説明

磁気センサ回路

【課題】 回路規模が小さく、消費電流の増加やコストアップを抑えた磁気センサ回路の提供。
【解決手段】 ホール素子と、ホール素子を貫く磁束に応じたホール電圧としきい値電圧とを比較するコンパレータ回路と、コンパレータ回路の出力信号から磁気センサ回路の出力論理を決定する出力論理決定回路と、出力論理決定回路の出力するデータ信号によって、しきい値電圧を決定するしきい値電圧制御回路と、しきい値電圧制御回路の出力するデータ信号によって、コンパレータ回路のしきい値電圧を出力するしきい値電圧出力回路と、を備えた磁気センサ回路。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気を検知する磁気センサ回路に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯通信機器など小型化に伴い、折り畳み機構を有する機器が増えている。折たたみ機構の状態を検出する方法に、磁石と磁気センサ回路を用いたものがある。磁気センサ回路は、シリコン基板を用いた半導体IC上に、磁気検出素子と信号処理回路を一体に構成する場合、磁気検出素子としてホール素子が一般的に用いられる。図5は、ホール素子を用いた磁気センサ回路図である(特許文献1参照)。
【0003】
図5の磁気センサ回路は、ホール素子1を貫く順方向の磁束と単調増加の関係にあるホール電圧が入力されるヒステリシス機能付きコンパレータ回路7と、ホール素子1を貫く逆方向の磁束と単調増加の関係にあるホール電圧が入力されるヒステリシス機能付きコンパレータ回路8とを備え、各出力の論理和を取る構成としたものである。従って、磁石の磁気極性に関係なく、磁石が近接位置にあるか否かを検知できる。
【0004】
図5の磁気センサ回路の、ホール素子を貫く磁束と出力信号の関係は図6に示す様になる。
【特許文献1】特開2005−260629号(図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし従来の磁気センサ回路では、コンパレータ回路よりも複雑な構成のヒステリシス機能付きコンパレータ回路を2つも使用しているため、回路規模が大きくなり、消費電流の増加やコストアップの要因となっていた。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するために考案されたものであり、簡便な回路を用いて、消費電流の増加やコストアップを抑えた磁気センサ回路を実現するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の磁気センサ回路は、ホール素子と、ホール素子を貫く磁束に応じたホール電圧としきい値電圧とを比較するコンパレータ回路と、コンパレータ回路の出力信号から磁気センサ回路の出力論理を決定する出力論理決定回路と、出力論理決定回路の出力するデータ信号によって、しきい値電圧を決定するしきい値電圧制御回路と、しきい値電圧制御回路の出力するデータ信号によって、コンパレータ回路のしきい値電圧を出力するしきい値電圧出力回路と、を備えた磁気センサ回路とした。
【発明の効果】
【0008】
本発明の磁気センサ回路によれば、複雑な構成のヒステリシス機能付きコンパレータ回路を2つも使用することなく、ただ1つのコンパレータ回路を使用した磁気センサ回路を構成することが可能になり、消費電流の増加やコストアップを抑えた磁気センサ回路を提供することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
【実施例】
【0010】
図1は、本実施形態の磁気センサ回路の回路図である。
【0011】
本実施形態の磁気センサ回路は、コンパレータ回路11と、出力論理決定回路12と、しきい値電圧制御回路13及びしきい値電圧出力回路14とを備えている。
【0012】
入力端子INには、図示しないホール素子および増幅回路から、ホール素子を貫く磁束に応じたホール電圧が与えられる。便宜上、本実施形態では、ホール素子を貫く順方向(N極)磁束が大きければ、このホール電圧も大きくなるものとしている。このホール電圧は、ホール素子を貫く磁束がゼロである場合に、所定の値となるように設定されている。すなわちホール電圧を増幅する図示しない増幅回路の出力動作点が、ホール素子を貫く磁束がゼロである場合に所定の値となるように設定されている。便宜上、本実施形態では、所定の値が電源電圧Vddの半分の値、すなわちVdd/2になるように設定されているものとしている。
【0013】
コンパレータ回路11は、入力端子INの電圧としきい値電圧出力回路14の出力する電圧を比較動作する。出力論理決定回路12は、コンパレータ回路11の出力信号とクロック信号CLK1、2、3によって、磁気センサ回路の出力信号を磁気センサ回路の出力端子OUTに出力する。さらに出力論理決定回路12は、しきい値電圧出力回路14のしきい値電圧を決定するための元となるデータ信号を出力する。しきい値電圧制御回路13は、出力論理決定回路12の出力するデータ信号とクロック信号CLK4によって、しきい値電圧出力回路14が出力するしきい値電圧を決定する制御信号を出力する。しきい値電圧出力回路14は、しきい値電圧制御回路13の制御信号とクロック信号CLK1、2によって、コンパレータ回路11に適当なしきい値電圧を出力する。
【0014】
図3は、クロック信号CLK1、2、3、4のタイミングを示す波形図である。クロック信号CLK1、2、3、4は、順次、互いに他と重なりのないパルスが繰り返されるものとしている。クロック信号CLK1がHである期間を第1の期間、クロック信号CLK2がHである期間を第2の期間、クロック信号CLK3がHである期間を第3の期間、クロック信号CLK4がHである期間を第4の期間とする。
【0015】
第1の期間において、しきい値電圧出力回路14は、Vdd/2よりも高い、順方向(N極)磁束に対する第1のしきい値電圧を出力し、出力論理決定回路12は、コンパレータ回路11の出力論理をラッチ動作する。
【0016】
第2の期間において、しきい値電圧出力回路14は、Vdd/2よりも低い、逆方向(S極)磁束に対する第2のしきい値電圧を出力し、出力論理決定回路12は、コンパレータ回路11の出力論理をラッチ動作する。
【0017】
第3の期間において、出力論理決定回路12は、第1の期間にラッチ動作したコンパレータ回路11の出力論理と、第2の期間にラッチ動作したコンパレータ回路11の出力論理から、磁気センサ回路としての出力論理を決定し、これを磁気センサ回路の出力端子OUTに出力する。例えば、順方向(N極)または逆方向(S極)の磁束が強ければHを、弱い場合にはLを出力する。
【0018】
第4の期間において、しきい値電圧制御回路13は、出力論理決定回路12の出力するデータ信号から、次の第1の期間における第1のしきい値電圧と、次の第2の期間における第2のしきい値電圧とを決定する制御信号をしきい値電圧出力回路14に出力する。
【0019】
出力論理決定回路12と、しきい値電圧制御回路13と、しきい値電圧出力回路14は、例えば図2に示す回路により実現される。
【0020】
出力論理決定回路12は、第1の期間にコンパレータ回路11の出力論理をラッチ動作する記憶回路21、第2の期間にコンパレータ回路11の出力論理をラッチ動作する記憶回路22、インバータ回路23、第1の期間にラッチ動作されたコンパレータ回路11の出力論理と、第2の期間にラッチ動作されたコンパレータ回路11の出力論理から、磁束磁気センサ回路としての出力論理を決定するインバータ回路23とオア回路24、オア回路24の出力をラッチ動作し磁気センサ回路としての出力論理を決定する記憶回路25によって構成されている。
【0021】
しきい値電圧制御回路13は、出力論理決定回路12の出力するデータ信号から、次の第1の期間における第1のしきい値電圧と、次の第2の期間における第2のしきい値電圧を決定するためのデータ信号を生成する論理回路31、前記データ信号をラッチ動作する記憶回路32、記憶回路33、記憶回路34、記憶回路35によって構成されている。
【0022】
しきい値電圧出力回路14は、しきい値電圧制御回路13の出力する制御信号によってオン/オフ制御(例えば、制御信号がHのときにオン)されるスイッチ42、43、45、および46と、クロック信号CLK1によってオン/オフ制御されるスイッチ41と、クロック信号CLK2によってオン/オフ制御されるスイッチ44と、これらのスイッチによって選択される、Vthnoなる電圧値の電圧源47、Vthnrなる電圧値の電圧源48、Vthsoなる電圧値の電圧源49、Vthsrなる電圧値の電圧源50、によって構成されている。
【0023】
上述したような磁気センサ回路は、以下のように動作してホール素子を貫く磁束を検出して検出信号を出力する機能を有する。
【0024】
強い順方向(N極)磁束がホール素子を貫くときは、Vdd/2よりも非常に高い電圧が端子INに入力される。コンパレータ回路11は、第1の期間と第2の期間ともHレベルを出力する。記憶回路21は、第1の期間にHレベルをラッチ動作して出力する。記憶回路22は、第2の期間にHレベルをラッチ動作して出力する。オア回路24の出力はHレベルになるので、記憶回路25は第3の期間にHレベルをラッチ動作して出力する。すなわち、強い順方向(N極)磁束がホール素子を貫く場合には、磁気センサ回路はHレベルを出力する。
【0025】
強い逆方向(S極)磁束がホール素子を貫くときは、Vdd/2よりも非常に低い電圧が端子INに入力される。コンパレータ回路11は、第1の期間と第2の期間ともLレベルを出力する。記憶回路21は、第1の期間にLレベルをラッチ動作して出力する。記憶回路22は、第2の期間にLレベルをラッチ動作して出力する。オア回路24の出力はHレベルになるので、記憶回路25は第3の期間にHレベルをラッチ動作して出力する。すなわち、強い逆方向(S極)磁束がホール素子を貫く場合には、磁気センサ回路はHレベルを出力する。
【0026】
ホール素子を貫く磁束が弱く、ゼロ(またはゼロに近い)ときは、Vdd/2(またはVdd/2に近い)電圧が端子INに入力される。コンパレータ回路11は、第1の期間にLレベルを出力し、第2の期間にHレベルを出力する。記憶回路21は、第1の期間にLレベルをラッチ動作して出力する。記憶回路22は、第2の期間にHレベルをラッチ動作して出力する。オア回路24の出力はLレベルになるので、記憶回路25は第3の期間にLレベルをラッチ動作して出力する。すなわち、ホール素子を貫く磁束がゼロの場合には、磁気センサ回路はLレベルを出力する。
【0027】
次に、磁気センサ回路が、図6に示すようなヒステリシス特性を有するために必要な条件について説明する。必要な条件とは、下記(1)〜(3)の3条件である。
【0028】
(1) 強い順方向(N極)磁束がホール素子1を貫き、磁気センサ回路の出力端子OUTにHレベルが出力されているときには、次の第1の期間及び次の第2の期間において、しきい値電圧出力回路14がコンパレータ回路11に対して出力するしきい値電圧は、それぞれ順方向(N極)磁束BrpN、及び逆方向(S極)磁束BopSの大きさに対応するしきい値電圧、すなわち、Vthnr、及びVthsoであること。
【0029】
(2) 強い順方向(S極)磁束がホール素子1を貫き、磁気センサ回路の出力端子OUTにHレベルが出力されているときには、次の第1の期間及び次の第2の期間において、しきい値電圧出力回路14がコンパレータ回路11に対して出力するしきい値電圧は、それぞれ順方向(N極)磁束BopN、及び逆方向(S極)磁束BrpSの大きさに対応するしきい値電圧、すなわち、Vthno、及びVthsrであること。
【0030】
(3) 弱い磁束がホール素子1を貫き、磁気センサ回路の出力端子OUTにLレベルが出力されているときには、次の第1の期間及び次の第2の期間において、しきい値電圧出力回路14がコンパレータ回路11に対して出力するしきい値電圧は、それぞれ順方向(N極)磁束BopN、及び逆方向(S極)磁束BopSの大きさに対応するしきい値電圧、すなわち、Vthno、及びVthsoであること。
【0031】
以上3条件を満たすために、図2の回路において論理回路31が達成すべき真理値表を図4に示す。論理回路31は、記憶回路21の出力信号x1と記憶回路25の出力信号x2をデータ信号として入力して、図4の真理値表にしたがって、コンパレータ回路11のしきい値電圧を決定するデータ信号y1、y2、y3、及びy4を出力する。
【0032】
すなわち、しきい値電圧制御回路13は、出力論理決定回路12の出力するデータ信号x1、x2を入力して、クロック信号CLK4によって、しきい値電圧出力回路14にデータ信号y1、y2、y3、及びy4を出力する。しきい値電圧出力回路14は、データ信号y1、y2、y3、及びy4に従ってスイッチ42、43、44、及び45を適当にオン/オフ動作して、コンパレータ回路11のしきい値電圧を決定する。以上のように磁気センサ回路が動作することによって、図6に示すようなヒステリシス特性を有することが可能となる。
【0033】
ここで、図2の磁気センサ回路の回路図、及び図4の論理回路31の真理値表は一例であり、本発明の磁気センサ回路はこの回路及び真理値表に限定されるものではない。例えば、記憶回路21、22、25、32、33、34、及び35は、スイッチと容量によって構成される一般的なサンプルホールド回路で代用してもよい。また例えば、出力論理決定回路12が出力するデータ信号を、図2で示すデータ信号とは異なるデータ信号を適用した場合においては、その場合に対応した真理値表を論理回路31に対して設定し、これに従えばよい。
また、本実施形態では、コンパレータ回路11は、第1の期間において順方向(N極)磁束、第2の期間において、逆方向(S極)磁束に対する比較動作をするものとしているが、この逆の動作、すなわち、第1の期間において逆方向(S極)磁束、第2の期間において順方向(N極)磁束に対する比較動作をさせたい場合には、出力論理決定回路12などの構成を適当に与えれば、本実施形態同様の効果が得られることは明白である。
また、本実施形態では、入力端子IN与えられるこのホール電圧は、ホール素子を貫く順方向(N極)磁束が大きいほど大きくなるものとしているが、ホール素子を貫く逆方向(S極)磁束が大きいほど大きくなるとした場合には、出力論理決定回路12などの構成を適当に与えれば、本実施形態同様の効果が得られることは明白である。
なお、本実施形態における、各種クロック信号は、磁気センサ回路と同一デバイスにて生成されるものとしてもよいし、磁気センサ回路外部デバイスにて生成されるものとしてもよく、その生成については限定されるものではない。
また、本実施形態における、各種電圧源は、例えば電源電圧を複数の抵抗により分圧することで与えられるものとしてもよく、その他の方法で生成されるものとしてもよく、その生成については限定されるものではない。
【0034】
上述のように、本発明の磁気センサ回路によれば、複雑な構成のヒステリシス機能付きコンパレータ回路を用いることなく、論理回路とスイッチを用いて磁気センサ回路を実現できる。従って、従来の磁気センサ回路よりも、回路規模を小さくすることが可能となり、さらに消費電流の増大やコストアップという問題を解消することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施形態における磁気センサ回路のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における磁気センサ回路の回路図である。
【図3】本発明の実施形態における磁気センサ回路のクロック信号の説明図である。
【図4】本発明の実施形態における磁気センサ回路のしきい値電圧制御回路における動作説明図である。
【図5】従来の磁気センサ回路のブロック図である。
【図6】磁気センサ回路のホール素子を貫く磁束と出力信号の関係の説明図である。
【符号の説明】
【0036】
1 ホール素子
2、5、6、47、48、49、50 電圧源
3、4 増幅器
7、8 ヒステリシス機能付きコンパレータ回路
11 コンパレータ回路
12 出力論理決定回路
13 しきい値電圧制御回路
14 しきい値電圧出力回路
21、22、25、32、33、34、35 記憶回路
23 インバータ回路
24、9 オア回路
31 論理回路
41、42、43、44、45、46 スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気を検知する磁気センサ回路であって、
ホール素子と、
前記ホール素子を貫く磁束に応じたホール電圧と、しきい値電圧とを比較するコンパレータ回路と、
前記コンパレータ回路の出力信号から磁気センサ回路の出力論理を決定する出力論理決定回路と、
前記出力論理決定回路が出力する信号によって、前記しきい値電圧を決定するしきい値電圧制御回路と、
前記しきい値電圧制御回路が出力する信号によって、前記コンパレータ回路にしきい値電圧を切り替えて出力するしきい値電圧出力回路と、を備え、
前記しきい値電圧出力回路が、前記コンパレータ回路にしきい値電圧を切り替えて出力することによって、ヒステリシスを有することを特徴とする磁気センサ回路。
【請求項2】
前記出力論理決定回路と、前記しきい値電圧制御回路と、前記しきい値電圧出力回路とは、クロック信号によって動作する、請求項1に記載の磁気センサ回路。
【請求項3】
前記出力論理決定回路は、
第一のクロック信号によって、第一の方向の磁気の強弱判定結果を記憶する第一の記憶回路と、
第二のクロック信号によって、第二の方向の磁気の強弱判定結果を記憶する第二の記憶回路と、
第三のクロック信号によって、前記第一及び第二の記憶回路に記憶された、第一の方向の磁気の強弱判定結果及び第二の方向の磁気の強弱判定結果から決定された、磁気センサ回路の出力論理を記憶する第三の記憶回路と、を備えた請求項2に記載の磁気センサ回路。
【請求項4】
前記出力論理決定回路は、
前記第一の記憶回路または前記第二の記憶回路の信号と、前記第三の記憶回路の信号を、前記しきい値電圧制御回路に出力する請求項3に記載の磁気センサ回路。
【請求項5】
前記しきい値電圧制御回路は、
前記第一の記憶回路または前記第二の記憶回路の信号と、前記第三の記憶回路の信号によって、前記しきい値電圧を決定し、
第四のクロック信号によって、前記しきい値電圧出力回路に出力する請求項2に記載の磁気センサ回路。
【請求項6】
前記しきい値電圧出力回路は、
第一のクロック信号によって、第一の方向の磁気に対するしきい値電圧をコンパレータ回路に出力し、
第二のクロック信号によって、第二の方向の磁気対するしきい値電圧をコンパレータ回路に出力する請求項2に記載の磁気センサ回路。
【請求項7】
前記ホール素子を貫く磁束に応じたホール電圧は、
前記貫く磁束がゼロであるとき、電源電圧の半分と等しい電圧である請求項1に記載の磁気センサ回路。
【請求項8】
前記クロック信号が、磁気センサ回路と同一デバイスにて生成される請求項2に記載の磁気センサ回路。
【請求項9】
前記しきい値電圧が、電源電圧を複数の抵抗により分圧することで生成される請求項1に記載の磁気センサ回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−47585(P2009−47585A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−214737(P2007−214737)
【出願日】平成19年8月21日(2007.8.21)
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】