説明

犬・猫用自動給餌器

【課題】 飼い犬・猫に用いる留守時の自動給餌器に於いて、セット時の同器にまつわる彼らの習性により、タイマーに連結する開閉部を占拠するなどでたわいない番狂わせが頻発していた。
【解決手段】 餌箱をL字状に設けて本体の一側に軸支し、セット時は縦伏せして閉じ蓋に、之を反転してオープンとする回動手段により、専用の開閉装置を省略する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飼い犬・猫に用いる自動給餌器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
主として日帰りで留守をする際、飼い犬・猫に時限給餌器が使用されるが、日頃は支障ない彼らの習性が、事情の察知と共にセット後の給餌器にまつわり、開閉部を占拠する等のたわいない番狂わせが頻発していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
餌箱の開閉部を本体の側方に設け、餌箱自体の回動手段によって専用の開閉装置を省略する。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
餌箱をL字状に設けて本体の一側に軸支し、セット時は縦伏せして閉じ蓋に充て、反転は、セット時にチャージしたバネ圧を回転制御して縦下ろしの低速な餌箱展開とする。
【発明の効果】
【0005】
1、餌箱のオープンが縦下ろしの回動である為、外圧を受ける事がなく、又、展開に彼らが接触する時は、速度上、立ち退きを促す余裕がある。
2、時間差を置く給餌手段にあっては、タイマーを共用する連結型餌箱の用意により、手軽に増設することができる。
【発明を実施する為の最良の形態】
【0006】
L字状に設けた餌箱(1)は、曲部が本体(2)に軸支され、バネ圧に抗して回動すると図1のように倒立して閉じ蓋となり、ラチェット部(5)がロックを兼ねる。
上記の行程でチャージされたバネ圧がタイマー(3)により解除されると、制御装置(4)が作動して低速な展開で図2の態様となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明のセット−収納時を表わす概略側面図。
【図2】本発明のオープン時を表わす概略側面図。
【符号の説明】
【0008】
1・・・餌箱
2・・・本体
3・・・タイマー
4・・・制御装置
5・・・ラチェット部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
犬・猫用自動給餌器に於いて、餌箱をL字状に設けて本体の一側に軸支し、回動して閉じ蓋と、反転して餌皿の二役に設けたことを特徴とする、犬・猫用自動給餌器。
【請求項2】
上記第1項の犬・猫用自動給餌器に於いて、セット時の餌箱回動でバネ圧を上げ、その復元力を回転制御して低速な餌箱展開に設けたことを特徴とする、犬・猫用自動給餌器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−24073(P2012−24073A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−197121(P2010−197121)
【出願日】平成22年7月26日(2010.7.26)
【出願人】(591093449)
【Fターム(参考)】