説明

窓枠の取付構造

【課題】内側障子及び外側障子の荷重を直接窓台で受けるように配置して、下枠の下方への撓みを防止すること。更には、上記課題に加えて、雨水等の浸入物の室内側への浸入を防止すること。
【解決手段】窓枠10の取付構造1において、窓台3は内側障子21の荷重作用線51と外側障子22の荷重作用線52の両方を受ける位置に配置することとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓枠の取付構造に関する。詳細には、内側障子及び外側障子の荷重を窓台で受ける窓枠の取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この技術に関する従来の窓枠の取付構造を図6に示す。図6は、従来の窓枠10の取付構造1の構成を示す縦断面図である。図6に示すように、窓枠10は、上枠11、下枠12、左縦枠及び右縦枠(図示省略)から構成されている。窓枠10内には、室外側(図6で見て左側)から順に外側障子21と内側障子22が配置され、いわゆる半外付け形式の引違い障子20となっている。下枠12の下側には窓枠10の荷重を支持する窓台3が設けられている。このような窓枠10の取付構造1において、内側障子22の荷重K2は下枠12の室内側に立設された内側レール42を介して窓台3で受ける。一方、外側障子21の荷重K1は窓台3では受けずに外側障子21の下方に位置する中空の窓下部M方向に掛かる。
ところで、窓枠の取付構造においては、風雨や横風が強い場合に吹き上がりによる雨水等の浸入物の室内側への浸入を防止できる構造が望ましいとされている。
この種の関連技術として、下記に示す特許文献1が挙げられる。
【0003】
【特許文献1】特開平10−8836号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来の窓枠の取付構造では、以下のような問題が生じていた。近年防犯上の観点から障子に複数のガラス組み込んで構成するため窓枠に掛かる荷重が重くなる傾向にあるが、従来の取付構造では外側障子の荷重をその作用線方向において直接窓台で受ける構造となっていないため、下枠が下方への撓むおそれがあるという問題が生じている。つまり、外側障子の荷重が窓台で片端支持構造により支持されているため、外側障子の荷重が中空の窓下部に集中するという問題が指摘されていた。また、雨水等の浸入物の浸入を防止できる窓枠の取付構造としなければ室内側の部材が腐食等の劣化を引き起こすという問題も指摘されていた。
【0005】
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、内側障子及び外側障子の荷重を直接窓台で受けるように配置して、下枠の下方への撓みを防止することである。
更には、上記課題に加えて、雨水等の浸入物の室内側への浸入を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明は次の手段をとる。
まず、第1の発明は、住宅等の建物の外壁に形成される開口部に設けられる上枠、下枠、右縦枠及び左縦枠から接合される略方形の窓枠に、外側障子と内側障子が引違い移動により開閉可能に内外に配設されており、該窓枠の下枠の下側に該窓枠の荷重を支持する窓台が設けられる窓枠の取付構造であって、前記窓台は前記内側障子の荷重作用線と前記外側障子の荷重作用線の両方を受ける位置に配置されていることを特徴とする。
【0007】
この第1の発明では、内側障子の荷重作用線と外側障子の荷重作用線の両方が直接窓台で受ける位置に配置される。すなわち、内側障子及び外側障子の荷重全てが窓台の上面によって支持される。これにより窓枠を構成する下枠の下方への撓みが防止される。また、窓枠が安定した状態となるので耐震性が向上する。
【0008】
次に、第2の発明は、上記した第1の発明に係る窓枠の取付構造において、前記窓枠の下枠上面には前記外側障子と内側障子をスライドさせることのできるレール部材が内外に立設されており、前記両障子の荷重が該レール部材により前記下枠へ伝達されることを特徴とする。
【0009】
この第2の発明では、下枠上面に外側障子と内側障子をスライドさせるレール部材を立設させると、外側障子及び内側障子の重心が安定する。また、外側障子と内側障子の引違い移動をスムーズに行うことができる。そして、外側障子と内側障子の荷重はこのレール部材に伝達され、両者の荷重作用線は窓台で受ける位置に配置される。
【0010】
次に、第3の発明は、上記した第2の発明に係る窓枠の取付構造において、前前記外側障子と内側障子の前記各レール部材間には前記下枠上面近傍における室外側から室内側への浸入物の浸入を防ぐための防止壁が立設されていることを特徴とする。
【0011】
この第3の発明では、外側障子と内側障子の各レール部材間には防止壁が立設されている。これにより防止壁よりも室内側へ浸入しようとする浸入物の浸入を阻止し、窓枠の構成部材の劣化を防止することができる。ここで、本発明における浸入物とは下枠上面近傍において吹き上がり等により室外側から室内側へはいりこんでいく雨水、ゴミなどを指している。
【0012】
次に、第4の発明は、上記した第3の発明に係る窓枠の取付構造において、前記防止壁の上部を覆い、該防止壁に対して摺動可能なシール部材が前記内側障子の下部に設けられたことを特徴とする。
【0013】
この第4の発明では、内側障子の下部にシール部材が設けられて、このシール部材が防止壁の上部を覆い、摺動可能な構成となっている。これにより、内側障子と防止壁との隙間を埋めている。つまり、防止壁から室内側へ浸入物の浸入をより確実に阻止することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、外側障子と内側障子の荷重全てが窓台の上面によって支持される。つまり、窓下部への荷重の集中が回避され下枠の下方への撓みを防止できる。
次に、第2の発明によれば、下枠上面にレール部材を設けることにより外側障子と内側障子の重心が安定する。つまり、荷重作用線のぶれがなくなり窓枠全体の安定性がさらに向上する。
次に、第3の発明によれば、吹き上がりなどによる雨水等の浸入物の浸入を有効に防止することができる。
次に、第4の発明によれば、内側障子の下部にシール部材を設けることにより防止壁から室内側への浸入物の浸入をより確実に阻止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の窓枠10の取付構造1を示す縦断面図である。図2は、本実施形態の窓枠10の取付構造1を上から見た断面図である。図3は、召合プレート61、62を示す斜視図である。図1に示すように、窓枠10が建物の外壁Wの開口部Kに取り付けられている。この取付構造1は、窓枠10が開口部Kの上端のまぐさ31と開口部Kの下端の窓台3との間に組み込まれる構成となっている。窓枠10は、開口部Kの四方を囲むように上枠11、下枠12、右縦枠13及び左縦枠14から接合された四方形の形状となっている。下枠12の下方には窓台3が位置し、窓台3が窓枠10の荷重を支持する構成となっている。上枠11とまぐさ31との間及び下枠10と窓台3との間には窓枠10の取付位置を調整するための調整スペーサ33a、33bが装着されている。窓枠10内には、外側障子21及び内側障子22が内外に配設されており、引違い移動により開閉可能ないわゆる半外付け形式となっている。
【0016】
窓枠10を構成する上枠11と下枠12は共にアルミの押出成形によって一体成形されている。このため上枠11と下枠12には中空部Gが形成されている。これにより窓枠10が軽量化されるので、窓台3に加わる荷重を軽減させることができる。この各枠が右縦枠13及び左縦枠14と共に枠組みされ互いの端部がビス止め等の適宜手段で接合される。
【0017】
上枠11の下面には、外側障子21及び内側障子22の引違い移動を案内するための上外側レール部材41aと上内側レール部材42aが下方向に垂設されている。同様に、下枠12の上面12dには、下外側レール部材41bと下内側レール部材42bが上方向に垂設されている。従って、外側障子21及び内側障子22の荷重作用線51、52は下枠12に対してほぼ垂直に働くことになる。また、図1に示すように荷重作用線51、52の両方を受ける位置には窓台3が配置されている。これにより外側障子21及び内側障子22の荷重が窓台の上面によって全て支持されるので下枠12の下方への撓みを防止できる。また、窓枠の安定性及び耐震性も向上する。なお、上枠11の下面と下枠12の上面の室外側には、網戸(図示省略)を案内するための網戸レール25a、25bが垂設されている。
【0018】
外側障子21及び内側障子22は、それぞれ図1に示す上かまち21a、22aと下かまち21b、22b及び図2に示すたてかまち21c、22cと召合せかまち21d、22dとを組み付けることにより構成されている。この外側障子21及び内側障子22には2枚のガラス7、7が嵌め込まれている。つまり、外側障子21及び内側障子22は共に複層ガラス構造となっている。各かまちとガラス7、7との間にはパッキン(図示省略)で接着されており強度を強固なものとしている。このように障子が複層ガラス構造となり窓枠10に掛かる重量が重い場合でも、外側障子21及び内側障子22の荷重全てが窓台の上面によって支持されているため下枠12の下方への撓みは軽減される。なお、外側障子21及び内側障子22はガラス1枚が嵌め込まれたいわゆる単板ガラス構造となっていてもよい。また、図2に示すように、召合せかまち22dの左縦枠側の側面には施錠するためのクレセント22eが設けられている。
【0019】
上かまち21a、22aの上部には上外側レール部材41aと上内側レール部材42aへ嵌め込まれるための切欠部21e、22eが形成されている。下かまち21b、22bには、下外側レール部材41bと下内側レール部材42b上を移動する戸車21f、22fが装着されている。これにより外側障子21及び内側障子22は下外側レール部材41b、下内側レール部材42b上をスライド移動することができる。このように切欠部21e、22e及び戸車21f、22fがレール部材に嵌め込まれるので外側障子21と内側障子22の重心が安定する。つまり、荷重作用線のぶれがなくなり窓枠10全体の安定性を向上させることができる。
【0020】
上枠11の室外側(図1で見て左側)には当接部材11aが立設しており、室内側(図1で見て右側)の側面には当接部材11bが配設されている。当接部材11aはまぐさ31と接着されている。当接部材11a、11bにはフィンカット16a、16bが設けられている。フィンカット16a、16bを支点として当接部材11a、11bを折り曲げてフィンカット16a、16bから当接部材11a、11bの先端部までの部分を切り取ると当接部材11a、11bの長さを調整することができる。これにより当接部材11a、11bを配設する際の上枠11及び下枠12の汎用性が向上する。同様に、右縦枠13及び左縦枠14にもフィンカット16c、16dが設けられている。当接部材11bはまぐさ31の下方に位置する額縁32と接着されている。これらの溶着により、上枠11は開口部Kの上端において強固に固定されている。また、上枠11の上面の2箇所には、右縦枠13及び左縦枠14と組み付けねじ(図示省略)により組み付けられるためのビスホール15a、15bが配設されている。これにより窓枠10の組み付けを容易としている。
【0021】
下枠12には、この下枠12に加わる荷重を受けるための立柱17a、17b、17cが立設されている。立柱17aは、下外側レール部材41bが延長して配設された構成となっている。このため外側障子21の荷重は立柱17aに伝達される。同様に、立柱17bは、下内側レール部材42bが延長して配設された構成となっており、内側障子22の荷重は立柱17bに伝達される。立柱17a、17bの下部にはこの立柱17a、17bに加わる荷重を緩衝させるための土台19a、19bが設けられている。また、下枠12の下面12cの室内側(図1で見て右側)にも土台19cが設けられている。この土台19a、19b、19cの設置により外側障子21及び内側障子22の荷重が緩衝され、下枠12の下方への撓みが防止され得る。
【0022】
下枠12の室外側(図1で見て左側)には当接部材12aが下方に垂設しており、室内側(図1で見て右側)の立柱17cの上部には当接部材12bが配設されている。これらの当接部材12a、12bは共に組付けねじ(図示省略)により固定されている。これにより下枠12は開口部Kの下端において強固に固定される。また、下枠12の室外側(図1で見て左側)には地面方向に対して傾斜して形成された雨水排出部材12cが配設されており、雨水の排出が効率よく行われる。下枠12の上面12dの中空部G側に向いた2箇所と立柱15aの下部の1箇所に右縦枠13及び左縦枠14と組み付けねじ(図示省略)により組み付けられるためのビスホール15a、15b、15cが配設されている。これにより窓枠10の組み付けを容易としている。
【0023】
上面12dに立設された下外側レール部材41bと下内側レール部材42bとの間には防止壁81、82が2箇所立設されている。これにより室外側から室内側への雨水等の浸入物の浸入が有効に防止され得る。すなわち、上面12d近傍で吹き上がりが発生しても雨水等の浸入物は防止壁81、82により跳ね返される。また、図1に示すように、上面12dは地面方向に向かって下側に傾斜して形成している。従って、上面12dにある雨水は図2に示す矢印方向A1、A2へ流れ、網戸レール25bに形成された排水切欠12fから排出される。これにより上面12dに雨水が溜まることがないため、下枠12の劣化を防止することができる。さらに、図1に示すように下内側レール部材42bの高さ位置は下外側レール部材41bの高さ位置に比べ高く設定されている。このような高さ位置を設定すると、吹き上がりによる浸入物の浸入をより確実に防止できる。
【0024】
下外側レール部材41bと防止壁81との間には、召合プレート61が嵌め込まれている。また、下内側レール部材42bと防止壁82との間には、召合プレート62が嵌め込まれている。図3(a)に示すように、召合プレート61は図2に示す矢印方向A31(左枠14方向)から流れてくる雨水を図2に示す矢印方向A32(地面に落下する方向)へ排出するための水抜側部6aと水抜正面部6b、6cが形成されている。下外側レール部材41bには水抜部41cが形成されており矢印方向A32の雨水の流出を可能としている。これにより下枠12の上面12dの一箇所に雨水が溜らず水はけが良くなるので、下枠12の劣化を防止できる。なお、水抜側部6aの反対側の側面には水抜側部は形成されていない構成となっている。また、召合プレート61、62が嵌め込まれることで外側障子21と内側障子22を閉めた状態(召し合わせ状態)において召し合わされた箇所の上面12dにゴミやほこりが溜まることを防止できる。この召合プレート61、62は地面方向へ傾斜して形成され、その上側の面には雨水を排出しやすくするための傾斜溝6dが設けられている。これにより召合プレート61、62の上側の面に雨水が溜まりにくくなる。
【0025】
内側障子22の下部の下かまち22bには、防止壁82に対して摺動可能なシール部材91が設けられている。これにより防止壁82と内側障子22の下部との間は隙間がない状態となる。すなわち、特に内側障子22の内側の戸車22fなどの部材の劣化を防ぐことができる。また、下かまち21bの図1で見て左側の下部にはシール部材92が嵌め込まれ、下外側レール部材41bと当接している。同様に下枠12の立柱17cの上部にもシール部材93が嵌め込まれ、内側障子22と当接している。そして、外側障子21の上部にもシール部材94が嵌め込まれ、上外側レール部材41aと当接している。同じく内側障子22の上部にはシール部材95が嵌め込まれ、上内側レール部材42aと当接している。これらシール部材92、93、94、95を設けることにより雨水等の浸入物の浸入を防止できる。
【0026】
図4及び図5に別の実施形態として、防止壁80を1箇所立設させた下枠12の斜視図を示す。図4は下枠12を右枠13側から見た斜視図である。図4に示すように、下内側レール部材42b及び防止壁80の所定の箇所に雨水等の浸入物を流出するための水抜部63が形成されている。これにより水はけがスムーズに行われる。図5は、下枠12を左枠13側から見た斜視図である。図5に示すように、下内側レール部材42bと防止壁80との間と防止壁80と下外側レール部材41bとの間には召合プレート61、62が嵌め込まれている。召合プレート61は図3(a)示す形状と同様であり、矢印方向A31から流れてくる雨水を水抜部63から矢印方向A32へ排出する構成となっている。一方、召合プレート62は図3(b)に示すように水抜部は形成されていない。つまり、召合プレート62は召し合わせ状態において召し合わされた箇所の下面12dにおけるゴミやほこりの蓄積を防止することのみを目的に配置されている。このように、水抜部や召合プレートを組み合わせて下枠を形成すると窓枠の取付構造を様々な態様として構成することができる。
【0027】
以上、本発明の実施形態について説明したが上記実施形態の構成に限定されることはなく、その他種々の形態で実施ができるものである。
例えば、本実施形態では、各レール部材を配置しているが、レール部材を配置しないタイプの窓枠の取付構造に適用する場合であってもよい。
また、本実施形態では、下枠12と窓台3との間に調整スペーサ33bを介在させた場合の例について示したが、この調整スペーサ33bを設けず窓台3が窓枠10の荷重を直接受ける取付構造とした場合であってもよい。
さらに、本発明は建物の外壁に設けるのであれば、建物の1階部分におけるいわゆるはき出し窓だけでなく建物の2階部分の窓など様々な外壁部分に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本実施形態の窓枠の取付構造を示す縦断面図である。
【図2】本実施形態の窓枠の取付構造を上から見た断面図である。
【図3】召合プレートを示す斜視図である。
【図4】別の実施形態における下枠を右枠側から見た斜視図である。
【図5】別の実施形態における下枠を左枠側から見た斜視図である。
【図6】従来の窓枠の取付構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0029】
1 窓枠の取付構造
3 窓台
7 ガラス
10 窓枠
11 上枠
12 下枠
12d 上面
13 右縦枠
14 左縦枠
17a、17b、17c 立柱
19a、19b、19c 土台
21 外側障子
22 内側障子
41a 上外側レール部材
41b 下外側レール部材
42a 上内側レール部材
42b 下内側レール部材
51、52 荷重作用線
61、62 召合プレート
80、81、82 防止壁
91、92、93、94、95 シール部材
A1、A2、A31、A32 矢印方向
G 中空部
K 開口部
M 窓下部
W 外壁


【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅等の建物の外壁に形成される開口部に設けられる上枠、下枠、右縦枠及び左縦枠から接合される略方形の窓枠に、外側障子と内側障子が引違い移動により開閉可能に内外に配設されており、該窓枠の下枠の下側に該窓枠の荷重を支持する窓台が設けられる窓枠の取付構造であって、
前記窓台は前記内側障子の荷重作用線と前記外側障子の荷重作用線の両方を受ける位置に配置されていることを特徴とする窓枠の取付構造。
【請求項2】
請求項1に記載の窓枠の取付構造であって、
前記窓枠の下枠上面には前記外側障子と前記内側障子をスライドさせることのできるレール部材が内外に立設されており、前記両障子の荷重が該レール部材により前記下枠へ伝達されることを特徴とする窓枠の取付構造。
【請求項3】
請求項2に記載の窓枠の取付構造であって、
前記外側障子と前記内側障子の前記各レール部材間には前記下枠上面近傍における室外側から室内側への浸入物の浸入を防ぐための防止壁が立設されていることを特徴とする窓枠の取付構造。
【請求項4】
請求項3に記載された窓枠の取付構造であって
前記防止壁の上部を覆い、該防止壁に対して摺動可能なシール部材が前記内側障子の下部に設けられたことを特徴とする窓枠の取付構造。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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