配設されている。
この側板端部カバー10によって、後述する物品収納庫1の上下反転時に、執務者が、端面314で足裏を切るといったことを防止し、安全性を高めることができると共に、左右の側板3、3の上端部の補強を成している。
【0020】
そして、側板3、3の上面316と下面317には、キャスター12・・・が取り付けられるように、螺孔318・・・、319・・・・・・が形成されており、通常、上面316の螺孔318・・・は、螺子13・・・が螺合され塞がれており、下面317の螺孔319・・・には、キャスター12・・・螺合され取り付けられている。
尚、キャスター12・・・は、ロック機能付のものを使用してもよく、キャスターの代わりにアジャスターを用いても構わない。
【0021】
背板4の上曲縁411、下曲縁412も、側板3の上下曲縁311、312と同形態のため、詳述を省略する。背板端部カバー11も、側板端部カバー10と同形態であり同様に配設され、同じ効果を有するので詳述を省略する。
【0022】
第1実施例では、左右の側板3、3と背板4は横向き略コ字形に一体的に形成されているが、左右の側表面板31、31と背表面板41を連設させなくとも、左右の側板3、3と背板4をそれぞれ別体とし、溶接等の方法により連結しても構わない。このように、それぞれ別体とした場合、執務形態に合わせて、背板4を省き、左右の側板3、3と底板5と棚板6で収納空間を形成し、前後両面から収納物を取り出せるようにすることも可能である。
【0023】
底板5は、左、右、後端部を、下方に略L字形に折り曲げた側曲縁511・・と、前端部を、下方に略L字形に折り曲げ、さらに先端部の所定箇所を、後方側に折り曲げた、略コの字状の前曲縁512を有する、底表面板51と、底表面板51の下面側前後両端部寄りに左右方向に配設された、底板補強材52、52とで形成されている。
そして底板5は、側表面板31、31と背表面板41の下端部付近内面に、溶接によって取り付けられて、収納空間の底面を形成している。
【0024】
棚板6は、収納庫本体2の収納空間と、平面視略同一寸法の棚板表面板61と、棚板表面板61の前後左右端部を、下方に略L字形に折り曲げ、さらに先端部の所定箇所を、それぞれ内方に折り曲げた、略コの字状の曲縁611・・・を有している。
【0025】
棚板受け座9は、側前縦補強材32、あるいは、側後縦補強材33の係止孔321・・・、331・・・が設けられた外面に接する基板91と、基板91の一部を切り起こした下向きの係止爪92と、係止爪92の切り起こし側と反対側に、基板91下端部から水平に突出せしめた載置片93と、棚板6の厚さよりやや薄い寸法分、載置片93先端から上方に突出せしめた係止片94とで構成される。
棚板受け座9・・・は、左右の側前縦補強材32、32の所望の高さの係止孔321・・・、321、及び、左右の側後縦補強材33、33の所望の高さの係止孔331・・・、331・・・に係止爪92が上方から係止して物品収納庫1の内方の4隅に配設される。
そして、この棚板受け座9・・・の載置片93・・・に、棚板6の左右端部下面を載置させ、棚板6を着脱自在に取り付ける。
【0026】
棚板6は上記の如く着脱自在に取り付けられているので、物品収納庫1を上下反転させた状態で使用する場合は、一旦取り外した棚板受け座9を、上下反転した側前縦補強材32、側後縦補強材33の係止孔321・・・、331・・・対して上方より係止させ、棚板6を再び支持することにより対応できる。
尚、棚板6は、螺子などによって固定式とし、容易に取り外しできないように配設し、棚板の上面と下面の両面を、棚板の載置面として施したものであっても構わない。
【0027】
本発明の第1実施例の物品収納庫1は、上記の如く構成され、通常、デスク脇配置形態で、上部前面と上面が開放されたオープンタイプの物品収納庫として使用される。
【0028】
一方、物品収納庫1を、デスク下方配置形態として使用する場合は、物品収納庫1の棚板6と棚板受け座9・・・、ならびに物品収納庫1の上面316の螺孔318・・・を塞ぐ螺子13・・・を取り外す。
次に、物品収納庫1を倒し、下面317に取り付けられているキャスター12・・・を取り外し、螺子13・・・を取り外した上面316側の螺孔318・・・に、取り外したキャスター12・・・を取り付ける。
次に、キャスター12・・・を取り外した螺孔319・・・・・・に前記螺子13・・・を取り付け、物品収納庫1を上下反転した状態に起立させる。
次に、棚板受け座9・・・を所定の係止孔321・・・、321・・・、331・・・、331・・・に係止させ、棚板6を載置する。
【0029】
このように組み替えられた物品収納庫1は、棚板6と底板5間の上方空間を収納部として使用できるだけではなく、上部に設けられていた開放収納空間7が下部に反転移動することにより、開放収納空間7が、収納庫本体2の奥行き寸法と略等しい奥行きを持つフットスペースとして、利用できるようになるので、物品収納庫1を、デスクDの下方空間D1に配設しても、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクDの下方空間D1で、足元収納として使用することができる。
また、開放収納空間7の高さを、棚板6の取り付け位置によって自由に設定できるので、フットスペースの高さと収納部とのバランスを考慮した調整が可能である。
【実施例2】
【0030】
次に、本発明の第2実施例を説明する。
なお、以下の第2実施例において、前述の第1実施例と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
【0031】
第2実施例の物品収納庫1は、図3に示すように、左右の側板3、3と、背板4と、底板5によって収納空間が形成される収納庫本体2に、棚板6が、棚板受け座9・・・を介して着脱自在に具備され、底板5の下面側には、補助天板8とキャスター12・・・が着脱自在に設けられ、全体が、デスクDの下方空間D1に配置できる高さに設定され、棚板6で分割された最上段の収納空間には、開放収納空間7を有し、主に薄板鉄板に曲げ加工を施し製作されるものである。
尚、棚板6で分割された収納空間の最上段以外の前面開口部には、実施例1と同様に閉塞手段を設けてもよい(図示せず)。
【0032】
側板3、3の上面316の螺孔318・・・を塞ぐ螺子13・・・は、後述する補助天板8を、側板3、3の上面316、あるいは下面317で、挟持できる長さで設定される。
【0033】
底板5の下面側には、補助天板8が着脱自在に配設されおり、底板5の下面を隠蔽している。
【0034】
補助天板8は、底板5と前後寸法が略同一寸法であって、左右方向で左右の側板下面に左右端部が位置する大きさの寸法であって、表面(物品収納庫1の下面側)が平坦な表面板81と、表面板81の前後左右端部を、上方に略L字形に折り曲げ、さらに先端部の所定箇所を、それぞれ内方に折り曲げた略コの字状の曲縁811・・・を有し、左右両端部の前後方向に配設される、補強材82、82とで形成されている。
補助天板8には、前述の螺孔318・・・、319・・・に対応した貫通孔812・・・が設けられている。
補助天板8は、このような形態にとらわれず、厚板材を前述と同様の寸法に形成し、螺孔318・・・、319・・・に対応した貫通孔を設けた、木製平板状のものでも構わない。この場合、補強材82、82は不要である。
【0035】
補助天板8は、側板3、3の下面と、その下面317・・・の螺孔319・・・に螺合されるキャスター12・・・間に挟まれ、キャスター12・・・の取り付け螺子を締めこむことによって、挟持されている。したがって、キャスター12・・・を、側板3より取り外すことによって、補助天板8を、底板5下面側、すなわち、物品収納庫1の下面側から分離することができる。
尚、キャスター12・・・は、第一実施例と同様に、ロック機能付のものでも、代わりにアジャスターを用いても構わない。
【0036】
本発明の第2実施例の物品収納庫1は、上記の如く構成され、通常、デスク脇配置形態で、上部前面と上面が開放されたオープンタイプの物品収納庫として使用される。
【0037】
一方、物品収納庫1を、デスク下方配置形態として使用する場合は、物品収納庫1の棚板6と棚板受け座9・・・、ならびに物品収納庫1の上面316の螺孔318・・・を塞ぐ螺子13・・・を取り外す。
次に、物品収納庫1を倒し、下面317に取り付けられているキャスター12・・・を取り外し、螺子13・・・を取り外した上面316側の螺孔318・・・に、取り外したキャスター12・・・を取り付ける。
次に、キャスター12・・・を取り外した螺孔319・・・に、前記螺子13・・・を取り付けることで、キャスター12にかわって、補助天板8を底板5の下面側に取り付けられた状態のまま維持し、物品収納庫1を上下反転した状態に起立させ、補助天板8を上面に位置させる。
次に、棚板受け座9・・・を所定の係止孔321・・・、321・・・、331・・・、331・・・に係止させ、棚板6を載置する。
【0038】
このように組み替えられた物品収納庫1は、棚板6と底板5間の上方空間を収納部として使用できるだけではなく、上部に設けられていた開放収納空間7が下部に反転移動することにより、開放収納空間7が、収納庫本体2の奥行き寸法と略等しい奥行きを持つフットスペースとして、利用できるようになるので、物品収納庫1を、デスクDの下方空間D1に配設しても、執務者の執務姿勢を損ねることがなく、デスクDの下方空間D1で、足元収納として使用することができる。
また、開放収納空間7の高さを、棚板6の取り付け位置によって自由に設定できるので、フットスペースの高さと収納部とのバランスを考慮した調整が可能である。
そして、物品収納庫1を、デスクDの下方空間D1より引出し、デスク脇に配設した場合、物品収納庫1の上面は、補助天板8によってそのまま補助テーブルとして使用できる。
【0039】
他方、デスク脇配置形態の、上部前面と上面が開放されたオープンタイプの物品収納庫1を、補助テーブルとして使用する場合は、物品収納庫1の下面のキャスター12・・・を、一旦、取り外し、挟持保持されていた補助天板8を取り外し、再びキャスター12・・・を元の位置に付け直す。
次に、物品収納庫1の上面316に取り付けられた螺子13・・・を、一旦、取り外し、取り外した補助天板8を、上下反転させ、物品収納庫1の上面316に、螺孔318・・・、螺子13・・・にて取り付ける。
したがって、物品収納庫1は、棚板6で上段、下段に仕切られた収納空間を、そのまま収納空間として使用できる状態で、物品収納庫1の下面より取り外された補助天板8が、物品収納庫1の上面に取り付けられ、補助テーブルとして使用できるようになる。
尚、補助天板8は、後記するように、物品収納庫1の上面に装着する際、連結金具80、80を介して、デスク天板と面一となるようにしてもよい。
【0040】
第2実施例では、キャスターの取り付けに使用される螺孔と、補助天板の取り付けに使用される螺孔を共用できるよう、物品収納庫の上下面に、螺孔318・・・、螺孔319・・・として形成しているので構造が簡単で安価に製作でき、組み替え作業も容易である。
さらに、補助天板8を使用しないときは、物品収納庫1の下面側に取り付けるようにしているので、収納場所に困ることなく、かつ見栄えがよい。
【0041】
次に図18に基づいて、本発明の第3実施例の物品収納庫1について説明する。
補助天板8は、第2実施例では物品収納庫1の下面側に取り付けられているが、第3実施例の補助天板8は、第2実施例の補助天板8と同形、あるいは、所定の大きさに形成され、物品収納庫1の側板3や背板4に着脱自在に取り付けられるか、あるいは、物品収納庫1と関係のない他の場所に保管され、補助テーブル7として使用する際に、所定の高さの連結金具80、80を介して連結し、デスクの天板と面一の高さとして使用することも出来る。
【0042】
次に図19に基づいて、本発明の第4実施例の物品収納庫1について説明する。
第4実施例の補助天板8は、側板3や背板4と連結された上下調節可能な連結支持具800を介して、図19(A)に示すように、物品収納庫1の開放収納空間7の上方や、図19(B)に示すように、物品収納庫1の上面、あるいは、図19(C)に示すように、上下反転して使用された物品収納庫1の上方や、図19(D)に示すように、物品収納庫1の下面に、取り付けられる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上のように、本発明は、デスク脇やデスクの下方空間で使用される物品収納庫にかかわるものであり、上部前面と上面が開放された、いわゆるオープンタイプの物品収納庫を執務者のフットスペースを確保した、デスク下方空間の足元収納に組み替えが可能であるばかりか、オープンタイプの物品収納庫を補助天板付の物品収納庫にも組み替えが可能であり、様々な使用環境に合わすことができ、事務所等の執務空間の移動式の物品収納庫として広く利用することができる。
【符号の説明】
【0044】
D デスク
D1 デスクの下方空間
1 物品収納庫
2 収納庫本体
3 側板
5 底板
6 棚板
7 開放収納空間
8 補助天板
12 キャスター
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫。
【請求項2】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方に取り付け可能であると共に、物品収納庫を上下反転して使用した状態で、補助天板を底板の上方に取り付け可能としたことを特徴とする物品収納庫。
【請求項3】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方に取り付け可能であると共に、収納庫本体の下面側が平坦面に形成されていることを特徴とする物品収納庫。
【請求項4】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方と底板の下方に選択的に取り付け可能であると共に、物品収納庫を上下反転して使用した状態で、補助天板を底板の上方に取り付け可能としたことを特徴とする物品収納庫。
【請求項1】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫。
【請求項2】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方に取り付け可能であると共に、物品収納庫を上下反転して使用した状態で、補助天板を底板の上方に取り付け可能としたことを特徴とする物品収納庫。
【請求項3】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方に取り付け可能であると共に、収納庫本体の下面側が平坦面に形成されていることを特徴とする物品収納庫。
【請求項4】
左右の側板と底板によって収納空間を形成する収納庫本体に、収納空間を上下に分割する、少なくとも1つの棚板を具備し、上下に分割された収納空間のうち、最上段の収納空間を、前面と上面が連続する開口とした開放収納空間とし、キャスターを、収納庫本体の上面側と下面側に選択的に取り付け可能とし、全体をデスクの下方空間に配設しうる高さに設定した物品収納庫において、補助天板が開放収納空間の上方と底板の下方に選択的に取り付け可能であると共に、物品収納庫を上下反転して使用した状態で、補助天板を底板の上方に取り付け可能としたことを特徴とする物品収納庫。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2012−34881(P2012−34881A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−178372(P2010−178372)
【出願日】平成22年8月9日(2010.8.9)
【出願人】(000125990)株式会社くろがね工作所 (84)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月9日(2010.8.9)
【出願人】(000125990)株式会社くろがね工作所 (84)
【Fターム(参考)】
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