説明

締結装置、着脱装置

【課題】ボルトにより第一部材に締結された第二部材を、ボルトと共に第一部材から外す技術を提供する。
【解決手段】第一部材と第二部材とを締結する締結装置であって、第一部材に設けられた雌螺子部と、第二部材に設けられた貫通孔と、貫通孔を貫通するボルトであって、雌螺子部に螺合する雄螺子部と、ボルトの周方向に設けられた係止溝とを有するボルトと、係止溝に挿入され、周縁が係止溝からボルトの外周方向へ延び、第一部材と第二部材の間に位置する係止部材とを備える締結装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、互いにシールされる二つの部材を締結する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、吸気系モジュールにおいて、インテークマニホールド(第一部材)とスロットル装置(第二部材)とをボルトにより締結し、接合部分をシール部材により密封する技術が知られている。
【0003】
また、合成樹脂から成るフランジ部に金属製のカラーを設け、ボルトの締結力によるフランジ部の変形を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−162065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ボルトによりスロットル装置とインテークマニホールドを締結した後に、再びスロットル装置をインテークマニホールドから外す場合、ボルトを緩めても、スロットル装置とインテークマニホールドの間がシール部材により固着されていることがある。この固着を解除するためには大きな力が必要となり、スロットル装置の樹脂部分を掴んでインテークマニホールドから引き離そうとすると、樹脂部分が変形したり破損したりする虞がある。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ボルトにより第一部材に締結された第二部材を、ボルトと共に第一部材から外す技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明に係る締結装置は、第一部材と第二部材とを締結する締結装置であって、前記第一部材に設けられた雌螺子部と、前記第二部材に設けられた貫通孔と、前記貫通孔を貫通するボルトであって、前記雌螺子部に螺合する雄螺子部と、前記ボルトの周方向に設けられた係止溝とを有する前記ボルトと、前記係止溝に挿入され、周縁が前記係止溝から前記ボルトの外周方向へ延び、前記第一部材と前記第二部材の間に位置する係止部材とを備える。
【0008】
また、本発明に係る着脱装置は、雌螺子部を有する第一部材と、貫通孔を有する第二部材と、前記貫通孔を貫通するボルトであって、前記雌螺子部に螺合する雄螺子部と、前記ボルトの周方向に設けられた係止溝とを有する前記ボルトと、前記係止溝に挿入され、周縁が前記係止溝から前記ボルトの外周方向へ延び、前記第一部材と前記第二部材の間に位置する係止部材とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ボルトにより第一部材に締結された第二部材をボルトと共に第一部材から外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】吸気系モジュールを示す分解斜視図である。
【図2】スロットル装置及び収容部を示す分解断面図である。
【図3】スロットル装置及び収容部を示す断面図である。
【図4】インテークマニホールドを示す正面図である。
【図5】アクチュエータケースを示す正面図である。
【図6】ボルトとアクチュエータケースとeリングとインテークマニホールドとの位置関係を示す分解断面図である。
【図7】ボルトと介在部とeリングと固定部とを示す分解断面図である。
【図8】第一状態におけるボルトと介在部とeリングとを示す右側面図である。
【図9】第一状態におけるボルトと介在部とeリングとを示す断面図である。
【図10】第二状態におけるボルトと介在部とeリングと固定部とを示す断面図である。
【図11】第三状態におけるボルトと介在部とeリングと固定部とを示す断面図である。
【図12】第四状態におけるボルトと介在部とeリングと固定部とを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0012】
この実施形態は、内燃機関の吸気系モジュールに適用された締結装置及び着脱装置について説明する。
【0013】
まず、吸気系モジュールの構造について説明する。
【0014】
図1は、吸気系モジュールを示す分解斜視図である。吸気系モジュールは、空気の流路を形成するインテークマニホールド1と、インテークマニホールド1に取り付けられて流路の一部を形成するスロットル装置2と、スロットル装置2を貫通してインテークマニホールド1に締結されるボルト3x,3yと、インテークマニホールド1とスロットル装置2の間に位置しボルト3x,3yに夫々嵌合されるeリング4x,4yとを有する。インテークマニホールド1は、流入する空気を、図示しない内燃機関の複数のシリンダへ分配する。スロットル装置2は、空気の流量を調節する。ボルト3x,3yは、スロットル装置2をインテークマニホールド1へ押圧しながらインテークマニホールド1に固定される。
【0015】
なお、特許請求の範囲に記載の着脱装置は、例えば本実施形態の吸気系モジュールに対応する。また、特許請求の範囲に記載の第一部材は、例えば本実施形態のインテークマニホールド1に対応する。また、特許請求の範囲に記載の第二部材は、例えば本実施形態のスロットル装置2に対応する。
【0016】
インテークマニホールド1は、上流端が図示しないエアクリーナの下流端に連通しており下流端がスロットル装置2の上流端に連通する吸気管12と、吸気管12の下流側に設けられておりスロットル装置2の一部を収容している収容部13と、収容部13の下流側に設けられており上流端がスロットル装置2の下流端に連通するサージタンク16と、夫々の上流端がサージタンク16の下流端に連通しており夫々の下流端が図示しない複数のシリンダの夫々に連通している複数の分配管17と、複数の分配管17の夫々の壁面に設けられており複数の分配管17の夫々の内部に燃料を噴射する複数のインジェクタ18とを有する。
【0017】
スロットル装置2は、上流端が吸気管12の下流端に連通し下流端がサージタンク16の上流端に連通する円筒状のスロットルボデー23(ボア)と、スロットルボデー23内でスロットルボデー23の中心軸に垂直に設けられているスロットルシャフト24と、スロットルボデー23内に位置しスロットルシャフト24に固定されている円板状のバタフライバルブであるスロットルバルブ25と、スロットルシャフト24の基端に設けられ内部にアクチュエータを有するアクチュエータケース32と、アクチュエータケース32に対しスロットルシャフト24の反対側に設けられ内部にセンサを有するセンサカバー33とを有する。スロットルバルブ25は、二つのスクリュ(ボルト)によりスロットルシャフト24に固定されている。
【0018】
図2は、スロットルボデー23及び収容部13を示す分解断面図であり、図3は、スロットルボデー23が収容部13内へ挿入された状態におけるスロットルボデー23及び収容部13を示す断面図であり、図4は、インテークマニホールド1を示す正面図であり、図5は、アクチュエータケース32を示す正面図である。ここで、ボルト3x,3y側から見るインテークマニホールド1及びアクチュエータケース32の面を正面とする。図2及び図3は、図1に示されたII−II線矢視断面を示す。
【0019】
スロットルボデー23が収容部13内へ挿入される間、スロットルシャフト24は図1に示されたII−II線上を移動する。
【0020】
図3に示されたように、スロットルボデー23が収容部13内へ挿入された状態において、スロットルボデー23の管は、吸気管12及びサージタンク16に連通する。これにより、エアクリーナから吸気系モジュールへ流入する空気は、吸気管12、スロットルボデー23、サージタンク16、複数の分配管17の夫々を通って複数のシリンダの夫々へ流出する。
【0021】
次に、スロットルボデー23及び収容部13について説明する。
【0022】
収容部13は、スロットルボデー23が挿入される開口である挿入口131と、内壁のうち円筒の内壁面を成しておりスロットルボデー23の円筒の外壁面を覆っている円筒内壁面132と、内壁のうちスロットルボデー23の上流端に接合する平面である接合内壁面134aと、内壁のうちスロットルボデー23の下流端に接合する平面である接合内壁面134bと、接合内壁面134a内に形成された開口でありスロットルボデー23の上流端に連通する内壁開口136aと、接合内壁面134b内に形成された開口でありスロットルボデー23の下流端に連通する内壁開口136bと、スロットルボデー23の中心軸に対して互いに反対側に設けられておりボルト3x,3yを夫々固定する固定部19x,19yとを有する。
【0023】
スロットルボデー23は、外壁のうち円筒の外壁面を成している円筒外壁面232と、外壁のうち上流端に形成された平面であり接合内壁面134aに接合する接合外壁面234aと、外壁のうち下流端に形成された平面であり接合内壁面134bに接合する接合外壁面234bと、接合外壁面234a内に形成された開口であり内壁開口136aに連通する外壁開口236aと、接合外壁面234b内に形成された開口であり内壁開口136bに連通する外壁開口236bと、接合外壁面234a内で外壁開口236aの周囲に形成された環状溝280aと、接合外壁面234b内で外壁開口236bの周囲に形成された環状溝280bと、環状溝280a内に嵌入されている環状の弾性体であるガスケット27aと、環状溝280b内に嵌入されている環状の弾性体であるガスケット27bとを有する。
【0024】
eリング4x,4yは、固定部19x,19yに夫々重なる。アクチュエータケース32は、eリング4x,4yに夫々重なる介在部29x,29yと、スロットルシャフト24を回転可能に支持する軸支部53を有する。介在部29xは、ボルト3xと固定部19xに挟まれて固定され、介在部29yは、ボルト3yと固定部19yに挟まれて固定される。また、アクチュエータケース32内には図示しないアクチュエータ及び歯車機構が設けられている。このアクチュエータは、スロットルシャフト24の基端に接続されており、図示しないECU(Engine Control Unit)からの指示に従ってスロットルシャフト24を回転させ、スロットルバルブ25の開度を変化させることにより、スロットルボデー23内の空気の流量を調節する。センサカバー33内には図示しないセンサが設けられている。このセンサは、アクチュエータの制御のためにスロットルバルブ25の開度を検出してECUへ送る。
【0025】
ここで、スロットルシャフト24を通りスロットルボデー23の中心軸に垂直な平面を基準面とする。全閉状態のスロットルバルブ25は、基準面内に若しくは基準面から一定角度内に位置する。また、接合内壁面134a及び内壁開口136aの形状と、接合内壁面134b及び内壁開口136bの形状とは、基準面について面対称である。同様に、接合外壁面234a、外壁開口236a、環状溝280a、及びガスケット27aの形状と、接合外壁面234b、外壁開口236b、環状溝280b、及びガスケット27bの形状とは、基準面について面対称である。
【0026】
接合内壁面134aと接合内壁面134bの夫々は、基準面と所定の角度を成す。接合内壁面134a上の点は、挿入口131から収容部13内部への挿入方向へ向かって、基準面からの距離が徐々に小さくなる。同様に、接合内壁面134b上の点は、挿入方向へ向かって、基準面からの距離が徐々に小さくなる。従って、スロットルボデー23の中心軸方向(空気の流方向)における収容部13内の空間の長さは、挿入方向へ向かって徐々に短くなっている。この収容部13内の空間に合わせて、スロットルボデー23の中心軸方向の長さは、スロットルシャフト24の基端から先端への挿入方向へ向かって徐々に短くなっている。これにより、円筒状のスロットルボデー23を接合外壁面234a,234bの平面で夫々切断した断面である外壁開口236a,236bの形状は多少楕円になる。内壁開口136a,136bの形状は、夫々連通する外壁開口236a,236bと同一である。
【0027】
なお、特許請求の範囲に記載の締結装置は、例えば本実施形態のボルト3xと介在部29xとeリング4xと固定部19xとに対応する。また、特許請求の範囲に記載の係止部材は、例えば本実施形態のeリング4xに対応する。なお、係止部材は、他の座金や止め輪等であっても良い。
【0028】
次に、インテークマニホールド1に対してスロットル装置2を着脱する機構について説明する。
【0029】
図6は、ボルト3x,3yとアクチュエータケース32とeリング4x,4yとインテークマニホールド1との位置関係を示す分解断面図である。以下、図6と図7と図9〜図14とは、図1と図4と図5とに示されたVI−VI線矢視断面を示す。このVI−VI線矢視断面は、ボルト3x,3yの中心軸とスロットルシャフト24の中心軸とを通る。
【0030】
図7は、ボルト3xと介在部29xとeリング4xと固定部19xとを示す分解断面図である。この図7には、アクチュエータケース32のうち介在部29xのみが示されており、収容部13のうち固定部19xのみが示されている。ボルト3yと介在部29yとeリング4yと固定部19yとについても、夫々ボルト3xと介在部29xと固定部19xと同様の構造を有する。
【0031】
固定部19xは、収容部13から突出している突出部41と、突出部41内に固定され、介在部29x側に開口を有するインサートナット42を有する。インサートナット42は、ボルト3xに螺合される雌螺子が形成された雌螺子部43とインサートナット42の開口に設けられておりeリング4xを収容するための空間を形成するeリング収容部44とを有する。
【0032】
介在部29xは、アクチュエータケース32から突出している突出部51と、突出部51内に固定され、ボルト3x側から固定部19x側へ貫通する円筒状のカラー54とを有する。ここで、突出部51の材料は樹脂であり、カラー54の材料は金属である。カラー54により、介在部29xの強度及び剛性が高まり、ボルト3xが固定部19xに締結される際のトルクダウンを抑えることができる。
【0033】
ボルト3xは、軸の先端に設けられており固定部19xの雌螺子部43に螺合される雄螺子が形成されている雄螺子部71と、雄螺子部71の基端側に設けられており軸の周方向へ形成された溝である係止溝74と、係止溝74の基端側に設けられている円柱部75と、円柱部75の基端側に設けられており工具に係合する頭部72とを有する。
【0034】
以後、ボルト3xの先端方向をボルト3xの挿入方向と呼び、ボルト3xの基端方向をボルト3xの抜去方向と呼ぶ。
【0035】
アクチュエータケース32及びセンサカバー33の材料は、樹脂である。カラー54の材料は、金属である。ボルト3x,3yの材料は、炭素鋼等である。アクチュエータケース32の材料は、PPS−GF(ガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂)等である。インテークマニホールド1の材料は、PA6−GF(ガラス繊維強化ポリアミド)等である。インサートナット42の材料は、真鍮等である。
【0036】
次に、スロットル装置2をインテークマニホールド1へ取り付けるために、ボルト3xと介在部29xとeリング4xとを固定部19xへ取り付ける方法について説明する。
【0037】
図8は、第一状態におけるボルト3xと介在部29xとeリング4xとを示す右側面図であり、図9は、第一状態におけるボルト3xと介在部29xとeリング4xとを示す断面図である。まず、ボルト3xの先端を介在部29xのカラー54へ挿入し、円柱部75をカラー54内に挿入し、雄螺子部71と係止溝74とをカラー54から固定部19x側へ突出させる。ここで、カラー54の内径は、雄螺子部71の外径より大きい。これにより、カラー54は、円柱部75を回転可能に支持する。その後、eリング4xを係止溝74内へ挿入して嵌合する。この状態を第一状態とする。ここで、eリング4xの周縁は、ボルト3xの軸に対しボルト3xから離れる方向(外周方向)へ延びており、eリング4xの径は、カラー54の内径より大きい。また、eリング4xが係止溝74に係止されることにより、eリング4xがボルト3xの軸方向へ移動することは制限される。
【0038】
図10は、第二状態におけるボルト3xと介在部29xとeリング4xと固定部19xとを示す断面図である。第一状態の後、スロットル装置2のスロットルボデー23がインテークマニホールド1の収容部13内へ挿入されると共に、ボルト3xの先端が固定部19xのインサートナット42内へ挿入される。このとき、工具を用いて締める方向へボルト3xの頭部72を回転させることにより、ボルト3xの雄螺子部71は、インサートナット42の雌螺子部43から挿入方向の推力を受ける。ボルト3xの雄螺子部71がインサートナット42の雌螺子部43へ締結され、介在部29xがボルト3xの頭部72と固定部19xとの間に挟持されることにより、スロットル装置2がインテークマニホールド1へ固定される。このとき、eリング4xは、eリング収容部44内に位置する。この状態を第二状態とする。
【0039】
このとき、吸気管12とスロットルボデー23は連通してガスケット27aにより密封され、スロットルボデー23とサージタンク16は連通してガスケット27bにより密封される。
【0040】
次に、スロットル装置2をインテークマニホールド1から取り外すために、ボルト3xと介在部29xを固定部19xから取り外す方法について説明する。例えば耐久試験後の内部検証、故障時のメンテナンス、部品交換を目的として、スロットル装置2をインテークマニホールド1から取り外す場合がある。
【0041】
図11は、第三状態におけるボルト3xと介在部29xと固定部19xとを示す断面図である。第二状態の後にスロットル装置2をインテークマニホールド1から取り外す場合、工具を用いて緩める方向へボルト3xの頭部72を回転させることにより、インサートナット42からボルト3xを緩める。この回転により、ボルト3xの雄螺子部71は、インサートナット42の雌螺子部43から抜去方向の推力を受ける。この推力により、ボルト3xは、介在部29xと固定部19xに対して抜去方向へ移動し、ボルト3xの係止溝74に嵌合されたeリング4xも、ボルト3xと共に抜去方向へ移動する。eリング4xが抜去方向へ移動すると、eリング4xの周縁は、介在部29xの挿入方向側の側壁面に当接する。この状態を第三状態とする。
【0042】
図12は、第四状態におけるボルト3xと介在部29xと固定部19xとを示す断面図である。第三状態の後、更にボルト3xを緩めると、ボルト3xは固定部19xから抜去方向の推力を受け、固定部19xに対して抜去方向へ移動する。このとき、介在部29xがeリング4xから抜去方向の力を受けることにより、介在部29xはボルト3xと共に抜去方向へ移動する。ここで、ボルト3xは、介在部29xのカラー54に対して自由に回転することができる。更にボルト3xを緩めると、ボルト3xと介在部29xとeリング4xとは、固定部19xから外れる。この状態を第四状態とする。
【0043】
この実施形態によれば、ボルト3x,3yを緩めることにより、ボルト3x,3yと共にスロットル装置2をインテークマニホールド1から取り外すことができる。また、ガスケット27a,27bがインテークマニホールド1及びスロットル装置2に固着している場合であっても、金属部分に比べて強度の低い樹脂部分であるセンサカバー33などに負荷を与えることなく、スロットル装置2をインテークマニホールド1から取り外すことができる。これにより、スロットル装置2の樹脂部分の変形や破損を防ぐことができる。
【符号の説明】
【0044】
1 インテークマニホールド、2 スロットル装置、3x,3y ボルト、4x,4y eリング、19x,19y 固定部、23 スロットルボデー、27a,27b ガスケット、29x,29y 介在部、32 アクチュエータケース、33 センサカバー、41 突出部、42 インサートナット、43 雌螺子部、44 eリング収容部、51 突出部、53 軸支部、54 カラー、71 雄螺子部、72 頭部、74 係止溝、75 円柱部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一部材と第二部材とを締結する締結装置であって、
前記第一部材に設けられた雌螺子部と、
前記第二部材に設けられた貫通孔と、
前記貫通孔を貫通するボルトであって、前記雌螺子部に螺合する雄螺子部と、前記ボルトの周方向に設けられた係止溝とを有する前記ボルトと、
前記係止溝に挿入され、周縁が前記係止溝から前記ボルトの外周方向へ延び、前記第一部材と前記第二部材の間に位置する係止部材と
を備える締結装置。
【請求項2】
前記ボルトの外周方向における前記係止部材の最大の長さは、前記貫通孔の径より長い
請求項1に記載の締結装置。
【請求項3】
前記係止部材は、止め輪である、
請求項1又は請求項2に記載の締結装置。
【請求項4】
雌螺子部を有する第一部材と、
貫通孔を有する第二部材と、
前記貫通孔を貫通するボルトであって、前記雌螺子部に螺合する雄螺子部と、前記ボルトの周方向に設けられた係止溝とを有する前記ボルトと、
前記係止溝に挿入され、周縁が前記係止溝から前記ボルトの外周方向へ延び、前記第一部材と前記第二部材の間に位置する係止部材と
を備える着脱装置。
【請求項5】
前記ボルトの外周方向における前記係止部材の最大の長さは、前記貫通孔の径より長い
請求項4に記載の着脱装置。
【請求項6】
前記係止部材は、止め輪である、
請求項4又は請求項5に記載の着脱装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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