説明

画像形成装置

【課題】本発明の課題は、排出部に排出されたシート材が見え易く且つシート材の取り出しが容易であると共に、構成も簡易にできる画像形成装置を得ることである。
【解決手段】原稿の画像を読み取る原稿読取部3と、原稿読取部3の下方の空間に設けたシート材排出部9と、シート材排出部9の下方に設けたシート材供給部5と、シート材供給部5から搬送されるシート材Sに画像形成を行なう画像形成部7とを備え、シート材排出部9はシート排出方向下流側で開口したシート材取出口21と、シート材取出口21の対向位置にあるシート材排出口23と、シート材排出口23から排出されたシート材Sが載置されるシート材載置部24と、シート材載置部24の対向位置にある対向壁20とを備え、対向壁20はシート材排出口23側からシート材取出口21側に向かって上方に傾斜してシート材取出口21側の空間をシート材排出口23側の空間より広くした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図9に示すように、原稿の画像を読み取る原稿読取部101と、シート材供給部103と、シート材供給部103から搬送されるシート材Sに画像形成を行なう画像形成部105と、画像形成されたシート材Sが排出されるシート材排出部107とを備えた画像形成装置100が知られている。
【0003】
この画像形成装置100は、シート材排出部107が画像形成装置本体から突出しているので、突出した分だけ別途スペースが必要になるという問題があった。
【0004】
上記の問題を解決するため、特許文献1の画像形成装置は、シート材供給部と画像読取部との間に形成された空間にシート材排出部を設けている。係るシート材の排出部は、排出口から排出されたシート材が載置されるシート材載置部と、載置部の対向位置にある対向壁とを互いに平行に形成している。
【0005】
一方、特許文献2には、シート材供給部と画像読取部との間の空間にシート材排出部を設けた画像形成装置において、操作パネルの一部を透明部材で形成した技術が開示されている。
【0006】
【特許文献1】特開2004−226944号公報
【特許文献2】特開平11−43253号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載の従来技術では、シート材排出部においてシート材載置部と対向壁とを互いに平行に形成しており、シート材排出部の高さが大人の腰の高さ付近にあるので、立った状態(ユーザの操作状態)では対向壁に視線が遮られ、排出部に排出されたシート材がユーザから見え難いという問題がある。特に、はがきや封筒等の小さいサイズのシート材が排出された場合には、シート材排出部にあるシート材が見え難い。
【0008】
また、はがきや封筒等の小さいサイズのシート材が排出された場合に、シート材排出部まで手を入れようとすると、対向壁が邪魔になってシート材を取り出し難いという問題がある。
【0009】
一方、特許文献2に記載の従来技術は、操作パネルの一部を透明部材で形成してあるので、部品点数が増えると共に構成が複雑になるという問題がある。
【0010】
本発明は、シート材排出部に排出されたシート材が見え易く且つシート材の取り出しが容易であると共に、構成も簡易にできる画像形成装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、原稿の画像を読み取る原稿読取部と、原稿読取部の下方に設けた空間に画像形成後のシート材を排出するシート材排出部と、シート材排出部の下方に設けてあり積載されたシート材を供給するシート材供給部と、シート材供給部から供給されたシート材に画像形成を行なう画像形成部とを備えた画像形成装置において、前記シート排出部はシート材排出方向下流側で開口したシート材取出口と、シート材取出口よりもシート材排出方向上流側に位置して画像形成後のシートを排出するシート材排出口と、前記シート材排出口から排出されたシート材が載置されるシート材載置部と、前記シート材載置部に対向する位置にある対向壁とを有し、前記対向壁は前記シート材排出口側から前記シート材取出口側に向かって上方に傾斜して前記シート材取出口側の空間をシート材排出口側の空間より広くしていることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記対向壁は前記シート材排出口側から前記シート材取出口側に向けて互いに連続する複数の傾斜壁部を備え、シート材取出口側の傾斜壁部はシート材排出口側の傾斜壁部よりも傾斜の傾きが大きいことを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、インク記録ヘッドと、インク記録ヘッドの駆動を制御する制御部と、インク記録ヘッドにインクを供給するインクタンクとを筐体内に備え、前記筐体内において、対向壁の上側空間には、前記制御部及び前記インクタンクの少なくとも一方が収納されていることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載の発明において、前記インク記録ヘッドに前記インクタンクからインクを供給するインク供給チューブを備え、前記インク供給チューブは前記対向壁の上側空間に配置されていることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載された発明は、請求項3に記載の発明において、前記制御部と前記インク記録ヘッドとを接続するインクヘッド制御ケーブルを備え、前記インクヘッド制御ケーブルは、前記対向壁の上側空間に配置されていることを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載された発明は、請求項3に記載の発明において、前記筐体は、前記シート材載置部を挟む左右両側に位置する左右側部を有し、左右側部の少なくとも一方に、インクカートリッジの装着部を有し、インクカートリッジ装着部はシート材の排出方向上流側端が、前記対向壁の上側空間の横に位置することを特徴とする。
【0017】
請求項7に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、原稿読取部は、前記シート材取出口側に操作パネルを有し、操作パネルは両側部がシート材排出口側に凹んでおり、操作パネル越しにシート材取出口を見たときに操作パネルの両側部からシート材載置部の両側部が見えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、原稿読取部の下方にシート材排出部を設けた画像形成装置において、シート材排出部の対向壁をシート材排出口側からシート材取出口側に向かって上方に傾斜させてシート材取出口側の空間をシート材排出口側の空間よりも広くしているので、ユーザが操作位置からシート材載置部を見たときに対向壁に視線が遮られ難く、シート材載置部に排出されたシート材が見え易い。したがって、シート材排出口から排出されたシート材、特に、はがきや封筒等の小さいサイズのシート材の取り忘れや取り残しを防止できる。
【0019】
シート材排出部の対向壁をシート材排出口側からシート材取出口側に向かって上方に傾斜させて取出口側の空間を排出口側の空間よりも広くしているので、対向壁が邪魔にならずに取出口側から手を入れやすく、シート材の取り出しが容易である。
【0020】
対向壁を排出口側から取出口側に向かって上方に傾斜させているだけなので、構成が簡易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、添付図面の図1〜図3を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。尚、図1は本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図、図2は第1実施の形態に係る画像形成装置の横断面図、図3は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の斜視図である。
【0022】
本実施の形態に係る画像形成装置1は、インクジェット方式の複写機であり、原稿の画像を読み取る原稿読取部3と、原稿読取部3の下方に位置する空間に設けたシート材排出部9と、シート材排出部9の下方に設けたシート材供給部5と、シート材供給部5から供給されたシート材Sに画像形成を行なう画像形成部7とを備えており、画像形成部7とシート材供給部5とは画像形成装置本体の筐体2内に配置されている。シート材供給部5にはピックアップローラ12aが設けてあり、ピックアップローラ12aで取り出されたシートSは搬送経路に設けた搬送ローラ12bを経て、搬送ベルト12cにより後述する印字ヘッド11の対向位置に搬送される。
【0023】
画像形成部7は筐体2内において、シート材排出口23に隣接して設けており、図2に示すように、2本のガイド部材10に支持されて駆動手段により往復駆動してシート材Sに対してインクを吐出して印字する印字ヘッド11を有しており、印字ヘッド11は搬送ベルト12cに対向配置されている。
【0024】
印字ヘッド11は、インクタンク31に、インク供給チューブ15により接続されており、インクタンク31からインクの供給を受けている。また、印字ヘッド11は電源ボックス17にフレキシブルケーブル(インクヘッド制御ケーブル)16により接続されており、電源ボックス17から印字ヘッド11や搬送ベルト12c等の駆動モータに駆動電源及び駆動制御信号を送信してこれらの駆動を制御している。また、筐体2内には、駆動系制御ユニット18がガイド部材10に沿って設けてある。
【0025】
画像形成本体の筐体2には、シート材取出口21を挟む左右に左右側部2a、2bが形成されており、シート材取出口21を挟む左右側部2a、2bの一方(本実施例では右側側部2a)には、インクカートリッジ13の装着部14が設けてあり、フロントカバー2d(図3参照)を開いてインクカートリッジ13の脱着をするようになっている。インクカートリッジ装着部14は、インクタンク31にチューブ28(図2参照)により接続されており、インクカートリッジ13のインクはインクタンク31に補給されている。
【0026】
シート材排出部9は、画像形成が終了したシート材Sを排出するシート材排出口23と、シート材排出口23から排出されたシート材Sが載置されるシート材載置部24と、シート材載置部24に載置されたシート材Sを取り除くシート材取出口21と、シート材載置部24に対向する対向壁20とを備えている。
【0027】
対向壁20はシート材排出口23側から取出口21側に向かって上方に傾斜している。また、対向壁20は2つの直線状の傾斜部分25、27を備え、図1に示すように、シート材取出口21側の傾斜部分(取出口側傾斜部分)25の傾斜角度βはシート材の排出口23側の傾斜部分(排出口側傾斜部分)27の傾斜角度αよりも水平面に対する傾きが大きくになっている。尚、取出口側傾斜部分25の水平面に対する傾斜角度βは50度〜70度の範囲、好ましくは約60度の角度で傾斜しており、排出口側傾斜部分27の傾斜角度αは水平面に対して30度〜50度の範囲、好ましくは約40度傾斜している。
【0028】
筐体2において、対向壁20の裏側(画像形成部側)と画像読取部側の天壁32とで囲まれる空間Aは、インクタンク31、電源ボックス17、インク供給チューブ15、フレキシブルケーブル(インクヘッド制御ケーブル)16の収納スペースとなっている。
【0029】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作用及び効果を説明する。操作パネル29(図3参照)から印刷開始の制御信号を受けると、ピックアップローラ12a、搬送ローラ12b、搬送ベルト12cが回転駆動してシート材供給部5からシート材Sが1枚ずつ給紙される。搬送されるシート材Sに対して、主走査方向に往復移動するヘッド11から所定のインクが吐出され、シート材Sに画像が形成される。画像形成が終了したシート材Sはシート材排出部9の排出口23から排出されて、シート材載置部24に載置される。シート材載置部24に載置されたシート材Sは、シート材排出部9のシート材取出口21から手を入れて取り出す。
【0030】
本実施の形態によれば、シート材排出部9はシート材排出口23側からシート材取出口21側に向かって対向壁20が上方に傾斜して、シート材取出口21側の空間をシート材排出口23側の空間よりも広くしているので、操作位置からのユーザの視線が対向壁20に遮られ難く、シート材載置部24に載置されたシート材Sが外から見え易く、特に、はがきや封筒等のシート材Sが小サイズの場合でも見え易いため、シート材Sの取り忘れや置き忘れを防止できる。
【0031】
シート材排出部9はシート材排出口23側からシート材取出口21側に向かって対向壁20が上方に傾斜しているので、対向壁20が邪魔にならずに取出口21側から手を入れやすく、シート材Sの取り出しが容易である。
【0032】
シート材排出部9の対向壁20をシート材排出口23側からシート材取出口21側に向かって上方に傾斜させているだけなので、構成が簡単である。
【0033】
シート材排出部9の2つの傾斜部分25、27の内、取出口側傾斜部分25は水平面に対する傾斜角度βが排出口側傾斜部分27の傾斜角度αよりも大きくなっているので、シート材排出部9においてシート材取出口21側の空間を広く取ることができ、シート材Sの取り出しが更に容易である。
【0034】
対向壁20において、2つの傾斜部分25、27の内、排出口側傾斜部分27は水平面に対して傾斜角度αが取出口側傾斜部分25の傾斜角度βよりも小さくなっているので、排出口側傾斜部分27が取出口側傾斜部分25の面に沿う視線Hよりもシート材取出口21側に突設することなく、視線の妨げにならないので、シート材排出口23側まで視線が届き、シート材Sが小サイズ(例えばA6)の場合でもシート材Sの取り忘れを防止できる。
【0035】
対向壁20の内側(画像形成部側)と画像読取部3側の天壁32とで囲まれる空間Aに、インクタンク31、電源ボックス17、インク供給チューブ15、フレキシブルケーブル(インクヘッド制御ケーブル)16を収めているので、これらの駆動系部品をコンパクトに収納できる。
【0036】
また、筐体2において、インクカートリッジ13の装着部14はシート材取出口21を挟む左右側部2aに設けているので、インクカートリッジ13を筐体2内に収めることができ、画像形成装置本体から突出しないので外観が良い。
【0037】
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。
【0038】
図4に第2実施の形態を示す。この第2実施の形態では、シート材排出部9の対向壁20は、シート材排出口23側から前記シート材取出口21側に向かって上方に傾斜した曲面状としたものである。
【0039】
この第2実施の形態においても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0040】
図5及び図6を参照して第3実施の形態を説明する。この第3実施の形態では、上述した第1実施の形態において、インクカートリッジ13の装着部14を筐体の左右側部2a、2bにおいて、対向壁20の位置に対応した上部に設けてあり、インクカートリッジ装着部14はシート材の排出方向上流側端を、前記対向壁の上側空間の横に位置させたものであり、インクカートリッジ装着部14の液溜をインクタンク31と略水平或いは上になる位置に配置したものである。
【0041】
この第3実施の形態によれば、インクカートリッジ装着部14からインクタンク31へインクを供給するポンプの駆動力を低減できる。
【0042】
図7及び図8を参照して、本発明の第4実施の形態を説明する。この第4実施の形態では、原稿読取部に設けてある原稿押さえ3aには、画像形成装置1の正面側に操作パネル29が設けてあり、操作パネル29はその左右両側部がシート排出口23側に凹んでおり、ユーザが操作パネル29越しに上からシート材取出口21を見たときに操作パネル29の両側部からシート材載置部24の両側部が見えるようにしてある。
【0043】
この第4実施の形態によれば、シート材載置部24に排出されたシート材Sの端部が操作パネル29の横から見えるので、更に、シート材Sの取り忘れや、取り残しを防止できる。
【0044】
本発明は上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0045】
第2実施の形態において、対向壁20はシート材排出部9側を凸にした曲線状にすることに限らず、シート材排出部9側を凹みにした曲線状にしても良い。
【0046】
第1実施の形態において、シート材排出部9の対向壁20の2つの傾斜部分25、27は直線状としたが、これに限定されず、2つの傾斜部分25、27の少なくとも何れか一方を曲線状にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す横断面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第3実施の形態に係る画像形成装置の斜視図である。
【図7】本発明の第4実施の形態に係る画像形成装置の平面図である。
【図8】本発明の第4実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。
【図9】従来例に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0048】
1 画像形成装置
3 原稿読取部
5 シート材供給部
7 画像形成部
9 シート材排出部
15 インク供給チューブ
16 フレキシブルケーブル(インクヘッド制御ケーブル)
20 対向壁
21 シート材取出口
23 シート材排出口
24 シート材載置部
25 取出口側傾斜部分
27 排出口側傾斜部分
29 操作パネル
S シート材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿の画像を読み取る原稿読取部と、原稿読取部の下方に設けた空間に画像形成後のシート材を排出するシート材排出部と、シート材排出部の下方に設けてあり積載されたシート材を供給するシート材供給部と、シート材供給部から供給されたシート材に画像形成を行なう画像形成部とを備えた画像形成装置において、
前記シート排出部はシート材排出方向下流側で開口したシート材取出口と、シート材取出口よりもシート材排出方向上流側に位置して画像形成後のシートを排出するシート材排出口と、前記シート材排出口から排出されたシート材が載置されるシート材載置部と、前記シート材載置部に対向する位置にある対向壁とを有し、前記対向壁は前記シート材排出口側から前記シート材取出口側に向かって上方に傾斜して前記シート材取出口側の空間をシート材排出口側の空間より広くしていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記対向壁は前記シート材排出口側から前記シート材取出口側に向けて互いに連続する複数の傾斜壁部を備え、シート材取出口側の傾斜壁部はシート材排出口側の傾斜壁部よりも傾斜の傾きが大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
インク記録ヘッドと、インク記録ヘッドの駆動を制御する制御部と、インク記録ヘッドにインクを供給するインクタンクとを筐体内に備え、前記筐体内において、前記対向壁の上側空間には、前記制御部及び前記インクタンクの少なくとも一方が収納されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記インク記録ヘッドに前記インクタンクからインクを供給するインク供給チューブを備え、前記インク供給チューブは前記対向壁の上側空間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部と前記インク記録ヘッドとを接続するインクヘッド制御ケーブルを備え、前記インクヘッド制御ケーブルは、前記対向壁の上側空間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記筐体は、前記シート材載置部を挟む左右両側に位置する左右側部を有し、左右側部の少なくとも一方に、インクカートリッジの装着部を有し、インクカートリッジ装着部はシート材の排出方向上流側端が、前記対向壁の上側空間の横に位置することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項7】
原稿読取部は、前記シート材取出口側に操作パネルを有し、操作パネルは両側部がシート材排出口側に凹んでおり、操作パネル越しにシート材取出口を見たときに操作パネルの両側部からシート材載置部の両側部が見えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−300603(P2007−300603A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−55558(P2007−55558)
【出願日】平成19年3月6日(2007.3.6)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】