説明

空気清浄加湿器及び美顔器

【課題】残水の排水が確実に行える空気清浄加湿器及び美顔器を提供するものである。
【解決手段】多孔体19及び送風筒6で水が破砕されることで生成するナノミストと負イオンを室内に放出するもので、前記貯水室8と連通し給水タンク9を収納する定水位室10の下方には、給水タンク9の定水位室10への収納ではロックされて排水弁28の開弁を阻止する係止金具31と、前記係止金具31を介して排水弁28の開閉を行う排水レバー32とを備え、この排水レバー32は排水弁28を開弁する操作で、排水弁28の開弁で排水される貯水室8内の残水を一旦収容し抜き外してから排水する排水トレー33を、排水弁28が開弁状態では抜き出しが出来ないようにしたので、水漏れを防止して常に確実な排水処理が行えるようにしたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、貯水室に残る残水を安全に排出出来るようにした空気清浄加湿器及び美顔器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種の加湿装置に於いては、ナノミスト及び負イオンの生成時に、室内空気が飛散する水の中を通過することで、空気中に浮遊している塵や雑菌が水中に混入したり、または水道水中のカルシウムや塩素等のカルキが水中に混在するので、定期的に貯水室の残水を捨てる必要があり、排水専用の排水用タンクを用意するものであった。(例えば、特許文献1参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平3−168546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところでこの従来のものでは、給水タンク内にまだ水がある状態で、フロートスイッチが誤動作して排水栓を開けた場合、排水用タンクは貯水室内の残水分の容積しかないので、増分が排水用タンクから溢れ出て床面を汚してしまうものであり、又これを防止するには、排水用タンクへの排水時には給水タンクを取り外しておけば良いものであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は上記課題を解決する為に、特にその構成を、送風機の駆動により空気が通過する処理室と、該処理室の下部に設けられ給水タンクからの給水を一定水位で貯水し加熱ヒーターで所定温度に加熱する貯水室と、この貯水室の貯水に下端を水没させた筒状の回転体と、この回転体の外周に間隔を有して位置し、該回転体と共に駆動モータの駆動で回転しこの回転による遠心力で、押し上げられた水を飛散させてぶつけられる円筒状の多孔体と、この多孔体の外周に位置し該多孔体から飛散される水がぶつかる送風筒と、前記多孔体及び送風筒で水が破砕されることで生成するナノミストと負イオンを室内に放出するものに於いて、前記貯水室と連通し給水タンクを収納する定水位室の下方には、給水タンクの定水位室への収納ではロックされて排水弁の開弁を阻止する係止金具と、前記係止金具を介して排水弁の開閉を行う排水レバーとを備え、この排水レバーは排水弁を開弁する操作で、排水弁の開弁で排水される貯水室内の残水を一旦収容し抜き外してから排水する排水トレーを、排水弁が開弁状態では抜き出しが出来ないようにしたものである。
【0006】
又請求項2では、前記給水タンクの定水位室への収納による係止金具のロックは、常時圧縮バネで押し上げられているロッドを、給水タンクの収納により圧縮バネに反して押し下げてロッド下端で係止金具を係止したものである。
【発明の効果】
【0007】
以上のようにこの発明によれば、係止金具と排水レバーによって、給水タンクがセットされている収納時は、排水弁をを開弁することが禁止され、排水トレーが一杯になって溢れ出して床面を汚す危険を防止するものであり、更に給水タンクが抜き取られ排水弁が開弁される時は、排水トレーが排水レバーでロックされ抜き取りが阻止され、排水中に排水トレーが抜き取られることによる床面の汚れを防止することが出来、いずれにしても床面の汚れを確実に防止することが出来るものである。
【0008】
又請求項2によれば、給水タンクの収納時のロックを圧縮バネとロットと言う極めて簡単な構成とすることで、確実で強固なロックが実現し、常に良好なロックで安心して使用出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施形態の空気清浄加湿器及び美顔器を示す概略構成図。
【図2】同係止金具のロック状態を示す説明図。
【図3】同係止金具のロック解除状態を示す説明図。
【図4】同排水トレーを引き出した状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次にこの発明の一実施形態の空気清浄加湿器及び美顔器について図面で説明する。
1は室内の空気清浄と加湿を行う空気清浄加湿器及び人の顔に直接ナノミストと負イオンを当てて美顔する美顔器の器具本体で、中央部には蓋体2に固定され吸引口3から吸引された室内空気を、中央で回転駆動するシロッコファンからなる送風機4まで案内する円筒状の案内筒5が備えられ、この案内筒5には送風機4を覆い該送風機4下方まで垂下した送風筒6が設けられている。
【0011】
7は前記案内筒5を覆った処理室で、該処理室7の下部には円形椀状でアルミダイキャスト製の貯水室8が設けられており、この貯水室8には給水タンク9がセットされた定水位室10が通水路11を介して連通し、給水タンク9からの給水を落差方式で供給され、常時所定水位の給水を貯水しているものである。
【0012】
12は貯水室8下方で該貯水室8を支持する駆動モータで、全周をカバー体13で覆われ器具本体1の底部を構成する基板14に固定されており、更にカバー体13の外周壁には外方へ突出した樋状の流水溝15を一周形成している。
【0013】
16は貯水室8の貯水に下部を水没させ、この貯水室8を貫通して送風機4を回転させる駆動軸17に軸支された円筒状の回転体で、この回転体16は中空状で上方に向かって径が徐々に拡大するものであり、又回転体16は回転することによりこの回転の遠心力で水を押し上げ、上端に形成された複数の飛散口18から外周に飛散させるものである。
【0014】
19は前記回転体16の上部外周に所定間隔を保持して位置し、該回転体16と共に回転する円筒状の多孔体で、この回転による遠心力で水及び空気を飛散させ、そして全周壁に形成した多数のスリットや金網やパンチングメタル等からなる多孔部20を、通過させたり、ぶつけて破砕させることで、水の粒子を微細化してナノミストを生成すると共に、この水の粒子の微細化によるレナード効果で負イオンを発生させるものであり、又多孔部20を通過した水の粒子は、更に外周の送風筒6の内壁に衝突して微細化されるものである。
【0015】
21は貯水室8外周を巻回して備えられた加熱ヒータで、貯水室8内の貯水を「強」の送風量大で38℃に、「弱」の送風量小では34℃前後に加熱保温して吹き出し温度を32℃に保持するものであり、貯水室8の底部から吐出するサーミスタから成る温度センサ22の検知温度によって、前記加熱ヒータ21がON/OFFされて所定温度を保持するもので、加熱ヒータ21を強制的にOFFする「通常水」も設定可能としている。
【0016】
23は送風筒6や多孔体19の下端と対向して貯水室8上面を覆った皿状の水流阻止手段で、中央部には回転体16の挿通穴24が形成されており、この挿通穴24から外周に延びる支持片25の先端部によって水面が区画されることで、回転体16の回転で回転しょうとする水流を阻止し、該回転体16の回転による遠心力の作用で容易に水流が回転体16内外周を上昇出来ようにしたものであり、又この水流阻止手段23は、上方の送風筒6や多孔体19にぶつかり微細化されなかった比較的大粒の水滴の受けることで、この水滴が直接貯水室8の水面に落下することで発生するバシャ、バシャと言う落下音をも阻止することが出来るものであり、そのために外周から中央部の挿通穴24に向かって緩やかに下り傾斜しており、水滴を確実で自然なかたちで貯水室8に戻すことが出来るものである。
【0017】
26は回転体16と多孔体19の回転駆動により発生したナノミストと負イオンとを、送風機4の駆動で処理室7上部の吹出口27から放出させる流通路で、この流通路26は送風筒6と水流阻止手段23との隙間から、処理室7と案内筒5、送風筒6間を上昇して吹出口27に向かう流路から構成されている。
【0018】
28は貯水室8と連通している通水路11に備えられ常時閉弁側に押圧されている排水弁で、給水タンク9が定水位室10にセット(収納)されることで、圧縮バネ29によって常時押し上げられているロット30が給水タンク9で、圧縮バネ29に反して押し下げられて、ロット30の下端が排水弁28を押し圧して開弁する係止金具31をロックして揺動を阻止することで、給水タンク9がセット(収納)されている時には貯水室8内の残水の排水は確実に阻止されるものであり、更に押し下げられることで係止金具31を開弁方向へ移動させる排水レバー32の押し下げも阻止されるものであり、そして給水タンク9が取り去られることで、ロット30は圧縮バネ29によって上方へ持ち上げられて係止金具31のロックが解除されて元の状態に戻るものである。
【0019】
33は貯水室8内の残水の排水を受ける上面開放の排水トレーで、器具本体1内に出し入れ自在に備えられ、正面には手掛け部34が形成され、運転を終了する毎に貯水室8内の残水の排出が行われるものであり、この排水トレー33の容積は貯水室8の残水は十分に収容出来る大きさとしているが、給水タンク9内の給水まで収容する容積まではなく、上記のような安全装置を構成しており、コンパクトにしているものであり、又この排水トレー33は内方後方には突出壁35が形成され、排水レバー32の係止金具31を介しての排水弁28を開弁する押し下げで、排水レバー32の下端が前記突出壁35より下方で且つ外側に位置し、排水中に排水トレー33が抜き取られるのを突出壁35と排水レバー32が係合することで防止するものであり、排水が終了し排水レバー32を引き上げて元に戻せば、係止金具31により排水弁28が閉弁され排水トレー33は容易に引き抜かれて、中に溜められた排水を台所等へ廃棄出来る。
【0020】
又上記の貯水室8内の排水中は、ロット30が圧縮バネ29によって押し上げられることで、ロット30の下端が係止金具31内の段部36上に位置し、給水タンク9を排水中に定水位室10にセットしようとすると、ロット30の下端がこの段部36に載置してこれ以上のロット30の下降が阻止され、給水タンク9を排水中に定水位室10にセットしなおすことを禁止するものである。
【0021】
37は駆動軸17が貫通した貯水室8とカバー体13との間の該駆動軸17途中に備えられた傘状の遮蔽板で、貯水室8から漏れた水が駆動軸17部分を伝わって駆動モータ12に内に侵入するのを防止するものである。
【0022】
38は給水タンク9の給水口キャップで、内装した弁機構(図示せず)を固定された支持部(図示せず)で押し上げられることで、落差式の定水位室10を形成するものである。
39は給水タンク9を出し入れするタンク蓋、40は蓋体2を着脱するための持ち手である。41は吹出口27に備えられナノミストと負イオンの吹き出し方向の変更を行う風向板である。
【0023】
次にこの一実施形態を示す空気清浄加湿器及び美顔器の作動を説明する。
今運転スイッチ(図示せず)をONすることで、加熱ヒータ21がONされ貯水室8内の一定水位の貯水を直接加熱するものであり、そして貯水室8内の貯水が所定温度に達したことを温度センサ22が検知し、制御回路を介して加熱ヒータ21の通電をOFFすると共に駆動モータ12を駆動開始させる。
【0024】
この駆動モータ12の駆動開始により駆動軸17に同軸で固定された送風機4及び回転体16が回転され、送風機4の回転では、吸引口3から吸引される室内空気を案内筒5を案内として吸引した後、処理室7下方に放出する。
【0025】
一方回転体16の回転では、所定温度に加熱された貯水室8内の貯水が、回転体16下端の回転による遠心力で該回転体16の外壁及び内壁を伝って押し上げられて上昇し、上端に形成された複数の飛散口18から外周に向けて飛散され、そして外周に飛散された貯水は、回転体16の上部外周に所定間隔を保持して位置し、該回転体16と共に回転する多孔体19の多孔部20に、ぶつかって破砕したり、多孔部20を通過したものはこの外周の送風筒6の内壁に衝突して微細化される。
【0026】
この時、回転体16の回転によって円形で抵抗がない貯水室8内の貯水が、該回転体16と同方向に回転する水流を形成しようとするが、水流阻止手段23の支持片25の先端部が水面に没して抵抗となり、回転する水流の形成が阻止されるので、遠心力が十分に作用して貯水が回転体16の周壁上を押し上げられて、上記したように良好に破砕されるものである。
【0027】
そしてこの加熱された貯水の破砕と微細化により、ナノミストを生成すると共に、レナード効果で負イオンを発生させ、そしてこの発生したナノミストと負イオンを上記した送風機4の処理室7下方へ向かう送風で一旦水流阻止手段23にぶつけて、大きくて重いミストを水流阻止手段23に落下させて除去した後、微細なナノミストのみと負イオンを、流通路26を介して上部の吹出口27から風向板41で設定された吹き出し方向へ放出して室内の加湿と空気清浄を行うものである。
【0028】
又この水流阻止手段23は、上方の送風筒6や多孔体19にぶつかり微細化されなかった比較的大粒の水滴の落下を受けることで、この水滴が直接貯水室8の水面に落下することで発生するバシャ、バシャと言う落下音をも阻止することが出来るものであり、しかもこの水流阻止手段23は、外周から中央部の挿通穴24に向かって緩やかに下り傾斜しているので、落下した水滴は挿通穴24から確実に貯水室8に戻されるものであり、戻される時の音も静かで済むものである。
【0029】
更にこの放出されるナノミストは、元々加熱された貯水から生成されているので、肌寒くなく温かいナノミストと負イオンの放出が得られ、直接肌で触れることができると共に冬季でも関係なく使用されるものであり、更に供給されるナノミストは、32℃前後の高温でも低温でもない丁度良い中間温度であるから、カルキの析出や器具転倒による火傷の危険もなく、安全であり安心して使用されるものである。
【0030】
又肺から吸引された負イオンは血液中に入り、その還元作用で血液の酸化を阻止し血液サラサラ状態とすると共に、その循環を良くし、末梢血管まで血液を行き渡らせることにより、痛みや懲りを緩和することが出来ると考えられている。
【0031】
又負イオンにより、疲労回復効果、精神安定効果、血液の浄化効果、抵抗力の増進効果、自律神経調整効果等があり、更にナノミストによって、空気中の隅々まで行き渡り汚れた空気や細菌を抑制し、臭いまでも分解するもので、脱臭効果、除塵効果、除菌効果、勿論加湿効果があるものであり、この加湿はベトツキがないサラサラで潤いのある空気で、毛穴からの浸透でお肌と髪の潤いを保つ効果を有するものであり、これらの効果が得られる負イオンとナノミストを大量に放出されると言うことは、これらの効果も増大するものである。
【0032】
次に貯水室8内の加熱された貯水が、回転体16と多孔体19によって次々とナノミストとして放出されて減少すると、貯水室8の水位が低下し、この低下した水位分の水が給水タンク9から自動的に補水されるものであり、そしてこの補水によって貯水温度が低下すれば、加熱ヒータ21がONされて貯水温度を常に所定温度にするものであり、常に肌に心地良い温度のナノミストを継続して供給出来るものである。
【0033】
更に給水タンク9内の給水が空になった場合は、タンク蓋39を開口して給水タンク9を器具本体1から取り出して、台所の蛇口から水道水を補給して元に戻せば、再び同じように使用出来るもので、極めて使用勝手が良いものである。
【0034】
又ナノミストや負イオンを室内に放出する為に、送風機4の駆動で吸引口3から吸引される室内空気は、処理室7内で飛散した貯水と交わることにより、空気中の塵や雑菌が最終的には貯水内に混入するので、室内の空気清浄が強力且つ良好に行われるものである。
【0035】
次にこの器具本体1を美顔器として使用する場合には、吹出口27の近くに顔を近づけることで、吹出口27から放出されるナノミストは、顔の無数の小さな毛穴から顔肌に入り込み、肌の保水力を高めると共に肌内の不純物を取り除くものであり、一方負イオンは、肌表面の老廃物を除去し綺麗でつやのある肌を取り戻せるようにするものであり、精神的にもリラックスして楽しみながら毎日繰り返し行えるものである。
【0036】
この加湿空気清浄運転及び美顔運転の終了毎に貯水の残水を排水する必要があり、先ず給水タンク9を定水位室10から取り外さないと、係止金具31がロット30の下端でロックされて排水弁28の開弁方向には動けないので、給水タンク9を定水位室10から取り出すと、ロット30が圧縮バネ29によって上方へ持つ上げられ該ロット30の下端による係止金具31のロックが解除されるので、ここで初めて排水作動が解禁されることとなり、排水レバー32を引き下げると係止金具31を介して排水弁28が押圧されて開弁し、貯水室8内の残水が下方の排水トレー33へ排水される。
【0037】
この時、排水トレー33の手掛け部34を持って該排水トレー33を引き出そうとしても、排水レバー32の下端に排水トレー33内の突出壁35が係合して引き出すことが出来ないものであり、排水途中で排水トレー33が抜かれることで発生する水漏れを確実に防止することが出来るものであり、又この状態で給水タンク9を定水位室10に再セットしようとしても、給水タンク9で押圧されるロット30の下端が係止金具31の段部36に載置して、それ以上下降しないので、給水タンク9の再セットは出来ず、再セットによる排水の増加で排水トレー33が一杯になっての水漏れも確実に阻止されるもので、常に安心して使用出来るものである。
【0038】
そして、貯水室8内の残水が全て排水トレー33に集められて排水が終了したことを確認したら、排水レバー32を引き上げて元に戻すことで、係止金具31が元の姿勢に戻って排水弁28の押圧が解除されて閉弁となり、手掛け部34を持って排水トレー33を引き出して、中の残水を台所等で廃棄した後に元に戻せば排水作業は完了するものであり、塵や雑菌の混入した残水を極めて簡単に廃棄出来、常に衛生的で快適な部屋の空気清浄と局部的な美顔とを行うことが出来るものである。
【0039】
このように係止金具31が排水弁28とロット30と排水レバー32の三者の中間に位置していることで、お互いに直接係合せず邪魔とならず、それぞれの作動がスムーズで確実に行われ、構造も簡単で誤動作や故障の心配もなく安全、安心に使用されるものである。
【符号の説明】
【0040】
1 器具本体
4 送風機
6 送風筒
7 処理室
8 貯水室
9 給水タンク
12 駆動モータ
16 回転体
19 多孔体
28 排水弁
29 圧縮バネ
30 ロット
31 係止金具
32 排水レバー
33 排水トレー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送風機の駆動により空気が通過する処理室と、該処理室の下部に設けられ給水タンクからの給水を一定水位で貯水し加熱ヒーターで所定温度に加熱する貯水室と、この貯水室の貯水に下端を水没させた筒状の回転体と、この回転体の外周に間隔を有して位置し、該回転体と共に駆動モータの駆動で回転しこの回転による遠心力で、押し上げられた水を飛散させてぶつけられる円筒状の多孔体と、この多孔体の外周に位置し該多孔体から飛散される水がぶつかる送風筒と、前記多孔体及び送風筒で水が破砕されることで生成するナノミストと負イオンを室内に放出するものに於いて、前記貯水室と連通し給水タンクを収納する定水位室の下方には、給水タンクの定水位室への収納ではロックされて排水弁の開弁を阻止する係止金具と、前記係止金具を介して排水弁の開閉を行う排水レバーとを備え、この排水レバーは排水弁を開弁する操作で、排水弁の開弁で排水される貯水室内の残水を一旦収容し抜き外してから排水する排水トレーを、排水弁が開弁状態では抜き出しが出来ないようにした事を特徴とする空気清浄加湿器及び美顔器。
【請求項2】
前記給水タンクの定水位室への収納による係止金具のロックは、常時圧縮バネで押し上げられているロッドを、給水タンクの収納により圧縮バネに反して押し下げてロッド下端で係止金具を係止した事を特徴とする請求項1記載の空気清浄加湿器及び美顔器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−127589(P2012−127589A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−280339(P2010−280339)
【出願日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【出願人】(000000538)株式会社コロナ (753)
【Fターム(参考)】