説明

耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物

【課題】 耐熱性が良好でありながら、伸縮性、高速成形性に優れる耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物を提供する。
【解決手段】 A−(B−A)(Aはモノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロック、Bは共役ジエン単位からなる重合体ブロック、nは1〜5の整数)で示される水素添加されたスチレン系熱可塑性エラストマーであり、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量40%以上で重量平均分子量1〜15万のスチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量40%未満で重量平均分子量1〜15万のスチレン系熱可塑性エラストマー(B)とを(B)が50質量%以下となるように混合した混合熱可塑性エラストマー100質量部に対し、動粘度(40℃)が20〜300cStの炭化水素系ゴム用軟化剤5〜100質量部、ポリプロピレン系樹脂10〜60質量部添加して得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱性が良好でありながら、伸縮性、高速成形性に優れる耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、紙おむつにて排泄物などの横漏れを防ぐためのギャザーは、伸縮性を有するフィルムを不織布にラミネートしてなる多層フィルムを用い、該多層フィルムを引き伸ばした状態で紙おむつの本体部分にホットメルト接着剤で接着し、その接着後に該多層フィルムが収縮することによって形成されている。該伸縮性を有するフィルムとしては、ウレタン系熱可塑性エラストマーが一般に使用される。しかし、ウレタン系熱可塑性エラストマーは、成形時の引き取り速度が遅いため、高速成形性に劣るものであった。またウレタン系熱可塑性エラストマーは、その燃焼時に有毒ガスを発生させる可能性がある。
ここで、特許文献1には、スチレン系熱可塑性エラストマーのトリブロック共重合体とジブロック共重合体の混合物に炭化水素系ゴム用軟化剤とポリオレフィン系樹脂を配合した組成物が開示されている。該組成物は、伸縮性を有するうえ、高速成形性に適するものである。
【特許文献1】特開平8−59903号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記従来の組成物は、耐熱性に劣るものであり、紙おむつのギャザーを形成する際、ホットメルト接着剤の処理温度に耐えられないという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、ホットメルト接着に耐え得る程度に耐熱性が良好でありながら、伸縮性、高速成形性に優れる耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物の発明は、一般式 A−(B−A)(Aはモノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロックであり、Bは共役ジエン単位からなる重合体ブロックであり、nは1〜5の整数である)で示される水素添加されたスチレン系熱可塑性エラストマーであって、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量が40%以上で重量平均分子量が1〜15万のスチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量が40%未満で重量平均分子量が1〜15万のスチレン系熱可塑性エラストマー(B)とを、スチレン系熱可塑性エラストマー(B)が0質量%を超えて50質量%以下の量となるように混合した混合熱可塑性エラストマー100質量部に対し、40℃における動粘度が20〜300cStの炭化水素系ゴム用軟化剤を5〜100質量部、ポリプロピレン系樹脂を10〜60質量部添加したことを要旨とする。
上記構成によれば、耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物は、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)およびスチレン系熱可塑性エラストマー(B)からなる混合熱可塑性エラストマーの100質量部に対し、炭化水素系ゴム用軟化剤を5〜100質量部、ポリプロピレン系樹脂を10〜60質量部添加してなる。該組成によってなる耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物は、ホットメルト接着に耐え得る程度に耐熱性が良好でありながら、伸縮性、高速成形性に優れるものとなる。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、ホットメルト接着に耐え得る程度に耐熱性が良好でありながら、伸縮性、高速成形性に優れるものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明を以下に詳細に説明する。
本発明の耐熱性熱可塑性エラストマー組成物の成分は、(a)熱可塑性エラストマー、(b)炭化水素系ゴム用軟化剤および(c)ポリプロピレン系樹脂である。
【0007】
(a)熱可塑性エラストマー
本発明で使用する熱可塑性エラストマーは、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、スチレン系熱可塑性エラストマー(B)という2つのスチレン系熱可塑性エラストマーを混合した混合熱可塑性エラストマーである。該スチレン系熱可塑性エラストマーは、一般式 A−(B−A)で示されるものであり、この一般式において、Aはモノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロックであり、Bは共役ジエン単位からなる重合体ブロックであり、nは1〜5の整数であることを示す。また該スチレン系熱可塑性エラストマーは、水素添加されたものである。
スチレン系熱可塑性エラストマー(A)は、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量が40%以上で重量平均分子量が1〜15万のものである。スチレン系熱可塑性エラストマー(B)は、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量が40%未満で重量平均分子量が1〜15万のものである。また、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)及びスチレン系熱可塑性エラストマー(B)を混合して混合熱可塑性エラストマーとするに際し、スチレン系熱可塑性エラストマー(B)は、0質量%を超えて50質量%以下の量となるように混合する。
ここで、上記スチレン系熱可塑性エラストマーは、ハードセグメントであるスチレンブロックと、ソフトセグメントである共役ジエン重合体の水素添加ブロックとを有し、低温条件下では加硫ゴム状物性を示すと共に、加熱条件下では加熱溶融して流動性を示すものが望ましい。該スチレン系熱可塑性エラストマーの具体例として、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン・(エチレン−エチレン/プロピレン)−スチレンブロック共重合体(SEEPS)等が挙げられる。
(b)炭化水素系ゴム用軟化剤
本発明では、炭化水素系ゴム用軟化剤が添加される。該炭化水素系ゴム用軟化剤の具体例として、パラフィン系、ナフテン系、アロマティック系等の鉱物油、ひまし油、大豆油、綿実油、あまに油、菜種油、パーム油、やし油、落花生油、木ろう、パインオイル、オリーブ油等の植物油、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェイト等の可塑剤、1−デセン等のα−オレフィン等が挙げられる。
該炭化水素系ゴム用軟化剤は、40℃における動粘度が20〜300cStである。そして、該炭化水素系ゴム用軟化剤の添加量は、上記混合熱可塑性エラストマー(スチレン系熱可塑性エラストマー(A)+スチレン系熱可塑性エラストマー(B))が100質量部に対し、5〜100質量部である。該炭化水素系ゴム用軟化剤の添加量が5質量部未満の場合、得られる組成物の弾性が乏しく、かつ硬くなり、高速成形の引き取り時に切れてしまう可能性が高い。添加量が100質量部を超える場合、得られる組成物の伸縮性が乏しくなる。
(c)ポリプロピレン系樹脂
本発明では、ポリプロピレン系樹脂が添加される。該ポリプロピレン系樹脂の具体例として、プロピレンホモポリマー、プロピレン−エチレン共重合体等のプロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−イソプレン共重合体、プロピレン−ブタジエン共重合体等のプロピレン−ジエン系モノマー共重合体等が挙げられ、なかでもメタロセンポリプロピレンが望ましい。
該ポリプロピレン系樹脂の添加量は、上記混合熱可塑性エラストマー(スチレン系熱可塑性エラストマー(A)+スチレン系熱可塑性エラストマー(B))が100質量部に対し、10〜60質量部である。該ポリプロピレン系樹脂の添加量が10質量部未満の場合、得られる組成物が所望の耐熱性を有さず、添加量が60質量部を超える場合、伸縮性が悪くなる。
(d)その他
上記成分以外の成分として、酸化防止剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、充填材、顔料、染料等を添加してもよい。
【0008】
以下に本発明の実施例および比較例によって更に具体的に説明する。
〔実施例および比較例〕
〈ペレットの製造〉
表1〜3の実施例1〜5、比較例1〜9に示す組成のペレットを作製した。
ペレットの作成においては、(a)熱可塑性エラストマーと(c)ポリプロピレン系樹脂をドライブレンドし、これに(b)炭化水素系ゴム用軟化剤を含浸させて混合物を作製した後、該混合物を押出機(テクノベル製、KZW32TW−60MG−NH)にて、シリンダー温度180〜220℃、スクリュー回転数300rpmの条件下で溶融混練した。
〈射出成形〉
上記ペレットを用い、耐熱性熱可塑性エラストマー組成物からなる成形物を射出成形した。
射出成形においては、射出成形機(三菱重工業製、100MSIII −10E)を用い、射出成形温度170℃、射出圧力30%、射出時間10sec、金型温度40℃の条件下で行った。成形物としては、厚さ2mm、1辺125mmの正方形状のテストプレートと、厚さ6mm、巾25mm、長さ125mmの塊状のテストバーを成形した。
【0009】
〈原料〉
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
(a)熱可塑性エラストマー
(a−1)
SEBS
スチレン含有量29質量%、重量平均分子量(Mw)10.9万
共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量37%
(a−2)
SEBS
スチレン含有量31質量%、重量平均分子量(Mw)17.3万
共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量37%
(a−3)
SEBS
スチレン含有量22質量%、重量平均分子量(Mw)12.9万
共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量75%
(a−4)
SEBS
スチレン含有量22質量%、重量平均分子量(Mw)13.5万
共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量65%
(a−5)
SEBSとSEBの混合物
質量割合 SEBS(トリブロック):SEB(ジブロック)=70:30
スチレン含有量13質量%、重量平均分子量(Mw)11.8万
共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量43%
【0010】
なお、上記(a−1)〜(a−5)について、各物性は次のようにして測定したものである。
・重量平均分子量
[GPC(ゲル浸透クロマトグラフ)法によるポリスチレン換算分子量測定]
測定条件
a)測定機器:SIC Autosampler Model09
Sugai U−620 COLUMN HEATER
TYPE 30VP
Uniflows UF−3005S2B2
b)検出器:MILLIPORE Waters410
Differential Refractometer
c)カラム:Shodex KF806M×2本
d)オーブン温度:40℃
e)溶離液:THF 1.0ml/min
f)標準試料:ポリスチレン
g)注入量:100μl
h)濃度:0.020g/10ml
i)試料調製:2,6−ジ−t−ブチル−p−フェノール(BHT)を0.2重量%を添加したTHFを溶媒とし、室温で攪拌して溶解させた。
但し、重量平均分子量は次に示す方法の他、光散乱法、粘度法、超遠心法等によっても測定される。
・共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量
測定機器にVARIAN社製のINOVA AS600を使用したH NMR分析によって測定。
【0011】
(b)炭化水素系ゴム用軟化剤
(b−1)
パラフィンオイル
[PW380(出光石油化学製 商品名)]
動粘度(40℃)383.4cSt
(b−2)
パラフィンオイル
[PW90(出光石油化学製 商品名)]
動粘度(40℃)84.0cSt
【0012】
(c)ポリプロピレン系樹脂
(c−1)
ポリプロピレン(PP)
[PWH00N(サンアロマー製 商品名)]
曲げ弾性率 測定不能
メルトフローレート(MFR)(JIS K 6921−2準拠) 500 g/10min
(c−2)
PP
[PH943B(サンアロマー製 商品名)]
曲げ弾性率(JIS K 6921−2準拠) 470MPa
MFR(JIS K 6921−2準拠) 21 g/10min
(c−3)
メタロセンPP
[ウインテックWFX4T(日本ポリプロ製 商品名)]
曲げ弾性率(JIS K 7171準拠) 700MPa
MFR(JIS K 7210準拠) 7.0 g/10min
【0013】
(ex)比較用樹脂
(ex−1)
低密度ポリエチレン(LDPE)
[LC800(日本ポリエチ製 商品名)]
曲げ弾性率(JIS K 6922−2準拠) 97MPa
MFR(ASTM D 1238準拠) 20 g/10min(190℃、2.16kgf)
【0014】
〈評価〉
実施例1〜6、比較例1〜8について下記の測定を行い、評価した。その結果を表1〜3に示す。
・硬さ測定:試料として上記〈射出成形〉で得たテストバーを用い、JIS K 6253Aに準拠して行った。
・永久伸び測定:上記〈射出成形〉で得たテストプレートから、JIS K 6251に規定の3号試験片を打ち抜いた。標線間は20mmとした。そして、該3号試験片を引張速度500mm/minで300%の伸び率となるまで引っ張り、1分間保持した後、元の状態に戻した直後、再び300%の伸び率となるまで引っ張った後、元の状態に戻し、はじめの標線との差を測定した。なお永久伸びは、5mm以下が望ましい。永久伸びが5mmを超えると、紙おむつのギャザー等とするために耐熱性エラストマー組成物からフィルムを成形した場合、該フィルムとしての伸縮性に欠けるため望ましくない。
・メルトテンション及び引取速度測定:測定機器(東洋精機製のメルトテンションスター)を用い、オリフィス長さ10mm、オリフィス穴径1.0mm、シリンダー径9.55mm、ピストンスピード20mm/minを条件として得られるストランドについて、引取速度を自動で上げつつ、ストランドが切れるまでの最大メルトテンションと、ストランドが切れたときの引取速度を測定した。なお最大メルトテンションは、5.0mN以下が好ましい。5.0mNを超えると、紙おむつのギャザー等とするために耐熱性エラストマー組成物からフィルムを成形した場合、該フィルムの薄肉成形がしづらくなる。また引取速度は、少なくとも100mm/min以上が好ましい。100mm/min未満では紙おむつのギャザー等とするために耐熱性エラストマー組成物からフィルムを成形する場合、該フィルムの高速成形ができなくなる。
・溶融粘度:測定機器(東洋精機製のキャピログラフ)を用い、上記〈射出成形〉で得たテストプレートについて測定温度240℃にて評価した。評価は、剪断速度が10sec−1における粘度を測定し、該粘度が1×10Pa・s未満の場合に成形性を○と評価し、該粘度が1×10Pa・s以上で2×10Pa・s未満の場合に押出機に負荷が加わり成形しづらくなるため成形性を△と評価し、該粘度が2×10Pa・s以上の場合に押出機がトルクオーバーとなって成形できなくなるため成形性を×と評価した。
・ビカット軟化点:荷重250g、昇温速度50℃/hrを条件とし、上記〈射出成形〉で得たテストプレートに針を刺し、該針が1mm侵入したときの温度を測定した。なおビカット軟化点は60℃以上であることが好ましい。60℃未満の場合、耐熱性が悪く、実用性に欠ける。
【0015】
【表1】

【0016】
【表2】

【0017】
【表3】

【0018】
〈結果〉
実施例1〜6については、所望とする良好な組成物が得られた。
実施例2と比較例1から、スチレン系熱可塑性エラストマーとして重量平均分子量が15万を超えるものを用いた場合、メルトテンションが高まり、引取速度が低下するため、生産性を落とす要因となる。
実施例2と比較例2から、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてトリブロック共重合体とジブロック共重合体の混合物を用いた場合、ビカット軟化点が低くなり、耐熱性が低下する。
実施例2と比較例3から、混合熱可塑性エラストマー中におけるスチレン系熱可塑性エラストマー(B)の含有量が50質量%を超えると、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量が低下するので、メルトテンションおよび溶融粘度が高くなり、引取速度が低下して生産性を落とす要因となる。
実施例2と比較例4から、40℃における動粘度が380cStを超える炭化水素系ゴム用軟化剤を用いた場合、引取速度が低下し、生産性を落とす要因となる。
実施例2と比較例8から、PPに代えてポリエチレン(PE)を用いた場合、永久伸びが悪化し、伸縮性に欠けるとともに、ビカット軟化点も低下し、耐熱性が悪化する。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明では、耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物がホットメルト接着に耐え得る程度に耐熱性が良好であり、伸縮性、高速成形性に優れているため、大量生産される紙おむつのギャザーの材料に好適である。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式 A−(B−A)(Aはモノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロックであり、Bは共役ジエン単位からなる重合体ブロックであり、nは1〜5の整数である)で示される水素添加されたスチレン系熱可塑性エラストマーであって、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量が40%以上で重量平均分子量が1〜15万のスチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、共役ジエン部分の1,2ビニル結合含量が40%未満で重量平均分子量が1〜15万のスチレン系熱可塑性エラストマー(B)とを、スチレン系熱可塑性エラストマー(B)が0質量%を超えて50質量%以下の量となるように混合した混合熱可塑性エラストマー100質量部に対し、
40℃における動粘度が20〜300cStの炭化水素系ゴム用軟化剤を5〜100質量部、
ポリプロピレン系樹脂を10〜60質量部
添加した
ことを特徴とする耐熱性スチレン系熱可塑性エラストマー組成物。


【公開番号】特開2008−291117(P2008−291117A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−138327(P2007−138327)
【出願日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(000000505)アロン化成株式会社 (317)
【Fターム(参考)】