説明

磁気浮上システムの枕木締結構造

【課題】簡単な構造でレールの温度変化による伸縮などによって生じる変位を効果的に吸収し、かつ、レール及び枕木の上下方向の振動吸収性能を向上させることが可能な磁気浮上システムの枕木締結構造を提供することにある。
【解決手段】本発明は、走行軌道の路盤2上に間隔をおいて配置された複数のベースプレート3上に走行レール4用の枕木5を締結する磁気浮上システムの枕木締結構造1において、枕木5の下側フランジ部5bは、弾性体6及び金属板7を介してベースプレート3上に載置され、枕木5の下側フランジ部5bは、付勢手段の押さえばね8によってベースプレート3側に向かって押さえ付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気浮上式車両、磁気搬送装置等の走行軌道の路盤上に間隔をおいて配置された複数のベースプレート上に走行レール用の枕木を締結する磁気浮上システムの枕木締結構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、磁気浮上しながら車両(リニアモーターカー)が走行する形式の磁気浮上システムでは、レールが枕木にしっかりと固定されている必要がある。このような場合、温度変化に伴うレールの伸縮や、走行軌道の路盤の活荷重たわみによるレールの変位に起因して、レール、枕木、レールを枕木に固定する固定構造、及び枕木を路盤に締結する締結構造に対して過大な負荷が作用することになる。そのため、例えば、特許文献1に示す枕木締結構造では、枕木と走行軌道の路盤との間で、レールの軸線方向変位などを吸収するようにしている。
【0003】
すなわち、特許文献1の枕木締結構造においては、図4に示すように、左右一対の枕木締結構造(一方のみを示している)50によって、H型鋼の枕木51が走行軌道の路盤52上に締結されている。この枕木締結構造50は、路盤52の上面に設けられる台座53と、台座53上に設置されるベースプレート54と、台座53に埋め込まれるアンカーナット55とを備えており、このアンカーナット55に締結ボルト56をねじ込むことによってベースプレート54が台座53に固定されている。
枕木51の下側フランジ部51aは、ゴム板57を介してベースプレート54に載置されているとともに、下側フランジ部51aの幅方向の両側部には、スリーブ58及びゴム筒59を収容する貫通孔(図示せず)が形成されている。また、下側フランジ部51aの幅方向の両側部には、ゴム板60及び座金61がそれぞれ載置されている。したがって、締結ボルト62が座金61、ゴム板60及びスリーブ58を介してベースプレート54にねじ込まれると、枕木51は締結されることになる。なお、枕木51の上側フランジ部51b上には、掛け渡したレール63が締結されている。
【0004】
このような枕木締結構造50において、レール63が温度変化により伸縮したり、走行軌道の路盤52に活荷重が生じたりした場合に、レール63が図4中の矢印X方向(レール軸線方向)に変位し、枕木51も当該レール63に追随して変位するが、この変位は、ゴム板57,60の弾性変形によって吸収される。これにより、レール63や枕木51、枕木締結構造50に過大な負荷が掛かるのを回避している。
また、レール63の変位に際して付与される水平荷重は、上下のゴム板57,60、ゴム筒59に分担され、下側のゴム板57に伝達される水平荷重は締結ボルト62を介さずにベースプレート54に伝達されるとともに、上側のゴム板60に伝達される水平荷重はスリーブ58にも伝達されるため、締結ボルト62への水平荷重負担を軽減している。
さらに、走行軌道の路盤52とレール63との間の変位差が大きくてなって矢印X方向の力が大きくなった場合には、路盤52に対して枕木51が平行移動後回動し、その変位差をゴム板57,60やゴム筒59の弾性変形によって吸収し、最終的に枕木51のウェブ部51cが変形することによって、その変位差を吸収している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−268506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来の枕木締結構造50では、レール63の温度変化による伸縮などによって生じる変位を吸収するために、複数の箇所に吸収構造を設ける必要があるので、使用する部品点数が多く、構造が複雑となり、コスト高を招くという問題があった。また、従来の枕木締結構造50では、枕木51が下側のゴム板57の上下両面、上側のゴム板60の下面などの複数箇所で摺動することになるので、枕木51がどこで摺動するのかが分からず、摺動させる部分を設計することにより、性能変化を防止することが難しいという問題があった。さらに、従来の枕木締結構造50では、レール63及び枕木51の上下方向の振動を下側のゴム板57のみによって吸収しているので、振動吸収性能が不十分であり、浮上制御性及び車両の乗り心地の低下などを引き起こすおそれがあった。
【0007】
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な構造でレールの温度変化による伸縮などによって生じる変位を効果的に吸収し、かつ、レール及び枕木の上下方向の振動吸収性能を向上させることが可能な磁気浮上システムの枕木締結構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、走行軌道の路盤上に間隔をおいて配置された複数のベースプレート上に走行レール用の枕木を締結する磁気浮上システムの枕木締結構造において、前記枕木の下側フランジ部は、弾性体及び金属板を介して前記ベースプレート上に載置され、前記枕木の下側フランジ部は、付勢手段によって前記ベースプレート側に向かって押さえ付けられている。
【0009】
本発明において、前記金属板は、前記枕木の下側フランジ部の端部よりレール軸線方向に突出して形成され、前記金属板がレール軸線方向にずれた場合に、前記金属板のレール軸線方向の先端部が前記ベースプレート上に設けられたストッパ部材に接触して停止するように構成されていることが好ましい。
また、本発明において、前記付勢手段は、スペーサを介して設けられていることが好ましい。
【0010】
さらに、本発明は、上記発明の枕木締結構造を備えた磁気浮上システムの軌道である。
【発明の効果】
【0011】
上述の如く、本発明に係る磁気浮上システムの枕木締結構造は、走行軌道の路盤上に間隔をおいて配置された複数のベースプレート上に走行レール用の枕木を締結するものであって、前記枕木の下側フランジ部は、弾性体及び金属板を介して前記ベースプレート上に載置され、前記枕木の下側フランジ部は、付勢手段によって前記ベースプレート側に向かって押さえ付けられているので、温度変化などによってレールが伸縮した場合でも、枕木が金属板上をレール軸方向に摺動することによって変位を確実に吸収し、吸収性能を安定化させることができる。また、本発明の枕木締結構造では、枕木が摺動する箇所が特定されているので、摺動させる部分を設計することにより、吸収性能の変化を防止することができる。さらに、本発明の枕木締結構造では、枕木が弾性体及び付勢手段によって弾性支持されているので、レール及び枕木に対する振動吸収性を持たせることができる。しかも、付勢手段の付勢力を調整することが可能であるので、弾性体と金属板との間の摩擦力を変更して必要な摩擦力を確保できる。
【0012】
また、本発明において、前記金属板は、前記枕木の下側フランジ部の端部よりレール軸線方向に突出して形成され、前記金属板がレール軸線方向にずれた場合に、前記金属板のレール軸線方向の先端部が前記ベースプレート上に設けられたストッパ部材に接触して停止するように構成されているので、運行中に金属板が枕木の下側フランジ部から抜け出ることはなく、レールの変位に対して枕木の摺動が確実に行われることになる。しかも、金属板のレール軸線方向の先端部がストッパ部材に接触した状態では、金属板の弾性変形によってレール及び枕木の上下振動を吸収することができる。
【0013】
さらに、本発明において、前記付勢手段は、スペーサを介して設けられているので、付勢手段を固定する締結手段がスペーサの存在によって機械的にそれ以上締め付けることができなくなり、トルク管理及び高さ管理を行うことなく、付勢手段の設置高さが一定となり、締結手段の締め付け量で付勢手段の押さえ力がばらつくことはなくなる。
【0014】
また、本発明は、上記発明の枕木締結構造を備えた磁気浮上システムの軌道であるので、温度差によりレールと路盤との間で変位差が生じた場合でも、当該枕木締結構造によって変位差を効率的に吸収できるとともに、軌道の防振効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態に係る磁気浮上システムの枕木締結構造を示す断面図である。
【図2】図1におけるA−A線矢視図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る磁気浮上システムの枕木締結構造を示す断面図である。
【図4】従来の磁気浮上システムの枕木締結構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0017】
[第1実施形態]
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る磁気浮上システムの枕木締結構造を示すものであり、図1はその断面図、図2は図1のA−A線矢視図である。
本発明の第1実施形態に係る枕木締結構造1は、磁気浮上システムの軌道に適用されるものであり、図1及び図2に示すように、走行軌道の路盤2上で幅方向(レール軸線方向と直交する方向)に一定間隔をおいて配置される一対のベースプレート3と、これらベースプレート3上に締結され、走行軌道の路盤2に沿って一定の間隔を空けて多数配置される走行レール4用の枕木5と、ベースプレート3及び枕木5の間で下から順に配置されるゴムや樹脂系の弾性体6及び金属板7と、枕木5をベースプレート3側に向かって押さえ付ける押さえばね(付勢手段)8とを備えている。
【0018】
路盤2は、鋼製またはPCコンクリート製等の材料で製作され、車両(磁気浮上式リニアモーターカー)の走行方向に沿って延在して設けられており、所定の箇所には、後述する複数の締結ボルトのねじ部を螺入させる複数のねじ穴9,10が設けられている。そして、ベースプレート3は、金属材を用いて平面視で長方形状に形成されており、長手方向(レール軸線方向)の両側には、締結ボルト11を挿通させるボルト孔12がそれぞれ設けられている。
【0019】
枕木5は、剛性を有するH型鋼材などを用いて形成されており、ウェブ部5cを立ててフランジ部5a,5bを上下に位置させた状態で、弾性体6及び金属板7を介して一対のベースプレート3上に掛け渡して載置されている。すなわち、枕木5の下側フランジ部5bは、金属板7の上面に載っているだけである。一方、枕木5の下側フランジ部5bは、押さえばね8によってベースプレート3側に向かって垂直方向へ押さえ付けられている。そのため、枕木5は、温度変化によって走行レール4が矢印X方向に伸縮した場合、金属板7上を矢印X方向と同じ方向のレール軸線方向に摺動することにより、その変位を吸収することが可能に構成されている。したがって、押さえばね8としては、走行レール4の伸縮時に枕木5の摺動を許容するが、金属板7との間に必要な摩擦力を確保することが可能な弾性係数を有するものが使用されている。なお、枕木5の上側フランジ部5aには、走行軌道に沿って延在する走行レール4が締結されており、枕木5上に掛け渡されて設置されている。
【0020】
弾性体6は、枕木5の下側フランジ部5bとほぼ同じ大きさのゴム製(あるいは樹脂製)の板状体を用いて形成され、ベースプレート3上に載置されている。一方、金属板7は、防錆のためにステンレス鋼板が用いられ、枕木5の下側フランジ部5bの端部よりレール軸線方向にそれぞれ突出する大きさに形成されており、その下面が弾性体6の上面に接着されて配置されている。このため、本実施形態の枕木締結構造1では、車両の運行中において金属板7がレール軸線方向にずれた場合に、金属板7のレール軸線方向の先端部がベースプレート3上に設けられたストッパ部材の締結ボルト13に接触して停止するように構成されている。金属板7のレール軸線方向の先端部が締結ボルト13に接触しても、金属板7の突出部分の弾性変形によって路盤2、枕木5等の上下方向の相対移動に対して追従し、上下動を吸収することが可能となっている。
【0021】
押さえばね8は、枕木5の下側フランジ部5bのレール軸線方向の両側で、ベースプレート3及び枕木5の下側フランジ部5bの上方にそれぞれ配置され、弾力性を有する板状体の両端部を内側へ向かって屈曲させることにより、中間部8cが上方へ湾曲した形状に形成されている。そして、押さえばね8の基端部8aは、下方へ向かって垂直に延びており、その一部がベースプレート3の上面に埋め込まれて固定されている。また、押さえばね8の先端部8bは、中間部8cからさらに内側へ向かって屈曲されて巻き込まれており、その湾曲部分が枕木5の下側フランジ部5bの上面に当接することによって、枕木5の下側フランジ部5bを垂直方向下方に押圧するようになっている。さらに、押さえばね8の中間部8cには、押さえばね8を固定するための締結ボルト13を挿通させる挿通孔14が穿設されている。
一方、ベースプレート3の長手方向の両側には、押さえばね8の挿通孔14及び路盤2のねじ穴10と対応して、締結ボルト13を挿通させるボルト孔15がそれぞれ設けられている。したがって、押さえばね8の基端部8aのベースプレート3への固定位置は、2つのボルト孔12,15の間で、中間部8cが締結ボルト11と干渉しない位置に設定されている。
【0022】
このように構成された本発明の第1実施形態に係る磁気浮上システムの枕木締結構造1によって枕木5を締結するには、まず、ベースプレート3を走行軌道の路盤2上の所定位置に載置し、締結ボルト11をベースプレート3の各ボルト孔12より路盤2のネジ穴9にねじ込んでベースプレート3を固定する。次いで、弾性体6を下面に接着させた金属板7をベースプレート3の上面に設置し、枕木5の下側フランジ部5bを金属板7の上面に載置する。その後、押さえばね8の基端部8aをベースプレート3の上面に固定し、各押さえばね8の先端部8bを枕木5の下側フランジ部5bの両側上面に載せ、締結ボルト13を挿通孔14よりベースプレート3の各ボルト孔15を経て路盤2のネジ穴10にねじ込んで固定すれば、枕木5は、弾性体6及び金属板7を介して路盤2及びベースプレート3上に摺動可能に締結されることになる(図1参照)。
【0023】
本発明の第1実施形態の枕木締結構造1において、枕木5の上側フランジ部5aに締結された走行レール4が温度変化により図1の矢印X方向に伸縮して変位した場合、枕木5は、走行レール4が変位しようとする方向の力を受ける。この際、枕木5の下側フランジ部5bは、金属板7の上面に載っているだけであるため、当該枕木5は金属板7の上面を矢印X方向へ摺動し、枕木5及び走行レール4の変位を吸収することが可能になる。また、走行レール4が上下に振動すると、枕木5には上下方向の力が作用する。この場合、枕木5の下側フランジ部5bは、押さえばね8により押さえ付けられた状態で、弾性体6及び金属板7を介してベースプレート3上に配置されているため、弾性体6及び押さえばね8が弾性変形することにより、枕木5及び走行レール4の上下振動を吸収することが可能になる。しかも、金属板7がレール軸線方向にずれて締結ボルト13に接触して停止した状態では、金属板7の先端部が弾性変形することにより、枕木5及び走行レール4の上下振動をより吸収することが可能になる。
したがって、本実施形態の枕木締結構造1によれば、走行レール4、枕木5、締結ボルト11,13等に掛かる荷重を大幅に低減できる。
【0024】
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係る磁気浮上システムの枕木締結構造を示す断面図である。
この第2実施形態においては、上記第1実施形態と異なり、押さえばね8が締結ボルト13を挿通させる円筒状のスペーサ16を介して締め付けられている。このため、スペーサ16は、押さえばね8の下面とベースプレート3の上面との間に配置されている。その他の構成は上記第1実施形態と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示している。
【0025】
かかる第2実施形態の枕木締結構造1においては、締結ボルト13によって押さえばね8を締め付ける際に、スペーサ16の介在によって締結ボルト13をスペーサ16の長さ以上に締め付けることが不可能であるため、押さえばね8の高さを一定に規定でき、押さえばね8の押さえ力が締結ボルト13の締め付け量でばらつくことがなく、一定に設定できる。その他の作用効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0026】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態における押さえばね8は、本実施形態の形状のものに限られず、断面L字状などに形成されたものでも良く、枕木5の下側フランジ部5bをベースプレート3側に向かって押さえ付けることができれば、どのような形状であっても、あるいはどのような構成の付勢手段であっても良い。また、既述の実施の形態では、ストッパ部材として締結ボルト13を用いているが、締結ボルト13と別個に金属板7用のストッパ部材を設けても良い。さらに、本発明の枕木締結構造1は、磁気搬送装置等の軌道に適用することも可能である。
【符号の説明】
【0027】
1 枕木締結構造
2 路盤
3 ベースプレート
4 走行用レール
5 枕木
5a,5b フランジ部
6 弾性体
7 金属板
8 押さえばね(付勢手段)
9,10 ねじ穴
11 締結ボルト
12,15 ボルト孔
13 締結ボルト(ストッパ部材)
14 挿通孔
16 スペーサ
50 枕木締結構造
51 枕木
52 走行軌道の路盤
53 台座
54 ベースプレート
55 アンカーナット
56,62 締結ボルト
57,60 ゴム板
58 スリーブ
59 ゴム筒
61 座金
63 レール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行軌道の路盤上に間隔をおいて配置された複数のベースプレート上に走行レール用の枕木を締結する磁気浮上システムの枕木締結構造において、
前記枕木の下側フランジ部は、弾性体及び金属板を介して前記ベースプレート上に載置され、前記枕木の下側フランジ部は、付勢手段によって前記ベースプレート側に向かって押さえ付けられていることを特徴とする磁気浮上システムの枕木締結構造。
【請求項2】
前記金属板は、前記枕木の下側フランジ部の端部よりレール軸線方向に突出して形成され、前記金属板がレール軸線方向にずれた場合に、前記金属板のレール軸線方向の先端部が前記ベースプレート上に設けられたストッパ部材に接触して停止するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気浮上システムの枕木締結構造。
【請求項3】
前記付勢手段は、スペーサを介して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の磁気浮上システムの枕木締結構造。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の枕木締結構造を備えた磁気浮上システムの軌道。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−255363(P2010−255363A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−109086(P2009−109086)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】